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JP6328132B2 - 移動通信システム及びユーザ端末 - Google Patents

移動通信システム及びユーザ端末 Download PDF

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Description

本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システム及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信では、近接する複数のユーザ端末からなるグループ内で、ネットワークを介さずに直接的な端末間通信を行う。一方、移動通信システムの通常の通信であるセルラ通信では、ユーザ端末がネットワークを介して通信を行う。
D2D通信は、近接するユーザ端末間で低送信電力の無線通信を行うことができるため、セルラ通信に比べて、ユーザ端末の消費電力及びネットワークの負荷を削減できる。
3GPP技術報告書 「TR 22.803 V12.2.0」 2013年6月
ところで、ユーザ端末が近傍端末とのD2D通信を開始するためには、D2D通信に係る近傍発見手順を行うことが望ましい。近傍発見手順は、近傍端末との同期を確立した上で、近傍端末を識別(発見)する手順である。
しかしながら、このような近傍発見手順が非効率であると、時間・周波数リソースが無駄に消費されたり、D2D通信を速やかに開始できなかったりする問題がある。
そこで、本発明は、D2D通信に係る近傍発見手順を効率的に行うことができる移動通信システム及びユーザ端末を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る移動通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートするユーザ端末を有する。前記移動通信システムにおいて利用可能な時間・周波数リソースは、前記D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号が配置されるべき同期信号リソースと、前記D2D通信に係る近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号が配置されるべき発見信号リソースと、を含む。前記D2D同期信号を受信した前記ユーザ端末は、当該受信したD2D同期信号が配置されている前記同期信号リソースの位置に基づいて、前記発見信号リソースの位置を識別する。
第2の特徴に係るユーザ端末は、移動通信システムにおいて、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする。前記移動通信システムにおいて利用可能な時間・周波数リソースは、前記D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号が配置されるべき同期信号リソースと、前記D2D通信に係る近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号が配置されるべき発見信号リソースと、を含む。前記ユーザ端末は、前記D2D同期信号を受信する受信部と、当該受信したD2D同期信号が配置されている前記同期信号リソースの位置に基づいて、前記発見信号リソースの位置を識別する制御部と、を備える。
第1実施形態乃至第5実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 第1実施形態乃至第5実施形態に係るUEのブロック図である。 第1実施形態乃至第5実施形態に係るeNBのブロック図である。 第1実施形態乃至第5実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 第1実施形態乃至第5実施形態に係る無線フレームの構成図である。 第1実施形態乃至第5実施形態に係るD2D通信を説明するための図である。 第1実施形態に係る無線リソース(時間・周波数リソース)の構成を示す図である。 第1実施形態に係るDiscovery手順を示す図である。 第2実施形態に係る無線リソース(時間・周波数リソース)の構成を示す図である。 第2実施形態に係るDiscovery手順を示す図である。 第3実施形態に係るシステム構成を示す図である。 第3実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。 第4実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。 第5実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。
[実施形態の概要]
第1実施形態乃至第5実施形態に係る移動通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートするユーザ端末を有する。前記移動通信システムにおいて利用可能な時間・周波数リソースは、前記D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号が配置されるべき同期信号リソースと、前記D2D通信に係る近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号が配置されるべき発見信号リソースと、を含む。前記D2D同期信号を受信した前記ユーザ端末は、当該受信したD2D同期信号が配置されている前記同期信号リソースの位置に基づいて、前記発見信号リソースの位置を識別する。
第1実施形態では、前記発見信号リソースの位置は、前記同期信号リソースの位置と関連付けられている。
第1実施形態では、前記発見信号リソースのサブチャネル数は、予め規定されたサブチャネル数に設定される、又は、前記同期信号リソースのサブチャネル数と同じサブチャネル数に設定される。
第2実施形態では、前記移動通信システムにおいて利用可能な時間・周波数リソースは、前記D2D発見信号に関する制御情報が配置されるべき制御情報リソースをさらに含む。前記制御情報リソースの位置は、前記同期信号リソースの位置と関連付けられている。前記制御情報は、前記発見信号リソースの位置及び前記D2D発見信号の伝送方式に関するパラメータを含む。前記D2D同期信号を受信した前記ユーザ端末は、当該受信したD2D同期信号が配置されている前記同期信号リソースの位置に応じて前記制御情報を受信し、かつ、当該受信した制御情報に含まれる前記パラメータに応じて前記発見信号リソースの位置及び前記D2D発見信号の伝送方式を識別する。
第2実施形態では、前記制御情報リソースのサブチャネル数、又は前記パラメータが配置されるリソースのサブチャネル数は、予め規定されたサブチャネル数に設定される、又は、前記同期信号リソースのサブチャネル数と同じサブチャネル数に設定される。
第3実施形態では、前記移動通信システムは、前記D2D通信を利用してデータ中継を行う能力を有する中継端末を有する。前記中継端末は、所定の系列を有する前記D2D同期信号を送信する。前記D2D同期信号を受信した前記ユーザ端末は、当該受信したD2D同期信号の系列に基づいて、前記D2D同期信号の送信元が前記中継端末であるか否かを判定する。
第3実施形態では、前記中継端末は、前記データ中継の対象となるユーザ端末が存在すると判定した場合に限り、前記D2D発見信号を送信する。
第3実施形態では、前記中継端末は、前記データ中継の対象となるユーザ端末が存在すると判定した場合には、前記所定の系列を有する前記D2D同期信号を所定の送信間隔で送信する。前記中継端末は、前記データ中継の対象となるユーザ端末が存在しないと判定した場合には、前記所定の系列を有する前記D2D同期信号を、前記所定の送信間隔とは異なる送信間隔で送信する。
第3実施形態では、前記D2D同期信号に適用される前記所定の系列は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列である。
第3実施形態では、前記D2D同期信号の送信元が前記中継端末であると判定した前記ユーザ端末は、前記データ中継の開始を希望する場合に、前記識別した発見信号リソースを使用して、前記D2D同期信号の送信元である前記中継端末に対して第1のD2D発見信号を送信する。前記第1のD2D発見信号は、当該第1のD2D発見信号に対する応答信号の送信を必要としない種類のD2D発見信号である。
第3実施形態では、前記ユーザ端末から前記第1のD2D発見信号を受信した前記中継端末は、前記発見信号リソースを使用して第2のD2D発見信号の送信を開始する。前記第2のD2D発見信号は、当該第2のD2D発見信号に対する応答信号の送信を必要とする種類のD2D発見信号である。
第3実施形態では、前記第2のD2D発見信号は、前記応答信号の送信に使用すべき時間・周波数リソースを指定するための情報を含む。
第3実施形態では、前記応答信号の送信に使用すべき時間・周波数リソースの位置は、前記発見信号リソースの位置と関連付けられている。前記第2のD2D発見信号を受信した前記ユーザ端末は、前記第2のD2D発見信号が配置されている前記発見信号リソースの位置に基づいて、前記応答信号の送信に使用すべき時間・周波数リソースの位置を識別する。
第4実施形態では、前記移動通信システムは、前記中継端末が接続するネットワークを有する。前記中継端末は、前記ネットワークに接続する際に、前記データ中継を行う能力を有する旨の能力通知を前記ネットワークに送信する。
第4実施形態では、前記能力通知を受信した前記ネットワークは、通常の測定構成とは別に、前記中継端末用の測定構成を前記中継端末に通知する。前記中継端末用の測定構成は、イベントトリガ型の測定報告を指定するものである。
第4実施形態では、前記中継端末は、前記ネットワークに対して送信する前記測定報告に、前記中継端末の地理的位置を識別するための位置情報を含める。
第3実施形態及び第4実施形態では、前記ネットワークは、前記D2D同期信号の送信開始を前記中継端末に対して要求する。前記中継端末は、前記ネットワークからの要求に応じて前記D2D同期信号の送信を開始する。
第5実施形態では、前記中継端末用の測定構成をブロードキャストで前記中継端末に通知するネットワークを有する。
第5実施形態では、前記中継端末用の測定構成は、サービングセルからの無線強度の閾値及び/又は隣接セルからの無線強度の閾値を含む。前記中継端末は、測定した無線強度が前記閾値に到達した場合に、他の中継端末が送信するD2D同期信号又はD2D発見信号の監視を開始する。前記中継端末は、前記監視により周囲に他の中継端末が存在しないと判断した場合に、前記D2D同期信号の送信を開始する。
第3実施形態乃至第5実施形態では、前記中継端末は、前記ネットワークから割り当てられた前記発見信号リソースに基づいて前記同期信号リソースを識別する、又は、前記ネットワークから割り当てられた前記同期信号リソースに基づいて前記発見信号リソースを識別する。
第1実施形態乃至第5実施形態に係るユーザ端末は、移動通信システムにおいて、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする。前記移動通信システムにおいて利用可能な時間・周波数リソースは、前記D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号が配置されるべき同期信号リソースと、前記D2D通信に係る近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号が配置されるべき発見信号リソースと、を含む。前記ユーザ端末は、前記D2D同期信号を受信する受信部と、当該受信したD2D同期信号が配置されている前記同期信号リソースの位置に基づいて、前記発見信号リソースの位置を識別する制御部と、を備える。
[第1実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワークが構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)、UE100への割当リソースブロックを決定(スケジューリング)するケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態(RRC接続状態)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRCアイドル状態)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンク(DL)にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンク(UL)にはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(D2D通信)
第1実施形態に係るLTEシステムは、直接的な端末間通信(UE間通信)であるD2D通信をサポートする。図6は、第1実施形態に係るD2D通信を説明するための図である。
ここでは、D2D通信を、LTEシステムの通常の通信であるセルラ通信と比較して説明する。セルラ通信は、データパスがネットワーク(E−UTRAN10、EPC20)を経由する通信形態である。データパスとは、ユーザデータの伝送経路である。
これに対し、図6に示すように、D2D通信は、UE間に設定されるデータパスがネットワークを経由しない通信形態である。相互に近接する複数のUE100(UE100−1及びUE100−2)は、低送信電力で直接的に無線通信を行う。D2D通信の周波数帯は、セルラ通信の周波数帯と共用されてもよく、セルラ通信の周波数帯と異なる周波数帯であってもよい。
第1実施形態では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、近傍発見手順(以下、「Discovery手順」という)により相手UEを認識する。Discovery手順は、近傍端末との同期を確立した上で、近傍端末を識別(発見)する手順である。第1実施形態に係るDiscovery手順については後述する。
D2D通信を行うUE群は、クラスタと称されることがある。クラスタを形成する全UE100がセルカバレッジ内に位置するケースを「In coverage」という。クラスタを形成する全UE100がセルカバレッジ外に位置するケースを「Out of coverage」という。クラスタのうち一部のUE100がセルカバレッジ内に位置し、残りのUE100がセルカバレッジ外に位置するケースを「Partial coverage」という。
このように、D2D通信では、クラスタ内の複数のUE100が低送信電力で直接的に無線通信を行うことにより、セルラ通信と比べて、UE100の消費電力を削減し、かつ、隣接セルへの干渉を低減できる。
(第1実施形態に係る動作)
次に、Discovery手順を効率的に行うための第1実施形態に係る動作について説明する。第1実施形態では、主としてOut of coverage又はPartial coverageのケースを想定するが、In coverageのケースであってもよい。
図7は、第1実施形態に係る無線リソース(時間・周波数リソース)の構成を示す図である。第1実施形態では、D2D通信にSC−FDMAが適用されるケースを想定するが、OFDMAなどの他の方式が適用されてもよい。
図7に示すように、LTEシステムにおいて利用可能な時間・周波数リソースは、D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号が配置されるべき同期信号リソースと、D2D通信に係る近傍端末発見用の信号であるDiscovery信号が配置されるべきDiscovery信号リソースと、を含む。Discovery信号はD2D発見信号に相当し、Discovery信号リソースは発見信号リソースに相当する。
D2D同期信号は、ベースとなる直交系列にサイクリックシフト量を適用して得られた系列を有する。D2D同期信号は、プライマリ同期信号及びセカンダリ同期信号を含んでもよい。Discovery信号は、伝送情報(メッセージ)を含む信号である。Discovery信号は、当該Discovery信号の送信元の識別子を含むことが好ましい。但し、Discovery信号は、上述したような系列のみからなる信号であってもよい。
同期信号リソースは、所定数のサブチャネル及び所定数のシンボルにより構成される。サブチャネルは、周波数方向におけるリソース単位であって、複数のサブキャリアにより構成される。サブチャネルは、リソースブロックに相当する。また、Discovery信号リソースは、所定数のサブチャネル及び所定数のシンボルにより構成される。
第1実施形態では、Discovery信号リソースの位置は、同期信号リソースの位置と関連付けられている。図7の例では、Discovery信号リソースは、時間方向において、同期信号リソースとの間に所定の間隔をおいて設けられている。なお、同期信号リソースとDiscovery信号リソースとは、時間方向において(所定の間隔を置かずに)連続して設けられてもよい。或いは、同期信号リソースとDiscovery信号リソースとが同じ無線リソース内に設けられてもよい。
また、Discovery信号リソースは、周波数方向において同期信号リソースと重複する位置に設けられてもよいし、重複しない位置に設けられていてもよい。図7において、Discovery信号リソース1の位置は、同期信号リソース1の位置と関連付けられ、Discovery信号リソース2の位置は、同期信号リソース2の位置と関連付けられているケースが、周波数方向においてDiscovery信号リソースと同期信号リソースとが重複するケースである。一方、同期信号リソース11とDiscovery信号リソース11とが関連付けられているケースが、周波数方向においてDiscovery信号リソースと同期信号リソースとが重複しないケースである。なお、Discovery信号リソース10は、図示されていない同期信号リソースと関連付けられ、同期信号リソース12は、図示されていないDiscovery信号リソースと関連付けられている。このように、Discovery信号リソース及び同期信号リソースの相対的な位置関係は、予め規定されている。
第1実施形態では、Discovery信号リソースのサブチャネル数は、予め規定されたサブチャネル数に設定される。例えば、Discovery信号リソースのサブチャネル数は固定である。
或いは、Discovery信号リソースのサブチャネル数は、同期信号リソースのサブチャネル数と同じサブチャネル数に設定される。例えば、Discovery信号リソースのサブチャネル数は、同期信号リソースのサブチャネル数に応じて可変である。Discovery信号リソースは、サブチャネル数が同期信号リソースと同じであればよく、サブキャリア数が同期信号リソースと異なっていてもよい。
図8は、第1実施形態に係るDiscovery手順を示す図である。図8の初期状態では、UE100−1とUE100−2との間で同期がとられていない。
図8に示すように、UE100−1は、同期信号リソースを使用してD2D同期信号を送信し、Discovery信号リソースを使用してDiscovery信号を送信する。
ステップS101において、UE100−2は、例えばセルラ通信のセルサーチと同様の方法でD2D同期信号のサーチを行い、D2D同期信号の受信を試みる。D2D同期信号の受信に成功したUE100−2は、D2D同期信号の送信元(UE100−1)との同期をとることができる。
UE100−2は、当該受信したD2D同期信号が配置されている同期信号リソースの位置に基づいて、Discovery信号リソースの位置を識別する。上述したように、Discovery信号リソースの位置は、同期信号リソースの位置と関連付けられている。よって、UE100−2は、同期信号リソースの位置に基づいて、Discovery信号リソースの位置を一意に識別できる。
ステップS102において、UE100−2は、識別したDiscovery信号リソースについてDiscovery信号のサーチを行い、Discovery信号の受信を試みる。これにより、UE100−2は、UE100−1から送信されるDiscovery信号を受信し、当該受信したDiscovery信号に基づいてUE100−1を認識できる。
上述したように、第1実施形態では、Discovery信号リソースの位置は、同期信号リソースの位置と関連付けられている。UE100−2は、受信したD2D同期信号が配置されている同期信号リソースの位置に基づいて、Discovery信号リソースの位置を識別する。これにより、Discovery信号リソースの位置を示す情報を別途UE100−2に通知しなくても、UE100−2がDiscovery信号リソースの位置を識別できる。従って、Discovery手順を効率的に行うことができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態は、システム構成については第1実施形態と同様である。
Discovery手順を効率的に行うための第2実施形態に係る動作について説明する。第2実施形態では、主としてOut of coverage又はPartial coverageのケースを想定するが、In coverageのケースであってもよい。
図9は、第2実施形態に係る無線リソース(時間・周波数リソース)の構成を示す図である。ここでは、第1実施形態との相違点を説明する。
図9に示すように、第2実施形態では、LTEシステムにおいて利用可能な時間・周波数リソースは、Discovery信号に関する制御情報(以下、「Discovery制御情報」という)が配置されるべき制御情報リソースをさらに含む。制御情報リソースは、所定数のサブチャネル及び所定数のシンボルにより構成される。
第2実施形態では、制御情報リソースの位置は、同期信号リソースの位置と関連付けられている。図9の例では、制御情報リソースは、時間方向において、同期信号リソースとの間に所定の間隔をおいて設けられている。なお、同期信号リソースと制御情報リソースとは、時間方向において(所定の間隔を置かずに)連続して設けられてもよい。或いは、同期信号リソースと制御情報リソースとが同じ無線リソース内に設けられてもよい。
また、制御情報リソースは、周波数方向において同期信号リソースと重複する位置に設けられている。なお、制御情報リソースは、周波数方向において同期信号リソースと重複しない位置に設けられていてもよい。このように、制御情報リソース及び同期信号リソースの相対的な位置関係は、予め規定されている。
Discovery制御情報は、Discovery信号リソースの位置に関するパラメータ及びDiscovery信号の伝送方式に関するパラメータを含む。
Discovery信号リソースの位置に関するパラメータとは、例えばDiscovery信号リソースを構成するサブチャネル番号及びシンボル番号である。或いは、当該パラメータは、送信リソースランダマイズ用のパラメータを含んでもよい。送信リソースランダマイズ用のパラメータとは、例えば周波数ホッピング用パラメータ、時間方向にランダマイズするパラメータ、電力をランダマイズするパラメータなどである。
Discovery信号リソースの伝送方式に関するパラメータとは、例えば、送信データランダマイズ用のパラメータ(暗号化パラメータなど)、変調方式・符号化率(MCS)に関するパラメータ、Discovery信号の送信電力に関するパラメータ、Discovery信号に含まれる参照信号系列に関するパラメータ、サイクリックプリフィックス(CP)長に関するパラメータ、Discovery信号のフォーマット(ビット長など)に関するパラメータなどである。
制御情報リソースのサブチャネル数は、予め規定されたサブチャネル数に設定される。例えば、制御情報リソースのサブチャネル数は固定である。
或いは、制御情報リソースのサブチャネル数は、同期信号リソースのサブチャネル数と同じサブチャネル数に設定される。例えば、制御情報リソースのサブチャネル数は、同期信号リソースのサブチャネル数に応じて可変である。制御情報リソースは、サブチャネル数が同期信号リソースと同じであればよく、サブキャリア数が同期信号リソースと異なっていてもよい。
第2実施形態では、Discovery信号リソースのサブチャネル数は、Discovery信号リソースの位置に関するパラメータに応じて設定されてもよい。この場合、Discovery信号リソースのサブチャネル数は、Discovery信号リソースの位置に関するパラメータに応じて可変である。
図10は、第2実施形態に係るDiscovery手順を示す図である。図10の初期状態では、UE100−1とUE100−2との間で同期がとられていない。
図10に示すように、UE100−1は、同期信号リソースを使用してD2D同期信号を送信し、Discovery信号リソースを使用してDiscovery信号を送信する。
ステップS201において、UE100−2は、例えばセルラ通信のセルサーチと同様の方法でD2D同期信号のサーチを行い、D2D同期信号の受信を試みる。D2D同期信号の受信に成功したUE100−2は、D2D同期信号の送信元(UE100−1)との同期をとることができる。
UE100−2は、当該受信したD2D同期信号が配置されている同期信号リソースの位置に基づいて、制御情報リソースの位置を識別する。上述したように、制御情報リソースの位置は、同期信号リソースの位置と関連付けられている。よって、UE100−2は、同期信号リソースの位置に基づいて、制御情報リソースの位置を一意に識別できる。
ステップS202において、UE100−2は、識別した制御情報リソースについてDiscovery制御情報のサーチを行い、Discovery制御情報の受信を試みる。これにより、UE100−2は、UE100−1から送信されるDiscovery制御情報を受信し、当該受信したDiscovery制御情報に含まれるパラメータに応じてDiscovery信号リソースの位置及びDiscovery信号の伝送方式を識別できる。
ステップS203において、UE100−2は、識別したDiscovery信号リソースについて、識別した伝送方式で伝送されるDiscovery信号のサーチを行い、Discovery信号の受信を試みる。これにより、UE100−2は、UE100−1から送信されるDiscovery信号を受信し、当該受信したDiscovery信号に基づいてUE100−1を認識できる。
上述したように、第2実施形態では、制御情報リソースの位置は、同期信号リソースの位置と関連付けられている。UE100−2は、受信したD2D同期信号が配置されている同期信号リソースの位置に基づいて、制御情報リソースの位置を識別する。これにより、制御情報リソースの位置を示す情報を別途UE100−2に通知しなくても、UE100−2が制御情報リソースの位置を識別し、Discovery制御情報を受信できる。従って、Discovery手順を効率的に行うことができる。
[第3実施形態]
第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。
(第3実施形態に係るシステム構成)
図11は、第3実施形態に係るシステム構成を示す図である。図11に示すように、第3実施形態に係るLTEシステムは、D2D通信を利用してデータ中継(以下、「D2D Relay」という)を行う能力を有するRUE(Relay capable UE)100−1を有する。RUE100−1は中継端末に相当する。
RUE100−1はセルカバレッジ内に位置し、UE100−2はセルカバレッジ外に位置する。RUE100−1は、eNB200とのセルラ通信を行いながら、UE100−2とのD2D通信を行うことにより、UE100−2とeNB200との間で送受信されるデータを中継する。これにより、セルカバレッジ外のUE100−2であっても、ネットワークとの通信を行うことができる。
図11の例では、RUE100−1は車両に搭載されている。RUE100−1は、車両の移動に伴って移動する。すなわち、RUE100−1は移動型の中継端末である。
RUE100−1には、eNB200からDiscovery信号リソースが割り当てられる。Discovery信号リソースは同期信号リソースと関連付けられている場合に、RUE100−1は、Discovery信号リソースに基づいて同期信号リソースを識別する。
或いは、RUE100−1には、eNB200から同期信号リソースが割り当てられる。RUE100−1は、eNB200から割り当てられた同期信号リソースに基づいてDiscovery信号リソースを識別する。
(第3実施形態に係る動作)
図12は、第3実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。図12の初期状態において、RUE100−1はeNB200との接続を確立しており、UE100−2はセルカバレッジ外に位置する。
図12に示すように、ステップS301において、eNB200は、測定構成(Measurement Config)をRUE100−1に送信する。測定構成を受信したRUE100−1は、当該受信した測定構成に従って測定を行う。
ステップS302において、RUE100−1は、測定結果を含む測定報告(Measurement Report)をeNB200に送信する。測定報告を受信したeNB200は、当該受信した測定報告に基づいて、RUE100−1によるD2D同期信号の送信を開始させるか否かを判定する。ここでは、RUE100−1によるD2D同期信号の送信を開始させると判定したと仮定して、説明を進める。なお、ステップS301及びS302の詳細については第4実施形態で説明する。
ステップS303において、eNB200は、D2D同期信号の送信開始をRUE100−1に対して要求する。当該要求は、RUE100−1に割り当てるDiscovery信号リソースの情報を含んでもよい。RUE100−1は、当該要求に応じてD2D同期信号の送信を開始する。なお、RUE100−1は、D2D同期信号の送信を開始しても、Discovery信号の送信を直ぐには開始しない。具体的には、RUE100−1は、D2D Relayの対象となるUE100−2が存在すると判定した場合に限り、Discovery信号(後述する第2のDiscovery信号に相当)を送信する。これにより、RUE100−1の消費電力の削減及び干渉の削減を図ることができる。
ステップS304において、RUE100−1は、所定の系列を有するD2D同期信号を送信する。D2D同期信号に適用される系列(所定の系列)は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列である。セルラ通信用の同期信号とは、プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)である。また、RUE100−1が送信するD2D同期信号に適用される系列(所定の系列)は、通常のUEが送信するD2D同期信号に適用される系列とは異なる系列であることが好ましい。このように、第3実施形態では、RUE100−1が送信するD2D同期信号は、当該D2D同期信号の送信元がD2D Relay能力を有していることを識別可能に構成される。
D2D同期信号を受信したUE100−2は、当該受信したD2D同期信号の系列に基づいて、RUE用D2D同期信号の送信元がD2D Relay能力を有するか否かを判定する。また、UE100−2は、当該受信したD2D同期信号が配置されている同期信号リソースの位置に基づいて、第1実施形態又は第2実施形態の方法によりDiscovery信号リソースの位置を識別する。UE100−2は、識別したDiscovery信号リソースにおいてDiscovery信号(後述する第2のDiscovery信号に相当)をサーチするが、この時点ではDiscovery信号は検知されない。
ステップS305において、D2D同期信号の送信元がD2D Relay能力を有すると判定したUE100−2は、D2D Relayの開始を希望する場合に、識別したDiscovery信号リソースを使用して、D2D同期信号の送信元であるRUE100−1に対して第1のDiscovery信号を送信する。第1のDiscovery信号は、当該第1のDiscovery信号に対する応答信号(Discovery応答信号)の送信を必要としない種類(PUSHモード)のDiscovery信号である。なお、Discovery信号の種類は、RRC層よりも上位層(例えばNAS層)において判断できる。
ステップS306において、UE100−2から第1のDiscovery信号を受信したRUE100−1は、Discovery信号リソースを使用して第2のDiscovery信号の送信を開始する。第2のDiscovery信号は、当該第2のDiscovery信号に対する応答信号(Discovery応答信号)の送信を必要とする種類(PULLモード)のDiscovery信号である。なお、第2のDiscovery信号の送信が開始された後は、UE100−2以外のUEは、RUE100−1からD2D同期信号及び第2のDiscovery信号を受信することにより、第1のDiscovery信号をRUE100−1に送信することなく、D2D応答信号をRUE100−1に送信可能である。
第2のDiscovery信号は、Discovery応答信号の送信に使用すべき時間・周波数リソース(以下、「Discovery応答信号リソース」という)を指定するための情報を含む。第2のDiscovery信号を受信したUE100−2は、当該情報によりDiscovery信号リソースの位置を識別する。
或いは、Discovery応答信号リソースの位置は、Discovery信号リソースの位置と関連付けられている。第2のDiscovery信号を受信したUE100−2は、第2のDiscovery信号が配置されているDiscovery信号リソースの位置に基づいて、Discovery応答信号リソースの位置を識別する。
ステップS307において、UE100−2は、識別したDiscovery応答信号リソースを使用してDiscovery応答信号をRUE100−1に送信する。これにより、UE100−2とRUE100−1との間でDiscovery手順が完了する。
ステップS308において、RUE100−1は、eNB200とのセルラ通信を行いながら、UE100−2とのD2D通信を行うことにより、UE100−2とeNB200との間で送受信されるデータを中継する。
なお、RUE100−1は、第1のDiscovery信号の受信により、D2D Relayの対象となるUE100−2が存在すると判定する。RUE100−1は、D2D Relayの対象となるUE100−2が存在すると判定した場合に、D2D同期信号を所定の送信間隔で送信する。一方、RUE100−1は、D2D Relayの対象となるUE100−2が存在しないと判定した場合に、D2D同期信号を、当該所定の送信間隔とは異なる送信間隔で送信する。このように、D2D Relayの対象となるUE100−2を検知する前と後とでD2D同期信号の送信間隔を異ならせる。例えば、D2D Relayの対象となるUE100−2を検知した後は、当該検知の前に比べてD2D同期信号の送信間隔を狭くすることにより、当該検知の前におけるRUE100−1の消費電力の削減及び干渉の削減を図ることができる。
第3実施形態によれば、RUE100−1が存在する場合において効率的なDiscovery手順を実現できる。
[第4実施形態]
第4実施形態について、第1実施形態乃至第3実施形態との相違点を主として説明する。第4実施形態は、システム構成については第3実施形態と同様である。第4実施形態では、eNB200とRUE100−1との間のシーケンスに着目して説明する。
図13は、第4実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。図13の初期状態において、RUE100−1はeNB200との接続を確立していない。
ステップS401において、RUE100−1は、eNB200との接続を確立する。RUE100−1は、ネットワークに接続する際に、D2D Relayを行う能力を有する旨の能力通知をネットワークに送信する(ステップS402)。
ステップS403において、当該能力通知を受信したeNB200は、通常の測定構成1をRUE100−1に通知する。通常の測定構成1は、モビリティ制御のための測定報告に対応する測定構成である。通常の測定構成1は、周期的な測定報告を指定するものであってもよい。
ステップS404において、eNB200は、RUE用の測定構成2をRUE100−1に通知する。RUE用の測定構成2は、D2D Relay能力を有していると識別可能なD2D同期信号の送信を開始させるか否かを判定するための測定報告に対応する測定構成であって、イベントトリガ型の測定報告を指定するものである。例えば、「サービングセルからの電波強度が閾値以下であって、かつ隣接セルからの電波強度も閾値以下」というトリガ種別(イベント)が指定される。
ステップS405において、RUE100−1は、RUE用の測定構成2に基づいて、例えばサービングセルからの電波強度が閾値以下であって、かつ隣接セルからの電波強度も閾値以下である場合に、測定報告をeNB200に送信する。測定報告は、サービングセル及び隣接セルのそれぞれの測定結果(参照信号受信電力など)を含む。また、測定報告は、RUE100−1の地理的位置を識別するための位置情報を含んでもよい。位置情報は、GNSS位置情報に限らず、RF finger print及び/又はAoA(Angle of Arrival)情報などの情報であってもよい。
測定報告を受信したeNB200は、当該受信した測定報告に基づいて、D2D Relay能力を有していると識別可能なD2D同期信号の送信をRUE100−1に開始させるか否かを判定する。例えば、サービングセル及び隣接セルのそれぞれの測定結果から、RUE100−1がセルカバレッジの中心領域以外の領域(外側領域)に位置すると見なすことができる場合に、当該D2D同期信号の送信をRUE100−1に開始させると判定する。また、eNB200は、複数のRUE100−1から測定報告を受信する場合には、測定報告に含まれる位置情報を考慮に入れてもよい。例えば、外側領域に位置すると見なされるRUE100−1が複数存在する場合で、これらのRUE100−1が近接している場合には、外側領域に位置する何れかのRUE100−1にのみ当該D2D同期信号の送信を開始させると判定する。
ステップS406において、eNB200は、当該D2D同期信号の送信を開始させると判定されたRUE100−1に対して、当該D2D同期信号の送信要求を送信する。
第4実施形態によれば、適切なRUE100−1に対してD2D Relayを行わせるように制御できる。
[第5実施形態]
第5実施形態について、第1実施形態乃至第4実施形態との相違点を主として説明する。第4実施形態は、システム構成については第3実施形態と同様である。第5実施形態は、第4実施形態に係る動作の変更例に関する。
図14は、第5実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。図14の初期状態において、RUE100−1はeNB200との接続を確立していない。すなわち、RUE100−1はアイドル状態である。
図14に示すように、第5実施形態では、eNB200は、RUE用の測定構成をブロードキャストでRUE100−1に通知する。このようなブロードキャストにより、アイドル状態のRUE100−1であってもRUE用の測定構成を取得できる。
RUE用の測定構成は、サービングセルからの無線強度の閾値及び/又は隣接セルからの無線強度の閾値を含む。これらの閾値としては、例えばRUEが外側領域に位置すると見なされる程度の無線強度の値が設定される。
ステップS502において、RUE100−1は、測定した無線強度が閾値に到達した場合に、他のRUEが送信するD2D同期信号又はDiscovery信号の監視を開始する。そして、RUE100−1は、監視により周囲に他のRUEが存在しないと判断した場合に、D2D同期信号の送信を開始する(ステップS503)。
第5実施形態によれば、第4実施形態と同様に、適切なRUE100−1に対してD2D Relayを行わせるように制御できる。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、主としてOut of coverage又はPartial coverageのケースを想定していた。
しかしながら、In coverageのケースにおいては、上述した第1実施形態を次のように変更可能である。具体的には、In coverageのケースにおいては、D2D同期信号として、セルラ通信の同期信号(PSS、SSS)を利用できる。よって、発見信号リソースの位置を、セルラ通信の同期信号リソースの位置と関連付けてもよい。
また、In coverageのケースにおいては、上述した第2実施形態を次のように変更可能である。具体的には、In coverageのケースにおいては、D2D同期信号として、セルラ通信の同期信号(PSS、SSS)を利用できる。また、制御信号リソースとして、セルラ通信のPBCHリソース(MIB)又はPDSCHリソース(SIB)を利用できる。よって、セルラ通信のPBCHリソース(MIB)又はPDSCHリソース(SIB)の位置をセルラ通信の同期信号リソースの位置と関連付けるとともに、上述したDiscovery制御情報をMIB又はSIBに含めてもよい。
上述した実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[付記]
(1)導入
待ち時間や待ち時間内にDiscovery(近傍端末の発見)が成功する確率に関する要求と同様に、物理層で送信されるDiscoveryメッセージにおいて見える必要がある上位層ビット(higher layer bits)に関する要求の明確化が求められている。このため、適切なDiscoveryメカニズムをさらに検討すべきである。いくつかの直接的なDiscoveryメカニズムが提案され、いくつかの提案が合意された。この付記では、Discoveryメッセージ(Discovery信号に含まれるメッセージ)及び直接的なDiscoveryメカニズムに関する追加的な要求事項について説明する。
(2)Discoveryメッセージに関する要求事項
直接的なDiscoveryに関して、In coverageのためのD2D Discoveryメカニズムに重点的に取り組むことが合意された。
一方で、以前の合意によれば、4つの全てのシナリオ(すなわち、Out of coverage、Partial coverage、In Coverage−Single−Cell(クラスタを形成する全UEが単一のセル内に位置するシナリオ)、In Coverage−Multi−Cell(クラスタを形成する全UEがセル内に位置するが、クラスタを形成するUEが複数のセルに分かれているシナリオ))に関するD2D直接通信を検討する必要がある。従って、直接的なDiscoveryは、In coverageに限定されるべきでなく、4つの全てのシナリオをサポートすべきである。
提案1:直接的なDiscovery(近傍発見手順)は、4つの全てのシナリオ(すなわち、Out of coverage、Partial coverage、In Coverage−Single−Cell、In Coverage−Multi−Cell)をサポートすべきである。
次に、Discoveryメッセージの内容はシナリオ間で同じであるべきか異なるべきかという問題がある。標準化作業及び複雑さを減らすために、4つの全てのシナリオに関して整理すべきである。さらに、UEは、UE固有の識別子(UE specific identity)を接続モードの間(すなわち、RRC接続状態)でのみ取得できるので、UE固有の識別子が、アクセス層(Access Stratum)レベルでDiscoveryメッセージに含まれる必要があるかどうかを決めるべきである。また、下記提案4の下に表示された前提を考慮して、NASメッセージが設計されるべきである。現在の前提は、D2D近傍サービスに興味があるUE(D2D interested UE)は、NASメッセージのみで(すなわち、AS補助情報なしで)互いにDiscoveryできなくてはならないということである。
提案2:Discoveryメッセージの内容は、4つの全てのシナリオで同じにすべきである。
提案3:アクセス層レベルでのUE固有の識別子は、Discoveryメッセージに含まれない。
提案4:アクセス層の補助情報なしでDiscovery要求を達成するために、NASメッセージを設計すべきである。また、必要なNASメッセージを伝達するために必要なビット数が決められるべきである。
前提;
1.Discoveryメッセージの送信は、アイドルモード及び接続モード(Connected mode)でサポートすべきである。
2.UEは、アイドル状態及び接続状態の間、Discoveryメッセージを受信可能である。
3.アクセス層でPUSH及びPULLモデルを区別する必要はない。((必要性が確認されたら、)他のDiscoveryメッセージを受信した上でのDiscoveryメッセージの送信トリガのメカニズムは、上位層(higher layer)によって実現可能であることを前提とする。)
4.アクセス層レベルでは、制限されていないDiscovery(open discovery)と制限されたDiscovery(restricted discovery)とを区別しない。
5.(合意されれば、)アクセス層レベルでのUE固有の識別子は、Discoveryメッセージに含まれない。
アクセス層でのDiscoveryメッセージ長さに関して、他のD2D関連情報もDiscovery用のサブフレームで送信できるかどうかを検討すべきである。例えば、D2D通信のために採用されるスケジューリングアーキテクチャにもよるが、Discovery手順を介してそのようなD2D関連情報を取得できることは、D2D近傍サービスを行うUEやスケジューリングエンティティにとって有益な可能性がある。従って、アクセス層で提供される可能性があるD2D通信に必要な機能を検討すべきである。
提案5:他のD2D関連情報もDiscovery用のサブフレームで送信できるかどうかを検討すべきである。
(3)直接的なDiscoveryメカニズムのための追加的な要求事項
以下の合意がなされている。
・Discoveryメッセージの送信は、アイドルモード及び接続モードでサポートすべきである。両方のモードで、UEは、NW(ネットワーク)にDiscoveryメッセージの送信を許可されることが必要である。NWは、UEがDiscovery信号を送信してもよい送信モード(接続及び/又はアイドル)及びDiscoveryに関するリソースを管理する必要がある。詳細(Type 1又はType 2、SiB又は個別(dedicated))は、今後の課題である。
この合意は、Partial coverageシナリオにおいて、Out of coverageのUEにも適用されるべきである。Partial coverageシナリオでは、1以上のUEがOut of coverageでありながら、1以上のUEは、NWカバレッジ内にいてもよい。もしNWが、Out of coverage UEのDiscovery信号の送信を管理できない場合、Out of coverage UEは、In coverage UEがeNBにセルラ送信を試みている間に、Discovery信号を送信する可能性がある。この条件下では、In coverage UEは、Out of coverage UEからのDiscovery信号を受信できない可能性がある。その上、このDiscovery信号は、他のUEのD2D通信及び/又はDiscoveryの試みに干渉を与えるかもしれない。従って、NWは、Out of coverage UEによって送信に利用されるDiscovery信号リソースを管理する必要がある。
提案6:Partial coverageシナリオでは、NWは、Out of coverage UEによって送信されるDiscovery信号リソースを管理する必要がある。
なお、米国仮出願第61/898760号(2013年11月1日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る移動通信システム及びユーザ端末は、D2D通信に係る近傍発見手順を効率的に行うことができるため、移動通信分野において有用である。

Claims (7)

  1. D2D近傍サービスをサポートするユーザ端末を有し、
    前記ユーザ端末は、同期信号リソースの位置と発見信号リソースの位置とを関連付けながら、D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号及び近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号を送信し、
    前記同期信号リソースは、前記D2D同期信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記発見信号リソースは、前記D2D発見信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記ユーザ端末は、所定の系列を有する前記D2D同期信号を送信しており、
    前記D2D同期信号に適用される前記所定の系列は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列であり、
    前記ユーザ端末は、前記D2D通信を利用してデータ中継を行う能力を有する中継端末であり、
    前記データ中継を希望する他のユーザ端末は、第1のD2D発見信号を送信することを特徴とする移動通信システム。
  2. D2D近傍サービスをサポートするユーザ端末を有し、
    前記ユーザ端末は、同期信号リソースの位置と発見信号リソースの位置とを関連付けながら、D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号及び近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号を送信し、
    前記同期信号リソースは、前記D2D同期信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記発見信号リソースは、前記D2D発見信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記ユーザ端末は、所定の系列を有する前記D2D同期信号を送信しており、
    前記D2D同期信号に適用される前記所定の系列は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列であり、
    前記ユーザ端末は、前記D2D通信を利用してデータ中継を行う能力を有する中継端末であり、
    前記中継端末は、第2のD2D発見信号を送信することを特徴とする移動通信システム。
  3. 前記第2のD2D発見信号は、当該第2のD2D発見信号に対する応答信号の送信を必要とする種類のD2D発見信号であって、かつ、当該応答信号の送信に使用すべき時間・周波数リソースを指定するための情報を含むことを特徴とする請求項に記載の移動通信システム。
  4. D2D近傍サービスをサポートするユーザ端末であって、
    送信部と、
    受信部と、を備え、
    前記送信部は、同期信号リソースの位置と発見信号リソースの位置とを関連付けながら、D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号及び近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号を送信し
    前記同期信号リソースは、前記D2D同期信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記発見信号リソースは、前記D2D発見信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記送信部は、所定の系列を有する前記D2D同期信号を送信し、
    前記D2D同期信号に適用される前記所定の系列は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列であり、
    前記ユーザ端末は、前記D2D通信を利用してデータ中継を行う能力を有する中継端末であり、
    前記受信部は、データ中継を希望する他のユーザ端末から、第1のD2D発見信号を受信することを特徴とするユーザ端末。
  5. D2D近傍サービスをサポートするユーザ端末であって、
    同期信号リソースの位置と発見信号リソースの位置とを関連付けながら、D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号及び近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号を送信する送信部を備え、
    前記同期信号リソースは、前記D2D同期信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記発見信号リソースは、前記D2D発見信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記送信部は、所定の系列を有する前記D2D同期信号を送信し、
    前記D2D同期信号に適用される前記所定の系列は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列であり、
    前記ユーザ端末は、前記D2D通信を利用してデータ中継を行う能力を有する中継端末であり、
    前記送信部は、第2のD2D発見信号を送信することを特徴とするユーザ端末。
  6. D2D近傍サービスをサポートするユーザ端末に備えられる装置であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、同期信号リソースの位置と発見信号リソースの位置とを関連付けながら、D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号及び近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号を送信する処理を実行
    前記同期信号リソースは、前記D2D同期信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記発見信号リソースは、前記D2D発見信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記プロセッサは、所定の系列を有する前記D2D同期信号を送信する処理を実行し、
    前記D2D同期信号に適用される前記所定の系列は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列であり、
    前記ユーザ端末は、前記D2D通信を利用してデータ中継を行う能力を有する中継端末であり、
    前記プロセッサは、データ中継を希望する他のユーザ端末から、第1のD2D発見信号を受信する処理を実行することを特徴とする装置。
  7. D2D近傍サービスをサポートするユーザ端末に備えられる装置であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、同期信号リソースの位置と発見信号リソースの位置とを関連付けながら、D2D通信用の同期信号であるD2D同期信号及び近傍端末発見用の信号であるD2D発見信号を送信する処理を実行し、
    前記同期信号リソースは、前記D2D同期信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記発見信号リソースは、前記D2D発見信号の送信に用いる時間・周波数リソースであり、
    前記プロセッサは、所定の系列を有する前記D2D同期信号を送信する処理を実行し、
    前記D2D同期信号に適用される前記所定の系列は、セルラ通信用の同期信号に適用される系列とは異なる系列であり、
    前記ユーザ端末は、前記D2D通信を利用してデータ中継を行う能力を有する中継端末であり、
    前記プロセッサは、第2のD2D発見信号を送信する処理を実行することを特徴とする装置。
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