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JP6239335B2 - 円二色性計測方法及び円二色性計測装置 - Google Patents

円二色性計測方法及び円二色性計測装置 Download PDF

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JP6239335B2 JP2013209345A JP2013209345A JP6239335B2 JP 6239335 B2 JP6239335 B2 JP 6239335B2 JP 2013209345 A JP2013209345 A JP 2013209345A JP 2013209345 A JP2013209345 A JP 2013209345A JP 6239335 B2 JP6239335 B2 JP 6239335B2
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Description

本発明は、円二色性計測方法及び円二色性計測装置に関する。
円二色性(CD:Circular Dichroism)は、分子の光学活性(キラリティ)によって起こる現象であり、左右の円偏光に対する吸光度の違いとして定義される。この円二色性のスペクトル情報は、分子の高次構造を反映していることから、特に生理活性物質の高次構造の解析等によく適用される。この円二色性は、左右の円偏光をそれぞれ試料に照射し、透過光の強度差から吸光度の差を求める方法が一般的に用いられる。
円二色性の計測は、試料が円二色性以外の光学活性、すなわち直線偏光に対する二色性や複屈折を持っていない場合にのみ成立し、試料が円二色性以外の光学活性を有している場合、この特性が円二色性とカップリングするために円二色性計測の際のアーチファクトになることが知られている。そして、このアーチファクトの影響のために、固体、膜、液晶等の巨視的な異方性を有する試料においては、円二色性の計測には適さないとされていた(例えば、非特許文献1参照)。このため、アーチファクトを除去するための種々の検討が行われている。例えば、特許文献1では、試料を45°回転させ、検光子を外して計測し、さらに試料を裏返して計測した後で、これらの二つの信号の平均を取る、等の工程が示されている。
特許第4010760号
神藤、分光研究、第34巻、第4号、215ページ(1985年) Y.Shindo, Optical Engineering,Vol.34, No.12, 3369 (1995) Ho.P.Jensen, J.A.Schellman,T.Troxell, Applied Spectroscopy, Vol.32,No.2, 192 (1978) G.E.Jellison Jr., F.A.Modine,Appl.Opt., Vol.36, 8184 (1997)
しかしながら、特許文献1記載の計測装置によれば光学系が複雑であり、且つ、測定方法が煩雑であるため、円二色性を迅速且つ簡便に計測できるとはいえない。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、試料の円二色性をより正確且つ簡便に計測することが可能な円二色性計測方法及び円二色性計測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る円二色性計測方法は、測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(A)
Figure 0006239335

としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、上記の数式(A)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、を有し、前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る円二色性計測装置は、測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(B)
Figure 0006239335

としたときに、行列要素S02を計測するS02計測手段と、上記の数式(B)における行列要素S20を計測するS20計測手段と、前記S02計測手段において得られた行列要素S02と、前記S20計測手段において得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出手段と、を有し、前記S02計測手段において、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、前記S20計測手段において、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行うことを特徴とする。
発明者らの研究によれば、ミュラー行列の行列要素S02と行列要素S20とをそれぞれ求めた後、これに基づいて円二色性を算出することで、従来の円二色性の測定結果には含まれていたアーチファクト成分が除去されることが分かった。したがって、上記の円二色性計測方法及び円二色性計測装置に基づき、行列要素S02及び行列要素S20を測定し、これらの結果を用いて円二色性を算出する構成とすることで、より正確な円二色性の測定を行うことができる。また、従来は、より正確な円二色性を計測するために、円二色性以外の光学活性を有しない状態である溶液状態での測定を行ってきたが、上記の計測方法によれば、溶液状態以外の状態、例えば、固相、ゲル、液晶、膜状の試料の円二色性であっても、アーチファクト成分の除去が適切に行われるため、溶液状態ではない試料の円二色性の計測にも適用することが可能となる。
そして、上記の円二色性計測方法及び円二色性計測装置によれば、行列要素S02及び行列S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理が行われた上で円二色性の計測が行われるため、より正確に円二色性を計測することが可能となる。
ここで、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の一態様として、前記S02計測ステップは、特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備える第1計測装置において、第1光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNa測定ステップと、前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNb測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える第2計測装置において、第2光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、を有する構成が挙げられる。
また、上記の円二色性計測方法に対応する円二色性計測装置として、前記S02計測手段を構成する第1計測装置は、特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備え、前記S20計測手段を構成する第2計測装置は、前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える態様が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の一態様として、前記S02計測ステップは、特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備える第1計測装置において、第1光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、
前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNa測定ステップと、前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を−45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNc測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える第2計測装置において、第2光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、を有する構成が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の他の態様として、前記S02計測ステップは、特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第4偏光板と、前記第2偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備える第1計測装置において、第1光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNa測定ステップと、前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNa測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える第2計測装置において、第2光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、を有する構成が挙げられる。
また、上記の円二色性計測方法に対応する円二色性計測装置として、前記S02計測手段を構成する第1計測装置は、特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第4偏光板と、前記第2偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備え、前記S20計測手段を構成する第2計測装置は、前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える態様が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の他の態様として、特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記S02計測ステップは、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx2測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy2測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、を有する請求項1記載の円二色性計測方法。
また、上記の円二色性計測方法に対応する円二色性計測装置として、前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を有する構成が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の他の態様として、特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第1位相変調素子と、前記第1位相変調素子からの光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第2位相変調素子と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記S02計測ステップは、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光源から出射される光信号のうちのDC成分の強度の計測を行うLx1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのDC成分の強度の計測を行うLy1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を行い、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うN00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を行い、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うN01測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのDC成分の強度の計測を行うLx2測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのDC成分の強度の計測を行うLy2測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を行い、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を行い、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うK10測定ステップと、を有する態様が挙げられる。
また、上記の円二色性計測方法に対応する円二色性計測装置として、前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第1位相変調素子と、前記第1位相変調素子からの光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第2位相変調素子と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、
を備える態様が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の他の態様として、特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL2測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、を有する態様が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の他の態様として、第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する偏光光源と、前記偏光光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/2λとして出射する1/2λ波長板と、前記1/2λ波長板から出射された光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、を有する態様が挙げられる。
また、上記の円二色性計測方法に対応する円二色性計測装置として、前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する偏光光源と、前記偏光光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/2λとして出射する1/2λ波長板と、前記1/2λ波長板から出射された光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える態様が挙げられる。
また、上記作用を効果的に奏する円二色性計測方法の他の態様として、第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する偏光光源と、前記偏光光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第1可変波長板と、前記第1可変波長板から出射されて、試料により透過された透過光を入射し、当該透過光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第2可変波長板と、前記第2可変波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、前記S02計測ステップは、前記円二色性測定装置において、前記第1の方向及び前記第2の方向を固定した状態で、前記試料を前記偏光光源からの光の光路上から外し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、を有し、前記S20計測ステップは、前記円二色性測定装置において、前記第1の方向及び前記第2の方向を固定した状態で、前記試料を前記偏光光源からの光の光路上から外し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL2測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、を有する態様が挙げられる。
また、上記の円二色性計測方法に対応する円二色性計測装置として、前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する偏光光源と、前記偏光光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第1可変波長板と、前記第1可変波長板から出射されて、試料により透過された透過光を入射し、当該透過光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第2可変波長板と、前記第2可変波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える態様が挙げられる。
本発明によれば、試料の円二色性をより正確且つ簡便に計測することが可能な円二色性計測方法及び円二色性計測装置が提供される。
本発明の第1及び第2実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する図である。 本発明の第1、第2及び第3実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する図である。 本発明の第4及び第6実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する図である。 本発明の第5実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する図である。 本発明の第7実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する図である。 本発明の第8実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る円二色性計測装置の構成を説明する概略構成図である。図1に示す円二色性計測装置1(第1計測装置、S02計測手段)は、光源10、偏光板20、1/4λ波長板30、光検出器40(光検出手段)が光源10からの光学軸に沿ってこの順に配置され、1/4λ波長板30と光検出器40との間の光路上に試料100が配置されているものである。なお、以下の説明の簡略化のために、円二色性計測装置1において、光源10からの光の光学軸をZ軸とし、Z軸に対して垂直であり互いに直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸とする。
光源10は、測定対象の試料に対して照射するための光を出射する。この光源10から出射される光は非偏光であり、例えば、波長280nmの光を出射する重水素ランプ等が光源10として用いられる。
光源10から出射された光は、偏光板20に入射する。偏光板20では、光源10から出射された光のうち直線偏光が取り出される。偏光板30としては、例えば、グランテーラープリズムが用いられる。偏光板20は、ここでは、X軸に対して0°方向の直線偏光を取り出すものとする。
1/4λ波長板30は、透過光のX軸とY軸の位相差が1/4λとなる波長板であり、Z軸周りにX軸に対して45°回転させた状態で配置される。偏光板20を通過した直線偏光が1/4λ波長板30を通過することにより、直線偏光の振動面に対して直交する振動面をもつ偏光成分について、直線偏光の振動面と同じ振動面をもつ偏光成分に対して位相差を1/4λ(π/2)とされる。この結果、1/4λ波長板30を通過した光は右円偏光または左円偏光に変換されて出射される。
光検出器40は、1/4λ波長板30から出射されて、試料100を透過した透過光を電気信号に変換する機能を有する。円二色性の測定では、光検出器40により検出された電気信号を利用して、右円偏光による信号と左円偏光による信号との差分を求め、その演算結果をたとえば円二色性イメージとして出力する等により、測定結果を得ることができる。これらの円二色性の算出に係る処理(算出ステップ)は円二色性計測装置1の算出手段(図示せず)により行われる。
また、図2に示す円二色性計測装置2(第2計測装置/S20計測手段)は、光源10、第1偏光板22、1/4λ波長板30、第2偏光板24、光検出器40が光源10からの光学軸に沿ってこの順に配置され、第1偏光板22と1/4λ波長板30との間の光路上に試料100が配置されているものである。すなわち、図1の円二色性計測装置1と比較して、偏光板が2枚(第1偏光板22、第2偏光板24)になった点、と、試料100が1/4λ波長板30の前段に配置される点が相違する。
この円二色性計測装置2では、光源10から出射された光が第1偏光板22を通過した後、試料100に照射される。このうち試料を透過した光が、1/4λ波長板30を通過して円偏光に変換されたのち、第2偏光板24を通過した光が光検出器40によって電気信号に変換される。
本実施形態に係る円二色性計測では、上記の円二色性計測装置1,2を用いて円二色性の測定を行うことにより、試料の円二色性をより正確且つ簡便に計測することが可能となる。この点について、以下説明をする。
まず、円二色性の測定において発生するアーチファクトについて説明する。円二色性計測は、円二色性以外の光学活性を持たない状態である溶液状態での計測が、従来から一般的に行われてきた。しかしながら固相、ゲル、液晶、膜状試料の円二色性計測は産業上からも重要であり、これらの試料が円二色性以外の光学活性を持ってことから、上記アーチファクトが円二色性を計測する上で大きな障害となっているものである。非特許文献1によれば、光学活性をもつ試料のミュラー行列は、以下の数式(1)により表される。
Figure 0006239335
上記の数式(1)において、CDは円二色性、CBは円偏光複屈折、LDは直線偏光二色性、LBは直線偏光複屈折、θは試料のX軸に対する回転角をそれぞれ示している。また、数式(1)において各特性を示す単語に「’」を付している場合は、試料を45°傾けた場合について記載したものである。以下では、上記の数式(1)を数式(2)のように省略して記載する。なお、数式(1)において記載されている行列の係数e−Aeについては、以下の検討には影響を与えない係数であるため、省略する。
Figure 0006239335
この数式(2)で記載される試料に対して左円偏光もしくは右円偏光を照射すると、試料を透過した透過光のストークスベクトルは、ミュラー行列S(θ)と、円偏光のストークスベクトルとの積により求めることができる。その結果は、左円偏光の場合は数式(3)、右円偏光の場合は数式(4)のように記載される。
Figure 0006239335

Figure 0006239335
ここで、光強度はストークスベクトルの第1項で表現されていることから、左円偏光に対する透過光強度は、数式(3)よりS00−S02と示され、右円偏光に対する透過光強度は数式(4)よりS00+S02となることがわかる。円二色性はこれら透過光強度の差と定義されているため、最終的に数式(5)で示される式で計算される。
Figure 0006239335
数式(5)では、左円偏光の透過光強度と右円偏光の透過光強度との差を求めた結果には、CD(円二色性)の成分だけではなく、LD(直線偏光二色性)とLB(直線偏光複屈折)に由来する成分が含まれることが示されている。LDとLBとの積がCDと比較して無視できる程度に小さい場合は、直線偏光成分が含まれない純粋な円二色性に係る情報を得ることができる。しかしながら、LDとLBとの積がCDと比較して無視できない程度の大きさである場合には、純粋な円二色性の測定ができているとは言えず、アーチファクトの影響を受けるという問題がある。
ところで、発明者は、特許文献1において光学活性をもつ試料のミュラー行列として示された数式と非特許文献2で示されたミュラー行列として示された数式とを比較すると符号や記号等が一部相違していることに着目し、非特許文献2,3に記載のミュラー行列の導出方法に基づいて、ミュラー行列を新たに求めた。ここで、非特許文献3によれば、ミュラー行列の一般式は以下の数式(6),(7)で示される。
Figure 0006239335
そして、上記の数式を展開すると、数式(8),(9)が得られる。
Figure 0006239335
さらに、上記の数式(8),(9)を、非特許文献2に従って2次の項まで展開すると、以下の数式(10)が得られる。
Figure 0006239335
数式(10)に含まれるパラメータのうち、CDとCBとは、LDおよびLBと比較して10−3から10−5程度小さな値になるので、CDとCBの2乗の項は無視できると考え、数式(10)を簡略化した結果、数式(11)が得られる。
Figure 0006239335
ここで、試料の回転角をθとすると、試料の回転を考慮したミュラー行列は以下の数式(12)で表すことができる。
Figure 0006239335
数式(12)におけるRは回転のための行列であり、以下の数式(13)と表される。また、R−1は、Rの逆行列であり、数式(14)と表される。
Figure 0006239335
以上の結果、ミュラー行列の行列要素S02は数式(15)になり、S20は数式(16)となる。
Figure 0006239335
ここでS02とS20を数式(17)に従って計算する。
Figure 0006239335
上記の数式(17)に依れば、S02とS20に含まれているLDやLBといったアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残る。したがって、S02及びS20を個別に計測し、数式(17)に従って計算することで、純粋なCDの計測値を得ることができる。
本実施形態に係る円二色性計測装置1を用いた円二色性計測方法の詳細について説明する。以降の説明では、数式の簡略化のために、光源及び光学素子のミュラー行列を以下のように略記する。
X軸方向にセットされた、全ての偏光成分を有する光源:Lg
Figure 0006239335

X軸方向に偏光軸をセットした透過率Tの偏光子:P(0)
Figure 0006239335

Y軸方向に偏光軸をセットした透過率Tの偏光子:P(90)
Figure 0006239335

X軸に対してZ軸周りに45度回転した遅延量1/4λの波長板:R(45)
Figure 0006239335

X軸に対してZ軸周りに−45度回転した遅延量1/4λの波長板:R(−45)
Figure 0006239335
(S02の計測)
ここで、円二色性計測装置1を用いた行列要素S02の計測方法について説明する。円二色性計測装置1による円二色性計測方法では、表1のマトリックスにしたがって、偏光板20の偏光軸、1/4λ波長板30の速軸についてのX軸に対する回転角、試料100の有無を設定し、計測項目Lx,Ly、Na、Nbを計測する。なお偏光板20の透過率をTとする。なお、表1に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。
Figure 0006239335
ここで、ミュラー行列法により、測定項目Naで検出される光のストークスベクトルは、次の行列計算の数式(23)で求められる。
Figure 0006239335

したがって、Naで検出される光強度は、上記第1項となり、数式(24)で示される。
Figure 0006239335
同様に、測定項目Nbで検出される光のストークスベクトルは、数式(25)の行列計算で求められ、Nbで検出される光強度は数式(25)の第1項から数式(26)と示すことができる。
Figure 0006239335
同様に、測定項目Lxで検出される光のストークスベクトルは、数式(27)の行列計算で求められ、Lxで検出される光強度は数式(27)の第1項から数式(28)と示すことができる。
Figure 0006239335
同様に、測定項目Lyで検出される光のストークスベクトルは、数式(29)の行列計算で求められ、Lyで検出される光強度は数式(29)の第1項から数式(30)と示すことができる。
Figure 0006239335
上記測定項目のうち、Lx及びLyは光源の偏光特性を示し、Na及びNbは試料の光学特性を示している。Lx,Ly,Na,Nbの測定結果から、次の数式(31)を用いて計算することで、行列要素S02を算出することができる。
Figure 0006239335
(S20の計測)
次に、円二色性計測装置2を用いた行列要素S20の計測方法について説明する。円二色性計測装置2による円二色性計測方法では、表2のマトリックスにしたがって、第1偏光板22の偏光軸、試料100の有無、1/4λ波長板30の速軸についてのX軸に対する回転角、第2偏光板24の偏光軸を設定し、計測項目Lx,Ly、K00、K10、K01、K11を計測する。なお、第1偏光板22の透過率をTとし、第2偏光板24の透過率をTとする。表2に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。
Figure 0006239335
ここで、ミュラー行列法により、測定項目K00で検出される光のストークスベクトルは、次の行列計算の数式(32)で求められる、K00で検出される光強度は数式(32)の第1項となり数式(33)と示すことができる。
Figure 0006239335
同様に、測定項目K10で検出される光のストークスベクトルは、次の行列計算の数式(34)で求められる、K10で検出される光強度は数式(34)の第1項となり数式(35)と示すことができる。
Figure 0006239335
同様に、測定項目K01で検出される光のストークスベクトルは、次の行列計算の数式(36)で求められる、K01で検出される光強度は数式(36)の第1項となり数式(37)と示すことができる。
Figure 0006239335
同様に、測定項目K11で検出される光のストークスベクトルは、次の行列計算の数式(38)で求められる、K11で検出される光強度は数式(38)の第1項となり数式(39)と示すことができる。
Figure 0006239335
同様に、測定項目Lxで検出される光のストークスベクトルは、次の行列計算の数式(40)で求められる、Lxで検出される光強度は数式(40)の第1項となり数式(41)と示すことができる。
Figure 0006239335
同様に、測定項目Lyで検出される光のストークスベクトルは、次の行列計算の数式(42)で求められる、Lyで検出される光強度は数式(42)の第1項となり数式(43)と示すことができる。
Figure 0006239335
上記測定項目のうち、Lx及びLyは光源の偏光特性を示し、K00,K10,K01,K11は試料の光学特性を示している。Lx,Ly,K00,K10,K01,K11の測定結果から、次の数式(44)を用いて計算することで、行列要素S20を算出することができる。
Figure 0006239335
(CDの計算)
上記の計測により求められたS02とS20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
以上のように、本実施形態に係る円二色性計測装置1,2及びこの円二色性計測装置1,2を用いた円二色性計測方法によれば、ミュラー行列の行列要素S02と行列要素S20とをそれぞれ求めた後、これに基づいて円二色性を算出することで、従来の円二色性の測定結果には含まれていたアーチファクト成分が除去される。したがって、上記の円二色性計測装置1,2及びこの円二色性計測装置1,2を用いた円二色性計測方法に基づき、行列要素S02及び行列要素S20を測定し、これらの結果を用いて円二色性を算出する構成とすることで、より正確な円二色性の測定を行うことができる。
そして、従来から、上記の特許文献1及び非特許文献1〜4に記載のように、円二色性を測定する方法が種々検討されていた。しかしながら、例えば特許文献1記載の方法では、複雑な光学系と計測手順とが要求されることから、円二色性を迅速に簡便に計測できる方法とはいえなかった。これに対して本実施形態に係る円二色性計測装置1,2及びこの円二色性計測装置1,2を用いた円二色性計測方法は、円二色性の計測を簡便に行うことが可能となる。
また、非特許文献4によれば、Two-Modulator GeneralizedEllipsometer(2-MGE)と呼ばれる、試料のミュラー行列の測定装置の例が示されている。この装置を使うことで、一般的なCD計測で計測される試料のミュラー行列の行列要素S02を計測することができると考えられる。また試料のミュラー行列の行列要素S20のような、CD成分を含む他の行列要素の計測も可能であると考えられる。しかしながら、この装置だけでは、S02やS20に含まれるLDやLBといったアーチファクト成分を除去することはできないという問題があった。
これに対して、本実施形態に係る円二色性計測装置1及びこの円二色性計測装置1を用いた円二色性計測方法によれば、光源の偏光特性を計測することで得られた光源の偏光特性に基づいて、光源の偏光特性が円二色性の算出に影響を与えないように補正する処理を行うことで、正確な円二色性を計測することができる。
なお、上記第1実施形態において、必要に応じて単色フィルタもしくは分光器を光源10の直後に挿入し、特定波長のCDを計測することもできる。また、単色フィルタもしくは分光器を、光検出器40の直前に設置しても同じ効果が得られる。
また、光源として広い分光特性を持つ白色光とし、波長板に位相差の波長依存性の少ないアクロマティック波長板やフレネルロム波長板を使用し、光検出器として分光機能を有する検出器を用いることで、CDスペクトルを計測する構成も可能である。分光機能を有する検出器としては、ポリクロメータとCCDカメラの組み合わせが、例としてあげられる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る円二色性計測装置の構成について説明する。第2実施形態に係る円二色性計測装置では、行列要素S02の計測方法が第1実施形態と異なり、行列要素S20の計測装置及び計測方法は第1実施形態と同じである。したがって、以降では、S02の計測装置及び計測方法について説明する。
第2実施形態に係る行列要素S02の計測装置としては、図1に示す円二色性計測装置1が用いられ、計測方法のみが第1実施形態と相違する。
(S02の測定)
円二色性計測装置1を用いた行列要素S02の計測方法について説明する。円二色性計測装置1による円二色性計測方法では、表3のマトリックスにしたがって、偏光板20の偏光軸、1/4λ波長板30の速軸についてのX軸に対する回転角、試料100の有無を設定し、計測項目Lx、Na、Ncを計測する。ここで偏光板20の透過率をTとする。表3に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。また、Lx及びNaは、第1実施形態における測定項目Lx,Naと共通である。
Figure 0006239335
ここで、ミュラー行列法により、測定項目Ncで検出される光のストークスベクトルは、次の数式(45)と示すことができる。なお、計算の過程は省略する。
Figure 0006239335
計測されたLx,Na,Ncの測定結果から、次の数式(46)を用いて計算することで、行列要素S02を算出することができる。
Figure 0006239335
(CDの計算)
上記の計測により求められた行列要素S02と、第1実施形態と同様の方法により求められた行列要素S20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
第2実施形態に係る円二色性計測方法によれば、行列要素S02の計測において、Lyを計測する必要がないことから、より迅速に円二色性の計測を行うことが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る円二色性計測装置の構成について説明する。第3実施形態に係る円二色性計測装置では、行列要素S02の計測方法が第1実施形態及び第2実施形態と異なり、行列要素S20の計測装置及び計測方法は第1実施形態と同じである。したがって、以降では、S02の計測装置及び計測方法について説明する。
(S02の測定)
図3に示すように、第3実施形態に係る円二色性計測装置3(第1計測装置/S02計測手段)は、光源10、第1偏光板22、第2偏光板24、1/4λ波長板30、光検出器40が光源10からの光学軸に沿ってこの順に配置され、1/4λ波長板30と光検出器40との間の光路上に試料100が配置されているものである。すなわち、図1の円二色性計測装置1と比較して、偏光板が2枚(第1偏光板22、第2偏光板24)になり、これらが光源10の直後に連続して配置される点が相違する。
この円二色性計測装置3では、光源10から出射された光が第1偏光板22、第2偏光板24を通過した後、1/4λ波長板30を通過して円偏光に変換された後、試料100に照射される。このうち試料を透過した光が、光検出器40によって電気信号に変換される。
上記の円二色性計測装置3を用いた行列要素S02の計測方法では、表4のマトリックスにしたがって、第1偏光板22及び第2偏光板24の偏光軸、1/4λ波長板30の速軸についてのX軸に対する回転角、試料100の有無を設定し、計測項目Lx,Ly、Na、Nbを計測する。なお、第1偏光板22の透過率をTとし、第2偏光板24の透過率をTとする。また、表4に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。
Figure 0006239335
ここで、ミュラー行列法により、測定項目Lx,Ly,Na,Nbで検出される光のストークスベクトルは、それぞれ次の数式(47)〜(50)と示すことができる。なお、計算の過程は省略する。
Figure 0006239335
計測されたLx,Ly,Na,Nbの測定結果から、次の数式(51)を用いて計算することで、行列要素S02を算出することができる。
Figure 0006239335
ここで、本実施形態の数式(49)として示されるLxは、第1実施形態のS20の計測における数式(41)に等しく、同様に数式(51)で示されるLyは、数式(43)に等しい。本実施形態におけるS20の計測は、第1実施形態で説明したものと同じ方法で行われるが、LxとLyについては、S02の計測で求められた値をそのままS20に適用できることから、S20の計測においてLx及びLyの計測は不要である。
(CDの計算)
上記の計測により求められた行列要素S02と、第1実施形態と同様の方法により求められた行列要素S20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
第3実施形態に係る円二色性計測方法によれば、行列要素S02及びS20の計測に用いられるLx及びLyの計測を共通とすることができるため、より迅速に円二色性の計測を行うことが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る円二色性計測装置の構成について説明する。第4実施形態に係る円二色性計測装置は、第1実施形態〜第3実施形態にて示した装置とは異なり、行列要素S02及びS20の計測に用いる装置を共通としている。
図4に示す円二色性計測装置4(S02計測手段、S20計測手段)は、光源10、第1偏光板22、第1の1/4λ波長板32、第2の1/4λ波長板34、第2偏光板24、光検出器40(光検出手段)が光源10からの光学軸に沿ってこの順に配置され第1の1/4λ波長板32と第2の1/4λ波長板34との間の光路上に試料100が配置されているものである。
(S02及びS20の測定)
上記の円二色性計測装置4を用いた行列要素S02及びS20の計測方法では、表5のマトリックスにしたがって、第1偏光板22及び第2偏光板24の偏光軸、第1の1/4λ波長板32及び第2の1/4λ波長板34の速軸についてのX軸に対する回転角、試料100の有無を設定し、計測項目Lx,Ly、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11を計測する。なお、第1偏光板22の透過率をTとし、第2偏光板24の透過率をTとする。また、表5に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。なお測定項目Lxは、Lx1ステップ及びLx2ステップを兼ね、測定項目Lyは、Ly1ステップ及びLy2ステップを兼ね、る。すなわち、L1(Lx1,Ly1)ステップ及びL2(Ly1,Ly2)ステップは、下記の測定項目Lの測定により代用することができ、L(Lx,Ly)を一度測定することによりL1ステップ及びL2ステップを実施することができる。すなわち、測定項目Lx、Ly、N00、N10、N01、N11の測定がS02計測ステップに相当し、測定項目Lx、Ly、K00、K10、K01、K11の測定がS20計測ステップに相当する。この点は、S02計測手段とS20計測手段とが共通する以降の実施形態では全て同様である。
Figure 0006239335
ここで、ミュラー行列法により、測定項目Lx,Ly、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11で検出される光のストークスベクトルは、それぞれ次の数式(52)〜(61)と示すことができる。なお、計算の過程は省略する。
Figure 0006239335
計測されたLx,Ly、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11の測定結果から、次の数式(62)を用いて計算することで行列要素S02を算出することができる。また、次の数式(63)を用いて計算することで行列要素S20を算出することができる。
Figure 0006239335
(CDの計算)
上記の計測により求められた行列要素S02及び行列要素S20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
第3実施形態に係る円二色性計測方法によれば、S02とS20の計測において、光学素子を入れ換える必要が無くなるため、よりシンプルで精度の高い光学設計が可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る円二色性計測装置の構成について説明する。第5実施形態に係る円二色性計測装置では、波長板の代わりに位相変調素子を用いることが、第1実施形態から第4実施形態とは異っている。
図5に示す円二色性計測装置5(S02計測手段、S20計測手段)は、光源10、第1偏光板22、第1位相変調素子52、第2位相変調素子54、第2偏光板24、光検出器40(光検出手段)が光源10からの光学軸に沿ってこの順に配置され第1位相変調素子52と第2位相変調素子54との間の光路上に試料100が配置されているものである。
本実施形態の円二色性計測装置で用いられる位相変調素子とは、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差が時間と共に変化するという作用を持った光学素子である。位相変調素子の具体的な例としては、光弾性変調器(PEM)や液晶可変波長板(LCVR)やポッケルセルなどが挙げられる。第1位相変調素子52及び第2位相変調素子54は、位相変調素子ドライバ50からの変調信号に従って位相変調を行う。また、位相変調素子ドライバ50は第1位相変調素子52及び第2位相変調素子54のどちらか一方に変調信号を加えたり、両方の変調を止めたりすることができる。そして、光検出器40により検出された光強度の信号は、光検出器40に接続されたロックインアンプ60を用いて、位相変調素子ドライバ50から送信される変調信号(参照信号)に対するsin成分のみを抽出することができる。
(S02及びS20の測定)
上記の円二色性計測装置5を用いた行列要素S02及びS20の計測方法では、表6のマトリックスにしたがって、第1偏光板22及び第2偏光板24の偏光軸、第1位相変調素子52及び第2位相変調素子54の変調の有無、試料100の有無を設定し、計測項目Lx,Ly、N00、N01、K00、K01を計測する。位相変調素子52,54の速軸はX軸方向からZ軸周りに45°の回転角に設定される。表6において、位相変調素子の欄の○印は変調を行い、×印は変調を止めることを意味する。また、計測欄の”DC”とは光信号のDC成分を、”sin”は光信号の、変調信号に対するsin成分を計測することを意味する。なお、第1偏光板22の透過率をTとし、第2偏光板24の透過率をTとする。また、表6に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。
Figure 0006239335
ここで、ミュラー行列法により、測定項目Lx,Ly、N00、N01、K00、K01で検出される光のストークスベクトルは、それぞれ次の数式(64)〜(69)と示すことができる。なお、計算の過程は省略する。
Figure 0006239335
計測されたLx,Ly、N00、N01、K00、K01の測定結果から、次の数式(70)を用いて計算することで行列要素S02を算出することができる。また、次の数式(71)を用いて計算することで行列要素S20を算出することができる。
Figure 0006239335
(CDの計算)
上記の計測により求められた行列要素S02及び行列要素S20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
第5実施形態に係る円二色性計測方法によれば、S02とS20の計測において、光学素子を入れ換える必要が無い。また、位相変調素子を用いることで、第4実施形態に示した円二色性計測方法と比較して計測回数を4項目減らすことができるため、より迅速な計測が可能となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係る円二色性計測方法について説明する。第6実施形態に係る円二色性計測方法は、第4実施形態に係る円二色性計測装置と同様の装置を用い、計測方法を変更することによって、アーチファクトとなる成分を除去した上で測定を行う。計測方法における相違点とは、具体的には、各測定項目において光源の角度も変更することである。
(S02及びS20の測定)
図4に示す円二色性計測装置4を用いた行列要素S02及びS20の計測方法では、表7のマトリックスにしたがって、第1偏光板22及び第2偏光板24の偏光軸、第1の1/4λ波長板32及び第2の1/4λ波長板34の速軸についてのX軸に対する回転角、試料100の有無を設定し、計測項目L、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11を計測する。なお、第1偏光板22の透過率をTとし、第2偏光板24の透過率をTとする。また、表7に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。
Figure 0006239335
ここで、ミュラー行列法により、測定項目L、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11で検出される光のストークスベクトルは、それぞれ次の数式(72)〜(80)と示すことができる。なお、計算の過程は省略する。
Figure 0006239335
計測されたL、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11の測定結果から、次の数式(81)を用いて計算することで行列要素S02を算出することができる。また、次の数式(82)を用いて計算することで行列要素S20を算出することができる。
Figure 0006239335
(CDの計算)
上記の計測により求められた行列要素S02及び行列要素S20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
第6実施形態に係る円二色性計測方法によれば、光源に水平垂直方向の偏光成分が存在したとしても、光源と、光源の光から直線偏光を取り出す偏光板との相対角度が変化しない光学配置とすることで、正確に円二色性を計測することが可能となる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態に係る円二色性計測方法について説明する。第7実施形態に係る円二色性計測方法は、図6に示す円二色性計測装置6を用いて行われる。円二色性計測装置6(S02計測手段、S20計測手段)は、第4実施形態(第6実施形態)に係る円二色性計測装置における第1偏光板22と第1の1/4λ波長板32との間に1/2λ波長板70を設ける点が円二色性計測装置4と相違する。そして、光源10と第1偏光板22を回転させる代わりに1/2λ波長板70を回転させることで、各測定項目の測定を行う。
(S02及びS20の測定)
図6に示す円二色性計測装置6を用いた行列要素S02及びS20の計測方法では、表8のマトリックスにしたがって、第2偏光板24の偏光軸、第1の1/4λ波長板32及び第2の1/4λ波長板34の速軸についてのX軸に対する回転角、1/2λ波長板70の速軸についてのX軸に対する回転角、試料100の有無を設定し、計測項目L、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11を計測する。なお、第1偏光板22の透過率をTとし、第2偏光板24の透過率をTとする。また、表8に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。
Figure 0006239335
上記の測定項目L、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11で検出される光のストークスベクトルは、それぞれ第6実施形態にて示した数式(72)〜(80)となる。
そして、第6実施形態と同様に行列要素S02を数式(81)から算出し、行列要素S20を数式(82)から算出することができる。
(CDの計算)
上記で求められた行列要素S02及び行列要素S20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
第7実施形態に係る円二色性計測方法によれば、円二色性計測の各測定項目の測定の際に回転させる光学素子が4つとなるため、高額な回転ステージの数を減らすことができる。
なお、上記実施形態における光源10及び第1偏光板22の代わりに、光源10から出射された後に第1偏光板22を経て出射される光と同等に、純粋な直線偏光を発する偏光光源を用いる構成としてもよい。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態に係る円二色性計測方法について説明する。第8実施形態に係る円二色性計測方法は、図7に示す円二色性計測装置7を用いて行われる。円二色性計測装置7(S02計測手段、S20計測手段)は、第4実施形態(第6実施形態)に係る円二色性計測装置における第1の1/4λ波長板32及び第2の1/4λ波長板34に代えて、それぞれ第1可変波長板82、第2可変波長板84を設けた点が円二色性計測装置4と相違する。
第1可変波長板及び第2可変波長板は、透過光の速軸と遅軸の位相差である遅延量を、任意に調整できるという機能を有するもので、具体的には液晶可変波長板(LCVR)が挙げられる。
(S02及びS20の測定)
図7に示す円二色性計測装置7を用いた行列要素S02及びS20の計測方法では、表9のマトリックスにしたがって、第1可変波長板82及び第2可変波長板84の速軸のX軸に対する回転角及び位相差、試料100の有無を設定し、計測項目L、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11を計測する。本実施形態では、光源10、第1偏光板22及び第2偏光板23は固定される。なお、第1偏光板22の透過率をTとし、第2偏光板24の透過率をTとする。また、表8に示す各測定項目が、本実施形態に係る円二色性計測方法における測定ステップに対応する。
Figure 0006239335
上記の測定項目L、N00、N10、N01、N11、K00、K10、K01、K11で検出される光のストークスベクトルは、それぞれ第6実施形態にて示した数式(72)〜(80)となる。
そして、第6実施形態と同様に行列要素S02を数式(81)から算出し、行列要素S20を数式(82)から算出することができる。
(CDの計算)
上記で求められた行列要素S02及び行列要素S20に対して、数式(17)を適用することで、S02とS20に含まれているアーチファクト成分が打ち消され、純粋なCD成分のみが残り、純粋なCDの計測値を得ることができる。
第8実施形態に係る円二色性計測方法によれば、円二色性計測の各測定項目の測定の際に回転させる光学素子が2つとなるため、高額な回転ステージの数を減らすことができる。
なお、上記実施形態における光源10及び第1偏光板22の代わりに、光源10から出射された後に第1偏光板22を経て出射される光と同等に、純粋な直線偏光を発する偏光光源を用いる構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。
例えば、必要に応じて単色フィルタもしくは分光器を光源10の直後に挿入することで、特定波長の光の円二色性を計測することもできる。なお、単色フィルタもしくは分光器を、光検出器40の直前に設置しても、同様に特定波長の光の円二色性を計測することができる。
また、光源10として広い分光特性を持つ白色光を出射する白色光源を選択し、光検出器40として分光機能を有する検出器を用いることで、CDスペクトルを計測する構成も可能である。分光機能を有する検出器としては、ポリクロメータとCCDカメラの組み合わせが、例として挙げられる。
1,2,3,4,5,6,7…円二色性計測装置、10…光源、20…偏光板、22…第1偏光板、24…第2偏光板、30…1/4λ波長板、32…第1の1/4λ波長板、34…第2の1/4λ波長板、40…光検出器、52…第1位相変調素子、54…第2位相変調素子、70…1/2λ波長板、82…第1可変波長板、84…第2可変波長板、100…試料。

Claims (14)

  1. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    前記S02計測ステップは、
    特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備える第1計測装置において、第1光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、
    前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNa測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNb測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える第2計測装置において、第2光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、
    前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  2. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    前記S02計測ステップは、
    特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備える第1計測装置において、第1光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNa測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を−45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNc測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える第2計測装置において、第2光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、
    前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸をX軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  3. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    前記S02計測ステップは、
    特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第4偏光板と、前記第偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、を備える第1計測装置において、第1光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、
    前記試料を前記第1光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNa測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第1波長板と前記第1光検出手段との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第4偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とした状態で、前記第1光検出手段において受光される光の強度の計測を行うNb測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、を備える第2計測装置において、第2光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx測定ステップと、
    前記試料を前記第2光源からの光の光路上から外し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、
    前記試料を光路上の前記第2偏光板と前記第2波長板との間に配置し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第3偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記第2光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  4. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記S02計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLx2測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うLy2測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  5. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第1位相変調素子と、前記第1位相変調素子からの光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第2位相変調素子と、前記第2位相変調素子からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記S02計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光源から出射される光信号のうちのDC成分の強度の計測を行うLx1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのDC成分の強度の計測を行うLy1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を行い、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うN00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を行い、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うN01測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのDC成分の強度の計測を行うLx2測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を停止し、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのDC成分の強度の計測を行うLy2測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を行い、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1位相変調素子と前記第2位相変調素子との間に配置し、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1位相変調素子による位相変調を停止し、第2位相変調素子による位相変調を行い、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光のうちのsin成分の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  6. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記S02計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL2測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して0°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記光源を前記X軸に対して90°とし、前記第1偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  7. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する光源と、前記光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/2λとして出射する1/2λ波長板と、前記1/2λ波長板から出射された光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記S02計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して0°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を0°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1波長板と前記第2波長板との間に配置し、前記1/2λ波長板の前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第1波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を90°とし、前記第2波長板の速軸についての前記X軸に対する回転角を45°とし、前記第2偏光板の偏光軸を前記X軸に対して90°とした状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  8. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(1)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測ステップと、
    上記の数式(1)における行列要素S20を計測するS20計測ステップと、
    前記S02計測ステップにおいて得られた行列要素S02と、前記S20計測ステップにおいて得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出ステップと、
    を有し、
    前記S02計測ステップにおいて、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測ステップにおいて、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測方法であって、
    第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する光源と、前記光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第1可変波長板と、前記第1可変波長板から出射されて、試料により透過された透過光を入射し、当該透過光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第2可変波長板と、前記第2可変波長板から出射された光を入射して第2の方向の直線偏光を取り出すと共にその偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、を備える計測装置において、前記光源から出射される光の光軸をZ軸とし、前記Z軸に対して直交する2つの軸を、それぞれX軸及びY軸としたときに、
    前記S02計測ステップは、
    前記計測装置において、前記第1の方向及び前記第2の方向を固定した状態で、
    前記試料を前記光源からの光の光路上から外し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL1測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うN11測定ステップと、
    を有し、
    前記S20計測ステップは、
    前記計測装置において、前記第1の方向及び前記第2の方向を固定した状態で、
    前記試料を前記偏光光源からの光の光路上から外し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うL2測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK00測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を1/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK10測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を0°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK01測定ステップと、
    前記試料を前記光源からの光の光路上の前記第1可変波長板と前記第2可変波長板との間に配置し、前記第1可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記第1直線偏光の波長をλとしたとき前記位相差を1/2λとして出射すると共に、前記第2可変波長板において、速軸のX軸に対する回転角を45°とし、前記透過光の波長をλとしたとき前記位相差を3/4λとして出射する状態で、前記光検出手段において受光される光の強度の計測を行うK11測定ステップと、
    を有する円二色性計測方法。
  9. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(2)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測手段と、
    上記の数式(2)における行列要素S20を計測するS20計測手段と、
    前記S02計測手段において得られた行列要素S02と、前記S20計測手段において得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出手段と、
    を有し、
    前記S02計測手段において、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測手段において、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測装置であって、
    前記S02計測手段を構成する第1計測装置は、
    特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、
    を備え、
    前記S20計測手段を構成する第2計測装置は、
    前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、
    を備えることを特徴とする円二色性計測装置。
  10. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(2)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測手段と、
    上記の数式(2)における行列要素S20を計測するS20計測手段と、
    前記S02計測手段において得られた行列要素S02と、前記S20計測手段において得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出手段と、
    を有し、
    前記S02計測手段において、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測手段において、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測装置であって、
    前記S02計測手段を構成する第1計測装置は、
    特定の波長の光を出射する第1光源と、前記第1光源から出射された光を入射しして直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取り出された直線偏光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第4偏光板と、前記第偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記第1光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板から出射された光を電気信号に変換して検出する第1光検出手段と、
    を備え、
    前記S20計測手段を構成する第2計測装置は、
    前記第1光源と同じ波長の光を出射する第2光源と、前記第2光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板において取り出された直線偏光を入射し、前記第2光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第3偏光板と、前記第3偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する第2光検出手段と、
    を備えることを特徴とする円二色性計測装置。
  11. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(2)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測手段と、
    上記の数式(2)における行列要素S20を計測するS20計測手段と、
    前記S02計測手段において得られた行列要素S02と、前記S20計測手段において得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出手段と、
    を有し、
    前記S02計測手段において、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測手段において、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測装置であって、
    前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、
    特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、
    を備えることを特徴とする円二色性計測装置。
  12. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(2)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測手段と、
    上記の数式(2)における行列要素S20を計測するS20計測手段と、
    前記S02計測手段において得られた行列要素S02と、前記S20計測手段において得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出手段と、
    を有し、
    前記S02計測手段において、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測手段において、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測装置であって、
    前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、
    特定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第1偏光板と、前記第1偏光板において取出された直線偏光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第1位相変調素子と、前記第1位相変調素子からの光を入射し、入射光に対して垂直な、縦の方向と横の方向の偏光に対して位相差を生じ、この位相差を時間と共に変化させて出射する第2位相変調素子と、前記第2位相変調素子からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、
    を備えることを特徴とする円二色性計測装置。
  13. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(2)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測手段と、
    上記の数式(2)における行列要素S20を計測するS20計測手段と、
    前記S02計測手段において得られた行列要素S02と、前記S20計測手段において得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出手段と、
    を有し、
    前記S02計測手段において、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測手段において、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測装置であって、
    前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、
    第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する光源と、前記光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/2λとして出射する1/2λ波長板と、前記1/2λ波長板から出射された光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第1波長板と、前記第1波長板からの光を入射し、前記光源からの光の波長をλとしたとき、入射光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を1/4λとして出射する第2波長板と、前記第2波長板からの光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、
    を備えることを特徴とする円二色性計測装置。
  14. 測定対象の試料に係るミュラー行列を下記の数式(2)
    Figure 0006239335

    としたときに、行列要素S02を計測するS02計測手段と、
    上記の数式(2)における行列要素S20を計測するS20計測手段と、
    前記S02計測手段において得られた行列要素S02と、前記S20計測手段において得られた行列要素S20とから円二色性を算出する算出手段と、
    を有し、
    前記S02計測手段において、前記行列要素S02の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行い、
    前記S20計測手段において、前記行列要素S20の計測に用いられる光源の偏光特性を除去する処理を行う、円二色性計測装置であって、
    前記S02計測手段及び前記S20計測手段を構成する計測装置は、
    第1の方向の直線偏光である第1直線偏光を出射する光源と、前記光源からの前記第1直線偏光を入射し、当該第1直線偏光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第1可変波長板と、前記第1可変波長板から出射されて、試料により透過された透過光を入射し、当該透過光の振動面とは異なる振動面を持ち互いに直交する2つの偏光成分の間の位相差を変更して出射する第2可変波長板と、前記第2可変波長板から出射された光を入射して直線偏光を取り出す偏光軸を回転可能な第2偏光板と、前記第2偏光板から出射された光を電気信号に変換して検出する光検出手段と、
    を備えることを特徴とする円二色性計測装置。
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