JP6133612B2 - 清掃具 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は上記に鑑み、短冊片に対し特有の機能を設けることができる清掃具を提供することを目的とする。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明における「清掃具」の一実施の形態である清掃用具100の構成につき説明する。この清掃用具100を用いて清掃される清掃対象としては、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両等の室内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、家具面、衣類、カーテン、寝具、照明、家電品等)や、人体の各構成部位における被清掃面等が挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
清掃用具100は長手方向Yと、この長手方向Yと交差する方向である長手交差方向Xとを有する。なお、長手方向Yと長手交差方向Xとは直交する。
長手方向Yは、清掃体ホルダ110を清掃体140に取り付ける方向である挿入方向Y1と、清掃体ホルダ110を清掃体140から引抜く方向である引抜方向Y2と平行な方向である。この長手方向Y、長手交差方向X、挿入方向Y1、引抜方向Y2が本発明における「長手方向」、「長手交差方向」、「挿入方向」、「引抜方向」に対応する実施構成例である。
そして、長手交差方向中心点XCPを通過する、長手方向Yと平行な直線である長手方向中心線YCLを有する。この長手交差方向中心点XCP、長手方向中心線YCLが、本発明における「長手交差方向中心点」、「長手方向中心線」に対応する実施構成例である。
図2、図3に示すように、清掃体ホルダ110は、ハンドル部120および清掃体保持部130を主体として構成されている。ハンドル部120は、長尺状に形成されており、清掃時にユーザに保持される部材である。ハンドル部120は、ハンドル121と接合部122を有している。接合部122は、清掃体保持部130の基部132に接合されている。そして、ハンドル121は、接合部122から延在する長尺状に形成されている。このハンドル部120が、本発明における「把持部」に対応する実施構成例である。なお、説明の便宜上、図2の上方および下方を清掃体ホルダ110の右側および左側と称す。
具体的には、清掃体保持部220は、ポリプロピレン(PP)が使用されている。なお、清掃体保持部220は可撓性を有する樹脂材料を適宜選択することができる。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーを使用できる。
この清掃体保持部130が、本発明における「保持部」に対応する実施構成例である。この凸部137、138が、本発明における「凸部」に対応する実施構成例である。
この基部132、先端部133、中間部134が、本発明における「連接部」、「先端部」、「延在部」に対応する実施構成例である。
なお、凸部137、138において、保持部材131における先端部133側に設けられた凸部137を第1凸部137とする。また、保持部材131における基部132側に設けられた凸部138を第2凸部138とする。
この第1凸部137、第2凸部138が、本発明における「第1凸部」、「第2凸部」の実施構成例である。
そして、第1凸部137の長手交差方向Xにおける外側方向D1に最も突出した部分は、第2最外部137Xとされる。
この第1最外部134Xが、本発明における「最外部」の実施構成例である。
長手方向中心線YCLと第2最外部137Xとを結ぶ最短直線は、第2最外仮想直線X2とされる。
この第1最外仮想直線X1、第2最外仮想直線X2が、本発明における「第1最外仮想直線」、「第2最外仮想直線」の実施構成例である。
第1最外仮想直線X1は、第2最外仮想直線X2よりも長く形成されている。この構成により後述する作用を奏する。
次に図4〜図7を参照しつつ、清掃体140について説明する。清掃体140は、拭き清掃において清掃対象である被清掃面上の汚れを掻き取る汚れ掻き取り機能を有するシート状の清掃体である。図5、図6に示すように、清掃体140は、平面視で長方形状に形成されている。清掃体140の長辺方向は、繊維集合体を構成する複数の繊維が延在する延在方向が交差する方向と概ね合致する。
この溶着接合部171、172、173が本発明における「接合部」に対応する実施構成例である。
図6に示すように、保持シート160は、清掃体140の長辺方向において、基材シート151よりも長辺方向が短い長方形状の不織布で形成されたシートである。保持シート160は、清掃体140の短辺方向(長手交差方向X)に複数のジグザグ状の短冊片160aが並列状に延在している。また、基材シート151は、清掃体140の短辺方向(長手交差方向X)に複数のジグザグ状の短冊片151aが並列状に延在している。
すなわち、清掃体140における短冊片143は、保持シート160の短冊片160aと、基材シート151の短冊片151aとにより形成される。一方、清掃体140として短冊片143を有していれば足りるものである。すなわち、清掃体140の短冊片143としては、保持シート160の短冊片160aか、基材シート151の短冊片151aかのいずれか一方でも足りるものである。
この短冊片143、160a、151aが、本発明における「短冊片」に対応する実施構成例である。
なお、複数の短冊片143における長手交差方向Xの長さは、それぞれ同一のものである。
この第1清掃体領域141、第2清掃体領域142が、本発明における「第1清掃シート領域」、「第2清掃シート領域142」に対応する実施構成例である。
なお、第1清掃体領域141は、清掃体140における長手交差方向X上の一方の端部のみを含む領域として設けることも可能である。
なお、換言すると、保持空間180は、一対の溶着接合部171、172、173との間における保持シート160の所定領域と、基材シート151の所定領域とにより形成される。この内、保持空間180における清掃用具100の上側(図3の上側)に位置する保持シート160の所定領域を第1挿入領域180Aとする。また、保持空間180における清掃用具100の下側(図3の下側)に位置する基材シート151の所定領域を第2挿入領域180Bとする。この第1挿入領域180A、第2挿入領域180Bが、本発明における「第1挿入領域」、「第2挿入領域」に対応する実施構成例である。
次に図8を参照しつつ、清掃体ホルダ110と清掃体140の係合について説明する。図8に示すように、保持部材131はそれぞれ、保持空間180に挿入が可能とされている。保持部材131が保持空間180に挿入されることで、清掃体140が清掃体ホルダ110に保持される。
すなわち、保持部材131における基部132部分の端部と、先端部133とが第2清掃体領域142に配置される。そして、保持部材131における中間部134の内、特に第1最外部134Xを有する領域が第1清掃体領域141に配置される。
なお、保持部材131の中間部134は、第1最外部134Xを極大値とする曲線状に形成されている。よって、清掃体140を清掃体ホルダ110に保持させた状態にあっては、中間部134の端部側短冊片143から、中間部134の第1最外部134X側の短冊片143に向かい、段階的に短冊片143の剛性を上げることが可能となる。
まず、図9に示すように、清掃体ホルダ110を挿入方向Y1に移動させる。そして、清掃体ホルダ110の先端部133を、清掃体140の開口181に位置決めする。
この際、一対の開口181の間における長手交差方向Xの長さは、一対の先端部133の間における長手交差方向Xの長さよりも短く形成されている。
よって、先端部133を開口181に挿入した状態で、清掃体ホルダ110を挿入方向に移動させると、一対の保持部材131がそれぞれ内側方向D2に湾曲される。
すなわち、清掃体ホルダ110の挿入方向Y1の挿入動作に伴い、第1凸部137が溶着接合部171以外の溶着接合部172、173に接触する可能性を低減することができる。
すなわち、清掃体ホルダ110の第2凸部138が溶着接合部171を乗り越えた後において、一対の保持部材131は、第1最外部134Xまでは内側方向D2に湾曲する方向に動作し、第1最外部134Xを超えると外側方向D1へ復帰する方向へ動作する。これに伴い、第1凸部137も同様の動作を行う。
よって、清掃体ホルダ110の引抜方向Y2の挿入動作に伴い、第1凸部137が溶着接合部171以外の溶着接合部172、173に接触する可能性を低減することができる。
次に、図12〜図14に基づき第1変形例を説明する。なお、第1変形例に係る清掃用具は、第1の実施形態の清掃用具100に比して、清掃体ホルダ110における清掃体保持部130の構成が異なるものである。
保持空間180の開口181の幅は、第1保持部材135と第2保持部材136の左右方向離間距離Wまたは上下方向離間距離Dのうちの大きい方よりも、小さく形成されている。そのため、保持部材131を保持空間180に挿入する過程において、第1弾性部材135と第2保持部材136は、開口181を通過する際に、互いに近接するように弾性変形する。
したがって、繊維集合体152の嵩を高めることによって清掃効果向上を図ることが可能となる。また、繊維集合体152の嵩が高められることによって、被清掃面に対する密着の度合いが高まり、繊維集合体152の汚れが際立ち易く(黒くなり易く)なり、使用者はゴミが確実に捕捉されているという実感が得られることとなり満足度が高まる。
よって、第2領域180Bは、第2テンション付与部190B(第1弾性部材135)から第1テンション付与部190A(第2弾性部材136)に亘り、下から上(図13の下から上)方向へテンションを付与されつつ傾斜される。すなわち、第2挿入領域180Bは、テンション部191を形成する。
さらに、この種の繊維集合体152を有する清掃用具100にあっては、使用前にユーザが清掃具100を振って繊維集合体152を開繊させる場合がある。本発明においては、繊維集合体152が開繊されるべき領域を確保できる。よって、繊維集合体152の開繊状態が良好なものとなる。
次に、図15〜図24に基づき、第2変形例を説明する。第2弾性部材236は、凸部237と、凸部238とを有する。凸部237は、第2弾性部材236の先端部233側に設けられる。凸部238は、第2弾性部材236の基部232側に設けられる。
図16は、清掃体ホルダ210を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ210の保持部材231を、清掃体140の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部237の挿入側領域237Aが、清掃体140の接合部171Aに当接する。この挿入側領域237Aが接合部171Aに最初に当接する点を、挿入開始点237A1とする。この挿入開始点237A1が、本発明における「挿入開始点」に対応する実施構成例である。
この第1の凸部仮想直線L1、第2の凸部仮想直線L2、第1の角度A1が、本発明における「第1の仮想直線」、「第2の仮想直線」、「第1の角度」に対応する実施構成例である。
この場合、凸部237の引抜側領域237Cが、清掃体140の接合部171Aに当接する。この引抜側領域237Cが接合部171Aに最初に当接する点を、引抜開始点237C1とする。この引抜開始点237C1が、本発明における「引抜開始点」に対応する実施構成例である。
この第3の凸部仮想直線L3、第4の凸部仮想直線L4、第2の角度A2が、本発明における「第3の凸部仮想直線」、「第4の凸部仮想直線」、「第2の角度」に対応する実施構成例である。
凸部237をこのように構成することによって、清掃体ホルダ210を清掃体140に装着する際には、スムーズに作業を行うことができる。一方、清掃用具100を使用する際には、清掃体ホルダ210と清掃体140とが分離しにくくなる。
次に、図25〜図26に基づき、第3変形例を説明する。第3変形例に係る清掃体ホルダ310の清掃体保持部330は、第1弾性部材335と第2弾性部材336とにより構成される。第2弾性部材336は、先端部333側の凸部337と、基部332側の凸部338とを有する。先端部333側の凸部337は、第2弾性部材336の先端部333側を外側方向に変形させることにより形成されている。
さらに、このような構造の凸部337については、特に凸部337の挿入側領域337Aがどこから開始するのかが問題となる。
図26は、清掃体ホルダ310を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ310の保持部材331を、清掃体340の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部337が、清掃体340の接合部171Aに当接する。この挿入側領域337Aが接合部171Aに最初に当接する点を、挿入開始点337A1とする。また、この挿入開始点337A1から中間部337Bに亘る部分を、凸部337の挿入側領域337Aとする。
これにより、凸部337のような構造であっても、上述した第3変形例と同様に、挿入開始点337A1と、挿入終了点とを確定することが可能となる。よって、凸部337においても、第1の角度を決定することができる。
次に、図27〜図28に基づき、第4変形例を説明する。図27〜図28においては、便宜上、第2弾性部材436と、先端部側の凸部437の構造のみを説明する。
凸部437は、挿入側領域437Aと、引抜側領域437Cが直線により構成されている。よって、中間領域437Bは点状となる。
このような構造の凸部437の場合、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2とが、中間領域437Bにて一致することとなる。一方、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2が凸部437における同一の部分であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
次に、図29〜図30に基づき、第5変形例を説明する。図29〜図30においては、便宜上、第2弾性部材536と、先端部側の凸部537の構造のみを説明する。
凸部537は、挿入側領域537Aに凹部537AAを有する。
凸部537の場合は凹部537AAが存在しているため、挿入領域537Aと接合部171Aの当接状態は、上述した第2変形例〜第4変形例に係る凸部とは異なるものである。
すなわち、凸部537の挿入領域537Aが挿入開始点(図示せず)から挿入終了点537A1に至るまでに、接合部171Aが凹部537AAを経由する。
一方、仮にこのように挿入領域537Aに凹部537AAを有する構成であっても、あくまで挿入終了点537A2は、挿入側領域537Aが接合部171Aに最後に当接する点である。このことは、引抜側領域537Cが凹部を有する場合であっても同様である。
よって、凸部537が凹部537AAを有する構造であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
この際、例えば清掃体における接合部の形状や、複数存在する接合部の配置形態や、さらには清掃体ホルダの中間部の構成次第においては、長手方向に連続するそれぞれの接合部に対し、第1の角度A1や第2の角度A2が異なった角度となる可能性がある。
このように、複数の第1の角度A1を有する場合は、最も小さい角度を本発明に係る「第1の角度」とする。
さらに、複数の第2の角度A2を有する場合は、最も大きい角度を本発明に係る「第2の角度」とする。
清掃具100は、本発明に係る「清掃具」の一例である。清掃体140は、本発明に係る「清掃シート」の一例である。清掃体ホルダ110、210、310は、本発明に係る「保持具」の一例である。長手方向Yは、本発明に係る「長手方向」の一例である。長手交差方向Xは、本発明に係る「長手交差方向」の一例である。長手交差方向中心点XCPは、本発明に係る「長手交差方向中心点」の一例である。長手方向中心線YCLは、本発明に係る「長手方向中心線」の一例である。外側方向100D1は、本発明に係る「外側方向」の一例である。内側方向100D2は、本発明に係る「内側方向」の一例である。保持空間180は、本発明に係る「挿入部」の一例である。短冊片143、151a、160aは、本発明に係る「短冊片」の一例である。第1清掃体領域141は、本発明に係る「第1清掃シート領域」の一例である。第2清掃体領域142は、本発明に係る「第2清掃体領域」の一例である。本発明に係る「保持部」の一例である。ハンドル部120は、本発明に係る「把持部」の一例である。第1最外部134Xは、本発明に係る「最外部」の一例である。基部132、232、332は、本発明に係る「連接部」の一例である。先端部133、233、333は、本発明に係る「先端部」の一例である。中間部134、234、334は、本発明に係る「延在部」の一例である。凸部137、237、337、437、538、138、238、338は、本発明に係る「凸部」の一例である。清掃体本体150は、本発明に係る「当接シート」の一例である。保持シート160は、本発明に係る「保持シート」の一例である。接合部171、172、173、171Aは、本発明に係る「接合部」の一例である。挿入側領域237A、337A、437A、537Aは、本発明に係る「挿入側領域」の一例である。引抜側領域237C、337C、437C、537Cは、本発明に係る「引抜側領域」の一例である。中間領域237B、337B、437B、537Bは、本発明に係る「中間領域」の一例である。挿入開始点237A1、337A1は、本発明に係る「挿入開始点」の一例である。挿入終了点237A2、437A2、537A2は、本発明に係る「挿入終了点」の一例である。第1の凸部仮想直線L1は、本発明に係る「第1の凸部仮想直線」の一例である。第2の凸部仮想直線L2は、本発明に係る「第2の凸部仮想直線」の一例である。第1の角度A1は、本発明に係る「第1の角度」の一例である。引抜開始点237C1は、本発明に係る「引抜開始点」の一例である。引抜終了点237C2、437C2、537C2は、本発明に係る「引抜終了点」の一例である。第3の凸部仮想直線L3は、本発明に係る「第3の凸部仮想直線」の一例である。第4の凸部仮想直線L4は、本発明に係る「第4の凸部仮想直線」の一例である。第2の角度A2は、本発明に係る「第2の角度」の一例である。
(態様1)
清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具からなる清掃具であって、
該清掃具は、清掃シートに保持具を挿入する方向である長手方向と、
該長手方向と交差する方向である長手交差方向と、
前記清掃具における長手交差方向上の中心である長手交差方向中心点と、
前記長手交差方向中心点を通過する前記長手方向と平行な直線である長手方向中心線と、
前記長手交差方向中心点から前記清掃具が存在しない領域へ向く方向である外側方向と、
前記清掃具が存在しない領域から前記長手交差方向中心点へ向く方向である内側方向と、を有し、
前記清掃シートは、前記保持具が挿入される挿入部と、短冊状の不織布により形成される短冊片と、該短冊片が形成される領域である第1清掃シート領域と、該短冊片が形成されない領域である第2清掃シート領域と、を有し、
前記保持具は、前記清掃シートの挿入部に挿入される保持部と、該保持部に連結されてユーザに把持される把持部と、を有し、
該保持部を前記挿入部に挿入した状態において、前記挿入部が、前記長手交差方向に関して、前記第1清掃シート領域と前記第2清掃シート領域の双方に亘って配置されるよう構成されていることを特徴とする清掃具。
(態様2)
態様1に記載された清掃具において、
前記保持部は、該保持部の前記長手交差方向における前記外側方向に最も突出した部分である最外部を有し、
該保持部を前記挿入部に挿入した状態において、前記挿入部の最外部が、前記第1清掃シート領域に配置されるよう構成されていることを特徴とする清掃具。
(態様3)
態様1または2のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有し、
前記最外部は、前記延在部に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様4)
態様2または3のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記最外部は、前記延在部における前記長手方向の長さを2分した位置に設けられていることを特徴とする清掃具。
(態様5)
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記延在部は、前記第1最外部を極大値とする曲線状に形成されていることを特徴とする清掃具。
(態様6)
態様1〜5のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1清掃シート領域は、前記清掃シートにおける長手交差方向上の両端部にそれぞれ設けられ、前記第2清掃シート領域は、前記一対の第1清掃シート領域の間に設けられることを特徴とする清掃具。
(態様7)
態様1〜6のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記保持具における保持部は、前記外側方向に凸部を有することを特徴とする清掃具。
(態様8)
態様7に記載の清掃具において、
前記清掃具は、前記長手方向と平行な方向である挿入方向と、該挿入方向と反対を向く方向である引抜方向と、を有し、
前記凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
該凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の凸部仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の凸部仮想直線と、前記第1の凸部仮想直線と前記第2の凸部仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の凸部仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の凸部仮想直線と、前記第3の凸部仮想直線と前記第4の凸部仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。
(態様9)
態様1〜8のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
(態様10)
態様9に記載された清掃具において、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記先端部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
(態様11)
態様9または10に記載された清掃具において、
前記挿入部は、前記保持部が挿入される開口部と、前記開口部に連通する内部空間が形成され前記延在部と係合する係合部とを有し、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、当該挿入方向に直交する方向における、前記開口部が形成する開口の断面積よりも前記係合部の前記内部空間の断面積が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
(態様12)
態様11に記載された清掃具において、
前記係合部は、前記清掃シートの厚さ方向に関して、前記開口部よりも、変位量が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
(態様13)
態様11または12のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記開口部は、前記清掃シートの前記長手方向に平行な方向において、所定距離だけ離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されており、
前記係合部は、前記清掃シートの前記長手方向に平行な方向において、前記所定距離よりも長い距離離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されている構成であることを特徴とする清掃具。
(態様14)
態様1〜13のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記一対の延在部は、2つの長尺状部材で構成されており、
2つの前記長尺状部材は、前記連接部で互いに連結されていることを特徴とする清掃具。
(態様15)
態様14に記載された清掃具において、
前記長尺状部材は、弾性変形可能な2つの弾性部材で構成されており、
2つの前記弾性部材は、前記連接部側と前記先端部側で互いに連結されており、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記厚さ方向に離間して配置されていることを特徴とする清掃具。
(態様16)
態様15に記載された清掃具において、
前記中間領域は、前記連接部と前記先端部から等距離に位置する中間部分を含む領域であることを特徴とする清掃具。
(態様17)
態様15または16に記載された清掃具において、
2つの前記弾性部材は、弾性変形によって、前記中間領域における前記厚さ方向の距離と前記厚さ方向に交差する方向の距離が可変であることを特徴とする清掃具。
(態様18)
態様17に記載された清掃具において、
2つの前記弾性部材は、前記厚さ方向において、外力の作用による弾性変形したときの最小厚さに対する、外力が作用しない状態における最大厚さの比率が250%以上であることを特徴とする清掃具。
(態様19)
態様1〜18のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記清掃シートは、前記挿入部と連続するとともに前記長手交差方向へ延びるシート部材からなる短冊片を有し、
前記挿入部は、シート部材からなる第1挿入領域と、シート部材からなる第2挿入領域とにより形成され、
前記保持具における前記保持部は、前記清掃シートの前記第2挿入領域に所定の張力を与えるテンション付与部を有し、
前記清掃シートの挿入部に前記保持具の前記保持部を挿入した状態において、前記保持部の前記テンション付与部により前記清掃シートの前記第2領域が張力を付与されテンション部を形成するとともに、該テンション部における前記長手交差方向の短冊片が、前記第1挿入領域が配置されている方向へ移動されることを特徴とする清掃具。
(態様20)
態様19に記載された清掃具において、
前記テンション付与部は、前記清掃シートの前記第1挿入領域に張力を付与する第1テンション付与部と、前記清掃シートの前記第2挿入領域に張力を付与する第2テンション付与部とからなることを特徴とする清掃具。
(態様21)
態様19または20のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第2テンション付与部は、前記第1テンション付与部よりも前記長手交差方向における内側に配置されていることを特徴とする清掃具。
(態様22)
態様19〜21のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記テンション部は、前記第2テンション付与部から前記第1テンション付与部に亘り形成されることを特徴とする清掃具。
100D1 外側方向
100D2 内側方向
110、210、310 清掃体ホルダ(保持具)
120 ハンドル部(把持部)
121 ハンドル
122 接合部
130、230、330 清掃体保持部(保持部)
131 保持部材(長尺状部材)
132、232、332 基部(連接部)
133、233、333 先端部(先端部)
134、234、334 中間部(延在部)
134X 第1最外部(最外部)
135、335 第1弾性部材(弾性部材)
136、336、436、536 第2弾性部材(弾性部材)
137、237、337、437、537 凸部(第1凸部)
137X 第2最外部
138、238、338 凸部(第2凸部)
138X 第2最外部
237A、337A、437A、537A 挿入側領域
537AA 凹部
237B、337B、437B、537B 中間領域
237C、337C、437C、537C 引抜側領域
237A1、337A1 挿入開始点
237A2、437A2、537A2 挿入終了点
237C1 引抜開始点
237C2、437C2、537C2 引抜終了点
139 押え板
140、240 清掃体(清掃シート)
141 第1清掃体領域(第1清掃シート領域)
142 第2清掃体領域(第2清掃シート領域)
143 短冊片
150 清掃体本体(当接シート)
151 基材シート
151a 短冊片
152 繊維集合体
153 清掃対象側シート
153a 短冊片
160 保持シート(保持シート)
160a 短冊片
170 中央溶着線
171、172、173 溶着接合部
171A 溶着接合部
180 保持空間(挿入部)
180A 第1挿入領域
180B 第2挿入領域
181 開口部
182 中間領域
190、290 テンション付与部
190A 第1テンション付与部
190B 第2テンション付与部
191 テンション部
A1 第1の角度
A2 第2の角度
D 上下方向離間距離
W 左右方向離間距離
X 長手交差方向
X1 第1最外仮想直線
X2 第2最外仮想直線
XCP 長手交差方向中心点
YCL 長手方向中心線
Y 長手方向
Y1 挿入方向
Y2 引抜方向
L1 第1凸部仮想直線
L2 第2凸部仮想直線
L3 第3凸部仮想直線
L4 第4凸部仮想直線
Claims (20)
- 清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具からなる清掃具において、
清掃シートに保持具を挿入する方向である長手方向と、
前記長手方向と交差する方向である長手交差方向と、
前記長手交差方向上の中心である長手交差方向中心点と、
前記長手交差方向中心点を通過する、前記長手方向と平行な直線である長手方向中心線と、
前記長手交差方向中心点から清掃具が存在しない領域へ向く方向である外側方向と、
清掃具が存在しない領域から前記長手交差方向中心点へ向く方向である内側方向と、を有し、
前記清掃シートは、不織布で形成された基材シートと、不織布で形成された保持シートと、前記基材シートと前記保持シートとの間に形成された挿入部と、を有し、
前記基材シートと前記保持シートの少なくとも一方は、前記長手交差方向上の端部に、前記長手交差方向に延びる短冊片を有し、
前記清掃シートは、前記短冊片が存在する、前記長手方向に延びる第1清掃シート領域と、前記短冊片が存在しない、前記長手方向に延びる第2清掃シート領域と、を有し、
前記保持具は、前記清掃シートの前記挿入部に挿入される保持部と、該保持部に連結されてユーザに把持される把持部と、を有し、
前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と前記長手方向反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延びる延在部を有し、前記延在部は、前記長手交差方向における外側方向に最も突出した部分である最外部を有しているとともに、当該最外部を極大値とする曲線状に形成され、
前記保持部を前記挿入部に挿入した状態において、前記長手交差方向に関して、前記保持部が、前記第1清掃シート領域と前記第2清掃シート領域の双方に亘って配置されるとともに、前記保持部の前記最外部が、前記第1清掃シート領域に配置されるよう構成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1に記載された清掃具において、
前記挿入部は、前記保持部が挿入される開口部と、前記開口部に連通する内部空間が形成され前記延在部と係合する係合部とを有し、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、当該挿入方向に直交する方向における、前記開口部が形成する開口の断面積よりも前記係合部の前記内部空間の断面積が大きい構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項2に記載された清掃具において、
前記係合部は、前記清掃シートの厚さ方向に関して、前記開口部よりも、変位量が大きい構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項2または3に記載された清掃具において、
前記開口部は、前記清掃シートの前記長手交差方向に平行な方向において、所定距離だけ離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されており、
前記係合部は、前記清掃シートの前記長手交差方向に平行な方向において、前記所定距離よりも長い距離離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されている構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記係合部は、前記延在部の前記最外部と対向する部分が、前記長手交差方向における外側方向に突出する曲線状に延在していることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記最外部は、前記延在部における前記長手方向の長さを2分した位置に設けられていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1清掃シート領域は、前記清掃シートにおける長手交差方向上の両端部にそれぞれ設けられ、前記第2清掃シート領域は、前記一対の第1清掃シート領域の間に設けられることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記保持部は、前記長手交差方向における外側方向に凸部を有することを特徴とする清掃具。 - 請求項8に記載の清掃具において、
前記清掃具は、前記長手方向と平行な方向である挿入方向と、該挿入方向と反対を向く方向である引抜方向と、を有し、
前記凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
該凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の凸部仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の凸部仮想直線と、前記第1の凸部仮想直線と前記第2の凸部仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の凸部仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の凸部仮想直線と、前記第3の凸部仮想直線と前記第4の凸部仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項10に記載された清掃具において、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記先端部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記延在部は、2つの長尺状部材で構成されており、
2つの前記長尺状部材は、前記連接部で互いに連結されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項12に記載された清掃具において、
前記長尺状部材は、弾性変形可能な2つの弾性部材で構成されており、
2つの前記弾性部材は、前記連接部側と前記先端部側で互いに連結されており、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記厚さ方向に離間して配置されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項13に記載された清掃具において、
前記中間領域は、前記連接部と前記先端部から等距離に位置する中間部分を含む領域であることを特徴とする清掃具。 - 請求項13または14に記載された清掃具において、
2つの前記弾性部材は、弾性変形によって、前記中間領域における前記厚さ方向の距離と前記厚さ方向に交差する方向の距離が可変であることを特徴とする清掃具。 - 請求項15に記載された清掃具において、
2つの前記弾性部材は、前記厚さ方向において、外力の作用により弾性変形したときの最小厚さに対する、外力が作用しない状態における最大厚さの比率が250%以上であることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜16のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記清掃シートは、前記挿入部と連続するとともに前記長手交差方向へ延びるシート部材からなる短冊片を有し、
前記挿入部は、シート部材からなる第1挿入領域と、シート部材からなる第2挿入領域とにより形成され、
前記保持部は、前記第2挿入領域に所定の張力を与えるテンション付与部を有し、
前記挿入部に前記保持部を挿入した状態において、前記保持部の前記テンション付与部により前記第2挿入領域が張力を付与されてテンション部を形成するとともに、該テンション部における前記短冊片が、前記第1挿入領域が配置されている方向へ移動されることを特徴とする清掃具。 - 請求項17に記載された清掃具において、
前記テンション付与部は、前記第1挿入領域に張力を付与する第1テンション付与部と、前記第2挿入領域に張力を付与する第2テンション付与部とからなることを特徴とする清掃具。 - 請求項18に記載された清掃具において、
前記第2テンション付与部は、前記第1テンション付与部よりも前記長手交差方向における内側に配置されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項18または19に記載された清掃具において、
前記テンション部は、前記第2テンション付与部から前記第1テンション付与部に亘り形成されることを特徴とする清掃具。
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