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JP6274675B2 - ステアリングホイール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグモジュールがホーン操作部に一体に組み付けられたステアリングホイール構造に関する。
本願は、2013年12月27日に、日本に出願された特願2013−271545号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
運転席側に設置されるエアバッグ装置の多くは、ステアリングホイールのホーン操作部の内側にエアバッグモジュールが一体に組み付けられている。この場合、ステアリングシャフトに支持されるステアリングホイール本体には、ホーン操作部とエアバッグモジュールを一体に組み付けたホーンブロックが取付ピンによって取り付けられている。
この種のステアリングホイールの構造として、取付ピンの一部にゴム弾性体を介在させ、ホーンブロックとゴム弾性体によって、ステアリングホイールの振動を抑制するためのダイナミックダンパを構成するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のステアリングホイール構造は、取付ピンが、ホーンブロック側に係止される第1ピンブロックと、ステアリングホイール本体側に係止される第2ピンブロックと、第1ピンブロックと第2ピンブロックを連結するゴム弾性体と、を備え、第2ピンブロックがステアリングホイール本体に対して所定ストローク分だけ軸方向変位可能とされている。そして、ステアリングホイール本体とホーンブロックとの間には、ホーンブロックが設定ストローク以上押し込み操作されたときにホーンを作動させるホーン接点が設けられ、ステアリングホイール本体と第2ピンブロックとの間には、ホーンブロックを初期位置に向けて付勢するホーンスプリングが介装されている。
この構造を採用したステアリングホイールでは、ステアリングホイールにエンジン振動や走行振動等の振動が入力されると、ホーンブロックの質量と取付ピンのゴム弾性体とがダイナミックダンパのダンパマスとばねとして機能し、ホーンブロックの共振によって入力振動を抑制する。また、ホーンブロックがステアリングホイール本体方向に押し込み操作されると、ホーンスプリングの圧縮変形とともに取付ピンが軸方向にストロークし、ホーンブロックが設定ストローク以上押し込み操作された時点で、ホーン接点の接触によってホーンが作動する。
国際公開第2013/077215号
ところで、特許文献1に記載のステアリングホイール構造においては、ホーン操作時にホーンブロックが押し込み操作されると、ホーンブロックから取付ピンの第1ピンブロックに入力された荷重がゴム弾性体を介して第2ピンブロックに入力され、第2ピンブロックがホーンスプリングを圧縮変形させつつ、ホーンブロック全体が押し込み方向に変位する。このステアリングホイール構造の場合、ホーン操作時には、操作荷重がゴム弾性体を通してホーンスプリングに入力されることになるため、ホーンの操作性やゴム弾性体の耐久性を考慮すると、ゴム弾性体の剛性をある程度以上に低く設定することが難しい。このため、ダイナミックダンパとしての振動抑制チューニングが難しいのが実情である。
本発明の態様は、ホーンの操作性や弾性体の耐久性を維持しつつ、弾性体の剛性を充分に低く設定できるようにして、振動抑制効果を容易に高めることができるステアリングホイール構造を提供する。
本発明に係るステアリングホイール構造では、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
(1)本発明の一態様に係るステアリングホイール構造は、ステアリングシャフトに支持されるステアリングホイール本体と、ホーン操作部とエアバッグモジュールが組み付けられたホーンブロックと、前記ホーンブロックを前記ステアリングホイール本体に支持させる支持ブロックと、前記ホーンブロックが設定ストローク以上押し込み操作されたときにホーンを作動させるホーン接点と、前記ホーンブロックを初期位置に向けて付勢するホーンスプリングと、を備え、前記支持ブロックは、前記ホーンブロック側に係止される第1ピンブロックと、前記ステアリングホイール本体側に係止される第2ピンブロックと、前記第1ピンブロックと前記第2ピンブロックとを弾性変位可能に、かつ常時荷重伝達可能に連結する弾性体と、を有し、前記ホーンスプリングが前記ステアリングホイール本体と前記第2ピンブロックとの間に介装されるステアリングホイール構造において、前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部を、前記弾性体を迂回して前記第2ピンブロックに伝達する荷重バイパス部材が設けられ、前記荷重バイパス部材は、前記第2ピンブロックに固定される係止固定部と、前記弾性体と前記第1ピンブロックとの周域を取り囲む囲繞壁と、を有し、前記囲繞壁は、前記ホーンブロックが初期位置の近傍にあるときに、前記ホーンブロック側に対して非接触状態とされ、前記ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されたときに、端面が前記ホーンブロック側に当接することで、前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部が、前記弾性体を迂回して前記第2ピンブロックに伝達されるように構成されている。
本発明の場合、ホーンブロックが押し込み操作されない間は、荷重バイパス部材の囲繞壁は、ホーンブロック側に対して非接触状態とされ、ホーンブロックは、支持ブロックの弾性体を介して弾性変位可能に支持されている。この状態でエンジン振動や走行振動等の振動がステアリングホイールに入力されると、ホーンブロックをダンパマス、弾性体をばねとした振動系が共振し、それによってステアリングホイールの振動が抑制される。また、ホーンブロックが押し込み操作されると、支持ブロックのゴム弾性体が若干圧縮され、ホーンブロックの押し込み操作量が所定量以上になったところで、荷重バイパス部材の囲繞壁の端面がホーンブロック側に当接する。この状態からホーンブロックがさらに押し込み操作されると、操作荷重の一部が荷重バイパス部材の囲繞壁を介して第2ピンブロックに入力され、第2ピンブロックがホーンスプリングを圧縮変形させつつステアリングホイール本体方向に変位する。これにより、ホーンブロックが設定ストローク以上押し込み操作された時点でホーン接点が接触し、ホーンが作動する。
この構成により、弾性体の弾性変形に伴って第1ピンブロックが第2ピンブロックに対して径方向に過大に変位しようとした場合には、第1ピンブロックが荷重バイパス部材の囲繞壁と当接し、それによって第1ピンブロックの変位が規制される。これにより、ホーンブロックの操作性の低下が抑制されるとともに、弾性体の劣化が未然に防止される。
(2)上記(1)に記載のステアリングホイール構造では、前記ホーンブロック側と当接する前記囲繞壁の端面は環状の平坦面によって構成されてもよい。
この構成により、ホーンブロックに操作荷重が入力されると、ホーンブロックが囲繞壁の環状の平坦面に当接し、ホーンブロックから荷重バイパス部材に周方向でほぼ均等に荷重が伝達されるようになる。
(3)上記(1)または(2)に記載のステアリングホイール構造では、前記ホーンスプリングと前記第2ピンブロックの間には、前記荷重バイパス部材の一部が介装され、前記荷重バイパス部材には、前記ホーンスプリングの一端側が取り付けられるスプリング係止部が設けられてもよい。
この構成により、荷重バイパス部材の係止固定部を第2ピンブロックに固定し、荷重バイパス部材のスプリング係止部にホーンスプリングを予め取り付けておき、その状態で取付ピンをステアリングホイール本体に容易に組み付けることが可能になる。
(4)上記(3)に記載のステアリングホイール構造では、前記第1ピンブロックの前記弾性体との連結部と逆側の端部は前記ホーンブロック側に一体に結合され、前記第2ピンブロックの前記弾性体との連結部と逆側の端部は、前記ホーンスプリングの他端側を前記ステアリングホイール本体側に当接させた状態で、前記ステアリングホイール本体側にスナップフィット構造によって係止されてもよい。
この場合、ホーンブロックの組み付け時には、荷重バイパス部材の係止固定部を第2ピンブロックに固定し、荷重バイパス部材のスプリング係止部にホーンスプリングを取り付け、第1ピンブロックをホーンブロック側に予め取り付けておく。この状態からホーンブロックをステアリングホイール本体の所定の取付位置にセットし、その状態で支持ブロックの第2ピンブロックの端部を、スナップフィット構造によってステアリングホイール本体に係止する。
(5)本発明の別の態様に係るステアリングホイール構造は、ステアリングシャフトに支持されるステアリングホイール本体と、ホーン操作部とエアバッグモジュールが組み付けられたホーンブロックと、前記ホーンブロックを前記ステアリングホイール本体に支持させる支持ブロックと、前記ホーンブロックが設定ストローク以上押し込み操作されたときにホーンを作動させるホーン接点と、前記ホーンブロックを初期位置に向けて付勢するホーンスプリングと、を備え、前記支持ブロックは、前記ステアリングホイール本体側に係止されるピンブロックと、前記ホーンブロック側と前記ピンブロックとを弾性変位可能に、かつ常時荷重伝達可能に連結する弾性体と、を有し、前記ホーンスプリングが前記ステアリングホイール本体と前記ピンブロックとの間に介装されるステアリングホイール構造において、前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部を、前記弾性体を迂回して前記ピンブロックに伝達する荷重バイパス部材が設けられ、前記荷重バイパス部材が、前記ピンブロックに設けられた当接座に向けて突出するように前記ホーンブロックに設けられた、内部に前記弾性体が配置される筒状部を有し、前記筒状部は、前記ホーンブロックが初期位置の近傍にあるときに、前記ピンブロック側に対して非接触状態とされ、前記ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されたときに、端部が前記ピンブロック側の当接座に当接することで、前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部が、前記弾性体を迂回して前記ピンブロックに伝達されるように構成されている。
この構成により、ホーンブロックが押し込み操作されない間は、ホーンブロックが弾性体を介してピンブロックに弾性変位可能に支持されており、ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されると、荷重バイパス部材の筒状部の端部がピンブロック側の当接座に当接して、操作荷重の一部が弾性体を迂回してピンブロックに伝達されるようになる。したがって、簡単な構造でありながら、弾性体の剛性を低く設定してもホーンの操作性や弾性体の耐久性の低下を抑制できる。
また、上記の構成により、弾性体の弾性変形に伴ってホーンブロックがピンブロックに対して径方向に過大に変位しようとした場合には、弾性体の変形が荷重バイパス部材の筒状部によって規制され、それによってホーンブロックの径方向の変位が規制される。これにより、ホーンブロックの操作性の低下が抑制されるとともに、弾性体の劣化が未然に防止される。また、この構成の場合、ピンブロック側には荷重バイパス部材の筒状部の端部に当接可能な当接座を設けるだけで良いため、ピンブロック側の構造を簡素化することができる。さらに、ホーンブロックの径方向の変位の規制時には、弾性体の変形が筒状部によって規制されるだけでピンブロックが直接筒状部に当接しないため、当接騒音の発生も未然に防止することができる。
(6)上記(5))に記載のステアリングホイール構造では、前記当接座には、前記ホーンスプリングの一端側が取り付けられるスプリング係止部が設けられてもよい。
この構成により、ステアリングホイール本体へのホーンブロックの組付時に、ピンブロックの当接座にホーンスプリングを予め取り付けておくことが可能になる。したがって、ホーンブロックの組み付け作業が容易になる。
本発明の態様によれば、ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部を弾性体を迂回して支持ブロックの第2ピンブロックに伝達する荷重バイパス部材が設けられる。その荷重バイパス部材が、ホーンブロックが初期位置の近傍にあるときに、当該ホーンブロック側に対して非接触状態とされ、ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されたときに、荷重バイパス部材の囲繞壁の端面がホーンブロック側に当接することで、ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部が、弾性体を迂回して第2ピンブロックに伝達されるように構成されている。
また、本発明の別の態様によれば、ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部を弾性体を迂回して支持ブロックのピンブロックに伝達する荷重バイパス部材が設けられる。その荷重バイパス部材が、ホーンブロックが初期位置の近傍にあるときに、ピンブロック側に対して非接触状態とされ、ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されたときに、荷重バイパス部材の筒状部の端部がピンブロック側の当接座に当接することで、ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部が、弾性体を迂回してピンブロックに伝達されるように構成されている。
そのため、ホーン操作時に過大な荷重が支持ブロックの弾性体に作用しなくなる。このため、支持ブロックの弾性体の剛性を充分に低く設定しても、ホーンの操作性や弾性体の耐久性の低下を抑制することができる。
したがって、本発明によれば、ホーンの操作性や弾性体の耐久性を維持しつつ、振動抑制効果を容易に高めることができる。
本発明の一実施形態に係る車両の車室内を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングホイールの図1のII−II断面に対応する断面図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングホイールの図2のIII部分の拡大図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングホイールのフローティング支持部の構成部品の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングホイールのフローティング支持部の構成部品の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングホイールのフローティング支持部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングホイールのフローティング支持部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るステアリングホイールのフローティング支持部の断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る車両の車室内の運転席を示す図である。図2は、図1の運転席のII−II断面に対応するステアリングホイール1の断面図である。図3は、図2の一部を拡大して示した図である。
これらの図に示すように、ステアリングホイール1は、インストルメントパネル2から車室内側後方に突出するステアリングシャフト3の先端部に、運転者によって把持されるステアリングホイール本体4が取り付けられる。ステアリングホイール1は、ステアリングホイール本体4の中央領域にホーン操作部であるステアリングパッド5が配置されている。
以下の説明において、軸方向とは、特別に断らない限り、図中矢印A方向で示すステアリングシャフト3の長手方向を意味するものとする。また、同様に軸直角方向とは、特別に断らない限り、図中矢印B1−B4方向で示すステアリングシャフト3の長手方向と直交する方向を意味するものとする。
ステアリングホイール本体4は、中央のカバー部6(図2,図3参照)と、カバー部6の周囲から径方向外側に延びる複数のスポーク部7と、複数のスポーク部7の延出端に接続された環状のリム部8と、を備えている。これらのカバー部6、スポーク部7、リム部8の各内部には芯金9が埋設され、芯金9の外側が合成樹脂によって覆われている。カバー部6に埋設された芯金9のボス部9aは、ステアリングシャフト3の先端に嵌合してナット10によって締結固定されている。
ステアリングホイール本体4の中央のカバー部6と外周側のリム部8との間には、車体前方側に窪む凹状空間11が設けられている。その凹状空間11には、エアバッグモジュール12とステアリングパッド5とが一体化されたホーンブロック13が配置されている。
エアバッグモジュール12は、図2,図3に示すように、高圧ガスを発生するインフレータ14と、インフレータ14の後方(車室側)に折り畳まれた状態で配置されるエアバッグ15と、エアバッグ15の開口部を挟む第1リテーナ16及び第2リテーナ17と、を備えている。エアバッグ15の開口縁は、第1リテーナ16と第2リテーナ17とに上下を挟み込まれた状態で、これら第1,第2リテーナ16,17とともに、インフレータ14の外周のフランジ部14aにボルト18及びナット19によって締結固定されている。
エアバッグモジュール12の後面(車室側面)は、ホーン操作部であるステアリングパッド5によって覆われている。ステアリングパッド5の外周縁部からは、前方側に向けて連結壁20が突設されている。その連結壁20が第2リテーナ17の外周縁部にボルト21及びナット22によって締結固定されている。こうして、エアバッグモジュール12とステアリングパッド5とが一体化されて構成されたホーンブロック13は、3個のフローティング支持部23によってステアリングホイール本体4の芯金9にフローティング状態で係止されている。
この実施形態の場合、フローティング支持部23は、ステアリングシャフト3を中心として上部の左右両側に2箇所と、下部の中央に1箇所設けられているが、これらの構造は全て同一構造とされている。なお、図2には、ステアリングシャフト3の上部の左右両側の2箇所のフローティング支持部23が示されている。
フローティング支持部23は、ホーンブロック13の設定ストローク以上の軸方向の押し込み変位を許容した状態で、ホーンブロック13をステアリングホイール本体4に取り付ける支持ブロックである取付ピン24と、ホーンブロック13を初期位置に向けて付勢するホーンスプリング25と、取付ピン24に一体に取り付けられ荷重バイパス部材を構成するカラー30と、を備えている。取付ピン24は、一端部(車体後方側に位置される側の端部)がホーンブロック13側の第2リテーナ17に係止固定され、他端部(車体前方側に位置される側の端部)がステアリングホイール本体4側のカバー部6に若干の軸方向変位を許容した状態で抜け止め状態で係止される。
また、ホーンブロック13側の第2リテーナ17と、ステアリングホイール本体4側のカバー部6のうちの、軸方向で相互に対向する位置には、ホーンスイッチを構成する一対のホーン接点26A,26Bが取り付けられている。ホーン接点26A,26Bは、ホーンブロック13がホーンスプリング25に付勢されて初期位置の近傍にあるときには、離間状態(非接触状態)とされており、その状態からホーンブロック13が設定ストローク以上押し込み操作されると、相互に接触してホーンを作動させる。
図4,図5は、フローティング支持部23の構成部品を示す斜視図であり、図6は、フローティング支持部23を示す断面図である。
これらの図に示すように、取付ピン24は、第2リテーナ17(ホーンブロック13)に係止固定される第1ピンブロック27と、カバー部6(ステアリングホイール本体4)に係止される第2ピンブロック28(係止部材)と、第1ピンブロック27と第2ピンブロック28とを同軸状態で相互に連結する円柱状のゴム弾性体29と、を有している。第1ピンブロック27と第2ピンブロック28とはステンレス鋼等の金属によって構成され、ゴム弾性体29は、EPDM等のゴムによって構成されている。
第1ピンブロック27は、短軸円柱状に形成され、その一端部に、かしめ固定等によって第2リテーナ17に固定するための固定部31が形成されるとともに、その他端部に、ゴム弾性体29の一端が加硫接着等によって接合されている。また、第2ピンブロック28は、第1ピンブロック27よりも軸長の長い円柱状に形成され、その一端部に、ゴム弾性体29の他端が加硫接着等によって接合されるとともに、その他端部に、円錐状に縮径するテーパ部32が形成されている。
第2ピンブロック28の一端部寄りの外周面には、カラー30を係止固定するための環状の係止溝33が形成されている。他端部寄りの外周面のテーパ部32の拡径側に隣接する部位には、軸直角方向に窪む切欠き溝34が形成されている。ステアリングホイール本体4のカバー部6には、第2ピンブロック28の他端部が挿入される支持孔35が形成されている。カバー部6の前面(車体前方側の面)のうちの支持孔35に臨む領域には、ばね鋼線で構成された係止部材36が配置され、支持孔35を貫通した第2ピンブロック28の切欠き溝34に係止部材36がばね弾性をもって係合されるようになっている。切欠き溝34の溝幅(支持孔35の軸方向に沿う方向の幅)は、係止部材36の外径よりも設定幅広く形成され、切欠き溝34の溝幅と係止部材36の外径との差分だけ、カバー部6に対する第2ピンブロック28の軸方向に沿った変位が許容されるようになっている。
また、カバー部6の支持孔35には、凹状空間11に臨む側(車体後方側から)からガイドブッシュ47が圧入され、第2ピンブロック28が、このガイドブッシュ47によって摺動自在に案内されるようになっている。ガイドブッシュ47には、円筒状の軸部の一端に径方向外側に張り出すフランジ部47aが延設され、そのフランジ部47aが、カバー部6の支持孔35の凹状空間11に臨む側の開口縁部に当接するようになっている。
カラー30は、全体が樹脂材料によって一体に形成され、第2ピンブロック28の係止溝33に固定される係止固定部37と、ゴム弾性体29と第1ピンブロック27の周域を取り囲む囲繞壁38と、を備えている。囲繞壁38は、第2ピンブロック28側に配置される小径筒部38aと、小径筒部38aよりも大径の大径筒部38bと、を有し、大径筒部38bと小径筒部38aとの間に段差面38cが設けられている。小径筒部38aの段差面38cと逆側の端部は縮径方向に屈曲し、その縮径した端部が係止固定部37とされている。また、小径筒部38aから係止固定部37にかけては、軸方向に沿う複数のスリット39が円周方向に離間して設けられ、そのスリット39によって小径筒部38aと係止固定部37が複数の分割片に分割されている。係止固定部37は、スリット39によって複数の分割片に分割されることにより、拡径方向に弾性変形が可能とされている。係止固定部37は、カラー30を取付ピン24に固定する際に、分割片を拡径方向に弾性変形させることにより、その先端部を第2ピンブロック28の係止溝33に嵌合することができる。
カラー30の小径筒部38aの外周面のうちの、段差面38cに近接する部位には、径方向外側に突出する複数の係止フック40(スプリング係止部)が形成されている。この実施形態の場合、係止フック40は、小径筒部38aの外周上の180°離間した位置に二つ設けられている。係止フック40は、ホーンスプリング25をカラー30に組み付けるときに、ホーンスプリング25の一端側部分が係止フック40を乗り越えて押し入れられると、カラー30の段差面38cとの間でその一端側部分を係止固定する(図4参照)。
また、カラー30の大径筒部38bの内径は、第2ピンブロック28の最大外径よりも大径に形成されている。大径筒部38bの段差面38cと逆側の端面は円環状の平坦面によって構成され、その平坦面が第2リテーナ17の前面に対向する。
取付ピン24は、第1ピンブロック27の一端の固定部31が第2リテーナ17にかしめ固定等によって固定され、その状態で取付ピン24上にカラー30が装着される。このときに、カラー30には、予め、ホーンスプリング25の一端側を前述のように係止しておき、その状態でカラー30が、第2ピンブロック28上の係止溝33に嵌合固定される。なお、こうしてカラー30が取付ピン24とともに第2リテーナ17に取り付けられると、カラー30の囲繞壁38は取付ピン24と同軸に配置され、カラー30の大径筒部38bの平坦面は、図6に示すように設定隙間dだけ離間して第2リテーナ17の前面に対向する。
この実施形態の場合、3つのフローティング支持部23(取付ピン24、カラー30、及び、ホーンスプリング25)は、上述のように予めホーンブロック13に組み付けられ、その状態で各取付ピン24の先端部がカバー部6側の対応するガイドブッシュ47と支持孔35とに挿入される。このとき、各取付ピン24の先端部が、ガイドブッシュ47と支持孔35とに挿入されると、カラー30に係止されたホーンスプリング25の端部が対応するガイドブッシュ47のフランジ部47aに当接し、取付ピン24(第2ピンブロック28)の押し込みとともにホーンスプリング25が次第に圧縮される。こうして、取付ピン24がガイドブッシュ47と支持孔35とに挿入されると、取付ピン24の先端側のテーパ部32が係止部材36を押し動かし、取付ピン24が所定量挿入されたところで、係止部材36が弾性復帰して取付ピン24の切欠き溝34内に挿入される。ホーンブロック13は、この結果3つのフローティング支持部23の取付ピン24によってステアリングホイール本体4に係止される。
なお、この実施形態においては、取付ピン24(第2ピンブロック28)のテーパ部32及び切欠き溝34と、係止部材36とが、取付ピン24の端部をステアリングホイール本体4に係止するスナップフィット構造を構成している。
ところで、上述のフローティング支持部23は、ホーンブロック13が初期位置にあるときには、カラー30の囲繞壁38の端面(大径筒部38bの端面)が第2リテーナ17(ホーンブロック13)に対して非接触状態とされている。そして、ホーンブロック13が所定量以上押し込み操作されたときに、第2リテーナ17(ホーンブロック13)がカラー30の囲繞壁38の端面に当接して、カラー30がホーンブロック13から第2ピンブロック28への荷重伝達経路となる。即ち、カラー30は、ホーンブロック13が所定量以上押し込み操作されたときに、ホーンブロック13に加えられた操作荷重の一部を、ゴム弾性体29を迂回して第2ピンブロック28に伝達する荷重バイパス部材を構成する。
また、この実施形態においては、ホーンブロック13と、取付ピン24のゴム弾性体29とが、ステアリングホイール1の振動を抑制するダイナミックダンパを構成している。
ホーンブロック13とゴム弾性体29とによる振動系は、ステアリングホイール1に入力されるエンジン振動や走行振動等の周波数域の振動に共振するようにチューニングされている。
次に、ステアリングホイール1に入力された振動がホーンブロック13とゴム弾性体29とによるダイナミックダンパによって抑制される場合の各部の作動と、ホーン操作のためにホーンブロック13が押し込み操作されるときの各部の作動と、について説明する。
図7は、入力振動がダイナミックダンパによって抑制されるときのステアリングホイール1の挙動を示す図であり、図8は、ホーンブロック13が押し込み操作されたときのステアリングホイール1の挙動を示す図である。
図7に示すように、ホーンブロック13が押し込み操作されない間は、各フローティング支持部23のカラー30は、ホーンブロック13と非接触状態とされている。このとき、ホーンブロック13側は、取付ピン24のゴム弾性体29を介してステアリングホイール本体4側に変位可能に弾性支持されている。
この状態から、エンジン振動や走行振動等がステアリングホイール1に入力されると、ホーンブロック13をダンパマス、ゴム弾性体29をばねとした振動系が共振し、それによってステアリングホイール1の振動が抑制される。
また、ホーン作動のためにホーンブロック13が押し込み操作されると、取付ピン24のゴム弾性体29が若干圧縮された後に、図8に示すように、ホーンブロック13の第2リテーナ17がフローティング支持部23のカラー30の端面に当接し、ホーンブロック13に入力された荷重の一部がカラー30を介して第2ピンブロック28に伝達されるようになる。こうして、カラー30を介して第2ピンブロック28に操作荷重が入力されると、第2ピンブロック28がホーンスプリング25を圧縮させつつ、カバー部6方向(ステアリングホイール本体4方向)に変位する。こうして、ホーンブロック13が設定ストローク以上押し込み操作されると、ホーン接点26A,26Bが接触することによってホーンが作動する。
以上のように、この実施形態に係るステアリングホイール構造では、各フローティング支持部23に、ホーンブロック13に加えられた操作荷重の一部を、ゴム弾性体29を迂回して第2ピンブロック28に伝達するカラー30が設けられる。そのカラー30が、ホーンブロック13が初期位置にあるときにホーンブロック13と非接触状態とされ、ホーンブロック13が所定量以上押し込み操作されたときにホーンブロック13と荷重伝達可能に接触するように構成されているため、ホーン操作時に過大な荷重がゴム弾性体29に作用するのを規制することができる。したがって、このステアリングホイール構造においては、取付ピン24のゴム弾性体29の剛性を充分に低く設定しても、ホーンの操作性が低下したり、ゴム弾性体29の耐久性が低下したりするのを防止することができる。よって、ホーンの操作性やゴム弾性体29の耐久性を犠牲にすることなく、ダイナミックダンパによる振動抑制効果を容易に高めることができる。
また、この実施形態に係るステアリングホイール構造は、フローティング支持部23のカラー30が、第2ピンブロック28に固定される係止固定部37と、ゴム弾性体29と、第1ピンブロック27の周域を取り囲む囲繞壁38と、を有する。そして、ホーンブロック13が所定量以上押し込み操作されたときに、囲繞壁38の端面がホーンブロック13に当接する構成とされているため、ゴム弾性体29の弾性変形に伴って第1ピンブロック27が第2ピンブロック28に対して径方向に過大に変位しようとした場合に、第1ピンブロック27がカラー30の囲繞壁38に当接する。これにより、第1ピンブロック27の径方向の過大な変位がカラー30によって規制される。したがって、この構造を採用することにより、ホーンブロック13が軸直角方向に大きくずれることによる操作性の低下を防止できるとともに、ゴム弾性体29の過大な変形による劣化を未然に防止することができる。
さらに、この実施形態に係るステアリングホイール構造では、カラー30の囲繞壁38の端面が環状の平坦面によって構成されているため、ホーンブロック13からカラー30に周方向でバランス良く荷重を伝達することができる。したがって、ホーンブロック13の操作性がより良好になる。
また、この実施形態に係るステアリングホイール構造においては、カラー30の囲繞壁38に、ホーンスプリング25の一端側が取り付けられる係止フック40が設けられている。そのため、取付ピン24をステアリングホイール本体4に取り付けた状態で、カラー30の係止固定部37を第2ピンブロック28に係止固定し、係止フック40にホーンスプリング25の一端側を予め取り付けておくことができる。このため、ホーンブロック13をステアリングホイール本体4に容易に組み付けることができる。
特に、この実施形態に係るステアリングホイール構造では、第2ピンブロック28の他端部にテーパ部32と切欠き溝34とが形成されている。そして、ステアリングホイール本体4の支持孔35に第2ピンブロック28が挿入されたときに、第2ピンブロック28のテーパ部32に押し動かされて第2ピンブロック28の切欠き溝34内に係合される係止部材36がステアリングホイール本体4側に設けられている。そのため、ホーンブロック13をステアリングホイール本体4の凹状空間11内に位置決めして、各フローティング支持部23の第2ピンブロック28を対応する支持孔35に押し込むだけで、ホーンブロック13をステアリングホイール本体4に極めて容易に組み付けることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、荷重バイパス部材であるカラーが円筒状に形成されているが、荷重バイパス部材は、操作荷重の一部を、ホーンブロックから第2ピンブロックにゴム弾性体を迂回し伝達できるものであれば、円筒状以外の形状であっても良い。
また、ホーンブロックをステアリングホイール本体に支持させる支持ブロックは、ステアリングホイール本体側に係止される係止部材である取付ピンと、ホーンブロック側と取付ピンとを弾性変位可能に連結する弾性体と、を備えた構成とする。そして、荷重バイパス部材は、取付ピン側の当接座に向けて突出するようにホーンブロックに設けられて取付ピン側の当接座に当接可能な突起部を備えた構成とし、ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されたときに、ホーンブロック側の突起部が取付ピン側の当接座に当接するようにしても良い。
この場合、ホーンブロック側の部材(例えば、上記の実施形態の第2リテーナ17)に形成された取付孔に、内部にゴム弾性体を接合したカラーを取り付け、ステアリングホイール本体側に係止されるピンブロックの延出端を、そのカラー内のゴム弾性体に接合するようにしても良い。このとき、カラーの端部をステアリングホイール本体側に突出させ、ピンブロック側の当接座と当接可能な上記の突起部としても良い。また、ピンブロック側の当接座は、ピンブロックの外周面に係止固定される有底円筒状の保持部材によって構成するようにしても良い。この保持部材には、ホーンスプリングの一端部を係止する係止フック等のスプリング係止部を設けることが望ましい。
3 ステアリングシャフト
4 ステアリングホイール本体
5 ステアリングパッド(ホーン操作部)
12 エアバッグモジュール
13 ホーンブロック
24 取付ピン(支持ブロック)
25 ホーンスプリング
26A,26B ホーン接点
27 第1ピンブロック
28 第2ピンブロック(係止部材)
29 ゴム弾性体
30 カラー(荷重バイパス部材)
37 係止固定部
38 囲繞壁
40 係止フック(スプリング係止部)

Claims (6)

  1. ステアリングシャフトに支持されるステアリングホイール本体と、
    ホーン操作部とエアバッグモジュールが組み付けられたホーンブロックと、
    前記ホーンブロックを前記ステアリングホイール本体に支持させる支持ブロックと、
    前記ホーンブロックが設定ストローク以上押し込み操作されたときにホーンを作動させるホーン接点と、
    前記ホーンブロックを初期位置に向けて付勢するホーンスプリングと、を備え、
    前記支持ブロックは、前記ホーンブロック側に係止される第1ピンブロックと、前記ステアリングホイール本体側に係止される第2ピンブロックと、前記第1ピンブロックと前記第2ピンブロックとを弾性変位可能に、かつ常時荷重伝達可能に連結する弾性体と、を有し、
    前記ホーンスプリングが前記ステアリングホイール本体と前記第2ピンブロックとの間に介装されるステアリングホイール構造において、
    前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部を、前記弾性体を迂回して前記第2ピンブロックに伝達する荷重バイパス部材が設けられ、
    前記荷重バイパス部材は、前記第2ピンブロックに固定される係止固定部と、前記弾性体と前記第1ピンブロックとの周域を取り囲む囲繞壁と、を有し、
    前記囲繞壁は、前記ホーンブロックが初期位置の近傍にあるときに、前記ホーンブロック側に対して非接触状態とされ、前記ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されたときに、端面が前記ホーンブロック側に当接することで、前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部が、前記弾性体を迂回して前記第2ピンブロックに伝達されるように構成されていることを特徴とするステアリングホイール構造。
  2. 前記ホーンブロック側と当接する前記囲繞壁の端面は環状の平坦面によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール構造。
  3. 前記ホーンスプリングと前記第2ピンブロックの間には、前記荷重バイパス部材の一部が介装され、
    前記荷重バイパス部材には、前記ホーンスプリングの一端側が取り付けられるスプリング係止部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリングホイール構造。
  4. 前記第1ピンブロックの前記弾性体との連結部と逆側の端部は前記ホーンブロック側に一体に結合され、
    前記第2ピンブロックの前記弾性体との連結部と逆側の端部は、前記ホーンスプリングの他端側を前記ステアリングホイール本体側に当接させた状態で、前記ステアリングホイール本体側にスナップフィット構造によって係止されていることを特徴とする請求項3に記載のステアリングホイール構造。
  5. ステアリングシャフトに支持されるステアリングホイール本体と、
    ホーン操作部とエアバッグモジュールが組み付けられたホーンブロックと、
    前記ホーンブロックを前記ステアリングホイール本体に支持させる支持ブロックと、
    前記ホーンブロックが設定ストローク以上押し込み操作されたときにホーンを作動させるホーン接点と、
    前記ホーンブロックを初期位置に向けて付勢するホーンスプリングと、を備え、
    前記支持ブロックは、前記ステアリングホイール本体側に係止されるピンブロックと、前記ホーンブロック側と前記ピンブロックとを弾性変位可能に、かつ常時荷重伝達可能に連結する弾性体と、を有し、
    前記ホーンスプリングが前記ステアリングホイール本体と前記ピンブロックとの間に介装されるステアリングホイール構造において、
    前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部を、前記弾性体を迂回して前記ピンブロックに伝達する荷重バイパス部材が設けられ、
    前記荷重バイパス部材が、前記ピンブロックに設けられた当接座に向けて突出するように前記ホーンブロックに設けられた、内部に前記弾性体が配置される筒状部を有し、
    前記筒状部は、前記ホーンブロックが初期位置の近傍にあるときに、前記ピンブロック側に対して非接触状態とされ、前記ホーンブロックが所定量以上押し込み操作されたときに、端部が前記ピンブロック側の当接座に当接することで、前記ホーンブロックに加えられた押し込み方向の操作荷重の一部が、前記弾性体を迂回して前記ピンブロックに伝達されるように構成されていることを特徴とするステアリングホイール構造。
  6. 前記当接座には、前記ホーンスプリングの一端側が取り付けられるスプリング係止部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール構造。
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