JP6331491B2 - 真空ポンプ - Google Patents
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Description
(2)さらに好ましい実施形態では、前記溝排気部を形成したリング状部材が別部材として設けられ、前記対向領域に固定されている。
(3)さらに好ましい実施形態では、前記溝排気部の外径は、前記ポンプロータの定常回転時における前記ロータ円筒部の外径とほぼ等しく、前記溝排気部の内径は、前記ポンプロータの定常回転時における前記ロータ円筒部の内径とほぼ等しい、又は、小さい。
(4)さらに好ましい実施形態では、前記ベースの内部底面のうち、前記対向領域よりも外周側には、環状溝が設けられている。
(5)本発明の好ましい実施形態による真空ポンプは、複数段設けられたロータ翼と、前記ロータ翼よりも下流側に設けられたロータ円筒部とを有し、回転駆動されるポンプロータと、前記複数段のロータ翼と交互に配置される複数段のステータ翼と、前記ロータ円筒部の外周側に所定隙間を介して囲むように設けられたステータとを有し、前記ポンプロータと協働して気体を排気するポンプステータと、前記ポンプロータおよび前記ポンプステータにより排気された気体が流入する排気側空間と、前記排気側空間に連通する排気口とが形成されたベースと、前記ロータ円筒部の下流側端面、または、前記ベースの内部底面であって前記ロータ円筒部の前記下流側端面が対向する対向領域に、前記ポンプロータの回転軸を中心とするリング形状に設けられ、前記ポンプロータの内周側から前記排気側空間へ気体を排気する溝排気部とを備え、前記溝排気部は、凹部である溝と凸部とが周方向に交互に配置されており、前記溝排気部は、気体が前記排気側空間に流入し前記排気口に排気されるまでの排気経路外に位置し、前記溝排気部を形成したリング状部材が別部材として設けられ、前記ロータ円筒部の前記下流側端面、または、前記対向領域に固定されている。
(6)本発明の好ましい実施形態による真空ポンプは、複数段設けられたロータ翼と、前記ロータ翼よりも下流側に設けられたロータ円筒部とを有し、回転駆動されるポンプロータと、前記複数段のロータ翼と交互に配置される複数段のステータ翼と、前記ロータ円筒部の外周側に所定隙間を介して囲むように設けられたステータとを有し、前記ポンプロータと協働して気体を排気するポンプステータと、前記ポンプロータおよび前記ポンプステータにより排気された気体が流入する排気側空間と、前記排気側空間に連通する排気口とが形成されたベースと、前記ロータ円筒部の下流側端面、または、前記ベースの内部底面であって前記ロータ円筒部の前記下流側端面が対向する対向領域に、前記ポンプロータの回転軸を中心とするリング形状に設けられ、前記ポンプロータの内周側から前記排気側空間へ気体を排気する溝排気部とを備え、前記溝排気部は、凹部である溝と凸部とが周方向に交互に配置されており、前記溝排気部は、気体が前記排気側空間に流入し前記排気口に排気されるまでの排気経路外に位置し、前記ベースの内部底面のうち、前記対向領域よりも外周側には、環状溝が設けられている。
図1は、ターボ分子ポンプ100の概略構成を示す断面図である。ターボ分子ポンプ100は、真空排気部として、ターボポンプ部80と、ターボポンプ部80よりも真空排気下流側に位置するドラッグポンプ部81とを有する。ターボ分子ポンプ100のケーシング52内にはロータ組立体10が回転自在に設けられている。ロータ組立体10は、ポンプロータ4と、シャフト5と、ロータディスク6を備えている。ターボ分子ポンプ100は磁気軸受式のポンプであり、ロータ組立体10は、上部ラジアル電磁石62、下部ラジアル電磁石64、スラスト電磁石66によって非接触支持される。
以上のようにネジ溝排気部70を設けると、ネジ溝排気部70は定常回転時のロータ円筒部8の外周側に位置しない。そして、上述したように、ポンプ内部に面した排気口56の開口部56aは、ロータ円筒部8よりも外周側に設けられている。
これによって、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでに通過する空間であるポンプ排気側空間にネジ溝排気部70が位置することがない。そのため、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体がポンプ排気側空間に流入し、排気口56に排気されるまでの排気経路P1にネジ溝排気部70が位置することがない。その結果、ネジ溝排気部70がターボ分子ポンプ100の排気性能を悪化させることがない。
(1)本発明によるターボ分子ポンプ100は、モータ40を有するモータハウジング48が立設されたベース50と、モータ40により回転駆動され、モータハウジング48を内包するように配置される釣鐘形状のポンプロータ4と、ポンプロータ4と協働して気体を排気するポンプステータであるステータ翼44およびネジステータ11と、を備える。ベース50は、ポンプロータ4、および、ポンプステータ(ステータ翼44およびネジステータ11)により排気された気体が流入するポンプ排気側空間と、ポンプ排気側空間に連通する排気口56と、を有する。ターボ分子ポンプ100は、釣鐘形状のポンプロータ4の回転軸方向真空排気下流側端面であるロータ円筒部8の下流側端面8aに対向するベースの内部底面50aに、回転軸を中心とするリング形状に設けられ、モータハウジング48が設けられた領域からポンプ排気側空間へ気体を排気するネジ溝71を有するネジ溝排気部70をさらに備える。ネジ溝排気部70は、ロータ円筒部8とネジステータ11によって排気された気体がポンプ排気側空間に流入し、排気口56に排気されるまでの排気経路P1外に位置している。
これによって、ネジ溝排気部70が、排気の阻害要因とならず、ターボ分子ポンプ100の排気性能を悪化させることがない。
これによって、ロータ円筒部8とネジステータ11によって排気された腐食性のプロセスガスを含む気体がポンプロータ4(ロータ円筒部8)の内周側に向かわないようにすることができる。その結果、ポンプロータ4の内周側に設けられたモータハウジング48内のモータ40や磁気軸受などの腐食を防止することができる。
そのため、たとえ、ネジ溝排気部70に反応生成物が堆積したとしても静止時のポンプロータ4(ロータ円筒部8)とネジ溝排気部70との固着は起こらない。
これによって、ターボ分子ポンプ100の再起動時に、ポンプロータ4が回転できないという事態を避けることができる。
これによって、ネジ溝排気部70は、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでの排気経路の外に、位置することになり、ネジ溝排気部70がターボ分子ポンプ100の排気性能を悪化させることがない。
本発明と、図6に示す特許文献1に記載の発明とを対比する。図6(a)は、特許文献1の図2に相当し、図6(b)は、特許文献1の図3に相当する。符号P_refで示された経路は、気体の排気経路を示している。
特許文献1に記載の発明では、ネジ溝排気部270(特許文献1に記載の補助ネジ溝18に相当)に、貫通孔216(特許文献1に記載の排気通路16に相当)が形成されている。これによって、ネジ溝271を形成する領域が狭められてしまうので、ネジ溝排気部270の排気性能が悪化する可能性がある。
一方、本発明のターボ分子ポンプ100に設けられているネジ溝排気部70には、貫通孔216のような、ネジ溝71の形成を阻害する構成を備えない。つまり、本発明では、ネジ溝排気部70は、周方向の全周に亘って連続的にネジ溝71と凸部72とが交互に配置されている。
また、特許文献1に記載の発明では、ステータ211とロータ208によって排気された気体が排気口256に至るには、ネジ溝排気部270に設けられた貫通孔216を通過せねばならない。貫通孔216の近傍では、ロータ208(特許文献1に記載のロータ4に相当)が回転しており、ネジ溝排気部270と協働して外周側へ気体を排気している。すなわち、貫通孔216の近傍で、外周側へ気体を排気する排気機構が働いているため、貫通孔216を気体が通過するのを阻害する可能性がある。貫通孔216の外周側にはネジ溝271は形成されていないものの、内周側に形成されているネジ溝271が外周側への排気をすることは明らかであり、これが、貫通孔216を気体が通過するのを阻害する可能性がある。また、排気機構を働かせるには、ネジ溝271とロータ208が接近していなければならない。そのため、貫通孔216周辺のコンダクタンスが低下することも考えられる。
一方、本発明のターボ分子ポンプ100に設けられているネジ溝排気部70は、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体がポンプ排気側空間に流入し排気口56に排気されるまでの排気経路外に位置している。その結果、外周側へ排気する排気機構が排気の阻害要因となることも、ロータ円筒部8とネジ溝排気部70とが接近していることが排気経路のコンダクタンスの低下を招くこともない。
これによって、ネジ溝排気部70とロータ円筒部8とで構成されるシーグバーンポンプ機構の排気性能を最大に引き出すことができる。
これによって、以下に示すように、ネジ溝の加工が容易になる。
ベース50の内部底面50aは、ベース50の内部領域に位置するため、ベース50の内部底面50aに一体的にネジ溝を形成するのは、困難である。
本実施形態では、ベース50と別の部材であるネジ溝排気部70にネジ溝71を形成するので、ベース50に一体的にネジ溝を形成するよりネジ溝の加工が容易になる。
図3を用いて、ベース50の内部底面50aの変形例について説明する。本変形例では、ロータ円筒部8の外周側に位置するベース50の内部底面50aに環状溝50bが形成されている。すなわち、ベース50の内部底面50aのうち、ロータ円筒部8とベース50の内部底面50aの対向領域よりも外周側に環状溝50bが形成されている。環状溝50bを設けることで、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでの排気経路を拡張することになるため、コンダクタンスが向上し、ターボ分子ポンプ100の排気性能を向上することができる。
図4を用いて、排気口56の位置の変形例について説明する。以上の実施形態では、排気口56がベース50の内部底面50aよりも吸気口31側に設けられているが、本変形例では、排気口56がベース50の内部底面50aよりもポンプ下面100a側(図示下方側)に設けられている。しかし、以上の実施形態と同様に、ポンプ内部に面した排気口56の開口部56aは、ロータ円筒部8よりも外周側に設けられている。そして、実施形態と同様に、ネジ溝排気部70は、定常回転時のロータ円筒部8の外周側に位置しない。
そのため、ネジ溝排気部70は、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでの排気経路P2に位置することがなく、ネジ溝排気部70が排気性能を悪化させることがない。
よって、本変形例でも、以上の実施形態と同様の作用効果を奏する。
図5(b)に示す本変形例のネジ溝排気部70の外径D70aは、図5(a)に示すネジ溝排気部70の外径D70aと等しい。これは、すなわち、ネジ溝排気部の外周側端部がロータ円筒部8の外周側に位置しないことを意味する。よって、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでの排気経路P1に、ネジ溝排気部70が位置することがなく、ネジ溝排気部70がターボ分子ポンプ100の排気性能を悪化させることがない。
図5(c)に示す本変形例のネジ溝排気部70の外径D70aは、図5(a)に示すネジ溝排気部70の外径D70aよりも小さい。そのため、ポンプロータ4の定常回転時において、ネジ溝排気部70の外周側端部は、ロータ円筒部8の下流側端面8aの外周側端部よりも内周側に位置する。これは、すなわち、ネジ溝排気部70の外周側端部がロータ円筒部8の外周側に位置しないことを意味する。よって、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでの排気経路P1にネジ溝排気部70が位置することがなく、ネジ溝排気部70がターボ分子ポンプ100の排気性能を悪化させることがない。
(I)ポンプロータ4の内周側に気体が向かうのを防ぐためのネジ溝排気部70とロータ円筒部8とで排気機構を構成するには、ネジ溝排気部70とロータ円筒部8とが対向する領域が必要である。ポンプロータ4の定常回転時でネジ溝排気部70とロータ円筒部8とが対向するためには、ネジ溝排気部70の外径D70aは、ポンプロータ4の定常回転時のロータ円筒部8の内径D8bよりも大きいことが好ましい。
(II)排気口56の開口部56aがロータ円筒部8の外周側に開口されている。そのため、ポンプロータ4の定常回転時にネジ溝排気部70は、ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでの排気経路の外に位置するためには、ネジ溝排気部70の外径D70aは、ポンプロータ4の定常回転時のロータ円筒部8の外径D8a以下であることが好ましい。
(III)ロータ円筒部8の回転軸方向真空排気下流側端面にネジ溝排気部70を設けるためには、ネジ溝排気部70の外径D70aは、ロータ円筒部8の内径D8bよりも大きく外径D8a以下であることが好ましい。
(IV)ロータ円筒部8とネジステータ11が協働して排気された気体が排気口56に至るまでの排気経路の外に位置するためには、ロータ円筒部8の下流側端面8aの外周側端部からネジ溝排気部70が突出しないようにする必要がある。すなわち、上記の(II)での結論と同様に、ネジ溝排気部70の外径D70aは、ポンプロータ4の定常回転時のロータ円筒部8の外径D8a以下であることが好ましい。
・ターボポンプ部を有さず、ドラッグポンプ部のみを真空排気部として有する真空ポンプ、すなわち、モレキュラドラッグポンプ。
モレキュラドラッグポンプにおいては、図1に示すターボ分子ポンプ100と同様に、ネジ溝排気部を設けることができる。すなわち、ベースの内部底面のうち、ロータ円筒部の回転軸方向真空排気下流側端面に対向する領域に、ネジ溝排気部を設ければよい。
・ドラッグポンプ部を有さず、ターボポンプ部のみを真空排気部として有する真空ポンプ、すなわち、全翼タイプのターボ分子ポンプ。
図7は、全翼タイプのターボ分子ポンプ100の一部を示している。全翼タイプのターボ分子ポンプ100は、真空排気部として、複数段のロータ翼20が形成されたポンプロータ4とロータ翼20の間に配設されるステータ翼44を備えている。全翼タイプのターボ分子ポンプ100においては、ベース50の内部底面50aのうち、ポンプロータ4の回転軸方向真空排気下流側端面4aに対向する領域に、ネジ溝排気部70を設ければよい。
10:ロータ組立体、 11:ネジステータ、 11a:フランジ部、
20:ロータ翼、 31:吸気口、 40:モータ、 44:ステータ翼、
48:モータハウジング、
50:ベース、 50a:内部底面、 50b:環状溝、
52:ケーシング、 56:排気口、 56a:開口部、
58:スペーサ、 62:上部ラジアル電磁石、
64:下部ラジアル電磁石、 66:スラスト電磁石、 70:ネジ溝排気部、
71:ネジ溝、 80:ターボポンプ部、 81:ドラッグポンプ部、
100:ターボ分子ポンプ、
8R:回転の向き、
D8a:外径、 D8b:内径、 D70a:外径、 D70b:内径、
P1、P2:排気経路
Claims (6)
- 複数段設けられたロータ翼と、前記ロータ翼よりも下流側に設けられたロータ円筒部とを有し、回転駆動されるポンプロータと、
前記複数段のロータ翼と交互に配置される複数段のステータ翼と、前記ロータ円筒部の外周側に所定隙間を介して囲むように設けられたステータとを有し、前記ポンプロータと協働して気体を排気するポンプステータと、
前記ポンプロータおよび前記ポンプステータにより排気された気体が流入する排気側空間と、前記排気側空間に連通する排気口とが形成されたベースと、
前記ベースの内部底面のうち、前記ロータ円筒部の下流側端面が対向する対向領域に、前記ポンプロータの回転軸を中心とするリング形状に設けられ、前記ポンプロータの内周側から前記排気側空間へ気体を排気する溝排気部とを備え、
前記溝排気部は、凹部である溝と凸部とが周方向の全周にわたって交互に連続的に配置されており、前記溝の形成を阻害する貫通孔が形成されておらず、
前記溝排気部の外径が、前記ポンプロータの定常回転時における前記ロータ円筒部の外径以下で、かつ、前記ポンプロータの定常回転時における前記ロータ円筒部の内径よりも大きく設定されていることにより、前記溝排気部は、気体が前記排気側空間に流入し前記排気口に排気されるまでの排気経路外に位置する真空ポンプ。 - 請求項1に記載の真空ポンプにおいて、
前記溝排気部を形成したリング状部材が別部材として設けられ、前記対向領域に固定されている真空ポンプ。 - 請求項1または2に記載の真空ポンプにおいて、
前記溝排気部の外径は、前記ポンプロータの定常回転時における前記ロータ円筒部の外径とほぼ等しく、
前記溝排気部の内径は、前記ポンプロータの定常回転時における前記ロータ円筒部の内径とほぼ等しい、又は、小さい真空ポンプ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
前記ベースの内部底面のうち、前記対向領域よりも外周側には、環状溝が設けられている真空ポンプ。 - 複数段設けられたロータ翼と、前記ロータ翼よりも下流側に設けられたロータ円筒部とを有し、回転駆動されるポンプロータと、
前記複数段のロータ翼と交互に配置される複数段のステータ翼と、前記ロータ円筒部の外周側に所定隙間を介して囲むように設けられたステータとを有し、前記ポンプロータと協働して気体を排気するポンプステータと、
前記ポンプロータおよび前記ポンプステータにより排気された気体が流入する排気側空間と、前記排気側空間に連通する排気口とが形成されたベースと、
前記ロータ円筒部の下流側端面、または、前記ベースの内部底面であって前記ロータ円筒部の前記下流側端面が対向する対向領域に、前記ポンプロータの回転軸を中心とするリング形状に設けられ、前記ポンプロータの内周側から前記排気側空間へ気体を排気する溝排気部とを備え、
前記溝排気部は、凹部である溝と凸部とが周方向に交互に配置されており、
前記溝排気部は、気体が前記排気側空間に流入し前記排気口に排気されるまでの排気経路外に位置し、
前記溝排気部を形成したリング状部材が別部材として設けられ、前記ロータ円筒部の前記下流側端面、または、前記対向領域に固定されている、真空ポンプ。 - 複数段設けられたロータ翼と、前記ロータ翼よりも下流側に設けられたロータ円筒部とを有し、回転駆動されるポンプロータと、
前記複数段のロータ翼と交互に配置される複数段のステータ翼と、前記ロータ円筒部の外周側に所定隙間を介して囲むように設けられたステータとを有し、前記ポンプロータと協働して気体を排気するポンプステータと、
前記ポンプロータおよび前記ポンプステータにより排気された気体が流入する排気側空間と、前記排気側空間に連通する排気口とが形成されたベースと、
前記ロータ円筒部の下流側端面、または、前記ベースの内部底面であって前記ロータ円筒部の前記下流側端面が対向する対向領域に、前記ポンプロータの回転軸を中心とするリング形状に設けられ、前記ポンプロータの内周側から前記排気側空間へ気体を排気する溝排気部とを備え、
前記溝排気部は、凹部である溝と凸部とが周方向に交互に配置されており、
前記溝排気部は、気体が前記排気側空間に流入し前記排気口に排気されるまでの排気経路外に位置し、
前記ベースの内部底面のうち、前記対向領域よりも外周側には、環状溝が設けられている、真空ポンプ。
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