JP6252877B2 - 蓄電素子 - Google Patents
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Description
スリットおよび薄肉部の少なくとも一方は、シール体における保護部を含む領域に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、ガス排出部から排出されたガスによってシール体を保護部の位置で破断させやすくなる。
このような構成によると、ガス排出部の全体がシール体によって覆われるため、異物がガス排出部に付着することを確実に防止できる。
このような構成によると、シール体を直線状に破断させることができる。
このような構成によると、ガス排出部を横切るようにしてスリットおよび薄肉部の少なくとも一方を形成できるため、シール体をより破断させやすくなる。
このような構成によると、シール体を破断させやすい位置にスリットおよび薄肉部の少なくとも一方が設定されることになるため、シール体をより破断させやすくなる。
このような構成によると、安価な樹脂製のシート材と粘着剤を用いてシール体を構成することにより、シール体の製造コストを下げることができる。
このような構成によると、シール体の製造コストをさらに下げることができる。
このような構成によると、ガス排出部からガスが排出された際に、シール体がケースからより脱離しにくくなる。
このような構成によると、長辺の一方から他方までシール体が形成されていない構成に比べて、シール体を破断させやすくなり、また平行をなす一対の短辺の一方から他方までシール体が形成されている構成に比べて、ケースから脱離しにくくなる。
このような構成によると、複数の貫通孔により形成されていない構成に比べて、シール体を破断させやすくなる。
本発明の実施形態を図1ないし図5の図面を参照しながら説明する。本実施形態の蓄電素子は、例えば電気自動車やハイブリット自動車等の車両に搭載される非水電解質二次電池10(以下、単に電池という)に適用した場合を例示している。この電池10は、図1に示すように、扁平型をなす発電要素20が角形のセルケース11(ケースの一例)に収容され、このセルケース11内には電解液が充填されてなる。以下、図1における上下方向を電池10の上下方向として、紙面手前側、奥側をそれぞれ前側、後側として説明する。
次に、本発明の実施形態2について図6の図面を参照しながら説明する。本実施形態の電池110は、実施形態1のシール体40の構成を変更したものであって、その他の構成については実施形態1と同じであるため、重複する説明は省略するものとする。本実施形態のシール体50は、安全弁15と同様に、円形の外周形状を有し、安全弁15よりも一回り大きい形態とされている。また、シール体50は、安全弁15と同軸で配置されている。
次に、本発明の実施形態3について図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態の電池210は、実施形態1のシール体40の構成を変更したものであって、その他の構成については実施形態1と同じであるため、重複する説明は省略するものとする。本実施形態のシール体60は、実施形態1のシール体40と同じ外周形状を有している。しかしながら、シール体60は、実施形態1のように粘着材が全面に塗布された貼着部を備えておらず、安全弁15よりも正極端子13側に配された第1貼着部62Aと、安全弁15よりも負極端子14側に配された第2貼着部62Bとを備えている。したがって、各貼着部62A,62Bによって挟まれた領域であって保護部61を除く領域には、粘着剤が塗布されていない非貼着部64が形成されている。また、シール体60は、直線状のスリット63を有し、このスリット63は、各対向部16,16よりも安全弁15の径方向内側に配され、実施形態1のスリット43よりも短い寸法を有している。
次に、本発明の実施形態4について図8および図9の図面を参照しながら説明する。本実施形態の電池310は、実施形態2のシール体50の構成および安全弁15の構成を変更したものである。すなわち、本実施形態の電池310は、実施形態2のように安全弁15がシール体50によって完全に覆われたものではなく、安全弁18の一部が露出するようにシール体70を形成したものである。
次に、本発明の実施形態5について図10の図面を参照しながら説明する。本実施形態の電池410は、実施形態1のシール体40の構成を変更したものである。すなわち、本実施形態の電池410では、実施形態1のように、シール体40にスリット43が形成されている代わりに、シール体80に薄肉部83が形成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではシール体の破断部として複数の貫通孔からなるスリットを例示しているものの、本発明によると、貫通孔である必要はなく、有底の凹部を複数並べたり、薄肉部を形成したりすることで破断部を構成してもよい。
11…セルケース
12…蓋体(セルケース)
15,18…安全弁(ガス排出部)
16,17…対向部
20…発電要素
40,50,60,70,80…シール体
41,51,61,71,81…保護部
42,52,72,82…貼着部
62A…第1貼着部
62B…第2貼着部
43,63,73…スリット
83…薄肉部
53A…第1スリット
53B…第2スリット
Claims (12)
- 発電要素と、
前記発電要素を収容するケースであって、内圧が所定の値に達した時にガスを排出可能な安全弁を有する前記ケースと、
前記ケースに固定されたシール体であって、前記安全弁を覆う保護部を含む前記シール体と、を備え、
前記シール体は、粘着剤が適用された貼着部を含む樹脂製のシート材であって、前記貼着部は前記ケースの外面に貼着されており、
前記シール体は、更に、スリット、及び/又は、前記シール体の他の部分に比べて薄い厚さを有する薄肉部、の少なくとも一方を含み、
前記スリット、及び/又は、前記薄肉部の少なくとも一方は、前記安全弁のうち前記ガスの排出方向と直交する方向に対向する一対の対向部を通らない形態であり、前記シール体のうち、前記安全弁の径方向内側に配されていることを特徴とする蓄電素子。 - 発電要素と、
前記発電要素を収容するケースであって、内圧が所定の値に達した時にガスを排出可能な安全弁を有する前記ケースと、
前記ケースに固定されたシール体であって、前記安全弁を覆う保護部を含む前記シール体と、を備え、
前記シール体は、粘着剤が適用された貼着部を含む樹脂製のシート材であって、前記貼着部は前記ケースの外面に貼着されており、
前記シール体は、更に、スリット、及び/又は、前記シール体の他の部分に比べて薄い厚さを有する薄肉部、の少なくとも一方を含み、
前記スリット、及び/又は、前記薄肉部の少なくとも一方は、前記安全弁のうち前記ガスの排出方向と直交する方向に対向する一対の対向部のいずれか一方のみを通る形態であることを特徴とする蓄電素子。 - 前記シール体は、前記安全弁の全体を覆っている請求項1または請求項2に記載の蓄電素子。
- 前記安全弁は、前記シール体から露出する露出部を有する、請求項1または請求項2に記載の蓄電素子。
- 前記スリット、及び/又は、前記薄肉部の少なくとも一方は、直線状に延びている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の蓄電素子。
- 前記シール体は長方形状とされ、前記スリット、及び/又は、前記薄肉部の少なくとも一方は、前記シール体の短辺方向に延びている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の蓄電素子。
- 前記シール体は一枚のシート材である請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の蓄電素子。
- 前記貼着部は、前記シール体の全面に形成されている請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の蓄電素子。
- 前記ケースは開口を有するセルケースと、前記セルケースの開口を塞ぐ蓋体と、を備え、
前記シール体の外形は前記蓋体よりも小さく、前記貼着部は前記安全弁の周囲に形成されている請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の蓄電素子。 - 前記シール体は、前記スリットを含み、前記スリットは、複数の貫通孔を含む請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の蓄電素子。
- 前記安全弁から排出されたガスが前記スリットを構成する前記複数の貫通孔を抜けていくことで前記スリットが破断しないようになっている請求項10に記載の蓄電素子。
- 前記シール体は前記薄肉部を含み、前記薄肉部は一列に並ぶ複数の薄肉部を含む請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の蓄電素子。
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