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JP6323152B2 - 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP6323152B2 JP2014097712A JP2014097712A JP6323152B2 JP 6323152 B2 JP6323152 B2 JP 6323152B2 JP 2014097712 A JP2014097712 A JP 2014097712A JP 2014097712 A JP2014097712 A JP 2014097712A JP 6323152 B2 JP6323152 B2 JP 6323152B2
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Description

この発明は、LEDなどの発光素子を平面状に配置して構成される画像表示装置に用いる画像処理装置に関するものである。
球技場などで使用される大型の画像表示装置は、LEDなどの発光素子を平面状に配置して画面を構成している。近年、民生テレビと同様に大型の画像表示装置でも高解像度化がすすんでいる。また、近年、3in1と呼ばれるR(赤色)、G(緑色)及びB(青色)を一つのパッケージに入れたLED素子が画像表示装置に用いられる。3in1のLEDは、R、G及びBからなる3個のLED素子を1個のLED素子に置き換えることが可能なため、消費電力の点で有利である。ただし、LED素子1個あたりのコストが大きいため、画像表示装置の表示面のすべてに3in1のLEDを用いるのではなく、3in1のLEDと白色などの単色のLEDを千鳥状に配置する。単色のLEDは安価なため、画質劣化を最小限に抑制しつつコスト削減をしている(特許文献1参照)。なお、「千鳥状に配置」とは、異なる2つのものを順番に列を入れかえて2列に配置することである。「順番に列を入れかえて2列に配置する」ということは、ジグザグに配置することである。
特開2012−173466号公報(段落0012〜0013、図1)
特許文献1では3in1のLEDと白色のLEDとで信号を表示する方法を記載しているが、入力信号がR(赤色)、G(緑色)及びB(青色)からなるRGBデータであれば、白色のLEDが配置された画素に対応する白色のLED用のデータを算出する必要がある。例えば、RGBデータのそれぞれを加重平均することにより算出した輝度データを白色のLED用のデータとして用いることが考えられる。しかしながら、このような算出方法から白色のLED用のデータを用いた場合、また、白色のLEDが配置されたことにより色再現性が劣化するという問題がある。
RGBの原色を有する発光素子と白色の発光素子とを格子状の配列中に千鳥状に配置して構成した画像表示部に表示する画像を生成する画像処理装置において、入力画像データから着目した画素位置の周辺の空間周波数を検出して高周波数検出信号を出力する高周波数検出部と、入力画像データに含まれる第一のRGBデータから輝度データを算出する輝度算出部と、第一のRGBデータから第二のRGBデータ及び白色データを生成するRGBW変換部と、高周波数検出信号が第一の閾値より小さい場合、白色データを出力し、高周波数検出信号が第二の閾値より大きい場合、輝度データを出力し、高周波数検出信号が第一の閾値と第二の閾値との間にある場合、輝度データと白色データとを加重平均して出力し、輝度データと白色データとの加重平均の合成割合は、高周波数検出信号が高くなるにつれて、着目した画素位置における輝度データの合成割合を着目した画素位置における白色データの合成割合に対して大きくするものである単色用データ生成部と、高周波数検出信号が第一の閾値より小さい場合、第二のRGBデータを出力し、高周波数検出信号が第二の閾値より大きい場合、第一のRGBデータを出力し、高周波数検出信号が第一の閾値と第二の閾値との間にある場合、第一のRGBデータと第二のRGBデータとを加重平均して出力し、第一のRGBデータと第二のRGBデータとの加重平均の合成割合は、高周波数検出信号が低くなるにつれて、RGBの原色を有する発光素子に表示するデータにおける第二のRGBデータの合成割合を第一のRGBデータの合成割合に対して大きくするものである3in1用データ生成部とを備え、第二の閾値は、第一の閾値より大きい値であることを特徴とする。

本発明に係る画像処理装置は、着目した画素位置の周辺の空間周波数が高い場合に、輝度データを適用することで空間周波数の高い映像を表示することができる。また、着目した画素位置の周辺の空間周波数が低い場合に、彩度の高いデータを適用することで色再現性の良い映像を表示することができる。
本発明に係る実施の形態1の画像表示装置5の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の画像表示部3を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の入力画像データDIを説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の高周波数検出部11の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の第一の畳み込み演算部111の動作を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の第二の畳み込み演算部112の動作を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の二次元の畳み込みパターンの一例を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の二次元の畳み込みパターンの一例を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の二次元の畳み込みパターンの一例を示す図である。 本発明に係る実施の形態1のRGBW変換部13の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の彩度調整値算出部132の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態1のRGBW変換部13の効果を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の単色用データ生成部14及び3in1用データ生成部15の動作を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の画像表示部3の表示画面の一例を示すための図である。 本発明に係る実施の形態2の画像表示装置の機能の一部をコンピュータプログラムで実現する場合の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態2の演算装置4による処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1の画像表示装置の構成を示す図である。図1に示されているように、本発明に係る実施の形態1の画像処理装置1は、高周波数検出部11、輝度算出部12、RGBW変換部13、単色用データ生成部14及び3in1用データ生成部15を備える。画像表示装置5は、画像処理装置1の他に画像制御部2及び画像表示部3を備える。画像表示装置5は、入力画像データDIが入力される。入力画像データDIは、赤色の入力画像データRI、緑色の入力画像データGI及び青色の入力画像データBIを有する。画像処理装置1は、入力画像データDIが入力される。画像処理装置1は、画像データD14及び画像データD15を画像制御部2に出力する。画像データD15は、赤色の画像データRI、緑色の画像データGI及び青色の画像データBIを有する。画像制御部2は、画像データ2を画像表示部3に出力する。
高周波数検出部11は、入力画像データDIが入力される。入力画像データDIは、赤色の入力画像データRI、緑色の入力画像データGI及び青色の入力画像データBIを有する。また、高周波数検出部11は、高周波数検出信号D11を単色用データ生成部14及び3in1用データ生成部15に出力する。輝度算出部12は、入力画像データDIが入力される。また、輝度算出部12は、輝度データW12を単色用データ生成部14に出力する。RGBW変換部13は、入力画像データDIが入力される。また、RGBW変換部13は、画像データD13を出力する。画像データD13は、赤色の画像データR13、緑色の画像データG13、青色の画像データB13及び白色の画像データW13を有する。単色用データ生成部14は、高周波数検出信号D11、輝度データW12及び白色の画像データW13が入力される。また、単色用データ生成部14は、画像データD14を出力する。3in1用データ生成部15は、入力画像データDI、高周波数検出信号D11、赤色の画像データR13、緑色の画像データG13及び青色の画像データB13が入力される。また、3in1用データ生成部15は、画像データD15を出力する。
図2は、画像表示部3を説明するための図である。画像表示部3は、多数の発光素子を平面状に且つ格子状に配列して構成された表示画面31を有する。なお、「格子状」とは、複数の縦の線と横の線とが交差している状態を示すものである。表示画面31は、3in1発光素子32及び単色発光素子33を有する。発光素子は、X軸と、またX軸に直交するY軸とに沿って配列される。X軸方向は、画像表示部における水平方向である。Y軸方向は、画像表示部における垂直方向である。3in1発光素子32は、赤色、緑色及び青色の発光体が一つのパッケージに収納されている。単色発光素子33は、白色などの単色の発光体が一つのパッケージに収納されている。表示画面31には、3in1発光素子32と単色発光素子33とが格子状の配列中に千鳥状に配置される。
図3は、入力画像データDIを説明するための図である。入力画像データDIは、画素毎に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のデータを含む。入力画像データDIは、赤色の入力画像データRI、緑色の入力画像データGI及び青色の入力画像データBIを有する。入力画像データDIは、X軸と、またX軸に直交するY軸とに沿って配列される。図3で示したような入力画像データDIを図2の表示画面31に表示するためには、単色発光素子の位置については赤色、緑色及び青色の入力画像データから白色の画像データに変換する必要がある。
高周波数検出部11は、入力画像データDIの画素毎に空間周波数を検出し、その結果を高周波数検出信号D11として出力する。高周波数検出信号D11は、単色用データ生成部14及び3in1用データ生成部15に入力される。「空間周波数」とは、空間的な周期をもつ構造の性質であり、ここでいう空間は、表示画面の2次元平面を言う。
図4は、高周波数検出部11の構成を示す図である。高周波数検出部11は、第一の畳み込み演算部111、第二の畳み込み演算部112及び高周波数算出部113を備える。高周波数検出部11は、入力画像データDIが入力される。入力画像データDIは、赤色の入力画像データRI、緑色の入力画像データGI及び青色の入力画像データBIを有する。また、高周波数検出部11は、高周波数検出信号D11を出力する。第一の畳み込み演算部111は、入力画像データDIが入力される。また、第一の畳み込み演算部111は、第一の畳み込みデータD111を高周波数算出部113に出力する。第一の畳み込みデータD111は、赤色の第一の畳み込みデータR111、緑色の第一の畳み込みデータG111及び青色の第一の畳み込みデータB111を有する。第二の畳み込み演算部112は、入力画像データDIが入力される。また、第二の畳み込み演算部112は、第二の畳み込みデータD112を高周波数算出部113に出力する。第二の畳み込みデータD112は、赤色の第二の畳み込みデータR112、緑色の第二の畳み込みデータG112及び青色の第二の畳み込みデータB112を有する。高周波数算出部113は、第一の畳み込みデータD111及び第二の畳み込みデータD112が入力される。また、高周波数算出部113は、高周波数検出信号D11を出力する。
図5は、第一の畳み込み演算部111の動作を説明するための図である。画素毎に図5に示した水平方向畳み込みパターンデータを入力画像データDIに畳み込むことで第一の畳み込みデータD111を生成する。例えば、水平方向の座標値がiとし、垂直方向の座標値がjとして、入力画像データDIは水平方向に以下のように並ぶこととする。

RI(i−1、j)=255、GI(i−1、j)=255、BI(i−1、j)=255、
RI(i、j) =0、 GI(i、j) =255、BI(i、j) =255、
RI(i+1、j)=255、GI(i+1、j)=0、 BI(i+1、j)=255、
RI(i+2、j)=0、 GI(i+2、j)=0、 BI(i+2、j)=255

この場合、着目画素(i、j)に対して水平方向に畳み込みパターンデータを畳み込んだ畳み込みデータR111,G111,B111は、以下の値となる。

R111(i、j)=RI(i−1、j)×1+RI(i、j)×(−1)+RI(i+1、j)×1+RI(i+2、j)×(−1)
=255−0+255−0=510 (1)

G111(i、j)=GI(i−1、j)×1+GI(i、j)×(−1)+GI(i+1、j)×1+GI(i+2、j)×(−1)
=255−255+0−0=0 (2)

B111(i、j)=BI(i−1、j)×1+BI(i、j)×(−1)+BI(i+1、j)×1+BI(i+2、j)×(−1)
=255−255+255−255=0 (3)

このように、着目画素(i、j)の周辺のRIが上述のように画素単位で変化しているデータであれば、RIに対する第一の畳み込みデータR111は大きい値となる。一方、着目画素(i、j)の周辺のGIが上述のように1画素単位で変化することのないデータであれば、GIに対する第一の畳み込みデータG111は小さい値となる。同じように、着目画素(i、j)の周辺のBIが上述のように画素単位で変化のないデータであれば、BIに対する第一の畳み込みデータB111は小さい値となる。
図6は、第二の畳み込み演算部112の動作を説明するための図である。画素毎に図6に示した垂直方向畳み込みパターンデータを入力画像データDIに畳み込むことで第二の畳み込みデータD112を生成する。例えば、水平方向の座標値がiとし、垂直方向の座標値がjとして、入力画像データDIは垂直方向に以下のように並ぶとする。

RI(i、j−1)=255、GI(i、j−1)=255、BI(i、j−1)=255、
RI(i、j) =0、 GI(i、j) =255、BI(i、j) =255、
RI(i、j+1)=255、GI(i、j+1)=0、 BI(i、j+1)=255、
RI(i、j+2)=0、 GI(i、j+2)=0、 BI(i、j+2)=255

この場合、着目画素(i、j)に対して垂直方向に畳み込みパターンデータを畳み込んだ畳み込みデータR112,G112,B112は以下の値となる。

R112(i、j)=RI(i、j−1)×1−RI(i、j)×(−1)+RI(i、j+1)×1−RI(i、j+2)×(−1)
=255−0+255−0=510 (4)

G112(i、j)=GI(i、j−1)×1−GI(i、j)×(−1)+GI(i、j+1)×1−GI(i、j+2)×(−1)
=255−255+0−0=0 (5)


B112(i、j)=BI(i、j−1)×1−BI(i、j)×(−1)+BI(i、j+1)×1−BI(i、j+2)×(−1)
=255−255+255−255=0 (6)


このように、着目画素(i、j)の周辺のRIが上述のように画素単位で変化しているデータであれば、RIに対する第二の畳み込みデータR112は大きい値となる。一方、着目画素(i、j)の周辺のGIが上述のように1画素単位で変化することのないデータであれば、GIに対する第二の畳み込みデータG112は小さい値となる。同じように、着目画素(i、j)の周辺のBIが上述のように画素単位で変化のないデータであれば、BIに対する第二の畳み込みデータB112は小さい値となる。
高周波数算出部113は、第一の畳み込みデータD111と第二の畳み込みデータD112とを加重平均する。高周波数算出部113は、加重平均した信号を高周波数検出信号D11として出力する。また、第一の畳み込みデータD111は、第一の畳み込み赤色データR111、第一の畳み込み緑色データG111及び第一の青色データB111で以下のように構成される。

D111(i,j)=kr・R111(i,j)+kg・G111(i,j)
+kb・B111(i,j) (7)

赤色の係数kr、緑色の係数kg及び青色の係数kbの比は、輝度の算出式に基づいて、kr:kg:kb=0.299:0.587:0.144となる。第二の畳み込みデータD112は、第一の畳み込み赤色データR112、第一の畳み込み緑色データG112及び第一の青色データB112で以下のように構成される。

D112(i,j)=kr・R112(i,j)+kg・G112(i,j)
+kb・B112(i,j) (8)

赤色の係数kr、緑色の係数kg及び青色の係数kbの比は、上記と同様に、kr:kg:kb=0.299:0.587:0.144となる。ただし、赤色、緑色及び青色の係数の比は、上記に限るものではない。また、畳み込み演算は、入力画像データDIから予め輝度を算出して演算を行っても良い。畳み込みパターンデータは、4個として説明したが、回路規模が大きくなることを許容するならば、これより多くしてもよい。
高周波数検出部11は、水平方向及び垂直方向の高周波数のパターンを畳み込み、その結果を加算することにより着目画素の周辺が高周波数かどうかを検出することができる。高周波数かどうかを検出すること、つまり空間周波数が高いことを検出することにより、輝度データW12と白色データW13との合成割合を変更する。空間周波数が高い場合に輝度データW12の割合を多くすることによって、輝度の解像度に対して敏感で、色の解像度に対しては比較的敏感ではない視覚特性に対応した処理を行うことができる。
図4〜図6では、1次元の畳み込みパターンデータを使って画素毎の高周波数を検出する方法を説明したが、図7〜図9に示すような2次元のパターンを使ってもよい。図4〜図6では第一の畳み込み演算部111で水平方向畳み込みパターンデータを使用し、第二の畳み込み演算部112で垂直方向畳み込みパターンデータを使用した。これに対し、第一の畳み込み演算部111で図7に示した縦縞畳み込みパターンデータを使用し、第二の畳み込み演算部112で図8に示した横縞畳み込みパターンデータを使用し、さらに第三の畳み込み演算部を図9で示した千鳥畳み込みパターンデータを使用する。また、図5〜図9では1画素で変化する画像を検出するパターンを説明したが、パターンの幅を広げ2画素以上のパターンを使用してもよい。
輝度算出部12は、入力画像データDIを構成する赤色データRI、緑色データGI及び青色データBIを加重加算し輝度データW12を算出する。輝度の算出方法の一例を式(9)に示す。
Figure 0006323152
RGBW変換部13は、入力画像データDIを構成する3色の赤色データRI、緑色データGI及び青色データBIを赤色データR13、緑色データG13、青色データB13及び白色データW13の4色で構成される画像データD13に変換する。
図10は、RGBW変換部13の構成を示す図である。RGBW変換部13は、画素値比較部131、彩度調整値算出部132、三色画素値算出部133及び白色画素値算出部134を備える。RGBW変換部13は、入力画像データDIが入力される。入力画像データDIは、赤色の入力画像データRI、緑色の入力画像データGI及び青色の入力画像データBIを有する。また、RGBW変換部13は、画像データD13を出力する。画素値比較部131は、入力画像データDIが入力される。また、画素値比較部131は、比較結果Yimaxを彩度調整値算出部132及び三色画素値算出部133に出力する。さらに、画素値比較部131は、比較結果Yiminを彩度調整値算出部132及び白色画素値算出部134に出力する。彩度調整値算出部132は、比較結果Yimax及び比較結果Yiminが入力される。また、彩度調整値算出部132は、彩度調整値Xを出力する。三色画素値算出部133は、入力画像データDI、比較結果Yimax及び彩度調整値Xが入力される。また、三色画素値算出部133は、赤色の画像データR13、緑色の画像データG13及び青色の画像データB13を出力する。白色画素値算出部134は、比較結果Yiminが入力される。また、白色画素値算出部134は、白色の画像データW13を出力する。画像データD13は、赤色の画像データR13、緑色の画像データG13、青色の画像データB13及び白色の画像データW13を有する。
画素値比較部131は、入力画像データDIを入力とする。画素値比較部131は、入力画像データDIの各画素について入力画像データDIを構成する赤色データRI、緑色データGI及び青色データBIを比較する。画素値比較部131は、比較したデータの最大値(画素毎の最大値)である比較結果Yimaxと比較したデータの最小値(画素毎の最小値)である比較結果Yiminとを出力する。
彩度調整値算出部132は、画素値比較部131が出力する比較結果Yimax及び比較結果Yiminを入力とする。彩度調整値算出部132は、最大値である比較結果Yimaxと最小値である比較結果Yiminとを変数とする関数g(Yimax、Yimin)によって画素毎の彩度調整値Xを算出する。関数g(Yimax、Yimin)は、予め定められている。彩度調整値算出部132は、彩度調整値Xを三色画素値算出部133に出力する。
図11は、彩度調整値算出部132の構成を示す図である。彩度調整値算出部132は、上限値算出部1321、暫定値算出部1322及び決定部1323を備える。彩度調整値算出部132は、比較結果Yimax及び比較結果Yiminが入力される。また、彩度調整値算出部132は、彩度調整値Xを出力する。上限値算出部1321は、比較結果Yimax及び比較結果Yiminが入力される。また、上限値算出部1321は、上限値Lを決定部1323に出力する。暫定値算出部1322は、比較結果Yiminが入力される。また、暫定値算出部1322は、暫定値Xtを決定部1323に出力する。決定部1323は、上限値L及び暫定値Xtが入力される。また、決定部1323は、彩度調整値Xを出力する。
上限値算出部1321は、画素値比較部131が出力する比較結果Yimax及び比較結果Yiminを入力とし、式(10)の演算を行って上限値Lを求める。
Figure 0006323152
暫定値算出部1322は、比較結果Yiminを変数とする予め定められた関数gt(Yimin)により、式(11)のように暫定値Xtを求める。
Figure 0006323152
決定部1323は、上限値Lと暫定値Xtとを比較し、小さい方の値を彩度調整値Xとして出力する。即ち、彩度調整値Xは、上限値L以下に制限される。なお、比較結果Yimaxと比較結果Yiminとが等しい場合、数1の分母が0となるため、計算機上で上限値Lを求めることができない。そこでこの場合には、上限値Lは無限大と考え、無条件に暫定値Xtを彩度調整値Xとして出力する。
以上をまとめると、彩度調整値算出部132において彩度調整値Xを求める処理は、比較結果Yimax及び比較結果Yiminを変数とする関数g(Yimax、Yimin)を用いて式(12)のように表す。
Figure 0006323152
三色画素値算出部133は、入力画像データDI、比較結果Yimax及び彩度調整値Xとを入力とする。比較結果Yimaxは、画素値比較部131に出力される。彩度調整値Xは、彩度調整値算出部132に出力される。また、三色画素値算出部133は、式(13)〜(15)で与えられる演算を行う。さらに三色画素値算出部133は、演算により画像データD13を求め、出力する。
Figure 0006323152

Figure 0006323152

Figure 0006323152
白色画素値算出部134は、画素値比較部131が出力する比較結果Yiminを入力とする。また、白色画素値算出部134は、比較結果Yiminを変数とする、予め定められた関数f(Yimin)により、白色画素データW13を求める。さらに、白色画素値算出部134は、白色画素データW13を出力する。なお、白色画素データW13は8ビットのデジタルデータであるため、関数f(Yimin)は0から255の値をとる必要がある。
ここで、説明を分かりやすくするために、暫定値Xtを求める関数gt(Yimin)を、式(16)で表すように、係数が1.2で定数項を持たない一次関数と仮定して以降の説明を行う。
Figure 0006323152
式(16)に式(12)を適用すると式(17)が得られる。
Figure 0006323152
入力画像データDIの彩度SIは、下記の式(18)のように表される。
Figure 0006323152
従って、彩度SIを使って式(17)を書き換えると式(19)のようになる。
Figure 0006323152
次に、白色データW13を求める関数f(Yimin)を式(20)で示すように係数が1.1で定数項を持たない一次関数(ただし、上限値255にする)であると仮定する。
Figure 0006323152
式(19)の右辺、及び式(20)の右辺は、いずれもYiminに対し係数を乗算する式となっていることから、関数g(Yimax、Yimin)と関数f(Yimin)との大小関係はこの係数部分の大小によって定まる。
図12において、関数g(Yimax、Yimin)の係数を示したグラフが実線CG1である。関数f(Yimin)の係数を示したグラフが実線CF1である。実線CG1は、彩度の逆数(1/SI)が1.0から1.2までの区間で破線CG0により示した係数値=1/SIのグラフと一致する。また、実線CG1は、彩度の逆数(1/SI)が1.2以上の区間で係数値が1.2に固定される。実線CF1は、横軸である彩度の逆数(1/SI)の値によらず1.1に固定される。なお、関数f(Yimin)の上限値255にクリップされる区間では、関数f(Yimin)の係数は実質1.1よりも小さい値をとる。この区間はYiminが255/1.1=231.818より大きい値をとる場合であり、このときの彩度SIの最大値は、Yimax=255、Yimin=232の時にSI=23/255となることから1/SIは255/23≒11.08より大きい値となる。
RGBW変換部13の出力データD13の彩度S13は、下記の式(21)により求められる。Y13maxは、赤色データR13、緑色データG13及び青色データB13の最大値である。Y13minは、赤色データR13、緑色データG13及び青色データB13の最小値である。
Figure 0006323152
Y13maxは、下記に示す式(22)によって求められる。Y13minは、下記に示す式(23)によって求める。
Figure 0006323152
式(22)及び式(23)により式(21)で表わされる彩度S13は、式(24)のように変換することができる。
Figure 0006323152
図12のグラフを用いて、信号変換後の彩度S13について説明する。図3の横軸である彩度の逆数(1/SI)が1.0〜1.1の区間Saにおいて、関数g(Yimax、Yimin)の係数は、関数f(Yimin)の係数よりも小さい値となっている。このことから、区間Saでは彩度調整値Xは、白色データW13よりも小さい値となる。その結果、式(24)の関係からRGBW変換部13の出力である画像データD13における彩度S13は、入力画像データDIの彩度SIに比べて小さい。
一方、図12の横軸である彩度の逆数(1/SI)が1.1を越える区間Sbでの関数g(Yimax、Yimin)の係数は、関数f(Yimin)の係数よりも大きい値となる。このことから、区間Sbでの彩度調整値Xは、白色の画像データW13よりも大きい値となる。その結果、RGBW変換部13の出力である画像データD13の彩度SOは、入力画像データDIの彩度SIに比べて大きい。
入力画像データDIの色相HIは、式(25)で求める。
Figure 0006323152
RGBW変換部13の出力データD13の色相H13は、式(26)で求める。色相H13は、入力画像データDIの色相と変わらない。
Figure 0006323152
入力画像データDIの明度VIは、式(27)で求める。
Figure 0006323152
RGBW変換部13の出力データD13の明度V13は、式(28)で求められる。明度V13は、入力画像データDIの明度に対して(W13/255)分上昇する。
Figure 0006323152
このようにRGBW変換部13の出力データD13の色相は、入力画像データDIと変わらず、明度が上昇し、彩度は彩度調整値Xを白色データW13より大きくすることで入力画像データより彩度を高くすることができる。
単色用データ生成部14は、高周波数検出信号D11が大きい場合に輝度データW12を出力する。また、単色用データ生成部14は、高周波数検出信号D11が小さい場合に白色データW13を出力する。
3in1用データ生成部15は、単色用データ生成部14と同様に高周波数検出信号D11が大きい場合に入力画像データDIを出力する。また、3in1用データ生成部15は、高周波数検出信号D11が小さい場合にRGBW変換部13が生成する赤色の画像データR13、緑色の画像データG13及び青色の画像データB13を出力する。
図13は、単色用データ生成部14及び3in1用データ生成部15の動作を説明するための図である。図13において、横軸は高周波数検出信号D11である。図13において、縦軸は輝度データW12と白色データW13との合成割合である。単色用データ生成部14は、高周波数検出信号D11が閾値Taより小さい場合、白色データW13を出力する。単色用データ生成部14は、高周波数検出信号D11が閾値Tbより大きい場合、輝度データW12を出力する。単色用データ生成部14は、高周波数検出信号D11が閾値TaとTbとの間にある場合、輝度データW12と白色データW13とを加重平均して出力する。3in1用データ生成部15も単色用データ生成部14と同様である。3in1用データ生成部15は、高周波数検出信号D11が閾値Taより小さい場合、赤色の画像データR13、緑色の画像データG13及び青色の画像データB13を出力する。また、3in1用データ生成部15は、高周波数検出信号D11が閾値Tbより大きい場合、入力画像データDIを出力する。また、3in1用データ生成部15は、高周波数検出信号D11が閾値TaとTbの間にある場合、入力画像データDIと赤色データR13、緑色データG13又は青色データB13を色毎に加重平均して出力する。なお、合成割合をkとすると、画像データD14は、式(29)で求められる。

D14=W12×k + W13×(1−k) (29)

閾値Ta及びTbについては、3in1発光素子31の色再現範囲や単色発光素子の発光強度または発光素子間の距離等により表示部31の画質が決まるため、表示部31の特性に応じて決めることが望ましい。しかしながら、表示部31の特性だけでなく表示部31の周辺の照度によっても閾値Ta及びTbを変えてもよい。すなわち、周辺照度が高い場合、表示部31の反射光が大きくなり表示部31が白っぽくなってしまう。その場合、閾値Ta及びTbを高く設定することで周辺照度が高くても色の濃い表示を行うことができる。
画像制御部2は、図2で示した表示画面に配置されている発光素子の種類に応じてデータを選択する。つまり、画像制御部2は、3in1発光素子32の位置で3in1用データ生成部15が出力する画像データD15を選択する。そして、画像制御部2は、単色発光素子33の位置で単色用データ生成部14が出力する画像データD14を出力する。
また、図2では、3in1発光素子32と単色発光素子33とが千鳥状に配置されている表示画面を示したが、図2の画面より更に多くの3in1発光素子32を単色発光素子33に置き換えた図14のような表示画面でもよい。図14は、x方向の奇数番目の列にある全ての3in1発光素子32を単色発光素子33に置き換えた例である。
本発明に係る画像処理装置は、空間周波数の高い領域を検出し、空間周波数の高い領域には輝度データを適用することで空間周波数の高い映像を表示することができる。また、空間周波数の低い領域には彩度の高いデータを適用することで色再現性の良い映像を表示することができる。
実施の形態2.
次に、本発明に係る実施の形態2について説明する。上記画像表示装置の機能の一部は、ハードウェア構成で実現されても良いし、あるいは、CPU(central processing unit)を含むマイクロプロセッサにより実行されるコンピュータプログラムで実現されてもよい。当該機能の一部がコンピュータプログラムで実現される場合には、マイクロプロセッサは、コンピュータから読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムをロードし実行することによって当該機能の一部を実現することができる。
図15は、上記画像表示装置の機能の一部をコンピュータプログラムで実現する場合の構成を示す図である。図15に示すように、この画像表示装置5は、画像表示部3及び演算装置4を有する。演算装置4は、CPUを含むプロセッサ41、画像制御部2、RAM(random access memory)42、不揮発性メモリ43、大容量記憶媒体44及びバス45を備えている。プロセッサ41、画像制御部2、RAM42、不揮発性メモリ43及び大容量記憶媒体44は、バス45に接続している。画像制御部2は、画像データD2を画像表示部3に出力する。不揮発性メモリ43としては、たとえば、フラッシュメモリを使用することができる。また、大容量記憶媒体44としては、たとえば、ハードディスク(磁気ディスク)や光ディスクを使用することが可能である。
画像制御部2は、図1の画像制御部3と同じ機能を有し、プロセッサ41からバス45を介して転送された画像データD14及びD15に基づいて画像データD2を生成し、この画像データD2を表示信号として画像表示部3に供給する。
プロセッサ41は、不揮発性メモリ43または大容量記憶媒体44からコンピュータプログラムをロードし実行することによって上記画像処理装置1の機能を実現する。図16は、実施の形態2の演算装置4による処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
図16に示されるように、プロセッサ41は、まず、高周波数検出処理を実行する(ステップS11)。その後、プロセッサ41は、輝度算出処理を実行する(S12)。その後、プロセッサ41は、RGBW変換処理を実行する(S13)。その後、プロセッサ41は、単色用データ生成処理を実行する(S14)。その後、プロセッサ41は、3in1用データ生成処理を実行する(S15)。最後に、画像制御部2は、プロセッサ51から転送された画像データD2に基づいて、画像表示部4の画素配列に合わせた表示画像信号D2を生成する(ステップS2)。
なお、上述の各実施の形態においては、3in1発光素子を用いて説明したが、赤色、緑色及び青色の発光体を有していれば、一つのパッケージの中に必ずしも収納されている必要はない。また、上述の各実施の形態においては、「水平」又は「垂直」などの部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す用語を用いている場合がある。これらは、製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むことを表している。このため、請求の範囲に部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す記載をした場合には、製造上の公差又は組立て上のばらつき等を考慮した範囲を含むことを示している。
また、以上のように本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限るものではない。
1 画像処理装置
2 画像制御部
3 画像表示部
4 演算装置
5 画像表示装置
11 高周波数検出部
12 輝度算出部
13 RGBW変換部
14 単色用データ生成部
15 3in1用データ生成部
31 表示画面
32 3in1発光素子
33 単色発光素子
111 第一の畳み込み演算部
112 第二の畳み込み演算部
113 高周波数算出部
131 画素値比較部
132 彩度調整値算出部
133 三色画素値算出部
134 白色画素値算出部
1321 上限値算出部
1322 暫定値算出部
1323 決定部
4 演算装置
41 プロセッサ
42 RAM
43 不揮発性メモリ
44 大容量記憶媒体
45 バス
DI 入力画像データ
RI 赤色の入力画像データ
GI 緑色の入力画像データ
BI 青色の入力画像データ
D11 高周波数検出信号
W12 輝度データ
R13 赤色の画像データ
G13 緑色の画像データ
B13 青色の画像データ
W13 白色の画像データ
D13 画像データ
D14 画像データ
D15 画像データ
D2 画像データ
D111 畳み込みデータ
R111 畳み込みデータ
G111 畳み込みデータ
B111 畳み込みデータ
D112 畳み込みデータ
R112 畳み込みデータ
G112 畳み込みデータ
B112 畳み込みデータ
Yimax 比較結果
Yimin 比較結果
X 彩度調整値
L 上限値
Xt 暫定値
gt 関数
SI,SO 彩度
S13 彩度
H13 色相
Ta,Tb 閾値

Claims (8)

  1. RGBの原色を有する発光素子と白色の発光素子とを格子状の配列中に千鳥状に配置して構成した画像表示部に表示する画像を生成する画像処理装置において、
    入力画像データから着目した画素位置の周辺の空間周波数を検出して高周波数検出信号を出力する高周波数検出部と、
    前記入力画像データに含まれる第一のRGBデータから輝度データを算出する輝度算出部と、
    前記第一のRGBデータから第二のRGBデータ及び白色データを生成するRGBW変換部と、
    前記高周波数検出信号が第一の閾値より小さい場合、前記白色データを出力し、前記高周波数検出信号が第二の閾値より大きい場合、前記輝度データを出力し、前記高周波数検出信号が前記第一の閾値と前記第二の閾値との間にある場合、前記輝度データと前記白色データとを加重平均して出力し、前記輝度データと前記白色データとの加重平均の合成割合は、前記高周波数検出信号が高くなるにつれて、前記着目した画素位置における前記輝度データの合成割合を前記着目した画素位置における前記白色データの合成割合に対して大きくするものである単色用データ生成部と、
    前記高周波数検出信号が前記第一の閾値より小さい場合、前記第二のRGBデータを出力し、前記高周波数検出信号が前記第二の閾値より大きい場合、前記第一のRGBデータを出力し、前記高周波数検出信号が前記第一の閾値と前記第二の閾値との間にある場合、前記第一のRGBデータと前記第二のRGBデータとを加重平均して出力し、前記第一のRGBデータと前記第二のRGBデータとの加重平均の合成割合は、前記高周波数検出信号が低くなるにつれて、前記RGBの原色を有する発光素子に表示するデータにおける前記第二のRGBデータの合成割合を前記第一のRGBデータの合成割合に対して大きくするものである3in1用データ生成部とを備え、
    前記第二の閾値は、前記第一の閾値より大きい値である
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記高周波数検出部は、
    予め定められた複数のパターンを前記入力画像データにそれぞれ畳み込んで畳み込みデータを生成する複数の畳み込み演算部と、
    前記複数の畳み込みデータを加重平均して前記高周波数検出信号を生成する高周波数算出部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記RGBW変換部は、
    前記入力画像データに基づいて各画素の前記第一のRGBデータの最大値及び最小値を生成する画素値比較部と、
    前記第一のRGBデータの最大値及び最小値に基づいて彩度調整値を生成する彩度調整値算出部と、
    前記入力画像データ、前記第一のRGBデータの最大値、及び前記彩度調整値に基づいて彩度を調整した前記第二のRGBデータを生成する三色画素値算出部と、
    前記第一のRGBデータの最小値に基づいて前記白色データを生成する白色画素値算出部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第一の閾値及び前記第二の閾値は、周辺照度が高い場合に高い値で設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記彩度調整値算出部は、
    前記第一のRGBデータの最大値及び最小値に基づいて上限値を生成する上限値算出部と、
    前記第一のRGBデータの最小値に基づいて暫定値を生成する暫定値算出部と、
    前記上限値と前記暫定値とのうち小さい方の値を前記彩度調整値として生成する決定部と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置を備え、
    前記R、G及びBを一つのパッケージに入れた発光素子に対応するデータと前記白色の発光素子とに対応するデータを選択する画像制御部と、
    前記R、G及びBを一つのパッケージに入れた発光素子と前記白色の発光素子とを格子状の配列中に千鳥状に配置して構成した画像表示部と
    をさらに備えることを特徴とする画像表示装置。
  7. R、G及びBを一つのパッケージに入れた発光素子と白色の発光素子とを格子状の配列中に千鳥状に配置して構成した画像表示部に表示する画像を生成する画像処理方法において、
    入力画像データから着目した画素位置の周辺の空間周波数を検出して高周波数検出信号を出力する高周波数検出ステップと、
    前記入力画像データに含まれる第一のRGBデータから輝度データを算出する輝度算出ステップと、
    前記第一のRGBデータから第二のRGBデータ及び白色データを生成するRGBW変換処理ステップと、
    前記高周波数検出信号が第一の閾値より小さい場合、前記白色データを出力し、前記高周波数検出信号が第二の閾値より大きい場合、前記輝度データを出力し、前記高周波数検出信号が前記第一の閾値と前記第二の閾値との間にある場合、前記輝度データと前記白色データとを加重平均して出力し、前記輝度データと前記白色データとの加重平均の合成割合は、前記高周波数検出信号が高くなるにつれて、前記着目した画素位置における前記輝度データの合成割合を前記着目した画素位置における前記白色データの合成割合に対して大きくするものである単色用データ生成ステップと、
    前記高周波数検出信号が前記第一の閾値より小さい場合、前記第二のRGBデータを出力し、前記高周波数検出信号が前記第二の閾値より大きい場合、前記第一のRGBデータを出力し、前記高周波数検出信号が前記第一の閾値と前記第二の閾値との間にある場合、前記第一のRGBデータと前記第二のRGBデータとを加重平均して出力し、第一のRGBデータと前記第二のRGBデータとの加重平均の合成割合は、前記高周波数検出信号が低くなるにつれて、前記RGBの原色を有する発光素子に表示するデータにおける前記第二のRGBデータの合成割合を前記第一のRGBデータの合成割合に対して大きくするものである3in1用データ生成ステップとを備え、
    前記第二の閾値は、前記第一の閾値より大きい値である
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. R、G及びBを一つのパッケージに入れた発光素子と白色の発光素子とを格子状の配列中に千鳥状に配置して構成した画像表示部に表示する画像を生成する画像処理をプロセッサに実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータプログラムは前記プロセッサによりコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出されて実行されるものであり、
    前記画像処理は、
    入力画像データから周波数の高い領域を検出して高周波数検出信号を出力する高周波数検出処理と、
    前記入力画像データに含まれる第一のRGBデータから輝度データを算出する輝度算出処理と、
    前記第一のRGBデータから第二のRGBデータ及び白色データを生成するRGBW変換処理と、
    前記高周波数検出信号が第一の閾値より小さい場合、前記白色データを出力し、前記高周波数検出信号が第二の閾値より大きい場合、前記輝度データを出力し、前記高周波数検出信号が前記第一の閾値と前記第二の閾値との間にある場合、前記輝度データと前記白色データとを加重平均して出力し、前記輝度データと前記白色データとの加重平均の合成割合は、前記高周波数検出信号が高くなるにつれて、前記着目した画素位置における前記輝度データの合成割合を前記着目した画素位置における前記白色データの合成割合に対して大きくするものである単色用データ生成処理と、
    前記高周波数検出信号が前記第一の閾値より小さい場合、前記第二のRGBデータを出力し、前記高周波数検出信号が前記第二の閾値より大きい場合、前記第一のRGBデータを出力し、前記高周波数検出信号が前記第一の閾値と前記第二の閾値との間にある場合、前記第一のRGBデータと前記第二のRGBデータとを加重平均して出力し、前記第一のRGBデータと前記第二のRGBデータとの加重平均の合成割合は、前記高周波数検出信号が低くなるにつれて、前記RGBの原色を有する発光素子に表示するデータにおける前記第二のRGBデータの合成割合を前記第一のRGBデータの合成割合に対して大きくするものである3in1用データ生成処理とを含み、
    前記第二の閾値は、前記第一の閾値より大きい値である
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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