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JP6274849B2 - 車両制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、互いに無線通信が可能とされた車両と携帯機とを有して構成された車両制御システムとして、特に携帯機側の認証用情報と車両側の認証用情報とに基づく認証処理を行った結果に基づいて車両のエンジン始動制御を行ういわゆるイモビライザ機能を有した車両制御システムについての技術分野に関する。
特開2012−36659号公報
特定の携帯機によってのみ車両のエンジン始動を行うことを可能としたイモビライザ機能を有した車両制御システムが普及している。このような車両制御システムにおいては、例えば、携帯機に記憶された認証用情報と車両に記憶された認証用情報とに基づく認証処理を行い、認証に成功した場合のみ車両に対するエンジン始動が可能とされている。
上記の車両制御システムには、一台の車両を複数人が使用する場合などに対応するために、車両に対して新規の携帯機の認証用情報を車両に追加登録できるものがある(例えば特許文献1参照)。この場合には、車両に追加登録された認証用情報に対応する携帯機によっても、エンジン始動が可能となる。
一般的に、新規の携帯機側の認証用情報を車両に追加登録する方法として、登録機と呼ばれる専用の機器を用いる方法が知られている。この場合には、OBD(On-Board Diagnostics)ケーブルなどを介して登録機を車両に接続し、新規の携帯機の認証用情報を車両に追加登録する指示を登録機から車両に出すことにより、携帯機の認証用情報を車両に追加登録することができる。
ところが、正規品でない登録機の入手が可能となってきており、これらの登録機を悪用した車両の盗難が発生している。
そこで、本発明は、上記の状況に鑑み、車両の所有者以外の第三者によって認証用情報が登録されてしまうことを防止し、車両盗難に対するセキュリティの向上を図ることを目的とする。
第1に、本発明に係る車両制御システムは、互いに無線通信が可能とされた車両と携帯機とを有して構成された車両制御システムであって、前記車両は、前記携帯機に記憶された携帯機側認証用情報と前記車両に記憶された車両側認証用情報とに基づく認証処理の結果に基づいてエンジン始動を行うエンジン始動制御処理と、前記車両と前記携帯機の双方に前記認証処理に係る認証用情報が記憶された状態となるように前記認証用情報についての登録を行う登録処理とを実行する制御部とを備え、前記制御部は、前記車両の操作子を用いた変更可能な操作パタンを設定するための入力操作を受け付け、該入力操作により入力された操作パタンを記憶部に記憶操作パタンとして記憶させる操作パタン設定処理を実行し、前記登録処理により登録済みの前記携帯機に記憶された携帯機側認証用情報と前記車両に記憶された車両側認証用情報とに基づく第1認証処理を実行し、該第1認証処理が成功した場合に、前記操作子を用いて入力された操作パタンと前記記憶操作パタンとに基づく第2認証処理を実行し、該第2認証処理が成功した場合に未登録の前記携帯機について前記登録処理が可能となるものである。
これにより、車両に対して車両の所有者本人でなければ知り得ない操作パタンを入力しなければ認証用情報の登録を行うことができない。
第2に、上記した本発明に係る車両制御システムにおいては、前記制御部は、前記操作パタン設定処理における前記操作パタンの入力受け付け前に、前記登録処理において前記操作パタンを用いた認証を行うか否かを操作に基づき選択する選択処理を実行することが望ましい。
これにより、車両の所有者の意思に基づき操作パタンを用いた認証を用いるか否かの選択が行われる。
第3に、上記した本発明に係る車両制御システムにおいては、前記制御部は、前記記憶操作パタンの変更を行う操作パタン変更処理を実行可能とされ、前記操作パタン変更処理では、前記操作子を用いて入力された操作パタンと前記記憶操作パタンとが一致することを条件に前記記憶操作パタンの変更を行うことが望ましい。
これにより、車両に対して車両の所有者本人でなければ知り得ない操作パタンを入力しなければ記憶操作パタンの変更を行うことができない。
本発明によれば、車両の所有者以外の第三者によって認証用情報が登録されてしまうことを防止し、車両盗難に対するセキュリティの向上を図ることができる。
実施の形態の車両システムの構成を示すブロック図である。 操作パタン設定処理の流れを示すフローチャートである。 登録処理の流れを示すフローチャートである。 操作パタン変更処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明車両制御システムを実施するための形態(以下「実施の形態」と表記)について、添付図面を参照して説明する。
<1.車両制御システムの構成>
図1は、実施の形態としての車両制御システム0の構成を示したブロック図である。尚、図1は、車両制御システム0の構成のうち主に本発明に係る要部の構成のみを抽出して示している。
車両制御システム0は、互いに無線通信が可能とされた車両1と携帯機(マスタキー100、サブキー101)とを有して構成されている。
車両1は、各種制御を行う制御部2と、マスタキー100やサブキー101との間で無線通信を行うための送受信機能を持つ通信部3と、記憶部4と、センサ・操作子類5と、OBD(On-Board Diagnostics)接続部6と、エンジン関連アクチュエータ7と、ドアロックアクチュエータ8とを少なくとも有している。
ここで、携帯機としてのマスタキー100及びサブキー101について説明しておく。
これらマスタキー100及びサブキー101は、車両1のエンジン始動やドアのロック/アンロックを行うためのキーとして運転者等が携帯する機器とされている。
マスタキー100は、車両1の通信部3と無線通信を行う通信部100Aと、通信部100Aと接続されたIC(Integrated Circuit)チップ100Bとを有している。また、図示は省略したが、マスタキー100には、車両のドアのロックやアンロックの遠隔操作を行うためのボタンやボタンの操作に応じて発光する図示しないインジケータなども設けられている。
ICチップ100Bには、マスタキー100に固有の識別情報であるマスタキー認証用情報100Cが記憶されている。ICチップ100Bは、上述したボタンの操作に応じた操作信号を通信部100Aを介して車両制御システム0側に送信するための制御を行う。また、ICチップ100Bは、マスタキー認証用情報100Cを通信部100Aを介して車両1側に送信させる制御も行う。
サブキー101は、通信部101AとICチップ101Bとを有している。サブキー101の構成は、ICチップ101B内にサブキー101に固有の識別情報としてのサブキー認証用情報101Cが記憶された点以外はマスタキー100と同様となるため重複説明は避ける。
なお、マスタキー100に記憶されたマスタキー認証用情報100C、及びサブキー101に記憶されたサブキー認証用情報101Cを車両1側に送信する際には、セキュリティの面から暗号化処理を行ってもよい。すなわち、マスタキー100におけるICチップ100B、サブキー101におけるICチップ101Bがそれぞれマスタキー認証用情報100C、サブキー認証用情報101Cを暗号化して車両1側に送信させるものである。
また図1では、車両1側に認証用情報を登録する際に用いられる機器としての登録機200も示している。登録機200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有したコンピュータを有して構成されている。また、表示部としてのディスプレイ200aと作業者等が操作入力を行うための操作子200bを有している。登録機200は、OBDケーブル201を介して車両1のOBD接続部6と接続されることで、制御部2との間で通信を行うことが可能とされている。
車両1において、通信部3は、マスタキー100の通信部100Aやサブキー101の通信部101Aとの間で無線通信を行う。
記憶部4は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性メモリで構成されており、車両1の制御に必要な各種データが記憶される。特に、記憶部4には、イモビライザ機能を実現する上で用いられる車両側認証用情報が記憶される。この図1に示す納車時の状態では、記憶部4には車両側認証用情報として車両側マスタキー認証用情報4Aが記憶されている。本例において、車両側マスタキー認証用情報4Aは、マスタキー100に記憶されているマスタキー認証用情報100Cと同一情報とされている。
なお、記憶部4には、後述する登録処理(図3)に伴ってサブキー認証用情報101Cが車両側サブキー認証用情報として記憶され、また後述する操作パタン設定処理(図2)等に伴って操作パタン(記憶操作パタン)の情報も記憶されるが、これについては後述する。
センサ・操作子類5は、車両制御に用いられる各種センサや運転者等が車両1に対し操作入力を行うための各種操作子を包括的に表したものである。センサとしては、例えば、アクセルペダルの踏込み量からアクセル開度を検出するアクセル開度センサ5Aやブレーキペダルの操作/非操作に応じてオン/オフされるブレーキスイッチ5Bなどがある。操作子としては、例えば、エンジンの始動や停止等を指示するためのスタートボタン5Cや、ワイパの動作を指示するためのワイパスイッチ5Dなどがある。
OBD接続部6は、登録機200等の外部機器を接続するためのOBDケーブル201が接続され、OBDケーブル201を介して接続された外部機器との間で各種情報の入出力を行うことが可能とされている。
エンジン関連アクチュエータ7は、エンジンに係る各種アクチュエータを包括的に表したものである。エンジン関連アクチュエータ7としては、例えばスロットル弁を駆動するスロットルアクチュエータや燃料噴射を行うインジェクタ、更に、エンジン始動に用いられるセルモータなどがある。
ドアロックアクチュエータ8は、ドアのロックやアンロックを行うためのアクチュエータを表しており、ドアのロック/アンロック機構を駆動するための例えばモータなどのアクチュエータとされている。
制御部2は、CPU、ROM、RAMなどを有したコンピュータにより構成され、車両制御のための各種処理を実行する。図のように制御部2は、通信部3、記憶部4、センサ・操作子類5、OBD接続部6、エンジン関連アクチュエータ7、ドアロックアクチュエータ8と接続されている。
制御部2は、センサ・操作子類5として設けられたアクセル開度センサ5Aなどの所定のセンサからの検出信号や操作子による操作入力情報等に基づき、エンジン関連アクチュエータ7として設けられた所定のアクチュエータを制御することで、エンジンに係る制御を行う。
また、制御部2は、通信部3を介したマスタキー100やサブキー101によるドアのロック操作やアンロック操作、或いはセンサ・操作子類5として設けられた所定の操作子による操作入力情報に基づいてドアロックアクチュエータ8を制御することでドアのロック/アンロックを実行させる。
さらに、制御部2は、イモビライザ機能を実現するための処理を実行する。すなわち、マスタキー100やサブキー101としての携帯機側から受信された認証用情報と記憶部4に記憶されている認証用情報とを用いた認証処理を行い、該認証処理の結果に基づいてエンジン関連アクチュエータ7によりエンジン始動を実行させる処理(エンジン始動制御処理)を実行する。具体的に、本例のエンジン始動制御処理においては、上記の認証処理として、携帯機側から受信した認証用情報と記憶部4に記憶されている認証用情報とを照合しそれらが一致するか否かを判別する。そして、認証用情報が一致し認証が成功した場合はエンジン関連アクチュエータ7によりエンジン始動を実行させ、認証用情報が一致せず認証が失敗した場合はエンジン関連アクチュエータ7によるエンジン始動を実行させないように処理を行う。
なお、携帯機側より認証用情報が暗号化されて送信される場合には、制御部2は、暗号化された状態の認証用情報を復号化した上で上記の認証処理に用いる。何れにしても、エンジン始動制御処理の際に実行する上記の認証処理としては、携帯機側に記憶された認証用情報と車両1側に記憶された認証用情報とに基づく認証処理が行われればよい。
また、制御部2は、認証用情報についての登録処理を行う。本例の場合、登録処理は、記憶部4に新たな携帯機の認証用情報を追加する処理として実行されるが、詳細については以降で説明する。
<2.操作パタン設定処理>
本実施の形態の車両制御システム0では、上記の登録処理により、登録機200を用いた車両1への認証用情報の追加登録が可能とされている。これにより、マスタキー100以外のサブキー101等によってもエンジン始動を行うことが可能となる。
しかしながら、前述もしたように昨今では正規品でない登録機200の入手が可能となってきており、それらを悪用した車両の盗難が発生しているため、更なるセキュリティの向上が望まれている。
そこで、本実施の形態の車両制御システム0では、車両1の所有者以外の第三者によって新たな認証用情報が登録されてしまうことの防止を図るべく、認証用情報の登録の許可/不許可を決定するにあたり、従前のようにマスタキー認証用情報100Cと車両側マスタキー認証用情報4Aとに基づく認証のみを行うのではなく、操作パタンに基づく認証も併せて行う。
ここで言う操作パタンとは、操作子類5として設けられている例えばスタートボタン5Cやワイパスイッチ5Dなどの所定の操作子を用いて車両1に入力されるものである。具体的に、本例では、操作パタンはスタートボタン5Cを用いたものであるとする。
以下では先ず、車両1に対して操作パタンを設定する処理である操作パタン設定処理について図2のフローチャートを参照しながら説明する。
尚、図2の操作パタン設定処理を始めとして以降で説明する登録処理(図3)及び操作パタン変更処理(図4)は、制御部2が例えば前述したROM等に格納されたプログラムに従って実行するものである。
操作パタンの登録は登録機200を用いて行われる。このため、図2に示す操作パタン設定処理が実行されるにあたっては、既にOBD接続部6にOBDケーブル201を介して登録機200が接続されているとする。このように車両1に接続された登録機200に対して作業者等が操作パタン設定処理を開始させるための操作入力を行ったことに応じて、車両1側にその旨の通知が為され、該通知に応じて制御部2が操作パタン設定処理を開始する。
先ず、制御部2は、ステップS101で操作パタン認証を使用するか否かの選択を受け付けるための処理を実行する。具体的には、登録機200のディスプレイ200aに操作パタンを用いた認証を使用するか否かを選択させるための画面表示を実行させ、作業者等による選択操作の受け付けを行う。
続くステップS102で制御部2は、操作パタン認証を使用するか否かを判別する。すなわち、登録機200に対して行われた選択操作の結果に基づき、後述する登録処理において操作パタン認証を使用するか否かを判別する。
ステップS102において、操作パタン認証を使用しないとの否定結果が得られた場合、制御部2はステップS107に進んで操作パタン認証不使用処理を実行し、図2に示す処理を終える。具体的には、操作パタン認証を使用するか否かを管理するための操作パタン認証使用フラグを「0」とした上で図2に示す処理を終える。尚、操作パタン不使用フラグの初期値は「使用」を表す「1」である。
一方、ステップS102において操作パタン認証を使用するとの肯定結果が得られた場合、制御部2はステップS103に進んで操作パタン入力受付状態に遷移し、ステップS104で操作パタンの入力を促す表示を行うように登録機200に指示を行う。
これに応じて登録機200では、操作パタンの入力を促す表示が表示画面200a上に行われる。
次のステップS105で制御部2は、操作パタンが入力されるまで待機し、操作パタンが入力された場合はステップS106で入力された操作パタンを記憶操作パタンとして設定するための処理を行う。すなわち、入力された操作パタンを記憶部4に記憶操作パタンとして記憶させる。なお、ステップS106では、登録機200に操作パタンの設定が完了した旨の表示を指示する処理を併せて行ってもよい。
制御部2は、ステップS106の設定処理を実行したことに応じて図2に示す操作パタン設定処理を終える。
尚、上記では、一回の操作パタンの入力で操作パタンの設定が完了する例を示したが、入力ミスを防ぐために、二回目の操作パタンの入力を操作者に促し、一回目と二回目の入力操作パタンが一致することを記憶操作パタンの設定条件としてもよい。
<3.登録処理>
続いて、認証用情報の登録処理について図3のフローチャートを参照して説明する。以下では認証用情報の登録の例として、サブキー101に記憶されているサブキー認証用情報101Cを記憶部4に追加登録する例を説明する。
認証用情報の登録も登録機200を用いて行われるものであり、図3に示す登録処理が実行されるにあたっては、既にOBD接続部6にOBDケーブル201を介して登録機200が接続されているとする。登録機200に作業者等が登録処理を開始させるための操作入力を行ったことに応じて、車両1側にその旨の通知が為され、該通知に応じて制御部2が登録処理を開始する。
制御部2は、先ずステップS201でマスタキー100が検出されているか否かを判別する。すなわち、マスタキー100と通信可能な状態であるか否かを判別する。マスタキー100が検出されていなければ、以下のステップS202の認証処理ができないため、制御部2はステップS212に進んで登録NG処理を実行した後、図3に示す処理を終える。ステップS212の登録NG処理としては、例えば登録処理がNGである旨の表示を登録機200に実行させる処理を行う。
一方、マスタキー100が検出されている場合、制御部2はステップS202でマスタキー認証用情報100Cと車両側マスタキー認証用情報4Aとに基づく認証処理を行った上で、ステップS203で認証が成功したか否かを判別する。つまり、通信部3により受信したマスタキー認証用情報100Cと記憶部4に記憶されている車両側マスタキー認証用情報4Aとを照合し、それらが一致しているか否かを判別する。
マスタキー認証用情報100Cと車両側マスタキー認証用情報4Aとが一致せず認証が成功しなかった場合、制御部2は前述したステップS208の登録NG処理を実行して図3に示す処理を終える。
一方、マスタキー認証用情報100Cと車両側マスタキー認証用情報4Aとが一致して認証が成功した場合、制御部2はステップS204に進んで操作パタン認証を使用するか否かを判別する。すなわち、先に説明した操作パタン認証使用フラグが「1」であるか否かを判別する。
ステップS204において操作パタン認証を使用するとの肯定結果が得られた場合、制御部2はステップS205に進んで操作パタンの入力受付状態に遷移し、ステップS206で操作パタンの入力を促す表示を行うように登録機200に指示を行った後、ステップS207で操作パタンが入力されるまで待機する。
操作パタンが入力された場合、制御部2はステップS208で操作パタン認証処理を行い、ステップS209で認証が成功したか否かを判別する。すなわち、入力操作パタンと記憶部4に登録された操作パタンとの照合を行い、それらが一致しているか否かを判別する。
操作パタンの認証が成功しなかったとの否定結果が得られた場合、制御部2はステップS212の登録NG処理を実行して図3に示す処理を終える。
一方、操作パタンの認証が成功したとの肯定結果が得られた場合、制御部2はステップS210の認証成功通知処理として、認証が成功した旨を登録機200に通知する処理を行う。
この通知に応じて登録機200では、例えば「認証が成功しました。」とのメッセージなど認証に成功した旨を表す画面表示がディスプレイ200aにて行われる。
続くステップS211で制御部2は、サブキーの追加登録処理を行う。すなわち、通信可能なサブキー101から送信され通信部3で受信されたサブキー認証用情報101Cを車両側サブキー認証用情報として記憶部4に記憶する。これにより、以降はマスタキー100のみではなくサブキー101を用いたエンジン始動が可能とされる。
制御部2は、ステップS211の追加登録処理を実行したことに応じて図3に示す処理を終える。
また、先のステップS204において、操作パタン認証を使用しないとの否定結果が得られた場合、制御部2は上記のステップS205〜S210の処理をパスしてステップS211に進み、サブキー101の追加登録処理を実行する。すなわち、先の図2に示した操作パタン設定処理において操作パタンの不使用が指示された場合には、認証用情報の登録を行うにあたって従前と同様にマスタキー認証用情報100Cに基づく認証処理のみが行われる。
尚、上記では認証用情報の登録処理として記憶部4に新たな認証用情報を追加登録する例を挙げたが、操作パタンを用いた認証処理は、記憶部4に既に記憶済み(登録済み)の認証用情報を書き換える形態による登録を行う場合にも適用できる。このとき、記憶部4に新たな認証用情報を追加登録するか登録済みの認証用情報を書き換えるかを操作により選択可能としてもよい。
<4.操作パタン変更処理>
図4は、操作パタン変更処理の流れを示すフローチャートである。
操作パタン変更処理は、記憶操作パタンの変更を行うための処理である。記憶操作パタンの変更が可能とされることで、例えば図2の操作パタン設定処理で操作ミス等により意図しない操作パタンが設定されてしまった場合の救済が可能とされる。
記憶操作パタンの変更としても登録機200を用いて行われるもので、図4に示す変更処理が実行されるにあたっては、既にOBD接続部6にOBDケーブル201を介して登録機200を接続されている。このように車両1に接続された登録機200に対して作業者等が操作パタン変更処理を開始させるための操作入力を行ったことに応じて、車両1側にその旨の通知が為され、該通知に応じて制御部2が操作パタン変更処理を開始する。
図4において、制御部2は、先ずはステップS301で記憶操作パタンが設定済みか否かを判別する。記憶操作パタンが設定済みでない場合、制御部2はステップS310で記憶操作パタン変更NG処理を実行し、図4に示す処理を終える。記憶操作パタン変更NG処理では、例えば記憶操作パタンの変更が不可である旨の表示を登録機200に実行させる処理を行う。
一方、記憶操作パタンが設定済みであった場合、制御部2はステップS302で操作パタンの入力受付状態に遷移し、ステップS303で登録機200に記憶操作パタンの入力を促す表示を行うように指示を行う。
続くステップS304で制御部2は、操作パタンが入力されるまで待機し、操作パタンが入力された場合はステップS305で操作パタンが一致するか否かを判別する。
ステップS305において、ステップS304で入力された操作パタンと記憶部4における記憶操作パタンとが一致していないとの否定結果が得られた場合、制御部2はステップS310の記憶操作パタン変更NG処理を実行して図4に示す処理を終える。
一方、ステップS305において入力された操作パタンと記憶操作パタンとが一致しているとの肯定結果が得られた場合、制御部2はステップS306に進んで新規に登録する操作パタンの入力受付状態に遷移し、ステップS307で操作パタン入力を促す表示を登録機200に指示する。
続くステップS308で制御部2は、操作パタンが入力されるまで待機し、操作パタンが入力された場合はステップS309で記憶操作パタン変更処理を行う。すなわち、記憶部4に記憶されている操作パタンを新規に入力された操作パタンへ変更する処理を行う。
制御部2は、ステップS309の変更処理を実行したことに応じて図4に示す処理を終える。
<5.まとめ>
上記のように本実施の形態の車両制御システム0は、互いに無線通信が可能とされた車両1と携帯機(マスタキー100、サブキー101)とを有して構成され、車両1は、携帯機に記憶された携帯機側認証用情報(マスタキー認証用情報100C、サブキー認証用情報101C)と車両1に記憶された車両側認証用情報(車両側マスタキー認証用情報4A、車両側サブキー認証用情報)とに基づく認証処理の結果に基づいてエンジン始動を行うエンジン始動制御処理と、車両1と携帯機の双方に前記認証処理に係る認証用情報が記憶された状態となるように認証用情報についての登録を行う登録処理とを実行する制御部2とを備えている。
そして、制御部2は、車両1の操作子を用いた操作パタンの入力を受け付け、入力された操作パタンを記憶部4に記憶操作パタンとして記憶させる操作パタン設定処理を実行し、登録処理では、前記操作子を用いて入力された操作パタンと記憶操作パタンとに基づく認証処理とそれ以外の認証処理とを実行し、双方の認証処理が共に成功した場合に認証用情報の登録を行っている。
これにより、車両1に対して車両1の所有者本人でなければ知り得ない操作パタンを入力しなければ認証用情報の登録を行うことができない。
従って、車両1の所有者以外の第三者によって認証用情報が登録されてしまうことを防止し、車両盗難に対するセキュリティの向上を図ることができる。
なお、認証用情報の登録処理としては、上記で例示したように携帯機側に記憶されている認証用情報を車両1側に記憶させる形態以外にも、以下のような形態で行われる場合もある。
すなわち、車両1側で生成した認証用情報を登録対象である携帯機(本例ではサブキー101)に記憶させる形態、或いは車両1と登録対象の携帯機の双方で認証用情報を生成し、車両1が生成した認証用情報を携帯機に、携帯機が生成した認証用情報を車両1にそれぞれ記憶させる形態である。
何れにしても、本発明における登録処理としては、車両1と携帯機の双方にエンジン始動時の認証処理に係る認証用情報が記憶された状態となるように認証用情報を登録する処理であればよい。
さらに、上記では、認証用情報の登録の可否を判定するにあたって操作パタンに基づく認証処理とマスタキー認証用情報100Cに基づく認証処理とを行う例を挙げたが、操作パタンに基づく認証処理と共に実行する認証処理はマスタキー認証用情報100Cに基づく認証処理に限定されない。例えば、登録機200と車両1との間でPINコードを用いた認証処理を行ってもよい。具体的には、登録機200を介して入力されたPINコードと記憶部4に記憶されたPINコードとを用いた認証処理を行うものである。
このとき、登録機200と車両1との間で行う認証処理は、上記のような入力PINコードに基づく認証処理に限らず、所定のアルゴリズムを用いた認証処理とすることもできる。具体的には、正規の登録機200に所定の認証コード算出アルゴリズムを実装させておき、正規の登録機200のみが車両1側の送信する認証用情報に応じた認証コードを算出可能としておく。車両1側は、登録機200が算出した認証コードが正規の認証コードであるか認証し、その結果を認証用情報の登録可否に反映させる。
なお、この際、上記の認証コードの算出は、必ずしも登録機200自身が行う必要はなく、登録機200と通信可能に接続された外部装置が行ってもよい。登録機200と外部装置との間の接続は有線/無線を問わず、またインターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークを介した接続でもよい。
また、本実施の形態の車両制御システム0においては、制御部2が、操作パタン設定処理における操作パタンの入力受け付け前に、登録処理において操作パタンを用いた認証を行うか否かを操作に基づき選択する選択処理を実行している。
これにより、車両1の所有者の意思に基づき操作パタンを用いた認証を用いるか否かの選択が行われる。
従って、車両1の所有者の使用態様に応じた車両制御システム0となり、使い勝手の良いシステムとすることができる。
さらに、本実施の形態の車両制御システム0においては、制御部2は、記憶操作パタンの変更を行う操作パタン変更処理を実行可能とされ、操作パタン変更処理では、操作子を用いて入力された操作パタンと記憶操作パタンとが一致することを条件に記憶操作パタンの変更を行っている。
これにより、車両1に対して車両1の所有者本人でなければ知り得ない操作パタンを入力しなければ記憶操作パタンの変更を行うことができない。
従って、記憶操作パタンを悪意のある第三者によって変更される虞れが低減され、車両1の盗難に対するセキュリティをより一層向上させることができる。
<6.変形例>
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記で例示した具体例に限定されるべきものではない。
例えば、上記では、操作パタン設定処理において操作パタン認証を使用しないことが選択がされた場合に、登録処理において操作パタンに基づく認証処理以外の認証処理のみを行うこととしたが、操作パタン設定処理において操作パタン認証を使用しないことが選択がされた場合は、認証用情報の登録を不可としてもよい。これにより、セキュリティの向上を図ることができる。
また、上記では、操作パタン設定処理(図2)、登録処理(図3)、変更処理(図4)の全てが登録機200を用いて行われる場合を例示したが、これらの処理のうち少なくとも何れかが登録機200を用いずに行われる場合にも本発明は好適に適用できる。登録機200を用いない処理については、例えば車両1に対する所定の操作入力に応じて開始すればよい。
さらに、上記では、操作パタンの認証処理が1度でも失敗した場合は認証用情報の登録を不可とする例を挙げたが、操作パタンの認証処理の失敗回数が2回以上の所定回数に達した場合に認証用情報の登録を不可とすることもできる。
また、上記では、操作パタンが1種の操作子のみを用いた操作パタンである場合を例示したが、操作パタンは複数の操作子を用いた操作パタンであってもよい。また、用いる操作子としては前述したスタートボタン5Cやワイパスイッチ5Dに限定されるべきものではなく、例えばブレーキペダルを用いた操作パタン(ブレーキスイッチ5Bのオン/オフパタン)やドアフックの操作パタンなど多様に考えられる。
0…車両制御システム、1…車両、2…制御部、3…通信部、4…記憶部、4A…車両側マスタキー認証用情報、5…センサ・操作子類、100C…マスタキー認証用情報、101C…サブキー認証用情報

Claims (3)

  1. 互いに無線通信が可能とされた車両と携帯機とを有して構成された車両制御システムであって、
    前記車両は、
    前記携帯機に記憶された携帯機側認証用情報と前記車両に記憶された車両側認証用情報とに基づく認証処理の結果に基づいてエンジン始動を行うエンジン始動制御処理と、前記車両と前記携帯機の双方に前記認証処理に係る認証用情報が記憶された状態となるように前記認証用情報についての登録を行う登録処理とを実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記車両の操作子を用いた変更可能な操作パタンを設定するための入力操作を受け付け、該入力操作により入力された操作パタンを記憶部に記憶操作パタンとして記憶させる操作パタン設定処理を実行し、前記登録処理により登録済みの前記携帯機に記憶された携帯機側認証用情報と前記車両に記憶された車両側認証用情報とに基づく第1認証処理を実行し、該第1認証処理が成功した場合に、前記操作子を用いて入力された操作パタンと前記記憶操作パタンとに基づく第2認証処理を実行し、該第2認証処理が成功した場合に未登録の前記携帯機について前記登録処理が可能となる
    車両制御システム。
  2. 前記制御部は、
    前記操作パタン設定処理における前記操作パタンの入力受け付け前に、前記登録処理において前記操作パタンを用いた認証を行うか否かを操作に基づき選択する選択処理を実行する
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記制御部は、
    前記記憶操作パタンの変更を行う操作パタン変更処理を実行可能とされ、
    前記操作パタン変更処理では、前記操作子を用いて入力された操作パタンと前記記憶操作パタンとが一致することを条件に前記記憶操作パタンの変更を行う
    請求項1又は請求項2に記載の車両制御システム。
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