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JP6265831B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に関するものである。
一般に液晶表示装置を使用して大画面表示を構成するマルチビジョンの場合、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を用いた40から60インチサイズ程度の液晶表示装置を複数組み合わせて構成されている。従来、LCDを使用した液晶表示装置の光源としては冷陰極蛍光ランプ(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)が使用されていた。しかし、近年は光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)をLCDパネルの直下に複数配置して、液晶パネルを背面より照明するバックライトを構成するものが主流である。
液晶表示装置の映像表示部は、液晶パネルの背面に拡散シートおよび拡散板を配置し、それらを通したバックライト光が映像表示部に表示される画像を構成する。バックライトに使用されるLEDは、基本的に液晶パネルのバックライト筐体内に配置され、それらの構成部材全体が板金でカバーされ、さらに板金の背面にはパネル駆動基板等が配置されている。それらの基板と内部LCDモジュールは、リード線で接続された状態で液晶パネルモジュールとして製品化されている。
液晶表示装置においては、上記の液晶パネルモジュールの背面板金部に画像動作のための各種電気部品を収容する筐体(以下「シャーシ筐体」という)が取り付けられた状態で構成されている。さらに、液晶表示装置を安定的に長時間使用可能とするために、シャーシ筐体内にはシャーシ筐体内の部品を冷却する冷却ファンが配置され、シャーシ筐体内の部品の信頼性を確保している。
近年、上記の構成の液晶表示装置を使用して大画面表示を構成するマルチビジョンがパブリックディスプレイ装置として公衆の場所、駅、空港または銀行ロビー等のあらゆる空間に設置されている。特にマルチビジョンを構成する場合には、各液晶表示装置の上下、左右間で付き合わさる映像が表示されない部分(目地幅)はできるだけ小さくなるように設計(狭額フレーム)することが求められている。したがって、狭額フレームを構成する板金には板厚の薄い板金(0.5mm以下)が使用され、狭額フレームは多数のネジ固定によって固定または保持されて使用されている。
液晶表示装置において、バックライトから発生する熱およびシャーシ筐体内の各種電気部品からの発熱によって、液晶表示装置の温度が上昇することが問題となる。そこで、例えば、特許文献1には、液晶パネルモジュールのバックライトから発生する熱およびシャーシ回路(シャーシ筐体内の各種電気部品)からの発熱を速やかに液晶表示装置の筐体外に放出することで、液晶表示装置の機内温度上昇を抑える方法が開示されている。
特開平10−96898号公報
特許文献1に記載の機内温度制御方法では、通常、放熱穴が筐体の適所に配置されるとともに吸気用ファンによって積極的に外気を液晶パネル内に取り込み、それを排気用ファンが筐体内部で熱せられた空気を排気して冷却している。これは冷却構造だけを考えると有効である。しかし、大量の外気が液晶パネル内に吸気されることによって、外気に含まれる微細な塵埃も侵入するため、バックライトおよび拡散板に塵埃が付着して色ムラ等の映像欠点に発展してクレームとなる事象が発生している。
特に業務用等で使用されるマルチビジョンでは使用される環境が駅、空港または銀行ロビー等といったパブリックプレイスで塵埃が発生しやすい厳しい環境であるため、塵埃が液晶パネルモジュール内に侵入しないように防ぐことが大変重要な課題となる。
一般的な液晶表示装置の場合でも、通常、シャーシ筐体内に冷却ファンが使用されていてシャーシ筐体内の発熱を外気に排気している。このとき、シャーシ筐体内は冷却ファンの影響によって外気圧に対して負圧状態になっている。さらに、液晶パネルモジュール内も冷却ファンによる負圧状態が影響し、同様に負圧状態になる。
液晶パネルモジュール内の負圧状態について説明する。これは、液晶パネルモジュールの背面にある小さな開口穴、具体的には、シャーシ筐体側からの液晶パネルモジュール制御用配線穴、サービス用のネジ穴、液晶パネルモジュール筐体の板金に発生する僅かな隙間、プラスチック部品の嵌合穴の隙間などがそれにあたる。上記に示すような隙間または開口穴によって、シャーシ筐体側の空間と液晶パネルモジュール内の空間とが貫通した状態になっているため、シャーシ筐体において負圧状態が発生すると液晶パネルモジュール内にも負圧状態が影響されることになる。
上記の隙間または開口穴をなくすために一部はテープ等で覆うことが考えられるが、実際に完全に覆うことは困難であり、対策部品および作業コストが発生することになる。対策した場合にも僅かな隙間または開口穴が残っていれば、液晶パネルモジュール内は負圧状態となるため、液晶表示装置の信頼性能が低下する。
上記の通り、液晶パネルモジュール内が外気に対して負圧状態になることによって、液晶パネルモジュール内には外気が侵入し続けるため、外気に含まれる微細な塵埃等の汚れが拡散板および液晶パネル等に付着することで、輝度劣化および色むらなどの不具合が発生する。
そこで、本発明は、外気に含まれる微細な塵埃等の汚れが液晶パネルモジュール内の部品に付着することで発生する輝度劣化および色むらなどの不具合を防止することが可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液晶表示装置は、液晶パネルと、バックライトと、前記液晶パネルおよび前記バックライトを収容する液晶パネル筐体とを有する液晶パネルモジュールと、前記液晶パネルモジュールの背面側に配置されるシャーシ筐体と、前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記液晶パネルを駆動する液晶パネル駆動回路と、前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記シャーシ筐体内に負圧状態を作り出すことにより外気を前記シャーシ筐体内に取り込んで前記液晶パネル駆動回路を冷却する冷却ファンと、前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記シャーシ筐体内を通過して前記冷却ファンに取り込まれる外気を濾過するフィルターと、前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記フィルターを通過した前記冷却ファンの排気の一部を分離し、前記液晶パネル筐体内に送り込むダクトとを備えるものである。
本発明によれば、液晶表示装置は、液晶パネルモジュールと、シャーシ筐体と、液晶パネルを駆動する液晶パネル駆動回路と、シャーシ筐体内に負圧状態を作り出すことにより外気をシャーシ筐体内に取り込んで液晶パネル駆動回路を冷却する冷却ファンと、シャーシ筐体内を通過して冷却ファンに取り込まれる外気を濾過するフィルターと、フィルターを通過した冷却ファンの排気の一部を分離し、筐体内に送り込むダクトとを備える。
したがって、液晶パネル駆動回路を冷却する冷却ファンの排気の一部を利用した上で、液晶パネルモジュールの液晶パネル筐体内に送風することで、液晶パネル筐体内を外気と同じ圧力、または外気よりも高い圧力の状態(正圧状態)に保つことができる。これにより、液晶パネル筐体外からの汚れた空気の侵入を防止できるため、液晶パネル筐体内の液晶パネルおよびバックライト等の部品に塵埃が付着して発生する輝度劣化および色むらなどの不具合を防止できる。
実施の形態1に係る液晶表示装置において、液晶パネルモジュールと送風機構の背面斜視図である。 実施の形態1に係る液晶表示装置において、送風機構の背面斜視図である。 実施の形態1に係る液晶表示装置において、送風機構の断面図である。 実施の形態1に係る液晶表示装置において、冷却ファンの制御に関するブロック図である。 実施の形態2に係る液晶表示装置において、液晶パネルモジュールと送風機構の背面図である。 実施の形態2に係る液晶表示装置において、液晶パネルモジュールと送風機構の断面図である。 図6の部分Aの拡大図である。 前提技術に係る液晶表示装置の背面図である。 前提技術に係る液晶表示装置の右側面図である。 前提技術に係る液晶表示装置の左側面図である。 前提技術に係る液晶表示装置において、液晶パネルモジュールの背面図である。 前提技術に係る液晶表示装置において、液晶パネルモジュールの平面図である。 前提技術に係る液晶表示装置において、液晶パネルモジュールの左側面図である。
<前提技術>
最初に、前提技術に係る液晶表示装置1について説明する。図8は、前提技術に係る液晶表示装置1の背面図であり、図9は、液晶表示装置1の右側面図であり、図10は、液晶表示装置1の左側面図であり、図11は、液晶パネルモジュール2の背面図であり、図12は、液晶パネルモジュール2の平面図であり、図13は、液晶パネルモジュール2の左側面図である。
図8から図10に示すように、液晶表示装置1は、液晶パネルモジュール2と、シャーシ筐体4とを備え、シャーシ筐体4は、液晶パネルモジュール2の背面側に配置されている。より具体的には、液晶表示装置1は、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3の背面にシャーシ筐体4が一体化されて構成されている。シャーシ筐体4の背面および側面には複数の放熱穴4aが配置されている。また、液晶パネル筐体3の背面においてシャーシ筐体4が設けられていない部分にも複数の放熱穴3aが配置されている。
シャーシ筐体4の背面において、上端部の中央部に配置された放熱穴4aの奥側(シャーシ筐体4内)には、例えば2つの冷却ファン(図示省略)が配置されている。冷却ファンによって外気がシャーシ筐体4内に取り込まれて、シャーシ筐体4内の空気が排気される。なお、図8は、シャーシ筐体4の背面の板金を取り外した状態を示し、また、図8の矢印は、排気される空気の流れを示している。ここで、シャーシ筐体4は、液晶パネルモジュール2における画像動作のための各種電気部品を収容するための筐体である。
次に、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3について説明する。
図11から図13に示すように、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3には小さな開口穴および隙間が存在する。例えば、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3の制御用配線穴3b、サービス用のネジ穴3c、および液晶パネル筐体3の板金に発生する小さな隙間3dなどである。これらの小さな開口穴または隙間によって、シャーシ筐体4側の空間と液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3内の空間とが貫通した状態になっているため、シャーシ筐体4の負圧状態が発生すると液晶パネル筐体3内にも負圧状態が影響していた。このため、外気に含まれる微細な塵埃等の汚れが液晶パネル筐体3内の部品に付着して輝度劣化および色むらなどの不具合が発生していた。
本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置においては、外気に含まれる微細な塵埃等の汚れが液晶パネル筐体3内の部品に付着することで発生する輝度劣化および色むらなどの不具合を防止している。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図1から図3を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る液晶表示装置において、液晶パネルモジュール2と送風機構20の背面斜視図であり、図2は、送風機構20の背面斜視図であり、図3は、送風機構20の断面図である。なお、実施の形態1において、前提技術で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。また、適宜、図8から図13を参照しながら説明する。
実施の形態1に係る液晶表示装置は、前提技術の場合と同様に、シャーシ筐体と、液晶パネルモジュール2とを備え、シャーシ筐体は、液晶パネルモジュール2の背面側に配置されている。より具体的には、液晶表示装置は、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3の背面にシャーシ筐体が一体化されて構成されている。なお、シャーシ筐体は、前提技術において説明したシャーシ筐体4とほぼ同じ構造であるため、詳細な説明を省略する。
液晶表示装置は、さらに、制御部15(図4参照)と、液晶パネル駆動回路16(図4参照)と、送風機構20とを備えている。シャーシ筐体は、液晶パネル駆動回路16、制御部15および送風機構20を収容している。液晶パネルモジュール2は、液晶パネル(図示省略)と、バックライト(図示省略)と、拡散板(図示省略)と、液晶パネル筐体3とを備えている。ここで、図1に示す液晶パネル筐体3は、図11に示した液晶パネル筐体3と同様に、制御用配線穴3b、サービス用のネジ穴3c、および液晶パネル筐体3の板金に発生する小さな隙間3dを有するものとする。
液晶パネル筐体3は、液晶パネルモジュール2を構成する部品である液晶パネル、バックライトおよび拡散板を収容している。液晶パネルは、映像表示部を備え、映像または文字情報などを表示する。バックライトは、液晶パネルの背面側に配置され、拡散板を介して液晶パネルに光を照射する。拡散板は、バックライトから照射された光の輝度を均一化させる。
制御部15は、ROM(図示省略)などに格納されたプログラムに基づいて液晶表示装置1の動作全体を司る。液晶パネル駆動回路16は、制御部15の制御によって、液晶パネルモジュール2における画像動作、すなわち、液晶パネルを駆動する回路である。
図1から図3に示すように、送風機構20は、冷却ファン11と、空気清浄フィルター13(フィルター)と、送風ダクト10(ダクト)と、圧力センサー14と、クリーンボックス12とを備えている。冷却ファン11は、シャーシ筐体内に負圧状態を作り出すことにより外気をシャーシ筐体内に取り込んで液晶パネル駆動回路16を冷却する。冷却ファン11の風上側(下側)にクリーンボックス12が固定され、クリーンボックス12の下側部分に空気清浄フィルター13が取り付けられている。空気清浄フィルター13は、シャーシ筐体内を通過して冷却ファン11に取り込まれる外気を濾過し、外気に含まれる塵埃が取り除いた浄化された空気を冷却ファン11に供給する。
送風ダクト10は、冷却ファン11の風下側(上側かつ前側)に取り付けられ、空気清浄フィルター13を通過した冷却ファン11の排気の一部を分離し、液晶パネル筐体3内に送り込む。具体的には、送風ダクト10の吸気口10aは、冷却ファン11の前側部分のみを覆うことが可能な形状に形成され、冷却ファン11の前側部分を通過した空気は、送風ダクト10に送られる。他方、冷却ファン11の後側部分を通過した空気は、液晶パネル駆動回路16に送風され、液晶パネル駆動回路16を冷却する。
送風ダクト10の排気口は、液晶パネルモジュール2の制御基板および制御用配線穴3b(図11参照)を含む領域を覆うことが可能な形状に形成され、送風ダクト10は、液晶パネル筐体3の背面に設けられた液晶パネルモジュール2の制御用配線穴3bに対して送風を行う。送風ダクト10内を通過した空気は、制御用配線穴3bを通って液晶パネルモジュール2のバックライトに送風される。すなわち、冷却ファン11は、シャーシ筐体内の排熱を目的するとともに、液晶パネルモジュール2の内部へ送風する役割も果たしている。
冷却ファン11からの送風によって液晶パネルモジュール2の内部気圧は、外部気圧と比べて少なくとも同じ気圧か僅かでも高い気圧状態(正圧状態)となるように冷却ファン11の風圧は制御されている。すなわち、液晶パネルモジュール2の内部に対して、外気からの汚れた空気の侵入を防ぐ構造としている。
さらに、図2に示すように、液晶表示装置1は、液晶パネルモジュール2内に浄化された空気を送風するための空気清浄フィルター13を備えている。したがって、空気清浄フィルター13によって塵埃が除去された清浄な空気が、送風ダクト10に送風されている。
図3に示すように、冷却ファン11から排出される清浄な空気は送風ダクト10を通って、液晶パネル筐体3の制御用配線穴3bに送風されるが、送風ダクト10の内部には、圧力センサー14が配置されている。圧力センサー14は、液晶パネル筐体3内に送り込まれる排気の風圧を検出するセンサーである。本実施の形態では、設置スペースの少ない送風ダクト10の内部に配置される圧力センサー14として、例えば、薄くて軽い柔軟性のある高分子シート状の圧力センサーが選択される。圧力センサー14は、信号ケーブル17を介して制御部15に電気的に接続されている。
高分子シート状の圧力センサー14は、曲げ変形量を電圧信号に変換することができるセンサーである。このため、冷却ファン11からの送風によって圧力センサー14に曲げ変形が発生し、その曲げ変形量に応じて変換された電圧信号によって冷却ファン11の回転数が制御される。すなわち、制御部15は、圧力センサー14によって検出された風圧に基づいて、冷却ファン11の回転数を制御する。これにより、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3内に予め定められた風圧を与えることで、液晶パネル筐体3内を予め定められた気圧状態に制御することが可能となる。
ここで、予め定められた気圧状態とは外気圧と同等、または相対的に僅かな正圧状態をいう。これにより、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3内への外気の侵入を防ぐことが可能となり、さらには空気清浄フィルター13の長期使用も可能となる。高分子シート状の圧力センサー14は、変形が保持された場合には、一定の電圧を継続して発生し、冷却ファン11の回転数を一定に保つことができる。
クリーンボックス12に配置されている空気清浄フィルター13に塵埃による目詰まりが発生すると冷却ファン11からの送風量が減り、風圧が低下する。空気清浄フィルター13の目詰まりが進行して予め定められた風圧を下回った場合には、圧力センサー14は、冷却ファン11からの風圧低下によってその変形量が小さくなるため、出力される電圧信号も低下した状態となる。そこで、図4に示すように、この電圧変化に対応して制御部15が作動し、圧力センサー14の変形量を予め定められた値に保つように冷却ファン11の回転数を増加するように調整することで、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3内を予め定められた気圧状態に制御できることになる。
次に、冷却ファン11の制御について説明する。図4は、冷却ファン11の制御に関するブロック図である。通常、制御部15は、圧力センサー14の電圧変化V0を検出した場合、目標正圧Pa0を保つために必要な冷却ファン11への供給電圧をV0として管理する。外気中の塵埃によって空気清浄フィルター13に目詰まりが発生し、送風圧が液晶パネルモジュール2の目標内圧を維持できなくなると、制御部15は、冷却ファン11への供給電圧を上げることで、冷却ファン11の回転数が増加し、目標内圧を維持するように制御する。
空気清浄フィルター13の埃による目詰まりが進行すると冷却ファン11への供給電圧も徐々に高くなって液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3の内圧を予め定められた値に管理することが可能である。制御部15は、圧力センサー14によって検出された風圧に基づいて空気清浄フィルター13の目詰まりを判定する。制御部15は、空気清浄フィルター13の目詰まりが進行していることを判定した場合、すなわち、冷却ファン11の使用限界電圧に到達した場合は、液晶パネル駆動回路16を制御することで、空気清浄フィルター13の交換を推奨するための情報(例えば文字情報)を液晶パネルの映像表示部に表示させる。
以上のように実施の形態1に係る液晶表示装置は、液晶パネルモジュール2と、シャーシ筐体と、液晶パネルを駆動する液晶パネル駆動回路16と、シャーシ筐体内に負圧状態を作り出すことにより外気をシャーシ筐体内に取り込んで液晶パネル駆動回路16を冷却する冷却ファン11と、シャーシ筐体内を通過して冷却ファン11に取り込まれる外気を濾過する空気清浄フィルター13と、空気清浄フィルター13を通過した冷却ファン11の排気の一部を分離し、液晶パネル筐体3内に送り込む送風ダクト10とを備える。
したがって、液晶パネル駆動回路16を冷却する冷却ファン11の排気の一部を利用した上で、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3内に送風することで、液晶パネル筐体3内を外気と同じ圧力、または外気よりも高い圧力の状態(正圧状態)に保つことができる。これにより、液晶パネル筐体3外からの汚れた空気の侵入を防止できるため、液晶パネル筐体3内の液晶パネル、バックライトおよび拡散板等の部品に塵埃が付着して発生する輝度劣化および色むらなどの不具合を防止できる。
液晶表示装置は、送風ダクト10内に配置され、かつ、液晶パネル筐体3内に送り込まれる排気の風圧を検出する圧力センサー14と、圧力センサー14によって検出された風圧に基づいて、冷却ファン11の回転数を制御することで、液晶パネル筐体3内を予め定められた正圧状態に保持する制御部15とをさらに備える。したがって、送風ダクト10の風路上に配置された圧力センサー14によって風圧調整することで、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3内を予め定められた正圧値(目標値)に制御することが可能となり、塵埃を含んだ外気の進入を防ぐとともに、必要最低限の正圧値に抑えることで空気清浄フィルター13の長期使用が可能となる。
制御部15は、圧力センサー14によって検出された風圧に基づいて空気清浄フィルター13の目詰まり状態を判定し、空気清浄フィルター13の目詰まりが進行していることを判定した場合、空気清浄フィルター13の交換を推奨するための情報を液晶パネルの映像表示部に表示させるため、空気清浄フィルター13の目詰まり状況を管理でき、適切な時期に空気清浄フィルター13の交換が可能となる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る液晶表示装置について説明する。図5は、実施の形態2に係る液晶表示装置1において、液晶パネルモジュール2と送風機構20の背面図であり、図6は、液晶パネルモジュール2と送風機構20の断面図である。図7は、図6の部分Aの拡大図であり、図7(a)は液晶パネルの駆動時(ON時)、図7(b)は液晶パネルの非駆動時(OFF時)の場合である。なお、実施の形態2において、前提技術と実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態2においては、送風機構20の圧力センサー14の配置が実施の形態1の場合と異なる。実施の形態1では、圧力センサー14は送風ダクト10内に配置され、圧力センサー14の信号ケーブル17を液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3内から外部へ引き出すための構造上の工夫が多少必要である。
これに対して本実施の形態では、図5から図7(a),(b)に示すように、液晶パネルモジュール2の液晶パネル筐体3の背面に、液晶パネル筐体3内と連通する小さな開口穴3fが設けられ、液晶パネル筐体3の外側において開口穴3fの周辺部に当接する状態で圧力センサー14が配置されている。より具体的には、圧力センサー14は、開口穴3fに嵌合されて取り付けられた取り付け部18内に圧力センサー14の片側が固定される状態で配置され、取り付け部18は開口穴3f側に開口する開口部18aを備えている。
このため、圧力センサー14は、液晶パネルの駆動時においては、液晶パネル筐体3の開口穴3fから流出する空気の風圧を検出することが可能であり、液晶パネルの非駆動時においては、液晶パネル筐体3の開口穴3fを塞ぐことが可能となる。圧力センサー14の信号ケーブル17は、液晶パネル筐体3内に引き込むことなく外部に配置されるため、開口穴3fを開放することなく、信号ケーブル17の引き回しが可能となり、外気からの微細な塵埃等の侵入を防ぐことも可能となり、圧力センサー14の取付け作業性も向上する。
以上のように、実施の形態2に係る液晶表示装置は、液晶パネル筐体3に、液晶パネル筐体3内と連通する開口穴3fが設けられ、液晶パネル筐体3外において開口穴3fの周辺部に当接する状態で配置され、かつ、液晶パネル筐体3内から流出する空気の風圧を検出する圧力センサー14と、圧力センサー14によって検出された風圧に基づいて、冷却ファン11の回転数を制御することで、液晶パネル筐体3内を予め定められた正圧状態に保持する制御部15とをさらに備える。したがって、開口穴3fを開放することなく、信号ケーブル17の引き回しが可能となり、外気からの微細な塵埃等の侵入を防ぐことも可能となり、圧力センサー14の取付け作業性も向上する。
また、開口穴3fの周辺部に当接する状態で配置された圧力センサー14は、液晶パネルの非駆動時に開口穴3fを塞ぎ、液晶パネル筐体3の外部からの空気の侵入を防止するように機能する。したがって、液晶パネルの非駆動時に外気からの微細な塵埃等の侵入を防ぐことが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
2 液晶パネルモジュール、3 液晶パネル筐体、3f 開口穴、10 送風ダクト、11 冷却ファン、13 空気清浄フィルター、14 圧力センサー、15 制御部、16 液晶パネル駆動回路。

Claims (5)

  1. 液晶パネルと、バックライトと、前記液晶パネルおよび前記バックライトを収容する液晶パネル筐体とを有する液晶パネルモジュールと、
    前記液晶パネルモジュールの背面側に配置されるシャーシ筐体と、
    前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記液晶パネルを駆動する液晶パネル駆動回路と、
    前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記シャーシ筐体内に負圧状態を作り出すことにより外気を前記シャーシ筐体内に取り込んで前記液晶パネル駆動回路を冷却する冷却ファンと、
    前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記シャーシ筐体内を通過して前記冷却ファンに取り込まれる外気を濾過するフィルターと、
    前記シャーシ筐体内に配置され、かつ、前記フィルターを通過した前記冷却ファンの排気の一部を分離し、前記液晶パネル筐体内に送り込むダクトと、
    を備える、液晶表示装置。
  2. 前記ダクト内に配置され、かつ、前記液晶パネル筐体内に送り込まれる排気の風圧を検出する圧力センサーと、
    前記圧力センサーによって検出された風圧に基づいて、前記冷却ファンの回転数を制御することで、前記液晶パネル筐体内を予め定められた正圧状態に保持する制御部とをさらに備える、請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶パネル筐体に、前記液晶パネル筐体内と連通する開口穴が設けられ、
    前記液晶パネル筐体外において前記開口穴の周辺部に当接する状態で配置され、かつ、前記液晶パネル筐体内から流出する空気の風圧を検出する圧力センサーと、
    前記圧力センサーによって検出された風圧に基づいて、前記冷却ファンの回転数を制御することで、前記液晶パネル筐体内を予め定められた正圧状態に保持する制御部とをさらに備える、請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 前記制御部は、前記圧力センサーによって検出された風圧に基づいて前記フィルターの目詰まり状態を判定し、前記フィルターの目詰まりが進行していることを判定した場合、前記フィルターの交換を推奨するための情報を前記液晶パネルの画面上に表示させる、請求項2または請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 前記開口穴の周辺部に当接する状態で配置された圧力センサーは、前記液晶パネルの非駆動時に前記開口穴を塞ぎ、前記液晶パネル筐体外からの空気の侵入を防止するように機能する、請求項3記載の液晶表示装置。
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