JP6450975B2 - Vehicle seat - Google Patents
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Description
本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートバックのフレームにヘッドレストを支えるための左右一対のサポートブラケットが取り付けられた乗物用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat. Specifically, the present invention relates to a vehicle seat in which a pair of left and right support brackets for supporting a headrest is attached to a frame of a seat back.
従来、車両用シートにおいて、シートバックのフレームに、ヘッドレストを支えるための筒状のサポートブラケットが結合された構成が知られている(特許文献1)。上記サポートブラケットは、左右一対で構成されており、それぞれが、シートバックのフレームに個別に組み付けられて溶接された状態とされている。 Conventionally, in a vehicle seat, a configuration in which a cylindrical support bracket for supporting a headrest is coupled to a frame of a seat back is known (Patent Document 1). The support brackets are composed of a pair of left and right, and each is individually assembled and welded to the frame of the seat back.
しかし、上記従来技術のように、左右一対のサポートブラケットがシートバックのフレームに個別に組み付けられる構成では、各サポートブラケットの向きを互いに平行となる向きに合わせることが困難となる。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ヘッドレストを支える左右一対のサポートブラケットをそれぞれの向きを適切に合わせてシートバックのフレームに組み付けられるようにすることにある。 However, in the configuration in which the pair of left and right support brackets are individually assembled to the seatback frame as in the above-described prior art, it is difficult to match the directions of the support brackets to the parallel directions. The present invention was devised as a solution to the above-mentioned problem, and the problem to be solved by the present invention is to make a frame of a seat back by properly aligning a pair of left and right support brackets that support a headrest. It is to be assembled to.
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。 In order to solve the above problems, the vehicle seat of the present invention takes the following means.
第1の発明は、シートバックのフレームにヘッドレストを支えるための左右一対のサポートブラケットが取り付けられた乗物用シートであって、左右一対のサポートブラケット同士を一体的に繋ぐ繋ぎ部材を有する構成とされている。左右一対のサポートブラケットは、繋ぎ部材により一体的に繋がれた一体構造物としてシートバックのフレームに取り付けられている。繋ぎ部材は、左右一対のサポートブラケットがシートバックのフレームに当接する位置の間で当接位置よりも当接から離れる方向に退避した退避形状を有する構成とされている。 A first invention is a vehicle seat in which a pair of left and right support brackets for supporting a headrest is attached to a frame of a seat back, and includes a connecting member that integrally connects a pair of left and right support brackets. ing. The pair of left and right support brackets are attached to the frame of the seat back as an integrated structure integrally connected by a connecting member. The connecting member is configured to have a retracted shape that is retracted in a direction away from the contact than the contact position between the positions where the pair of left and right support brackets contact the frame of the seat back.
この第1の発明によれば、繋ぎ部材が退避形状を有していることで、繋ぎ部材をシートバックのフレームに干渉させにくい形で左右一対のサポートブラケットをシートバックのフレームにそれぞれ組み付けることができる。したがって、左右一対のサポートブラケットをそれぞれの向きを適切に合わせてシートバックのフレームに組み付けることができる。 According to the first aspect of the invention, since the connecting member has a retracted shape, the pair of left and right support brackets can be assembled to the seat back frame in such a manner that the connecting member is unlikely to interfere with the seat back frame. it can. Therefore, the pair of left and right support brackets can be assembled to the seat back frame with their respective orientations appropriately adjusted.
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。繋ぎ部材の、左右一対のサポートブラケットとの繋ぎの領域部に、これらの間の断面係数の急激的な変化を抑えることのできる応力分散部が形成されている。 The second invention is the following configuration in the first invention described above. A stress distribution portion that can suppress a sudden change in the section modulus between the pair of left and right support brackets of the connecting member is formed.
この第2の発明によれば、応力分散部によって、左右一対のサポートブラケットと繋ぎ部材との間で応力集中を生じさせにくくすることができる。 According to the second aspect of the present invention, the stress distribution portion can make it difficult for stress concentration to occur between the pair of left and right support brackets and the connecting member.
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。一体構造物とシートバックのフレームとの間に、一体構造物がシートバックのフレームに組み付けられる方向に対して垂直な方向に抜けることを防止することのできる抜け防止構造が形成されている。 The third invention is the following configuration in the first or second invention described above. Between the integral structure and the seat back frame, a slip prevention structure is formed that can prevent the integral structure from coming off in a direction perpendicular to the direction in which the integral structure is assembled to the seat back frame.
この第3の発明によれば、左右一対のサポートブラケットをシートバックのフレームに対してより強固に取り付けることができる。 According to the third aspect of the invention, the pair of left and right support brackets can be more firmly attached to the seat back frame.
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。一体構造物が、シートバックのフレームに切り抜かれて形成された嵌合孔に合致する形に嵌め込まれて組み付けられている。 According to a fourth invention, in any one of the first to third inventions described above, the following configuration is adopted. The monolithic structure is fitted and assembled in a shape that matches a fitting hole formed by cutting out the frame of the seat back.
この第4の発明によれば、シートバックのフレームが左右一対のサポートブラケットを受入可能に切り抜かれて形成されていても、繋ぎ部材の組み付けられる領域では、繋ぎ部材の退避した分だけシートバックのフレームの形状を厚くすることができる。したがって、シートバックのフレームを、切抜きにより軽量化した構成にしても、高い構造強度を持たせた構成とすることができる。 According to the fourth aspect of the present invention, even if the frame of the seat back is formed by cutting out the pair of left and right support brackets, in the region where the connecting member is assembled, the seat back of the seat back is retreated by the amount retracted. The shape of the frame can be increased. Therefore, even if the frame of the seat back is reduced in weight by cutting out, it can be configured to have high structural strength.
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, the form for implementing this invention is demonstrated using drawing.
<シート1の基本構造>
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の後部側座席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となる不図示のシートクッションと、頭凭れとなるヘッドレスト3と、を備えた構成となっている。上記シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ図示しないリクライナを介してシートクッションの左右両サイドの後端部に連結されて支持されている。ヘッドレスト3は、シートバック2の上部に上方側から差し込まれて装着されている。
<Basic structure of
First, the configuration of the seat 1 (vehicle seat) according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the
具体的には、上記ヘッドレスト3は、その下面部から延びる左右一対の丸棒状のヘッドレストステー3Aの各脚部が、それぞれ、シートバック2の上面部に埋設された筒状の各サポート部材2Aの内部に上方側から差し込まれることにより、各サポート部材2Aに係合して一体的に位置固定された状態として取り付けられている。なお、上述したヘッドレストステー3Aの各脚部及び各サポート部材2Aの構成については、特開2000−41783号公報等の文献に開示された公知の構成となっているため、これらの具体的な構成についての説明は省略することとする。
Specifically, the headrest 3 has a pair of left and right round bar-like headrest stays 3A extending from the lower surface of each of the
上述した各サポート部材2Aは、それぞれ、シートバック2の骨格を成すバックフレーム10のアッパフレーム部11に取り付けられた左右一対の角筒状のサポートブラケット21にそれぞれ上方側から差し込まれて一体的に取り付けられた状態とされている。各サポートブラケット21は、バックフレーム10とは別の部材により構成されているが、上述した各サポート部材2Aを上方側から差し込んだ時には、各サポート部材2Aを互いに真っ直ぐに向けた平行な状態に支持することができるよう、バックフレーム10に対して高さ方向に真っ直ぐ向けられた平行な形に取り付けられた状態とされている。ここで、上記アッパフレーム部11が本発明の「シートバックのフレーム」に相当する。
Each of the
<バックフレーム10>
以下、上述した各サポートブラケット21の、バックフレーム10のアッパフレーム部11に対する取付構造について、図2〜図5を用いて詳しく説明していく。先ず、バックフレーム10の構成について説明する。バックフレーム10は、1本のアルミニウム合金の押し出し材により形成されている。上記バックフレーム10は、上記押し出し成形後に、シートバック2の周縁に沿った枠状を成す形に折り曲げられている。上記バックフレーム10は、上述したアルミニウム合金の押し出し成形により、その横断面が一定の形で連続的に延びる角管形状に形成されている。
<
Hereinafter, the attachment structure of each
具体的には、上記バックフレーム10の横断面は、四角形の一辺が台形状に張り出すような多角形の横断面形状に形成されている。上記バックフレーム10は、その枠状を成す形に折り曲げられた枠の内周側に上述した台形状に張り出す形とされた一辺が内周側に先細り状に張り出すように位置し、この辺と対向する幅広な一辺が枠の外周側に位置するように形成されている。
Specifically, the cross section of the
上記成形により、バックフレーム10は、その幅方向に向かって真っ直ぐに延びる上側の枠片部分が、シートバック2の上部骨格を成すアッパフレーム部11として形成されている。上記アッパフレーム部11は、上記のような多角形の横断面形状とされていることにより、上方側に面を向ける平板状の上側壁部11Aと、前方側に面を向ける平板状の前側壁部11Bと、下方側に面を向ける逆台形状に張り出す下側壁部11Cと、後方側に面を向ける平板状の後側壁部11Dと、をひと繋ぎ状に有する閉断面の連続した角管形状に形成された状態とされている。
By the above molding, the upper frame piece portion of the
しかし、図3に示すように、上記アッパフレーム部11の幅方向の中央箇所には、後述する左右一対のサポートブラケット21を一体的に備える一体構造物20を上方側から差し込んで嵌め込めるようにするための嵌合孔11Eが形成されている。上記嵌合孔11Eは、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと前側壁部11Bと下側壁部11Cとに跨って高さ方向に貫通する形に形成されている。これにより、上記アッパフレーム部11は、上記嵌合孔11Eの形成箇所においては、前方側と上方側と下方側とにそれぞれ開口した開いた横断面形状に形成された状態とされている。
However, as shown in FIG. 3, an integrated
上記嵌合孔11Eは、詳しくは図3及び図5に示すように、後述する一体構造物20の各サポートブラケット21を前後方向の大半領域に亘って内部に受け入れた状態に嵌合させられるブラケット嵌合孔11E1と、各サポートブラケット21同士を一体的に繋ぐ繋ぎ部材22を内部に受け入れた状態に嵌合させられる繋ぎの嵌合孔11E2と、を有する孔形状に形成されている。上記嵌合孔11Eは、上記一体構造物20の両外側の各面部と後側の凹凸のある各面部との形状に対して全域に亘ってあてがわれる、一体構造物20の周面形状に合致する孔形状に形成されている。
As shown in detail in FIGS. 3 and 5, the
上述した各ブラケット嵌合孔11E1は、より詳しくは、上述した各サポートブラケット21が上方側から差し込まれることで、各サポートブラケット21の両外側に張り出す後述する各張出し部21Bにそれぞれ前斜め外側から面を全域に亘って広くあてがえて各サポートブラケット21の前方側への抜けを防止する掛孔部11E3を有する孔形状に形成されている。
More specifically, each bracket fitting hole 11E1 described above has a front diagonally outer side on each of the projecting
次に、上記嵌合孔11Eの構成について更に詳しく説明する。各ブラケット嵌合孔11E1は、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと下側壁部11Cとの各切り抜いた前面部分に各サポートブラケット21の後側面部をそれぞれ後側から全域に亘ってあてがわせる形状となっている。そして、各ブラケット嵌合孔11E1は、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと前側壁部11Bと下側壁部11Cとの各切り抜いた側面部分に各サポートブラケット21の外側面部をそれぞれ両外側から全域に亘ってあてがわせる形状となっている。
Next, the configuration of the
より詳しくは、各ブラケット嵌合孔11E1は、それらの各サポートブラケット21の外側面部にあてがわれる部分が、上述した各掛孔部11E3を有する形状となっていて、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと前側壁部11Bと下側壁部11Cとの各切り抜いた側面部分に各サポートブラケット21の両外側に張り出す後述する各張出し部21Bをそれぞれ前斜め外側から全域に亘ってあてがわせるようになっている。一方、繋ぎの嵌合孔11E2は、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと下側壁部11Cとの各切り抜いた前面部分に一体構造物20の各サポートブラケット21同士を一体的に繋ぐ繋ぎ部材22の後述する平板部22Aとその左右両側に形成された後ろ斜め外側に延びる各後側傾斜壁部22B2とをそれぞれ後側から全域に亘ってあてがわせる形状となっている。
More specifically, each bracket fitting hole 11E1 has a shape in which the portion applied to the outer surface portion of each of the
<一体構造物20>
次に、上記バックフレーム10に一体的に取り付けられる一体構造物20の構成について説明する。一体構造物20は、1枚のアルミニウム合金の押し出し材により形成されている。上記一体構造物20は、上記押し出し成形後に、プレス加工されて形状が仕上げられている。上記一体構造物20は、上述したアルミニウム合金の押し出し成形により、その高さ方向に延びる横断面が一定の形で連続的に延びる形状として形成されている。
<
Next, the configuration of the
<各サポートブラケット21>
具体的には、上記一体構造物20は、左右一対の高さ方向に延びる略角筒形状のサポートブラケット21と、これらサポートブラケット21の間を一体的に繋ぐ形で高さ方向に延びる略平板状の繋ぎ部材22と、を有する形に形成されている。上記各サポートブラケット21は、詳しくは、四角筒形状の角筒部21Aと、各角筒部21Aの外側面部から外側に向かって横断面直角三角形状に張り出す張出し部21Bと、を有する一様な横断面を有する略角筒形状に形成されている。
<Each
Specifically, the
上記各角筒部21Aは、それぞれ、前方側に面を向ける平板状の前側壁部21A1と、幅方向の内側に面を向ける平板状の内側壁部21A2と、後方側に面を向ける平板状の後側壁部21A3と、幅方向の外側に面を向ける平板状の外側壁部21A4と、をひと繋ぎ状に有する閉断面の連続した四角筒形状に形成されている。また、各張出し部21Bは、上記各角筒部21Aの外側壁部21A4の前側の縁部から後ろ斜め外側に向かって真っ直ぐ角度を付けて延びる外側傾斜壁部21B1と、各角筒部21Aの後側壁部21A3と面一状に外側に延びて上記外側傾斜壁部21B1の延びた先の端部と繋がる後側壁部21B2と、を有する、各角筒部21Aの外側壁部21A4との間で横断面直角三角形状を成す中空閉断面の連続した三角筒形状を成す形に形成されている。
Each of the
上記各サポートブラケット21は、上述したアッパフレーム部11に形成された嵌合孔11Eの各ブラケット嵌合孔11E1内にそれぞれ上方側から差し込まれることにより、上述した互いに面一状に延びる各角筒部21Aの後側壁部21A3と各張出し部21Bの後側壁部21B2とが、それぞれアッパフレーム部11の上側壁部11Aと下側壁部11Cとの各切り抜かれた前面部分に前側から全域に亘ってあてがわれるようになっている。そして、各張出し部21Bの外側傾斜壁部21B1が、それぞれ、アッパフレーム部11の各掛孔部11E3によって斜めに切り抜かれた上側壁部11Aと前側壁部11Bと下側壁部11Cとの各側面部分に内側から全域に亘って斜めにあてがわれるようになっている。
Each of the
上記アッパフレーム部11の各掛孔部11E3によって切り抜かれた上側壁部11Aと前側壁部11Bと下側壁部11Cとの各側面部分は、各サポートブラケット21の張出し部21Bの外側傾斜壁部21B1の傾きと合致するよう、幅方向の内側に傾斜して嵌合孔11Eの前方側の開口幅を狭めた形に形成されている。これにより、上記各掛孔部11E3によって切り抜かれたアッパフレーム部11の各側面部分によって、嵌合孔11Eに嵌め込まれた一体構造物20の前方側への抜けを防止することができるようになっている。ここで、上記各張出し部21Bが各掛孔部11E3に掛かって抜け止めされる構成が、本発明の「抜け防止構造」に相当する。
The side wall portions of the upper
上記各サポートブラケット21は、図3の一点鎖線で示した各溶接箇所W1において、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと前側壁部11Bと下側壁部11Cとのあてがわれた各箇所に周方向に連続的にアーク溶接されて結合されている。具体的には、各サポートブラケット21は、それらの張出し部21Bの外側傾斜壁部21B1があてがわれる、アッパフレーム部11の各掛孔部11E3によって切り抜かれた上側壁部11Aと前側壁部11Bと下側壁部11Cとの各側面部分にそれぞれ外周側からアーク溶接されて結合されている。
Each of the
なお、上記各サポートブラケット21のアッパフレーム部11に対する溶接は、その他のあてがわれている箇所において行われるようになっていてもよい。上記各サポートブラケット21は、図4に示すように、それぞれ、アッパフレーム部11の高さ幅よりも高さ方向に長尺な形に延びる略角筒形状に形成されており、アッパフレーム部11に対して高さ方向の両側に張り出す形に組み付けられている。上記各サポートブラケット21のアッパフレーム部11に対する高さ方向の組み付け位置の位置決めは、治具によって行われるようになっている。上記各サポートブラケット21は、それらの上述した四角筒状の角筒部21A内にそれぞれ対応する各サポート部材2Aが上方側から差し込まれて取り付けられるようになっている。
In addition, the welding with respect to the
<繋ぎ部材22>
繋ぎ部材22は、前後方向に面を向ける平板状の平板部22Aと、平板部22Aの左右両側の各サポートブラケット21と繋がる部分の横断面を、それぞれ、幅方向の外側に向かって前後幅が二股状に傾斜した形で広がるように拡張させる傾斜繋ぎ部22Bと、をひと繋ぎ状に有する略板形状に形成されている。ここで、上記各傾斜繋ぎ部22Bがそれぞれ本発明の「応力分散部」に相当する。詳しくは、上記平板部22Aは、図5に示すように、上述した左右一対の各サポートブラケット21の管壁の肉厚と略同じ肉厚を有した、前後幅の薄い平板形状に形成されている。
<Connecting
The connecting
上記平板部22Aは、上述した各サポートブラケット21の間の前後方向の中央位置で幅方向に真っ直ぐに延びる平板形状として形成されている。上記平板部22Aは、上記位置に配置されていることにより、上述した各サポートブラケット21の後側壁部21A3,21B2よりも前方側に退避した位置に形成された形状とされている。また、平板部22Aは、上述した各サポートブラケット21の前側壁部21A1よりも後方側に退避した位置に形成された形状とされている。
The
上記平板部22Aには、その上述した各サポートブラケット21と幅方向に横並びとなる高さ方向の上部寄りの中央位置に、前方側に横長円状の形に突出するようにプレス加工されたビード22A1が形成されている。上記ビード22A1により、平板部22Aは、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。上記平板部22Aは、上述した各サポートブラケット21の上面と面一状に並ぶ位置から各サポートブラケット21の底面より下方側に長く延出し、各サポートブラケット21よりも低い位置に平板状の延長部位22A2を延出させた形状とされている。
The
上記延長部位22A2には、その左右2箇所の位置に、丸孔状の取付孔22A3が板厚方向となる前後方向に貫通して形成されており、図示しないベンチレータやワイヤーハーネス固定用のクリップ等、何らかの取付部品を取り付けられるようになっている。なお、上記延長部位22A2には、ヘッドレスト3(図1参照)が高さ方向に昇降可能となっている場合の駆動装置や、シートバック2が中折れ可能となっている場合の駆動装置等の他の装備品を取り付けるようになっていてもよい。 The extension portion 22A2 is formed with round hole-like mounting holes 22A3 penetrating in the front-rear direction, which is the plate thickness direction, at two positions on the left and right sides. Some attachment parts can be attached. The extension portion 22A2 includes a driving device when the headrest 3 (see FIG. 1) can be raised and lowered in the height direction, a driving device when the seat back 2 can be folded, and the like. Other equipment may be attached.
各傾斜繋ぎ部22Bは、図3及び図5に示すように、上述した平板部22Aの左右両端側の各縁部から各サポートブラケット21の内側壁部21A2の前側の縁部に向かって前斜め外側に真っ直ぐ角度を付けて延びる前側傾斜壁部22B1と、平板部22Aの左右両端側の各縁部から各サポートブラケット21の内側壁部21A2の後側の縁部に向かって後ろ斜め外側に真っ直ぐ角度を付けて延びる後側傾斜壁部22B2と、を有する形状とされている。
As shown in FIGS. 3 and 5, each inclined connecting
このように、各傾斜繋ぎ部22Bは、上述した平板部22Aの左右両端側の各縁部から前側傾斜壁部22B1と後側傾斜壁部22B2とが前後方向に二股状に枝分かれして各サポートブラケット21の内側壁部21A2の前後側の各縁部に繋がる構成とされている。各傾斜繋ぎ部22Bは、このように各サポートブラケット21と繋がれた外側箇所から平板部22Aと繋がれた内側箇所に向かって前後幅を傾斜状に狭めていく形となっていることで、繋ぎ部材22と各サポートブラケット21との繋ぎの各領域部の断面係数の変化が急激的とならないよう滑らかにして応力分散することのできる構成となっている。上記各傾斜繋ぎ部22Bは、上述した前側傾斜壁部22B1と後側傾斜壁部22B2とが、各サポートブラケット21の内側壁部21A2との間で横断面正三角形状を成す中空閉断面の高さ方向に連続した三角筒形状を成す形に形成されている。
In this way, each inclined connecting
なお、上述した各傾斜繋ぎ部22Bは、上述した前側傾斜壁部22B1と後側傾斜壁部22B2とが、各サポートブラケット21の内側壁部21A2との間で、横断面二等辺三角形状や辺の長さが不揃いの三角形状を成す形に形成されたものであってもよい。また、各傾斜繋ぎ部22Bは、各サポートブラケット21の内側壁部21A2とを繋ぐ形が中空とならず中実となる構成であってもよい。
Each of the inclined connecting
上記繋ぎ部材22は、上述したアッパフレーム部11に形成された嵌合孔11Eの繋ぎの嵌合孔11E2内に上方側から差し込まれることにより、上述した平板部22Aが、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと下側壁部11Cとの各切り抜かれた前面部分に前側から全域に亘ってあてがわれるようになっている。そして、各傾斜繋ぎ部22Bの後側傾斜壁部22B2が、それぞれ、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと下側壁部11Cとの各斜めに切り抜かれた前面部分に前側から全域に亘ってあてがわれるようになっている。
The connecting
上記繋ぎ部材22は、図3の一点鎖線で示した各溶接箇所W2において、アッパフレーム部11の上側壁部11Aと下側壁部11Cとのあてがわれた各箇所にアーク溶接されて結合されている。具体的には、上記繋ぎ部材22は、その平板部22Aの後面があてがわれる、アッパフレーム部11の繋ぎの嵌合孔11E2によって切り抜かれた上側壁部11Aと下側壁部11Cとの各前面部分にそれぞれ外周側からアーク溶接されて結合されている。なお、上記繋ぎ部材22のアッパフレーム部11に対する溶接は、その他のあてがわれている箇所において行われるようになっていてもよい。
The connecting
上記繋ぎ部材22は、上述したように平板部22Aが各サポートブラケット21の後側壁部21A3,21B2よりも前方側に退避した位置に形成された構成となっている。これにより、図3及び図5に示すように、上記平板部22Aに後側からあてがわれるアッパフレーム部11の上側壁部11A及び下側壁部11Cの前後幅T2(図5参照)を、各サポートブラケット21の後側壁部21A3,21B2に後側からあてがわれる上側壁部11A及び下側壁部11Cの前後幅T1(図5参照)よりも長く確保することができる。したがって、各サポートブラケット21が繋ぎ部材22によって互いに一体的に繋がれた構成となっていても、これらの繋がれた領域においてアッパフレーム部11の構造強度を高く確保することができるため、各サポートブラケット21をアッパフレーム部11によって強く支持することができる。
As described above, the connecting
また、上記繋ぎ部材22は、上述したように平板部22Aが各サポートブラケット21の前側壁部21A1よりも後方側に退避した位置に形成された構成となっている。これにより、平板部22Aの延長部位22A2に取り付けられる上述した何らかの取付部品を、各サポートブラケット21の前側壁部21A1よりも後方側に退避させた位置に取り付けることができるようになる。したがって、平板部22Aの延長部位22A2に取り付けられた何らかの取付部品が、着座乗員の背部に干渉しにくい、後側に退避した位置に配置されるようになるため、乗り心地を損ないにくい形で取付部品を取り付けることが可能となる。
Further, the connecting
詳しくは、上記平板部22Aは、アッパフレーム部11の前側壁部11Bよりも高さ方向に長尺な広い平坦面を有した構成とされているため、アッパフレーム部11に何らかの取付部品を取り付ける構成と比べて、取り付けの自由度が高い。なおかつ、平板部22Aは、各サポートブラケット21よりも低い位置に延出した延長部位22A2に何らかの取付部品を取り付けるようになっていることから、延長部位22A2に取り付けた何らかの取付部品を各サポートブラケット21に干渉させにくくすることができる。
Specifically, since the
なお、上記平板部22Aは、上記延長部位22A2に取付部品が何も取り付けられない構成であっても、平板部22A自体が各サポートブラケット21の前側壁部21A1よりも後方側に退避した位置にあることで、着座乗員の背部を各サポートブラケット21の配置間領域において、各サポートブラケット21の前側壁部21A1よりもより深い位置まで後方側に受け入れる(沈み込ませる)ことができるようになっている。
The
以上のように、上述した一体構造物20は、各サポートブラケット21を繋ぎ部材22で一体的に繋いだ左右対称な形をした構成とされており、アッパフレーム部11に対して、外部から入力される負荷を局所的に応力集中させることなく広く分散させることの可能な高い構造強度を持たせることのできる状態に結合された状態とされている。
As described above, the above-described
<まとめ>
以上をまとめると、本実施例のシート1は、次のような構成となっている。すなわち、シートバック2のアッパフレーム部11(フレーム)にヘッドレスト3を支えるための左右一対のサポートブラケット21が取り付けられたシート1であって、左右一対のサポートブラケット21同士を一体的に繋ぐ繋ぎ部材22を有する構成とされている。左右一対のサポートブラケット21は、繋ぎ部材22により一体的に繋がれた一体構造物20としてシートバック2のアッパフレーム部11に取り付けられている。繋ぎ部材22は、左右一対のサポートブラケット21がシートバック2のアッパフレーム部11に当接する位置の間で当接位置よりも当接から離れる方向(前方向)に退避した退避形状を有する構成とされている。
<Summary>
In summary, the
このように、繋ぎ部材22が退避形状を有していることで、繋ぎ部材22をシートバック2のアッパフレーム部11に干渉させにくい形で左右一対のサポートブラケット21をシートバック2のアッパフレーム部11にそれぞれ組み付けることができる。したがって、左右一対のサポートブラケット21をそれぞれの向きを適切に合わせてシートバック2のアッパフレーム部11に組み付けることができる。すなわち、左右一対で設けられる各サポートブラケット21同士を互いに1部品化することで、これらを互いの向きが適切に合わせられる構成とすることができる。
As described above, since the connecting
また、上記繋ぎ部材22の、左右一対のサポートブラケット21との繋ぎの領域部に、これらの間の断面係数の急激的な変化を抑えることのできる傾斜繋ぎ部22B(応力分散部)が形成されている。このような構成となっていることにより、各傾斜繋ぎ部22Bによって、左右一対のサポートブラケット21と繋ぎ部材22との間で応力集中を生じさせにくくすることができる。
In addition, an
また、上記一体構造物20とシートバック2のアッパフレーム部11との間に、一体構造物20がシートバック2のアッパフレーム部11に組み付けられる方向(高さ方向)に対して垂直な方向(前方向)に抜けることを防止することのできる抜け防止構造(各張出し部21Bが各掛孔部11E3に掛かる構造)が形成されている。このような構成となっていることにより、左右一対のサポートブラケット21をシートバック2のアッパフレーム部11に対してより強固に取り付けることができる。
A direction perpendicular to the direction (height direction) in which the
また、上記一体構造物20が、シートバック2のアッパフレーム部11に切り抜かれて形成された嵌合孔11Eに合致する形に嵌め込まれて組み付けられている。このように、シートバック2のアッパフレーム部11が左右一対のサポートブラケット21を受入可能に切り抜かれて形成されていても、繋ぎ部材22の組み付けられる領域では、繋ぎ部材22の退避した分だけシートバック2のアッパフレーム部11の形状を厚くすることができる。したがって、シートバック2のアッパフレーム部11を、切抜きにより軽量化した構成にしても、高い構造強度を持たせた構成とすることができる。
Further, the
また、一体構造物20をアルミニウム合金の押し出し材によって形成したことにより、一体構造物20の左右両端部に形成される各サポートブラケット21を両外側へ反らすような変形の起こりにくい形に形成することができる。
In addition, by forming the
続いて、実施例2のシート1の構成について、図6を用いて説明する。本実施例では、一体構造物20に、実施例1で示した各サポートブラケット21の外側に張り出す張出し部21B(図5参照)がない構成とされている。これに伴って、アッパフレーム部11の嵌合孔11Eにも、実施例1で示した掛孔部11E3(図3参照)がない構成となっており、一体構造物20をアッパフレーム部11に切り抜かれた嵌合孔11E内に前方側から差し込んで組み付けることができるようになっている。なお、上記以外の構成については、実施例1で示したシート1と同じ構成となっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
Then, the structure of the sheet |
続いて、実施例3のシート1の構成について、図7を用いて説明する。本実施例では、一体構造物20の各傾斜繋ぎ部22Bに、実施例1で示した後側傾斜壁部22B2(図5参照)がない構成とされている。なお、アッパフレーム部11の嵌合孔11Eの形状は、実施例1で示したものと同じ形状となっている。一体構造物20がこのような構成とされていても、一体構造物20がアッパフレーム部11に組み付けられることで、各傾斜繋ぎ部22Bの前側傾斜壁部22B1と、各傾斜繋ぎ部22Bに後側から臨むアッパフレーム部11の上側壁部11A及び下側壁部11Cの各切り抜かれた前面部分と、によって、平板部22Aの左右両端側の縁部から各サポートブラケット21の内側壁部21A2の前後側の各縁部に向かって二股状に枝分かれする、横断面正三角形状を成す中空閉断面形状となる壁部構造が形成される。したがって、これらの壁部構造によって、本発明の「応力分散部」を構成することができる。なお、上記以外の構成については、実施例1で示したシート1と同じ構成となっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
Then, the structure of the sheet |
続いて、実施例4のシート1の構成について、図8を用いて説明する。本実施例では、一体構造物20'が、1枚の鋼板材をプレス曲げすることによって構成されている。具体的には、鋼板材の幅方向の両端を後側へ向かって角筒状に内巻きするように折り曲げることにより、各サポートブラケット21が形成されている。また、鋼板材の幅方向の中央領域を後方側へ退避させる形に折り曲げることによって前側傾斜壁部22B1と平板部22Aとを有する繋ぎ部材22が形成されている。
Then, the structure of the sheet |
上記一体構造物20'は、実施例3で示した一体構造物20と同じように、実施例1で示した後側傾斜壁部22B2(図5参照)がない構成とされており、前側傾斜壁部22B1と、アッパフレーム部11の上側壁部11A及び下側壁部11Cの各切り抜かれた前面部分と、によって、本発明の「応力分散部」を構成する横断面中空閉断面形状となる壁部構造が形成されている。ここで、上記アッパフレーム部11の上側壁部11Aと下側壁部11Cとの各切り抜かれた前面部分には、それぞれ、一体構造物20'のプレス曲げによって折り曲げられた先端部となる各サポートブラケット21の内側壁部21A2が、後側壁部21A3との繋ぎの角部を支点に幅方向の内側に向かって開いてしまうことを抑えるための押さえ部11Fが前方側に張り出して形成されている。上記各押さえ部11Fは、各サポートブラケット21の内側壁部21A2に幅方向の内側からあてがわれることにより、各内側壁部21A2の内側への開きを抑えるようになっている。なお、各サポートブラケット21の内側壁部21A2を前側壁部21A1に溶接することで各サポートブラケット21を閉断面の角筒形状に強く固定することができる。
Similar to the
なお、本実施例の一体構造物20'には、実施例2で示した構成と同じように、実施例1で示した各サポートブラケット21の外側に張り出す張出し部21B(図5参照)がない構成とされている。これに伴って、アッパフレーム部11の嵌合孔11Eにも、実施例1で示した掛孔部11E3(図3参照)がない構成となっており、一体構造物20'をアッパフレーム部11に切り抜かれた嵌合孔11E内に前方側から差し込んで組み付けることができるようになっている。なお、上記以外の構成については、実施例1で示したシート1と同じ構成となっているため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
In addition, the
<その他の実施例>
以上、本発明の実施形態を4つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記各実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の後部側座席以外のシートの他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
<Other examples>
As mentioned above, although embodiment of this invention was described using four Examples, this invention can be implemented with various forms other than said each Example. For example, the “vehicle seat” according to the present invention is widely applied to seats used for various vehicles such as railways, aircrafts, ships, and other vehicles, as well as seats other than rear seats of automobiles. Is something that can be done.
また、左右一対のサポートブラケット同士を繋ぎ部材で一体的に繋いで構成される一体構造物は、シートバックのフレームに対して後方側から取り付けられるものであってもよい。その場合には、繋ぎ部材の退避形状は、各サポートブラケットがシートバックのフレームに対して当接する当接位置よりも後方側に退避する形状となる。また、一体構造物が取り付けられるシートバックのフレームは、上記各実施例に示したようなアッパフレーム部に限らず、各サイドフレーム間に架橋されたブラケット等のシートバックの他の構成フレームであってもよい。また、一体構造物が取り付けられるシートバックのフレームは、上記各実施例に示したような角管材に限らず、円管材やパネル材から成るものであってもよい。 Moreover, the integrated structure comprised by connecting a pair of left and right support brackets integrally with a connecting member may be attached from the rear side to the frame of the seat back. In that case, the retracting shape of the connecting member is a shape retracting to the rear side from the contact position where each support bracket contacts the frame of the seat back. In addition, the seat back frame to which the integrated structure is attached is not limited to the upper frame portion as shown in each of the above embodiments, but may be other constituent frames of the seat back such as a bracket bridged between the side frames. May be. Moreover, the frame of the seat back to which the integrated structure is attached is not limited to the square tube material as shown in each of the above embodiments, and may be made of a circular tube material or a panel material.
また、一体構造物は、シートバックのフレームに嵌合孔を空けて嵌合させるのではなく、シートバックのフレームを嵌合させられる形に凹ませて嵌合させるものであってもよい。また、シートバックのフレームは、必ずしも、一体構造物に対して幅方向の全域に亘って当接していなくてもよい。 Further, the integrated structure may be one in which the seatback frame is not fitted into the seatback frame but is recessed into a shape that allows the seatback frame to be fitted. Further, the frame of the seat back does not necessarily have to be in contact with the integrated structure over the entire region in the width direction.
また、繋ぎ部材の退避形状は、幅方向の一部に限らず全部が退避する形状とされていてもよい。また、繋ぎ部材は、基本的にはそのシートバックのフレームに当接する面部が各サポートブラケットと面一状の形に形成されていて、その幅方向の一部において部分的に退避する形に凹んだ凹部を有するような形状とされたものであってもよい。また、繋ぎ部材の退避形状は、退避方向に湾曲した形状や階段状に段階的に退避した形状とされたものであってもよい。また、上記繋ぎ部材は、必ずしも、左右一対のサポートブラケット同士を高さ方向の全域に亘ってひと繋ぎに繋ぐものでなくてもよく、高さ方向の一部又は複数箇所に分かれて繋ぐものであってもよい。 Further, the retraction shape of the connecting member is not limited to a part in the width direction, and may be a shape in which the whole retreats. In addition, the connecting member is basically formed so that the surface portion that abuts the frame of the seat back is flush with each support bracket, and is partially recessed in the width direction. It may be a shape having a concave portion. Further, the retracting shape of the connecting member may be a shape curved in the retracting direction or a shape retracted step by step. In addition, the connecting member does not necessarily have to connect the pair of left and right support brackets in a single connection over the entire area in the height direction, and is divided and connected to a part of the height direction or a plurality of places. There may be.
また、各サポートブラケットは、それらのサポート部材を差し込むための筒部が、横断面円形状や台形状をした筒形状から成るものであってもよい。また、上記各実施例では、一体構造物がシートバックのフレームに対して組み付け方向とは垂直な方向に抜けることを防止する抜け防止構造として、各サポートブラケットから幅方向の外側に張り出す張出し部を設けた構成を例示した。しかし、上記張出り部は、各サポートブラケットから幅方向の内側に張り出すように設けられていてもよい。また、張出し部は、繋ぎ部材に設けられていてもよい。また、張出し部は、上記各実施例で示したような横断面三角形状に傾斜した形で張り出すものに限らず、円弧状に湾曲した形で張り出すものや、板状に張り出すもの、一部が部分的にピン状に張り出すものなど、種々の形状で張り出すものであってもよい。 Moreover, each support bracket may consist of the cylinder part for inserting those support members into the cylinder shape which carried out the cross-sectional circular shape or the trapezoid shape. Further, in each of the above embodiments, the overhanging portion that protrudes outward in the width direction from each support bracket as a removal preventing structure that prevents the integral structure from coming off in a direction perpendicular to the assembly direction with respect to the frame of the seat back. An example of the configuration provided with the is shown. However, the projecting portion may be provided so as to project inward in the width direction from each support bracket. Moreover, the overhang | projection part may be provided in the connection member. Further, the overhang portion is not limited to the one that projects in a triangular shape as shown in each of the above embodiments, but one that projects in an arcuate shape, one that projects in a plate shape, What protrudes in various shapes, such as what partially protrudes in pin shape, may be used.
また、抜け防止構造は、一体構造物をシートバックのフレームに対して前後方向に開口させた嵌合孔に嵌合させるのではなく、前後方向に開口しない、高さ方向にのみ貫通した貫通孔に差し込んで嵌合させるものであってもよい。また、張出し部は、一体構造物がシートバックのフレームに対して前後側から組み付けられる場合には、一体構造物がシートバックのフレームに対して高さ方向に抜けないように機能するものであってもよい。また、一体構造物をシートバックのフレームに対して高さ方向に差し込んで組み付ける場合には、一体構造物に形成した係止片をシートバックのフレームに当接させて高さ方向の組み付け位置の位置決めを行う構成となっていてもよい。 In addition, the slip-off preventing structure does not fit the integrated structure into the fitting hole opened in the front-rear direction with respect to the frame of the seatback, but does not open in the front-rear direction and penetrates only in the height direction. It may be inserted into and fitted. Further, when the integrated structure is assembled from the front and rear sides with respect to the seat back frame, the overhanging portion functions so that the integrated structure does not come off in the height direction with respect to the seat back frame. May be. Also, when the integrated structure is inserted into the seat back frame in the height direction and assembled, the locking piece formed on the integrated structure is brought into contact with the frame of the seat back so that the assembly position in the height direction is It may be configured to perform positioning.
また、応力分散部は、繋ぎ部材の各サポートブラケットとの繋ぎの領域部の断面係数の変化が急激的となることを抑えることができる構成となっていればよく、断面係数を階段状に段階的に変化させるものや、円弧状の湾曲面部により繋いで断面係数の急激的な変化を抑えるものなど、応力集中を避けることのできる構造であれば、特定の形に限定されることなく種々の形状を適用することができるものである。 Moreover, the stress distribution part should just be the structure which can suppress that the change of the section modulus of the area | region part of a connection member with each support bracket of a joint member becomes rapid, and a cross section coefficient is stepped in steps. Any structure that can avoid stress concentration, such as a structure that can be changed in a moving manner and a structure that suppresses a sudden change in section modulus by connecting with an arcuate curved surface portion, is not limited to a specific shape. The shape can be applied.
1 シート
2 シートバック
2A サポート部材
3 ヘッドレスト
3A ヘッドレストステー
10 バックフレーム
11 アッパフレーム部(シートバックのフレーム)
11A 上側壁部
11B 前側壁部
11C 下側壁部
11D 後側壁部
11E 嵌合孔
11E1 ブラケット嵌合孔
11E2 繋ぎの嵌合孔
11E3 掛孔部
11F 押さえ部
20 一体構造物
20' 一体構造物
21 サポートブラケット
21A 角筒部
21A1 前側壁部
21A2 内側壁部
21A3 後側壁部
21A4 外側壁部
21B 張出し部(抜け防止構造)
21B1 外側傾斜壁部
21B2 後側壁部
22 繋ぎ部材
22A 平板部
22A1 ビード
22A2 延長部位
22A3 取付孔
22B 傾斜繋ぎ部(応力分散部)
22B1 前側傾斜壁部
22B2 後側傾斜壁部
T1,T2 前後幅
W1,W2 溶接箇所
DESCRIPTION OF
11A Upper
21B1 Outside inclined wall portion 21B2 Rear
22B1 Front inclined wall portion 22B2 Rear inclined wall portion T1, T2 Front / rear width W1, W2
Claims (3)
前記左右一対のサポートブラケット同士を一体的に繋ぐ繋ぎ部材を有し、
前記左右一対のサポートブラケットは、前記繋ぎ部材により互いに一体的に繋がれた一体構造物として前記シートバックのフレームに形成された前方又は後方に開口する高さ方向に貫通した凹形状の嵌合孔内に嵌合されて取り付けられており、
前記繋ぎ部材は、前記左右一対のサポートブラケットが前記シートバックのフレームと前後方向において当接する各当接部位よりも前記シートバックのフレームから離れる方向に退避した退避形状とされる乗物用シート。 A vehicle seat in which a pair of left and right support brackets for supporting a headrest is attached to a seat back frame,
A connecting member that integrally connects the pair of left and right support brackets;
The pair of left and right support brackets are recessed fitting holes penetrating in the height direction and formed in the frame of the seat back as a single structure integrally connected to each other by the connecting member. Fitted and fitted inside ,
The connecting member, said pair of right and left support brackets the seat back frame and abutting the seat back frame a vehicle seat that will be the retracted shape retracted away from than the contact portion in the longitudinal direction.
前記繋ぎ部材の、前記左右一対のサポートブラケットとの繋ぎの領域部に、これらの間の断面係数の急激的な変化を抑えることのできる応力分散部が形成されている乗物用シート。 The vehicle seat according to claim 1,
A vehicle seat in which a stress distribution portion capable of suppressing a sudden change in a section modulus between the pair of left and right support brackets of the connecting member is formed.
前記一体構造物と前記シートバックのフレームとの間に、前記一体構造物が前記シートバックのフレームに組み付けられる方向に対して垂直な方向に抜けることを防止することのできる抜け防止構造が形成されている乗物用シート。
The vehicle seat according to claim 1 or 2,
Between the integrated structure and the frame of the seat back, there is formed a slip prevention structure capable of preventing the integrated structure from being pulled out in a direction perpendicular to the direction in which the integrated structure is assembled to the seat back frame. Vehicle seats.
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