JP6020348B2 - 金属帯の圧延方法及び圧延装置 - Google Patents
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Description
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態である金属帯の圧延ラインの構成について説明する。
このような圧延ラインでは、制御装置2が以下に示す走間板厚変更処理を実行することによって、スタンド間の張力変動を抑制する。以下、図2に示すフローチャートを参照して、この走間板厚変更処理を実行する際の制御装置2の動作について説明する。
本実施例では、仕上厚1.7[mm]の鋼板をタンデム圧延機で仕上厚0.8[mm]に圧延する冷間連続圧延処理に対し本発明及び従来の走間板厚変更処理を適用した際のロールギャップ、ロール周速、スタンド間張力、及び仕上厚を評価した。なお、本実施例では、第4スタンド1dの周速は85[mpm]で一定であり、全張力の設定は、第1スタンド1aと第2スタンド1bとの間で28.56[tonf]、第2スタンド1bと第3スタンド1cとの間で20.1[tonf]、第3スタンド1cと第4スタンド1dとの間で16.74[tonf]としている。また、摩擦係数とロール周速との関係を表す関数は実際の操業結果の解析結果である図4に示す特性を表現する関数を用いた。
2 制御装置
Pt 板厚変更点
St 金属帯
Claims (4)
- 複数の圧延スタンドを有する圧延ラインを利用して仕上厚が異なる先行材と後行材とを一つの連続した金属帯として連続的に圧延する金属帯の圧延方法であって、
前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドのロール周速を算出し、前記各圧延スタンドのロール周速のうち、前記板厚変更点が到達した第1の圧延スタンドのロール周速を、前記各圧延スタンド間のマスフローに整合性が取れるように算出し、前記第1の圧延スタンドより前に前記板厚変更点が到達した第2の圧延スタンドのロール周速を、前記第1の圧延スタンドと前記第2の圧延スタンドとの間のマスフローに整合性が取れるように算出するロール周速算出ステップと、
前記ロール周速算出ステップにおいて算出された各圧延スタンドのロール周速を用いて、前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドの圧延ロールと金属帯との間の摩擦係数を算出する摩擦係数算出ステップと、
前記摩擦係数算出ステップにおいて算出された摩擦係数を用いて、前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドのロールギャップを算出するロールギャップ算出ステップと、
前記ロール周速算出ステップ及び前記ロールギャップ算出ステップにおいて算出されたロール周速及びロールギャップに従って、板厚変更点の位置に応じて各圧延スタンドのロール周速及びロールギャップを制御する制御ステップと、
を含むことを特徴とする金属帯の圧延方法。 - 前記ロールギャップ算出ステップは、前記摩擦係数算出ステップにおいて算出された摩擦係数を用いて前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドの圧延荷重を算出し、算出された圧延荷重を用いて前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドのロールギャップを算出するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の金属帯の圧延方法。
- 前記摩擦係数算出ステップは、実操業データを解析することによって求められた各圧延スタンドにおけるロール周速と摩擦係数との関係を示す関数や各圧延スタンドにおけるロール周速と摩擦係数とが組になったテーブルを用いて、ロール周速から摩擦係数を算出するステップを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の金属帯の圧延方法。
- 複数の圧延スタンドを有する圧延ラインを利用して仕上厚が異なる先行材と後行材とを一つの連続した金属帯として連続的に圧延する金属帯の圧延装置であって、
前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドのロール周速を算出し、前記各圧延スタンドのロール周速のうち、前記板厚変更点が到達した第1の圧延スタンドのロール周速を、前記各圧延スタンド間のマスフローに整合性が取れるように算出し、前記第1の圧延スタンドより前に前記板厚変更点が到達した第2の圧延スタンドのロール周速を、前記第1の圧延スタンドと前記第2の圧延スタンドとの間のマスフローに整合性が取れるように算出するロール周速算出手段と、
前記ロール周速算出手段によって算出された各圧延スタンドのロール周速を用いて、前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドの圧延ロールと金属帯との間の摩擦係数を算出する摩擦係数算出手段と、
前記摩擦係数算出手段によって算出された摩擦係数を用いて、前記圧延ライン上の板厚変更点の位置に応じた各圧延スタンドのロールギャップを算出するロールギャップ算出手段と、
前記ロール周速算出手段及び前記ロールギャップ算出手段によって算出されたロール周速及びロールギャップに従って、板厚変更点の位置に応じて各圧延スタンドのロール周速及びロールギャップを制御する制御手段と、
を含むことを特徴とする金属帯の圧延装置。
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JPH1034218A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 連続圧延機における張力制御方法 |
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2013
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