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JP6289962B2 - プローブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体デバイスの電気的特性検査をウエハレベルで行うためのプローブ装置に関する。
半導体デバイスの製造プロセスでは、前工程または後工程の最後に、半導体試験装置により半導体デバイスの基本的な電気的特性が検査され、チップの良否判定が行われる。このような半導体試験装置において、プローブ装置は、ウエハ状態またはウエハレベルで検査を行う際に、半導体ウエハ上の各チップと信号処理の一切を担うテスタとをインタフェースするハンドリング装置として機能する。通常、プローブ装置は、半導体ウエハを載せて支持する可動の載置台(チャックトップ)と、各チップの電極にプローブ針を当ててテスタとの電気的導通をとるプローブカードと、一定位置に固定されたプローブカードないしプローブ針に対して検査対象のチップを位置合わせするために載置台を移動させる移動機構とを備えている。
ところで、パワーMOSFETやIGBTのような電力用の半導体デバイスいわゆるパワーデバイスは、用途に応じて取り扱う電圧(耐圧または定格電圧)が大きく異なり、家電機器では100Vまたは200Vであるが、自動車や産業用機器では600V〜1000Vとかなり高くなり、鉄道車両や送配電システムでは数1000V以上にもなる。
したがって、半導体試験装置において、パワーデバイスの電気的特性検査をウエハレベルで行う場合は、ウエハ上で検査対象となる個々のチップ(パワーデバイス)上の端子にテスタからプローブ針を介して用途に応じた電圧を印加することになる。ところが、検査時の印加電圧が高いときは、ウエハ表面付近でスパーク(放電)が発生して、付近のチップ(パワーデバイス)が破壊することがある。これは、SiのパワーデバイスよりもSiCのパワーデバイスにおいてより顕な問題になっている。
近年、SiCのパワーデバイスは、小型、高耐圧、低損失の次世代パワーデバイスとして期待されている。しかし、SiCのパワーデバイスは、チップが小型であるがために、チップ上で電極間が狭く、高電圧を印加するプローブ針と低電圧を印加するプローブ針との間で、あるいは高電圧側のプローブ針と近くのチップ上の電極との間でスパークが発生しやすい。また、小型のチップ内に保護回路を作り込むのが難しいことも、スパークに弱い原因の一つになっている。
この問題に対しては、半導体ウエハの表面全体を大気よりも高い絶縁性を有する液体で覆い、あるいはウエハ上で局所的に被検査チップの表面をそのような絶縁液で覆い、絶縁液で覆われた被検査チップの電極にプローブ針を接触させて耐圧試験を行う耐圧検査装置が知られている(特許文献1,2)。
このような耐圧検査装置においては、プローブ針の先端部が絶縁液の中で被検査チップの電極に接触するので、プローブ針からスパークが発生しなくなり、数1000V以上の高電圧を印加する試験でも安全に行うことができる。
特開2003−100819号公報 国際公開WO2010/021070
しかしながら、半導体ウエハの表面全体を絶縁液で覆う方式(特許文献1)も、ウエハ上で被検査チップの表面を局所的に絶縁液で覆う方式(特許文献2)も、程度の違いがあるだけで、実際の耐圧検査装置またはプローブ装置に具現化するとなると、ウエハ上で絶縁液を扱う機構や制御が煩雑であるとともに、検査時間が長くなるという不利点がある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するものであり、半導体デバイスの電気的特性検査をウエハレベルで行う際にウエハ表面付近でスパーク(放電)が発生するのを簡便かつ効率的に防止できるようにしたプローブ装置を提供する。
本発明の第1の観点におけるプローブ装置は、半導体ウエハ上に形成された半導体デバイスの電気的特性を検査するためのプローブ装置であって、前記半導体ウエハを載せて支持する移動可能な載置台と、前記載置台と向かい合ってその上方に配置され、前記載置台に支持されている前記半導体ウエハ上の電極にその先端にて接触可能なプローブ針を支持するプローブカードと、前記プローブカードと前記載置台との間で前記プローブ針の周囲を囲む囲繞部材と、前記半導体デバイスの電気的特性の検査が行われる時に、前記プローブ針の周囲に大気圧より高くて前記半導体ウエハの表面付近でスパークが発生するのを防止できる所定圧力の雰囲気を形成するために、前記囲繞部材の内部または近傍を経由して前記プローブ針の周囲にガスを供給するガス供給機構と、前記半導体ウエハの周囲を取り囲み前記半導体ウエハと面一になる厚さを有して前記載置台上に設けられるシールリングとを有する。
上記第1の観点においては、半導体ウエハ上の半導体デバイスに対して電気的特性の検査を行う時に、パッシェンの法則に基づいて、プローブ針の周囲に大気圧より高くて半導体ウエハの表面付近でスパークが発生するのを防止できる所定圧力の雰囲気を形成する。半導体ウエハ上でプローブ針の周囲の雰囲気(圧力)を制御してスパークを防止する方式であるから、構成および制御が簡単であり、検査時間を増やすこともない。また、半導体ウエハの周辺部に対する電気的特性の検査等でプローブ針の囲繞空間が半導体ウエハの外にはみ出る場合でも、半導体ウエハの周囲にシールリングが面一に延びているので、囲繞部材と半導体ウエハおよび/またはシールリングとの間に形成される隙間の大きさを一定に保ち、囲繞空間からのガス漏れの増加を回避し、囲繞空間内にスパークの発生を防止できる上記所定圧力の雰囲気を容易に設定することができる。
本発明の第2の観点におけるプローブ装置は、半導体ウエハ上に形成された両面に電極を有するパワーデバイスの電気的特性を検査するためのプローブ装置であって、前記半導体ウエハを載せて支持する移動可能な載置台と、前記載置台と向かい合ってその上方に配置され、前記載置台に支持されている前記半導体ウエハのおもて面に露出している前記パワーデバイスのおもて側電極にその先端にて接触可能なプローブ針を支持するプローブカードと、前記プローブ針とテスタの対応する第1の端子とを電気的に繋ぐ第1の接続導体と、前記載置台の載置面を形成し、前記載置台に支持されている前記半導体ウエハの裏面に露出している前記パワーデバイスの裏側電極と接触する載置面導体と、前記載置台に取り付けられ、前記載置面導体に電気的に接続されている昇降移動可能な接触子と、その下面にて前記接触子と接触できるように前記プローブカードよりも低い位置で前記載置台の上方に配置され、前記プローブ針の周囲を囲む導電性のコンタクトプレートと、前記コンタクトプレートと前記テスタの対応する第2の端子とを電気的に繋ぐ第2の接続導体と、前記パワーデバイスの電気的特性の検査が行われる時に、前記プローブ針の周囲に大気圧より高くて前記半導体ウエハの表面付近でスパークが発生するのを防止できる所定圧力の雰囲気を形成するために、前記コンタクトプレートの内部または近傍を経由して前記プローブ針の周囲にガスを供給するガス供給機構と、前記半導体ウエハの周囲を取り囲み前記半導体ウエハと面一になる厚さを有して前記載置台上に設けられるシールリングとを有する。
上記第2の観点においても、上記第1の観点と同様の作用効果が奏される。加えて、上記第2の観点によれば、半導体ウエハ上で電気的特性の検査を受けるパワーデバイスの裏側電極とテスタとの間で電気的導通状態を確立するためにプローブカードと載置台との間に配置されるコンタクトプレートが、プローブ針の周囲を囲んで囲繞空間を形成する囲繞部材を兼ねるので、スパーク防止機構の簡便性および効率性を一層向上させることができる。
本発明のプローブ装置によれば、上記のような構成および作用により、半導体体デバイスの電気的特性検査をウエハレベルで行う際にウエハ表面付近でスパーク(放電)が発生するのを簡便かつ効率的に防止することができる。
本発明の第1の実施形態におけるプローブ装置の構成を示す一部断面正面図である。 上記プローブ装置の要部を斜め下方から見た斜視図である。 載置台および接触子が中心の基準位置にある場合のコンタクトプレートと接触子との位置関係を示す略平面図である。 載置台および接触子が−X方向に最大シフトした場合のコンタクトプレートと接触子との位置関係を示す略平面図である。 載置台および接触子の+X方向に最大シフトした場合のコンタクトプレートと接触子との位置関係を示す略平面図である。 載置台および接触子の+Y方向に最大シフト場合のコンタクトプレートと接触子との位置関係を示す略平面図である。 載置台および接触子の−Y方向に最大シフトした場合のコンタクトプレートと接触子との位置関係を示す略平面図である。 全チップ検査においてコンタクトプレート上で接触子が接触する領域を示す略平面図である。 一実施例においてコンタクトプレートに設けられるプレート流路のレイアウトの一例を示す図である。 上記プレート流路のレイアウトの別の例を示す図である。 ガス供給機構が複数種類のガス供給源を有する場合の構成例を示すブロック図である。 第2の実施例におけるスパーク防止機構を備えるプローブ装置の構成を示す一部断面正面図である。 第3の実施例におけるスパーク防止機構を備えるプローブ装置の構成を示す一部断面正面図である。 第4の実施例におけるスパーク防止機構を備えるプローブ装置の構成を示す一部断面正面図である。 第4の実施例においてコンタクトプレートの開口部と環状突起部との位置関係を示す略平面図である。 第4の実施例においてコンタクトプレートの開口部と環状突起部との位置関係を示す略平面図である。 第2の実施形態におけるプローブ装置の構成を示す断面図である。 囲繞部材の構成に関する一変形例を示す略平面図である。 囲繞部材の構成に関する別の変形例を示す略平面図である。 第3の実施形態におけるプローブ装置の構成を示す断面図である。 実施例におけるスパーク防止機構を組み込んだプローブ装置の要部の構成を示す断面図である。 図14のプローブ装置においてコンタクトプレートを下からみた底面図である。 図14のプローブ装置において載置台および半導体ウエハを上からみた上面図である。 実施例におけるシールリングの作用を説明するための側面図である。 実施例におけるシールリングの作用を説明するための上面図である。
以下、添付図を参照して本発明の実施形態を説明する。
[プローブ装置全体の構成及び作用]
図1に、本発明の第1の実施形態におけるプローブ装置の構成を示す。図2に、このプローブ装置において斜め下方から見た要部の構成を示す。
このプローブ装置は、半導体プロセスの前工程を終えた半導体ウエハWを被検査体とし、この半導体ウエハW上に形成され、チップの両面つまりウエハの両面に電極が形成されている多数のパワーデバイス(たとえばパワーMOSFET)について、ウエハレベルでチップ毎の電気的特性(動特性、静特性)の検査を行えるように構成されている。半導体ウエハWの種類は限定されないが、典型的にはSiCウエハまたはSiウエハである。
このプローブ装置は、テスタの本体(図示せず)の傍に設置され、筺体(図示せず)により画成されるプローブ室10の中で、載置台(チャックトップ)12を移動ステージ14に搭載するとともに、載置台12の上方にプローブカード16をプローブカードホルダ18により水平に支持(固定)し、プローブカード16およびプローブカードホルダ18の上でテスタのテストヘッド20と着脱可能にドッキングできるようになっている。
より詳細には、載置台12は、被検査体の半導体ウエハWを水平に載せて支持する載置面を有し、この載置面を電気伝導率の高い板状または膜状の導体つまり載置面導体22で構成している。この載置面導体22の上に半導体ウエハWを載せると、半導体ウエハW上の裏面にチップ単位で露出している電極(ドレイン電極)が載置面導体22に直接の接触で電気的に接続されるようになっている。
載置台12は、載置面導体22上で半導体ウエハWを吸着して保持するためのバキューム機構(図示せず)に接続されており、載置面導体22には真空吸着用の多数の孔または溝が形成されている。また、載置面導体22には、載置台12上で半導体ウエハWのローディング/アンローディングを行うために昇降移動する複数本のリフトピン(図示せず)を通すための孔も形成されている。
移動ステージ14は、載置台12を水平(XY)方向、鉛直(Z)方向および周回(θ)方向に移動させ、かつ可動範囲内の任意の位置で固定(静止)できるように構成されている。
プローブカード16は、プリント配線板の一種として作製され、半導体ウエハW上のおもて面にチップ単位で露出している電極(ゲート電極,ソース電極)に個別接触または共通接触するための1本または複数本のプローブ針24G,24Sを下面に取り付けている。より詳しくは、各プローブ針24は、その基端部または根元にてプローブカード16の対応する接続導体26G,26Sの下端に接合されるとともに、中間部にてプローブカード16の下面より突出する絶縁体の支持部28に支持され、先端部(自由端)にて半導体ウエハWのおもて面に露出している対応する電極(ゲート電極,ソース電極)に接触するようになっている。
各接続導体26G,26Sは、プローブカード16の貫通孔(スルーホール)30G,30Sを鉛直方向に貫通してプローブカード16の上下に露出または突出し、図示のようにドッキング状態ではその上端または頂面にてテストヘッド20の対応する端子32G,32Sとそれぞれ直接の接触で電気的に接続するようになっている。なお、ドッキング状態においてテストヘッド20とプローブカード16との間で安定な電気的接続を得るために、たとえばテストヘッド20側の端子32G,32S側にバネ(図示せず)を付けてもよい。
プローブカードホルダ18は、プローブ室10の上面を構成する堅固な金属板であり、プローブカード16を囲むようにその周囲に水平に延びており、その中心部に形成される開口の中にプローブカード16を着脱可能または交換可能に取り付けるようにしている。
さらに、プローブカードホルダ18は、その下面から離して導電性のコンタクトプレート34を支持する。この実施形態では、プローブカード16のプローブ針24G,24Sの周囲を囲む開口25が中心部に形成されている単体または一体物のコンタクトプレート34が、プローブカードホルダ18と載置台12との間で水平に配置される。プローブカードホルダ18の貫通孔に上から絶縁性のボルト36が差し込まれ、このボルト36の先端部がコンタクトプレート34のネジ穴に螺合することで、コンタクトプレート34は水平に支持される。
コンタクトプレート34の上面には、左右(点対称の位置)に一対のプレート上面端子38が形成されている。各々のプレート上面端子38は、その直上で鉛直方向に延びる棒状(またはブロック状)の接続導体40の下端に直接接触または半田接合等で電気的に接続されている。この接続導体40は、プローブカードホルダ18の貫通孔(スルーホール)42を貫通してプローブカードホルダ18の上にも露出または突出している。そして、図1に示すように、テストヘッド20とのドッキング状態において、接続導体40は、その上端または頂面にてテストヘッド20の対応する端子32Dと直接の接触で電気的に接続するようになっている。
ドッキング状態で安定な電気的接続を得るために、たとえばテストヘッド20側の端子32D側にバネ(図示せず)を付けてもよい。また、接続導体40をプローブカードホルダ18に支持させるように、貫通孔42の中に絶縁体のスリーブまたはパッキン(図示せず)を挿入してもよい。なお、コンタクトプレート34上の左右一対のプレート上面端子38に対応するテストヘッド20の左右一対の端子32Dは、テストヘッド20の中では電気的に共通接続されている。
載置台12の側面には、コンタクトプレート34の下面にそれぞれ独立に接触可能な一対の接触子44が左右(点対称の位置)に取り付けられている。載置台12がその可動範囲内の如何なる位置に在っても、その位置でいずれか一方の接触子44が原位置から一定の高さ位置まで上昇移動(往動)すると、その上端または頂面が対向するコンタクトプレート34の下面に当接するようになっている。
この実施形態では、接触子44がたとえばプローブピンからなり、移動ステージ14から独立して接触子44の昇降移動および昇降位置を制御できる昇降機構45が備わっている。また、接触子44とコンタクトプレート34との間で安定な電気的接触を得るために、接触子44にバネ(図示せず)を付けることができる。各々の接触子44は、載置台12の周辺エッジから外に延びる可撓性の接続導体たとえばハードワイヤ46を介して載置面導体22に電気的に接続されている。
このプローブ装置において、半導体ウエハW上の各チップ(パワーデバイス)について動特性の検査を行うには、図1に示すようにテスタのテストヘッド20がドッキングしており、プローブ針24G,24Sの先端から半導体ウエハWが下に離れており、かつ接触子44がコンタクトプレート34から下に離れている状態の下で、先ずプローブカード16ないしプローブ針24G,24Sに対する半導体ウエハW上の被検査チップ(パワーデバイス)の位置合わせが行われる。この位置合わせでは、移動ステージ14上で載置台12が水平(XY)方向に移動して、被検査チップのおもて側電極(ゲート電極,ソース電極)がそれぞれ対応するプローブ針24G,24Sの先端の真下に位置決めされる。
次いで、載置台12が垂直上方に一定ストロークだけ上昇して、被検査チップのおもて側電極(ゲート電極,ソース電極)をそれぞれ対応するプローブ針24G,24Sの先端に下から押し当てる。これにより、被検査チップのおもて側電極(ゲート電極,ソース電極)とテストヘッド20の対応する端子32G,32Sとの間で、プローブカード16の接続導体26G,26Sおよびプローブ針24G,24Sからなる第1の測定ラインを介して、電気的導通状態が確立される。
一方で、左右のいずれか片側の接触子44を上昇移動(往動)させて、その上端または頂面をコンタクトプレート34の下面に接触させる。これによって、被検査チップの裏側電極(ドレイン電極)とテストヘッド20の対応する端子32Dとの間で、載置台12の載置面導体22、片側のハードワイヤ46、片側の接触子44、コンタクトプレート34および片側の接続導体40からなる第2の測定ラインを介して、電気的導通状態が確立される。
上記のようにして、半導体ウエハW上の被検査チップつまりパワーデバイスの各電極(ゲート電極,ソース電極,ドレイン電極)とテストヘッド20の各対応する端子32G,32S,32Dとの間で電気的導通状態がとられる。そして、この状態の下で、テスタから第1および第2の測定ラインを介して当該パワーデバイスのソース電極およびドレイン電極間に所定の電圧が印加され、ゲート電極に所定の制御パルスが印加されると、当該パワーデバイスより電流のパルスが出力され、この電流のパルスが第1および第2の測定ラインを流れてテスタに取り込まれる。テスタは、テストヘッド20の端子32Dに取り込んだパルスを基に、所定の信号処理により、たとえばターンオン時間やターンオフ時間、あるいは立ち上がり時間や立ち下がり時間等を測定して、動特性を評価し、当該パワーデバイスの良否判定を行う。
このプローブ装置においては、上記のような動特性の検査だけでなく、耐圧試験のような静特性の検査も、テスタ側から与えられる電圧や制御信号が異なるだけで、上記と同様の仕方で行うことができる。
図3A〜図3Bに、半導体ウエハW上の全てのチップに対して上記のような電気的特性検査を行う場合に、載置台12および接触子44が移動範囲内の中心基準位置または一方向に最大シフトした場合のコンタクトプレート34と接触子44との位置関係を示す。なお、図示の例では、電流容量を大きくするために並列に3個の接触子44を設けている。
すなわち、図3Aは、半導体ウエハW上の中心のチップについて検査を行うために、載置台12がXY方向の中心位置または基準位置(0,0)に在る場合である。この場合は、左右両側の接触子44はどちらもコンタクトプレート34の下に位置する。この位置では、各々の接触子44が、原位置から上昇(往動)することで、コンタクトプレート34の下面に接触することができる。もっとも、通常は、左側もしくは右側の片方の接触子44が原位置から上昇(往動)してコンタクトプレート34の下面に接触し、もう片方の接触子44は原位置に止まる。したがって、第2の測定ラインは、左側系統または右側系統のいずれかで結線される。
図3Bは、半導体ウエハW上の図の右端のチップについて検査を行うために、載置台12がXY方向の中心位置(0,0)から−X方向に約D/2(Dはウエハの直径)だけシフトした場合である。この場合は、左側の接触子44がコンタクトプレート34の左端よりも左(外)に位置しており、両者間で電気的接触は得られない。しかし、右側の接触子44はコンタクトプレート34の下に位置しているので、両者間の電気的接触は得られる。したがって、第2の測定ラインは、右側系統で結線される。
図3Cは、半導体ウエハW上の図の左端のチップについて検査を行うために、載置台12がXY方向の中心位置(0,0)から+X方向に約D/2だけシフトした場合である。この場合は、図3Bの場合と逆になり、第2の測定ラインは、左側系統で結線される。
図3Dは、半導体ウエハW上の図の下端のチップについて検査を行うために、載置台12がXY方向の中心位置(0,0)から+Y方向に約D/2だけシフトした場合である。また、図3Eは、半導体ウエハW上の図の上端のチップについて検査を行うために、載置台12がXY方向の中心位置(0,0)から−Y方向に約D/2だけシフトした場合である。いずれの場合でも、第2の測定ラインは、左側系統または右側系統のいずれかで結線される。
図4に、全チップ検査のために載置台12を移動させた場合に、左右の接触子44がコンタクトプレート34に接触する領域CEを斜線部分で示す。図示のように、コンタクトプレート34上で接触子44が接触する領域CEは、コンタクトプレート34の中心部を挟んで左右に半円の弧を描いて拡がっている。コンタクトプレート34のサイズまたは面積は、プレート形状が矩形である場合は、必要最小限で済ましている。
このプローブ装置は、上記したように、検査対象のパワーデバイスの各電極とテストヘッド20の各対応する端子との間で電気的導通状態を形成する第1および第2の測定ラインを可及的に短くしている。特に、第1の測定ラインにおいて、プローブ針24G,24Sの基端とテストヘッド20の対応する端子32G,32Sとは、鉛直方向で真正面に向かい合い、プローブカード16の接続導体26G,26Sを介して最短距離で電気的に接続されている。また、第2の測定ラインにおいて、コンタクトプレート34のプレート上面端子38とテストヘッド20の対応する端子32Dとは、鉛直方向で真正面に向かい合い、プローブカードホルダ18の貫通孔42を電気的に非接触で貫通する棒状(またはブロック状)の接続導体40を介して最短距離で電気的に接続されている。このように第1および第2の測定ラインの線路長を可及的に短くすることによって、動特性検査の際に第1および第2の測定ラインを流れるパルスの電流が受けるインピーダンスを従来のプローブ装置よりも格段に低くしている。
さらに、このプローブ装置は、半導体ウエハW上の被検査チップ(パワーデバイス)に対して上記のような電気的特性の検査が行われる際に、プローブ針24G,24Sの周囲に大気圧よりも高い所定圧力の雰囲気を形成することにより、半導体ウエハWの表面付近でスパーク(放電)が発生するのを防止するスパーク防止機構50を備えている。
このスパーク防止機構50は、いわゆるパッシェンの法則に基づいている。たとえばSiCウエハの場合、パワーデバイスのチップサイズは数mm×数mmであり、ソース電極に接触する高電圧側のプローブ針24Sとゲート電極に接触する低電圧側のプローブ針24Gとの最小距離間隔daは数mm以内であり、高電圧側のプローブ針24Sと付近のチップ上の電極との最小距離間隔dbも数mm以内である。
パッシェンの法則によれば、プローブ針24S,24Gの周囲の圧力をpとすると、上記距離間隔da,dbを隔てた2つの導体の間でスパークが発生するときの電圧(放電開始電圧)Va,Vbは、圧力pと距離間隔da,dbとの積p*da,p*dbで決まり、極小値Vam,Vbmが存在する。通常、これらの極小値Vam,Vbmは、大気圧より低い減圧領域内にある。
したがって、大気圧以上の圧力領域内では、パッシェン曲線にしたがい、プローブ針24S,24Gの周囲の圧力pを高くするほど、高電圧側のプローブ針24Sの先端部付近または半導体ウエハWの表面付近における放電の開始電圧Va,Vbが高くなり、プローブ針24S,24Gの周囲または半導体ウエハWの表面付近でスパークが発生し難くなる。
この実施形態のプローブ装置に搭載されるスパーク防止機構50は、プローブカード16と載置台12との間でプローブ針24S,24Gの周囲を囲む囲繞部材52と、半導体ウエハW上で各チップ(パワーデバイス)に対する電気的特性の検査が行われる際に、プローブ針24S,24Gの周囲に大気圧より高い所定圧力の雰囲気が形成されるように、囲繞部材52の内部または近傍を経由してプローブ針24S,24Gの周囲にガスを供給するガス供給機構54とを有する。図1および図2に示す第1の実施例では、コンタクトプレート34が囲繞部材52を兼ねている。

[スパーク防止機構に関する実施例1]
図1および図2に示すように、コンタクトプレート34は、プローブカードホルダ18と載置台12との間に設けられ、プローブカード16のプローブ針24G,24Sの周囲を囲む開口または内周壁25をプレート中心部に有しており、第1の実施例における囲繞部材52を構成している。ここで、コンタクトプレート34とプローブカードホルダ18(またはプローブカード16)との間の隙間には、プレート上面端子38よりも中心寄りの位置に無端状のシール部材たとえばOリング53が挿入されている。これにより、プローブ針24G,24Sの周囲には、プローブカード16、プローブカードホルダ18、コンタクトプレート34、半導体ウエハWないし載置台12によって形成される検査用の区画スペースまたは囲繞空間35が形成される。
ガス供給機構54は、プローブ室10の外に配置されるガス供給源56と、コンタクトプレート34のプローブ針24G,24Sと対向する内周面34aまたはその近傍に設けられるガス噴出口58と、ガス供給源56とガス噴出口58とを繋ぐガス供給ライン60と、ガス供給ライン60の途中に設けられる開閉弁62とを有している。
ガス供給源56は、プローブ針24G,24Sの周囲に正圧雰囲気を形成するのに使われるガスを貯留するタンクと、このタンクから正圧のガスを送出するコンプレッサまたは給気ポンプと、給気ポンプより送出される正圧ガスの圧力を調整するためのレギュレータとを有している。
この実施例において、ガス噴出口58は、コンタクトプレート34の内周面34aに好ましくは一様な密度で多数または無数に形成されている。ガス供給ライン60は、プローブカードホルダ18の貫通孔57に取り付けられる中継管64と、ガス供給源56の出側から中継管64の入口(上端)まで延びる外部配管66と、中継管64の出口(下端)からコンタクトプレート34を通ってガス噴出口58まで延びるプレート流路68とを有している。
ガス供給機構54において、開閉弁62を開けると、ガス供給源56より所定の圧力で送出される正圧ガスが、ガス供給ライン60を通ってコンタクトプレート34の内周面34aに形成されているガス噴出口58より噴射され、囲繞空間35の中に供給される。囲繞空間35の上部は、プローブカード16、プローブカードホルダ18、コンタクトプレート34およびOリング53によって完全に塞がっている。一方で、囲繞空間35の底部には、コンタクトプレート34と半導体ウエハWまたは載置台12との間にたとえば0.8mm程度の隙間gが形成される。したがって、囲繞空間35の中に供給された正圧ガスは、囲繞空間35内に充満する一方で、底部の隙間gから外へ漏れるようになっている。ここで、ガス供給機構54より囲繞空間35の中に供給する正圧ガスの圧力または流量を十分に高くすることで、囲繞空間35の中に、つまりプローブ針24G,24Sの周囲に、大気圧よりも高い所定圧力の雰囲気を形成することができる。
上記のように、プローブ針24S,24Gが入っている囲繞空間35内では、パッシェン曲線にしたがい、圧力pを高くするほど、半導体ウエハWの表面付近(より正確には高電圧側のプローブ針24Sの先端部付近)におけるスパーク(放電)の開始電圧が高くなる。したがって、半導体ウエハW上の各チップ(パワーデバイス)に印加される電圧が囲繞空間35内の放電開始電圧を下回るように、囲繞空間35内の圧力pを調整すればよく、それによってプローブ針24S,24Gの周囲または半導体ウエハWの表面付近でスパークが発生しなくなる。一般的に、囲繞空間35内の圧力pは、1atm<p<10atmの範囲内で調整されてよい。
本発明者が上記プローブ装置を用いてSiCウエハ上に形成されたパワーデバイスについて耐圧試験を行ったところ、正圧ガスにドライエアを用いて囲繞空間35内の圧力pを6atmに調整した場合は、試験電圧7000Vでもスパークが発生しなかった。
図5Aに、コンタクトプレート34に設けられるプレート流路68のレイアウトの一例を示す。図示のように、コンタクトプレート34において、プレート流路68は、開口25の周囲で無端状に延びる1段または複数段(図示の例は2段)のマニホルド流路70,72と、外側のマニホルド流路70と内側のマニホルド流路72とを接続するために放射状に延びる連通路74と、内側のマニホルド流路72とガス噴出口58とを接続するために放射状に延びるノズル流路76とが形成されている。このようなガス流路68のレイアウトによれば、開口25の全周から、つまりコンタクトプレート34の全周(4辺)の内周面34aから均一に正圧ガスを吐出することができる。
もっとも、図5Aに示すレイアウトは一例にすぎず、プレート流路68は任意のレイアウトを採ることができる。たとえば、図5Bに示すように、コンタクトプレート34および開口25を平面視で円形にしてもよく、その場合は外側および/または内側のマニホルド流路70,72を円環状に構成してもよい。また、ガス噴出口58においては、必ずしも開口25の全周から正圧ガスを噴出する必要はなく、コンタクトプレート34の内周面34aの一部たとえば対向する2辺から、あるいは1辺のみから、正圧ガスを噴出してもよい。
なお、コンタクトプレート34は、高い導電率と剛性を備えた任意の導体からなり、一枚板に限らず、ラミネート金属板のような多層構造板であってもよい。また、プレート流路68は、コンタクトプレート34の内部に形成されるトンネルの形態に限定されず、コンタクトプレート34の表面に形成される密閉カバー付きの溝の形態や、あるいはコンタクトプレート34の表面に沿って延びる配管の形態等も可能である。
ガス供給機構54は、一種類の正圧ガスを送出する単一のガス供給源56を備える構成でも構わないが、たとえば図6に示すように複数種類の正圧ガス供給源たとえばドライエア供給源56(1),窒素ガス供給源56(2)および絶縁ガス供給源56(3)を備えるのが好ましい。
その場合は、このプローブ装置で行われる電気的特性検査の条件(半導体ウエハWの種類、パワーデバイスの種類、検査の種類、パワーデバイスに印加する試験電圧等)に応じて、出力ポートの開閉弁57(1),57(2),57(3)を制御してそれら複数のガス供給源56(1),56(2),56(3)のいずれか1つを選択する。たとえば、パワーデバイスに印加する試験電圧がそれほど高くない場合、たとえば1000V以下では、ドライエア供給源56(1)または窒素ガス供給源56(2)を優先的に使用してよい。しかし、試験電圧が相当高い場合は、たとえば3000V以上では、絶縁ガス供給源56(3)を優先的に使用してよい。
絶縁ガス供給源56(3)は、たとえばSF6ガスのような周知の絶縁ガスを所望の圧力で送出する構成を有している。さらに、絶縁ガス供給源56(3)は、耐圧性のより高い絶縁液たとえばフロリナート(3M社製の商品名)をバブリング法たとえば窒素バブリング法により気体化して窒素混合の絶縁ガスを生成する絶縁液気化装置を備えることもできる。
この実施例において、ガス供給源56と囲繞空間35とを結ぶガス供給ライン60は、プローブカード16の周囲つまりプローブカードホルダ18を通り抜ける。したがって、ガス供給ライン60は、プローブカード16の設計、製作、構造または交換・取付等に一切影響しない。
また、この実施例におけるスパーク防止機構50は、プローブ針24S,24Gの周囲に大気圧より高い所定圧力の雰囲気を形成することにより、パッシェンの法則に基づいて半導体ウエハWの表面上のスパークを防止するので、検査体の半導体ウエハ上で絶縁液を扱う従来技術とは異なり、構成および制御が簡単であり、検査時間を増やすこともない。
また、この実施例では、半導体ウエハW上で電気的特性の検査を受けるパワーデバイスの裏側電極とテスタとの間で電気的導通状態を確立するための第2の測定ラインの一部または一区間として、プローブカード16ないしプローブカードホルダ18と載置台12との間にコンタクトプレート34が配置される。そして、このコンタクトプレート34が、スパーク防止機構50の一構成要素として、プローブ針24S,24Gの周囲を囲んで囲繞空間35を形成する囲繞部材52を兼ねている。このことも、スパーク防止機構50のみならずプローブ装置全体の簡便性および効率性に大きく寄与している。

[スパーク防止機構に関する実施例2]
図7に、スパーク防止機構50に関する第2の実施例を示す。この第2の実施例におけるスパーク防止機構50は、上記第1の実施例におけるガス供給機構54を一部変形するものであり、囲繞室35内に形成される正圧雰囲気の圧力を任意に高くするのに好適な構成を有している。
より詳しくは、囲繞空間35内に正圧ガスを噴出するガス噴出口58が、コンタクトプレート34の内周面34aだけでなく、コンタクトプレート34の内周面34aの近くの上面および下面にも設けられる。これによって、ガス噴出口58のトータルな開口面積を増やし、コンダクタンスを下げている。さらに、2系統のガス供給源56A,56Bおよびガス供給ライン60A,60Bを備え、囲繞空間35内に供給する正圧ガスの流量を任意に増やせるようにしている。
さらに、この第2の実施例においては、コンタクトプレート34の下面のガス噴出口58より正圧ガスがコンタクトプレート34と半導体ウエハWないし載置台12との間の隙間gに噴射されることで、隙間gの中に一種のエアカーテンが形成される。これによって、囲繞空間35内に充満した正圧ガスが隙間gを通って外へ漏れるのを抑制して、囲繞空間35内の圧力を容易に所望の高い圧力(たとえば6atm)に調整することができる。
なお、第2のガス供給源56Bを省いて、第1のガス供給源56Aを2つのガス供給ライン60A,60Bに共通接続する構成も可能である。

[スパーク防止機構に関する実施例3]
図8に、スパーク防止機構50に関する第3の実施例を示す。この第3の実施例におけるスパーク防止機構50は、上記第1の実施例または上記第2の実施例の構成に加えて、ガス供給機構54によりプローブ針24G,24Sの周囲(囲繞空間35)に供給された正圧ガスをバキュームの吸引力で回収するためのガス回収機構78を備える構成を特徴とする。
図示の構成例では、ガス供給機構54における第2のガス供給ライン60Bに切換弁80を介してバキューム源82と第2のガス供給源56Bとを並列に接続している。この場合、バキューム源82が開閉弁83および切換弁80を介してガス供給ライン60Bに接続されるときは、コンタクトプレート34の下面のガス噴出口58は吸引口84として機能し、第2のガス供給ライン60Bはバキュームライン86として機能する。
かかる構成においては、囲繞空間35から隙間gを通って外に漏れようとする正圧ガスが、吸引口84の中に吸い込まれ、バキュームライン86および切換弁80を介してバキューム源82に送られる。なお、バキューム源82の出側には、ガス回収処理部(図示せず)が接続されている。
この実施例におけるガス回収機構78は、たとえば、第1のガス供給源56Aおよびガス供給ライン60Aより囲繞空間35に供給された正圧ガス(特に絶縁ガス)が周囲に拡散することが望ましくない場合に、好適に使われる。
なお、第2のガス供給源56Bおよび切換弁80を省いて、バキューム源82を開閉弁83を介して専用のバキュームライン86に接続する構成も可能である。

[スパーク防止機構に関する実施例4]
図9に、コンタクトプレート34に関する一変形例と、スパーク防止機構50に関する第4の実施例を示す。
図9に示すプローブ装置は、検査体の半導体ウエハW上で全てのチップ(パワーデバイス)に対して電気的特性検査を行う場合に、載置台12および接触子44が移動範囲内の如何なる位置にあっても、左右両側の接触子44がどちらも往動位置への上昇移動によってコンタクトプレート34の下面に接触できるように、つまり、第2の測定ラインが左側系統および右側系統の双方で並列的に結線されるように、コンタクトプレート34のサイズまたは面積を拡張している。
さらに、このプローブ装置は、載置台12の上面に、好ましくは周縁エッジに近い位置に、絶縁体たとえば樹脂からなる環状の突起部90を所定の高さ(突出量)に設けている。この環状突起部90は、スパーク防止機構50の一構成要素をなす。
図9に示すように、半導体ウエハW上の任意のチップ(パワーデバイス)に対して電気的特性検査を行うために、被検査チップのおもて側電極(ゲート電極,ソース電極)にそれぞれ対応するプローブ針24G,24Sの先端が接触している状態では、環状突起部90の頂部がコンタクトプレート34の下面に接触または近接して、コンタクトプレート34と載置台12との間の隙間Gが少なくとも雰囲気に関して塞がるようになっている。この場合、図10Aおよび図10Bに示すように、載置台12および接触子44が移動範囲内の如何なる位置にあっても、環状突起部90はコンタクトプレート34の開口25つまり囲繞空間35の外(周り)に位置するようになっている。
かかる構成においては、検査時に囲繞空間35の雰囲気は環状突起部90によって外部から遮断されるので、ガス供給機構54からのガス供給により囲繞室35内に形成される正圧雰囲気の圧力をより効率的に高くすることができる。
なお、この第4の実施例においても、上記第3の実施例におけるガス回収機構78を併設してもよく、それによって囲繞空間35内の圧力を上げ下げする調整をより任意かつ高速に行うことができる。

[その他の実施形態または変形例]
図11に、本発明の第2の実施形態におけるプローブ装置の構成を示す。このプローブ装置は、上述した第1の実施形態のプローブ装置と同様に、半導体ウエハW上に形成されチップの両面つまりウエハの両面に電極が形成されている多数のパワーデバイスについて、ウエハレベルでチップ毎の電気的特性(動特性、静特性)の検査を行えるように構成されている。
ただし、被検査パワーデバイスの裏側電極とテスタとの間で電気的導通状態を確立するための第2の測定ラインとして、コンタクトプレート34(図1)を用いずに(したがって、接触子44および接続導体40も用いずに)、載置台12の載置面導体22からテストヘッド20の対応する端子32Dまで電気ケーブル92を引き回す構成を採っている。電気ケーブル92の両端は、コネクタ94,96を介して載置面導体22および端子32Dにそれぞれ接続される。
この実施形態では、上記のように第2の測定ラインにコンタクトプレートを用いないことと関連して、囲繞部材52にたとえば樹脂からなる絶縁体プレート98を用いる。この場合、絶縁体プレート98をプローブカードホルダ18に直付けで(接触させて)取り付けることが可能であり、Oリング53(図1)を省くことができる。
この実施形態のプローブ装置においても、スパーク防止機構50の構成および作用は、上述した第1〜第4の実施例と全く同じである。なお、スパーク防止機構50に環状突起部90(図9)を備える場合は、環状突起部90を絶縁体プレート98側に取り付けてもよい。
また、囲繞部材52に関する別の変形例として、図12Aおよび図12Bに示すように、コンタクトプレート34を左右一対のプレート34A,34Bに分割(分離)して、それらの間に絶縁プレート100を挟んでもよい。その場合、ガス供給ライン60の一部を構成するプレート流路68は、分割コンタクトプレート34A,34Bに設けてもよいが、絶縁プレート100に設ける構成を採ることもできる。
図13に、本発明の第3の実施形態におけるプローブ装置の構成を示す。このプローブ装置は、半導体ウエハW上に形成されチップのおもて面にだけ電極が形成されている(裏面に電極が無い)多数の横型パワーデバイスについて、ウエハレベルでチップ毎の電気的特性(動特性、静特性)の検査を行えるように構成されている。
この場合、プローブカード16には、半導体ウエハWのおもて面に露出している各チップ(パワーデバイス)の電極つまりゲート電極,ソース電極、ドレイン電極に個別接触または共通接触するための1本または複数本のプローブ針24G,24S,24Dが接続導体26G,26S,26Dを介して取り付けられる。各接続導体26G,26S,26Dは、図示のようにドッキング状態ではその上端または頂面にてテストヘッド20の対応する端子32G,32S,32Dとそれぞれ直接の接触で電気的に接続するようになっている。
検査時には、位置合わせの後に、載置台12が垂直上方に一定ストロークだけ上昇して、被検査チップのゲート電極,ソース電極,ドレイン電極をそれぞれ対応するプローブ針24G,24S,24Dの先端に下から押し当てる。これにより、被検査チップのゲート電極,ソース電極,ドレインとテストヘッド20の対応する端子32G,32S,32Dとの間で、電気的導通状態がとられる。
この実施形態においても、上記第2の実施形態と同様に、コンタクトプレート(34)が用いられないことと関連して、囲繞部材52に絶縁体プレート98が用いられる。スパーク防止機構50の構成および作用は、上述した第1〜第4の実施例と全く同じである。
図14〜図18を参照して、スパーク防止機構50に関する第5の実施例を説明する。 図14は、この実施例におけるスパーク防止機構50を組み込んだプローブ装置の要部の構成を示す。図15は、このプローブ装置においてコンタクトプレート34を下からみた底面図である。図16は、このプローブ装置において載置台14および半導体ウエハを上からみた上面図である。図17および図18は、この実施例におけるシールリングの作用を説明するための側面図および上面図である
この実施例におけるプローブ装置は、コンタクトプレート34の下面に環状または無端状のラビリンスシール102を設けている。ラビリンスシール102は、好ましくはSUS,銅またはアルミニウムなどの金属またはPEEKなどの耐熱性樹脂からなり、プローブ針24G,24Sの先端部を取り囲む同心状の複数の凹凸部またはラビリンスフィンFNを有している。
ラビリンスシール102は、好ましくは、コンタクトプレート34の最も内側の下面(内周面25に近接する下面)に隔壁104を介して取り付けられる。隔壁104は、コンタクトプレート34の下面に固着または一体形成され、たとえば数mm程度の高さまたは厚さで突出している。隔壁104は、ラビリンスシール102を保持するとともに、ラビリンスシール102以外の場所でコンタクトプレート34の下面と載置台12上の半導体ウエハWとの間のギャップ間隔を調整する機能を有している。もっとも、隔壁104を省いて、ラビリンスシール102をコンタクトプレート34の下面に直付けで接合し、または一体形成することも可能である。ラビリンスシール102と載置台12上の半導体ウエハWとの間には、隙間Δgが形成される。ラビリンスシール102は、スパーク防止機構50の一構成要素をなしている。
このプローブ装置においては、囲繞空間35から外の大気空間へ向かって流れる正圧ガスが、ラビリンスシール102の傍ら(下)の隙間Δgを通過する際に、多段のラビリンスフィンFNによって大きな圧力損失を受ける。すなわち、各ラビリンスフィンFNの先端での絞り効果と隣接するラビリンスフィンFN間に生ずる渦とによって、高圧側の囲繞空間35から低圧側の大気空間へ流れるガスは大きな抵抗を受けて漏れ難くなる。なお、図示のラビリンスフィンFNの形状および数は一例であり、ガスの漏れ止めに効き目がある任意のフィン形状および任意のフィン数を選ぶことができる。
このことにより、ラビリンスシール102の面する隙間Δgを上記第1の実施例(図1)におけるコンタクトプレート34と半導体ウエハWとの間の隙間gと同程度のギャップサイズにした場合は、囲繞空間35から外の大気空間へ流れる正圧ガスの流量または漏れ量を大幅に低減することができる。
あるいは、正圧ガスの漏れ量が同じである場合は、上記第1の実施例(図1)における上記隙間gに比べて、この実施例における上記隙間Δgを数倍以上大きなギャップサイズにすることができる。たとえば、この実施例では上記隙間Δgを0.4mm位に開けても、第1の実施例において上記隙間gを0.1mm以下に狭めた場合と同等のガス漏れ抑制効果を得ることができる。
この実施例では、このようにラビリンスシール102の面する隙間Δgを極度に狭める必要がないので、囲繞空間35回りにおける各部の機械的な寸法公差やプローブ針の先端位置のバラツキ等に何等支障なく対処することができる。
さらに、この実施例では、載置台12の上面の周辺部に半導体ウエハWの周囲を取り囲む環状または無端状のシールリング106を設けている。シールリング106は、たとえばSUS,銅またはアルミニウムなどの金属またはPEEKなどの耐熱性樹脂からなり、好ましくは載置台12上で半導体ウエハWと面一になる厚さを有している。シールリング106も、スパーク防止機構50の一構成要素をなしている。
すなわち、このプローブ装置において、半導体ウエハWのエッジ付近のチップについて試験が行われるときは、図3B〜図3Eに示すように、載置台12がXY方向の中心位置(0,0)から+X,−X方向あるいは+Y,−Y方向に最大で約D/2(Dはウエハの直径)だけシフトする。その場合、コンタクトプレート34の開口25または囲繞空間35が半導体ウエハWのエッジから半径方向外側にはみ出す。
この実施例では、コンタクトプレート34の開口25または囲繞空間35が半導体ウエハWのエッジからはみ出しても、図17および図18に示すようにラビリンスシール102がシールリング106の外にはみ出さないので、ラビリンスシール102のガス漏れ低減作用が十全に発揮される。
厳密には、図16に示すように、載置台12上で半導体ウエハWの外周面とシールリング106の内周面との間には周回方向に延びる環状の隙間または溝110が形成されるので、この溝110を伝って正圧ガスが外の大気空間へ僅かながら漏れる。この分のガス漏れは、載置台12上にシールリング106を設けない場合のガス漏れ比べると、至って少ない。
このように、この実施例では、上記のようなラビリンスシール102およびシールリング106の構成および作用により、プローブ針24S,24Gが入っている囲繞空間35に供給された正圧ガスの漏れ量を著しく低減することが可能であり、囲繞空間35内の圧力を一層容易に所望の高い圧力に設定または調整することができる。
さらに、この実施例では、囲繞空間35およびその周りの密閉空間に正圧ガスが供給されることによって囲繞空間35回りの各部に加わる荷重を大幅に低減することもできる。
比較例として、上述した第4の実施例(図9)のように載置台12上で半導体ウエハWの周囲を取り囲んでコンタクトプレート34の下面と当接可能な環状の突起部90を設ける場合は、たとえば半導体ウエハWの口径が5インチで、正圧ガスの供給圧力が0.6MPaであると、推力=面積×圧力であるから、囲繞空間35回りで上方向および下方向に約760kgの推力が発生する。ここで、下方向の推力は載置台12を下方へ推す力となり、上方向の推力はコンタクトプレート34およびプローブカード16を介してプローブカードホルダ18を上方へ持ち上げる力となる。このため、当該プローブ装置は、このような上下方向の大きな推力に耐えられる強固な構造が必要になる。
これに対して、この実施例では、コンタクトプレート34の下面にラビリンスシール102を設けているので、囲繞空間35回りで推力を発生する正圧空間の面積は半導体ウエハWの口径ではなくラビリンスシール102の口径で規定される。たとえば、ラビリンスシール102の内径が20mm、外径が40mmである場合は、内径と外径の平均値(30mm)を推力の発生に寄与する正圧空間の口径としてよい。そうすると、正圧ガスの供給圧力が0.6MPaの場合は、囲繞空間35回りで上方向および下方向にそれぞれ働く推力は約42kgにしかならない。このため、囲繞空間35回りで載置台12、コンタクトプレート34、プローブカード16、プローブカードホルダ18等に加わる力が著しく軽減される。
12 載置台
14 移動ステージ
16 プローブカード
18 プローブカードホルダ
20 テストヘッド
22 載置面導体
24G,24S,24D プローブ針
25 コンタクトプレートの開口
26G,26S,26D 接続導体
32G,32S,32D テストヘッドの端子
34 コンタクトプレート(囲繞部材)
35 囲繞空間
38 プレート上面端子
40 接続導体
44 接触子
50 スパーク防止機構
52 囲繞部材
53 Oリング
54 ガス供給機構
56 ガス供給源
58 ガス噴出口
60 ガス供給ライン
68 プレート流路
78 ガス回収機構
90 環状突起部
98 絶縁体プレート(囲繞部材)
102 ラビリンスシール
104 隔壁
106 シールリング

Claims (26)

  1. 半導体ウエハ上に形成された半導体デバイスの電気的特性を検査するためのプローブ装置であって、
    前記半導体ウエハを載せて支持する移動可能な載置台と、
    前記載置台と向かい合ってその上方に配置され、前記載置台に支持されている前記半導体ウエハ上の電極にその先端にて接触可能なプローブ針を支持するプローブカードと、
    前記プローブカードと前記載置台との間で前記プローブ針の周囲を囲む囲繞部材と、
    前記半導体デバイスの電気的特性の検査が行われる時に、前記プローブ針の周囲に大気圧より高くて前記半導体ウエハの表面付近でスパークが発生するのを防止できる所定圧力の雰囲気を形成するために、前記囲繞部材の内部または近傍を経由して前記プローブ針の周囲にガスを供給するガス供給機構と
    前記半導体ウエハの周囲を取り囲み前記半導体ウエハと面一になる厚さを有して前記載置台上に設けられるシールリングと
    を有するプローブ装置。
  2. 前記ガス供給機構は、前記プローブカードの周囲を通るガス供給ラインを有する、請求項1に記載のプローブ装置。
  3. 前記ガス供給ラインは、前記プローブカードをその周辺で着脱可能に支持するプローブカードホルダを通り抜ける、請求項2に記載のプローブ装置。
  4. 前記囲繞部材と前記プローブカードホルダまたは前記プローブカードとの間にシール部材が挿入されている、請求項3に記載のプローブ装置。
  5. 前記ガス供給ラインは、前記囲繞部材の内部に形成されたガス流路を含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  6. 前記ガス供給機構は、前記囲繞部材の前記プローブ針と対向する内周面に設けられる第1のガス噴出口を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  7. 前記ガス供給機構は、前記囲繞部材の下面に設けられる第2のガス噴出口を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  8. 前記ガス供給機構は、前記囲繞部材の上面に設けられる第3のガス噴出口を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  9. 前記囲繞部材の下面にラビリンスシールが設けられている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  10. 前記ラビリンスシールは、前記プローブ針の先端部を取り囲む同心状の複数のラビリンスフィンを有する、請求項9に記載のプローブ装置。
  11. 前記ラビリンスシールは、前記囲繞部材の前記プローブ針と対向する内周面に近接して設けられる、請求項9または請求項10に記載のプローブ装置。
  12. 前記ラビリンスシールは、前記囲繞部材の下面から突出する隔壁の下面に設けられる、請求項9〜11のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  13. 前記半導体デバイスの電気的特性が行われる時に前記プローブ針を取り囲んで前記囲繞部材と前記載置台との間の隙間を塞ぐ突起部が、前記囲繞部材または前記載置台に設けられている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  14. 前記ガス供給機構により前記プローブ針の周囲に供給された前記ガスをバキュームの吸引力で回収するためのガス回収部を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  15. 前記ガス回収部は、前記囲繞部材の下面または下方に吸い込み口を有する、請求項14に記載のプローブ装置。
  16. 前記ガス回収部は、前記囲繞部材の内部または近傍を通るバキュームラインを有する、請求項14または請求項15に記載のプローブ装置。
  17. 前記ガス供給機構は、前記ガスの圧力を可変に調整するための圧力調整部を有する、請求項1〜16のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  18. 前記ガス供給機構は、複数の種類のガスをそれぞれ送出するための複数のガス供給源を有し、前記複数のガス供給源のいずれか1つを選択して用いる、請求項1〜17のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  19. 前記ガス供給源の少なくとも1つは、耐圧性の高い絶縁液を気化して絶縁ガスを生成する絶縁液気化装置を有する、請求項18に記載のプローブ装置。
  20. 半導体ウエハ上に形成された両面に電極を有するパワーデバイスの電気的特性を検査するためのプローブ装置であって、
    前記半導体ウエハを載せて支持する移動可能な載置台と、
    前記載置台と向かい合ってその上方に配置され、前記載置台に支持されている前記半導体ウエハのおもて面に露出している前記パワーデバイスのおもて側電極にその先端にて接触可能なプローブ針を支持するプローブカードと、
    前記プローブ針とテスタの対応する第1の端子とを電気的に繋ぐ第1の接続導体と、
    前記載置台の載置面を形成し、前記載置台に支持されている前記半導体ウエハの裏面に露出している前記パワーデバイスの裏側電極と接触する載置面導体と、
    前記載置台に取り付けられ、前記載置面導体に電気的に接続されている昇降移動可能な接触子と、
    その下面にて前記接触子と接触できるように前記プローブカードよりも低い位置で前記載置台の上方に配置され、前記プローブ針の周囲を囲む導電性のコンタクトプレートと、
    前記コンタクトプレートと前記テスタの対応する第2の端子とを電気的に繋ぐ第2の接続導体と、
    前記パワーデバイスの電気的特性の検査が行われる時に、前記プローブ針の周囲に大気圧より高くて前記半導体ウエハの表面付近でスパークが発生するのを防止できる所定圧力の雰囲気を形成するために、前記コンタクトプレートの内部または近傍を経由して前記プローブ針の周囲にガスを供給するガス供給機構と
    前記半導体ウエハの周囲を取り囲み前記半導体ウエハと面一になる厚さを有して前記載置台上に設けられるシールリングと
    を有するプローブ装置。
  21. 前記ガス供給機構は、前記プローブカードの周囲を通るガス供給ラインを有する、請求項20に記載のプローブ装置。
  22. 前記ガス供給ラインは、前記プローブカードをその周辺で着脱可能に支持するプローブカードホルダを貫通して延びる、請求項21に記載のプローブ装置。
  23. 前記コンタクトプレートの上面に、前記第2の接続導体に接続されるプレート上面端子が設けられ、
    前記プレート上面端子と前記テスタの前記第2の端子とは、鉛直方向で真正面に向かい合い、
    前記第2の接続導体は、前記プローブカードホルダを貫通して鉛直方向にまっすぐ延びる、
    請求項22に記載のプローブ装置。
  24. 前記第2の接続導体は、その上端にて前記テスタの前記第2の端子と着脱可能に直に接触する、請求項23に記載のプローブ装置。
  25. 前記プローブ針の基端と前記テスタの前記第1の端子とは鉛直方向で真正面に向かい合い、
    前記第1の接続導体の少なくとも一部は、前記プローブカードを貫通して鉛直方向にまっすぐ延びる、
    請求項2024のいずれか一項に記載のプローブ装置。
  26. 前記第1の接続導体は、その上端にて前記テスタの前記第1の端子と着脱可能に直に接触する、請求項25に記載のプローブ装置。
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