JP6275544B2 - 端子固定構造及び回路遮断機 - Google Patents
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Description
当該特許文献1には、絶縁壁で仕切られたフレームの端子収容部に固定されたネジ孔を有する固定端子に丸形圧着端子等を接続する電気機器の端子装置において、前記ネジ孔に先端が結合する雄ネジと、この雄ネジに回動可能に保持され、一方を固定端子側に折曲した案内板部を有する逆L字形座金とからなる端子ネジを備え、前記端子収容部に、前記逆L字形座金の案内板部が挿入されて、該案内板部の上下方向の移動をガイドするとともに、雄ネジの先端が固定端子に結合した状態では、前記案内板部のガイドを解除する案内溝を形成するとともに、雄ネジの先端が固定端子との間で一定間隔を有するように前記案内溝にガイドされた案内板部を保持する係合部を、前記逆L字形座金の案内板部及び前記案内溝側に形成したものが記載されている(特許文献1の請求項1参照)。
このような折り曲げ及びプレス加工において、上記逆L字形座金の水平部に設けられた穴の加工は、折り曲げ又はプレス加工の前に打ち抜き加工等で形成されることが一般的である。
しかしながら、予め穴が形成された板材を逆L字形に折り曲げる加工を行う場合に、当該折り曲げ加工部と水平部の穴との距離が近いと、折り曲げ加工時に銅等の導電性金属からなる板材の材料が流動することから、穴を形成する水平部の材料が折り曲げ加工部側に流れてしまい、水平部に形成した丸穴の形状が変形してしまうという問題があった。
特に、端子装置全体のコンパクト化、軽量化のために端子自体の水平部の大きさや板厚をより小さくしたい場合、穴が折り曲げ加工部により近づくこととなるため、穴の変形がより顕著となってしまう。
そこで、本発明は、端子板を折り曲げ加工して端子を製造する際に、ネジを挿通する穴の変形を抑制することができる端子を提供する。
端子と、前記端子を上面に保持するケースと、前記端子を挟んで前記ケースと当接する
ことにより固定されるカバーとからなり、
前記端子は、ネジが挿通される穴を有する第1の平板と、前記第1の平板と交差する方向に配置された第2の平板と、前記第1の平板と前記第2の平板とを接続する屈曲部とを有しており、前記屈曲部の中間領域の開口部の前記第1の平板側に位置する側の辺は円弧状の形状を有しており、
前記カバーには、前記ケース側に突出する爪部が形成されており、前記爪部が前記端子
の開口部に嵌入されることにより、前記端子と前記ケースと前記カバーとが一体化されて
いる。
また、本発明の端子は、当該端子を電気機器に固定するための構造を簡略化することも可能である。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
(実施例1)
図1は、本発明の端子の具体的形状を示す斜視図である。
図1に示すとおり、本発明の端子10は、第1の平板11と、第2の平板12と、これら第1の平板11及び第2の平板12を接続する屈曲部13と、上記第1の平板に形成されネジが挿通される丸穴14と、上記屈曲部13において上記第1の平板の幅の中間位置に形成された開口部15と、を備えている。
このとき、ネジが挿通される丸穴14と、屈曲部13に相当する位置に設けられる貫通した開口部15とを打ち抜き加工にて同時に形成する。これにより、切り抜かれた板材の丸穴14と開口部15との間に接続領域16が形成される。
このとき、上記曲げ加工を行う前に屈曲部13に開口部15を形成しておくことにより、曲げ加工後の丸穴14が変形することを抑制又は防止できる。
例えば、本発明の開口部15を形成しない状態で端子用の板材を屈曲部13で曲げ加工した場合、当該屈曲部13を介して第1の平板11と第2の平板とが連続的に接続されているため、金属の塑性変形に伴って材料が流動することにより丸穴14の形状が変形してしまう。
これに対して、本発明のように屈曲部13に開口部15を形成しておくことにより、当該開口部15の領域では第1の平板11と第2の平板12とが不連続となるため、上述した塑性変形に伴う材料の流れの影響が小さくなり、結果として丸穴14の変形が抑制又は防止できる。
図2は、本発明の端子の形状の変形例を示す斜視図である。
図1に示す実施例では、開口部15を断面矩形の形状としていたが、上述したとおり、第1の平板11と第2の平板12との間での曲げ加工時の材料の流れを生じないように不連続な部分を形成することができれば、任意の断面形状としても良い。
例えば、図2に示すように、開口部15の接続領域16側の辺が円弧状となるような断面形状を適用し得る。
このような断面形状の開口部15によれば、通常端子10と電気的に接続される圧着端子等はその先端が円形であることが多いため、当該円形の圧着端子の先端の全面と接触を確保することができる。
図3は、本発明の端子を回路遮断器の接点として適用した例を示す図である。
図3に示すように、回路遮断器は、本発明の端子10をケース20とカバー30とで上下から挟む態様で固定する構造を有する。
図4に示すように、本実施例の回路遮断器では、ケース20に端子10の第2の平面と対応する形状の凹部を形成し、当該凹部に端子10を嵌合した後でカバー30を端子10の上側から嵌め込む際に、カバー30の内面側に設けられた爪部31を端子10の開口部15に挿入することにより、回路遮断器内で端子10の位置決めを確実にすることができる。
また、本発明の端子を用いた回路遮断器では、端子10をケース20に固定する際にネジ締結等をする必要がなく、さらにボルトの頭部の分のスペースを考慮する必要がないため、部品点数を削減し得るとともに構造を簡素化することができる。
図5に示すとおり、本実施例の回路遮断器では、ケース20の内部を3分割し、それぞれの空間に端子10を嵌合した後、上側からカバー30を取り付けることにより固定構造を形成する。
カバー30は、外観上ケース20とほぼ同一の幅を有するとともに、ケース20と同様に内部を3分割してあり、それぞれの空間に爪部31が形成されている。
カバー30の3か所の爪部31を3つの端子10の開口部15にそれぞれ嵌入することにより、図6に示すように、端子10とケース20とカバー30とが一体となり、がたつきのない強固な固定構造が形成される。
このような構成により、端子10に圧着端子等をボルト締結する際に、端子10の側面とケース20の上記空間の側面とが当接するため、回り止めの機能を果たすとともに位置決めがよりいっそう確実に行われる。
例えば、上記した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
さらに、各実施例の構成の一部について、その他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
11 第1の平板
12 第2の平板
13 屈曲部
14 丸穴
15 開口部
16 接続領域
20 ケース
30 カバー
31 爪部
Claims (3)
- 端子と、前記端子を上面に保持するケースと、前記端子を挟んで前記ケースと当接する
ことにより固定されるカバーと、からなる端子固定構造であって、
前記端子は、ネジが挿通される穴を有する第1の平板と、前記第1の平板と交差する方向に配置された第2の平板と、前記第1の平板と前記第2の平板とを接続する屈曲部とを有しており、前記屈曲部の中間領域の開口部の前記第1の平板側に位置する側の辺は円弧状の形状を有しており、
前記カバーには、前記ケース側に突出する爪部が形成されており、前記爪部が前記端子
の開口部に嵌入されることにより、前記端子と前記ケースと前記カバーとが一体化されて
いる
ことを特徴とする端子固定構造。 - 端子と、前記端子を上面に保持するケースと、前記端子を挟んで前記ケースと当接する
ことにより固定されるカバーと、からなる回路遮断器であって、
前記端子は、請求項1に記載された端子であり、
前記カバーには、前記ケース側に突出する爪部が形成されており、前記爪部が前記端子
の開口部に嵌入されることにより、前記端子と前記ケースと前記カバーとが一体化されて
いる
ことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項2に記載の回路遮断器であって、
前記ケースは、前記端子を保持するための仕切られた空間を有し、前記空間の幅と前記端子の幅とが同一となるように形成されている
ことを特徴とする回路遮断器。
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JP2014104854A JP6275544B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 端子固定構造及び回路遮断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014104854A JP6275544B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 端子固定構造及び回路遮断機 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014104854A Active JP6275544B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 端子固定構造及び回路遮断機 |
Country Status (1)
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2014
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