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JP6149635B2 - 弾性伸縮部材の切断装置及び使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents

弾性伸縮部材の切断装置及び使い捨ておむつの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材を切断するための切断装置,及びこの切断装置を利用した使い捨ておむつの製造方法に関するものである。具体的に説明すると,本発明の切断装置は,使い捨ておむつの腹周り部分にギャザーを形成する弾性伸縮部材を部分的に切断し,使い捨ておむつの腹周り部分に弾性伸縮部材が配置されていない非伸縮領域を形成する用途などに用いられる装置である。
従来から,例えば乳幼児や高齢者用に用いられる使い捨てのおむつが知られている。使い捨ておむつの型には様々なものがあり,例えば,パンツ型の使い捨ておむつや,テープ型の使い捨ておむつが知られている。パンツ型の使い捨ておむつは,前身頃と後身頃の両側部が予め接合されたタイプの使い捨ておむつである。このパンツ型の使い捨ておむつとしては,外装のカバーシートが前身頃から後身頃に掛けて一体となった一体型のものが知られている。また,パンツ型の使い捨ておむつとしては,外装のカバーシートが前身頃及び後身頃で分離され,前身頃外装体と後身頃外装体の間に吸収性本体が架橋された架橋型のものも知られている。さらに,テープ型の使い捨ておむつは,前身頃又は後身頃の両側部に接着テープが取り付けられ,着用時に接着テープを利用して前身頃と後身頃を接着させるタイプの使い捨ておむつである。
また,例えばパンツ型の使い捨ておむつにおいて,従来から,着用者の腹部周りに相当する位置に,複数の腹周り伸縮部材を設けることが知られている(例えば特許文献1)。腹周り伸縮部材は,使い捨ておむつの前身頃と後身頃の腹周り部分に伸長状態で固定されており,腹周り伸縮部材が収縮すると,使い捨ておむつの腹周り部分に腹周りギャザーが形成される。このように,腹周りギャザーを形成することで,使い捨ておむつのフィット性が向上し,おむつのずり下がりを効果的に防止できるとされている。また,腹周りギャザーを形成することにより,使い捨ておむつの腹周り部分の柔軟性が高まり,着用者に与える装着感が良好になるという利点もある。
さらに,使い捨ておむつに腹周り伸縮部材を設ける場合に,吸収性本体と重畳する領域において,腹周り伸縮部材の一部を不連続にさせるという技術も知られている(例えば特許文献2)。すなわち,一般的に,使い捨ておむつの腹周り部分においても,着用者が排泄した尿などの液体を吸収する必要があるため,この腹周り部分にも吸収性本体が配設される。しかし,吸収性本体が配設された領域に腹周り伸縮部材を設けると,腹周り伸縮部材の収縮力によって,使い捨ておむつ全体に歪みが生じたり,吸収性本体がよれたり,吸収体の位置がずれたりする恐れがある。そこで,吸収性本体と重畳する領域においては,腹周り伸縮部材を部分的に不連続とすることで,腹周り伸縮部材の伸縮力が作用しないようにして,使い捨ておむつや吸収性本体の歪みや位置ずれを解消することができる。
ここで,特許文献2には,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材を切断するための切断装置が開示されている。この従来の切断装置は,弾性伸縮部材を切断する工程が簡素で,生産性が高く,複数の弾性伸縮部材を確実に切断するための工夫がなされている。すなわち,特許文献2に開示された切断装置は,切断突起が付設されたカッターロールと、このカッターロールと相対向するように配置されたアンビルロールとを備え,カッターロールとアンビルロールの間に,弾性伸縮部材が付設されたシート部材を挟み込み,加圧することによって前記伸縮部材の切断を行う。ここで,従来のカッターロールの周面には,図6に示されるような構造を持つブロック13´が複数個取付けられる。図6に示されるように,ブロック13´は,切断突起11´を複数個有し,複数個の切断突起11´がロールの軸方向と平行する一直線上に並ぶように配置されておらず,かつ,ロールの軸方向及びロールの周方向に対して斜め方向に向かって並ぶように順次配置されている。そして,複数個の切断突起11´は,カッターロールの回転に従って,シート部材に順次当たるように構成されている。
特開2011−050484号公報 特開2008−229007号公報
ところで,図6に示されるように,従来の切断装置では,複数個の切断突起11´の全てが,細長い形状で,且つ,同じ長さで形成されている。すなわち,この従来の切断装置では,複数個の切断突起11´はシート部材に順次当たるようになっており,最初にシート部材に当たる切断突起11a´から,最後にシート部材に当たる切断突起11c´まで,その全てが同じ形状で同じ長さで形成されている。
しかしながら,上記従来の切断装置を用いてシート部材に取り付けられた弾性伸縮部材の切断を繰り返し行なったところ,基本的には問題なく弾性伸縮部材の切断を行うことができるものの,弾性伸縮部材の不切れが極稀に発生することが判った。これは,シート部材に最初に接触する切断突起11a´の長さが長い(接触面積が大きい)と,その最初の切断突起にかかる圧力(線圧)が不均一になることが原因であると推測される。すなわち,切断突起11a´の線圧が不均一となったときに,弾性伸縮部材の不切れが発生する可能性が高まることが判明した。このように,従来の切断装置では,弾性伸縮部材の不切れが発生する可能性がある。このため,この切断装置を使い捨ておむつの製造に利用した場合,使い捨ておむつの良品出荷率の低下を招くという不具合があった。
また,上記従来の切断装置を用いてシート部材に取り付けられた弾性伸縮部材の切断を繰り返し行なったところ,シート部材に形成される切断孔が稀に大きくなる箇所が発見された。すなわち,切断孔は,シート部材に切断突起が接触した箇所に形成されるものであり,特に,シート部材に最初に接触する切断突起11a´によって形成される切断孔は,他の切断突起によって形成される切断孔よりも広がった大きな孔になる傾向があることが判った。シート部材に形成された切断孔が広がると,使い捨ておむつの見栄えが悪くなったり,その孔の部分からシート部材が破れやすくなったりするという不具合がある。
このため,現在では,複数個の切断突起が斜め方向に向かって並ぶように順次配置されたカッターロールであって,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材をより確実に切断することができ,しかも,切断後にシート部材に形成される孔が広がることを防止可能な技術が求められている。
そこで,本発明の発明者は,上記従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,カッターロールに設けられた複数の切断突起のうち,最初にシート部材に当たる切断突起を,他の切断突起よりも短く形成することで,その最初の切断突起にかかる線圧を常に一定にすることができるとともに,その最初の切断突起によってシート部材に形成される切断孔を小さく留めることができるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の側面は,切断装置に関する。
本発明の切断装置は,周面に複数の切断突起11を有するカッターロール10と,カッターロール10に対向するように配置されたアンビルロール20と,を備える。これにより,本発明に切断装置は,カッターロール10とアンビルロール20の間に,弾性伸縮部材が取り付けられたシート部材を挟み込み,切断突起11によって弾性伸縮部材を加圧して切断する。
ここで,カッターロール10に設けられている複数の切断突起11は,カッターロール10の軸方向及び周方向に対して斜め方向に向かって並ぶように順次配置されることで,一又は複数の切断突起群12を形成している。これにより,切断突起群12に含まれる複数の切断突起11は,カッターロール10の回転に従って,シート部材に順次当たるように配置されている。
そして,切断突起群12に含まれる複数の切断突起11のうち,少なくとも,最初にシート部材に当たる先頭切断突起11aは,他の切断突起11bのいずれかと比較して,その長さが短く形成されている。例えば,先頭切断突起11aは,この先頭切断突起11aの次にシート部材に当たる切断突起と比較して,その長さが短いものであることが好ましい。
上述したとおり,最初にシート部材に当たる先頭切断突起11aは,線圧が不均一になりやすく,弾性伸縮部材の不切れを発生させやすい。この点,上記構成のように,この先頭切断突起11aの長さを短くすることで,この先頭切断突起11aにかかる線圧をより均一にすることができる。従って,この先頭切断突起11aが当たる弾性伸縮部材に不切れが発生することを防止できる。
また,上述したとおり,先頭切断突起11aにかかる線圧はコントロールが難しいため,先頭切断突起11aにより形成されたシート部材の切断孔は,広がって大きくなりやすい。この点,上記構成のように,先頭切断突起11aの長さを短くすることで,先頭切断突起11aによりシート部材に形成される孔が広がることを防止できる。
このように,本発明の切断装置は,従来の切断装置(特許文献2)を改良したものであり,その改良による効果は,使い捨ておむつなどを製造する上で実効性が高いものとなる。
本発明の切断装置において,さらに,切断突起群12に属する複数の切断突起11のうち,最後に前記シート部材に当たる末尾切断突起11cは,他の切断突起11bのいずれかと比較して,その長さが短く形成されていることが好ましい。例えば,末尾切断突起11cは,この末尾切断突起11cの前にシート部材に当たる切断突起と比較して,その長さが短いものであることが好ましい。
上記構成のように,最後にシート部材に当たる末尾切断突起11cの長さを短くすることで,例えば,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材を切断し終えた後,切断突起をシート部材から抜く際に,そのシート部材が捲れたり持ち上がったりすることを防止できる。つまり,末尾切断突起11cの長さが,他の切断突起の長さと同程度であると,末尾切断突起11cがシート部材から離れる際に,シート部材に引っ掛かってシート部材を捲り上げるというエラーが発生することがあった。この点,上記構成のように,末尾切断突起11cの長さを短くすることで,末尾切断突起11cがシート部材から抜けやすくなり,シート部材に引っ掛かることを回避できる。よって,本発明によれば,シート部を切断する工程において生じるエラーを低減することができる。また,切断突起群12の末尾部分においても,先頭部分同様に,切断突起群12全体でシートを押えている圧力は一定となる。このため,切断突起群12の末尾においては,その圧力が複数の突起12で受けている状態から,末尾切断突起11c1本に集中してしまうこととなるために,基材切断が発生しやすい。そこで,先頭切断突起11aと同様に,末尾切断突起11cについても,その長さ短くすることが好ましい。
本発明の切断装置において,先頭切断突起11aは,カッターロール10の周方向に沿って先頭切断突起11aを通る仮想的な直線を引いたときに,その先頭切断突起11aを通る仮想的な直線はいずれも,先頭切断突起11aの次にシート部材に当たる切断突起を通るように構成されていることが好ましい。すなわち,先頭切断突起11aは,その次の切断突起と,カッターロール10の周方向に見て全体的に重なっていることが好ましい。
上述したとおり,先頭切断突起11aが当たる弾性伸縮部材は,他の切断突起11bが当たる弾性伸縮部材よりも不切れが発生する可能性が高い。ここで,本発明では,先頭切断突起11aの長さを短くして線圧を均一化することで,弾性伸縮部材の不切れを防止しているものの,先頭切断突起11aのみによって弾性伸縮部材を切断しようとすると,弾性伸縮部材に不切れが発生する可能性が僅かながら存在する。そこで,上記構成のように,先頭切断突起11aが当たる弾性伸縮部材には,少なくともその次の切断突起も当たるようにすることで,先頭切断突起11aのみが当たる弾性伸縮部材をなくし,弾性伸縮部材を確実に切断するようにしている。
本発明の第2の側面は,弾性伸縮部材が取り付けられたシート部材を備える使い捨ておむつの製造方法に関する。第2の側面に係る使い捨ておむつの製造方法では,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材を切断するために,上述した第1の側面に係る切断装置を利用する。
すなわち,本発明の製造方法は,周面に複数の切断突起11を有するカッターロール10とアンビルロール20の間に,弾性伸縮部材が取り付けられたシート部材を挟み込み,切断突起11によって弾性伸縮部材を加圧して切断する工程を含む。
ここで,複数の切断突起11は,カッターロール10の軸方向及び周方向に対して斜め方向に向かって並ぶように順次配置されることで,一又は複数の切断突起群12を形成している。
また,切断突起群12に含まれる複数の切断突起11は,カッターロール10の回転に従って,シート部材に順次当たるように配置されている。
そして,切断突起群12に含まれる複数の切断突起11のうち,少なくとも,最初にシート部材に当たる先頭切断突起11aは,他の切断突起11bのいずれかと比較して,長さが短く形成されている。
上記工程によれば,弾性伸縮部材に不切れが発生することを防止して,効率よく,使い捨ておむつを製造することができる。
本発明によれば,複数個の切断突起が斜め方向に向かって並ぶように順次配置されたカッターロールを利用して,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材をより確実に切断することができる。しかも,本発明によれば,切断後にシート部材に形成される孔が広がることを防止できる。
図1は,本発明に係る切断装置を利用して製造可能な使い捨ておむつの例を示した斜視図である。 図2は,図1に示した使い捨ておむつの展開図である。 図3は,使い捨ておむつの製造工程の一部を抽出して示した斜視図である。 図4は,本発明に係る切断装置が備える切断突起の配置パターンの例を示している。 図5は,図4に示した切断突起の配置パターンの拡大図である。 図6は,従来の切断装置が備える切断突起の配置パターンの例を示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。すなわち,本発明に係る切断装置について,この切断装置が使い捨ておむつの製造工程において利用される例を挙げて説明を行う。ただし,本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
ここで,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
まず,本発明に係る切断装置を利用して製造される使い捨ておむつ200の概要について説明する。具体的に,本発明の切断装置は,パンツ型の使い捨ておむつを製造する際に好適に利用し得る。特に,以下では,パンツ型使い捨ておむつのうち,外装シートが前身頃及び後身頃で分離され,前身頃外装体と後身頃外装体の間に吸収性本体が架橋されたタイプの使い捨てのおむつを例に挙げて説明する。ただし,本発明の切断装置は,外装シートが前身頃から後身頃に掛けて一体となったパンツ型使い捨ておむつや,前身頃又は後身頃の両側部に接着テープが取り付けられ着用時に接着テープを利用して前身頃と後身頃を接着させるテープ型の使い捨ておむつの製造にも好適に利用可能である。
図1は,使い捨ておむつ200の一実施形態を示す概略図であり,使い捨ておむつ200を前身頃外装体210側からみた状態を示している。図2は,図1に示された使い捨ておむつ200の展開図であり,使い捨ておむつ200を,着用者の肌に対向する面(肌対向面)側からみた状態を示している。なお,図2においては,各所に配置された弾性伸縮部材の位置関係を示すため,使い捨ておむつを構成する各種シート部材を透過的に描画している。
図1及び図2に示されるように,使い捨ておむつ200は,前身頃外装体210と,後身頃外装体220と,吸収性本体230を有している。前身頃外装体210は,装着時において着用者の腹部に接触する前身頃側に位置し,後身頃外装体220は,装着時において着用者の背部に接触する後身頃側に位置する。吸収性本体230は,その長手方向の一端部側が前身頃外装体210に固定され,他端部側が後身頃外装体220の間に固定される。このため,本発明では,吸収性本体230が,前身頃外装体210と後身頃外装体220との間に架橋された状態となっている。吸収性本体230を,前身頃外装体210と後身頃外装体220に固定する手段には,公知の手段を用いることができ,例えば,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた固定方法に固定することとしてもよいし,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により固定することとしてもよい。
また,図1に示されるように,前身頃外装体210と後身頃外装体220の幅方向両側縁が互いに接合されることより,前身頃外装体210と後身頃外装体220が,環状に繋がっている。このため,図1に示されるように,装着時に着用者の腰周りに位置する腰周り開口部204と,装着時に着用者の脚部周りに位置する脚部周り開口部205が形成される。このようにして,パンツ型の使い捨ておむつ200が形成される。着用者は,その腹部が前身頃外装体210に接触し,背部が後身頃外装体220に接触するようにして,腰周り開口部204からに両脚部を入れ,それぞれの脚部を脚部周り開口部205から出すことで,使い捨ておむつ200を装着することができる。
また,使い捨ておむつ200は,図2に示されるように,腰周り開口部204を形成する端縁近傍の腰周り部201と,着用者の股下に位置する股下部203と,腰周り部201と股下部3の間に位置する腹周り部202に区分されている。腰周り部201は,複数の腰周り伸縮部材251が配置される領域である。また,腹周り部202は,複数の腹周り伸縮部材252が配置される領域である。また,股下部203を中心として,吸収性本体230が,使い捨ておむつの長手方向に延在して配置される。なお,腰周り部201とは,例えば,腰周り開口部204を形成する端縁から,吸収性本体230の吸収体231が存在する位置までの領域を,意味する。少なくとも,腰周り部201に配置される腰周り伸縮部材251は,吸収性本体230の吸収体231と重畳しないものであることが好ましい。
前身頃外装体210及び後身頃外装体220は,基本的に,インナーシート211と,アウターシート212を重ね合わせることにより構成されている。そして,インナーシート211とアウターシート212の間には,複数の腰周り伸縮部材251と複数の腹周り伸縮部材252が,使い捨ておむつの幅方向に沿って配置されている。
インナーシート211は,肌対向面側に配置され,アウターシート212は,肌非対向面側に配置される。インナーシート211には,吸収性本体230が,ホットメルト接着剤等の接着剤に依って接着される。そして,アウターシート212は,腰周り開口部4を形成する端縁において肌当接面側に折り返され,吸収性本体230の端部を,肌当接面側から被覆するようになっている。このため,部分的には,インナーシート211とアウターシート212の間に,吸収性本体230が位置している。そして,吸収性本体230は,インナーシート211とアウターシート212の間に挟持されるように,前身頃外装体210及び後身頃外装体220に固定される。
インナーシート211とアウターシート212は,例えば,柔軟な繊維不織布やプラスチックシートや,それらのラミネートシートによって形成されている。インナーシート211とアウターシート212の間は,例えばホットメルト接着剤によって接着される。さらに,インナーシート211とアウターシート212の間には,使い捨ておむつの幅方向に沿って複数の腰周り伸縮部材251や,複数の腹周り伸縮部材252が,伸長状態で固定されている。
腰周り伸縮部材251は,前身頃外装体210及び後身頃外装体220によって形成される腰周り開口部204の端縁近傍に沿って伸長状態で配置され,収縮することにより,使い捨ておむつの腰周り開口部204近傍に,腰周りギャザーを形成するための部材である。
腰周り伸縮部材251の数は,2本以上設けられていることが好ましく,例えば,2本〜15本,4本〜12本,又は6本〜9本であることとしてもよい。複数の腰周り伸縮部材251は,例えば図2に示されるように,使い捨ておむつの長手方向に,所定間隔で配置されている。また,複数の腰周り伸縮部材251は,略平行に並置されることが好ましい。
腹周り伸縮部材252は,前身頃外装体210及び後身頃外装体220の腹周り部202において,幅方向にわたって伸長状態で配置されており,収縮することにより,使い捨ておむつの腹周り部202に,腹周りギャザーを形成するための部材である。
図2に示されるように,複数の腹周り伸縮部材252は,前身頃外装体210と後身頃外装体220のうち,吸収性本体230の吸収体31が位置する腹周り部202に,配置されている。また,複数の腹周り伸縮部材252は,前身頃外装体210や後身頃外装体220を構成するインナーシート211とアウターシート212の間に,伸長状態で固定されている。このため,複数の腹周り伸縮部材252が収縮すると,前身頃外装体210と後身頃外装体220の腹周り部202に,腹周りギャザーが形成される。
複数の腹周り伸縮部材252の数は,例えば,10本〜30本,12本〜28本,15本〜25本であることが好ましい。複数の腹周り伸縮部材252の数は,前述した複数の腰周り伸縮部材251の数よりも多いものであることが好ましい。また,腹周り伸縮部材252は,前身頃外装体210や後身頃外装体220の幅方向に直線状に形成されていることが好ましい。また,複数の腹周り伸縮部材252のそれぞれは,実質的に平行に配置されることが好ましい。
図2に示されるように,使い捨ておむつを着用者の肌に対向する面(肌対向面)側から見ると,複数の腹周り伸縮部材252の一部は,吸収性本体230と重畳して配置されている。また,複数の腹周り伸縮部材252のうち,吸収性本体230の吸収体231と重畳するものは,前身頃外装体210と後身頃外装体220の幅方向中央部において,一部不連続に形成されている。ここで,腹周り伸縮部材252は,吸収性本体230の吸収体231と重畳する部分が完全に不連続領域となるものではなく,腹周り伸縮部材252は,部分的に,吸収性本体230の吸収体231と重畳するものであってもよい。
また,図2中,符号C1及びC2は,前身頃外装体210及び後身頃外装体220における腹周り伸縮部材252の切断跡を示している。すなわち,例えば前身頃外装体210の腹周り伸縮部材252を不連続に形成する場合,前身頃外装体210のアウターシート212の腹周り部202に,幅方向中央部が非接着領域となり,幅方向左右両側部が接着部となるように,アウターシート212上に,複数の伸長状態の腹周り伸縮部材252を固定する。このとき,アウターシート212と腹周り伸縮部材252を固定する際には,例えば,アウターシート上に接着剤を塗布して,接着剤上に腹周り伸縮部材252を配置することとしてもよいし,例えば,公知のスリットコート塗工法やシュアラップ塗工法により,腹周り伸縮部材252に直接接着剤を塗布した後,接着剤が塗布された腹周り伸縮部材252をアウターシートに配置することとしてもよい。その後,伸長状態の腹周り伸縮部材252をインナーシート211によって被覆し,アウターシート212とインナーシート211の間に挟持する。そして,非接着領域において腹周り伸縮部材252を,符号C1によって示された箇所で,切断する。これにより,伸張状態となっていた腹周り伸縮部材252は,非接着領域において,その伸張状態が解放されて,切断位置からそれぞれ左右方向に収縮する。このようにして,腹周り伸縮部材252が不連続となった使い捨ておむつを製造可能である。本願明細書において,腹周り伸縮部材252が不連続となった領域は,腹周り伸縮部材不連続領域260とも呼ばれる。
上述した腰周り伸縮部材251及び腹周り伸縮部材252には,公知の弾性伸縮部材を用いることができる。例えば,腰周り伸縮部材51には,糸状弾性ゴムや平状弾性ゴムを用いることができる。このようなゴム材としては,スチレン系ゴム,オレフィン系ゴム,ウレタン系ゴム,エステル系ゴム,ポリウレタン,ポリエチレン,ポリスチレン,スチレンブタジエン,シリコーン,又はポリエステル等の素材を用いることができる。
また,吸収性本体230は,前身頃外装体10と後身頃外装体20の間に架橋された状態で保持され,使い捨ておむつ100の着用時おいて,着用者の腹周り部2及び股下部3に位置し,着用者が排泄した尿などの液体を吸収保持するための部材である。吸収性本体230は,液体を吸収して保持する吸収体231が,液透過性のトップシート232と,液不透過性のバックシート233の間に配置された,公知の構造とすればよい。
続いて,上記構成を有する使い捨ておむつの製造に利用される切断装置について詳しく説明する。図3は,使い捨ておむつの製造工程の一部を模式的に示している。特に,図3は,使い捨ておむつの製造工程で利用される弾性伸縮部材の切断装置100を中心に,装置の概要を示したものである。図3に示されるように,本発明に係る切断装置100は,基本的に,カッターロール10とアンビルロール20とを備える。また,カッターロール10とアンビルロール20の前段には,接着剤塗布装置31,伸縮部材案内ロール32,ターニングロール33,及び平滑ロール34などが配置されている。
これらの要素を備える製造装置によって,上記構成を持つ使い捨ておむつの製造工程の一部が実行される。具体的には,本発明に係る切断装置100により,使い捨ておむつ200のインナーシート211とアウターシート212の間に挟持された腹周り伸縮部材252を間欠的に切断する工程が実行される。
まず,所定幅を有する長尺のアウターシート212が,原反ロール(図示省略)から繰り出され,装置の下流に向かって搬送される。この段階において,使い捨ておむつの前身頃外装体210と後身頃外装体220を形成するアウターシート212は,一体となっているものであってもよい。アウターシート212は,図3の矢印の方向に沿って,接着剤塗布装置31へと搬送される。接着剤塗布装置31では,アウターシート212の一面側(インナーシートが貼着される側)に接着剤が塗付されて,腰周り伸縮部材接着領域31aと,腹周り伸縮部材接着領域31bが形成される。符号31aは,後に腰周り伸縮部材251が接着される接着領域を示し,符号31bは,後に腹周り伸縮部材252が接着される接着領域を示している。腰周り伸縮部材接着領域31aと,腹周り伸縮部材接着領域31bは,前身頃側と後身頃側のそれぞれに設けられる。
ここで,腰周り伸縮部材接着領域31aは,アウターシート212の流れ方向に沿って連続的に形成されているのに対し,腹周り伸縮部材接着領域31bは,アウターシート212の流れ方向に所定の規則的な長さで,間欠的に設けられる。このため,腹周り伸縮部材接着領域31bでは,隣り合う2つの接着領域間が,非接着領域31cとなる。
なお,図3においては,アウターシート212に,腰周り伸縮部材251及び腹周り伸縮部材252を固定するに際し,アウターシート212上に接着剤を塗布して,接着剤上に各種伸縮部材を配置する例が示されている。ただし,本発明においては,例えば,公知のスリットコート塗工法やシュアラップ塗工法により,予め,腰周り伸縮部材251及び腹周り伸縮部材252に,直接接着剤を塗工し,その後,接着剤が塗布された腰周り伸縮部材251を及び腹周り伸縮部材252をアウターシート212に固定することとしてもよい。その際,腹周り伸縮部材252には,間欠的に接着剤を塗布すればよい。
続いて,図3に示されるように,接着剤塗布装置31の下流側には,伸縮部材案内ロール32が配置されている。伸縮部材案内ロール32は,回転可能な円筒状で構成されており,回転軸がアウターシート212の搬送方向と直交するように配置されている。伸縮部材案内ロール32は,その周面がアウターシート212と当接するように配置されている。これにより,伸縮部材案内ロール32は,図示しない伸縮部材ロールから繰り出された腰周り伸縮部材251を,腰周り伸縮部材接着領域31aに圧着させるとともに,腹周り伸縮部材252を,腹周り伸縮部材接着領域31bに圧着させる。
なお,図3では,腰周り伸縮部材251と腹周り伸縮部材252を伸縮部材案内ロール32によって同時にアウターシート212に取り付ける例を示しているが,腰周り伸縮部材251と,腹周り伸縮部材252は,各伸縮部材案内ロールによって,別の段階で,アウターシート212に取付けられるものであってもよい。
次に,図3に示されるように,伸縮部材案内ロール32の下流側には,ターニングロール33と平滑ロール34が配置されている。ここでは,図示しない原反ロールから繰り出されたインナーシート211が,ターニングロール33に案内されてアウターシート212上に貼着された各種伸縮部材251,252を被覆する。また,アウターシート212の伸縮部材が配置されていない側には,ターニングロール33と対向するように回転可能な平滑ロール34が配置されている。このため,ターニングロール33と平滑ロール34による押圧によって,アウターシート212とインナーシート211の間に,各種伸縮部材251,252が貼着される。
そして,ターニングロール33と平滑ロール34のさらに下流側には,本発明に係る切断装置100が配置されている。この切断装置100は,互いに対向して配置された回転可能なカッターロール10とアンビルロール20を備える。カッターロール10は,その周面に一又は複数のブロック13を有する。このブロック13のそれぞれには,複数の切断突起11が形成されている。他方,アンビルロール20は,その周面が平滑面となっている。このため,カッターロール10の切断突起11とアンビルロール20の平滑面との間に,インナーシート211とアウターシート212に挟まれた弾性伸縮部材を導入することで,切断突起11とアンビルロール20の押圧によって,弾性伸縮部材を切断することができる。
また,アウターシート212とインナーシート211を貼り合わせた外装シートの搬送速度と,カッターロール10とアンビルロール20の回転速度は,同期されている。すなわち,カッターロール10における切断突起11がアンビルロール20と対向すると同時に,腹周り伸縮部材252の非接着領域31cが切断突起11とアンビルロール20の間に位置するように同期されている。その結果,切断突起11とアンビルロール20の押圧によって,非接着領域31cにおいて,腹周り伸縮部材252が切断される。
カッターロール10とアンビルロール20の両方又はいずれか一方は,図示しない加熱装置によって所定温度に加熱されていてもよい。例えば,カッターロール10及び/又はアンビルロール20の加熱温度は,伸縮部材の材質や本数,外装シートの材質,外装シートの搬送速度等によって適宜設計可能である。各ロールの加熱温度は,例えば,80〜250℃,特に100〜150℃とすることが好ましい。このように各ロールを加熱することで,弾性伸縮部材(腹周り伸縮部材252)のみをより高速に切断することができる。
ここで,図4及び図5を参照して,カッターロール10の切断突起11の好ましい形状と配置について詳しく説明する。図4は,カッターロール10の周面に取付けられるブロック13一つを拡大して示した平面図である。また,図5は,図4に示した破線の枠内を拡大して示した拡大図である。図4及び図5では,XY軸の直交座標を設定している。X軸方向は,カッターロールの軸方向を表し,Y軸方向は,カッターロールの周方向を表している。すなわち,「カッターロールの軸方向」とは,カッターロールの回転軸が延びる方向である。また,「カッターロールの周方向」とは,カッターロールの回転方向及び逆回転方向と一致する方向である。
図4及び図5に示されるように,ブロック13には,複数の切断突起11が,カッターロールの軸方向(X軸方向)及びカッターロールの周方向(Y軸方向)に対して斜め方向に向かって並ぶように配置されている。これにより,複数の切断突起11が一群にまとまり,切断突起群12をなしている。ここで,「カッターロールの軸方向及びカッターロールの周方向に対して斜め方向に向かって」とは,カッターロールロールの回転軸方向及びロールの回転方向に対して,複数の切断突起11の並ぶ方向が所定の傾きをもっていることを意味する。すなわち,複数の切断突起11は,カッターロールの軸方向及び周方向のいずれとも一致しない方向に向かって並んでいる。
なお,複数の切断突起11が,カッターロールの軸方向及び周方向に対して斜め方向に向かって並ぶように配置されている限り,全ての切断突起11が一直線上に並ぶように配置されている必要はない。例えば,複数の切断突起11を複数の切断突起群12に分割して配置する形態では,各切断突起群12における切断突起11の並ぶ角度は,それぞれ異なっていてもよい。例えば,図3の斜視図に示されるように,カッターロール10の周面には,複数のブロック13が取り付けられている。また,各ブロック13には,複数の切断突起11が形成されている。そして,ブロック13毎に,複数の切断突起群12が一つの切断突起群12をなす。例えば,あるブロック13に形成された切断突起群12の傾きと,他のブロック13に形成された切断突起群12の傾きとは,異なっていいてもよい。
図5の拡大図では,カッターロールの軸方向に対し,切断突起11が並ぶ方向が傾斜した傾きの角度(鋭角側)を,符号θで示している。切断突起11が並ぶ方向の傾斜角度θは,例えば,5度〜40度,10度〜30度,又は15度〜20度とすることが好ましい。このように,一列に並置された切断突起11を,カッターロールの軸方向に対して,所定角度傾斜させることにより,各切断突起11にかかる圧力(線圧)を下げずに,弾性伸縮部材を切断することが可能となる。
このように,複数の切断突起11が並ぶ方向が斜めに傾斜していることにより,カッターロールとアンビルロールの間に弾性伸縮部材が取り付けられたシート部材が導入されると,そのシート部材には,カッターロールの回転に従って,複数の切断突起11が順次当たることとなる。つまり,シート部材には,同時に複数の切断突起11が当たり始めることはなく,シート部材には,順番に切断突起11が当たり始めることとなる。このように,カッターロールの回転に従って,切断突起11が逐次シート部材に当たるため,カッターロールの加圧力が分散することを防止でき,シート部材や伸縮部材に対してカッターロールの加圧力を十分に作用させることができる。従って,シート部材に対して均一に切断突起11を押圧することができ,伸縮部材を効果的に切断することが可能となる。
切断突起11の形状は特に限定されるものではないが,図4及び図5に示されるように,細長い直線状であることが好ましい。なお,「細長い」とは,例えば,切断突起の長さが,切断突起の幅の2倍以上あること意味する。その他,切断突起11の形状は,曲線状,矩形状,楕円形状等の各種形状を採用することができる。
また,複数の切断突起11は,各切断突起11が並ぶ斜め方向に沿って,規則的な一定の間隔で配置されていることが好ましい。すなわち,切断突起群12に属する複数の切断突起11同士の間隔は,すべて等しいものであることが好ましい。ただし,各切断突起11の間隔には,バラつきがあってもよい。
また,図4及び図5に示された好ましい実施形態において,複数の切断突起11は,それぞれ,細長い直線状で形成されていると共に,カッターロールの軸方向及び周方向に対して斜めに傾斜している。つまり,切断突起11のそれぞれが所定角度で傾斜している,また,複数の切断突起11の傾斜角度は,すべて同じ傾きとなっていることが好ましい。図5に示された拡大図では,カッターロールの軸方向に対し,切断突起11が傾斜した傾きの角度を,符号θで示している。ここで,切断突起11の傾斜角度θは,上述した切断突起11が並ぶ方向の傾斜角度θと,同じ方向から測定した角度である。例えば,切断突起11の傾斜角度θは,95度〜175度,90度〜170度,又は110度〜160度であることが好ましく,特に,135度〜165度であることが好ましい。
さらに好ましい形態では,図4及び図5に示されるように,カッターロールの周方向(Y方向)に沿って,ある切断突起11を通る仮想的な直線を引いたときに,ある切断突起11を通る仮想的な直線は,少なくとも1つ以上の他の切断突起11をも通るように,構成されていることが好ましい。つまり,図4等に示されるように,複数の切断突起11は,カッターロールの周方向(Y方向)にみて,他の隣接する切断突起11と重畳する領域を持つものであることが好ましい。例えば,図4及び図5に示された実施形態では,ある切断突起11を通ってカッターロールの周方向(Y方向)に延びる仮想的な直線は,他の2つの切断突起11をも通るように,全ての切断突起11が並べて配置されている。カッターロールの周方向(Y方向)に延びる仮想的な直線は,少なくとも2つの切断突起11を通ることが好ましく,3つの切断突起11であってもよいし,4つ以上の切断突起11を通るものであってもよい。
上記のように複数の切断突起11を配置することで,カッターロールの周方向(Y方向)に沿って延びる弾性伸縮部材を,複数の切断突起11によって切断することが可能となる。すなわち,カッターロールの周方向(Y方向)に沿って延びる弾性伸縮部材は,カッターロールとアンビルロールの間に導入されたときに,複数の弾性伸縮部材に順次当たるようになる。これにより,弾性伸縮部材の不切れが発生することをより確実に防止できる。
さらに,本発明の特徴的な構成として,図4及び図5に示されるように,複数の切断突起11により形成された切断突起群12のうち,最初にシート部材に当たる切断突起(先頭切断突起11a)は,他の切断突起11bと比較して,その長さが短くなっている。すなわち,最初にシート部材に当たる切断突起(先頭切断突起11a)とは,切断突起群12の両端に位置する切断突起のいずれかであり,カッターロールが回転する方向に応じて決まる。
先頭切断突起11aと長さを比較する他の切断突起11bは,同じ切断突起群12に含まれる切断突起のいずれであってもよい。ただし,先頭切断突起11aと長さを比較する他の切断突起11bは,最後にシート部材に当たる切断突起(末尾切断突起11c)以外の切断突起であることが好ましい。例えば,先頭切断突起11aと長さを比較する他の切断突起11bは,先頭切断突起11aの次にシート部材に当たる切断突起とすればよい。特に,先頭切断突起11aは,切断突起群12に含まれる切断突起のうち,末尾切断突起11cを除いた他のすべての切断突起11bと比較して,その長さが短いものであることが好ましい。
図5の拡大図において,先頭切断突起11aの長さは,符号Laで示されている。また,他の切断突起11bの長さは,符号Lbで示されている。図5に示されるように,先頭切断突起11aの長さLaは,他の切断突起11bの長さLbよりも短い。例えば,先頭切断突起11aの長さLaは,他の切断突起11bの長さLbを100%とした場合に,10%〜90%であればよく,30%〜90%,50%〜90%,又は60%〜90%であることが好ましい。
このように,先頭切断突起11aの長さLaを短くすることで,他の切断突起の長さLbと比較して短くすることで,この先頭切断突起11aにかかる線圧をより均一にすることができる。これにより,先頭切断突起11aが当たる弾性伸縮部材に不切れが発生することを防止できる。
また,先頭切断突起11aにかかる線圧はコントロールが難しいため,先頭切断突起11aにより形成されたシート部材の切断孔は,広がって大きくなりやすい。この点,上記のように,先頭切断突起11aの長さを短くすることで,先頭切断突起11aによりシート部材に形成される孔が広がることを防止できる。
また,先頭切断突起11aは,その長さ以外の条件は,他の切断突起11bと同じであることが好ましい。例えば,先頭切断突起11aは,他の切断突起11bと同様に,所定の傾斜角度θで傾斜していることが好ましい。
また,図5に示されるように,カッターロールの周方向(Y軸方向)に沿って先頭切断突起11aを通る仮想的な直線を引いたとする。このとき,先頭切断突起11aを通る仮想的な直線はいずれも,先頭切断突起11aの次にシート部材に当たる切断突起を通るように構成されていることが好ましい。すなわち,先頭切断突起11aは,その次の切断突起と,カッターロールの周方向に見て全体的に重なっていることが好ましい。さらに,図5に示されるように,先頭切断突起11aを通る仮想的な直線には,先頭切断突起11aの次の次にシート部材に当たる切断突起も通るものが含まれていることが好ましい。
すなわち,先頭切断突起11aを通ってカッターロール10の周方向に延びる仮想的な直線は,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材の延伸方向を意味している。このため,先頭切断突起11aに当たる弾性伸縮部材は,必ず,先頭切断突起11aの次の切断突起にも当たるようになる。また,先頭切断突起11aに当たる弾性伸縮部材には,先頭切断突起11aの次の次に切断突起に当たるものも含まれる。このように,本発明の好ましい形態では,先頭切断突起11aにしか当たらない弾性伸縮部材が存在しないように,複数の切断突起の配置を工夫している。すなわち,先頭切断突起11aが当たる弾性伸縮部材は,他の切断突起11bが当たる弾性伸縮部材よりも不切れが発生する可能性が高い。ここで,本発明では,先頭切断突起11aの長さを短くして線圧を均一化することで,弾性伸縮部材の不切れを防止しているものの,先頭切断突起11aのみによって弾性伸縮部材を切断しようとすると,弾性伸縮部材に不切れが発生する可能性が僅かながら存在する。そこで,上記のように,先頭切断突起11aが当たる弾性伸縮部材には,少なくともその次の切断突起も当たるようにすることで,先頭切断突起11aのみが当たる弾性伸縮部材をなくし,弾性伸縮部材を確実に切断するようにしている。
また,図4に示されるように,複数の切断突起11により形成された切断突起群12のうち,最後にシート部材に当たる切断突起(末尾切断突起11c)も,先頭切断突起11aと同様に,他の切断突起11bと比較して,その長さが短くなっていることが好ましい。例えば,末尾切断突起11cの長さは,他の切断突起11bの長さと比較して,10%〜90%であればよく,30%〜90%,50%〜90%,又は60%〜90%であることが好ましい。例えば,末尾切断突起11cの長さは,先頭切断突起11aの長さと等しくすることとしてもよい。
また,末尾切断突起11cは,その長さ以外の条件は,他の切断突起11bと同じであることが好ましい。例えば,末尾切断突起11cは,他の切断突起11bと同様に,所定の傾斜角度θで傾斜していることが好ましい。
例えば,末尾切断突起11cの長さが他の切断突起の長さと同程度であると,末尾切断突起11cがシート部材から離れる際に,シート部材に引っ掛かってシート部材を捲り上げるというエラーが発生することがあった。この点,上記のように,末尾切断突起11cの長さを短くすることで,末尾切断突起11cがシート部材から抜けやすくなり,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材を切断し終えた後,切断突起をシート部材から抜く際に,そのシート部材が捲れたり持ち上がったりすることを防止できる。よって,本発明によれば,シート部を切断する工程において生じるエラーを低減することができる。
また,図2には,図4及び図5に示された複数の切断突起11を有するカッターロール10により,腹周り伸縮部材252が切断された使い捨ておむつの展開図が示されている。図2に示されるように,符号C1は,前身頃側に形成されたカッターロール10の切断跡を示し,符号C2は,後身頃側に形成されたカッターロール10の切断跡を示している。このように,カッターロール10によって,腹周り伸縮部材252を順次切断することで,高速かつ美麗に各伸縮部材を不切れなく切断することが可能となる。
上述のようにして弾性伸縮部材が切断された外装シートは,弾性伸縮部材の切断に続く工程である外装シート切断工程(図示省略)において,公知の切断手段によって切断成型されて毎葉の前身頃外装体210と後身頃外装体220となる。そして,その後,公知の手段によって別工程で製造された吸収性本体230が,毎葉の前身頃外装体210及び後身頃外装体220の肌対向面側に固定される。これにより,パンツ型の使い捨ておむつが製造される。ただし,本発明の切断装置を利用した製造方法は,パンツ型の使い捨ておむつを製造するものに限定されず,その他,通常の用法を採用して,テープ型の使い捨ておむつを製造することも可能である。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,シート部材に取り付けられた弾性伸縮部材を切断するための切断装置などに関する。従って,本発明は,例えば使い捨ておむつの製造業などにおいて好適に利用することができる。
10…カッターロール 11…切断突起 11a…先頭切断突起
11b…他の切断突起 11c…末尾切断突起 12…切断突起群
13…ブロック 20…アンビルロール 31…接着剤塗布装置
31a…腰周り伸縮部材接着領域 31b…腹周り伸縮部材接着領域
31c…非接着領域 32…伸縮部材案内ロール 33…ターニングロール
34…平滑ロール 100…切断装置 200…使い捨ておむつ

Claims (4)

  1. 周面に複数の直線状の切断突起(11)を有するカッターロール(10)と,
    前記カッターロール(10)に対向するように配置されたアンビルロール(20)と,を備え,
    前記カッターロール(10)と前記アンビルロール(20)の間に,弾性伸縮部材が取り付けられたシート部材を挟み込み,前記切断突起(11)によって前記弾性伸縮部材を加圧して切断する切断装置であって,
    前記複数の直線状の切断突起(11)は,前記カッターロール(10)の軸方向及び周方向に対して斜め方向に向かって並ぶように順次配置されることで,一又は複数の切断突起群(12)を形成しており,
    前記切断突起群(12)に含まれる複数の直線状の切断突起(11)は,前記カッターロール(10)の回転に従って,前記シート部材に順次当たるように配置されており,
    前記切断突起群(12)に含まれる複数の直線状の切断突起(11)のうち,少なくとも,最初に前記シート部材に当たる先頭切断突起(11a)は,他の切断突起(11b)のいずれかと比較して,長さが短く形成されており,
    前記先頭切断突起(11a)は,前記カッターロール(10)の周方向に沿って前記先頭切断突起(11a)を通る仮想的な直線を引いたときに,当該仮想的な直線のいずれもが前記先頭切断突起(11a)の次に前記シート部材に当たる切断突起を通るように構成されている
    切断装置。
  2. さらに,前記切断突起群(12)に属する複数の直線状の切断突起(11)のうち,最後に前記シート部材に当たる末尾切断突起(11c)は,他の切断突起(11b)のいずれかと比較して,長さが短く形成されている
    請求項1に記載の切断装置。
  3. 前記先頭切断突起(11a)は,前記カッターロール(10)の周方向に沿って前記先頭切断突起(11a)を通る仮想的な直線を引いたときに,当該仮想的な直線に前記先頭切断突起(11a)の次の次に前記シート部材に当たる切断突起を通るものが含まれるように構成されている
    請求項1又は請求項2に記載の切断装置。
  4. 弾性伸縮部材が取り付けられたシート部材を備える使い捨ておむつの製造方法であって,
    周面に複数の直線状の切断突起(11)を有するカッターロール(10)とアンビルロール(20)の間に,前記弾性伸縮部材が取り付けられたシート部材を挟み込み,前記切断突起(11)によって前記弾性伸縮部材を加圧して切断する工程を含み,
    前記複数の直線状の切断突起(11)は,前記カッターロール(10)の軸方向及び周方向に対して斜め方向に向かって並ぶように順次配置されることで,一又は複数の切断突起群(12)を形成しており,
    前記切断突起群(12)に含まれる複数の直線状の切断突起(11)は,前記カッターロール(10)の回転に従って,前記シート部材に順次当たるように配置されており,
    前記切断突起群(12)に属する複数の直線状の切断突起(11)のうち,少なくとも,最初に前記シート部材に当たる先頭切断突起(11a)は,他の切断突起(11b)のいずれかと比較して,長さが短く形成されており,
    前記先頭切断突起(11a)は,前記カッターロール(10)の周方向に沿って前記先頭切断突起(11a)を通る仮想的な直線を引いたときに,当該仮想的な直線のいずれもが前記先頭切断突起(11a)の次に前記シート部材に当たる切断突起を通るように構成されている
    使い捨ておむつの製造方法。
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