JP6183400B2 - 契約書作成プログラム、契約書検証プログラム、最終暗号作成プログラム、契約書作成システム、契約書検証システム及び最終暗号作成システム - Google Patents
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Description
本発明は、契約書作成プログラム、契約書検証プログラム、最終暗号作成プログラム、契約書作成システム、契約書検証システム及び最終暗号作成システムに関し、特に、短期間かつ高いセキュリティで紙の契約書を作成する技術に関する。
従来、契約書を作成する際には、契約者間で契約内容を合意した後、まず、一方の契約者が契約書を二通作成して手書きでサインを行い、もう一方の契約者に送付する。もう一方の契約者は契約書を受け取ると、二通ともにサインをした後、一通を証拠として手元に保管し、もう一通を契約相手に返送する。このようにして契約書が取り交わされる。
また、近年では、インターネットを介した電子契約書によっても契約が交わされるようになっている。電子契約では、まず、一方の契約者が契約内容を紙に印刷して手書きサインを行う。そして、サインした印刷物をスキャンしたサイン済み電子ファイルを作成して、もう一方の契約者に送付する。もう一方の契約者は、サイン済み電子ファイルを受け取ると、それを印刷して手書きサインを行う。そして、サインした印刷物を再度スキャンして電子契約書を作成する。
また、近年では、インターネットを介した電子契約書によっても契約が交わされるようになっている。電子契約では、まず、一方の契約者が契約内容を紙に印刷して手書きサインを行う。そして、サインした印刷物をスキャンしたサイン済み電子ファイルを作成して、もう一方の契約者に送付する。もう一方の契約者は、サイン済み電子ファイルを受け取ると、それを印刷して手書きサインを行う。そして、サインした印刷物を再度スキャンして電子契約書を作成する。
その後、契約者は、電子契約書の内容を確認して問題ないことを確認し、互いに電子署名を行って、電子契約書を保存する。このようにすれば、電子署名をチェックすることによって電子契約書の改ざんを検出することができる。
しかしながら、紙の契約書を作成する場合には、特に、海外の契約者と契約するような場合、契約書の送付に時間がかかる。例えば、契約書の郵送に1週間程度かかったりして、すべての手続きを完了するまで約1ヶ月かかることも珍しくない。
一方、電子契約書はインターネットを介して送受信できるので、契約完了までの期間を短縮することができるが、電子契約書を安全に保管するためには、高いセキュリティと長期間安全稼働する専用のサーバーが必要になるため、コストが高くつく。
一方、電子契約書はインターネットを介して送受信できるので、契約完了までの期間を短縮することができるが、電子契約書を安全に保管するためには、高いセキュリティと長期間安全稼働する専用のサーバーが必要になるため、コストが高くつく。
また、従来の慣行では、紙の契約書に手書きサインを記入することによって、契約の効力が発生すると認められるため、手書きサインのない電子契約書は、改ざんの有無を確認できても、契約の効力の発生は認められない。このため、電子契約書の印刷物には原本性が認められず、契約の証拠としては扱われない。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、契約手続きに要する期間を短縮しつつ、高いセキュリティで紙の契約書を作成する契約書作成プログラム、契約書検証プログラム、最終暗号作成プログラム、契約書作成システム、契約書検証システム及び最終暗号作成システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、契約手続きに要する期間を短縮しつつ、高いセキュリティで紙の契約書を作成する契約書作成プログラム、契約書検証プログラム、最終暗号作成プログラム、契約書作成システム、契約書検証システム及び最終暗号作成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る契約書作成プログラムは、秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージをコンピューターに作成させる契約書作成プログラムであって、各契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成ステップと、前記サイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成ステップと、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成ステップと、契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を作成する中間暗号化ステップと、契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と当該契約者以外のすべての契約者に係る中間暗号とを併せて暗号化した最終暗号を作成する最終暗号化ステップと、最終暗号それぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成ステップと、前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成ステップと、コンピューターに実行させることを特徴とする。
このようにすれば、契約者間でインターネット等を介して電子データを遣り取りすることによって契約書を作成することができるので、契約締結にかかる時間を短縮することができる。また、契約文書は紙文書で保存できるため、契約書を電子データで保管する場合と比較して、高いセキュリティを維持したサーバーとその保守の必要がなくなり、低コストで高いセキュリティを実現することができる。
また、本発明に係る契約書作成プログラムは、秘密鍵を有する1の契約者と秘密鍵を有する他の1以上の契約者とのそれぞれの手書きサインを記入した契約書イメージをコンピューターに作成させる契約書作成プログラムであって、当該1の契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成ステップと、当該1の契約者のサイン画像を一意に識別するための第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成ステップと、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成ステップと、当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した第1の中間暗号を作成して他の契約者に送信する中間暗号送信ステップと、他の契約者からそれぞれ第2の中間暗号を受信する中間暗号受信ステップと、当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別情報と前記他のすべての契約者に係る第2の中間暗号とを併せて暗号化した第1の最終暗号を作成して、当該他のすべての契約者に送信する最終暗号送信ステップと、他の契約者からそれぞれ第2の最終暗号を受信する最終暗号受信ステップと、前記第1の最終暗号と他の契約者に係る第2の最終暗号とのそれぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成ステップと、前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成ステップと、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
この場合において、前記1の契約者のサイン画像を他の契約者へ送信するサイン画像送信ステップと、前記中間暗号受信ステップにおいて他の契約者から取得した第2の中間暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第2のサイン識別情報と第2のテキスト識別情報とを復号化する中間復号化ステップと、他の契約者からサイン画像を取得して、当該サイン画像を一意に識別するための第3のサイン識別情報を生成する第3の識別情報生成ステップと、前記他の契約者に係る第2のサイン識別情報と当該他の契約者に係る第3のサイン識別情報とが一致するか否かと、当該他の契約者に係る第2のテキスト識別情報と前記第1のテキスト識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する中間確認ステップと、前記最終暗号受信ステップにおいて他の契約者から取得した第2の最終暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第3の中間暗号と第4のサイン識別情報とを復号化する最終復号化ステップと、同一の他の契約者に係る第2の中間暗号と第3の中間暗号とが一致するか否かと、同一の他の契約者に係る第4のサイン識別情報と第3のサイン識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する最終確認ステップと、を含み、前記最終暗号化ステップは、前記中間確認ステップにて前記両方ともの一致が確認されたら、前記第1の最終暗号を作成し、前記光学式マーク作成ステップは、前記最終確認ステップにおいて他の契約者すべてに関し前記両方ともについて一致が確認されたら、光学式マークを作成してもよい。
また、前記中間確認ステップにて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記最終暗号化ステップにおける第1の最終暗号の作成を禁止する第1の禁止ステップを備えてもよい。
また、前記最終確認ステップにて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記光学式マーク作成ステップにおける光学式マークの作成を禁止する第2の禁止ステップを備えてもよい。
また、前記最終確認ステップにて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記光学式マーク作成ステップにおける光学式マークの作成を禁止する第2の禁止ステップを備えてもよい。
また、前記サイン識別情報は、前記サイン画像から抽出された特徴量であってもよい。
また、前記テキスト識別情報は、前記テキストデータから一方向性関数を用いて算出された一方向性関数値であってもよい。
また、前記一方向性関数値は、前記テキストデータから算出されたハッシュ値であってもよい。
また、前記テキスト識別情報は、前記テキストデータから一方向性関数を用いて算出された一方向性関数値であってもよい。
また、前記一方向性関数値は、前記テキストデータから算出されたハッシュ値であってもよい。
また、前記契約書に記入される契約内容のテキストデータを記録する第2の光学式マークを作成する第2の光学式マーク作成ステップを備え、前記契約書イメージ作成ステップが作成する契約書イメージは、更に、第2の光学式マークを含んでもよい。
また、本発明に係る契約書検証プログラムは、前記テキストデータ、契約者のサイン画像及び光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージをコンピューターに検証させる契約書検証プログラムであって、前記サイン画像から第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成ステップと、前記テキストデータから第1のテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成ステップと、前記光学式マークから最終暗号を復号化する光学式マーク復号化ステップと、前記契約者の公開鍵を用いて、前記最終暗号から中間暗号と第2のサイン識別情報とを復号化する最終暗号復号化ステップと、前記契約者の公開鍵を用いて、前記中間暗号から第2のテキスト識別情報と第3のサイン識別情報とを復号化する中間暗号復号化ステップと、前記第1及び第2のテキスト識別情報が一致するか否かと、同一の契約者にサイン画像に係る前記第1から第3のサイン識別情報が互いに一致するか否かとの両方を確認する確認ステップと、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係る契約書検証プログラムは、前記テキストデータ、契約者のサイン画像及び光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージをコンピューターに検証させる契約書検証プログラムであって、前記サイン画像から第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成ステップと、前記テキストデータから第1のテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成ステップと、前記光学式マークから最終暗号を復号化する光学式マーク復号化ステップと、前記契約者の公開鍵を用いて、前記最終暗号から中間暗号と第2のサイン識別情報とを復号化する最終暗号復号化ステップと、前記契約者の公開鍵を用いて、前記中間暗号から第2のテキスト識別情報と第3のサイン識別情報とを復号化する中間暗号復号化ステップと、前記第1及び第2のテキスト識別情報が一致するか否かと、同一の契約者にサイン画像に係る前記第1から第3のサイン識別情報が互いに一致するか否かとの両方を確認する確認ステップと、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
この場合において、前記契約書イメージは前記テキストデータを記録する第2の光学式マークが所定の記入欄に配置されており、前記第2の光学式マークから第3のテキスト識別情報を算出する第3のテキスト識別情報生成ステップを備え、前記確認ステップは、前記第1及び第2のテキスト識別情報に加えて前記第3のテキスト識別情報が互いに一致するか否かを確認してもよい。
また、本発明に係る最終暗号作成プログラムは、契約書イメージ作成装置が秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージに記入される光学式マークを作成するための最終暗号をコンピューターに作成させる最終暗号作成プログラムであって、契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報と、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を受け付ける中間暗号受付ステップと、契約者の秘密鍵以外の秘密鍵を用いて、すべての契約者に係る中間暗号を暗号化した最終暗号を作成する最終暗号作成ステップと、契約書イメージ作成装置からの要求に応じて前記最終暗号を送信する最終暗号送信ステップと、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係る契約書作成システムは、秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージを作成する契約書作成システムであって、各契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成手段と、前記サイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成手段と、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成手段と、契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を作成する中間暗号化手段と、契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と当該契約者以外のすべての契約者に係る中間暗号とを併せて暗号化した最終暗号を作成する最終暗号化手段と、最終暗号それぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成手段と、前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る契約書作成システムは、秘密鍵を有する1の契約者と秘密鍵を有する他の1以上の契約者とのそれぞれの手書きサインを記入した契約書イメージを作成する契約書作成システムであって、当該1の契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成手段と、当該1の契約者のサイン画像を一意に識別するための第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成手段と、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成手段と、当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した第1の中間暗号を作成して他の契約者に送信する中間暗号送信手段と、他の契約者からそれぞれ第2の中間暗号を受信する中間暗号受信手段と、当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別と前記他のすべての契約者に係る第2の中間暗号とを併せて暗号化した第1の最終暗号を作成して、当該他のすべての契約者に送信する最終暗号送信手段と、他の契約者からそれぞれ第2の最終暗号を受信する最終暗号受信手段と、前記第1の最終暗号と他の契約者に係る第2の最終暗号とのそれぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成手段と、前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成手段と、を備えることを特徴とする。
この場合において、当該1の契約者のサイン画像を他の契約者へ送信するサイン画像送信手段と、前記中華南郷受信手段によって他の契約者から取得した第2の中間暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第2のサイン識別情報と第2のテキスト識別情報とを復号化する中間復号化手段と、他の契約者からサイン画像を取得して、当該サイン画像を一意に識別するための第3のサイン識別情報を生成する第3の識別情報生成手段と、前記他の契約者に係る第2のサイン識別情報と当該他の契約者に係る第3のサイン識別情報とが一致するか否かと、当該他の契約者に係る第2のテキスト識別情報と前記第1のテキスト識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する中間確認手段と、前記最終暗号受信手段によって他の契約者から取得した第2の最終暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第3の中間暗号と第4のサイン識別情報とを復号化する最終復号化手段と、同一の他の契約者に係る第2の中間暗号と第3の中間暗号とが一致するか否かと、同一の他の契約者に係る第4のサイン識別情報と第3のサイン識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する最終確認手段と、を備え、前記最終暗号送信手段は、前記中間確認手段によって前記両方ともの一致が確認されたら、前記第1の最終暗号を作成して当該他の契約者へ送信し、前記光学式マーク作成手段は、前記最終確認手段によって他の契約者すべてについて前記両方ともの一致が確認されたら、光学式マークを作成してもよい。
また、前記中間確認手段にて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記最終暗号化手段による第1の最終暗号の作成を禁止する第1の禁止手段を備えてもよい。
また、前記最終確認手段にて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記光学式マーク作成手段による光学式マークの作成を禁止する第2の禁止手段を備えてもよい。
また、前記サイン識別情報は、前記サイン画像から抽出された特徴量であってもよい。
また、前記最終確認手段にて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記光学式マーク作成手段による光学式マークの作成を禁止する第2の禁止手段を備えてもよい。
また、前記サイン識別情報は、前記サイン画像から抽出された特徴量であってもよい。
また、前記テキスト識別情報は、前記テキストデータから一方向性関数を用いて算出された一方向性関数値であってもよい。
また、前記一方向性関数値は、前記テキストデータから算出されたハッシュ値であってもよい。
また、前記契約書に記入される契約内容のテキストデータを記録する第2の光学式マークを作成する第2の光学式マーク作成手段を備え、前記契約書イメージ作成手段が作成する契約書イメージは、更に、第2の光学式マークを含んでもよい。
また、前記一方向性関数値は、前記テキストデータから算出されたハッシュ値であってもよい。
また、前記契約書に記入される契約内容のテキストデータを記録する第2の光学式マークを作成する第2の光学式マーク作成手段を備え、前記契約書イメージ作成手段が作成する契約書イメージは、更に、第2の光学式マークを含んでもよい。
また、本発明に係る契約書検証システムは、前記テキストデータ、契約者のサイン画像及び光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを検証する契約書検証システムであって、前記サイン画像から第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成手段と、前記テキストデータから第1のテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成手段と、前記光学式マークから最終暗号を復号化する光学式マーク復号化手段と、前記契約者の公開鍵を用いて、前記最終暗号から中間暗号と第2のサイン識別情報とを復号化する最終暗号復号化手段と、前記契約者の公開鍵を用いて、前記中間暗号から第2のテキスト識別情報と第3のサイン識別情報とを復号化する中間暗号復号化手段と、前記第1及び第2のテキスト識別情報が一致するか否かと、同一の契約者にサイン画像に係る前記第1から第3のサイン識別情報が互いに一致するか否かとの両方を確認する確認手段と、を備えることを特徴とする。
この場合において、前記契約書イメージは前記テキストデータを記録する第2の光学式マークが所定の記入欄に配置されており、前記第2の光学式マークから第3のテキスト識別情報を算出する第3のテキスト識別情報生成手段を備え、前記確認手段は、前記第1及び第2のテキスト識別情報に加えて前記第3のテキスト識別情報が互いに一致するか否かを確認してもよい。
また、本発明に係る最終暗号作成システムは、契約書イメージ作成装置が秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージを作成するための最終暗号を作成する最終暗号作成システムであって、契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報と、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を受け付ける中間暗号受付手段と、契約者の秘密鍵以外の秘密鍵を用いて、すべての契約者に係る中間暗号を暗号化した最終暗号を作成する最終暗号作成手段と、契約書イメージ作成装置からの要求に応じて前記最終暗号を送信する最終暗号送信手段と、を備えることを特徴とする。
以下、本発明に係る契約書作成プログラム、契約書検証プログラム、最終暗号作成プログラム、契約書作成システム、契約書検証システム及び最終暗号作成システムの実施の形態について、契約書作成システムを例にとり、図面を参照しながら説明する。
[1]第1の実施の形態
本実施の形態に係る契約書作成システムは、2名の契約者A、Bが手書きサインした契約書を作成する。
[1]第1の実施の形態
本実施の形態に係る契約書作成システムは、2名の契約者A、Bが手書きサインした契約書を作成する。
なお、本実施の形態においては、契約者と手書きサインの署名者が一致している場合を例にとって説明するが、契約者が法人で署名者がその代表者である等、契約者と署名者とは必ずしも一致していなくてもよい。
また、契約者A、Bはそれぞれ公開鍵暗号方式を利用するための秘密鍵AX、BXを有しており、秘密鍵AX、BXにそれぞれ対応する公開鍵AY、BYは互いに他方の契約者に予め通知されている。
また、契約者A、Bはそれぞれ公開鍵暗号方式を利用するための秘密鍵AX、BXを有しており、秘密鍵AX、BXにそれぞれ対応する公開鍵AY、BYは互いに他方の契約者に予め通知されている。
(1)契約書作成システムの構成
まず、本実施の形態に係る契約書作成システムの構成について説明する。
図1に示されるように、契約書作成システム1においては、インターネット120に契約書作成サーバー110及びタブレット端末130A、130Bが接続されている。タブレット端末130A、130Bはそれぞれ契約者A、Bが使用するものとする。なお、タブレット端末130A、130Bは有線接続されていてもよいし無線接続でもよい。
まず、本実施の形態に係る契約書作成システムの構成について説明する。
図1に示されるように、契約書作成システム1においては、インターネット120に契約書作成サーバー110及びタブレット端末130A、130Bが接続されている。タブレット端末130A、130Bはそれぞれ契約者A、Bが使用するものとする。なお、タブレット端末130A、130Bは有線接続されていてもよいし無線接続でもよい。
(2)契約書の構成
まず、契約書作成システム1によって作成される契約書の構成について説明する。
図2に示されるように、本実施の形態に係る契約書作成システムが作成する契約書2には、契約本文200、手書きサイン210A、210B及びQRコード(登録商標)220A、220Bが記入されている。QRコード(登録商標)220A、220Bは契約本文200に各署名者が合意してサインしたことを保証する。手書きサイン210A、210Bはそれぞれ契約者A、Bの手書きサインである。
まず、契約書作成システム1によって作成される契約書の構成について説明する。
図2に示されるように、本実施の形態に係る契約書作成システムが作成する契約書2には、契約本文200、手書きサイン210A、210B及びQRコード(登録商標)220A、220Bが記入されている。QRコード(登録商標)220A、220Bは契約本文200に各署名者が合意してサインしたことを保証する。手書きサイン210A、210Bはそれぞれ契約者A、Bの手書きサインである。
(3)契約手順
次に、本実施の形態に係る契約書作成システムを用いた契約手順について説明する。契約手順は、本文作成フェーズ、署名フェーズ及び印刷フェーズの3段階からなっている。
(3−1)本文作成フェーズ
まず、本文作成フェーズにおいては、図3に示されるように、まず一方の契約者(図3の例では契約者A)がタブレット端末130Aを用いて契約書案のテキストデータを作成し、契約書作成サーバー110に登録する。すると、契約書作成サーバー110からタブレット端末130Bに登録通知が送信される。すると、タブレット端末130Bは契約書作成サーバー110から最新の契約書案(テキストデータ。以下、「最新案」という。)をダウンロード(DL: Down Load)して表示する。
次に、本実施の形態に係る契約書作成システムを用いた契約手順について説明する。契約手順は、本文作成フェーズ、署名フェーズ及び印刷フェーズの3段階からなっている。
(3−1)本文作成フェーズ
まず、本文作成フェーズにおいては、図3に示されるように、まず一方の契約者(図3の例では契約者A)がタブレット端末130Aを用いて契約書案のテキストデータを作成し、契約書作成サーバー110に登録する。すると、契約書作成サーバー110からタブレット端末130Bに登録通知が送信される。すると、タブレット端末130Bは契約書作成サーバー110から最新の契約書案(テキストデータ。以下、「最新案」という。)をダウンロード(DL: Down Load)して表示する。
表示された最新案を契約者Bが確認し、タブレット端末130Bを用いて最新案を修正すると、タブレット端末130Bは修正箇所(テキストデータ)のみを契約書作成サーバー110に差分登録する。差分登録を受け付けた契約書サーバーがタブレット端末130Aに登録通知を送信すると、タブレット端末130Aに最新案を表示し、更に契約者Bが最新案を修正する。以下、このような修正作業を繰り返すことによって、契約書本文が作成され、契約者双方が契約書本文に合意したら、本文作成フェーズが終了する。
(3−2)署名フェーズ
次に、署名フェーズにおいては、契約者A、B双方が手書きサインを行い、作成された暗号化データを互いに確認し合う。なお、契約者A、Bが同時に手書きサインを行う必要はなく、また、何れの契約者が先に手書きサインを行ってもよい。図4では、契約者Aが手書きサインを行う場合に行われる処理及び操作が示されているが、契約者Bが手書きサインを行う場合にも同様の処理及び操作がなされる。
次に、署名フェーズにおいては、契約者A、B双方が手書きサインを行い、作成された暗号化データを互いに確認し合う。なお、契約者A、Bが同時に手書きサインを行う必要はなく、また、何れの契約者が先に手書きサインを行ってもよい。図4では、契約者Aが手書きサインを行う場合に行われる処理及び操作が示されているが、契約者Bが手書きサインを行う場合にも同様の処理及び操作がなされる。
契約者Aが手書きサインを行う場合には、図4に示されるように、契約者Aはタブレット端末130Aを操作して、手書きサイン210Aを入力する。すると、タブレット端末130Aは、入力された手書きサイン210Aの画像データ(以下、「サイン画像データ」という。)ASから特徴量A0を抽出する。特徴量は、例えば、各ストロークの端点の座標、曲点、極小点、極大点の座標などである。
次に、タブレット端末130Aは、契約書本文(テキストデータ)のハッシュ値H0を算出し、手書きサインの特徴量A0と契約書本文のハッシュ値H0とを契約者Aの秘密鍵AXで暗号化した暗号化データDataAを作成すると、サイン画像データASと共に暗号化データDataAを契約書作成サーバー110へアップロードする。
契約書作成サーバー110は、サイン画像データASと暗号化データDataAとのアップロードを受け付けると、当該アップロードがあった旨をタブレット端末130Bに通知(以下、「UL通知」という。)する。すると、タブレット端末130Bは、契約書作成サーバー110からサイン画像データAS及び暗号化データDataAをダウンロードする。
契約書作成サーバー110は、サイン画像データASと暗号化データDataAとのアップロードを受け付けると、当該アップロードがあった旨をタブレット端末130Bに通知(以下、「UL通知」という。)する。すると、タブレット端末130Bは、契約書作成サーバー110からサイン画像データAS及び暗号化データDataAをダウンロードする。
タブレット端末130Bは、サイン画像データASから特徴量A0を抽出すると共に、ハッシュ値H0を未だ算出していない場合には契約書本文からハッシュ値H0を算出し、更に、暗号化データDataAを契約者Aの公開鍵AYで復号化する。
そして、サイン画像データASから抽出した特徴量A0及び契約書本文から算出したハッシュ値H0が、暗号化データDataAから復号化した特徴量A0及びハッシュ値H0と一致するか確認して、確認結果を契約者Bに通知する表示を行う。
そして、サイン画像データASから抽出した特徴量A0及び契約書本文から算出したハッシュ値H0が、暗号化データDataAから復号化した特徴量A0及びハッシュ値H0と一致するか確認して、確認結果を契約者Bに通知する表示を行う。
(3−3)印刷フェーズ
印刷フェーズにおいては、契約書作成システム1にて作成した契約書を契約者A、Bがそれぞれ印刷する。
図5に示されるように、契約者A、Bはそれぞれタブレット端末130A、130Bにて他方の契約者の暗号化データBX、AXを復号化した特徴量B0、A0とハッシュ値H0が正しいことを確認したら、タブレット端末130A、130Bにて確認を完了した旨の操作を行う。すると、タブレット端末130A、130Bはそれぞれデジタル署名A、Bを作成する。
印刷フェーズにおいては、契約書作成システム1にて作成した契約書を契約者A、Bがそれぞれ印刷する。
図5に示されるように、契約者A、Bはそれぞれタブレット端末130A、130Bにて他方の契約者の暗号化データBX、AXを復号化した特徴量B0、A0とハッシュ値H0が正しいことを確認したら、タブレット端末130A、130Bにて確認を完了した旨の操作を行う。すると、タブレット端末130A、130Bはそれぞれデジタル署名A、Bを作成する。
すなわち、タブレット端末130Aは、特徴量B0とハッシュ値H0が正しいことが確認された暗号化データDataBと契約者Aのサイン画像データASの特徴量A0とを契約者Aの秘密鍵AXで暗号化して、デジタル署名Aを作成する。タブレット端末130Bも同様にしてデジタル署名Bを作成する。
そして、タブレット端末130A、130Bはデジタル署名A、Bを契約書作成サーバー110にアップロードすると、デジタル署名A、Bを両方とも受信したら、契約書作成サーバー110はデジタル署名が完了した旨をタブレット端末130A、130Bに通知する(図5では、タブレット端末130Aへのデジタル署名完了通知のみが記載されている)。
そして、タブレット端末130A、130Bはデジタル署名A、Bを契約書作成サーバー110にアップロードすると、デジタル署名A、Bを両方とも受信したら、契約書作成サーバー110はデジタル署名が完了した旨をタブレット端末130A、130Bに通知する(図5では、タブレット端末130Aへのデジタル署名完了通知のみが記載されている)。
以下、契約者Aの操作及びタブレット端末130Aの動作について説明するが、契約者Bの操作及びタブレット端末130Bの動作についても同様である。
契約書作成サーバー110からデジタル署名の完了を通知されると、タブレット端末130Aは契約者Aにデジタル署名完了を通知する。その後、契約者Aがタブレット端末130Aに契約書の印刷を要求すると、タブレット端末130Aは、契約書作成サーバー110からサイン画像データAS、BS、契約書本文及びデジタル署名A、Bをダウンロードする。
契約書作成サーバー110からデジタル署名の完了を通知されると、タブレット端末130Aは契約者Aにデジタル署名完了を通知する。その後、契約者Aがタブレット端末130Aに契約書の印刷を要求すると、タブレット端末130Aは、契約書作成サーバー110からサイン画像データAS、BS、契約書本文及びデジタル署名A、Bをダウンロードする。
そして、タブレット端末130Aは、サイン画像データAS、BSから特徴量A0、B0を抽出し、契約書本文のハッシュ値H0を算出し、デジタル署名Bから契約者Bの公開鍵BYを用いて特徴量B0と暗号化データDataAを復号化する。更に、暗号化データDataAから契約者Aの公開鍵AYを用いて特徴量A0とハッシュ値H0を復号化する。
タブレット端末130Aは、抽出した特徴量A0、B0及び算出したハッシュ値H0と、復号化した特徴量A0、B0及びハッシュ値H0とが一致していたら、デジタル署名A、BからそれぞれQRコード(登録商標)データC1、C2を生成して、契約書本文、サイン画像データAS、BS及びQRコード(登録商標)データC1、C2を用いて契約書イメージを生成する。生成される契約書イメージは、例えば、図2に示した通りである。
タブレット端末130Aは、契約書イメージを生成すると、これを複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)501等のプリンター装置を用いて印刷する。
(4)タブレット端末130A、130B
次に、タブレット端末130A、130Bの構成と動作について説明する。以下、タブレット端末130A、130Bを一括して「タブレット端末130」という。
(4)タブレット端末130A、130B
次に、タブレット端末130A、130Bの構成と動作について説明する。以下、タブレット端末130A、130Bを一括して「タブレット端末130」という。
(4−1)ハードウェア構成
まず、タブレット端末130のハードウェア構成について説明する。
図6に示されるように、タブレット端末130は、CPU(Central Processing Unit)601を備えており、電源投入時にROM(Read Only Memory)602からブートプログラムを読み出して起動し、RAM(Random Access Memory)603を作業用記憶領域とし、HDD(Hard Disk Drive)607から読み出したOS(Operating System)や端末用契約書作成プログラム等を読み出して実行する。RAM603やHDD607は、上述の契約書本文やサイン画像データ等を記憶するために用いられる。
まず、タブレット端末130のハードウェア構成について説明する。
図6に示されるように、タブレット端末130は、CPU(Central Processing Unit)601を備えており、電源投入時にROM(Read Only Memory)602からブートプログラムを読み出して起動し、RAM(Random Access Memory)603を作業用記憶領域とし、HDD(Hard Disk Drive)607から読み出したOS(Operating System)や端末用契約書作成プログラム等を読み出して実行する。RAM603やHDD607は、上述の契約書本文やサイン画像データ等を記憶するために用いられる。
タッチパネル609は、入力デバイスであるタッチパッド610を、表示デバイスである液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)611に重畳して設けた構成となっている。タッチパネルコントローラー608は、タッチパッド609が検出したユーザーの指やスタイラスペン612等の接触位置の座標値(x,y)を所定時間(例えば、20ミリ秒)毎にCPU601に出力する。これによって、手書きサインや契約書本文の入力が受け付けられる。
通信用LSI(Large Scale Integration)604は、CPU601の制御下、アンテナ605を介してインターネット120等の通信網に接続して、契約書作成サーバー110や複合機501等と通信する。
マイク613は音声を集音し、スピーカー614は音声を出力する。カメラ606は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサとレンズとを含み、レンズから入射した光をCMOSイメージセンサで検出して画像データを生成する。
マイク613は音声を集音し、スピーカー614は音声を出力する。カメラ606は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサとレンズとを含み、レンズから入射した光をCMOSイメージセンサで検出して画像データを生成する。
(4−2)機能構成
次に、タブレット端末130の機能構成について説明する。
図7に示されるように、タブレット端末130は、契約書本文作成部701や手書きサイン作成部702、特徴量抽出部703等を備えている。
契約書本文作成部701は、本文作成フェーズにおいて、ユーザーのタッチパネル操作を受け付け、契約書本文の作成、修正を行い、契約書作成サーバー110に登録したり、契約書作成サーバー110から登録通知を受信したり、最新案をダウンロードしたりする。手書きサイン作成部702は、署名フェーズにおいて、ユーザーのタッチパネル操作を受け付け、サイン画像データを生成する。
次に、タブレット端末130の機能構成について説明する。
図7に示されるように、タブレット端末130は、契約書本文作成部701や手書きサイン作成部702、特徴量抽出部703等を備えている。
契約書本文作成部701は、本文作成フェーズにおいて、ユーザーのタッチパネル操作を受け付け、契約書本文の作成、修正を行い、契約書作成サーバー110に登録したり、契約書作成サーバー110から登録通知を受信したり、最新案をダウンロードしたりする。手書きサイン作成部702は、署名フェーズにおいて、ユーザーのタッチパネル操作を受け付け、サイン画像データを生成する。
特徴量抽出部703は、サイン画像データから特徴量を抽出する。ハッシュ値算出部704は、契約書作成サーバー110から契約書本文のテキストデータをダウンロードしてハッシュ値を算出する。暗号化データ作成部705は、契約者の秘密鍵を用いてサイン画像データの特徴量と契約書本文のハッシュ値とを暗号化し、暗号化データを作成する。
暗号化データ確認部706は、他方の契約者が作成した暗号化データの当否を確認する。デジタル署名作成部707は、他方の契約者が作成した暗号化データとサイン画像データの特徴量とを契約者の秘密鍵を用いて暗号化し、デジタル署名を作成する。QRコード(登録商標)作成部708は、デジタル署名からQRコード(登録商標)を生成する。
暗号化データ確認部706は、他方の契約者が作成した暗号化データの当否を確認する。デジタル署名作成部707は、他方の契約者が作成した暗号化データとサイン画像データの特徴量とを契約者の秘密鍵を用いて暗号化し、デジタル署名を作成する。QRコード(登録商標)作成部708は、デジタル署名からQRコード(登録商標)を生成する。
契約書イメージ作成部709は、契約書イメージを作成する。契約書印刷部710は、契約書を印刷する。
(4−3)動作
次に、タブレット端末130の動作について説明する。
図8に示されるように、タブレット端末130は、まず、本文作成フェーズにおいて本文作成処理を実行する(S801)。本文作成処理を完了すると、署名フェーズにおいて署名受付処理を実行する(S802)。署名受付処理を完了すると、印刷フェーズにおいて印刷処理を実行して(S803)、動作を完了する。
(4−3)動作
次に、タブレット端末130の動作について説明する。
図8に示されるように、タブレット端末130は、まず、本文作成フェーズにおいて本文作成処理を実行する(S801)。本文作成処理を完了すると、署名フェーズにおいて署名受付処理を実行する(S802)。署名受付処理を完了すると、印刷フェーズにおいて印刷処理を実行して(S803)、動作を完了する。
(4−3−1)本文作成処理
本文作成処理において、タブレット端末130は、図9に示されるように、契約書本文作成部701にて契約者から契約書の案文を受け付けたら(S901:YES)、契約書作成サーバー110に案文を登録する(S902)。契約書の修正を受け付けたら(S903:YES)、修正箇所を契約書作成サーバー110に差分登録する(S904)。
本文作成処理において、タブレット端末130は、図9に示されるように、契約書本文作成部701にて契約者から契約書の案文を受け付けたら(S901:YES)、契約書作成サーバー110に案文を登録する(S902)。契約書の修正を受け付けたら(S903:YES)、修正箇所を契約書作成サーバー110に差分登録する(S904)。
契約書作成サーバー110から最新案の登録通知を受けたら(S905:YES)、契約書作成サーバー110から最新案をダウンロードして(S906)、液晶ディスプレイ611に表示する(S907)。その後、最新案について契約者間で合意が成立したら(S908:YES)、処理を終了してメインルーチンに復帰する。
(4−3−2)署名受付処理
署名受付処理においては、タブレット端末130は、図10に示されるように、手書きサイン作成部702にて手書きサインを受け付けると(S1001:YES)、特徴量抽出部703にて当該手書きサインのサイン画像データから特徴量を抽出し(S1002)、ハッシュ値算出部704にて契約書本文のハッシュ値を算出する(S1003)。暗号化データ作成部705は、契約者の秘密鍵を用いて特徴量とハッシュ値とを暗号化した暗号化データを作成する(S1004)。
(4−3−2)署名受付処理
署名受付処理においては、タブレット端末130は、図10に示されるように、手書きサイン作成部702にて手書きサインを受け付けると(S1001:YES)、特徴量抽出部703にて当該手書きサインのサイン画像データから特徴量を抽出し(S1002)、ハッシュ値算出部704にて契約書本文のハッシュ値を算出する(S1003)。暗号化データ作成部705は、契約者の秘密鍵を用いて特徴量とハッシュ値とを暗号化した暗号化データを作成する(S1004)。
その後、手書きサイン作成部702はサイン画像データを契約書作成サーバー110へアップロードし(S1005)、暗号化データ作成部705は暗号化データを契約書作成サーバー110へアップロードした後(S1006)、ステップS1001へ処理を戻す。
タブレット端末130は、暗号化データ確認部706にて契約書作成サーバー110からUL通知を受けると(S1011:YES)、当該ULに係るサイン画像データと暗号化データとを契約書作成サーバー110からダウンロードし(S1012、S1013)、当該サイン画像データから特徴量を抽出すると共に(S1014)、契約書本文のハッシュ値を未だ算出していない場合には算出する(S1015)。
タブレット端末130は、暗号化データ確認部706にて契約書作成サーバー110からUL通知を受けると(S1011:YES)、当該ULに係るサイン画像データと暗号化データとを契約書作成サーバー110からダウンロードし(S1012、S1013)、当該サイン画像データから特徴量を抽出すると共に(S1014)、契約書本文のハッシュ値を未だ算出していない場合には算出する(S1015)。
更に、暗号化データを他方の契約者の公開鍵を用いて復号化して(S1016)、特徴量とハッシュ値を確認し(S1017)、確認結果を液晶ディスプレイ611に表示する(S1018)。その後、契約書による確認が完了したら(S1019:YES)、処理を終了してメインルーチンに復帰する。
なお、特徴量とハッシュ値とを確認した結果、何れかの不一致が発見された場合には以後の処理を禁止して、契約書イメージデータは作成しない。
なお、特徴量とハッシュ値とを確認した結果、何れかの不一致が発見された場合には以後の処理を禁止して、契約書イメージデータは作成しない。
(4−3−3)印刷処理
印刷処理においては、タブレット端末130は、図11に示されるように、デジタル署名作成部706にてデジタル署名を作成し(S1101)、作成したデジタル署名を契約書作成サーバー110にアップロードする(S1102)。
その後、契約書作成サーバー110からデジタル署名完了通知を受けると(S1103:YES)、デジタル署名完了を液晶ディスプレイ611に表示する(S1104)。
印刷処理においては、タブレット端末130は、図11に示されるように、デジタル署名作成部706にてデジタル署名を作成し(S1101)、作成したデジタル署名を契約書作成サーバー110にアップロードする(S1102)。
その後、契約書作成サーバー110からデジタル署名完了通知を受けると(S1103:YES)、デジタル署名完了を液晶ディスプレイ611に表示する(S1104)。
更に、契約者から契約書の印刷を要求されたら(S1105:YES)、QRコード(登録商標)作成部708は契約書作成サーバー110から他の契約者のデジタル署名をダウンロードし(S1106)、当該他の契約者の公開鍵を用いて特徴量とハッシュ値とを復号化する(S1107)。そして、復号化された特徴量とハッシュ値とが正しいか否かを確認して(S1108)、正しくなければ(S1109:NO)、その旨を液晶ディスプレイ611に表示して(S1113)、処理を終了する。従って、以降の処理は禁止される。
復号化された特徴量とハッシュ値とが正しいことが確認された場合には(S1109:YES)、QRコード(登録商標)作成部708は各契約者のデジタル署名からQRコード(登録商標)C1、C2を作成して(S1110)、契約書イメージ作成部709は契約書本文、サイン画像データ及びQRコード(登録商標)から契約書イメージデータを作成する(S1111)。そして、契約書印刷部710が契約書イメージデータを複合機501へ送信すると、契約書が印刷される(S1112)。
印刷された契約書においては、例えば、図2に示されるように、契約書本文、サイン画像及びQRコード(登録商標)が所定の記入欄に配置される。
(5)契約書作成サーバー110
次に、契約書作成サーバー110の構成と動作について説明する。
(5−1)ハードウェア構成
まず、契約書作成サーバー110のハードウェア構成について説明する。
(5)契約書作成サーバー110
次に、契約書作成サーバー110の構成と動作について説明する。
(5−1)ハードウェア構成
まず、契約書作成サーバー110のハードウェア構成について説明する。
図12に示されるように、契約書作成サーバー110は、CPU1201を備えており、電源を投入されるとROM1202からブートプログラムを読み出して起動し、RAM1203を作業用記憶領域として、HDD1204からOSやサーバー用契約書作成プログラム等を読み出して動作する。
また、CPU1201にはNIC(Network Interface Card)1205が接続されており、CPU1201はNIC1205を制御し、インターネット120を介してタブレット端末130A、130B等と相互に通信する。更に、CPU1201にはキーボード1206とLCD1207とが接続されており、管理者の操作入力を受け付けたり、情報表示を行ったりする。
また、CPU1201にはNIC(Network Interface Card)1205が接続されており、CPU1201はNIC1205を制御し、インターネット120を介してタブレット端末130A、130B等と相互に通信する。更に、CPU1201にはキーボード1206とLCD1207とが接続されており、管理者の操作入力を受け付けたり、情報表示を行ったりする。
(5−2)機能構成
次に、契約書作成サーバー110の機能構成について説明する。
図13に示されるように、契約書作成サーバー110は、契約書本文登録部1301や手書きサイン登録部1302、暗号化データ登録部1303等を備えている。
契約書本文登録部1301は、タブレット端末130から契約書本文の登録や修正箇所の差分登録を受け付けて記憶したり、契約書本文の登録や修正箇所の差分登録があった旨をタブレット端末130に通知したり、更に、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じて最新案を送信したりする。
次に、契約書作成サーバー110の機能構成について説明する。
図13に示されるように、契約書作成サーバー110は、契約書本文登録部1301や手書きサイン登録部1302、暗号化データ登録部1303等を備えている。
契約書本文登録部1301は、タブレット端末130から契約書本文の登録や修正箇所の差分登録を受け付けて記憶したり、契約書本文の登録や修正箇所の差分登録があった旨をタブレット端末130に通知したり、更に、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じて最新案を送信したりする。
手書きサイン登録部1302は、タブレット端末130からアップロードされたサイン画像データを記憶したり、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じてサイン画像データを送信したりする。
暗号化データ登録部1303は、タブレット端末130からアップロードされた暗号化データを記憶したり、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じて暗号化データを送信したりする。
暗号化データ登録部1303は、タブレット端末130からアップロードされた暗号化データを記憶したり、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じて暗号化データを送信したりする。
デジタル署名登録部1304は、タブレット端末130からアップロードされたデジタル署名を記憶したり、当該契約に係るすべてのデジタル署名がアップロードされたら各タブレット端末130にデジタル署名完了を通知したり、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じてデジタル署名を送信したりする。
(5−3)動作
次に、契約書作成サーバー110の動作について説明する。
(5−3)動作
次に、契約書作成サーバー110の動作について説明する。
図14に示されるように、契約書作成サーバー110は、まず、本文作成フェーズにおいて本文作成処理を実行する(S1401)。本文作成処理を完了すると、署名フェーズにおいて署名受付処理を実行する(S1402)。署名受付処理を完了すると、印刷フェーズにおいて印刷処理を実行して(S1403)、動作を完了する。
(5−3−1)本文作成処理
本文作成処理において、契約書作成サーバー110は、図15に示されるように、契約書本文登録部701にて契約者から契約書の案文を受け付けたら(S1501:YES)、契約書案を保存して(S1502)、契約書案を登録した旨を他のタブレット端末130に通知する(S1503)。
(5−3−1)本文作成処理
本文作成処理において、契約書作成サーバー110は、図15に示されるように、契約書本文登録部701にて契約者から契約書の案文を受け付けたら(S1501:YES)、契約書案を保存して(S1502)、契約書案を登録した旨を他のタブレット端末130に通知する(S1503)。
契約書本文の修正個所のみの差分登録を受け付けた場合には(S1504:YES)、当該修正個所を保存して(S1505)、その旨を他のタブレット端末に通知する(S1503)。
何れかのタブレット端末130から最新案のダウンロードを要求されたら(S1506:YES)、最新案を要求したタブレット端末130に最新を送信する(S1507)。その後、契約者間で契約書本文の内容について合意が成立したら(S1508:YES)、処理を終了してメインルーチンに復帰する。
何れかのタブレット端末130から最新案のダウンロードを要求されたら(S1506:YES)、最新案を要求したタブレット端末130に最新を送信する(S1507)。その後、契約者間で契約書本文の内容について合意が成立したら(S1508:YES)、処理を終了してメインルーチンに復帰する。
(5−3−2)署名受付処理
署名受付処理において、契約書作成サーバー110は、図16に示されるように、タブレット端末130からサイン画像データを受け付けたら(S1601:YES)、手書きサイン登録部1302にて当該サイン画像データを保存する(S1602)。また、タブレット端末130から暗号化データを受け付けたら(S1603:YES)、暗号化データ登録部1303は当該暗号化データを保存する(S1604)。
署名受付処理において、契約書作成サーバー110は、図16に示されるように、タブレット端末130からサイン画像データを受け付けたら(S1601:YES)、手書きサイン登録部1302にて当該サイン画像データを保存する(S1602)。また、タブレット端末130から暗号化データを受け付けたら(S1603:YES)、暗号化データ登録部1303は当該暗号化データを保存する(S1604)。
サイン画像データと暗号化データとの両方が保存されたら(S1605:YES)、他のタブレット端末130にその旨のUL通知を送信する(S1606)。
また、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じて(S1607:YES)、手書きサイン登録部1302はサイン画像データを返信し(S1608)、暗号化データ登録部1303は暗号化データを返信する(S1609)。
また、タブレット端末130からのダウンロード要求に応じて(S1607:YES)、手書きサイン登録部1302はサイン画像データを返信し(S1608)、暗号化データ登録部1303は暗号化データを返信する(S1609)。
その後、契約者による暗号化データの確認が完了したら(S1610:YES)、処理を終了してメインルーチンに復帰する。確認完了は、例えば、すべてのタブレット端末130から完了通知を受けたら、確認が完了したと判定することができる。
(5−3−3)印刷処理
印刷処理において、契約書作成サーバー110は、図17に示されるように、タブレット端末130からデジタル署名を受け付けたら(S1701:YES)、デジタル署名登録部1304にて当該デジタル署名を保存する(S1702)。また、タブレット端末130からデジタル署名のダウンロードを要求されたら(S1703:YES)、当該タブレット端末130へデジタル署名を送信する(S1704)。
(5−3−3)印刷処理
印刷処理において、契約書作成サーバー110は、図17に示されるように、タブレット端末130からデジタル署名を受け付けたら(S1701:YES)、デジタル署名登録部1304にて当該デジタル署名を保存する(S1702)。また、タブレット端末130からデジタル署名のダウンロードを要求されたら(S1703:YES)、当該タブレット端末130へデジタル署名を送信する(S1704)。
(6)契約書の検証
次に、上述のように作成した契約書を検証する手順について説明する。
(6−1)機能構成
まず、契約書の検証のためにタブレット端末130が備える機能構成について説明する。
次に、上述のように作成した契約書を検証する手順について説明する。
(6−1)機能構成
まず、契約書の検証のためにタブレット端末130が備える機能構成について説明する。
図18に示されるように、タブレット端末130は、契約書撮影部1801やOCR(Optical Character Recognition)処理部1802、ハッシュ値算出部1803等を備えている。
契約書撮影部1801は、検証すべき契約書を、カメラ606を制御して撮影して文書イメージデータ(画像データ)を作成する。OCR処理部1802は、文書イメージデータから文字認識によりテキストデータを生成する。ハッシュ値算出部1803は、テキストデータからハッシュ値H0(第1のハッシュ値)を算出する。
契約書撮影部1801は、検証すべき契約書を、カメラ606を制御して撮影して文書イメージデータ(画像データ)を作成する。OCR処理部1802は、文書イメージデータから文字認識によりテキストデータを生成する。ハッシュ値算出部1803は、テキストデータからハッシュ値H0(第1のハッシュ値)を算出する。
手書きサイン抽出部1804は、文書イメージデータからサイン画像データを抽出する。特徴量抽出部1805は、サイン画像データから特徴量A0、B0(第1の特徴量)を抽出する。QRコード(登録商標)抽出部1806は、文書イメージデータからQRコード(登録商標)を抽出する。デジタル署名復号化部1807は、QRコード(登録商標)からデジタル署名を復号化する。
暗号化データ復号化部1808は、各契約者の公開鍵を用いてデジタル署名から暗号化データDataA、DataBと特徴量A0、B0(第2の特徴量)を復号化する。ハッシュ値復号化部1809は、各契約者の公開鍵を用いて暗号化データDataA、DataBからハッシュ値H0(第2のハッシュ値)と特徴量A0、B0(第3の特徴量)とを復号化する。
暗号化データ復号化部1808は、各契約者の公開鍵を用いてデジタル署名から暗号化データDataA、DataBと特徴量A0、B0(第2の特徴量)を復号化する。ハッシュ値復号化部1809は、各契約者の公開鍵を用いて暗号化データDataA、DataBからハッシュ値H0(第2のハッシュ値)と特徴量A0、B0(第3の特徴量)とを復号化する。
図2に例示した契約書を検証する場合を例にとって説明すると、手書きサイン210A、201Bを読み取って生成されたサイン画像データからそれぞれ第1の特徴量A0、B0が抽出される。
また、QRコード(登録商標)220Aから復号化されたデジタル署名Aを、公開鍵AYを用いて復号化すると、第2の特徴量A0が得られ、同様に、QRコード(登録商標)220Bからは第2の特徴量B0が得られる。
また、QRコード(登録商標)220Aから復号化されたデジタル署名Aを、公開鍵AYを用いて復号化すると、第2の特徴量A0が得られ、同様に、QRコード(登録商標)220Bからは第2の特徴量B0が得られる。
QRコード(登録商標)220A、220Bからは暗号化データDataB、DataAも復号化される。この暗号化データDataA、DataBをそれぞれ公開鍵AY、BYを用いて復号化すると、第3の特徴量A0、B0が得られる。
暗号化データDataA、DataBからは第2のハッシュ値H0も得ることができる。
暗号化データDataA、DataBからは第2のハッシュ値H0も得ることができる。
特徴量照合部1810は、第1〜3の特徴量を照合して、これらが一致するか否かを確認する。ハッシュ値照合部1811は、第1、2のハッシュ値を照合して、これらが一致するか否かを確認する。照合結果表示部1812は、特徴量が一致しない場合には手書きサインが改ざんされている旨の表示を行い、ハッシュ値が一致しない場合には契約書本文が改ざんされている旨の表示を行う。いずれにも該当しなければ、契約書の内容の正当性が確認された旨の表示を行う。
(6−2)検証動作
次に、契約書の検討動作について説明する。
図19に示されるように、まず、契約書撮影部1801にてカメラ606を制御して契約書を撮影し、文書イメージデータを作成する(S1901)。次に、OCR処理部1802にて文書イメージデータから契約書本文のテキストデータを生成し、ハッシュ値算出部1803にて当該テキストデータの第1のハッシュ値H0を算出する(S1902)。
次に、契約書の検討動作について説明する。
図19に示されるように、まず、契約書撮影部1801にてカメラ606を制御して契約書を撮影し、文書イメージデータを作成する(S1901)。次に、OCR処理部1802にて文書イメージデータから契約書本文のテキストデータを生成し、ハッシュ値算出部1803にて当該テキストデータの第1のハッシュ値H0を算出する(S1902)。
また、手書きサイン抽出部1804にて文書イメージデータから契約者A、Bの手書きサインを切り出して、特徴量抽出部1805にて第1の特徴量A0、B0を抽出する(S1903)。QRコード(登録商標)抽出部1806は、文書イメージデータからQRコード(登録商標)220A、220Bを切り出し、デジタル署名復号化部1807はQRコード(登録商標)220A、220Bからデジタル署名A、Bを復号化する(S1904)。
次に、暗号化データ復号化部1808が、公開鍵AY、BYを用いてデジタル署名A、Bから暗号化データDataB、DataAと第2の特徴量A0、B0を復号化する。更に、ハッシュ値復号化部1809が、公開鍵AY、BYを用いて暗号化データDataA、DataBから第2のハッシュ値H0と第3の特徴量A0、B0を復号化する(S1905)。
そして、特徴量照合部1810にて第1〜3の特徴量A0、B0を照合し、ハッシュ値照合部1811にて第1、2のハッシュ値を照合する(S1906)。
第1〜3の特徴量が一致するか否かを確認することによって、サインAS、BSのイメージが契約書本文を確認した契約者A、Bが署名した手書きサインが、その後、改ざんされたか否かを確認することができる。また、第1、2のハッシュ値が一致するか否かを確認すれば、契約者A、Bが署名した契約書本文と、撮影された契約書本文とが一致しているか否かを確認することができる。
第1〜3の特徴量が一致するか否かを確認することによって、サインAS、BSのイメージが契約書本文を確認した契約者A、Bが署名した手書きサインが、その後、改ざんされたか否かを確認することができる。また、第1、2のハッシュ値が一致するか否かを確認すれば、契約者A、Bが署名した契約書本文と、撮影された契約書本文とが一致しているか否かを確認することができる。
その後、照合結果表示部1812が照合結果を液晶ディスプレイ611に表示する(S1907)。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る契約書作成システムは、上記第1の実施の形態に係る契約書作成システム1と概ね同様の構成を備える一方、3名以上の契約者間の契約書を作成する点において相違している。以下、相違点に着目して説明する。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る契約書作成システムは、上記第1の実施の形態に係る契約書作成システム1と概ね同様の構成を備える一方、3名以上の契約者間の契約書を作成する点において相違している。以下、相違点に着目して説明する。
なお、実施の形態どうしで共通する構成要素がある場合には共通の符号が付されている。
上記第1の実施の形態においては、各契約者が作成するデジタル署名は、当該契約者のサイン画像の特徴量と他方の契約者の暗号化データとを、当該契約者の秘密鍵で暗号化して作成される。例えば、図20(a)に示されるように、契約者Aのデジタル署名Aは、契約書本文のテキストデータのハッシュ値H0と契約者Bのサイン画像データBSの特徴量B0とを契約者Bの秘密鍵BXで暗号化した暗号化データDataBと、契約者Aのサイン画像データASの特徴量A0とを契約者Aの秘密鍵AXで暗号化して作成される。
上記第1の実施の形態においては、各契約者が作成するデジタル署名は、当該契約者のサイン画像の特徴量と他方の契約者の暗号化データとを、当該契約者の秘密鍵で暗号化して作成される。例えば、図20(a)に示されるように、契約者Aのデジタル署名Aは、契約書本文のテキストデータのハッシュ値H0と契約者Bのサイン画像データBSの特徴量B0とを契約者Bの秘密鍵BXで暗号化した暗号化データDataBと、契約者Aのサイン画像データASの特徴量A0とを契約者Aの秘密鍵AXで暗号化して作成される。
これに対して、本実施の形態においては、各契約者が作成するデジタル署名は、当該契約者のサイン画像の特徴量と他のすべての契約者の暗号化データとを、当該契約者の秘密鍵で暗号化して作成される。そして、当該デジタル署名からQRコード(登録商標)が作成される。例えば、図20(b)に示されるように、契約者Aのデジタル署名Aは、契約者B〜Nのサイン画像データBS〜NSの特徴量B0〜NOをそれぞれ契約書本文のテキストデータのハッシュ値H0と契約者B〜Nの秘密鍵BX〜NXで暗号化した暗号化データDataB〜DataNと、契約者Aのサイン画像データASの特徴量A0とを契約者Aの秘密鍵AXで暗号化して作成される。
このようなQRコード(登録商標)は、暗号化データに含まれているハッシュ値H0のテキストデータに対して全契約者が互いに手書きサインしたことを保証するので、これらのQRコード(登録商標)を含む契約書イメージデータを印刷した契約書は契約の証拠となる。
[3]第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る契約書作成システムは、上記第1の実施の形態に係る契約書作成システム1と概ね同様の構成を備える一方、一部の処理をタブレット端末130に代わって契約書作成サーバー110が独自の秘密鍵SXを用いて実行する点において相違している。以下、相違点に着目して説明する。
[3]第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る契約書作成システムは、上記第1の実施の形態に係る契約書作成システム1と概ね同様の構成を備える一方、一部の処理をタブレット端末130に代わって契約書作成サーバー110が独自の秘密鍵SXを用いて実行する点において相違している。以下、相違点に着目して説明する。
(1)契約手順
まず、契約手順について説明する。本文作成フェーズについては上記実施の形態と同様であるので省く。
本文作成フェーズが完了したら、図21に示されるように、契約者A、B双方が手書きサインを行い、サイン画像データAS、BS及び暗号化データDataA、DataBが契約書作成サーバー110へアップロードされる。
まず、契約手順について説明する。本文作成フェーズについては上記実施の形態と同様であるので省く。
本文作成フェーズが完了したら、図21に示されるように、契約者A、B双方が手書きサインを行い、サイン画像データAS、BS及び暗号化データDataA、DataBが契約書作成サーバー110へアップロードされる。
契約書作成サーバー110は、サイン画像データAS、BSと暗号化データDataA、DataBとのアップロードを受け付けると、サイン画像データAS、BSから特徴量A0、B0を抽出すると共に、契約書本文からハッシュ値H0を算出し、更に、暗号化データDataA、DataBを契約者A、Bの公開鍵AY、BYで復号化する。
そして、サイン画像データAS、BSから抽出した特徴量A0、B0及び契約書本文から算出したハッシュ値H0が、暗号化データDataA、DataBから復号化した特徴量A0、B0及びハッシュ値H0と一致するか確認する。
そして、サイン画像データAS、BSから抽出した特徴量A0、B0及び契約書本文から算出したハッシュ値H0が、暗号化データDataA、DataBから復号化した特徴量A0、B0及びハッシュ値H0と一致するか確認する。
これらが一致することが確認されたら、契約書サーバー110は、図22に示されるように、暗号化データDataA、DataBを自らの暗号鍵SXで暗号化してデジタル署名Sを作成し、デジタル署名完了通知をタブレット端末130A、130Bに送信する。デジタル署名完了通知を受信したタブレット端末130A、130Bはそれぞれ契約者A、Bにデジタル署名完了を通知する表示を行う。
デジタル署名完了を通知された契約者A、Bは上記実施の形態と同様にして、契約書を印刷する。例えば、契約者Aがタブレット端末130Aに契約書の印刷を要求すると、タブレット端末130Aは、契約書作成サーバー110からサイン画像データAS、BS、契約書本文及びデジタル署名Sをダウンロードする。
そして、タブレット端末130Aは、サイン画像データAS、BSから特徴量A0、B0を抽出し、契約書本文のハッシュ値H0を算出し、デジタル署名Sから契約書作成サーバーの公開鍵SY及び契約者A、Bの公開鍵AY、BYを用いて特徴量A0、B0と暗号化データDataA、DataBを復号化する。更に、暗号化データDataA、DataBから契約者A、Bの公開鍵AY、BYを用いて特徴量A0、B0とハッシュ値H0を復号化する。
そして、タブレット端末130Aは、サイン画像データAS、BSから特徴量A0、B0を抽出し、契約書本文のハッシュ値H0を算出し、デジタル署名Sから契約書作成サーバーの公開鍵SY及び契約者A、Bの公開鍵AY、BYを用いて特徴量A0、B0と暗号化データDataA、DataBを復号化する。更に、暗号化データDataA、DataBから契約者A、Bの公開鍵AY、BYを用いて特徴量A0、B0とハッシュ値H0を復号化する。
タブレット端末130Aは、抽出した特徴量A0、B0及び算出したハッシュ値H0と、復号化した特徴量A0、B0及びハッシュ値H0とが一致していたら、デジタル署名SからそれぞれQRコード(登録商標)データC3を生成して、契約書本文、サイン画像データAS、BS及びQRコード(登録商標)データC3を用いて契約書イメージを生成する。
生成される契約書イメージは、例えば、図23に示されるように、手書きサインの傍らにQRコード(登録商標)データC3に対応するQRコード(登録商標)220Cが配される。タブレット端末130Aは、契約書イメージを生成すると、これを複合機501等のプリンター装置を用いて印刷する。
生成される契約書イメージは、例えば、図23に示されるように、手書きサインの傍らにQRコード(登録商標)データC3に対応するQRコード(登録商標)220Cが配される。タブレット端末130Aは、契約書イメージを生成すると、これを複合機501等のプリンター装置を用いて印刷する。
QRコード(登録商標)220Cは、契約書本文のハッシュ値H0とサイン画像データASの特徴量A0を秘密鍵AXで契約者Aのみが作成可能な暗号化データDataAと、契約書本文のハッシュ値H0とサイン画像データBSの特徴量B0を秘密鍵BXで契約者Bのみが作成可能な暗号化データDataBと、を契約書作成サーバー110の秘密鍵SXで暗号化したものであるので、契約者A、Bが当該契約内容でサインしたことが保障される。
(2)契約書作成サーバー110の動作
次に、契約書作成サーバー110の動作について説明する。
図24に示されるように、契約書作成サーバー110は、タブレット端末130からサイン画像データAS、BS及び暗号化データDataA、DataBのアップロードを受け付けると(S2401:YES)、サイン画像データAS、BSから特徴量A0、B0を抽出し(S2402)、契約書本文のハッシュ値H0を算出する(S2403)。
次に、契約書作成サーバー110の動作について説明する。
図24に示されるように、契約書作成サーバー110は、タブレット端末130からサイン画像データAS、BS及び暗号化データDataA、DataBのアップロードを受け付けると(S2401:YES)、サイン画像データAS、BSから特徴量A0、B0を抽出し(S2402)、契約書本文のハッシュ値H0を算出する(S2403)。
そして、暗号化データDataA、DataBを復号化して(S2404)、特徴量A0、B0及びハッシュ値H0が一致するか確認する(S2405)。そして、一致が確認されたら(S2406:YES)、デジタル署名Sを作成して(S2407)、タブレット端末130にデジタル署名完了通知を送信する(S2408)。
その後、タブレット端末130からデジタル署名Sを要求されたら(S2409:YES)、当該タブレット端末130にデジタル署名Sを送信する(S2410)。
その後、タブレット端末130からデジタル署名Sを要求されたら(S2409:YES)、当該タブレット端末130にデジタル署名Sを送信する(S2410)。
(3)タブレット端末130の動作
次に、タブレット端末130の動作について説明する。
図25に示されるように、タブレット端末130は、手書きサインを受け付けると(S2501:YES)、当該手書きサインのサイン画像データから特徴量を抽出すると共に(S2502)、契約書本文のハッシュ値を算出して(S2503)、契約者の秘密鍵を用いて特徴量とハッシュ値とを暗号化した暗号化データを作成する(S2504)。その後、サイン画像データを契約書作成サーバー110へアップロードすると共に(S2505)、暗号化データを契約書作成サーバー110へアップロードする(S2506)。
次に、タブレット端末130の動作について説明する。
図25に示されるように、タブレット端末130は、手書きサインを受け付けると(S2501:YES)、当該手書きサインのサイン画像データから特徴量を抽出すると共に(S2502)、契約書本文のハッシュ値を算出して(S2503)、契約者の秘密鍵を用いて特徴量とハッシュ値とを暗号化した暗号化データを作成する(S2504)。その後、サイン画像データを契約書作成サーバー110へアップロードすると共に(S2505)、暗号化データを契約書作成サーバー110へアップロードする(S2506)。
タブレット端末130は、契約書作成サーバー110からデジタル署名完了通知を受けると(S2510:YES)、契約者にデジタル署名完了を表示する(S2511)。
タブレット端末130は、契約者から契約書の印刷を要求されたら(S2520:YES)、契約書作成サーバー110からデジタル署名Sをダウンロードし(S2521)、契約書サーバー110の公開鍵SY及び契約者A、Bの公開鍵AY、BYを用いて特徴量とハッシュ値とを復号化する(S2522)。そして、復号化された特徴量A0、B0とハッシュ値H0とが正しいか否かを確認して(S2523)、正しくなければ(S2524:NO)、その旨を表示して(S2530)、処理を終了する。
タブレット端末130は、契約者から契約書の印刷を要求されたら(S2520:YES)、契約書作成サーバー110からデジタル署名Sをダウンロードし(S2521)、契約書サーバー110の公開鍵SY及び契約者A、Bの公開鍵AY、BYを用いて特徴量とハッシュ値とを復号化する(S2522)。そして、復号化された特徴量A0、B0とハッシュ値H0とが正しいか否かを確認して(S2523)、正しくなければ(S2524:NO)、その旨を表示して(S2530)、処理を終了する。
復号化された特徴量A0、B0とハッシュ値H0とが正しいことが確認された場合には(S2524:YES)、デジタル署名SからQRコード(登録商標)データC3を作成して(S2525)、契約書イメージ作成部709は契約書本文、サイン画像データAS、BS及びQRコード(登録商標)データC3から契約書イメージデータを作成する(S2526)。そして、契約書イメージデータを複合機501へ送信すると、契約書が印刷される(S2527)。
(4)契約者数が3名以上である場合
上記においては契約者が2名である場合を例にとって説明したが、契約者が3名以上である場合においても同様に契約書を作成することができる。
契約者がA、Bの2名である場合には、図26(a)に示されるように、契約書本文のハッシュ値H0と契約者Aのサイン画像データASの特徴量A0とを契約者Aの暗号鍵AXで暗号化した暗号化データDataAと、ハッシュ値H0と契約者Bのサイン画像データBSの特徴量B0とを契約者Bの暗号鍵BXで暗号化した暗号化データDataBと、を契約書作成サーバー110の暗号鍵SXで暗号化したデジタル署名Sが作成される。
上記においては契約者が2名である場合を例にとって説明したが、契約者が3名以上である場合においても同様に契約書を作成することができる。
契約者がA、Bの2名である場合には、図26(a)に示されるように、契約書本文のハッシュ値H0と契約者Aのサイン画像データASの特徴量A0とを契約者Aの暗号鍵AXで暗号化した暗号化データDataAと、ハッシュ値H0と契約者Bのサイン画像データBSの特徴量B0とを契約者Bの暗号鍵BXで暗号化した暗号化データDataBと、を契約書作成サーバー110の暗号鍵SXで暗号化したデジタル署名Sが作成される。
契約者がAからNまでの3名以上である場合には、図26(b)に示されるように、契約者A〜Nのサイン画像データAS〜NSの特徴量A0〜N0をそれぞれ契約者A〜Nの暗号鍵AX〜NXで暗号化した暗号化データDataA〜DataNを契約書作成サーバー110の暗号鍵SXで暗号化することによってデジタル署名Sを作成すればよい。
この場合においても、デジタル署名SからQRコード(登録商標)データC3が生成され、当該QRコード(登録商標)データC3に対応するQRコード(登録商標)が契約書に印刷され、契約者A〜Nが当該契約内容にサインしたことが保証される。
この場合においても、デジタル署名SからQRコード(登録商標)データC3が生成され、当該QRコード(登録商標)データC3に対応するQRコード(登録商標)が契約書に印刷され、契約者A〜Nが当該契約内容にサインしたことが保証される。
このようにすれば、タブレット端末130の処理負荷を軽減することができる。また、タブレット端末130と契約書作成サーバー110との通信量を削減することもできるので、通信ネットワークの負荷を低減したり、通信による情報の漏えいを防止したりすることができる。
[4]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
[4]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においてはデジタル署名をQRコード(登録商標)に変換する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、他の2次元コードを用いてもよいし、バーコードを用いてもよい。また、他の光学式マークを用いてもよい。また、QRコード(登録商標)を手書きサイン毎に1つだけ印刷する場合を例にとって説明したが、1つの手書きサインに複数のQRコード(登録商標)を対応させてもよい。しかしながら、光学式マークの印刷面積が小さくて済むほうが望ましいのは言うまでもない。
(2)上記実施の形態においては、デジタル署名のQRコード(登録商標)を契約書に印刷する場合を例にとって説明したが本発明が、これに限定されないのは言うまでもなく、デジタル署名のQRコード(登録商標)に加えて契約書本文のテキストデータのQRコード(登録商標)を契約書に印刷してもよい。テキストデータのQRコード(登録商標)を契約書に印刷すれば、当該QRコード(登録商標)が作成された後に契約書本文が改ざんされたか否かを確認することができる。
(3)上記実施の形態においては、各契約者がタブレット端末を使用する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、パーソナルコンピューター等、タブレット端末以外の端末装置を用いてもよい。ただし、契約者が使用する端末装置は、契約書本文等のテキストデータや手書きサインの入力を受け付けることができる必要がある。
(4)上記実施の形態においては、契約書作成サーバーとして単体のサーバー装置を用いる場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、契約書作成サーバーは複数のサーバー装置から構成されるクラウドサーバーであってもよい。また、契約書サーバーを用いることなく、タブレット端末どうしが直接通信することによって契約書イメージを作成しても、本発明の効果は同じである。
(5)上記実施の形態においては、契約書本文のテキストデータの改ざんを検出するために、テキストデータを一意に識別する情報として当該テキストデータから算出されるハッシュ値を用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、ハッシュ値に代えて、他の一方向性関数を用いて算出される値を用いてもよい。また、一方向性関数を用いていなくても、テキストデータを一意に識別することができる情報であれば、他の情報を用いても本発明の効果は同じである。
(6)上記実施の形態においては、契約書作成システムについて説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、当該契約書作成システムとしてコンピューターを動作させる契約書作成プログラムとしても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る契約書作成プログラム、契約書検証プログラム、最終暗号作成プログラム、契約書作成システム、契約書検証システム及び最終暗号作成システムは、短期間かつ高いセキュリティで紙の契約書を作成する技術として有用である。
1………契約書作成システム
2………契約書
120…インターネット
100…契約書作成サーバー
130…タブレット端末
200…契約本文
210…手書きサイン
220…QRコード(登録商標)
2………契約書
120…インターネット
100…契約書作成サーバー
130…タブレット端末
200…契約本文
210…手書きサイン
220…QRコード(登録商標)
Claims (24)
- 秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージをコンピューターに作成させる契約書作成プログラムであって、
各契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成ステップと、
前記サイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成ステップと、
契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成ステップと、
契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を作成する中間暗号化ステップと、
契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と当該契約者以外のすべての契約者に係る中間暗号とを併せて暗号化した最終暗号を作成する最終暗号化ステップと、
最終暗号それぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成ステップと、
前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成ステップと、をコンピューターに実行させる
ことを特徴とする契約書作成プログラム。 - 秘密鍵を有する1の契約者と秘密鍵を有する他の1以上の契約者とのそれぞれの手書きサインを記入した契約書イメージをコンピューターに作成させる契約書作成プログラムであって、
当該1の契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成ステップと、
当該1の契約者のサイン画像を一意に識別するための第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成ステップと、
契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成ステップと、
当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した第1の中間暗号を作成して他の契約者に送信する中間暗号送信ステップと、
他の契約者からそれぞれ第2の中間暗号を受信する中間暗号受信ステップと、
当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別情報と前記他のすべての契約者に係る第2の中間暗号とを併せて暗号化した第1の最終暗号を作成して、当該他のすべての契約者に送信する最終暗号送信ステップと、
他の契約者からそれぞれ第2の最終暗号を受信する最終暗号受信ステップと、
前記第1の最終暗号と他の契約者に係る第2の最終暗号とのそれぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成ステップと、
前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成ステップと、をコンピューターに実行させる
ことを特徴とする契約書作成プログラム。 - 前記1の契約者のサイン画像を他の契約者へ送信するサイン画像送信ステップと、
前記中間暗号受信ステップにおいて他の契約者から取得した第2の中間暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第2のサイン識別情報と第2のテキスト識別情報とを復号化する中間復号化ステップと、
他の契約者からサイン画像を取得して、当該サイン画像を一意に識別するための第3のサイン識別情報を生成する第3の識別情報生成ステップと、
前記他の契約者に係る第2のサイン識別情報と当該他の契約者に係る第3のサイン識別情報とが一致するか否かと、当該他の契約者に係る第2のテキスト識別情報と前記第1のテキスト識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する中間確認ステップと、
前記最終暗号受信ステップにおいて他の契約者から取得した第2の最終暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第3の中間暗号と第4のサイン識別情報とを復号化する最終復号化ステップと、
同一の他の契約者に係る第2の中間暗号と第3の中間暗号とが一致するか否かと、同一の他の契約者に係る第4のサイン識別情報と第3のサイン識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する最終確認ステップと、を含み、
前記最終暗号化ステップは、前記中間確認ステップにて前記両方ともの一致が確認されたら、前記第1の最終暗号を作成し、
前記光学式マーク作成ステップは、前記最終確認ステップにおいて他の契約者すべてに関し前記両方ともについて一致が確認されたら、光学式マークを作成する
ことを特徴とする請求項2に記載の契約書作成プログラム。 - 前記中間確認ステップにて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記最終暗号化ステップにおける第1の最終暗号の作成を禁止する第1の禁止ステップを備える
ことを特徴とする請求項3に記載の契約書作成プログラム。 - 前記最終確認ステップにて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記光学式マーク作成ステップにおける光学式マークの作成を禁止する第2の禁止ステップを備える
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の契約書作成プログラム。 - 前記サイン識別情報は、前記サイン画像から抽出された特徴量である
ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の契約書作成プログラム。 - 前記テキスト識別情報は、前記テキストデータから一方向性関数を用いて算出された一方向性関数値である
ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の契約書作成プログラム。 - 前記一方向性関数値は、前記テキストデータから算出されたハッシュ値である
ことを特徴とする請求項7に記載の契約書作成プログラム。 - 前記契約書に記入される契約内容のテキストデータを記録する第2の光学式マークを作成する第2の光学式マーク作成ステップを備え、
前記契約書イメージ作成ステップが作成する契約書イメージは、更に、第2の光学式マークを含む
ことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の契約書作成プログラム。 - テキストデータ、契約者のサイン画像及び光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージをコンピューターに検証させる契約書検証プログラムであって、
前記サイン画像から第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成ステップと、
前記テキストデータから第1のテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成ステップと、
前記光学式マークから最終暗号を復号化する光学式マーク復号化ステップと、
前記契約者の公開鍵を用いて、前記最終暗号から中間暗号と第2のサイン識別情報とを復号化する最終暗号復号化ステップと、
前記契約者の公開鍵を用いて、前記中間暗号から第2のテキスト識別情報と第3のサイン識別情報とを復号化する中間暗号復号化ステップと、
前記第1及び第2のテキスト識別情報が一致するか否かと、同一の契約者にサイン画像に係る前記第1から第3のサイン識別情報が互いに一致するか否かとの両方を確認する確認ステップと、をコンピューターに実行させる
ことを特徴とする契約書検証プログラム。 - 前記契約書イメージは前記テキストデータを記録する第2の光学式マークが所定の記入欄に配置されており、
前記第2の光学式マークから第3のテキスト識別情報を算出する第3のテキスト識別情報生成ステップを備え、
前記確認ステップは、前記第1及び第2のテキスト識別情報に加えて前記第3のテキスト識別情報が互いに一致するか否かを確認する
ことを特徴とする請求項10に記載の契約書検証プログラム。 - 契約書イメージ作成装置が秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージに記入される光学式マークを作成するための最終暗号をコンピューターに作成させる最終暗号作成プログラムであって、
契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報と、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を受け付ける中間暗号受付ステップと、
契約者の秘密鍵以外の秘密鍵を用いて、すべての契約者に係る中間暗号を暗号化した最終暗号を作成する最終暗号作成ステップと、
契約書イメージ作成装置からの要求に応じて前記最終暗号を送信する最終暗号送信ステップと、をコンピューターに実行させる
ことを特徴とする最終暗号作成プログラム。 - 秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージを作成する契約書作成システムであって、
各契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成手段と、
前記サイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成手段と、
契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成手段と、
契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を作成する中間暗号化手段と、
契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン識別情報と当該契約者以外のすべての契約者に係る中間暗号とを併せて暗号化した最終暗号を作成する最終暗号化手段と、
最終暗号それぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成手段と、
前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成手段と、を備える
ことを特徴とする契約書作成システム。 - 秘密鍵を有する1の契約者と秘密鍵を有する他の1以上の契約者とのそれぞれの手書きサインを記入した契約書イメージを作成する契約書作成システムであって、
当該1の契約者のサイン画像を生成するサイン画像生成手段と、
当該1の契約者のサイン画像を一意に識別するための第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成手段と、
契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成手段と、
当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別情報と前記テキスト識別情報とを併せて暗号化した第1の中間暗号を作成して他の契約者に送信する中間暗号送信手段と、
他の契約者からそれぞれ第2の中間暗号を受信する中間暗号受信手段と、
当該1の契約者の秘密鍵を用いて、前記第1のサイン識別と前記他のすべての契約者に係る第2の中間暗号とを併せて暗号化した第1の最終暗号を作成して、当該他のすべての契約者に送信する最終暗号送信手段と、
他の契約者からそれぞれ第2の最終暗号を受信する最終暗号受信手段と、
前記第1の最終暗号と他の契約者に係る第2の最終暗号とのそれぞれから光学式マークを作成する光学式マーク作成手段と、
前記テキストデータ、すべての契約者のサイン画像及びすべての光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを作成する契約書イメージ作成手段と、を備える
ことを特徴とする契約書作成システム。 - 当該1の契約者のサイン画像を他の契約者へ送信するサイン画像送信手段と、
前記中華南郷受信手段によって他の契約者から取得した第2の中間暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第2のサイン識別情報と第2のテキスト識別情報とを復号化する中間復号化手段と、
他の契約者からサイン画像を取得して、当該サイン画像を一意に識別するための第3のサイン識別情報を生成する第3の識別情報生成手段と、
前記他の契約者に係る第2のサイン識別情報と当該他の契約者に係る第3のサイン識別情報とが一致するか否かと、当該他の契約者に係る第2のテキスト識別情報と前記第1のテキスト識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する中間確認手段と、
前記最終暗号受信手段によって他の契約者から取得した第2の最終暗号から、当該他の契約者の公開鍵を用いて第3の中間暗号と第4のサイン識別情報とを復号化する最終復号化手段と、
同一の他の契約者に係る第2の中間暗号と第3の中間暗号とが一致するか否かと、同一の他の契約者に係る第4のサイン識別情報と第3のサイン識別情報とが一致するか否かとの両方を確認する最終確認手段と、を備え、
前記最終暗号送信手段は、前記中間確認手段によって前記両方ともの一致が確認されたら、前記第1の最終暗号を作成して当該他の契約者へ送信し、
前記光学式マーク作成手段は、前記最終確認手段によって他の契約者すべてについて前記両方ともの一致が確認されたら、光学式マークを作成する
ことを特徴とする請求項14に記載の契約書作成システム。 - 前記中間確認手段にて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記最終暗号化手段による第1の最終暗号の作成を禁止する第1の禁止手段を備える
ことを特徴とする請求項15に記載の契約書作成システム。 - 前記最終確認手段にて前記両方ともの一致が確認されない場合に、前記光学式マーク作成手段による光学式マークの作成を禁止する第2の禁止手段を備える
ことを特徴とする請求項15又は16に記載の契約書作成システム。 - 前記サイン識別情報は、前記サイン画像から抽出された特徴量である
ことを特徴とする請求項13から17の何れかに記載の契約書作成システム。 - 前記テキスト識別情報は、前記テキストデータから一方向性関数を用いて算出された一方向性関数値である
ことを特徴とする請求項13から18の何れかに記載の契約書作成システム。 - 前記一方向性関数値は、前記テキストデータから算出されたハッシュ値である
ことを特徴とする請求項19に記載の契約書作成システム。 - 前記契約書に記入される契約内容のテキストデータを記録する第2の光学式マークを作成する第2の光学式マーク作成手段を備え、
前記契約書イメージ作成手段が作成する契約書イメージは、更に、第2の光学式マークを含む
ことを特徴とする請求項13から20の何れかに記載の契約書作成システム。 - テキストデータ、契約者のサイン画像及び光学式マークを所定の記入欄に配置した契約書イメージを検証する契約書検証システムであって、
前記サイン画像から第1のサイン識別情報を生成するサイン識別情報生成手段と、
前記テキストデータから第1のテキスト識別情報を生成するテキスト識別情報生成手段と、
前記光学式マークから最終暗号を復号化する光学式マーク復号化手段と、
前記契約者の公開鍵を用いて、前記最終暗号から中間暗号と第2のサイン識別情報とを復号化する最終暗号復号化手段と、
前記契約者の公開鍵を用いて、前記中間暗号から第2のテキスト識別情報と第3のサイン識別情報とを復号化する中間暗号復号化手段と、
前記第1及び第2のテキスト識別情報が一致するか否かと、同一の契約者にサイン画像に係る前記第1から第3のサイン識別情報が互いに一致するか否かとの両方を確認する確認手段と、を備える
ことを特徴とする契約書検証システム。 - 前記契約書イメージは前記テキストデータを記録する第2の光学式マークが所定の記入欄に配置されており、
前記第2の光学式マークから第3のテキスト識別情報を算出する第3のテキスト識別情報生成手段を備え、
前記確認手段は、前記第1及び第2のテキスト識別情報に加えて前記第3のテキスト識別情報が互いに一致するか否かを確認する
ことを特徴とする請求項22に記載の契約書検証システム。 - 契約書イメージ作成装置が秘密鍵を有する複数の契約者それぞれの手書きサインを記入した契約書イメージを作成するための最終暗号を作成する最終暗号作成システムであって、
契約者ごとに、当該契約者の秘密鍵を用いて、当該契約者のサイン画像を一意に識別するためのサイン識別情報と、契約書に記入される契約内容のテキストデータを一意に識別するためのテキスト識別情報とを併せて暗号化した中間暗号を受け付ける中間暗号受付手段と、
契約者の秘密鍵以外の秘密鍵を用いて、すべての契約者に係る中間暗号を暗号化した最終暗号を作成する最終暗号作成手段と、
契約書イメージ作成装置からの要求に応じて前記最終暗号を送信する最終暗号送信手段と、を備える
ことを特徴とする最終暗号作成システム。
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