JP6116370B2 - カップ状容器、カップ状容器の開封方法、及びカップ状容器の密封方法 - Google Patents
カップ状容器、カップ状容器の開封方法、及びカップ状容器の密封方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6116370B2 JP6116370B2 JP2013110231A JP2013110231A JP6116370B2 JP 6116370 B2 JP6116370 B2 JP 6116370B2 JP 2013110231 A JP2013110231 A JP 2013110231A JP 2013110231 A JP2013110231 A JP 2013110231A JP 6116370 B2 JP6116370 B2 JP 6116370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- deformed
- cup
- container body
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
例えば、ゼリー等において、内容物とシート体との間に隙間が形成されない状態となるように内容物が満量充填されているカップ状容器については、内容物が外部へ飛散することに特に注意が必要となる。
(1)本発明に係るカップ状容器は、内容物が収納される有底筒状の容器体と、前記容器体の上端開口縁に形成され、該容器体の開口を閉塞するシート体が剥離可能に固着される環状のフランジと、を備え、前記容器体の底部には、容器外方に向けて反転変形可能な反転変形部が形成され、前記底部の底壁部は、外周縁部に位置する環状の接地部と、該接地部に径方向内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部に連なり上方に向けて膨らむ有頂筒状の陥没筒部と、を備え、前記陥没筒部は、上方に向けて突の屈曲部を介して前記立ち上がり周壁部の上端部に連結されると共に、前記屈曲部を中心に反転変形可能とされ、前記反転変形部として機能することを特徴とする。
この場合には、容器体をシート材を利用した熱成形(サーモフォーミング成形)で形成できるので、効率良く製造でき生産性を高めることができる。
(4)本発明に係るカップ状容器の密封方法は、内容物が収納された有底筒状の容器体と、前記容器体の上端開口縁に形成された環状のフランジに剥離可能に固着され、前記容器体の開口を閉塞して前記内容物を密封するシート体と、を備え、前記容器体の底部には、容器外方に向けて反転変形可能な反転変形部が形成され、前記底部の底壁部は、外周縁部に位置する環状の接地部と、該接地部に径方向内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部に連なり上方に向けて膨らむ有頂筒状の陥没筒部と、を備え、前記陥没筒部が、上方に向けて突の屈曲部を介して前記立ち上がり周壁部の上端部に連結されると共に、前記屈曲部を中心に反転変形可能とされ、前記反転変形部として機能するカップ状容器の密封方法であって、前記屈曲部を中心に前記反転変形部が容器外方に向けて予め変形した状態で成形された前記容器体内に前記内容物を充填した後、前記屈曲部を中心に前記反転変形部を容器内方に向けて反転変形させる、或いは前記屈曲部を中心に容器外方に向けて予め変形した状態で成形された前記反転変形部を、前記屈曲部を中心に容器内方に向けて反転変形させた後、前記容器体内に前記内容物を充填する工程と、前記内容物の充填後、前記シート体を前記フランジに固着して前記容器体の開口を閉塞し、前記内容物を密封する工程と、を備えることを特徴とする。
〔カップ状容器の構成〕
図1に示すように、本実施形態のカップ状容器1は、図示しない内容物が収納される有底筒状の容器体2と、この容器体2の開口を閉塞するシート体3と、を備えている。
容器体2は、例えば合成樹脂材料で形成されており、胴部10と底部11とで上方に開口した有底筒状に形成されている。
胴部10は、図1及び図2に示すように、横断面視六角形状に形成された胴部本体15と、胴部本体15の上端部に連設され、横断面視円形状に形成された上側部分16と、を有している。胴部本体15は、上側部分16との接続部分から下方に向かうにしたがい漸次縮径するテーパ状に形成されている。上側部分16の上端開口縁には、径方向外側に向けて突出すると共に周方向に沿って延びる環状のフランジ17が形成されている。
このように構成された陥没筒部23は、屈曲部25を中心として下方に向けて(容器外方に向けて)反転変形可能とされている。つまり、陥没筒部23は容器外方に向けて反転変形可能な反転変形部として機能し、例えば容器体2の内圧上昇に伴って反転変形する。
なお、陥没筒部23の形状は上記した場合に限定されるものではなく、例えば頂壁23bを具備せずに、上方にカップ状やドーム状(半球状)に膨らむ形状であっても良い。
上記シート体3は、図1に示すように、例えば合成樹脂の単層或いは積層シート、又は金属薄膜層と合成樹脂層とが積層された積層シート等であり、容器体2におけるフランジ17の上面に対して剥離可能に固着されている。これにより、容器体2の開口を閉塞し、内容物を密封している。
なお、固着方法としては、例えば圧着、熱溶着や接着等の方法等が挙げられるが、剥離可能に固着できれば、いずれの方法に限定されるものではない。
次に、上述したように構成されたカップ状容器1の作用について説明する。
このカップ状容器1によれば、例えば容器体2を把持しながら、図4に示すように、シート体3をフランジ17から剥離させることで開封を行うことができ、内容物を取り出すことが可能となるが、この開封時、シート体3を剥離する前に容器体2の胴部10を径方向内側に押圧して、容器体2の内圧を高めることで内容物の上面を下げることが可能となる。
特に、陥没筒部23は、容器外方である下方に向けて反転変形するので、図4に示すように、一度変形するとその状態が維持される。従って、内容物の上面を下げたままの状態にしておくことができ、開封時における内容物の飛散を効果的に抑制することができる。また、従来のものとは異なり、容器体2を把持し続けて外力を加え続ける必要がないので、使用し易く、利便性に優れている。
加えて、人目に触れ難い容器体2の底壁部20に形成される陥没筒部23を反転変形部としているので、容器体2のデザイン性が低下することを抑制することができる。
さらに、陥没筒部23を図4に示す状態で成形した後、内容物を充填する前、または充填後に陥没筒部23を図1に示す状態に反転変形させ、その後に内容物が充填された容器体2をシート体3で封止してもよい。
なお、胴部10に反転変形部を形成する場合には、例えば胴部本体15の少なくとも一部に、径方向外側に向けて反転変形するように形成すれば良い。但し、上述したように、人目に触れ難い底部11に設けることがデザイン性の観点上、好ましい。
また、容器体2としては、合成樹脂製のシート材を熱成形(サーモフォーミング成型)することで形成されたシート成形体としても構わない。この場合には、サーモフォーミング成型で容器体2を効率良く製造できるので、カップ状容器1の生産性を高めることができる。
2…容器体
10…容器体の胴部
11…容器体の底部
17…フランジ
20…底壁部
21…接地部
22…立ち上がり周壁部
23…陥没筒部(反転変形部)
25…屈曲部
Claims (4)
- 内容物が収納される有底筒状の容器体と、
前記容器体の上端開口縁に形成され、該容器体の開口を閉塞するシート体が剥離可能に固着される環状のフランジと、を備え、
前記容器体の底部には、容器外方に向けて反転変形可能な反転変形部が形成され、
前記底部の底壁部は、
外周縁部に位置する環状の接地部と、
該接地部に径方向内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
該立ち上がり周壁部の上端部に連なり上方に向けて膨らむ有頂筒状の陥没筒部と、を備え、
前記陥没筒部は、上方に向けて突の屈曲部を介して前記立ち上がり周壁部の上端部に連結されると共に、前記屈曲部を中心に反転変形可能とされ、前記反転変形部として機能することを特徴とするカップ状容器。 - 請求項1に記載のカップ状容器において、
前記容器体は、シート材を熱成形することで形成されたシート成形体であることを特徴とするカップ状容器。 - 内容物が収納された有底筒状の容器体と、前記容器体の上端開口縁に形成された環状のフランジに剥離可能に固着され、前記容器体の開口を閉塞して前記内容物を密封するシート体と、を備え、
前記容器体の底部には、容器外方に向けて反転変形可能な反転変形部が形成され、
前記底部の底壁部は、外周縁部に位置する環状の接地部と、該接地部に径方向内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部に連なり上方に向けて膨らむ有頂筒状の陥没筒部と、を備え、
前記陥没筒部が、上方に向けて突の屈曲部を介して前記立ち上がり周壁部の上端部に連結されると共に、前記屈曲部を中心に反転変形可能とされ、前記反転変形部として機能するカップ状容器の開封方法であって、
前記容器体の内圧を上昇させることで、前記屈曲部を中心に前記反転変形部を容器外方に向けて反転変形させる工程と、
前記反転変形部が反転変形した後、前記シート体を前記フランジから剥離することで開封を行う工程と、を備えることを特徴とするカップ状容器の開封方法。 - 内容物が収納された有底筒状の容器体と、前記容器体の上端開口縁に形成された環状のフランジに剥離可能に固着され、前記容器体の開口を閉塞して前記内容物を密封するシート体と、を備え、
前記容器体の底部には、容器外方に向けて反転変形可能な反転変形部が形成され、
前記底部の底壁部は、外周縁部に位置する環状の接地部と、該接地部に径方向内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部に連なり上方に向けて膨らむ有頂筒状の陥没筒部と、を備え、
前記陥没筒部が、上方に向けて突の屈曲部を介して前記立ち上がり周壁部の上端部に連結されると共に、前記屈曲部を中心に反転変形可能とされ、前記反転変形部として機能するカップ状容器の密封方法であって、
前記屈曲部を中心に前記反転変形部が容器外方に向けて予め変形した状態で成形された前記容器体内に前記内容物を充填した後、前記屈曲部を中心に前記反転変形部を容器内方に向けて反転変形させる、或いは前記屈曲部を中心に容器外方に向けて予め変形した状態で成形された前記反転変形部を、前記屈曲部を中心に容器内方に向けて反転変形させた後、前記容器体内に前記内容物を充填する工程と、
前記内容物の充填後、前記シート体を前記フランジに固着して前記容器体の開口を閉塞し、前記内容物を密封する工程と、を備えることを特徴とするカップ状容器の密封方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013110231A JP6116370B2 (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | カップ状容器、カップ状容器の開封方法、及びカップ状容器の密封方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013110231A JP6116370B2 (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | カップ状容器、カップ状容器の開封方法、及びカップ状容器の密封方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014227213A JP2014227213A (ja) | 2014-12-08 |
JP6116370B2 true JP6116370B2 (ja) | 2017-04-19 |
Family
ID=52127427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013110231A Active JP6116370B2 (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | カップ状容器、カップ状容器の開封方法、及びカップ状容器の密封方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6116370B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230138523A (ko) | 2021-03-09 | 2023-10-05 | 세키스이 세이케이 코교 가부시키가이샤 | 수지 용기 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729508U (ja) * | 1980-07-25 | 1982-02-16 | ||
JP2857172B2 (ja) * | 1989-08-09 | 1999-02-10 | 住友ベークライト株式会社 | 個包装体の製造方法 |
JPH10324369A (ja) * | 1997-05-23 | 1998-12-08 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | カップ状容器 |
JP2002068296A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-08 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 密封容器並びにその製造方法および装置 |
JP4823951B2 (ja) * | 2007-03-26 | 2011-11-24 | 株式会社吉野工業所 | 容器 |
-
2013
- 2013-05-24 JP JP2013110231A patent/JP6116370B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014227213A (ja) | 2014-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3480130A1 (en) | Discharge container | |
JP2018520721A5 (ja) | ||
JP6598767B2 (ja) | 陽圧飲料用の密閉容器及びその製造方法 | |
US20140166655A1 (en) | Metal cans with peelable lids | |
CN110451089B (zh) | 一种分段式组合式瓶子密封结构 | |
JP6073100B2 (ja) | 容器用のキャップ | |
KR20170023617A (ko) | 패킹이 구비된 밀폐용기 뚜껑 | |
JP6116370B2 (ja) | カップ状容器、カップ状容器の開封方法、及びカップ状容器の密封方法 | |
WO2015150546A1 (en) | Valve retaining device | |
JP6168272B2 (ja) | 口部密封機構 | |
WO2010146997A1 (ja) | 蓋付容器 | |
TW201615513A (zh) | 樹脂製蓋子 | |
JP6126947B2 (ja) | カップ状容器 | |
JP6134581B2 (ja) | カップ状容器 | |
JP7345968B2 (ja) | 容器用キャップ | |
JP2017149486A (ja) | 容器のキャップ構造及び容器 | |
WO2017022736A1 (ja) | 容器注出口の封止構造 | |
TWI568646B (zh) | 樹脂製蓋子 | |
TWI570035B (zh) | 樹脂製蓋子 | |
JP5982547B2 (ja) | 化粧品容器 | |
JP2020121737A (ja) | カップ状容器 | |
JP2020183251A (ja) | スポイト容器 | |
JP7338889B2 (ja) | 断熱容器 | |
JP5925428B2 (ja) | 口金キャップ | |
JP7372748B2 (ja) | 容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160923 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170321 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6116370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |