JP6440531B2 - 電子写真用部材、及び、その製造方法 - Google Patents
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Description
光透過率が60%以上のフッ素系樹脂層と、
前記ゴム層と前記フッ素系樹脂層の間に介在する接着剤層であって、前記マーク部においてL*a*b*色空間におけるL*の値が60以上で、且つ、前記マーク部の周囲において厚さが3μm以上10μm以下となるように形成された接着剤層と、
を有することを特徴とするものである。
前記ゴム層の外周面にL*a*b*色空間におけるL*の値が60以上の接着剤を塗布する工程と、
前記ゴム層の外周面に光透過率が60%以上のフッ素系樹脂チューブを被覆する工程と、
前記ゴム層と前記フッ素系樹脂チューブの間に介在する接着剤の厚さが前記マーク部の周囲において3μm以上10μm以下となるように扱く工程と、
前記ゴム層と前記フッ素系樹脂チューブの間に介在する接着剤を硬化させる工程と、
を有することを特徴とするものである。
まず、電子写真画像形成装置(以下、単に画像形成装置と呼ぶ)の全体構成について説明する。
図2は、定着装置100の概略断面図である。
図3は、定着ベルト1を示す模式図である。
定着ベルト1には耐熱性が求められる為、円筒状基体1bは、耐熱、耐屈曲性に配慮された金属製の基体(金属基体とも呼ぶ)を用いるのが好ましい。ここで、樹脂製ではなく金属製の基体を採用する理由は、後述するレーザー光によるマーキング処理を施す際に、定着ベルト1に貫通穴があいてしまうのを防止する為である。
内面摺動層1aとしては、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂のような高耐久性、高耐熱性を持つ樹脂が適している。特に、製造の容易さ、耐熱性、弾性率、強度等の面から、ポリイミド樹脂が好ましい。ポリイミド樹脂は、芳香族テトラカルボン酸二無水物或いはその誘導体と、芳香族ジアミンとの略等モルを有機極性溶媒中で反応させて得られるポリイミド前駆体溶液により形成される。詳細には、ポリイミド前駆体溶液を、円筒状基体1bの内面に塗工、乾燥、加熱し、脱水閉環反応させることで形成することができる。
シリコーンゴム弾性層1dは、記録材を構成する紙繊維の凹凸に追従できるよう柔軟性を持たせるために設けられている。また、定着ベルト1の機能としては、ニップ部14において、記録材(トナー像)に対し十分な熱量を遅滞なく供給することが求められている。そこで、弾性層の熱浸透率(b=(λ・Cp・ρ)0.5)が、即ち、熱伝導率と体積熱容量を高くすることで、向上されている。
図6は、円筒状基体1b上(基体上)にシリコーンゴム弾性層1dを塗工する装置を示したものである。本例では、塗工方法としてリングコート法を採用している。図7の(A)の1つ目の工程に相当する。
本例では、定着ベルト1の管理等を行うために目視され得るマーク部(凹部)1Lをゴム層1dに形成している。そのため、本例では、レーザー光を用いたマーキング処理を行っている。図7の(A)の2つ目の工程に相当する。
接着剤層1eは、シリコーンゴム弾性層1dとフッ素系樹脂層1fであるフッ素系樹脂チューブとの間に介在し、互いを固定させる役割を果たすものである。
本例では、フッ素系樹脂層(離型層)1fとして、フッ素系樹脂チューブを用いている。フッ素系樹脂チューブとしては、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)を用いることが好ましい。本例では、成形性やトナー離型性の観点からPFAを用いた。
図7の(A)と(B)は、定着ベルトを製造する流れを示す図である。図7において、上側に示されている(A)の3つの工程はゴム層1dを塗工してから接着剤1eを塗布するまでの工程を示し、下側に示されている(B)の9つの工程はフッ素系樹脂チューブ1fを被覆してから製品長にカットするまでの工程を示している。
14 ニップ部
t トナー像
P 記録材
1a 内面摺動層
1b 円筒状基体
1c プライマー層
1d ゴム層
1da ベース材
1db 無機フィラー
1dc 炭素繊維(カーボン)
1e 接着剤層
1f フッ素系樹脂層
1L マーク部
100 定着装置
K 拡張型
Claims (12)
- L*a*b*色空間におけるL*の値が15以下のゴム層であって、35μm以上100μm以下の深さとなるようにマーク部が形成されたゴム層と、
光透過率が60%以上のフッ素系樹脂層と、
前記ゴム層と前記フッ素系樹脂層の間に介在する接着剤層であって、前記マーク部においてL*a*b*色空間におけるL*の値が60以上で、且つ、前記マーク部の周囲において厚さが3μm以上10μm以下となるように形成された接着剤層と、
を有することを特徴とする電子写真用部材。 - 前記マーク部の深さは50μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用部材。
- 前記ゴム層にはカーボンが含有されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 前記接着剤層には白色系顔料が含有されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 金属製の基体を有し、前記ゴム層は前記基体上に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 前記電子写真用部材は、記録材にトナー像を定着するための回転体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 前記接着剤層は、前記マーク部において前記マーク部の深さ方向に介在することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- L*a*b*色空間におけるL*の値が15以下のゴム層に、35μm以上100μm以下の深さとなるようにマーク部を形成する工程と、
前記ゴム層の外周面にL*a*b*色空間におけるL*の値が60以上の接着剤を塗布する工程と、
前記ゴム層の外周面に光透過率が60%以上のフッ素系樹脂チューブを被覆する工程と、
前記ゴム層と前記フッ素系樹脂チューブの間に介在する接着剤の厚さが前記マーク部の周囲において3μm以上10μm以下となるように扱く工程と、
前記ゴム層と前記フッ素系樹脂チューブの間に介在する接着剤を硬化させる工程と、
を有することを特徴とする電子写真用部材の製造方法。 - 前記ゴム層に深さが50μm以上となるように前記マーク部を形成することを特徴とする請求項8に記載の電子写真用部材の製造方法。
- 前記ゴム層にレーザー光を照射することにより前記マーク部を形成することを特徴とする請求項8又は9のいずれか一項に記載の電子写真用部材の製造方法。
- 金属製の基体上にL*a*b*色空間におけるL*の値が15以下の前記ゴム層を形成する工程を有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 前記電子写真用部材は、記録材にトナー像を定着するための回転体であることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の電子写真用部材の製造方法。
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