以下に本願にかかる情報提供システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報提供システムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、第1の実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態にかかる情報処理システム100によって行われる情報処理の一例を示す図である。図1の例では、全体システム1は、ユーザ端末10と、出品者端末20と、買取業者端末30と、オークションサーバ200とを有する。また、図1の例では、第1の実施形態に情報処理システム100は、買取業者端末30と、オークションサーバ200とを含む。
ユーザ端末10と、出品者端末20と、買取業者端末30と、オークションサーバ200とは、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1は、一例であり、ユーザ端末10、出品者端末20、買取業者端末30およびオークションサーバ200の数は、図1に示す数に限られない。
オークションサーバ200は、CtoC取引の一形態であるオークションサービスを提供する。本実施形態において、オークションサーバ200は、オークションサイトYA(以下、「サイトYA」と表記する)を介して、オークションサービスを提供するものとする。
また、オークションサーバ200は、商品の購入とユーザが所有する所有品の買取りに関する各種制御を行う。具体的には、オークションサーバ200は、指定された商品の購入申込みとともに、当該商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みを受け付ける。
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される端末装置である。例えば、ユーザ端末10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザU1の操作に従って、オークションサーバ200にページリクエストを送信することで、オークションサーバ200から、サイトYAに含まれる所定のウェブページを受け付ける。
出品者端末20は、出品者によって利用される端末装置である。例えば、出品者端末20は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。例えば、出品者は、出品者端末20を用いてオークションサーバ200に対し商品出品に関する各種設定を行うことで、サイトYAへ所定の商品を出品する。
図1では、出品者K1が、出品者端末20を用いて、サイトYAへ商品「スマホA−6」の出品を行った例を示す(ステップS1)。なお、図1では、説明を簡単にするため、出品者K1が商品を出品している例を示すが、実際には多くの出品者が様々な商品を出品する。このため、オークションサーバ200は、例えば、出品を受け付けた各商品をカテゴリ毎に管理している。
次に、買取業者端末30は、買取業者によって利用される端末装置である。例えば、買取業者端末30は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。
買取業者とは、ユーザの所有品(例えば、中古品)を査定し、査定した額で所有品を買い取る中古買取業者である。また、買取業者は、買取対象商品毎に、買取予定価格を決める。そして、買取業者は、買取業者端末30を用いて、決定した買取予定価格等を含む買取情報をオークションサーバ200に対して入稿する。このため、オークションサーバ200は、例えば、買取業者毎に、買取対象商品や買取予定価格等を対応付けた買取情報記憶部を有する。買取情報記憶部については、後述する。
ここで、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品「スマホA−6」に対する入札ページP1(以下、「ページP1」と表記する)を表示するよう指定したとする。かかる場合、ユーザ端末10は、ページP1の取得要求をオークションサーバ200に送信する。
そして、オークションサーバ200は、取得要求に応じて、ページP1をリクエスト元のユーザ端末10に配信する(ステップS2)。例えば、オークションサーバ200は、出品商品「スマホA−6」の識別情報である商品ID「A001」を含むページP1をリクエスト元のユーザ端末10に配信する。オークションサーバ200は、出品商品毎に、予め商品IDを対応付けて記憶している。そして、ユーザ端末10は、オークションサーバ200から受け付けたページP1を表示画面に表示する。図1(a)では、ユーザ端末10の表示画面に表示されたページP1の一例を示す。
図1(a)に示すように、ページP1は、入力欄SP1と、ボタンB1と、ボタンB2とを含む。入力欄SP1は、ユーザに指定された商品(かかる例では、出品商品「A−6」)に対する入札価格を入力する入力欄である。ボタンB1は、入力欄SP1に入力された入札価格での入札を受け付けるためのボタンである。
また、ボタンB2は、入力欄SP1に入力された入札価格での入札と、ユーザにより指定された出品商品の出品者(販売元)とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを同時に受け付けるためのボタンである。例えば、オークションでは、ユーザは、入力した入札価格で商品が落札できた場合に、出品商品を購入できる権利を得る。このため、入札するということは、厳密には、購入予定申込みを示すと考えられる。対して、落札するということは、直接的に購入申込みを示すと考えられる。しかし、本実施形態では、入札も落札も購入申込みを示すものとする。
つまり、ボタンB2は、入力欄SP1に入力された入札価格での入札である購入申込みと、ユーザにより指定された出品商品の出品者(販売元)とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを同時に受け付けるためのボタンであるといえる。
ここで、ユーザU1が、入力欄SP1に入札価格「X円」を入力した状態で、入札(購入申込み)と、所有品の買取り申込みとを同時に受け付けるボタンB2を押下したとする(ステップS3)。ユーザ端末10は、購入と買取りを同時に申し込む旨の情報(以下、「同時申込み情報」と表記する)をオークションサーバ200に送信する(ステップS4)。例えば、かかる同時申込み情報には、ユーザU1およびユーザ端末10の識別情報であるユーザID「U1」、商品ID「A001」および入札価格「X円」が含まれる。そして、オークションサーバ200 は、ユーザ端末10から送信された同時申込み情報を受け付けることで、入札(購入申込み)と、所有品の買取り申込みとを同時に受け付ける。
オークションサーバ200は、同時申し込みを受け付けると、出品商品「スマホA−6」について、入札価格「X円」でのオークション処理を実行する(ステップS5)。そして、情報報処理装置100は、オークション処理により、ユーザU1の入札価格「X円」での落札を決定した場合には、ユーザU1による出品商品「スマホA−6」の購入申込みの受理を完了すると同時に、ユーザU1の所有品の買取り申込みの受理を完了する。
なお、オークションサーバ200は、オークション処理により入札価格「X円」での落札不可能と決定した場合には、例えば、ユーザ端末10に落札できなかった旨の情報とともに、買取り申込みが受理できなかった旨の情報を通知する。
そして、オークションサーバ200は、同時申し込みの受理を完了した場合には、買取情報記憶部を参照し、出品商品「スマホA−6」の出品者K1とは異なる買取業者を選出する(ステップS6)。例えば、オークションサーバ200は、出品者K1とは異なる買取業者として、買取業者T1を選出したとする。かかる場合、オークションサーバ200は、買取業者K1に対し、ユーザU1の所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取るよう指示する買取確定情報を買取業者T1の買取業者端末30に送信する(ステップS7)。かかる買取確定情報には、例えば、ユーザID「U1」、買取注文番号「B001」、出品商品「スマホA−6」、出品者K1の出品者情報(住所、振込先等)に対する落札代金「X円」が含まれる。
また、オークションサーバ200は、ユーザU1に対し、買取りを希望する所有品(以下、「買取希望品」と表記する)を買取業者T1に配送するよう指示する配送情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する(ステップS8)。かかる配送情報には、例えば、買取注文番号「B001」、買取業者名「T1」、所有品配送先住所等が含まれる。
例えば、ユーザU1は、オークションサーバ200から送信された配送情報を確認すると、買取注文番号「B001」を付記した買取希望品を買取業者T1に配送する(ステップS9)。買取業者T1は、ユーザU1の所有品の査定を行い、買取価格を決定する(ステップS10)。例えば、買取業者T1は、買取価格として「Y円」を決定したとすると、買取業者端末30を用いて、注文番号「B001」と、買取価格「Y円」をオークションサーバ200に送信する(ステップS11)。また、買取業者T1は、出品者K1に対し買取価格「Y円」を支払う(ステップS12)。
また、オークションサーバ200は、買取業者T1の買取業者端末30から買取価格「Y円」を受信すると、出品商品「スマホA−6」の落札代金「X円」から買取価格「Y円」を差し引いた差額「X−Y円」を算出する(ステップS13)。そして、オークションサーバ200は、ユーザU1に対し、差額「X−Y円」を出品者K1に支払うよう指示する支払情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する(ステップS14)。かかる支払情報には、例えば、買取注文番号「B001」、出品者K1への支払金額である差額「X−Y円」、出品者K1の出品者情報(住所、振込先等)等が含まれる。
そして、ユーザU1は、出品者K1に対し差額「X−Y円」を支払う(ステップS15)。
例えば、ユーザによっては所有物等の物品を売ることは、商品を買うことに比べて難しく敷居が高いと考えられている場合がある。このため、ユーザによっては、売りたくともきっかけがなく保管したままとなっている所有物が存在する場合がある。
そして、ユーザが所有物を売りたいと考えるのは、新しく商品を購入する買い替え時であることが多い。このため、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、商品の購入申込みとともに、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みを受け付ける。売りたい所有物があっても、どうしてよいかわからなかったユーザにとって、商品購入をきっかけに所有物を買い取ってもらうことが可能となるということは、所有品売却の利便性が向上することを意味すると考えられる。すなわち、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、ユーザによる所有品の売却意欲を高めることができる。
また、ユーザは、落札代金「X円」から、所有品の買取価格「Y円」を差し引いた差額「X−Y円」を支払えばよく、本来の落札価格「X円」より安く出品商品を購入することができる。すなわち、情報処理システム100は、入札と買取申込みとを同時に受け付けることで、ユーザに対し安く商品を購入させることができるため、安く購入できるなら所有品を売りたいというユーザの売却意欲を高めることができる。
また、情報処理システム100は、ユーザによる所有品の売却意欲を高まることにより、オークションサイトYAの利用者が増やすことができる。すなわち、情報処理システム100は、オークションサイトYAをより活性化することができるため、出品者に対し、商品をより出品し易くすることができる。さらに、情報処理システム100は、買取業者に対し、オークションをはじめとするCtoCマーケットからスムーズに所有品を買取可能とさせることができる。
また、図1に示すように、ユーザU1の所有品は、買取業者T1により落札価格「X円」より安い、値引された買取価格「Y円」で買取される。そして、出品者K1は、買取業者T1から買取価格「Y円」、ユーザU1から差額「X−Y円」を受け付ける。すなわち、落札者K1は、本来の落札価格「X円」を確実に受け取ることができる。
このため、情報処理システム100は、販売元(出品者)出品者に対し対価を支払うことなく、買取りにより値引された金額で商品を販売(出品)させることができるため、より商品を販売させ易くすることができる。
また、例えば、出品者(販売元)と買取業者が同一である場合、ユーザに対し満足感の高い査定が行われるとは限らない。そこで、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、出品者(販売元)とは異なる買取業者に対する買取申込みを受け付けることで、中立な買取査定による正当な買取価格を得ることができるため、査定に対するユーザの満足感を高めることができる。
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、第1の実施形態にかかるシステムの構成について説明する。図2は、第1の実施形態にかかる全体システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、第1の実施形態にかかる全体システム1には、ユーザU1〜Unによって利用されるユーザ端末10−1〜10−nと、出品者K1〜Snによって利用される出品者端末20−1〜20−nと、買取業者T1〜Tnによって利用される買取業者端末30−1〜30−nと、オークションサーバ200と、決済代行サーバ300とを有する。また、第1の実施形態に情報処理システム100は、買取業者端末30と、オークションサーバ200と、決済代行サーバ300とを含むものである。
ユーザ端末10−1〜10−nと、出品者端末20−1〜20−nと、買取業者端末30−1〜30−nと、オークションサーバ200と、決済代行サーバ300とは、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、第1の実施形態にかかる情報処理システム1には、複数台のオークションサーバ200と、複数台の決済代行サーバ300とが含まれてよい。
また、ユーザ端末10−1〜10−nを区別しない場合には、単にユーザ端末10と表記する場合がある。また、出品者端末20−1〜20−nを区別しない場合には、単に出品者端末20と表記する場合がある。また、買取業者端末30−1〜30−nを区別しない場合には、単に買取業者端末30と表記する場合がある。
オークションサーバ200は、CtoC取引の一形態であるオークションサービスを提供するサーバ装置である。例えば、オークションサーバ200は、商品の購入申込みとともに、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みを受け付ける。
また、オークションサーバ200は、買取に関する各種制御も行う。例えば、オークションサーバ200は、買取業者端末30を介して、情報処理システム1に加盟する各買取業者から所有品買取りに関する各種情報を受け付ける。そして、オークションサーバ200は、受け付けた買取情報を用いて、買取に関する各種制御を行う。
決済代行サーバ300は、決済代行会社によって利用されるサーバ装置である。例えば、決済代行サーバ300は、代金決済に関する各種制御を行うサーバ装置である。例えば、決済代行サーバ300は、各カード会社から受け付けたカード情報用いて、各カード会社のカード決済を一括して管路する。
〔3.オークションサーバの構成〕
次に、図3を用いて、第1の実施形態にかかるオークションサーバ200について説明する。図3は、第1の実施形態にかかるオークションサーバ200の構成例を示す図である。図3に示すように、オークションサーバ200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。
通信部210は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、ユーザ端末10、出品者端末20、買取業者端末30、決済代行サーバ300との間で情報の送受信を行う。
記憶部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、出品落札情報記憶部221と、買取情報記憶部222とを有する。
出品落札情報記憶部221は、出品者に関する情報や、出品商品に対する落札に関する情報を記憶する記憶部である。ここで、図4に第1の実施形態にかかる出品落札情報記憶部221の一例を示す。図4の例では、出品落札情報記憶部221は、「出品者ID」、「商品ID」、「出品者情報」、「出品商品情報」、「カテゴリ」、「落札価格」、「同時申込みフラグ」、「落札者情報」、「注文番号」といった項目を有する。
「出品者ID」は、出品者または出品者端末20を識別するための識別情報を示す。「商品ID」は、出品商品を識別する識別情報を示す。「出品者情報」は、出品者の個人情報を示し、例えば、出品者氏名や住所等を含む。「出品商品情報」は、対応する出品者によって出品される出品商品の名称、画像データ、説明文等を含む。「カテゴリ」は、対応する出品商品が属するカテゴリを示す。本実施形態では、「カテゴリ」は、オークションサーバ200によって自動で設定されるものとするが、出品者によって設定されてもよい。「落札価格」は、対応する出品商品が落札された価格を示す。
「同時申込フラグ」は、入札とともに、買取りが申し込まれた否かを示す情報である。例えば、図1に示すように、入札と、出品商品の出品者とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを同時に受け付けるためのボタンB2が押下され落札が成立したことにより、入札と買取りとが同時に受け付けられた場合には、後述する申込受付部235により、「同時申込フラグ」にチェックマークが入力される。
「落札者情報」は、対応する出品商品を落札したユーザの情報を示す。例えば、「落札者情報」には、ユーザID、ユーザ氏名、ユーザの住所等が含まれる。「注文番号」は、申込受付部232により、「同時申込フラグ」にチェックマークを入れたものに対し払い出される番号であり、買取りを識別するための識別情報を示す。
すなわち、図4では、出品者ID「K1」によって識別される出品者が、氏名や住所等の個人情報とともに、商品ID「A001」によって識別される「スマホA−6」を出品している例を示す。また、出品商品「スマホA−6」について、ユーザU1により「X円」で落札されると同時に、ユーザU1から所有品の買取り申込みの受理を完了した例を示す。また、申込みの受け付けが成立したことにより、注文番号「A001」が払い出された例を示す。
図3に戻り、買取情報記憶部222は、買取業者から受け付けた買取情報等を記憶する記憶部である。ここで、図5に第1の実施形態にかかる買取情報記憶部222の一例を示す。図5の例では、買取情報記憶部222は、「業者ID」、「買取業者名」、「買取対象」、「買取価格」、「関連商品」、「カテゴリ」、「型落ち関連」といった項目を有する。
「業者ID」は、買取業者または買取業者端末30を識別する識別情報を示す。「買取業者名」は、買取業者の店舗名、企業名または個人氏名を示す。本実施形態では、説明を簡単にするために、「買取業者名」と「業者ID」には、同一のものを使用する。「買取価格」には、「買取予定価格」と「買取保証価格」とが含まれる。「買取対象」は、各買取業者が買取を希望する商品を示す。
「買取予定価格」は、対応する買取対象を買取る予定の価格を示す。また、「買取予定価格」とともに、「経過年数」が設定されてもよい。「経過年数」は、対応する「買取予定価格」で買い取り可能な期間である。つまり、対象商品について、購入日からその経過期間内であれば対応する「買取予定価格」で買取予定であることを示す。
「買取保証価格」は、必ずその価格で買取ることを意味する保証された価格を示す。また、図示しないが、「買取保証価格」にも「経過年数」が設定されてもよい。この場合、「経過年数」は、対象商品について、購入日からその経過期間内であれば、必ず定めた価格(「買取保証価格」)で買取ることを保証することを意味する。
「関連商品」は、対応する「買取対象」と関連する商品を示す。例えば、「関連商品」には、対応する「買取対象」と同一メーカーであり、かつ、発売年月日が浅い商品が設定されることが好ましい。本実施施形態では、「関連商品」は、オークションサーバ200によって自動で設定されるものとするが、買取業者に設定させてもよい。「カテゴリ」は、対応する「買取対象」が属するカテゴリを示す。本実施形態では、「カテゴリ」は、オークションサーバ200によって自動で設定されるものとするが、買取業者に設定させてもよい。
「型落ち関連」は、対応する「買取対象」の型落ち商品を示す。本実施形態では、「型落ち関連」は、オークションサーバ200によって自動で設定されるものとするが、買取業者に設定させてもよい。
すなわち、図5の例では、業者ID「T1」によって識別される買取業者T1が、買取対象に「All」を設定している例を示す。また、オークションサーバ200によって、このような買取対象に対し、関連商品「スマホA−5、スマホA−4」、カテゴリ「携帯、スマホ本体」、型落ち関連「スマホA−5、スマホA−4」が設定された例を示す。
図3に戻り、制御部230は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、オークションサーバ200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部230は、出品受付部231と、買取情報受付部232と、要求受付部233と、生成部234と、申込受付部235と、申込制御部236と、算定部237とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
出品受付部231は、オークションへの商品出品を受け付ける。例えば、出品受付部231は、サイトYAで管理するオークションへの商品にあたって、出品者端末30から出品者情報(氏名、住所等)、出品商品情報(出品商品名、画像データ、説明文等)を受け付ける。また、出品受付部231は、受付た情報を出品者IDに対応付けて、出品落札情報記憶部221に格納する。
買取情報受付部232は、買取業者端末30から買取情報の設定を受け付ける。例えば、買取情報受付部231は、買取業者端末30から、買取業者名、買取対象、買取価格(例えば、買取予定価格や買取保証価格)の設定を受け付ける。また、受付部231は、受け付けた情報を業者IDに対応付けて、買取情報記憶部222に格納する。
要求受付部234は、ユーザ端末10からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部234は、ユーザ端末10からサイトYAに含まれる所定のウェブページの取得要求を受け付ける。
生成部234は、ユーザ端末10に配信するウェブページを生成する。例えば、生成部234は、サイトYA内のウェブページであって、ユーザによって指定された商品の購入申込みと、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段を含むウェブページを生成する。また、生成部234は、生成したウェブページをユーザ端末10に配信する。かかる操作手段は、図1(a)に示すボタンB2に相当する。図1(a)に示すように、ボタンB2は、入札を行うボタンと、買取り申込みを行うボタンとが一体化されたボタンといえる。以下では、生成部234の処理について、図1の例を用いて説明する。
例えば、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品「スマホA−6」の入札ページP1を表示するよう指定したとする。かかる場合、ユーザ端末10は、ページP1の取得要求をオークションサーバ200に送信する。例えば、ユーザ端末10は、ページP1の取得要求として、出品商品名「スマホA−6」を含む取得要求をオークションサーバ200に送信する。
要求受付部233によって、ページP1の取得要求が受け付けられると、生成部234は、ユーザによって指定された出品商品「スマホA−6」への入札と、かかる出品者K1とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段であるボタンB2を含むページP1を生成する。つまり、生成部234は、ボタンB2をユーザに提供する提供部に相当する処理部である。
申込受付部235は、ユーザによって指定された商品の購入申込みとともに、当該商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みを受け付ける。具体的には、申込受付部235は、ユーザによって指定された商品の購入申込みと、当該商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを同時に受け付ける。
例えば、CtoC取引の一形態であるオークションサービスを提供するオークションサーバ200において、申込受付部235は、ユーザによって指定された出品商品への入札と、当該出品商品の出品者とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを同時に受け付ける。図1の例では、申込受付部235は、ボタンB2が押下された場合に、入札と異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを同時に受け付ける。また、上述したように、本実施形態では、入札、落札ともに購入申し込みを示すものとする。
また、申込受付部235は、受け付けた入札でのオークション処理を実行し、落札を決定した場合には、購入申込みの受理を正式に完了すると同時に、異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みの受理を正式に完了する。
申込制御部236は、商品の購入と所有品の買取りに関する各種制御を行う。例えば、申込受付部236は、受付部により購入申込みと買取り申込みとが受け付けられた場合に、所有品の買取査定を行う買取業者を選出する。例えば、申込制御部236は、申込受付部235により入札と買取りとを同時に申込んだユーザによる落札が決定された場合に、出品商品の出品者とは異なる買取業者を選出する。そして、申込制御部236は、選出した買取業者に対し、ユーザの所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取るよう指示する買取確定情報を選択した買取業者の買取業者端末30に送信する。また、申込制御部236は、買取確定情報を選択した買取業者の買取業者端末30に送信することで、買取価格を販売元に支払うよう指示する。
また、申込制御部236は、ユーザに対し商品の代金(落札価格)から買取価格を差し引いた差額を落札したユーザによる支払金額として提示する。また、本実施形態では、ユーザが代金をカード払いするものとする。このため、申込制御部236は、商品の代金から物品の買取価格を差し引いた差額が、商品の販売元に支払われるよう当該差額に関する情報を決済代行サーバ300に送信する。以下では、申込受付部235と申込制御部236の処理について、図1の例を用いて説明する。
例えば、申込受付部235が、オークション処理により、入札と買取りの同時申込みを行ったユーザU1による「X円」での出品商品「スマホA−6」の落札を決定したとする。かかる場合、申込受付部235は、出品落札情報記憶部221において、出品者ID「K1」、商品ID「A001」に対応する落札価格欄に「X円」を格納するとともに、注文番号「B001」を払い出し、落札価格欄に格納する。また、申込受付部235は、出品者ID「K1」を申込制御部236に送信する。
申込制御部236は、出品者ID「K1」を受け付けると、買取情報記憶部222を参照し、出品者ID「K1」以外の買取IDを有する買取業者を選出する。すなわち、申込制御部236は、出品者と異なる買取業者を選出する。例えば、図5の例では、業者T1〜T6のいずれも出品者K1とは異なるため、申込制御部236は、これら複数候補の中から、所有品の買取査定を行う買取業者を1つ選出する。
本実施形態では、ユーザU1がどのような所有品を査定に依頼するかが不明である。このため、申込制御部236は、買取対象「All」とする買取業者T1またはT6から、例えば、買取業者T1を選出する。
そして、申込制御部236は、選出した買取業者T1に対し、ユーザU1の所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取るよう指示する買取確定情報を買取業者T1の買取業者端末30に送信する。かかる買取確定情報には、例えば、ユーザID「U1」、買取注文番号「B001」、出品商品「スマホA−6」、出品者K1の出品者情報(住所、振込先等)、落札代金「X円」等が含まれる。
また、申込制御部236は、ユーザU1に対し、買取希望品を買取業者T1に配送するよう指示する配送情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する。かかる配送情報には、例えば、買取注文番号「B001」、買取業者名「T1」、配送先住所等が含まれる。
また、申込制御部236は、ユーザU1がカード払いする旨の情報を予め受け付けている場合、ユーザU1の落札代金「X円」を決済代行サーバ300へ与信する。
ここで、買取確定情報を確認した買取業者T1は、ユーザU1からの所有品の査定を行い、買取価格を決定する。例えば、買取業者T1は、ユーザU1の所有品の買取価格として「Y円」を決定したとすると、買取業者端末30を用いて、買取価格「Y円」をオークションサーバ200に送信する。また、買取業者T1は、買取確定情報を参照し、買取価格「X円」を出品者K1に支払う。
図3に戻り、算定部237は、商品の代金から所有品の買取価格を差し引いた差額を算定する。例えば、CtoC取引の一形態であるオークションサービスを提供するオークションサーバ200において、算定部237は、ユーザに落札された出品商品の落札価格から、買取業者により査定された所有品の買取価格を差し引いた差額を算定する。以下では、算定部237の処理について、図1の例を用いて説明する。
例えば、上記例では、ユーザU1が、出品商品「スマホA−6」を「X円」で落札するとともに、所有品の買取り申込みを行ったことにより、申込制御部236が、選出した買取業者T1にユーザU1の所有品買い取りを指示し、買取業者T1が、査定価格「Y円」をオークションサーバ200に送信している。
かかる場合、算定部237は、買取業者T1の買取業者端末30から査定価格「Y円」を受け付ける。そして、算定部237は、ユーザU1の落札価格「X円」から、買取業者T1による査定価格「Y円」を差し引いた差額である「X−Y円」を算出する。ここで、申込制御部236は、決済代行サーバ300に対し、差額情報として差額「X−Y円」を通知する。このとき、申込制御部236は、例えば、差額「X−Y円」とともに、注文番号「B001」とユーザID「U1」を通知する。以下では、決済代行サーバ300について具体的に説明する。
なお、かかる算定部237の処理は、申込制御部236によって行われてもよい。かかる場合、オークションサーバ200は、算定部237を有しない。
〔4.決済代行サーバの構成〕
次に、図6を用いて、第1の実施形態にかかる決済代行サーバ300について説明する。図6は、第1の実施形態にかかる決済代行サーバ300の構成例を示す図である。図6に示すように、決済代行サーバ300は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを有する。
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、ユーザ端末10、オークションサーバ200との間で情報の送受信を行う。
記憶部320は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部320は、カード情報記憶部321を有する。
カード情報記憶部321は、ユーザが利用するクレジットカードに関する情報を記憶する記憶部である。ここで、図7に第1の実施形態にかかるカード情報記憶部321の一例を示す。図7の例では、カード情報記憶部321は、「ユーザID」、「カード番号」、「カード名」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザまたはユーザ端末10を識別する識別情報を示す。「カード番号」は、ユーザが保有するクレジットカードのカード番号を示す。「カード名」は、ユーザが保有するクレジットカードの名称およびカード会社名を示す。
すなわち、図7では、ユーザID「U1」によって識別されるユーザが、カード番号「111111」の「AAAカード」を登録している例を示す。
図6に戻り、制御部330は、CPUやMPU等によって、決済代行サーバ300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部330は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部330は、カード情報受付部331と、算定額受付部332と、請求部333とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部330の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部330が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
カード情報受付部331は、ユーザからクレジットカードに関するカード情報を受け付ける。例えば、カード情報受付部331は、サイトYAの所定のページにおいてユーザに入力されたカード情報を、オークションサーバ200を介して受け付ける。かかる場合、オークションサーバ200の制御部230がユーザから受け付けたカード情報をユーザIDに対応付けて、決済代行サーバ300へ転送する。
例えば、カード情報受付部331は、カード情報として、カード番号およびカード名を受け付ける。そして、カード情報受付部331は、受け付けたカード情報をユーザIDに対応付けてカード情報記憶部321に格納する。
算定額受付部332は、オークションサーバ200の算定部237により算定された差額を受け付ける。例えば、算定額受付部332は、算定部237により算定された差額と、注文番号と、ユーザIDとを申込制御部236から受け付ける。例えば、図1の例では、算定額受付部332は、算定部237に算出された差額情報である差額「X−Y円」、注文番号「B001」およびユーザID「U1」を申込制御部236から受け付ける。また、算定額受付部332は、算定額受付部332から受け付けた差額情報を請求部333に送信する。
請求部333は、ユーザに代わって、販売元に対して、算定部237により算定された差額の決済を行うとともに、決済した差額分だけユーザに請求する。請求部333について、図1の例を用いて説明する。
例えば、算定部237が、差額「X−Y円」を算出したことにより、注文番号「B001」およびユーザID「U1」とともに、差額「X−Y円」を決済代行サーバ300に通知したとする。算定額受付部332により、上記のような差額の情報が受け付けられると、請求部333は、カード情報記憶部321を参照し、ユーザU1が登録しているクレジットカードおよびそのカード番号を特定する。図7の例では、請求部333は、ユーザU1が登録しているクレジットカードについて、「AAAカード」のカード番号「111111」を特定する。
そして、請求部333は、「AAAカード」を管理するカード会社に対し、差額「X−Y円」を出品者K1に入金するよう指示する旨の情報を送信する。そして、請求部333は、「AAAカード」を管理するカード会社による出品者K1への差額「X−Y円」の決済が完了した後、ユーザU1に対し、差額「X−Y円」を請求する。
〔5.情報処理フロー〕
次に、図8を用いて、第1の実施形態にかかる情報処理システム100による情報処理の手順について説明する。図8は、第1の実施形態にかかる情報処理システム100による情報処理手順を示すシーケンス図である。図8では、ユーザがカード払いを利用する場合における、情報処理システム100による情報処理の手順について説明する。
例えば、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品の入札ページを表示するよう指定したとする。オークションサーバ200の生成部234は、ユーザによって指定された商品の入札と、かかる商品の出品元とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段(ボタンB2とする)を含む入札ページを生成しユーザ端末10に配信する。
ここで、ユーザU1が、ボタンB2を押下し、「X円」での入札と、所有品の買取申し込みとを同時に行ったとする(ステップS101)。オークションサーバ200の申込受付部235は、ボタンB2を押下が押下されたことにより、ユーザU1による「X円」での入札と、所有品の買取申し込みとを同時に受け付ける(ステップS102)。そして、申込受付部235は、入札価格「X円」を用いて、オークション処理を実行する(ステップS103)。
例えば、申込受付部235は、オークション処理により「X円」での落札を決定したとすると、落札商品の購入申込みの受理を正式に完了すると同時に、出品者K1とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みの受理を正式に完了する。また、申込受付部235は、ユーザU1による買取り申込みを識別する注文番号を払い出す。
次に、申込制御部236は、出品者K1と異なる買取業者を選出する(ステップS104)。ここでは、申込制御部236が、買取業者T1を選出したとする。また、申込制御部236は、決済代行サーバ300に落札価格「X円」を与信する(ステップS105)。
さらに、申込制御部236は、選出した買取業者T1に対し、ユーザU1の所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取り、さらに、買取額を出品者K1に支払うよう指示する買取確定情報を買取業者T1の買取業者端末30に送信する(ステップS106)。また、申込制御部236は、ユーザU1に対し、買取希望品を買取業者T1に配送するよう指示する配送情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する(ステップS107)。
ここで、ユーザU1は、配送情報を確認すると、注文番号を添付した所有品(買取希望品)を買取業者T1に配送する(ステップS108)。
また、ユーザU1から所有品を受け付けた買取業者T1は、所有品の査定を行い、買取価格を決定する(ステップS109)。ここでは、買取業者T1は、買取価格として「Y円」を決定したとすると、買取業者端末30を用いて、買取価格「Y円」をオークションサーバ200に通知する(ステップS110)。また、買取業者T1は、買取確定情報を参照し、買取価格「Y円」を出品者K1に支払う(ステップS111)。例えば、買取業者T1は、買取業者端末30を用いて、出品者K1の出品者端末20へ買取価格「Y円」を送金する。
オークションサーバ200の算定部237は、買取業者T1の買取業者端末30から買取価格「Y円」の通知を受け付けると、落札価格「X円」から査定価格「Y円」を差し引いた差額である「X−Y円」を算出する(ステップS112)。そして、申込制御部236は、決済代行サーバ300に対し、差額情報として差額「X−Y円」を通知する(ステップS113)。また、このとき申込制御部236は、ユーザU1に対し差額「X−Y円」をユーザU1による支払金額として提示する。
決済代行サーバ300の算定額受付部332により、差額「X−Y円」が受け付けられると、請求部333は、出品者K1へ差額「X−Y円」を入金する決済処理を実行する(ステップS114)。例えば、請求部333は、ユーザU1が登録しているクレジットカードを特定し、特定したクレジットカードの管理会社に対し、差額「X−Y円」を出品者K1に入金するよう指示する情報を送信する。そして、請求部333は、差額「X−Y円」の決済が完了すると、ユーザU1に対し差額「X−Y円」を請求する(ステップS115)。
なお、図8では、買取業者T1が、出品者K1に買取価格「Y円」を支払い、ユーザU1が実質、出品者K1に差額「X−Y円」を支払うといったように、支払元が別々である例を示した。しかし、この例に限らず、販売元へ支払いを行う支払元が一体化されてもよい。例えば、ステップS113において、決済代行サーバ300の請求部333は、オークションサーバ200から差額情報「X−Y円」が受け付けられると、落札価格「X円」が出品者K1に支払われるよう決済処理を実行する。そして、請求部333は、買取価格「Y円」を買取業者T1に請求し、差額「X−Y円」をユーザU1に請求する。このように、例えば、支払元が決済代行サーバ300に一体化されてもよい。
〔6.変形例〕
第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、上記実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、他の実施形態について説明する。
〔6−1.情報処理システム〕
上記第1の実施形態では、ユーザがカード払いを利用することを前提とし、情報処理システム100が決済代行サーバ300を含む例を示した。しかし、この例に限らず、例えば、ユーザは、銀行振込を利用してもよく、かかる場合には、情報処理システム100は、決済代行サーバ300を有しない。以下では、図9を用いて、ユーザが銀行振込を利用する場合における、情報処理システム100による情報処理の流れについて説明する。
図9は、第1の実施形態の変形例にかかる情報処理システム100による情報処理手順を示すシーケンス図である。
例えば、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品の入札ページを表示するよう指定したとする。オークションサーバ200の生成部234は、ユーザによって指定された商品の入札と、かかる商品の出品元とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段(ボタンB2とする)を含む入札ページを生成しユーザ端末10に配信する。
ここで、ユーザU1が、ボタンB2を押下し、「X円」での入札と、所有品の買取申し込みとを同時に行ったとする(ステップS201)。オークションサーバ200の申込受付部235は、ボタンB2を押下が押下されたことにより、ユーザU1による「X円」での入札と、所有品の買取申し込みとを同時に受け付ける(ステップS202)。そして、申込受付部235は、入札価格「X円」を用いて、オークション処理を実行する(ステップS203)。
次に、申込制御部236は、出品者K1と異なる買取業者を選出する(ステップS204)。ここでは、申込制御部236が、買取業者T1を選出したとする。また、申込制御部236は、選出した買取業者T1に対し、ユーザU1の所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取り、さらに、買取額を出品者K1に支払うよう指示する買取確定情報を買取業者T1の買取業者端末30に送信する(ステップS205)。また、申込制御部236は、ユーザU1に対し、買取希望品を買取業者T1に配送するよう指示する配送情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する(ステップS206)。
ここで、ユーザU1は、配送情報を確認すると、注文番号を添付した所有品(買取希望品)を買取業者T1に配送する(ステップS207)。
ユーザU1から所有品を受け付けた買取業者T1は、所有品の査定を行い、買取価格を決定する(ステップS208)。ここでは、買取業者T1は、買取価格として「Y円」を決定したとすると、買取業者端末30を用いて、買取価格「Y円」をオークションサーバ200に通知する(ステップS209)。また、買取業者T1は、買取確定情報を参照し、買取価格「Y円」を出品者K1に支払う(ステップS210)。例えば、買取業者T1は、買取業者端末30を用いて、出品者K1の出品者端末20へ買取価格「Y円」を送金する。
オークションサーバ200の算定部237は、買取業者T1の買取業者端末30から買取価格「Y円」の通知を受け付けると、落札価格「X円」から査定価格「Y円」を差し引いた差額である「X−Y円」を算出する(ステップS211)。そして、申込制御部236は、ユーザU1に対し差額「X−Y円」を出品者K1に支払うよう指示する情報として、差額「X−Y円」を含む差額情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する(ステップS212)。そして、ユーザU1は、差額「X−Y円」を出品者K1に支払う(ステップS213)。例えば、ユーザU1は、出品者K1の口座に差額「X−Y円」振り込む(ステップS213)。
このように、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、カード払いだけでなく銀行振り込み等、様々な支払い手段をユーザに提供することができるため、商品購入における支払いの利便性を高めることができる。
〔6−2.関連情報提供(1)〕
上記第1の実施形態では、オークションサーバ200の生成部234が、ユーザにより指定された出品商品について、入札を行うための入札ページP1を生成し、ユーザ端末10に配信する例について説明した。このようなページP1は、図1に示すように、入札と買取り申込みとを同時に受け付けるためのボタンB2を含むため、入札だけでなく、買取の申込みを行うためのページでもある。
このため、生成部234は、ページP1に代えて、ユーザが買取り申込みする際に利用するための参考情報を含む入札ページP2を生成してもよい。例えば、生成部234は、参考情報として、ユーザにより指定された出品商品と関連する商品の買取情報を含むページP2を生成する。また、生成部234は、参考情報として、かかる関連商品の買取価格(例えば、買取予定価格、買取保証価格、予め決められた所定の固定価格)、および、買取価格適用後の支払代金を含むページP2を生成する。以下では、生成部234の処理について具体的に説明する。
例えば、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品「スマホA−6」に対する入札ページP2を表示するよう指定したとする。かかる場合、ユーザ端末10は、ページP2の取得要求をオークションサーバ200に送信する。例えば、ユーザ端末10は、ページP2の取得要求として、出品商品名「スマホA−6」を含む取得要求をオークションサーバ200に送信する。
要求受付部233によって、ページP2の取得要求が受け付けられると、生成部234は、買取情報記憶部222の「関連商品」欄を参照し、出品商品「スマホA−6」が関連商品として設定されている買取対象を特定する。図5の例では、生成部234は、出品商品「スマホA−6」が関連商品として設定されている買取対象として、買取業者T2の「スマホA−5」と、買取業者T3の「タブレットR−6」を特定する。このように特定された各買取対象は、ユーザU1に指定された出品商品「スマホA−6」と関連する商品であるとともに、その買取情報である。
また、生成部234は、「スマホA−5」の買取価格として設定されている買取予定価格「20000円」を、入力欄SP1に入力されている入札価格「X円」から差し引いた支払代金「X−20000円」を算出する。また、生成部234は、「タブレットR−6」の買取価格として設定されている買取保証価格「30000円」を、入札価格「X円」から差し引いた支払代金「X−30000円」を算出する。
そして、生成部234は、上記のように特定した買取情報や、買取価格に関する情報を参考情報として含むページP2を生成し、生成したページP2をユーザ端末10に配信する。このため生成部234は、買取り申込みのための参考情報をユーザに提供する提供部に相当する処理部である。
ここで、図10は、ユーザ端末10に表示された参考情報を含むページP2の一例を示す図である。図10に示すように、ページP2には、ユーザU1に指定された出品商品「スマホA−6」と関連する買取対象「スマホA−5」とその買取予定価格「20000円」および支払代金の目安額「X−20000円」、また、出品商品「スマホA−6」と関連する買取対象「タブレットR−6」とその買取保証価格「30000円」および支払代金の目安額「X−30000円」が、参考情報Sample1として含まれる。
このように、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、ユーザにより指定された商品と関連する商品の買取情報を参考情報として含む入札および買取り申込みを行うためのページP2をユーザに提供する。これにより、第1の実施形態にかかるオークションサーバ200は、所有品買取りを補助することができるため、ユーザによる所有品の売却意欲を高めることができる。
また、生成部234は、入札価格から、ユーザにより指定された商品と関連する商品の買取価格を差し引いた額を支払代金の参考額として提供する。これにより、第1の実施形態にかかるオークションサーバ200は、ユーザに対し、入札とともに買取り申込むことにより、支払代金がどれだけ安くなるかといったことを容易に把握させることができるため、ユーザによる所有品の売却意欲を高めることができる。
〔6−3.関連情報提供(2)〕
また、生成部234は、参考情報として、ユーザにより指定された出品商品の属するカテゴリと同一カテゴリに属する商品の買取情報を含むページP3を生成し、生成したページP3をユーザに提供してもよい。
例えば、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品「スマホA−6」に対する入札ページP3を表示するよう指定したとする。かかる場合、ユーザ端末10は、ページP3の取得要求をオークションサーバ200に送信する。例えば、ユーザ端末10は、ページP3の取得要求として、出品商品名「スマホA−6」およびカテゴリ「携帯、スマホ本体」を含む取得要求をオークションサーバ200に送信する。
要求受付部233によって、ページP3の取得要求が受け付けられると、生成部234は、買取情報記憶部222の「カテゴリ」欄を参照し、カテゴリ「携帯、スマホ本体」が対応付けられている買取対象を特定する。図5の例では、生成部234は、カテゴリ「携帯、スマホ本体」が対応付けられている買取対象として、買取業者T2の「スマホA−5」を特定する。を特定する。このように特定された買取対象「スマホA−5」は、ユーザU1に指定された出品商品「スマホA−6」と同一カテゴリに属する商品であるとともに、その買取情報である。
また、生成部234は、「スマホA−5」の買取価格として設定されている買取予定価格「20000円」を、入力欄SP1に入力されている入札価格「X円」から差し引いた支払代金「X−20000円」を算出する。そして、生成部234は、上記のように特定した買取情報や、買取価格に関する情報を参考情報として含むページP3を生成し、生成したページP3をユーザ端末10に配信する。なお、このようなページP3は、図10に示した参考情報Sample1のうち、「タブレットR−6」に関する情報を含まないものに相当するため、特に図示しない。
〔6−4.関連情報提供(3)〕
上記各変形例では、生成部234が、ユーザにより指定された商品と関連する商品の買取価格(例えば、買取予定価格や買取保証価格)を参考情報として含む入札および買取り申込みページを生成し、ユーザ端末10に送信する例を示した。しかし、生成部234は、ユーザにより指定された商品と関連する商品の買取価格だけでなく、かかる関連する商品の買取相場価格を参考情報として含むページを生成し、ユーザに提供してもよい。
この点について、上記変形例「6−2」で示した処理に基づいて説明する。例えば、ユーザU1のユーザ端末10から送信されたページP2の取得要求が要求受付部233により受け付けられると、生成部234は、上記のように、出品商品と関連する商品の特定、特定した商品の買取価格取得、入札価格への買取価格の適用等を行う。
また、生成部234は、出品商品と関連する商品として特定した買取対象「スマホA−5」および買取対象「タブレットR−6」について、サイトYAでの落札相場価格を取得する。図示しないが、オークションサーバ200は、これまでの行われたオークションの履歴情報(オークション履歴)を所定の記憶部に格納している。
例えば、生成部234は、オークション履歴を参照し、買取対象「スマホA−5」のオークション履歴として、所定期間での落札価格を取得し、取得した落札価格の平均である平均落札価格を算出する。また、生成部234は、買取対象「タブレットR−6」についても同様に、平均落札価格を算出する。そして、生成部234は、算出した平均落札価格落札相場として含むページP2をユーザ端末10に配信する。
ここで、図11は、ユーザ端末10に表示された参考情報を含むページP2の一例を示す図である。図11に示すように、ページP2には、ユーザU1に指定された出品商品「スマホA−6」と関連する商品である買取対象「スマホA−5」とその買取予定価格「20000円」および支払代金の目安額「X−20000円」、また、出品商品「スマホA−6」と関連する買取対象「タブレットR−6」とその買取保証価格「30000円」および支払代金の目安額「X−30000円」が、参考情報Sample2として含まれる。
また、ページP2には、買取対象「スマホA−5」の落札相場価格「15000円」および買取対象「タブレットR−6」の落札相場「25000円」が、参考情報Sample2として含まれる。
このように、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、オークションでの落札相場価格を提供する。オークションでの落札相場価格は、個人間取引で評価された金額であるため、買取価格も落札相場価格と近い額で決められる可能性が高い。このため、落札相場価格は、買取価格としての信頼性が高い。第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、信頼性の高い買取価格を提供することができるため、ユーザに対しより買取り申込みさせ易くすることができる。
〔6−5.関連情報提供(4)〕
また、生成部234は、ユーザにより指定された商品と関連する商品の買取情報として、ユーザにより指定された商品に対する型落ち品である買取対象を参考情報として含む入札および買取り申込みページを生成してもよい。
例えば、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品「スマホA−6」に対する入札ページP4を表示するよう指定したとする。かかる場合、ユーザ端末10は、ページP4の取得要求をオークションサーバ200に送信する。例えば、ユーザ端末10は、ページP4の取得要求として、出品商品名「スマホA−6」を含む取得要求をオークションサーバ200に送信する。
要求受付部233によって、ページP4の取得要求が受け付けられると、生成部234は、買取情報記憶部222の「買取対象」欄を参照し、ユーザ指定された出品商品「スマホA−6」と同一商品を買取対象として設定している買取業者を特定する。図5の例では、生成部234は、ユーザ指定された出品商品「スマホA−6」と同一商品を買取対象として設定している買取業者として、買取業者T2を特定する。
そして、生成部234は、特定した買取業者T2に対応付けられる型落ち関連である「スマホA−5」および「スマホA−4」を取得する。このように取得された「スマホA−5」および「スマホA−4」は、ユーザ指定された出品商品「スマホA−6」に対する型落ち品であるとともに、その買取情報である。
このため、生成部234は、さらに買取情報記憶部222を参照し、出品商品「スマホA−6」に対する型落ち品である「スマホA−5」および「スマホA−4」を買取対象として設定している買取業者を特定する。図5の例では、生成部234は、「スマホA−5」を買取対象として設定している買取業者T2を特定する。そして、生成部234は、買取業者T2の買取対象「スマホA−5」について、買取予定価格「20000円」を取得する。
そして、生成部234は、買取対象「スマホA−5」、買取予定価格「20000円」、支払代金の目安額「X−20000円」を、ユーザ指定された出品商品「スマホA−6」に対する型落ち品の情報として含むページ4を生成し、ユーザ端末10に配信する。
なお、オークションサーバ200は、商品毎に当該商品の型落ち品を対応付けた型落ち品リストを有していてもよい。かかる場合、生成部234は、型落ち品リストを参照し、ユーザ指定された出品商品「スマホA−6」に対応付けられる型落ち品を特定する。そして、生成部234は、買取情報記憶部222を参照し、特定した型落ち品を買取対象として設定している買取業者について、当該買取対象に関する情報を取得する。
このように、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、ユーザ指定された出品商品に対する型落ち品に関する情報を買取り申込みの参考情報として提供する。これにより、情報処理システム100は、ユーザによる買取り申込みを補助することができるため、ユーザに対しより買取り申込みさせ易くすることができる。
また、出品商品を購入(入札)しようとするユーザは、購入対象の商品に対する型落ち品を所有している可能性がある。第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、このような型落ち品に関する情報を買取り申込みの参考情報として提供することができるため、例えば、型落ち品から購入対象である新商品への買い替えのための買取り申込みを施すことができる。
〔6−6.関連情報提供(5)〕
また、生成部234は、ユーザが所持している可能性の高い商品に関する買取情報を参考情報として含むページP5を生成してもよい。例えば、生成部234は、ユーザが所持している可能性の高い商品として、ユーザが購入済みの商品を特定し、購入済みの商品に関する買取情報を参考情報として含むページP5を生成し、ユーザ端末10に配信する。
例えば、ユーザU1が、ユーザ端末10を操作し、サイトYAのTOPページからカテゴリ選択してゆくことで、出品者K1の出品商品「スマホA−6」に対する入札ページP5を表示するよう指定したとする。かかる場合、ユーザ端末10は、ページP5の取得要求をオークションサーバ200に送信する。例えば、ユーザ端末10は、ページP5の取得要求として、出品商品名「スマホA−6」を含む取得要求をオークションサーバ200に送信する。
要求受付部233によって、ページP5の取得要求が受け付けられると、生成部234は、所定のサーバ装置(ここでは、ショッピングサーバとする)にアクセスし、ユーザU1の購入履歴を取得する。このとき生成部234は、どのような購入履歴を取得してもよく、例えば、所定のカテゴリに属する商品の購入履歴を取得してもよいし、ニュース情報等に基づき「最近の話題の商品」を特定し、特定した商品の購入履歴が存在すればその購入履歴を取得してもよい。
そして、生成部234は、取得したユーザU1の購入履歴と、買取情報記憶部222に記憶されている買取対象とのマッチングを行う。例えば、生成部234は、マッチングにより、買取情報記憶部222に記憶されている買取対象の中で、購入履歴に含まれる商品と一致するものがあれば、その買取対象の情報(例えば、買取予定価格、買取保証価格、目安額等)を参考情報として含むページP5を生成し、ユーザ端末10に配信する。
このように、第1の実施形態にかかる情報処理システム100は、ユーザの購入履歴に基づき、購入済みの商品に関する買取情報を買取り申込みの参考情報として提供する。購入履歴に含まれる商品は、現在ユーザが所有している可能性が高い。そして、ユーザによっては、購入した商品に不満があり売却したいと考えている場合がある。情報処理システム100は、ユーザが所有している可能性が高い商品、すなわち購入済みの商品の買取情報を提供することができるため、ユーザの売却意欲を高めることができる。
〔6−7.所有品の選択〕
さて、ここまでの説明では、入札とともに買取申込みを行ったユーザが、どのような所有品を買取希望品として買取業者に配送してもよい例を示した。しかし、申込受付部235は、入札と買取の同時申込みの際に、買取希望品の指定を受け付けることで、ユーザから配送される買取希望品を予め確定しておいてもよい。
例えば、申込受付部235は、入札とともに買取申込みを受け付ける際に、ユーザにより指定された商品と関連する買取対象から買取希望品の指定を受け付けてもよい。この点について、変形例「6−2」で示した例を用いて説明する。
変形例「6−2」では、生成部234が、ユーザにより指定された商品と関連する買取対象の買取価格、または、買取価格適用後の支払代金を参考情報として含むページP2を生成する例について図10を用いて説明した。
このとき、生成部234は、ユーザにより指定された商品と関連する買取対象の情報を参考情報として含むページP2であって、かかる買取対象毎に、各買取対象を指定するための指定手段を含むページP2を生成する。例えば、図10に示すように、生成部234は、ユーザにより指定された商品と関連する買取対象である「スマホA−5」および「タブレットR−6」それぞれについて、チェックボックスCK1およびCK2を含むページP2を生成する。
このようなページP2において、ユーザU1が、例えば、チェックボックスCK1にチェックマークを入力し、ボタンB2を押下したとする。かかる場合、申込受付部235は、出品商品「スマホA−6」への「X円」での入札と、「スマホA−5」の買取り申込みとを同時に受け付ける。また、申込制御部236は、ユーザU1に指定された買取対象「スマホA−5」が買取業者T2に対応するものであるため、買取査定を指示する査定先として買取業者T2を選択する。
なお、申込受付部235は、必ずしも、ユーザにより指定された商品と関連する買取対象の中から買取希望品の指定を受け付ける必要はなく、例えば、買取希望品の入力による指定を受け付けてもよいし、所定の商品一覧の中から選択を受け付けてもよい。このような場合、生成部234により、買取希望品の入力欄を含むページや、選択可能な所定の商品一覧を含むページが生成される。
このように、第1の実施形態にかかるオークションサーバ200は、入札とともに買取申込みを行わせる際に、買取希望品の指定も受け付ける。これにより、オークションサーバ200は、ユーザが買取希望品を買取業者に配送する前に、ユーザがどのような所有品を買取希望しているかを把握することができるため、例えば、買取業者が意図しない所有品が配送されてしまうことを防ぐことができる。
〔6−8.構成〕
上記第1の実施形態にかかるオークションサーバ200に含まれる処理部の一部またはすべては、他のサーバ装置が有してもよい。例えば、買取業者端末30から送信される買取サーバが、情報処理ステム100にさらに含まれてよく、かかる買取サーバが、オークションサーバ200の買取情報記憶部222、買取情報受付部232、申込制御部236、算定部237等を有してもよい。
(第2の実施形態)
さて、第1の実施形態では、CtoC取引の一形態であるオークションでの商品売買を前提とした情報処理システム100について説明してきた。情報処理システム100の構成要素は、オークションだけでなく他の商品売買形態にも適用することができる。例えば、所定のECサイトを利用して商品を購入するシステムにおいても、情報処理システム100の構成要素を適用することができる。そこで、第2の実施形態では、企業と一般消費者との間での取引、すなわちBtoC取引の一形態であるECサイトの利用を前提とする情報処理システム400について説明する。
〔1.情報処理システムの構成〕
まず、図12を用いて、第2の実施形態にかかるシステムの構成について説明する。図12は、第2の実施形態にかかる全体システム2の構成例を示す図である。図12に示すように、第2の実施形態にかかる全体システム2には、ユーザU1〜Unによって利用されるユーザ端末10−1〜10−nと、買取業者T1〜Tnによって利用される買取業者端末30−1〜30−nと、ショッピングサーバ500と、決済代行サーバ600とを有する。また、第2の実施形態にかかる情報処理システム400は、買取業者端末30と、ショッピングサーバ500と、決済代行サーバ600とを含むものである。すなわち、第2の実施形態にかかる情報処理システム400は、オークションサーバ200に代わって、ショッピングサーバ500を含むものである。
ショッピングサーバ500は、BtoC取引の一形態であるショッピングサービスを提供するサーバ装置である。例えば、ショッピングサーバ500は、商品の購入申込みとともに、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みを受け付ける。
また、ショッピングサーバ500は、買取に関する各種制御も行う。例えば、ショッピングサーバ400は、買取業者端末30を介して、情報処理システム2に加盟する各買取業者から所有品買取りに関する各種情報を受け付ける。そして、ショッピングサーバ500は、受け付けた買取情報を用いて、買取に関する各種制御を行う。
また、本実施形態において、ショッピングサーバ500は、販売元B1によって管理されているものとする。言い換えれば、販売元B1は、自社で取り扱っている商品をショッピングサーバ500から配信されるショッピングサイトを利用してオンライン販売している。
〔2.ショッピングサーバの構成〕
次に、図13を用いて、第2の実施形態にかかるショッピングサーバ500について説明する。図13は、第2の実施形態にかかるショッピングサーバ500の構成例を示す図である。図13に示すように、ショッピングサーバ500は、通信部210と、記憶部220と、制御部430とを有する。図13に示すように、ショッピングサーバ500の内部構成は、オークションサーバ200と同一である。なお、図示しないが、ショッピングサーバ500は、各種商品情報を記憶する商品情報記憶部や、ユーザの購入履歴を記憶する購入履歴記憶部を有する。以下では、ショッピングサーバ500の制御部530について具体的に説明する。
制御部430は、CPUやMPU等によって、ショッピングサーバ400内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部530は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図13に示すように、制御部530は、買取情報受付部532と、要求受付部533と、生成部534と、申込受付部535と、申込制御部536と、算定部537とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部530の内部構成は、図13に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部530が有する各処理部の接続関係は、図13に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。また、買取情報受付部532、要求受付部534、生成部534、申込受付部535、申込制御部536、算定部537それぞれは、オークションサーバ200の買取情報受付部232、要求受付部234、生成部234、申込受付部235、申込制御部236、算定部237に対応する処理部である。
買取情報受付部532は、買取業者端末30から買取情報の設定を受け付けるとともに、受け付けた情報を買取情報記憶部222に格納する。
要求受付部533は、ユーザ端末10からウェブページの取得要求を受け付ける。本実施形態委では、要求受付部234は、ショッピングサーバ500によって提供されるECサイト(以下では、「サイトYS」と表記する)に含まれる所定のウェブページの取得要求を受け付ける。
生成部534は、ユーザ端末10に配信するウェブページを生成する。例えば、生成部534は、サイトYS内のウェブページであって、ユーザによって指定された商品の購入申込みと、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段を含むウェブページ(「ページP11」とする)を生成する。また、生成部534は、生成したウェブページをユーザ端末10に配信する。
本実施形態では、ページP11は、ユーザにより指定された商品の一覧を表示するページ、すなわちショッピングカートに入れられた商品を確認する商品一覧ページであるものとする。例えば、サイトYS内のいずれかのページにおいて、「カートを見る」といったボタンが押下されると、ユーザ端末10は、ページP11の取得要求をショッピングサーバ500に送信する。
要求受付部533によって、ページP11の取得要求が受け付けられると、生成部534は、ユーザによって指定された商品の情報をメモリから取得し、ユーザによって指定された商品の一覧を表示するページP11を生成する。具体的には、生成部434は、ユーザ指定された商品一覧のページP11であって、ユーザ指定された商品の購入申込みと、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段を含むページP11を生成する。
ここで、図14は、商品一覧のページの一例を示す図である。図14に示すように、商品一覧のページP11には、ユーザ指定された商品の購入申込みと、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段であるボタンB4を含む。図14に示すように、ボタンB4は、購入申込みを行うボタンと、買取り申込みを行うボタンとが一体化されたボタンといえる。なお、ボタンB3は、買取り申込みを行わず、単に購入申込みを行うためのボタンである。
申込受付部535は、ユーザによって指定された商品の購入申込みとともに、当該商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みを受け付ける。具体的には、申込受付部535は、ユーザによって指定された商品の購入申込みと、当該商品の販売元とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを同時に受け付ける。なお、第1の実施形態では、申込受付部235は、オークション処理も実行する旨示したが、本実施形態では、申込受付部535は、オークション処理は行わない。
申込制御部536は、商品の購入と所有品の買取りに関する各種制御を行う。例えば、申込受付部536は、受付部により購入申込みと買取り申込みとが受け付けられた場合に、所有品の買取査定を行う買取業者を選出する。そして、申込制御部536は、選出した買取業者に対し、ユーザの所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取るよう指示する買取確定情報を選択した買取業者の買取業者端末30に送信する。また、申込制御部536は、買取確定情報を選択した買取業者の買取業者端末30に送信することで、買取価格を販売元に支払うよう指示する。
また、申込制御部236は、ユーザに対し商品の代金から買取価格を差し引いた差額を落札したユーザによる支払金額として提示する。また、本実施形態では、ユーザが代金をカード払いするものとする。このため、申込制御部536は、商品の代金から物品の買取価格を差し引いた差額が、商品の販売元に支払われるよう当該差額に関する情報を決済代行サーバ600に送信する。以下では、申込受付部535と申込制御部536の処理について、図1の例を用いて説明する。
例えば、図14において、ユーザU1によりボタンB4が押下されたとすると、申込受付部535は、図14に示すカート内の商品の購入申込みと、カート内の商品販売元である販売元B1とは異なる買取業者に対する所有品の買取り申込みとを受け付ける。また、申込受付部535は、受け付けた買取り申込みを識別する注文番号を払い出す。例えば、申込受付部535は、注文番号「B010」を払い出す。
申込制御部536は、申込受付部535により買取り申込みが受け付けられると、買取情報記憶部222を参照し、買取業者を選出する。本実施形態では、ユーザU1がどのような所有品を査定に依頼するかが不明である。このため、申込制御部536は、買取対象「All」とする買取業者T1またはT6から、例えば、買取業者T1を選出する。
そして、申込制御部536は、選出した買取業者T1に対し、ユーザU1の所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取るよう指示する買取確定情報を買取業者T1の買取業者端末30に送信する。かかる買取確定情報には、例えば、ユーザID「U1」、注文番号「B010」、購入商品の販売元情報(住所、振込先等)、支払代金「X円」等が含まれる。
また、申込制御部536は、ユーザU1に対し、買取希望品を買取業者T1に配送するよう指示する配送情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する。かかる配送情報には、例えば、買取注文番号「B010」、買取業者名「T1」、配送先住所等が含まれる。
また、申込制御部536は、ユーザU1がカード払いする旨の情報を予め受け付けている場合、ユーザU1の支払代金「X円」を決済代行サーバ600へ与信する。
ここで、買取確定情報を確認した買取業者T1は、ユーザU1からの所有品の査定を行い、買取価格を決定する。例えば、買取業者T1は、ユーザU1の所有品の買取価格として「Y円」を決定したとすると、買取業者端末30を用いて、買取価格「Y円」をショッピングサーバ500に送信する。また、買取業者T1は、買取確定情報を参照し、買取価格「X円」を販売元B1に支払う。
算定部537は、商品の代金から所有品の買取価格を差し引いた差額を算定する。例えば、算定部537は、ユーザに指定された商品の支払代金から、買取業者により査定された所有品の買取価格を差し引いた差額を算定する。以下では、算定部537の処理について、具体的に説明する。
例えば、ユーザU1が、図14に示すカート内の商品の購入申込みをするとともに、所有品の買取り申込みを行ったことにより、申込制御部536が、選出した買取業者T1にユーザU1の所有品買い取りを指示し、買取業者T1が、査定した買取価格「Y円」をショッピングサーバ500に送信したとする。
かかる場合、算定部537は、買取業者T1の買取業者端末30から査定価格「Y円」を受け付ける。そして、算定部437は、支払代金「X円」から、買取業者T1による査定価格「Y円」を差し引いた差額である「X−Y円」を算出する。ここで、申込制御部536は、決済代行サーバ600に対し、差額情報として差額「X−Y円」を通知する。このとき、申込制御部536は、例えば、差額「X−Y円」とともに、注文番号「B010」とユーザID「U1」を通知する。以下では、決済代行サーバ600について具体的に説明する。
〔3.決済代行サーバの構成〕
次に、図15を用いて、第2の施形態にかかる決済代行サーバ600について説明する。図15は、第2の実施形態にかかる決済代行サーバ600の構成例を示す図である。図15に示すように、決済代行サーバ600は、通信部310と、記憶部320と、制御部630とを有する。
制御部630は、CPUやMPU等によって、決済代行サーバ600内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部630は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図15に示すように、制御部630は、カード情報受付部631と、算定額受付部632と、請求部633とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部630の内部構成は、図15に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部630が有する各処理部の接続関係は、図15に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。また、カード情報受付部631、算定額受付部632、請求部633それぞれは、決済代行サーバ300のカード情報受付部631、算定額受付部632、請求部633に対応する処理部である。
カード情報受付部631は、ユーザからクレジットカードに関するカード情報を受け付ける。
算定額受付部632は、ショッピングサーバ500の算定部537により算定された差額を受け付ける。例えば、算定額受付部632は、算定部537により算定された差額と、注文番号と、ユーザIDとを受け付ける。例えば、算定額受付部632は、算定部237に算出された差額情報である差額「X−Y円」、注文番号「B010」およびユーザID「U1」を申込制御部536から受け付ける。また、算定額受付部632は、申込制御部536から受け付けた差額情報を請求部633に送信する。
請求部633は、ユーザに代わって、販売元に対して、算定部537により算定された差額の決済を行うとともに、決済した差額分だけユーザに請求する。請求部633の処理について、具体的に説明する。
例えば、申込制御部536が、差額「X−Y円」、注文番号「B010」およびユーザID「U1」を決済代行サーバ600に通知したとする。算定額受付部632により、上記のような差額の情報が受け付けられると、請求部633は、カード情報記憶部321を参照し、ユーザU1が登録しているクレジットカードおよびそのカード番号を特定する。図7の例では、請求部633は、ユーザU1が登録しているクレジットカードについて、「AAAカード」のカード番号「111111」を特定する。
そして、請求部633は、「AAAカード」を管理するカード会社に対し、差額「X−Y円」を販売元B1に入金するよう指示する旨の情報を送信する。そして、請求部633は、「AAAカード」を管理するカード会社による販売元B1への差額「X−Y円」の決済が完了した後、ユーザU1に対し、差額「X−Y円」を請求する。
〔4.情報処理フロー〕
次に、図16を用いて、第2の実施形態にかかる情報処理システム400による情報処理の手順について説明する。図16は、第2の実施形態にかかる情報処理システム400による情報処理手順を示すシーケンス図である。図16では、ユーザがカード払いを利用する場合における、情報処理システム400による情報処理の手順について説明する。
例えば、ユーザU1が、販売元B1により運営されるサイトYSを利用してカートに入れた(指定した)商品について、カート内の商品を確認する商品一覧ページを表示するよう指定したとする。ショッピングサーバ500の生成部534は、ユーザによって指定された商品の購入申込みと、かかる商品の販売元とは異なる買取業者に対する買取り申込みとを同時に受け付ける操作手段(ボタンB4とする)を含む商品一覧ページを生成しユーザ端末10に配信する。
ここで、ユーザU1が、ボタンB4を押下し、選択した商品の合計金額(支払代金)「X円」での購入申込みと、所有品の買取り申し込みとを同時に行ったとする(ステップS301)。ショッピングサーバ500の申込受付部535は、ボタンB4が押下されたことにより、ユーザU1による「X円」での購入申込みと、所有品の買取申し込みとを同時に受け付ける(ステップS302)。また、申込受付部535は、ユーザU1による買取り申込みを識別する注文番号を払い出す。
次に、申込制御部536は、販売元B1と異なる買取業者を選出する(ステップS303)。ここでは、申込制御部536が、買取業者T1を選出したとする。また、申込制御部536は、決済代行サーバ600に支払代金「X円」を与信する(ステップS304)。
さらに、申込制御部536は、選出した買取業者T1に対し、ユーザU1の所有品の買取査定を行い、査定した買取価格で買取り、さらに、買取価格を販売元B1に支払うようるよう指示する買取確定情報を買取業者T1の買取業者端末30に送信する(ステップS305)。また、申込制御部536は、ユーザU1に対し、買取希望品を買取業者T1に配送するよう指示する配送情報をユーザU1のユーザ端末10に送信する(ステップS306)。
ここで、ユーザU1は、配送情報を確認すると、注文番号を添付した所有品(買取希望品)を買取業者T1に配送する(ステップS307)。
また、ユーザU1から所有品を受け付けた買取業者T1は、所有品の査定を行い、買取価格を決定する(ステップS308)。ここでは、買取業者T1は、買取価格として「Y円」を決定したとすると、買取業者端末30を用いて、買取価格「Y円」をショッピングサーバ500に通知する(ステップS309)。また、買取業者T1は、買取確定情報を参照し、買取価格「Y円」を販売元B1に支払う(ステップS310)。例えば、買取業者T1は、買取業者端末30を用いて、販売元B1の出品者端末20へ買取価格「Y円」を送金してもよいし、定められた銀行口座に振り込んでもよい。
ショッピングサーバ500の算定部537は、買取業者T1の買取業者端末30から買取価格「Y円」の通知を受け付けると、支払代金「X円」から査定価格「Y円」を差し引いた差額である「X−Y円」を算出する(ステップS311)。そして、申込制御部536は、決済代行サーバ600に対し、差額情報として差額「X−Y円」を通知する(ステップS312)。また、このとき申込制御部536は、ユーザU1に対し差額「X−Y円」をユーザU1による支払金額として提示する。
決済代行サーバ600の算定額受付部632により、差額「X−Y円」が受け付けられると、請求部633は、販売元B1へ差額「X−Y円」を入金する決済処理を実行する(ステップS313)。例えば、請求部633は、ユーザU1が登録しているクレジットカードを特定し、特定したクレジットカードの管理会社に対し、差額「X−Y円」を販売元B1に入金するよう指示する情報を送信する。そして、請求部633は、差額「X−Y円」の決済が完了すると、ユーザU1に対し差額「X−Y円」を請求する(ステップS314)。
〔5.変形例〕
第2の実施形態にかかる情報処理システム400は、上記実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、他の実施形態について説明する。
〔5−1.関連情報提供〕
生成部534は、生成部234と同様に、ユーザが買取り申込みする際に利用するための参考情報を含む商品一覧ページを生成してもよい。例えば、生成部534は、参考情報として、ユーザによりカートに入れられた(指定された)商品と関連する商品の買取情報を含む一覧ページを生成し、生成した一覧ページをユーザ端末10に配信する。
〔5−2.構成〕
上記第2の実施形態にかかるショッピングサーバ500に含まれる処理部の一部またはすべては、他のサーバ装置が有してもよい。例えば、買取業者端末30から送信される買取サーバが、情報処理ステム400にさらに含まれてよく、かかる買取サーバが、ショッピングサーバ500の買取情報記憶部222、買取情報受付部532、申込制御部136、算定部537を有してもよい。
(その他)
〔1.プログラム〕
上述してきた各実施形態にかかるオークションサーバ200、決済代行サーバ300、ショッピングサーバ500および決済代行サーバ600は、例えば図17に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、オークションサーバ200を例に挙げて説明する。図17は、オークションサーバ200の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が第1の実施形態にかかるオークションサーバ200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部230の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部220内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
また、例えば、コンピュータ1000が第2の実施形態にかかるショッピングサーバ500として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部530の機能を実現する。
〔2.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。