JP6318289B1 - 関連情報表示システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、テレビに限らず、周囲の物品等についても、同様の情報がリアルタイムに得られる技術が求められていた。
以下、本発明に係る関連情報表示システムの実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る関連情報表示システムのシステム図である。図2(a)は、携帯端末で撮影した画像データを示す図である。図2(b)は、撮影した画像データから抽出したオブジェクトデータを示す図である。図2(c)は、人物の候補の画像データの例である。図2(d)は、物品の候補の画像データの例である。図3、4は本発明に係る関連情報表示システムで用いるデータ群を説明する図である。図5は、本発明に係る関連情報表示システムの一連の動きを説明するフローチャートである。図6は、携帯端末の表示内容を示す図である。
関連情報表示システム1は、テレビ等の映像に含まれる人物、物品の情報を携帯端末に表示するシステムである。テレビだけでなく、身の回りの物品を撮影し、その物の情報を得ることも出来る。
関連情報表示システム1は、主に、管理部であるサイト100とサーバ200とアプリケーション530とから構成されている。
インターネット600を介して、端末500からのオブジェクトの確認依頼に対して、サイト100内の比較部110によって、オブジェクトデータと候補データを比較し、合致又は近似した候補を特定する。特定された候補の情報を端末500に送付する。
また、表示確認部120で、端末500で表示中の情報の確認や、端末500からのコメントの受付を行う。端末500で表示中の情報がサーバ上で更新されていた場合は、端末500に対して、更新された情報を送る。ユーザからのコメントについては、受付、確認し、情報データ内のコメント部分の更新をサーバ200に指示する。
人物候補データリスト810は、画像データと人物の氏名、性別、年齢、詳細等からなり、画像データは少なくとも人物の正面からの顔映像を持ち、全身の映像や、斜めから、横からの映像も持つことで、オブジェクトとの比較を容易に出来るようにも出来る。物品候補データリスト820についても同様に、画像データと物品の名称、詳細の情報を記憶している。
また、キーワードも含み、ユーザにとっての重要度を判断する要素とすることが出来る。
また、ユーザコメントを記憶している。情報収集部300からの一般的な情報だけでなく、個別のユーザのコメントを入れることで口コミ的情報を記憶する。
端末500について説明する。端末500は、カメラ撮影が出来、ネットワークに接続出来、表示部を持つ機器であり、スマートフォンも、その類型の1つである。端末500は、CPU510、ROM520、RAM540、カメラ550、通信部560、操作部570、表示部580から構成されている。
CPU510は、端末500全体を制御する制御部分であり、主に、表示内容の生成、操作内容の取得を行い、アプリケーションを動作させるものである。操作部570から利用者の操作内容を取得する。表示部580に、文字、記号、画像等を表示する。カメラ550を起動し、撮影する。通信部560に、ネットワークとの送受信を指示する。RAM540に一時的な記憶を書き込み、読み出しを行う。ROM520に記憶されたアプリケーション530のプログラムによって、アプリケーション530の動作を行う。
通信部560は、インターネットと通信する通信部である。WiFiやLTE等の無線を用いて、インターネットに接続する。
操作部570は、利用者が端末を操作するためのボタン等の機構である。上下左右キー、番号キー、アルファベットキー等を持つ。タッチ型端末の場合は、表示部表面にも配置される。
表示部580は、文字、記号、画像を表示する部分である。カメラ起動時は、撮影される映像を確認し、サイト100からの情報を重ねて表示する。
映像の顔検出処理を行うことによって、人物の顔を検出する。検出した領域が顔検出領域710である。顔と、顔との関係から推定される全身をオブジェクト検出領域720として検出する(図2(a))。顔検出領域710、オブジェクト検出領域720は、ビットマップデータ730として、保存する(図2(b)中)。
次に、物品の検出を行う。画像の輝度、彩度、色相のまとまりをとらえ、パターン認識を行う。図2(a)では、バッグを認識し、オブジェクト検出領域720として、検出している。物品のオブジェクト検出領域720は、ビットマップデータ730として、保存する(図2(b)右)。
尚、オブジェクトデータについて、画像そのものではなく、単なる画面内におけるオブジェクトの位置データであったり、音声データであったり、特徴パターン(特徴を分析したパラメータ)のデータであったり、画像にまつわる加工データであったり、あるいは、これらの組み合わせ若しくはこれらと画像の組み合わせをオブジェクトデータとする態様も可能である。
オブジェクト抽出データリスト800は、テレビ画面410を撮影中、連続的に、又は間欠的に生成され、サイト100に送られる。
オブジェクトデータと候補データを比較し、合致又は近似と判断されたオブジェクトについての情報のリストである。選択部110で生成される。リストの項目を説明する。ユーザID、オブジェクトNo、オブジェクト位置は、オブジェクト抽出データリスト800のユーザID、オブジェクトNo、オブジェクト位置と同じ項目である。オブジェクトNo1に対して、候補NoP001が合致したので、候補NoP001の情報が列挙される。名称(氏名)からユーザコメントまでの項目は、人物候補データリスト810の名称(氏名)からユーザコメントまでの内容である。
オブジェクトNo2に対して、候補NoM001が合致したので、候補NoM001の情報が列挙される。名称(氏名)からユーザコメントまでの項目は、物品候補データリスト820の名称(氏名)からユーザコメントまでの内容である。
このリストが、サイト100から端末500に送られ、端末500内で、表示データリスト850に変換される。
ユーザの一般的な情報である性別、年齢、独身/既婚、趣味等に加えて、サイト100の選択部110で選択された情報の内、そのユーザにとって、重要度の高い情報を優先的に表示するための指標として、キーワード、NGキーワードをもつ。キーワードは、ユーザに関心の高い言葉を列挙したものである。キーワードの言葉と候補の内容の親和性が高ければ、重要度は高いと考えられる。NGキーワードは、ユーザにとって関心が低く、逆に、表示しないことを望むような内容を表す言葉を列挙している。この項目に列挙された言葉と候補の内容の親和性が高ければ、ユーザが表示を望まない可能性が高いので、重要度は低いと考えられる。予めユーザとの取り決めにより、これらキーワードやNGキーワードを決定し得、ユーザ毎に別々の情報が表示可能である。
サイト100から送られたオブジェクトと候補の比較結果リスト830の内容を、端末500で実際に表示する情報に修正されたものが表示データリスト850である。オブジェクトNo、候補Noは、オブジェクトと候補の比較結果リスト830の項目と同じである。情報表示位置は、オブジェクト位置と若干異なる位置を設定する。情報をオブジェクトと完全に重ねてしまうと、オブジェクト自体が分かりにくくなるからである。関心度レベルは、ユーザの個人情報リスト840の内容と候補の情報の親和性から重要度を推定して決定する。親和性の高い候補については、関心度レベルを大とする。一般的な候補については関心度レベルを中とする。NGキーワードと合致する候補については、関心度レベル小又は無しとする。マーク種別は、後述するマーク表示の種別である。関心度レベルを表すようなマークを設定する。例えば、関心度レベルが高い場合は星印、関心度レベルが低い場合は単なる小さな丸等である。
表示内容1は、概ね、オブジェクトと候補の比較結果リスト830の名称(氏名)と同じ内容である。表示する内容のタイトルにあたる。表示内容2は、オブジェクトと候補の比較結果リスト830の詳細の項目である。表示する領域の大きさによって、一部の項目のみ表示としたり、項目の一部を・・・等で表示する場合もある。表示内容3はユーザコメントの内容である。表示する領域の大きさによって、一部の項目のみ表示としたり、項目の一部を・・・等で表示する場合もある。
端末500の表示に関する情報をサイト100に伝えるリストである。ユーザIDで使用者が特定される。候補Noは、現在、端末500で、情報が表示されている候補の番号である。投稿内容は、ユーザが撮影された人物又は物品の情報を画面で確認している際、発言したくなったコメント内容である。
サイト100は、表示内容確認リスト860を受け取ることで、どの候補の表示が端末500で表示されているかを確認することが出来る。表示内容確認リスト860は定期的、例えば1秒おきにサイト100に送られる。サイト100は、端末500で表示されている情報がサーバ上で更新された際に、即時に、サイト100から端末500に対して、更新したオブジェクトと候補の比較結果リスト830送ることができる。そうすることで、使用者は、端末500に情報を表示中であっても、サーバの情報が更新されれば、即時に、最新の情報に表示を更新することが出来る。
また、ユーザは、サイト100に投稿内容を送ることができる。サイト100は、投稿内容を受信し、サーバ200の情報を更新することで、サーバの情報をリアルタイムに変更することが出来る。
自動的に抽出する方法では、一例として、人物と物品で分けて抽出する例を説明する。まず、撮影データ700を顔認識処理で人の顔の有無、位置を検出する。図2(a)では、中央上部分に女性の顔があり、それを顔検出領域710として検出する。次に、顔の位置から人全体の領域を検出していく。例えば、顔につながる首周辺の色から衣服の色を推定し、顔のサイズから全身のサイズを推定し、色の彩度、輝度、色相等によって人物の領域を決定してオブジェクト検出領域720とする。
次に、物品の抽出を行う。ある程度単純化した形と照合したり、色の彩度、輝度、色相のまとまりや、連続した撮影であれば各画素の動きベクトルからの推定等によって、物品の領域を決定してオブジェクト検出領域720とする。
また、物品については、全体の画像をビットマップデータ730として使用する。
図2(b)の女性のビットマップデータ730との比較では、図2(b)中央のビットマップデータ730と図2(c)左の人物候補データ740から人物の特定がされる。
図2(b)のバッグのビットマップデータ730との比較では、図2(b)右のビットマップデータ730と図2(d)左の物品候補データ750から物品の特定がされる。
すべてのオブジェクトデータの比較が完了するとオブジェクトと候補の比較結果リスト830が完成する。完成したオブジェクトと候補の比較結果リスト830は、端末500に送られる。
実施例1によって、番組に対するホームページ等が無い場合であっても、映像内の人物、物品についての情報を知ることが出来るが、表示される情報は、常に更新されている可能性がある。ユーザがサイト100からの情報を表示した後も、情報が更新されている場合は、ユーザとしては、常に新たな情報を即時に確認したい要求も多い。
そこで、端末に情報が送られ、端末で情報が表示された状態であっても、情報が更新された旨を通知し、表示する情報を更新できる技術が求められていた。
また、自動的に更新する方法もある。端末500が、オブジェクトと候補の比較結果リスト830の一部のデータが再送されたことを確認した際、即時、表示データリスト850を再生成し、情報表示ダイアログ900を更新してもよい。そうすることで、ユーザが意識することなく、常に最新の情報を確認することが出来る。
実施例1によって、番組に対するホームページ等が無い場合であっても、映像内の人物、物品についての情報を知ることが出来るが、選定された人物や物品によっては、ユーザから見た重要度や関心度が異なる場合も多い。
そこで、端末に情報が送られ、端末で情報が表示する際に、ユーザの関心度等に応じた表示がされる技術が求められていた。
例えば、候補P001のキーワードには映画あり、ユーザ情報のキーワードにも映画があることから、関心度レベルを高く決定する。また、独身男性であれば、比較的、女性タレントへの関心は高いと推定することも出来る。また、キーワード等が合致しない場合は、関心度レベルを低く決定する。
情報表示ダイアログ900を表示する際に、関心度レベルが高い情報について優先的に表示したり、より大きく表示したり、目立つ色で表示したりすることでユーザの関心が高いと思われる情報をより優先的に通知することが出来便利である。また、関心度の低い情報は、表示しなくてもよい。例えば、ユーザのNGキーワードに該当するような情報については、表示すると、かえってユーザが不快になる場合もあるからである。
尚、マーク910をタッチすることで情報表示ダイアログ900に変わる態様ではなく、視線追従機能によりユーザの目線(視線の先)がマーク910に向かっていることを判別した際に、自動的にマーク910が情報表示ダイアログ900に変わるようにしてもよい。あるいは、ユーザが端末を動かしながら表示部580の特定点(例えばカメラ550の中心点など)とマーク910とを合致させた場合に、ユーザがマーク910をタッチせずとも自動でマーク910が情報表示ダイアログ900に変わる態様とすることも可能である。
100 サイト
110 比較部
120 表示確認部
200 サーバ
300 情報収集部
400 テレビ
410 テレビ画面
500 端末
510 CPU
520 ROM
530 アプリケーション
540 RAM
550 カメラ
560 通信部
570 操作部
580 表示部
600 インターネット
700 撮影データ
710 顔検出領域
720 オブジェクト検出領域
730 ビットマップデータ
740 人物候補データ
750 物品候補データ
760 彩度色相グラフ
800 オブジェクト抽出データリスト
810 人物候補データリスト
820 物品候補データリスト
830 オブジェクトと候補の比較結果リスト
840 ユーザの個人情報リスト
850 表示データリスト
860 表示内容確認リスト
900 情報表示ダイアログ
910 マーク
920 情報更新通知ダイアログ
930 コメント入力ダイアログ
940 更新後の情報表示ダイアログ
Claims (11)
- 特定の人物又は物品を表す画像データである候補画像データと、該特定の人物又は物品に関する情報である候補情報データと、を関連して記憶するサーバと、候補情報データの一部を選択する選択部と、撮影可能な端末内のアプリケーションと、から成り、
該選択部は、ネットワークを介して、該アプリケーションと通信可能であり、1つ以上のオブジェクトを含む映像を、該アプリケーションを用いて撮影し、撮影された画像からオブジェクト画像データを抽出し、該選択部は、オブジェクトデータと候補画像データとに応じて、該サーバから候補情報データを選択し、該端末内のアプリケーションに、選択した候補情報データを送信し、該端末内のアプリケーションは、該選択した候補情報データに対応した付加情報と撮影した画像とを、同時に該端末に表示し、該端末内のアプリケーションによって、該選択した候補情報データに対応した付加情報を表示する際、表示中の候補を示す情報をネットワークを介して表示確認部に送信し、該表示確認部は、対応する該候補情報データが更新された際、該端末内のアプリケーションに対して、該選択した候補情報データを再送することを特徴とする情報表示システム。 - 前記撮影された画像は、テレビ画面の映像であることを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
- 前記付加情報は、少なくとも人物候補の氏名、年齢、プロフィールのいずれか1つを含む情報であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報表示システム。
- 前記付加情報は、少なくとも物品候補の名称、価格、特徴のいずれか1つを含む情報であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の情報表示システム。
- 端末で表示中の候補情報データが、更新された際、更新されたことを示す報知がされることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の情報表示システム。
- ユーザの個人情報である少なくとも性別、年齢、趣味、キーワード、NGキーワードの一つに応じて、関心度レベルを設定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の情報表示システム。
- 前記付加情報は、マークであり、対応する特定のオブジェクトの近傍に配置され、マークが選択されることにより、選択されたマークに対応した候補情報データの少なくとも一部が表示されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の情報表示システム。
- 前記マークは、ユーザの個人情報と候補情報データに応じて、前記マークの形状、大きさ、色の少なくとも1つが変化することを特徴とする請求項7に記載の情報表示システム。
- 前記マークは、選択した候補情報データについての現在のアクセス数、過去のアクセス数に応じて、前記マークの形状、大きさ、色の少なくとも1つを設定することを特徴とする請求項7に記載の情報表示システム。
- 前記サーバの候補情報データは、携帯端末から追加、修正可能であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一つに記載の情報表示システム。
- 前記サーバの候補情報データの更新は、内容の確認が行われてから更新されることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の情報表示システム。
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