JP6257445B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本実施形態の燃料供給装置1は、いわゆる下付けタイプの燃料供給装置1であり、図2に示すように、燃料タンク2の下壁2bに形成されている開口2aから挿入され、燃料タンク2の下壁2bに取り付けられて燃料に浸漬される。
図2および図3に示すように、燃料ポンプ3は、略円柱形状に形成されており、燃料ポンプ3の上側に配設されたモータ部30と、燃料ポンプ3の下側に配設されたポンプ部40とを有している。なお以下の説明では、燃料ポンプ3の中心の軸線を中心軸Oとして説明する。また、燃料ポンプ3の中心軸Oに沿う方向を単に軸方向といい、燃料ポンプ3の周方向を単に周方向といい、燃料ポンプ3の径方向を単に径方向という。
モータ部30には、例えば、ブラシ(不図示)付きの直流モータ30aが使用される。モータ部30の中央には出力軸30bが配置されており、モータ部30の上側と、ポンプ部40の下側とにより回動自在に軸支されている。
モータ部30の上側には、ブラシと電気的に接合している一対のモータ端子(不図示)が設けられている。一対のモータ端子には、ハーネス6(図1参照)が接続されており、ハーネス6により外部電源とモータ部30とが電気的に接続されて、外部電源から直流モータ30aを駆動するための電力が供給される。
ポンプ部40は、インペラ49を有する非容積型のポンプが用いられており、インペラ49と、インペラ49の全体を覆うように形成されたポンプケース44とにより構成されている。
インペラ49は、例えば樹脂からなる略円板状に形成された部材であって、モータ部30の出力軸30bに相対回転不能に連結されている。インペラ49の上面および下面には、外周側に複数の羽根部(不図示)が形成されている。これら複数の羽根部の間は、インペラ49の肉厚方向に貫通形成されている。また、インペラ49には、肉厚方向に貫通する燃料流路孔(不図示)が形成されており、直流モータ30aの駆動によりインペラ49が回転すると、燃料が不図示の燃料流路孔を通ってインペラ49の下側から上側に向かって圧送されるようになっている。
図1〜3に示すように、上述のように構成された燃料ポンプ3は、ホルダ部4により支持される。ホルダ部4は、燃料タンク2の下壁2bに固定され燃料ポンプ3の下部を支持するロワーカップ20と、このロワーカップ20に取り付けられ、燃料ポンプ3を上部から覆うアッパーカップ10とにより構成されている。
ロワーカップ20は、上側が開口するように略有底筒状に形成されている。ロワーカップ20は、燃料ポンプ3の下部を覆う周壁21と、略円環状のフランジ部23と、外部に燃料を取り出す燃料取出管25と、外部電源に接続された外部コネクタが嵌着されるコネクタ29と、を有する。ロワーカップ20は、耐油性を有する樹脂材料等により、例えばインジェクション成形により形成されている。
アッパーカップ10は、下側が開口するように略有底筒状になっている。アッパーカップ10は、燃料ポンプ3の上部を覆う周壁11と、吐出ポート31と燃料取出管25を接続する燃料流路部15と、後述する排出管60の排出口60cを覆う筒状部17と、液面検出器を取り付ける取付部19と、を有する。アッパーカップ10は、耐油性を有する樹脂材料等により、例えばインジェクション成形により形成されている。
第1流路15aは、中心軸Oに沿って形成されており、燃料ポンプ3に設けられたチェックバルブ74と連通している。第1流路15aには、チェックバルブ74を介して燃料ポンプ3の吐出ポート31から排出された燃料が流入するようになっている。
第2流路15bは、小径部11bの上面から突出するように形成されている。第2流路15bの中央近傍には、サブ流路15dが下方に向かって形成されており、その先端にはプレッシャレギュレータ76が設けられている。プレッシャレギュレータ76は、燃料流路部15の燃圧を一定に保つものであり、燃料流路部15内に余剰な燃圧が発生した場合に、燃料流路部15内の燃料をアッパーカップ10内に排出している。
第3流路15cは、管状に形成されており、下方に向かって段差により拡径形成されている。第3流路15cの下端の内径は、燃料取出管25の上端の外径と略一致する。これにより、吐出ポート31から吐出され燃料流路部15を流れた燃料は、燃料取出管25へ送られる。
フィルタ排出管91は、サクションフィルタ90の下部から径方向に沿って内方に延び、さらに軸方向に沿って上方に延びている。フィルタ排出管91の上端には、ポンプ部40の燃料吸入管41が接続されている。
図3に示すように、ポンプ部40のロワーケース42の底部には、ロワーケース42の底部を厚さ方向に貫通する脱気孔45が形成されている。脱気孔45は、その開口形状が略円状に形成されている。この脱気孔45は、燃料ポンプ3内で発生したベーパを、ポンプ部40の外部に排出するためのものである。脱気孔45の下部に形成された嵌入部46には、排出管60の接続管部65が嵌入されている。
排出管60は、例えば鉄等の金属により形成された中空状の部材である。排出管60は、下端が開口した本体部61と、本体部61の下端の開口に嵌合される下蓋部62と、を備えている。下蓋部62の上面には、複数の凹部62aが下蓋部62の長手方向に沿って配設されている。排出管60は、これら本体部61および下蓋部62を密着させることで単一の管形状に形成されている。この排出管60は、軸方向に沿って延在する縦管部63と、径方向に沿って延在する横管部64と、横管部64とロワーケース42の脱気孔45とを連通する接続管部65と、が一体的に形成されている。
図4は、図3のIV−IV線に相当する部分における断面図である。
縦管部63は、燃料ポンプ3とホルダ部4との間隙に配置されている。縦管部63の長さは、燃料ポンプ3の軸方向の長さより長く設定されており、燃料ポンプ3の下方から上方に亘って配置されている。縦管部63は、下端部において横管部64の一端部と連なっている。縦管部63の外周には、縦管部63の長さ方向に沿って形成された複数のリブ63fが略等間隔で配置されている(図4参照)。また、縦管部63には、上端部に円筒部63cが形成されている。円筒部63cは、断面形状が略円筒状で、上端部には脱気孔45から排出されたベーパを排出する排出口60cを有する。また円筒部63cには、キャップフィルター66が外嵌されている。
キャップフィルター66は、例えば樹脂等により形成されている。キャップフィルター66は、略有底円筒状の部材における外周面の一部を、その径方向に抜いて窓部を設け、この窓部に例えばメッシュ状のナイロン布等、燃料を濾過可能な多孔部材を設けることで形成されている。キャップフィルター66の開口面積は、排出口60cの開口面積よりも十分に大きくなるように設定される。縦管部63は、このキャップフィルター66がアッパーカップ10の筒状部17に挿入されている。
広流路部63aは、縦管部63の長さ方向に直交する断面形状が略円状に形成されている。また広流路部63aは、縦管部63のうち円筒部63cを除く部分に、その長さ方向に一様に形成されている。
横管部64は、燃料ポンプ3とホルダ部4のロワーカップ20の底部21aとの間隙に配置されている。横管部64の長さは、燃料ポンプの外径よりやや長く設定されており、軸方向視においてロワーケース42の嵌入部46からアッパーカップ10の第2流路15bを跨いで縦管部63の下端部に亘って配置されている。横管部64は、一端部において縦管部63の下端部と連なり、他端部において接続管部65の下端部と連なっている。
広流路部64aは、横管部64の長さ方向に直交する断面形状が略矩形状で、内寸L6が内寸L7と同等に形成されている。この広流路部64aは、横管部64の長さ方向に一様に形成されている。また、この広流路部64aの内寸L6は、縦管部63の広流路部63aの内寸L6と等しくなるように設定されている。これにより、縦管部63と横管部64との接続部において、縦管部63の広流路部63aと横管部64の広流路部64aとが連続的に接続されている。
接続管部65は、略円筒状に形成されている。接続管部65は、横管部64の他端部から軸方向に沿って上方に延在し、ロワーケース42の下面に設けられた嵌入部46に嵌入されている。この接続管部65により、横管部64とロワーケース42の脱気孔45とが連通されている。なお、本実施形態では接続管部65は略円筒状に形成されているが、縦管部63および横管部64のように広流路部および狭流路部を有する構成であってもよい。
具体的には、排出管60内の断面積が小さい場合は、排出管60内のベーパの排出を妨げる主たる要因の一つとして、ベーパとその排出口60c側に滞留する燃料との気液界面において生じる、燃料の表面張力による排出管60の内壁への濡れが挙げられる。この濡れによるベーパの移動を妨げる力は、気液界面における排出管60の内壁と燃料の接触長に依存し、この接触長が長いほどベーパの移動を妨げる力も大きくなる。その接触長は、広流路部に比べて狭流路部のほうが短いため、狭流路部のほうがベーパの移動を妨げる力は弱い。
一方で、ベーパが気液界面に及ぼす圧力の分布は、排出管60の通流方向に直交する面において略一様となる。このため、広流路部と狭流路部とで、ベーパが気液界面に及ぼす力と燃料がベーパの移動を妨げる力とのつり合いが崩れ、ベーパの移動を妨げる力が小さい狭流路部においてベーパの排出が進行する。これにより、排出管60の断面積を小さくしても、ベーパの排出をスムーズに行うことが可能となる。したがって、スムーズなベーパの排出が可能であり、またレイアウト性の優れた燃料供給装置1を得ることができる。
なお、広流路部および狭流路部の断面形状は、図4および図5に示した形状に限られるものではない。例えば、図6に示すように、排出管60は断面視略矩形状の広流路部60aと断面視略円状の狭流路部60bとにより構成されてもよい。また、図7に示すように、排出管60は、断面視略矩形状の広流路部60aと断面視略三角形状の狭流路部60bとにより構成されてもよい。さらに、図8に示すように、排出管60は断面視略円状の広流路部60aと断面視略円状の狭流路部60bとにより構成されてもよい。
さらに、ホルダ部4の内部に、サクションフィルタ90が収納されているタイプに限らず、燃料供給装置1の外部にサクションフィルタを別体で設けるタイプにも、上述の排出管60を適用することが可能である。
Claims (1)
- 燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の燃料を吸入し、内燃機関へ圧送する燃料ポンプと、
前記燃料ポンプ内で発生したベーパを排出する脱気孔と、
一端部が前記脱気孔と接続され、前記脱気孔から排出された前記ベーパを通流させ、前記ベーパを他端部の排出口から排出可能な排出管と、を備え、
前記排出管は、
前記燃料ポンプの軸方向に沿って延在し、一端部に前記排出口が設けられた縦管部と、
前記縦管部の他端部と前記脱気孔との間に接続され、前記縦管部と交差する方向に沿って延在する横管部と、
が一体的に形成されたものであり、
前記縦管部および前記横管部のそれぞれは、
広流路部と、
前記広流路部と連通し、かつ前記広流路部の延在方向に沿って延びるように形成されるとともに、前記広流路部よりも断面積が狭く形成された狭流路部と、
を備え、
前記横管部の前記狭流路部は、前記横管部の前記広流路部の鉛直方向上方に配設されており、
前記横管部は、前記横管部の前記狭流路部と前記縦管部の前記狭流路部とが連なるように、前記縦管部の前記他端部に連なる、
ことを特徴とする燃料供給装置。
Priority Applications (1)
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JP2014104921A JP6257445B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=54778281
Family Applications (1)
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JP2014104921A Active JP6257445B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 燃料供給装置 |
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