JP6252059B2 - ステアリング制御装置 - Google Patents
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Description
[第1実施形態]
<全体構成>
本実施形態の電動パワーステアリングシステム1は、図1に示すように、ドライバによるハンドル(操舵部材)2の操作をモータ6によってアシストするものである。ハンドル2は、ステアリングシャフト3の一端に固定され、ステアリングシャフト3の他端にはトルクセンサ4が接続されており、このトルクセンサ4の他端には、インターミディエイトシャフト5が接続されている。なお、以下の説明では、ステアリングシャフト3からトルクセンサ4を経てインターミディエイトシャフト5に至る軸体全体を、まとめて操舵軸ともいう。また、以下では、操舵軸の回転角を舵角、操舵軸の回転角速度を操舵速度ともいう。
このような構成により、ドライバがハンドル2を回転(操舵)させると、その回転がステアリングシャフト3、トルクセンサ4、およびインターミディエイトシャフト5を介してステアリングギアボックス7に伝達される。そして、ステアリングギアボックス7内で、インターミディエイトシャフト5の回転がタイロッド8の左右移動に変換され、タイロッド8が動くことによって、左右の両タイヤ(操舵輪)10が操舵される。
ECU15は、図2に示すように、ベースアシスト指令(ベース指令値)Tb*を生成するベースアシスト部20と、補正トルク指令Trを生成する補正部30と、ベースアシスト指令Tb*と補正トルク指令Trを加算することによりアシストトルク指令Taを生成する加算器41と、アシストトルク指令Taに基づいてモータ6へ駆動電圧Vdを印加することによりモータ6を通電駆動する電流フィードバック(FB)部42と、を備えている。
ベースアシスト部20は、図3に示すように、負荷推定器21と、目標生成部22と、偏差演算器23と、コントローラ部24とを備えている。
コントローラ部24は、いわゆるPID制御を実現するように構成されており、トルク偏差に基づき、トルク偏差が0になるような、すなわち操舵トルクTsが目標操舵トルクTidに追従するようなアシストトルク(アシスト量ともいう)を発生させるためのベースアシスト指令Tb*を生成する。
以上説明したように、本実施形態では、PID制御を実現するコントローラ部24は、目標操舵トルクTidに対する操舵トルクTsの応答周波数が、第1制御周波数帯の最大周波数以上であり、且つ、第2制御周波数帯の最大周波数以下の範囲にあるように構成されている(図4参照)。
次に第2実施形態について説明する。
上記実施形態では、推定負荷Txから目標操舵トルクTidを生成しているが、本実施形態では、推定負荷Txから生成した第1目標操舵トルクTid1と、操舵トルクTs及び車速Vから生成した第2目標操舵トルクTid2とから目標操舵トルクTidを生成する点が異なっている。
目標生成部22aは、第1目標生成部221と、第2目標生成部222と、加算器25とを備える。
乗算器303は、BPF301により抽出された周波数成分に、車速感応部302で設定された車速感応ゲインKvを乗算する演算を行い、第2目標操舵トルクTid2として出力する。
車速感応部302は、車速Vから車速感応ゲインKvへの変換特性を表す変換マップを用いて、車速感応ゲインKvを生成するように構成されている。車速感応部302で使用する変換マップは、図9に示すように、車速Vが大きくなるほど大きな値となる特性を有する。但し、予め定められたある車速以上では、車速Vの上昇に伴って低下する特性を有する。なお、図9に示す変換特性は、一例であり、車両の諸元やコンセプト等に基づいて設定される。
以上説明したように、本実施形態では、目標生成部22aは、推定負荷Txに基づき基本となるアシスト力を決定づける第1目標操舵トルクTid1に、路面情報を伝達する第2目標操舵トルクTid2を加算して、目標操舵トルクTidを生成するように構成されている。
また、本実施形態は、第2目標操舵トルクTid2を、操舵トルクTsにおける路面情報の周波数帯の信号と、車速Vに応じて設定された車速感応ゲインKvとの積として生成するように構成されている。これによると、車速感応ゲインKvは車速感応部302で使用する変換マップによって車速Vに応じた値に定められるため、路面情報の伝達量を車速Vに応じて調整することができる。
図10は、本実施形態において、路面入力から操舵トルクへの伝達特性を示す特性図である(本実施形態のコントローラ部24の設定特性については、図4を参照)。路面入力から操舵トルクへの伝達特性は、具体的に言うと、路面側からタイヤ10またはラックにホワイトノイズが入力されたときに、どのような周波数成分がハンドル側に操舵トルクTsとして現れるかを示している。
このように、本実施形態では、コントローラ部24の設定特性が(図4で説明したように)適切に設定されているため、車速感応ゲインKvの値によって、路面情報の操舵トルクTsへの伝達量を調整することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。例えば、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。
Claims (4)
- 操舵部材(2)に連結された操舵軸(3、5)で検出される操舵トルクに応じたアシストトルクをモータ(6)によって出力することで操舵特性を制御するステアリング制御装置(15)であって、
少なくとも前記操舵トルクに基づき、路面からの操舵輪(10)に加えられる路面負荷の推定値である推定負荷を求める負荷推定手段(21)と、
前記推定負荷を用いて前記操舵トルクの目標値である目標操舵トルクを生成する目標生成手段(22、22a)と、
前記操舵トルクを前記目標操舵トルクに一致させるように、前記モータを制御するための指令値を生成する指令値生成手段(23、24)と、
を備え、
前記指令値生成手段は、ドライバの操舵に対する応答と路面情報の伝達とに必要な周波数帯を第1の制御周波数帯とし、前記モータのトルク応答周波数帯を第2の制御周波数帯として、前記目標操舵トルクに対する前記操舵トルクの応答周波数が前記第1の制御周波数帯の最大周波数と前記第2の制御周波数帯の最大周波数との間にあるように構成されており、
前記目標生成手段は、
前記推定負荷に基づいて第1目標操舵トルクを生成する第1目標生成部(221)と、
前記路面情報の伝達を調整する第2目標操舵トルクを生成する第2目標生成部(222)と、
を更に備え、
前記第1目標操舵トルクに前記第2目標操舵トルクを加算して前記目標操舵トルクを生成するように構成されていること、
を特徴とするステアリング制御装置。 - 前記第1の制御周波数帯はDC〜30Hzであり、前記第2の制御周波数帯はDC〜200Hzであることを特徴とする請求項1に記載のステアリング制御装置。
- 前記目標操舵トルクに対する前記操舵トルクの応答は、第1の制御周波数帯で−3dB以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング制御装置。
- 前記第2の制御周波数帯より高い周波数で、前記目標操舵トルクに対する前記操舵トルクの応答は、−3dB以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のステアリング制御装置。
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