JP6013028B2 - Outer shell structure - Google Patents
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Description
本発明は建物の構造に関わり、特に建物内に大空間を確保するために架構の大スパン化が可能な外殻構造に関する。 The present invention relates to a structure of a building, and more particularly, to an outer shell structure capable of extending a span of a frame in order to secure a large space in the building.
事務所ビルなどの建物ではレンタブル比など内部空間の高効率化が重要であることから、耐震要素を建物外周部に配置して内部には可及的に柱を設置しない構造として設計される場合がある。
この種の構造として、たとえば特許文献1に示される制振構造や特許文献2に示される制震構造が提案されている。
When building an office building or the like, it is important to increase the efficiency of the interior space, such as the rentable ratio. There is.
As this type of structure, for example, a damping structure shown in
いずれにしても、内部空間を十分に高効率化するためには架構を大スパンとすることが有利であるが、梁を鉄筋コンクリート造(RC造)とする場合はスパンを最大でも14m程度とすることが限界であって、それ以上の大スパン化は現実的ではない。
また、梁を鉄骨造(S造)とすればさらなる大スパン化は可能ではあるが、その場合は梁の撓みが問題になるので、その点を考慮するとS造の場合でも最大スパンはRC造の場合と同等程度とすることが現実的である。
In any case, in order to make the internal space sufficiently efficient, it is advantageous to make the frame a large span, but if the beam is made of reinforced concrete (RC), the span should be about 14 m at the maximum. That is the limit, and a larger span is not practical.
In addition, if the beam is made of steel (S structure), it is possible to further increase the span. However, in that case, the bending of the beam becomes a problem. Therefore, even in the case of S structure, the maximum span is RC structure. It is realistic to make the same level as in the case of.
上記事情に鑑み、本発明はさらなる大スパン化を支障なく実現でき、しかも初期建設費を削減し得てローコストで構築することも可能である有効適切な外殻構造を提供することを目的としている。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an effective outer shell structure that can realize further increase in span without hindrance, and that can reduce the initial construction cost and can be constructed at low cost. .
請求項1記載の発明は、建物における外壁面の位置に配置した外周柱と、隣接配置した外周柱の間に架設した各階の外周梁と、建物内を横断して相対向する外壁面の位置に配置した外周柱の間に架設した各階の内部梁とを主体として構築された外殻構造であって、 前記外周柱を芯鉄骨の周囲に鉄筋コンクリートからなる壁状の被覆コンクリートを一体に形成してなる鉄骨鉄筋コンクリート造の壁柱とし、前記外周梁および前記内部梁をいずれも鉄骨造の鉄骨梁とし、前記内部梁の梁端と、前記外周柱における前記芯鉄骨と、が溶接部を介して接合され、前記外周柱における前記芯鉄骨をH形鋼により形成し、該芯鉄骨としてのH形鋼におけるフランジを該芯鉄骨が配置される外壁面の面内方向に沿わせて配置して、該芯鉄骨としてのH形鋼のフランジと前記内部梁とが溶接部を介して接合され、前記外周梁は、H形鋼からなり、該外周梁としてのH形鋼の梁端のウェブと、前記外周柱における前記芯鉄骨としてのH形鋼のウェブと、が非接合状態で配置され、前記外周梁としてのH形鋼の端部が前記外周柱における前記被覆コンクリートに定着され、前記外周梁が前記外周柱に対して剛接合されていることを特徴とする。
The invention according to
請求項2記載の発明は、請求項1記載の外殻構造であって、該外周梁としてのH形鋼の梁端のウェブと、前記芯鉄骨としてのH形鋼のウェブと、が離間していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の外殻構造であって、前記外周梁の端部は、前記芯鉄骨のウェブに設けた鋼板に載置されていることを特徴とする。
The invention according to
Invention of
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の外殻構造であって、前記外周柱における前記被覆コンクリートに、前記外周梁としてのH形鋼の端部に対する支圧耐力を増強するためのせん断補強筋および幅止め筋を、該外周梁としてのH形鋼の上下近傍位置にそれぞれ密に集約配筋してなることを特徴とする。
Invention of
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の外殻構造であって、前記外周柱における前記芯鉄骨としてのH形鋼のウェブどうしがボルトによって上下方向に連結され、それら一連のH形鋼と、前記外周柱における前記被覆コンクリートと、が一体に定着され、前記外周柱としての壁柱が形成されていることを特徴とする。
According to a fifth aspect of the invention, a shell structure according to any one of
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の外殻構造であって、前記外周柱としての壁柱の柱脚を基礎に対してピン接合してなることを特徴とする。
Invention of
本発明の外殻構造は、外周柱をSRC造の壁柱とし、内部梁をS造の鉄骨梁として、その内部梁を外周梁に対して溶接して剛接合したので、内部梁が自ずと撓みにくいものとなり、したがって内部梁のスパンを大きくすることが可能であり、従来においては困難とされていた14m超の大スパンを支障なく実現することが可能である。 In the outer shell structure of the present invention, the outer column is an SRC wall column, the inner beam is an S-shaped steel beam, and the inner beam is welded to the outer beam to be rigidly joined. Therefore, the span of the internal beam can be increased, and a large span of more than 14 m, which has been considered difficult in the past, can be realized without hindrance.
また、本発明においては内部梁を外周柱における芯鉄骨に対して溶接により剛接合する必要はあるが、外周梁は外周柱における芯鉄骨に対して溶接する必要はなく、また外周柱における芯鉄骨どうしも溶接する必要はないので、全体として所要溶接長を削減でき、それによるコストダウンを図ることができる。 In the present invention, the inner beam needs to be rigidly joined to the core steel frame in the outer peripheral column by welding, but the outer peripheral beam does not need to be welded to the core steel frame in the outer peripheral column, and the core steel frame in the outer peripheral column. Since it is not necessary to weld each other, the required welding length can be reduced as a whole, and the cost can be reduced accordingly.
さらに、外周柱としてのSRC造の壁柱を基礎に対してピン接合とすることにより、耐震性能に優れた全崩壊型構造システムとすることが可能である。 Furthermore, by using an SRC wall column as an outer peripheral column as a pin connection to the foundation, it is possible to provide a fully collapsible structure system with excellent seismic performance.
図1は本発明の実施形態である外殻構造の全体概略構成を示す外観図であり、図2はこの外殻構造における外周柱1と外周梁4と内部梁5との接合部(仕口部)の構造を示す図である。
FIG. 1 is an external view showing an overall schematic configuration of an outer shell structure according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a joint portion (joint) of an outer
図1に示すように、本実施形態の外殻構造は、建物における外壁面の位置に配置した外周柱1と、隣接配置した外周柱1の間に架設した各階の外周梁4と、建物内を横断して相対向する外壁面の位置に配置した外周柱1の間に架設した各階の内部梁5とを主体として構築したものである。
そして、本実施形態の外殻構造では、外周柱1を鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の壁柱とし、外周梁4および内部梁5をいずれも鉄骨造(S造)の鉄骨梁として、特に内部梁5の梁端を外周柱1に対して剛接合したことを主眼とする。
As shown in FIG. 1, the outer shell structure of the present embodiment includes an outer
In the outer shell structure of the present embodiment, the outer
具体的には、図2(a),(b)に示すように、本実施形態における外周柱1は断面形状が厚さ寸法に比べて幅寸法が数倍程度大きい壁柱の形態とされたもので、幅方向中心位置に配置した芯鉄骨2の周囲に鉄筋コンクリートからなる壁状の被覆コンクリート3が一体に形成されることで頑強なSRC造の外周柱1として機能するものである。
本実施形態では、その外周柱1における芯鉄骨2をH形鋼により形成して、(b)に示すようにそのH形鋼におけるフランジ2aを外周柱1の幅方向に沿わせて(つまり、フランジ2aを外壁の面内方向に合致させ、ウェブ2bを壁厚方向に合致させた向きとして)配置している。
Specifically, as shown in FIGS. 2 (a) and 2 (b), the outer
In this embodiment, the
また、外周柱1に対して接合される鉄骨造の内部梁5もH形鋼により形成されているが、この内部梁5は通常のように外周柱1に対してピン接合されるのではなく、図2(b)に示すように内部梁5としてのH形鋼の上下のフランジ5aおよびウェブ5bの全てを外周柱1における芯鉄骨2としてのH形鋼のフランジ2aに対して直接的に溶接して接合することにより、内部梁5の梁端を芯鉄骨2に対して(すなわち外周柱1に対して)剛接合している。
このように内部梁5の梁端を芯鉄骨2に対して直接的に溶接して剛接合することにより、通常のように内部梁5を外周柱1に対してピン接合とする場合に比べて内部梁5の撓みを1/5程度にまで低減でき、したがって撓みを考慮しても内部梁5のスパンを通常の限界値とされている14mを大きく超えるものとすることが可能となり、その結果、建物内に無柱の大空間を支障なく確保することが可能である。
Further, the steel-structured
In this way, the beam end of the
一方、外周柱1に対して接合される外周梁4も内部梁5と同様にH形鋼により形成されているが、この外周梁4は芯鉄骨2に対して溶接せず、図2(b),(c)に示しているように外周梁4としてのH形鋼のウェブ4bを外周柱1における芯鉄骨2としてのH形鋼のウェブ2bに対して構造的に直接接合することなく、芯鉄骨2に溶接した鋼板6に対して外周梁4の端部を載置して支持するのみとし、その状態で外周梁4としてのH形鋼の端部を外周柱1における被覆コンクリート3に定着している。
これにより、外周梁4を芯鉄骨2に対して溶接せずとも、また外周梁4としてのH形鋼のフランジ4aは芯鉄骨2に対して直接的に接合せずとも、外周梁4を外周柱1に対して剛接合することができる。
On the other hand, the outer
As a result, the outer
すなわち、このような接合構造では、図3に示すように、外周梁4の端部が被覆コンクリート3に埋め込まれることから、そこでは外周梁4と被覆コンクリート3との間で応力伝達機構が形成され、それらの間でせん断力Qと曲げモーメントMの双方を支障なく伝達可能な剛接合が実現できる。
これにより、外周梁4としてのH形鋼を通常のように溶接せずとも外周柱1に対して剛接合することが可能となり、その結果、外周梁4を外周柱1に対して接合するための施工労務費を削減できるとともに、その際の鉄骨部材の加工費と材料費を削減することができ、工費削減に大きく寄与することができる。
That is, in such a joint structure, as shown in FIG. 3, the end portion of the outer
As a result, the H-shaped steel as the outer
なお、外周梁4を外周柱1に対して上記の構造により接合する場合、図3に示しているように外周梁4のフェイス位置では被覆コンクリート3の支圧応力が高くなるため、図4(a)〜(d)に示すように、被覆コンクリート3には水平方向のせん断補強筋7と幅止め筋8を外周梁4としてのH形鋼の上下近傍位置に対して密に集約配筋してそこでの支圧耐力を増強することが好ましい。このような配筋を行っても、せん断補強筋7を外周梁4と並行に配筋すれば良いので、それが外周梁4や被覆コンクリート3における主筋と干渉することはなく、施工性が悪化することもない。
When the outer
また、本実施形態においては、図5(a),(b)に示すように、外周柱1における芯鉄骨2としてのH形鋼は、それらのウェブ2bどうしを継手板9を介してボルト締結することによって上下方向に連結され、それら一連のH形鋼が外周柱1における被覆コンクリート3に一体に定着されることによって外周柱1としての壁柱の全体が形成されている。
このように芯鉄骨2のウェブ2bどうしをボルト締結することのみによっても、外周柱1としての応力伝達は芯鉄骨2から被覆コンクリート3に対して振り替えられるから、外周柱1としての構造的性能を支障なく確保することができる。
これにより、芯鉄骨2としてのH形鋼どうしを溶接せずとも、また芯鉄骨2としてのH形鋼のフランジ2aどうしは直接的に接合せずとも、芯鉄骨2と被覆コンクリート3とを構造的に確実に一体化し得てSRC造の頑強な外周柱1を形成可能である。
その結果、芯鉄骨2どうしの接合に際してその施工労務費を削減できるとともに、壁厚方向にボルトの突出がなくなって外周柱1としての壁柱の壁厚を抑制可能であるから、被覆コンクリート3の施工の際の材料費と労務費を削減できるばかりでなく、スペース効率の点でも有利である。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 5A and 5B, the H-shaped steel as the
Since the stress transmission as the outer
As a result, the
As a result, the construction labor cost can be reduced when the core steel frames 2 are joined to each other, and since the protrusion of the bolt is eliminated in the wall thickness direction, the wall thickness of the wall column as the outer
以上のように、本実施形態の外殻構造は、外周柱1をSRC造の壁柱とし、内部梁5をS造の鉄骨梁として、その内部梁5の梁端を外周柱1における芯鉄骨2に対して直接的に溶接して剛接合したので、内部梁5が自ずと撓みにくいものとなり、したがって内部梁5のスパンを大きくすることが可能であり、従来においては困難とされていた14m超の大スパンを支障なく実現することが可能である。
As described above, in the outer shell structure of the present embodiment, the outer
また、本発明においては、上記実施形態のように内部梁5は外周柱1における芯鉄骨2に対して溶接により剛接合する必要はあるが、外周梁4は芯鉄骨2に対して溶接する必要はないし、外周柱1における芯鉄骨2どうしも溶接する必要はないので、全体として所要溶接長を削減でき、それによるコストダウンを図ることができる。
そのことについて図6を参照して具体的に説明する。
図6に示す平面形状の建物を対象として、その構造を従来一般的な鉄骨造とした場合と、本発明の外殻構造とした場合とを比較してみる。建物の用途は事務所とし、規模は地上7階建て、建築面積は907m2、延べ床面積は6350m2とする。
従来一般的な鉄骨造による場合は、柱および梁を全て鉄骨造とし、柱梁接合部を全て溶接による接合とする。
本発明の外殻構造による場合は、上記実施形態のように外周柱1をSRC造の壁柱とし、内部梁5および外周梁4をS造の鉄骨梁とし、内部梁5としてのH形鋼はフランジ5aおよびウェブ5bの全てを芯鉄骨2に対して溶接し、外周梁4としてのH形鋼は芯鉄骨2に対して溶接せず、芯鉄骨2どうしはウェブ2bのみをボルト締結する。
両者を比較すると、本発明の外殻構造では鋼材量と溶接量の削減により十分なコストダウンを図ることができるという試算結果が得られた。
In the present invention, the
This will be specifically described with reference to FIG.
A case where the structure of the planar shape shown in FIG. 6 is a conventional steel structure and the case of the outer shell structure of the present invention will be compared. The building of applications and office, scale the ground 7-storey, construction area of 907m 2, total floor area shall be 6350m 2.
In the case of the conventional general steel structure, all the columns and beams are steel structures, and all the column beam joints are joined by welding.
In the case of the outer shell structure of the present invention, as in the above embodiment, the
Comparing the two, a trial calculation result was obtained that the outer shell structure of the present invention can achieve a sufficient cost reduction by reducing the amount of steel and the amount of welding.
なお、本発明においては、外周柱1における芯鉄骨2や外周梁4、内部梁5は、上記実施形態のようにいずれもH形鋼により形成することが現実的であり好ましいが、本発明においては必ずしもH形鋼を用いることに限ることはなく、必要に応じて他の断面形状の鉄骨材を用いることでも良い。
In the present invention, it is practical and preferable that the
さらに、本発明の外殻構造は、外周柱1の柱脚を基礎に対してピン接合することにより、特許文献1に示されるような制振構造と同様の構造システム、いわば全体崩壊型の構造システムとすることが可能であり、それにより特許文献1に示される制振構造よりもさらに優れた耐震性能を有するものとできる。
Furthermore, the outer shell structure of the present invention has a structure system similar to the vibration damping structure as shown in
そのことについて図7〜図8を参照して説明する。
特許文献1に示されるような全体崩壊型システムは、図7(a)に示すように一般的な鉄骨ラーメン構造の架構における鉄骨柱10の柱脚をピン構造とすることによって、地震時に低層部に損傷を集中させて建物全体で効率良くエネルギーを吸収し、それにより建物全体として耐震性能を向上させるというものである。
そこで、本発明の外殻構造においても、図7(b)に示すように、上記実施形態における外周柱1(SRC造の壁柱)の柱脚を基礎に対してピン接合とすることにより、上記と同様の全体崩壊型構造システムとすることができ、それにより優れた耐震性能を向上させることが可能である。
This will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 7 (a), the total collapse type system as shown in
Therefore, also in the outer shell structure of the present invention, as shown in FIG. 7B, by making the column base of the outer peripheral column 1 (SRC-made wall column) in the above embodiment pin-bonded to the foundation, It can be set as the whole collapse type structure system similar to the above, and it is possible to improve the excellent seismic performance.
しかも、本発明の外殻構造をそのような全体崩壊型構造システムに適用する場合には、外周柱1がSRC造の壁柱とされていることから、図7(a)に示すような通常の鉄骨柱10による一般的な鉄骨ラーメン構造による場合に比べて遙かに高剛性であり、したがって通常の鉄骨ラーメン構造による場合に比べて低層部での損傷が分散し、図8に示すように各層でのエネルギー吸収が一様となって各層での層間変形角をさらに低減させることができる。
Moreover, when the outer shell structure of the present invention is applied to such an overall collapse type structural system, the outer
図8は、(a)に示す平面形状の建物(図6に示したものと同様)を対象として、その建物を一般的な鉄骨ラーメン構造として図7(a)に示したように鉄骨柱10の柱脚をピン構造とした場合と、上記実施形態の外殻構造としたうえで図7(b)に示したようにその外周柱1としてのSRC造の壁柱をピン構造とした場合について、各層におけるX方向およびY方向の層間変形角を比較したものである。
その結果、(b)に示されるように、本発明の外殻構造による全崩壊型構造システムでは、従来一般の鉄骨ラーメン構造による同種の構造システムに比べて、各層での層間変形角が低減することが確認できた。
以上のことから、本発明の外殻構造による上記のような全崩壊型構造システムは、従来一般的な全崩壊型構造システムに比較してさらに優れた耐震性能を有するものであり、しかも上述したように大スパン化が可能であるし、ローコストで構築可能であることから、極めて合理的かつ有効なシステムであるといえる。
FIG. 8 is a plan view of a building having a planar shape shown in FIG. 8A (similar to that shown in FIG. 6), and the
As a result, as shown in (b), in the all-collapse structure system with the outer shell structure of the present invention, the interlayer deformation angle in each layer is reduced as compared with the same type of structure system with a conventional steel frame ramen structure. I was able to confirm.
From the above, the total collapse type structural system as described above by the outer shell structure of the present invention has a further superior seismic performance as compared with the conventional general total collapse type structural system. Therefore, it can be said that the system is extremely rational and effective because it can be constructed with a large span and can be constructed at a low cost.
1 外周柱(壁柱)
2 芯鉄骨(H形鋼)
2a フランジ
2b ウェブ
3 被覆コンクリート
4 外周梁(H形鋼)
4a フランジ
4b ウェブ
5 内部梁(H形鋼)
5a フランジ
5b ウェブ
6 鋼板
7 せん断補強筋
8 幅止め筋
9 継手板
1 Peripheral pillar (wall pillar)
2 Core steel (H-shaped steel)
Claims (6)
前記外周柱を芯鉄骨の周囲に鉄筋コンクリートからなる壁状の被覆コンクリートを一体に形成してなる鉄骨鉄筋コンクリート造の壁柱とし、
前記外周梁および前記内部梁をいずれも鉄骨造の鉄骨梁とし、
前記内部梁の梁端と、前記外周柱における前記芯鉄骨と、が溶接部を介して接合され、
前記外周柱における前記芯鉄骨をH形鋼により形成し、該芯鉄骨としてのH形鋼におけるフランジを該芯鉄骨が配置される外壁面の面内方向に沿わせて配置して、該芯鉄骨としてのH形鋼のフランジと前記内部梁とが溶接部を介して接合され、
前記外周梁は、H形鋼からなり、
該外周梁としてのH形鋼の梁端のウェブと、前記外周柱における前記芯鉄骨としてのH形鋼のウェブと、が非接合状態で配置され、前記外周梁としてのH形鋼の端部が前記外周柱における前記被覆コンクリートに定着され、前記外周梁が前記外周柱に対して剛接合されていることを特徴とする外殻構造。 Between the outer peripheral column placed at the position of the outer wall surface in the building, the outer peripheral beam of each floor erected between the adjacent outer peripheral columns, and the outer peripheral column arranged at the position of the opposing outer wall surface across the building It is an outer shell structure built mainly with the built-in internal beams of each floor,
The outer peripheral column is a steel reinforced concrete wall column formed by integrally forming a wall-shaped coated concrete made of reinforced concrete around a core steel frame,
Both the outer circumferential beam and the inner beam are steel-framed steel beams,
And beam end of the inner beams, and the core steel in the peripheral pillars are joined via a weld,
The core steel frame in the outer peripheral column is formed of an H-shaped steel, and a flange of the H-shaped steel as the core steel frame is disposed along the in-plane direction of the outer wall surface on which the core steel frame is disposed. The H-shaped steel flange and the internal beam are joined through a weld,
The outer circumferential beam is made of H-section steel,
The H-shaped steel beam end web as the outer peripheral beam and the H-shaped steel web as the core steel frame in the outer peripheral column are arranged in a non-bonded state, and the end of the H-shaped steel as the outer peripheral beam Is fixed to the covering concrete in the outer peripheral column, and the outer peripheral beam is rigidly joined to the outer peripheral column .
該外周梁としてのH形鋼の梁端のウェブと、前記芯鉄骨としてのH形鋼のウェブと、が離間していることを特徴とする外殻構造。An outer shell structure characterized in that a web at a beam end of the H-shaped steel as the outer peripheral beam and a web of the H-shaped steel as the core steel frame are separated from each other.
前記外周梁の端部は、前記芯鉄骨のウェブに設けた鋼板に載置されていることを特徴とする外殻構造。 The outer shell structure is characterized in that an end portion of the outer peripheral beam is placed on a steel plate provided on the core steel web.
前記外周柱における前記被覆コンクリートに、前記外周梁としてのH形鋼の端部に対する支圧耐力を増強するためのせん断補強筋および幅止め筋を、該外周梁としてのH形鋼の上下近傍位置にそれぞれ密に集約配筋してなることを特徴とする外殻構造。 The outer shell structure according to any one of claims 1 to 3 ,
The covering concrete in the outer peripheral column is provided with a shear reinforcement bar and a width stop bar for enhancing bearing strength against the end of the H-shaped steel as the outer peripheral beam. The outer shell structure is characterized by dense and concentrated reinforcement.
前記外周柱における前記芯鉄骨としてのH形鋼のウェブどうしがボルトによって上下方向に連結され、
それら一連のH形鋼と、前記外周柱における前記被覆コンクリートと、が一体に定着され、前記外周柱としての壁柱が形成されていることを特徴とする外殻構造。 The outer shell structure according to any one of claims 1 to 4 ,
Web each other of H-section steel as the core steel in the peripheral column is connected to the bolt Thus in the vertical direction,
And their series of H-shaped steel, and the coated concrete in the periphery columns, but is fixed integrally shell structure, wherein the pilasters as the peripheral pillars are formed.
前記外周柱としての壁柱の柱脚を基礎に対してピン接合してなることを特徴とする外殻構造。 The outer shell structure according to any one of claims 1 to 5 ,
An outer shell structure formed by pin-joining a column base of a wall column as the outer peripheral column to a foundation.
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