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JP6310098B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。詳しくは、排気浄化装置からの放熱を遮熱するためのカバーを備える内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来、内燃機関の排気浄化装置本体からの放熱による周辺部品への熱影響を回避するべく、遮熱用のカバーを備える排気浄化装置が知られている。この遮熱用のカバーは、排気浄化装置本体の少なくとも一部を覆うことで、排気浄化装置本体からの放熱を遮熱する。
ところで、上記遮熱用のカバーは、排気浄化装置本体に接して設けられるため、排気系の振動を増幅して放射音を発生し、車両のNVHに悪影響を与えることがある。そのため、例えば遮熱用のカバーに孔を設けたものや(例えば、特許文献1参照)、遮熱用のカバーの表面に凸状のリブを設けたものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4094423号公報 特開2002−161739号公報
しかしながら、特許文献1のようにカバーに孔を設けたものでは、カバーの本来的機能である遮熱機能が損なわれるうえ、孔開けのための加工が必要となり、製造コストが嵩むという課題がある。
また、特許文献2のようにカバーに凸状のリブを設けたものでは、プレス加工により安価に製造はできるものの、放射音を十分に低減できていないのが現状である。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、遮熱機能を損なうことなく低コストで放射音を低減できるカバーを備えた排気浄化装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、内燃機関の排気通路(例えば、後述の排気管9)に設けられ、前記内燃機関の排気を浄化する排気浄化装置本体(例えば、後述の排気浄化装置本体10)と、前記排気浄化装置本体の少なくとも一部を覆うように設けられ、前記排気浄化装置本体からの放熱を遮熱する略四角形状のカバー(例えば、後述のカバー2)と、を備え、前記カバーは、その表面に形成された複数の凸状のリブ(例えば、後述の凸状のリブ20)を有し、前記リブは、前記カバーの対角線(例えば、後述の対角線D)の交点(例えば、後述の交点X)を中心とする中心部(例えば、後述の中心部C)から放射状に形成された放射状リブ(例えば、後述の放射状リブ21,上下放射状リブ21a,21a,左右放射状リブ21b,21b,右斜め放射状リブ21c,21c,左斜め放射状リブ21d,21d)と、前記交点を中心とした円周の全周に亘って連続して形成された周状リブ(例えば、後述の周状リブ22)と、を有する内燃機関の排気浄化装置(例えば、後述の排気浄化装置1)を提供する。
本発明では、略四角形状のカバーの表面に、複数の凸状のリブを形成する。具体的には、カバーの対角線の交点を中心とする中心部から放射状に延びる放射状リブと、カバーの対角線の交点を中心とした円周の全周に亘って連続して延びる周状リブと、を形成する。
本発明によれば、放射状リブがカバーの中心部付近に密集して形成されることとなるため、この放射状リブによってカバーの中心部付近の振動を低減できる。また、放射状リブに加えて周状リブがカバーの外周部付近を分断することとなるため、これら放射状リブ及び周状リブによってカバーの外周部付近の振動を低減できる。従って、本発明によれば、カバーから発生する放射音を確実に低減できる。
また、本発明によれば、孔を形成する必要が無いため、遮熱機能が損なわれることがない。さらには、放射状リブ及び周状リブはプレス加工によりカバーと一体成形されるため、安価に製造できる。
前記排気通路には、排気のエネルギーを用いて吸気を加圧する過給機(例えば、後述の過給機8)のタービン(例えば、後述のタービン81)が設けられ、前記排気浄化装置本体は、前記タービンの近傍に設けられることが好ましい。
この発明では、排気のエネルギーを用いて吸気を加圧する過給機のタービンを排気通路に設けるとともに、排気浄化装置本体をタービンの近傍に設ける。
これにより、タービンのホワール振動により顕著に発生する放射音(ホワール音)を確実に低減でき、上記発明の効果がより顕著に発揮される。
前記中心部は、略平坦な平坦面で形成されることが好ましい。
この発明では、カバーの対角線の交点を中心とする中心部を、略平坦な平坦面で形成する。
これにより、上述の放射状リブ同士が中心部で連結されることで、凸状の平面が連続して形成されるのを回避でき、放射音をより確実に低減できる。
本発明によれば、遮熱機能を損なうことなく低コストで放射音を低減できるカバーを備えた排気浄化装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置を車両前方側から見た図である。 上記実施形態に係る排気浄化装置のカバーの斜視図である。 上記実施形態に係る排気浄化装置のカバーの平面図である。 実施例1のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 実施例2のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例1のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例2のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例3のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例4のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例5のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例6のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例7のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 比較例8のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。 実施例1のカバーを備える排気浄化装置を搭載した車両のエンジン前方音測定結果を示す図である。 実施例1のカバーを備える排気浄化装置を搭載した車両のエンジン上方音測定結果を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置1を車両前方側から見た図である。
本実施形態に係る排気浄化装置1は、図示しない各気筒の燃焼室内に燃料を直接噴射するディーゼルエンジンの車両前方側に配置される。具体的には、排気浄化装置1は、ディーゼルエンジンの直下で車両前方側の側面に沿って下方に延びる排気管9に、排気の流れ方向を下方に向けた状態で設けられる。この排気浄化装置1は、排気中のNOx、CO及びHCを浄化するとともに、排気中の粒子状物質(以下、「PM」という。)を浄化する。
排気管9の上流側には、過給機8を構成するタービン81が設けられる。即ち、排気浄化装置本体10は、タービン81の近傍(直下)に設けられる。タービン81は、タービンハウジング80内に収容され、排気管9を流通する排気の運動エネルギーにより回転駆動する。このタービン81の回転駆動により、図示しない吸気管に設けられたコンプレッサが回転駆動されることで、吸気が加圧される。
タービン81は、ホワール振動により放射音(ホワール音)を発生させ、騒音の要因となる。このタービン81によるホワール音の発生については、後段で詳述する。
図1に示すように、排気浄化装置1は、排気浄化装置本体10と、カバー2と、を備える。
排気浄化装置本体10は、上流側に配置された排気浄化触媒部11と、下流側に配置されたDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)12と、これら排気浄化触媒部11とDPF12とを格納する単一のケース部材13と、を備える。即ち、排気浄化触媒部11とDPF12は、単一のケース部材13内において、互いに近接して配置される。
排気浄化触媒部11は、排気中のNOx、CO及びHCを浄化する。排気浄化触媒部11は、排気浄化触媒が担持されたハニカム基材により構成され、図示しない保持マットを介してケース部材13内に格納される。
ハニカム基材は、断面が略真円の円柱状に形成されたフロースルー型のハニカム基材である。ハニカム基材の材質としては、コーディエライト、アルミナチタネート又はムライトが挙げられる。
排気浄化触媒としては、酸化触媒やNOx吸蔵触媒(LNC)等のNOx触媒が用いられる。例えば、Pt、Pd及びRhのうち少なくとも一つの貴金属と、ゼオライトと、Baと、Ceと、を含む。この排気浄化触媒により、排気中のNOx、CO及びHCが浄化される。
DPF12は、排気中のPMを捕集する。DPF12は、PM燃焼触媒が担持されたフィルタにより構成され、図示しない保持マットを介してケース部材13内に格納される。
フィルタは、断面が略真円の円柱状に形成されたウォールフロー型のフィルタである。フィルタの材質としては、炭化ケイ素(SiC)、コーディエライト、アルミナチタネート又はムライトが挙げられる。
PM燃焼触媒は、フィルタの全体に略均一に担持され、これにより、フィルタで捕集されたPMが燃焼除去される。PM燃焼触媒としては、例えば、Agと、Pt及びPdのうち少なくとも一つの貴金属と、を含むものが用いられる。このAg系のPM燃焼触媒は、最も優れたPM酸化能を有するとともに、他のPM燃焼触媒と比べてより低温からPMを酸化浄化できる。
ケース部材13は、断面が略環状の略円筒状であり、上述したように排気浄化触媒部11とDPF12とを格納する。ここで、略環状には、真円環、楕円環、複数の円弧を有する環状が含まれる。ケース部材13は、SUS等の金属で構成される。
ケース部材13は、中心軸線に沿って周方向に2分割された2つのケース半体から構成されるクラムシェル方式のケース部材である。ケース部材13は、これら2つのケース半体を突き合わせ溶接して一体化することで形成される。
カバー2は、排気浄化装置本体10の車両前方側を覆うように設けられ、排気浄化装置本体10からの放熱を遮熱する。より詳しくは、カバー2は、排気浄化装置本体10のうち、排気浄化触媒部11が格納された上流側部分の車両前方側を覆うように設けられる。カバー2は、略円筒状のケース部材13の外周側面形状に沿って緩やかに湾曲しており、SUS等の金属からなる略矩形状の板状部材で形成される。
カバー2は、その四隅に凸状の締結部29を有する。これら四隅の締結部29にボルトBが締結されることで、カバー2がケース部材13に固定される。
カバー2は、その上端部に、カバー2の表面から膨出して上端の2つの締結部29同士を連結する上端膨出部28aを有する。同様にカバー2は、その下端部に、カバー2の表面から膨出して下端の2つの締結部29同士を連結する下端膨出部28bを有する。
また、カバー2の表面には、従来と同様に不可避的に、排気センサを取り付けるためのセンサ取り付け孔Hが形成される。
カバー2は、上述のタービン81により発生するホワール振動を抑制し、ホワール音を低減できる形状を有する。ここで、カバー2の形状を説明する前に、タービン81により発生するホワール音の発生メカニズムについて説明する。
先ず、タービン81では、タービン81の回転エネルギーにより、加振力が発生する。すると、この加振力がベアリングに伝達されてベアリングが振動する。次いで、このベアリングの振動が、タービン81を支持するロケーションピンを介してタービンハウジング80に伝達される。これにより、タービンハウジング80が振動し始め、ホワール振動が発生する。このホワール振動は、排気浄化装置本体10やカバー2に伝達される。このホワール振動の周波数は600〜800Hzであり、この周波数帯は人間にとって耳障りで不快な周波数帯である。
次に、カバー2の形状について、図1〜図3を参照しながら詳しく説明する。ここで、図2はカバー2の斜視図であり、図3はカバー2の平面図である。
図1〜図3に示すように、カバー2は、その表面に形成された複数の凸状のリブ20を有する。これら凸状のリブ20は、上述の上端膨出部28a及び下端膨出部28bが形成されたカバー2の上端部及び下端部を除く領域に、全面に亘って形成される。
図2に示すように、これら凸状のリブ20は、いずれもその端部がR形状となっている。即ち、凸状のリブ20は、滑らかな凸状に形成されている。これは、凸状のリブ20は、プレス加工によりカバー2の表面に一体成形されるため、成形上の制約によるものである。
図1〜図3に示すように、凸状のリブ20は、放射状リブ21と、周状リブ22と、を含んで構成される。
これら放射状リブ21と周状リブ22は、高さは略同一である。これら放射状リブ21と周状リブ22が互いに交わることで、連結された略平坦なリブ上面20aが形成される。
放射状リブ21は、対角上に配置された締結部29同士を結んで形成される対角線D同士の交点Xを中心とする中心部Cから、放射状に延びて形成される(図3参照)。具体的には、放射状リブ21は、略45度間隔で計8本形成される。即ち、放射状リブ21は、中心部Cから上下鉛直方向に延びる上下放射状リブ21a,21aと、中心部Cから左右水平方向に延びる左右放射状リブ21b,21bと、これら上下放射状リブ21a,21aと左右放射状リブ21b,21bから等間隔の位置で中心部Cから左右斜め方向に延びる右斜め放射状リブ21c,21c及び左斜め放射状リブ21d,21dと、を含んで構成される。
周状リブ22は、交点Xを中心とした円周の全周に亘って連続して形成される(図3参照)。周状リブ22は、中心部Cの外縁を構成する中心リブ24の外側に形成される。
なお、周状リブ22よりも外側に形成された外周リブ23は、交点Xを中心とした円周上に形成されてはいるものの、その左右端部が連続しておらず途切れているため、本実施形態の周状リブを構成しない。
図1〜図3に示すように、各放射状リブ21の幅は略同一であり、各周状リブ22の幅は略同一である。ただし、放射状リブ21の幅は、周状リブ22の幅よりも大きく設定されている。
また、中心部Cは、略平坦な平坦面で形成される。この平坦面で形成された中心部Cによって、放射状リブ21が分断され、凸状の平面が連続して形成されるのが回避されている。
以上の構成を具備する本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、略矩形状のカバー2の表面に、複数の凸状のリブ20を形成した。具体的には、カバー2の対角線Dの交点Xを中心とする中心部Cから放射状に延びる放射状リブ21(上下放射状リブ21a,21a,左右放射状リブ21b,21b,右斜め放射状リブ21c,21c,左斜め放射状リブ21d,21d)、カバー2の対角線Dの交点Xを中心とした円周の全周に亘って連続して延びる周状リブ22を形成した。
本実施形態によれば、放射状リブ21がカバー2の中心部C付近に密集して形成されることとなるため、この放射状リブ21によってカバー2の中心部C付近の振動を低減できる。また、放射状リブ21に加えて周状リブ22がカバー2の外周部付近を分断することとなるため、これら放射状リブ21及び周状リブ22によってカバー2の外周部付近の振動を低減できる。従って、本実施形態によれば、カバー2から発生する放射音(ホワール音)を確実に低減できる。
また、本実施形態によれば、孔を形成する必要が無いため、遮熱機能が損なわれることがない。さらには、放射状リブ21及び周状リブ22はプレス加工によりカバー2と一体成形されるため、安価に製造できる。
また本実施形態では、排気のエネルギーを用いて吸気を加圧する過給機8のタービン81を排気管9に設けるとともに、排気浄化装置本体10をタービン81の近傍(直下)に設けた。
これにより、タービン81のホワール振動により顕著に発生するホワール音を確実に低減でき、上述の効果がより顕著に発揮される。
また本実施形態では、カバー2の対角線Dの交点Xを中心とする中心部Cを、略平坦な平坦面で形成した。
これにより、上述の放射状リブ21同士が中心部Cで連結されることで、凸状の平面が連続して形成されるのを回避でき、ホワール音をより確実に低減できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれる。
上記実施形態では、本発明の排気浄化装置をディーゼルエンジンに適用したが、これに限定されない。例えば、本発明の排気浄化装置をガソリンエンジンに適用してもよい。
上記実施形態では、排気浄化装置本体のうち、排気浄化触媒部が格納された上流側部分の車両前方側を主として覆うようにカバーを設けたが、これに限定されない。例えば、排気浄化装置本体の全体を覆うようにカバーを設けてもよく、カバーの配置は周辺部品の配置に応じて適宜設定される。
上記実施形態では、周状リブとして、円周状の周状リブをカバーの表面に形成したが、これに限定されない。例えば、周状リブとして、四角形状や多角形状の周状リブをカバーの表面に形成してもよい。
次に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜2、比較例1〜8]
上記実施形態のカバーを実施例1とし、本発明の放射状リブ及び周状リブを備えるカバーを実施例2とした。
また、本発明の放射状リブ及び周状リブのうち少なくとも一方を備えておらず、本発明の範囲外である各種カバーを比較例1〜8とした。
[振動解析評価]
実施例1〜2及び比較例1〜8の各カバーについて、CAE(computer aided engineering)による振動解析を実施した。具体的には、各カバーにおいて、5×5の25点について振動解析を実施した。結果を図4〜図13に示す。なお、図4〜図13中では、各カバーの平面図及び側面図を示し、各図中のtは、各カバーの厚み(mm)を示している。
図4は、実施例1のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。実施例1のカバーの形状は、上述した通りである。図4に示すように、実施例1のカバーでは、ホワール周波数帯600〜800Hzにおいて、振動レベルが上限レベルを下回っていることが確認された。
図5は、実施例2のカバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。実施例2のカバーの形状は、実施例1と比べて、周状リブが四角形状である他、外周リブが菱形である点において相違する。図5に示すように、この実施例2のカバーにおいても、ホワール周波数帯600〜800Hzにおいて振動レベルが上限レベルを下回っていることが確認された。
図6〜図13は、比較例1〜比較例8の各カバーのCAEによる振動解析結果を示す図である。
比較例1及び比較例2のカバーは、凸状リブを一切有しておらず、両者は厚みが相違するのみである。比較例3のカバーは、縦方向(鉛直方向)及び横方向(水平方向)にのみ凸状リブが形成されたものである。比較例4のカバーは、斜め方向に延びる凸状リブのみが形成されたものである。比較例5、7及び8のカバーは、放射状リブは形成されているものの、周状リブは形成されていない(途中で途切れている)ものである。比較例6のカバーは、横方向(水平方向)にのみ凸状リブが形成されたものである。
これら図6〜図13に示すように、本発明の範囲外である比較例1〜比較例8のカバーはいずれも、ホワール周波数帯600〜800Hzにおいて振動レベルが上限レベルを超えていることが確認された。
[騒音評価]
実施例1のカバーを備える排気浄化装置を、過給機を備えるエンジンベンチに搭載して騒音評価を実施した。具体的には、通常想定される高負荷運転条件にて運転を実施し、そのときの騒音を、エンジンの前方及び上方から測定した。結果を図14及び図15に示す。
図14は、実施例1のカバーを備える排気浄化装置を搭載した車両のエンジン前方音測定結果を示す図である。図15は、実施例1のカバーを備える排気浄化装置を搭載した車両のエンジン上方音測定結果を示す図である。測定は、n数を4として実施した。
これら図14及び図15に示すように、エンジンの前方音及び上方音いずれも、ホワール周波数帯600〜800Hzにおける騒音レベルが上限レベルを下回っていることが確認された。この結果から、本発明のカバー形状によれば、ホワール音を低減できることが確認された。
また、他の周波数帯においても、騒音レベルが上限レベルを下回っていることも確認された。
1…排気浄化装置
2…カバー
8…過給機
9…排気管(排気通路)
10…排気浄化装置本体
20…凸状のリブ
21…放射状リブ
21a…上下放射状リブ(放射状リブ)
21b…左右放射状リブ(放射状リブ)
21c…右斜め放射状リブ(放射状リブ)
21d…左斜め放射状リブ(放射状リブ)
22…周状リブ
81…タービン
C…中心部
D…対角線
X…交点

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、前記内燃機関の排気を浄化する排気浄化装置本体と、
    前記排気浄化装置本体の少なくとも一部を覆うように設けられ、前記排気浄化装置本体からの放熱を遮熱する略四角形状のカバーと、を備え、
    前記カバーは、その表面に形成された複数の凸状のリブを有し、
    前記リブは、前記カバーの対角線の交点を中心とする中心部から放射状に形成された放射状リブと、前記交点を中心とした円周の全周に亘って連続して形成された周状リブと、を有する内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記排気通路には、排気のエネルギーを用いて吸気を加圧する過給機のタービンが設けられ、
    前記排気浄化装置本体は、前記タービンの近傍に設けられる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記中心部は、略平坦な平坦面で形成される請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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