JP6351380B2 - Water supply control device - Google Patents
Water supply control device Download PDFInfo
- Publication number
- JP6351380B2 JP6351380B2 JP2014112213A JP2014112213A JP6351380B2 JP 6351380 B2 JP6351380 B2 JP 6351380B2 JP 2014112213 A JP2014112213 A JP 2014112213A JP 2014112213 A JP2014112213 A JP 2014112213A JP 6351380 B2 JP6351380 B2 JP 6351380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- water
- water supply
- signal
- solenoid valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
本発明は、給水制御装置に関する。詳しくは自動水栓等に用いられる給水制御装置に関する。 The present invention relates to a water supply control device. Specifically, the present invention relates to a water supply control device used for an automatic faucet or the like.
従来、キッチン、洗面台等では自動水栓が広く用いられている。この自動水栓では、通常、吐水口につながる給水路に設置される電磁弁と、電磁弁に制御信号を出力し、電磁弁の開閉を制御する制御部を備える給水制御装置が用いられる。この制御部による制御下で電磁弁が給水路を開閉し、吐水口への給水、止水が切り替えられる。 Conventionally, automatic faucets are widely used in kitchens and washstands. In this automatic faucet, a water supply control device is usually used that includes an electromagnetic valve installed in a water supply channel connected to a water outlet and a control unit that outputs a control signal to the electromagnetic valve and controls the opening and closing of the electromagnetic valve. Under the control of the control unit, the solenoid valve opens and closes the water supply channel, and water supply to the water outlet and water stoppage are switched.
このような自動水栓では、電磁弁への異物の噛み込み等により、制御部から開弁信号や閉弁信号を出力しても電磁弁が開弁又は閉弁しない場合があり、そのような電磁弁の開閉動作不良の発生に対処するための技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術では、給水路に発電機を設置し、電磁弁に開弁信号や閉弁信号を出力した後に発電機による発電の有無を検出する。この発電の有無に基づいて電磁弁が開弁又は閉弁していないと検知した場合、開弁信号又は閉弁信号を再出力し、電磁弁が開閉するように制御する。
In such an automatic faucet, the solenoid valve may not open or close even if a valve opening signal or a valve closing signal is output from the control unit due to foreign matter biting into the solenoid valve, etc. A technique for coping with the occurrence of the opening / closing failure of the electromagnetic valve has also been proposed (see, for example, Patent Document 1).
In the technique of Patent Document 1, a generator is installed in a water supply channel, and after a valve opening signal or a valve closing signal is output to an electromagnetic valve, the presence or absence of power generation by the generator is detected. When it is detected that the electromagnetic valve is not opened or closed based on the presence or absence of this power generation, the valve opening signal or the valve closing signal is output again, and the electromagnetic valve is controlled to open or close.
ところで、水圧管内の水流を急にせき止めた場合に、水の慣性で水圧管内に衝撃と高水圧が発生するウォーターハンマー(水撃作用)という現象が知られている。
上述の様な給水制御装置における自動水栓の電磁弁にウォーターハンマーによる高水圧が作用すると、閉弁状態にあってもその状態を維持できずに開弁してしまい、そのまま閉弁状態に復帰せず水が無駄に流出し続けてしまうといった不具合が生じてしまうことがある。しかしながら、このような不具合に対処するための実用的な技術手段は未だ提案されていない。
By the way, a phenomenon called water hammer (water hammer action) is known in which when the water flow in the water pressure pipe is suddenly stopped, an impact and a high water pressure are generated in the water pressure pipe due to the inertia of the water.
If high water pressure by a water hammer acts on the solenoid valve of the automatic faucet in the water supply control device as described above, the valve will open without being maintained even in the closed state, and will return to the closed state as it is. Inadvertently, water may continue to flow out unnecessarily. However, no practical technical means for dealing with such problems has been proposed yet.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、閉弁状態にあるべき水栓がウォーターハンマー等により不用意に開弁状態に転じてしまっても再び閉弁状態に自動復帰する給水制御装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above, and its purpose is to automatically return to the closed state again even if the faucet that should be in the closed state is inadvertently turned to the open state by a water hammer or the like. An object of the present invention is to provide a water supply control device.
(1)給水路(例えば、後述の給水路107)に設置される電磁弁(例えば、後述の電磁弁20)と、前記電磁弁の下流における通水を検知する吐水検出部(例えば、後述の発電機50および発電検出回路71)と、前記電磁弁に制御信号を出力し、前記電磁弁の開閉を制御する制御部(例えば、後述の制御部79)と、を備え、前記制御部は、前記電磁弁に対して閉弁信号を出力した後、次に開弁信号を出力する前に前記吐水検出部により吐水が検出された場合には、閉弁信号を出力することを特徴とする給水制御装置。
(1) An electromagnetic valve (for example, an
(2)前記電磁弁はプランジャ(例えば、後述のプランジャ23)を有し、前記プランジャは作動領域の所定の端点位置で固定部材(例えば、後述の固定コア29)に対向し部分的に当接する自己の端面(例えば、後述の端面231)の少なくとも一部分が非平面状(例えば、後述のように周縁部分が丸みを帯びた面取りがなされた略球面状)に成形されていることが好ましい。
(2) The solenoid valve has a plunger (for example, a
本発明によれば、閉弁状態にあるべき水栓がウォーターハンマー等により不用意に開弁状態に転じてしまっても再び閉弁状態に自動復帰する給水制御装置が具現される。 According to the present invention, there is realized a water supply control device that automatically returns to a closed state again even when a faucet that should be in a closed state is inadvertently turned into a valve open state by a water hammer or the like.
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る給水制御装置10が用いられる自動水栓100の構成図である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram of an
吐水管101は、洗面台のカウンター103の上面側に固定される。吐水管101は、その先端部が吐水口105を成している。吐水管101を通して吐水口105から吐水する水は給水路107を通して給水される。給水路107は、その上流側が上水道108に接続されて、この上水道108からの給水を吐水管101に導く。
The
給水制御装置10は、この自動水栓100における吐水管101の吐水口105への給水と止水とを切り替え制御する。給水制御装置10は、電磁弁20、発電機50、物体検知センサ60、および、制御ユニット70を備える。
The water
電磁弁20は、給水路107の経路中の適所に設置される。電磁弁20は、後述のように、給水路107の下流側への給水と止水とを切り替えて、結果的に吐水口105への給水と止水との両状態を切り替えるように制御ユニット70(後述するその制御部79)により制御される。
The
発電機50は、給水路107の経路中、電磁弁20の下流側に設置される。発電機50は、給水路107内の流水により回転駆動される水車(不図示)を有する。この水車はその羽根に給水路107内の流水が当たることにより回転する。発電機50は、上述のような水車の回転により磁石とコイルとが相対的に回転し、電磁誘導によりコイルに起電力が生じて発電する。
The
物体検知センサ60は、発光部と受光部を有する赤外線式測距センサであり、吐水管101の吐水口105の近傍部に取り付けられる。物体検知センサ60は、発光部から光を投光し、投光した光による人体の手等の被検知物からの反射光を受光部で受光ることにより所定の検知領域内における被検知物の有無を検知する。物体検知センサ60は、被検知物の検知結果を示す信号を制御部79(後述する)に出力する。
The
図2は本発明の一実施形態に係る給水制御装置10の構成を示す機能ブロック図である。制御ユニット70は、物体検知センサ60による検知出力信号および発電機50からの起電力に基づいて電磁弁20の動作を制御する。制御ユニット70は、発電検出回路71、電源部73、および、制御部79を備える。
FIG. 2 is a functional block diagram showing the configuration of the water
発電検出回路71は、発電機50による起電力の有無を検出する。発電検出回路71は、発電機50による起電力が有る場合、制御部79に信号を出力し、発電機50による起電力が無い場合、制御部79に信号を出力しない。発電検出回路71は、発電機50の起電力による交流電流を整流する整流回路からの出力波形を矩形波に整形して制御部79に出力する波形成形回路を含んで構成される。
上述のような発電機50および発電検出回路71は、電磁弁20の下流における通水を検知する吐水検出部を構成している。
The power
The
電源部73は、制御部79、物体検知センサ60、および、電磁弁20のそれぞれに作動電源を供給する。電源部73は、蓄電部75とバックアップ電池77とを備える。蓄電部75は、コンデンサであるが、二次電池等により構成されてもよい。蓄電部75には、発電機50から出力される交流を全波整流回路等により整流して電力が蓄電される。制御部79、物体検知センサ60、および、電磁弁20は、それぞれ電源部73における蓄電部75を主電源としている。バックアップ電池77は、乾電池であるが、これに限定されない。バックアップ電池77は、蓄電部75の電圧が所定値以下になったときに、制御部79、物体検知センサ60、および、電磁弁20のそれぞれに作動電源を供給する。
The
制御部79は、マイクロコンピュータを含んで構成される。制御部79は、物体検知センサ60からの出力信号に基づき電磁弁20に制御信号を出力し、電磁弁20の開閉を制御する。なお、制御部79は、制御のアルゴリズムを保持した記憶部を含むように構成され得る。
The
図3は電磁弁20の弁部21が開いている状態を示し、図4は弁部21が閉じている状態を示す。電磁弁20は、ラッチ式電磁弁である。電磁弁20は、移動体26、永久磁石27、固定コア29、コイル31、ばね33、リング体35、および、ハウジング37を備える。ラッチ式電磁弁は、詳述するように、コイル31への通電により移動体26を移動させ、移動体26の移動により弁部21を開閉して給水路107を開閉し、永久磁石27に磁化された固定コア29およびばね33の何れかの作用により移動体26を開弁位置および閉弁位置の何れかに保持するように構成される。
3 shows a state where the
移動体26は、プランジャ23と、弁体25とを含む。プランジャ23は、ハウジング37内に設けられる収容部37a内に軸方向(図では上下方向)に往復動自在に保持される。弁体25は、プランジャ23の先端部(図では下端側)に設けられる。給水路107の経路中に介挿されるようにして電磁弁20が、詳細にはその弁室109が、設けられる。この弁室109内に弁体25が配置されている。
The moving
弁室109には、給水路107の上流側につながる流入口109aと、給水路107の下流側につながる流出口109bとが形成され、流入口109aの周縁部には弁座111が設けられる。弁体25は、弁座111と接触離間して弁部21を開閉する。弁体25は、弁座111と接触離間する箇所にゴム等の弾性部材により形成される弾性部25aが設けられる。
In the
永久磁石27は、プランジャ23と同軸上に配置される。固定コア29は、永久磁石27とプランジャ23との問に配置される。固定コア29は、永久磁石27により磁化されて、その吸引力によりプランジャ23を吸着する。コイル31はプランジャ23を囲むように配置される。ばね33は固定コア29とプランジャ23の間に介挿され、プランジャ23を閉弁方向(図の下方向)に付勢する。リング体35は、コイル31より下側に配置される。ハウジング37は、カップ状に形成され、プランジャ23等を収容する。
The
移動体26は、プランジャ23の端面231が固定コア29に接触する開弁位置にあるとき、永久磁石27による磁力により固定コア29にプランジャ23が吸着され、その開弁位置に保持される。一方、移動体26は、弁体25の弾性部25aが弁座111と接触する閉弁位置にあるとき、ばね33の付勢力によりその閉弁位置に保持される。給水路107は、移動体26が開弁位置にあるときに開かれ、移動体26が閉弁位置にあるときに閉じられる。
When the moving
この電磁弁20では、コイル31に通電しないとき、永久磁石27から固定コア29、プランジャ23、リング体35、および、ハウジング37を通して永久磁石27に戻る磁路が形成される。
In the
電磁弁20の移動体26を開弁位置から閉弁位置に移動させる際には、磁路を流れる磁束の流れ方向と逆方向(以下、正方向Aという)の流れの磁束が生じるようにコイル31に通電する。これにより、プランジャ23に対する固定コア29の吸引力が弱まり、ばね33の付勢力がこの吸引力より大きくなり、この付勢力により移動体26が開弁位置から移動し、閉弁位置で停止する。このとき、プランジャ23と固定コア29の距離が大きいため固定コア29の吸引力が弱くなり、コイル31への通電を停止しても、固定コア29の吸引力よりもばね33の付勢力が大きいままとなり、移動体26が閉弁位置に安定して保持される。
When moving the moving
一方、正方向Aと反対方向の流れの磁束が生じるようにコイル31に通電すると、プランジャ23に対する固定コア29の吸引力が強まり、ばね33の付勢力より固定コア29の吸引力が大きくなる。移動体26は、この吸引力により閉弁位置から移動し、開弁位置で停止する。このとき、プランジャ23と固定コア29の距離が小さいため固定コア29の吸引力が強くなり、コイル31への通電を停止しても、固定コア29の吸引力がばね33の付勢力より大きいままとなり、移動体26が開弁位置に安定して保持される。このように、電磁弁20の移動体26は、閉弁位置と開弁位置との二位置の何れにおいても安定して保持される。
On the other hand, when the
移動体26を開弁位置から閉弁位置に移動させるに際し、制御部79は、電磁弁20を閉弁させるための制御信号として閉弁信号を出力する。電磁弁20は、閉弁信号を受けると、コイル31に正方向Aの流れの磁束が生じるように励磁される。
一方、移動体26を閉弁位置から開弁位置に移動させるに際しては、制御部79は、電磁弁20を開弁させるための制御信号として開弁信号を出力する。電磁弁20は、開弁信号を受けると、コイル31に正方向Aと反対方向の流れの磁束が生じるように励磁される。
When moving the moving
On the other hand, when moving the moving
ここで、本実施形態では特に、移動体26のプランジャ23は、図示にて上下の往復動の作動領域における端点位置(図3での上端位置)で固定部材である固定コア29に対向し部分的に当接する端面231(上側の先端面)が非平面状に成形されている。即ち、図3および図4から容易に理解されるとおり、この端面231はその周縁部分が丸みを帯びた面取りがなされた略球面状に成形されている。
Here, in this embodiment, in particular, the
プランジャ23が固定コア29に当接する端面231がこのように非平面状に成形されているため、平面どうしが一旦密着すると急には引き離し難くなるといった現象によってプランジャ23の端面231と固定コア29が離れ難くなって電磁弁として作動不良が起こるおそれを極小化することができる。
ここに、非平面状とは、上述のような略球面状に限られない。即ち、平面である固定部材側の当接面に対して全面的に密着することがないように、部分または全面が湾曲した形状、或いは、凹凸が形成された形状等々、種々の形状であり得る。
Since the
Here, the non-planar shape is not limited to the substantially spherical shape as described above. That is, it may have various shapes such as a shape in which a portion or the entire surface is curved, or a shape in which irregularities are formed, so that it does not adhere to the flat contact surface on the fixing member side. .
ところで、電磁弁20が図4におけるような閉弁状態にあるときに、給水路107中で何らかの原因で生じたウォーターハンマー等による高水圧が弁部21の流入口109aに伝搬すると、弁部21は閉弁状態を維持し得ずに開弁してしまうことがある。
When the
即ち、制御部79からは開弁信号が発せられていないにもかかわらず、ウォーターハンマー等による高水圧で弁部21が開弁状態に転じ、弁体25に作用する水圧によって移動体26が上方に変位し、この位置で安定してしまう。これは、弁体25の上方への変位により、プランジャ23と固定コア29の距離が狭まって固定コア29の吸引力がばね33の押圧力に優るようになり、移動体26が開弁位置に保持されてしまうからである。一旦このような状態に陥ると、何らの対策も施されない場合には、電磁弁20は自動的に閉弁状態に復帰することはできず、吐出口105から無駄な流水が継続してしまうといった不具合が生じることになる。
That is, although the valve opening signal is not issued from the
そこで本実施形態の装置では、閉弁状態を維持しているべき電磁弁20がウォーターハンマー等によって一旦開弁状態に転じてしまっても、この電磁弁20を自動的に閉弁状態に復帰させることができるように構成している。
Therefore, in the apparatus of the present embodiment, even if the
図5は本実施形態の給水制御装置の動作を表すタイムチャートである。
図5では、上から順に、物体検知センサ60の出力信号、制御部79の出力である開弁信号、発電検出回路71の出力信号、および、制御部79の出力である閉弁信号であり、上記各信号に共通の時間軸が最下行に記してある。
FIG. 5 is a time chart showing the operation of the water supply control device of this embodiment.
In FIG. 5, in order from the top, the output signal of the
時刻t1で、自動水栓100の吐出口105近傍に使用者の手などが接近して物体検知センサ60の検知領域内に入ると、物体検知センサ60の出力信号がオンに転じる。物体検知センサ60の出力信号がオンに転じたことに応答して、制御部79から開弁信号が発せられる。上述ように発せられた開弁信号によって、時刻t2で電磁弁20が開弁状態に転じる。
電磁弁20は既述のようにラッチ式のものであるため、一旦開弁状態に転じると、この状態が維持される。電磁弁20が開弁状態に転じると、給水路107内の通水によって発電機50が作動し発電機の出力が発電検出回路71で波形成形され、発電検出回路71からパルス列の信号が発生する。
At time t1, when a user's hand approaches the vicinity of the
Since the
発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力信号であるパルス列の信号(間欠パルス信号)は、通水の継続期間に亘って出力される。即ち、この継続期間に亘って吐水口105からは吐水が継続しており、使用者は手を洗うなどの利用をすることができる。
A pulse train signal (intermittent pulse signal) that is an output signal of the power
次いで、時刻t3で、使用者が物体検知センサ60の検知領域外まで手を遠ざけると、物体検知センサ60の出力信号がオフに転じる。物体検知センサ60の出力信号がオフに転じたことに応答して、制御部79は閉弁信号を電磁弁20に発する。上述ように発せられた閉弁信号によって電磁弁20が閉弁状態に転じ、以降、通常は、次に物体検知センサ60の出力信号がオンになって開弁信号が出力されない限り、閉弁状態が維持される。
Next, when the user moves his hand away from the detection area of the
電磁弁が閉弁状態に転じると給水路107内の通水が停止して発電機50が作動を停止し、発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力信号であるパルス列の信号が停止する。電磁弁が閉弁状態に転じ始めてから給水路107内の通水が停止するまでには多少の時間差があるが、ここでは、上述の時刻t3から多少遅延した時刻t4で通水が停止し、発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力であるパルス列の信号の発生が止むものとしている。
When the solenoid valve turns to the closed state, the water flow in the
なお、図5を参照しての説明では、便宜上、物体検知センサ60の出力信号がオンに転じるタイミングと制御部79から開弁信号が発せられるタイミングとが何れも時刻t1であるように図示している。これについて、より厳密には、開弁信号が発せられるタイミングは物体検知センサ60の出力信号がオンに転じる時刻t1から多少の遅延を生じる。
同様に、物体検知センサ60の出力信号がオフに転じるタイミングと制御部79から閉弁信号が発せられるタイミングとが何れも時刻t3であるように図示している。これについても、より厳密には、閉弁信号が発せられるタイミングは物体検知センサ60の出力がオフに転じる時刻t3から多少の遅延を生じる。
In the description with reference to FIG. 5, for the sake of convenience, the timing at which the output signal of the
Similarly, the timing at which the output signal of the
時刻t4で通水が停止し、発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力であるパルス列の信号の発生が止んだ状態になってから幾許かの期間経過した時刻t5で、ウォーターハンマー等による高水圧で電磁弁20が開弁状態に転じてしまうと、開弁信号はオフであるにもかかわらず、給水路107での通水が始まり、発電機50が作動して、発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力信号であるパルス信号が発生する。
The water hammer stops at time t5 when some passage of time has elapsed since the stop of water flow at time t4 and the generation of the pulse train signal that is the output of the power
本実施形態の装置では、一旦閉弁信号が発せられた後、未だ開弁信号はオフであるにもかかわらず、発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力信号であるパルス信号が発生すると、制御部79は閉弁信号を電磁弁20に発する。上述のように発せられた閉弁信号によって電磁弁20が閉弁状態に転じ、給水路107での通水が停止し、発電機50が停止して、発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力信号であるパルス信号も出力されなくなる。
In the apparatus of this embodiment, after the valve closing signal is once issued, the pulse signal which is the output signal of the power
この場合も、電磁弁が閉弁状態に転じ始めてから給水路107内の通水が停止するまでには多少の時間差があるが、ここでは、上述の時刻t5から多少遅延した時刻t6で通水が停止し、発電機50の出力に対応する発電検出回路71の出力信号であるパルス信号の発生が止むものとしている。
In this case as well, there is a slight time difference from when the electromagnetic valve starts to be closed until the water flow in the
図6は、給水制御装置10の制御部79における電磁弁20の開閉制御の処理手順を表すフローチャートである。ここでは、本実施形態の給水制御装置10を備えた自動水栓100が使用者による利用を待機している時点からの処理の流れを例示する。
FIG. 6 is a flowchart showing a processing procedure of opening / closing control of the
制御部79での動作が開始すると、給水制御装置10を備えた自動水栓100の使用者の手などが吐水口105に接近して物体検知センサ60の検知領域内に入るのを待機する(ステップS601:No)。
使用者の手などが吐水口105に接近して物体検知センサ60の検知領域内に入ると、物体検知センサ60の出力信号がオンになり、それが検出される(ステップS601:Yes)。
ステップS601で物体検知センサ60の出力信号がオンになったことが検出されると、この検出に応答して、電磁弁20に対する開弁信号をオンにする(ステップS602)。
When the operation of the
When the user's hand or the like approaches the
When it is detected in step S601 that the output signal of the
ステップS602で電磁弁20に対する開弁信号をオンにすると、電磁弁20はそのコイル31が開弁に寄与する方向(既述の正方向Aと反対方向)の磁力を生じる極性に励磁されて電磁弁20は開弁する。電磁弁20が開弁すると、吐水管101の吐水口105から吐水が流出し、利用者は流水で手洗い等を行うことができる。
When the valve opening signal for the
ステップS602の処理で電磁弁20を開弁させると、次いで、使用者の手などが物体検知センサ60の検知領域外に退出するのを待機する。即ち、物体検知センサ60の出力信号がオフになるのを待機する(ステップS603:No)。
物体検知センサ60の出力信号がオフになったことが検出されると(ステップS603:Yes)、次いで、電磁弁20に対する閉弁信号をオンにする(ステップS604)。
When the
When it is detected that the output signal of the
ステップS604で電磁弁20に対する閉弁信号をオンすると、電磁弁20はそのコイル31が閉弁に寄与する方向(既述の正方向A)の磁力を生じる極性に励磁されて電磁弁20は閉弁する。電磁弁20が閉弁すると、吐水管101の吐水口105からの吐水は停止する。
When the valve closing signal for the
本実施の形態では、ステップS604の処理によって電磁弁20が閉弁して以降も、発電検出回路71の出力信号に基づいて給水路107内での流水が停止しているかを継続的に監視する(ステップS605:No)。電磁弁20の閉弁状態が維持され、流水が停止していれば、発電検出回路71の出力信号はオフレベルを維持する。
In the present embodiment, even after the
給水路107内での流水が停止しているかを継続的に監視している間に、ステップS605で発電検出回路71の出力信号が発生したことが検出されると(ステップS605:Yes)、この出力信号の発生を検出した時点からの直近の過去において開弁信号が発せられた履歴があるか否かが判定される(ステップS606)。ここに、直近の過去とは、図5のタイムチャートにおいて、現在時点が時刻t5(発電検出回路71の出力信号が発生した時点)であるときに時刻t4から時刻t5の間である期間を意味する。即ち、直近の前回に閉弁信号が発せられて以降現在に至る期間である。
なお、ステップS606までの時系列の処理でみれば、ステップS606の時点で開弁信号発生の有無を判定することは、自ずから、上述の直近の過去において開弁信号が発せられた履歴があるか否かを判定することになる。
When it is detected that the output signal of the power
Note that in the time series processing up to step S606, it is natural to determine whether or not the valve opening signal is generated at the time of step S606, and whether there is a history that the valve opening signal has been issued in the most recent past. It will be determined whether or not.
ステップS606で発電検出回路71の出力信号が発生したことを検出した時点からの直近の過去において開弁信号が発せられた履歴がないと判定されたときには(ステップS606:No)、直ちに電磁弁20に対する閉弁信号をオンにして(ステップS607)電磁弁20を閉弁させる。なお、ステップS606で開弁信号が発せられた履歴があると判定されたときには(ステップS606:Yes)、ステップS601に戻る。
If it is determined in step S606 that there is no history of valve opening signals issued in the past past from the time when the output signal of the power
ステップS605(Yes)→ステップS606(No)→ステップS607の処理は、制御部79からは開弁信号が発せられていないにもかかわらず、ウォーターハンマー等による高水圧で弁部21が開弁状態に転じて不用意な吐水が発生した際には、この発生を検出して電磁弁20を自動的に閉弁させる処理である。この処理により、無駄な流水の発生を効果的に防止することができる。
In the process from step S605 (Yes) → step S606 (No) → step S607, the
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、閉弁状態を維持しているべき電磁弁20がウォーターハンマー等によって一旦開弁状態に転じて流水が生じると、発電検出回路71の出力信号に基づいてこの流水状態を検出する。そして発電検出回路71の出力信号が発生したことを検出した時点からの直近の過去において開弁信号が発せられた履歴がないと判定されたときには、閉弁信号を発して電磁弁20を閉弁させる。
According to this embodiment, the following effects are produced.
In the present embodiment, when the
このため、本実施形態によれば、電磁弁20がウォーターハンマー等によって不用意に開弁状態に転じてしまい、多少の流水が発生したとしても、この流水を検出して、電磁弁20を速やかに閉弁状態に自動復帰させることができる。
For this reason, according to the present embodiment, even if the
また本実施形態に適用されている電磁弁20は、そのプランジャ23が往復動の作動領域における両端点位置(図3、図4では上端位置と下端位置)でそれぞれ安定するラッチ式電磁弁である。そして、プランジャ23は、上端位置側の固定部材である固定コア29に当接する端面231(図3、図4では上側の先端面)が非平面状に成形されている。即ち、この端面231はその周縁部分が丸みを帯びた面取りがなされた略球面を帯びた形状に成形されている。
The
プランジャ23が固定コア29に当接する端面231がこのように非平面状に成形されているため、平面どうしが一旦密着すると急には引き離し難くなるといった現象によってプランジャ23の端面231と固定コア29が離れ難くなって電磁弁として作動不良をおこすおそれを極小化することができる。
Since the
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上述した給水制御装置では、吐水検出部を発電機50および発電検出回路71によって構成したが、これに替えて、流量計(例えば、タービンフローメータ等)や圧力センサ(例えば、適度な精度の水圧センサ)によって吐水検出部を構成してもよい。
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications, improvements, etc. within a scope that can achieve the object of the present invention are included in the present invention.
For example, in the water supply control device described above, the water discharge detection unit is configured by the
また、給水制御装置の制御部79をPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)の態様に構成すれば、給水制御装置の稼働後に制御のアルゴリズムや作動タイミングを柔軟に変更したり、複数の自動水栓を集中管理したりすることが容易にできる。
Moreover, if the
また、プランジャ23の端面231の形状は、上述の例のように周縁部分が丸みを帯びた面取りがなされた略球面を帯びた形態での非平面状であることには限られず、例えば、適宜の一つまたは複数の凸部が形成された形態での非平面状であってもよい。この場合も、先述の例と同様に、プランジャ23の端面231と固定コア29が離れ難くなって電磁弁として作動不良をおこすおそれを極小化することができる。
Further, the shape of the
さらに、上述においては、電磁弁はラッチ式である場合について詳述したが、本発明に適用可能な電磁弁はラッチ式電磁弁に限らず、連続通電式電磁弁であってもよい。 Furthermore, in the above description, the case where the solenoid valve is a latch type has been described in detail. However, the solenoid valve applicable to the present invention is not limited to the latch type solenoid valve, and may be a continuous energization type solenoid valve.
10…給水制御装置
20…電磁弁
21…弁部
23…プランジャ
26…移動体
27…永久磁石
29…固定コア
33…ばね
50…発電機
60…物体検知センサ
71…発電検出回路
79…制御部
100…自動水栓
101…吐水管
105…吐水口
107…給水路
231…端面
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記電磁弁の下流における通水を検知する吐水検出部と、
前記電磁弁に制御信号を出力し、前記電磁弁の開閉を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記電磁弁に対して閉弁信号を出力した後、前記吐水検出部により吐水が検出された場合には、当該吐水が検出された時点からの直近の過去において開弁信号が発せられた履歴がないと判定されたときには、前記電磁弁に対して閉弁信号を出力することにより前記電磁弁を閉弁させることを特徴とする給水制御装置。 A solenoid valve installed in the water supply channel;
A water discharge detector for detecting water flow downstream of the solenoid valve;
A control unit that outputs a control signal to the solenoid valve and controls opening and closing of the solenoid valve, and
Wherein, after outputting a closing signal to the solenoid valve, when the water discharge is detected by the pre-Symbol water discharge detection unit, the last opening signal in the past from the time when the water discharge is detected When it is determined that there is no history of the occurrence of water, the solenoid valve is closed by outputting a valve closing signal to the solenoid valve .
前記プランジャは作動領域の所定の端点位置で固定部材に対向し部分的に当接する自己の端面の少なくとも一部分が非平面状に成形されていることを特徴とする請求項1記載の給水制御装置。 The solenoid valve has a plunger;
2. The water supply control device according to claim 1, wherein at least a part of the end surface of the plunger facing the fixing member and partially abutting at a predetermined end point position of the operation region is formed in a non-planar shape.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014112213A JP6351380B2 (en) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | Water supply control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014112213A JP6351380B2 (en) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | Water supply control device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015224522A JP2015224522A (en) | 2015-12-14 |
JP6351380B2 true JP6351380B2 (en) | 2018-07-04 |
Family
ID=54841500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014112213A Active JP6351380B2 (en) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | Water supply control device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6351380B2 (en) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0694685B2 (en) * | 1986-05-27 | 1994-11-24 | 東陶機器株式会社 | Water supply control device |
JPH0616177Y2 (en) * | 1988-11-04 | 1994-04-27 | 株式会社イナックス | Faucet control device |
JPH02136876U (en) * | 1989-04-19 | 1990-11-15 | ||
JP3627202B2 (en) * | 1996-08-09 | 2005-03-09 | 株式会社鷺宮製作所 | High durability solenoid valve |
US7150293B2 (en) * | 2004-01-12 | 2006-12-19 | Masco Corporation Of Indiana | Multi-mode hands free automatic faucet |
DE102011110092A1 (en) * | 2011-03-14 | 2012-09-20 | Aquis Sanitär AG | "Sanitary fitting with a fitting housing and an electrical control unit" |
-
2014
- 2014-05-30 JP JP2014112213A patent/JP6351380B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015224522A (en) | 2015-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5699833A (en) | Electro-mechanical fluid flow control apparatus | |
EP1522778B1 (en) | Apparatus and method for controlling fluid flow | |
US7779852B2 (en) | Water conservation safety shut-off valve | |
US5187816A (en) | Automatic flushing device | |
JP4238684B2 (en) | Power generator and automatic faucet with power generator | |
CN102844501A (en) | Electronic faucet with capacitive sensing system and method therefor | |
US9574680B2 (en) | Water safety shut-off valve | |
JP7431352B2 (en) | Self-check method and device for water channels in cleaning equipment | |
JP6351380B2 (en) | Water supply control device | |
US10151089B2 (en) | Flush valve | |
JP2009041918A (en) | Electronic instrument and toilet apparatus | |
JP6282460B2 (en) | Water supply control device | |
JP5582312B2 (en) | Control method of private power generation bidet | |
JP7307878B2 (en) | Solenoid valve device and water discharge device | |
JP2018053525A (en) | Water supplier | |
RU2549727C1 (en) | Method of water leaks detection and device to this end | |
JPH10163025A (en) | Solenoid deriving device, valve device and automatic water supply device using the same | |
KR20210046154A (en) | Auto shower apparatus | |
JP6150126B2 (en) | Valve device and faucet device | |
JP7432155B2 (en) | Faucet device | |
JP2018168530A (en) | Plumbing device | |
JP2005344499A (en) | Hose storage type faucet | |
JPS61262284A (en) | Water-supply controlling system for water service | |
JP4655402B2 (en) | Automatic faucet device | |
JPS62292120A (en) | Shower apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171024 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6351380 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |