JP6009748B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/0083—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts characterised by the curvature of the tyre tread
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Description
その外面がトレッド面をなすトレッドを有しており、
上記トレッド面に、溝と溝間のリブとが形成されており、
トレッドの子午線方向に切った断面において、
トレッド面が、その幅方向中心から幅方向端部に向けて、連続する第一円弧及び第二円弧を含んでおり、
各円弧が異なる曲率半径である第一及び第二のトレッドラジアスTR1、TR2を有しており、
これらのトレッドラジアスの大きさが、TR1>TR2とされており、
第一円弧の中心はタイヤの赤道面上にあり、
第一円弧と第二円弧との接点である変更点が上記リブ上にある。
トレッドの幅方向中心から、上記変更点までの軸方向距離をLとし、上記外層ベルトの軸方向幅をBWとしたとき、
0.10×BW ≦ L ≦ 0.23×BW
である。
上記第一トレッドラジアスTR1と、第二トレッドラジアスTR2との関係が、
0.48 ≦ TR2/TR1 ≦ 0.65
である。
上記3本のうちの1本の主溝が、トレッドの幅方向中心に位置しており、他の2本が、トレッドの幅方向中心を中心として左右対称に、互いに離間して位置しており、
上記変更点が、上記リブ上に位置している。
0.10×BW ≦ L ≦ 0.23×BW
とされるのが好ましい。変更点距離Lの範囲を定めるのに、外層ベルト14の軸方向幅BWを基準としたのは、外層ベルト14はサイズ呼称幅に対する比率によって設計されるため、呼称幅が変更されても容易に変更点距離Lの範囲を定めることができるという理由からである。
0.48 ≦ TR2/TR1 ≦ 0.65
とされるのが好ましい。
実施例1として、トレッド面のトレッドセンタTCから外方端部にかけての円弧の個数(シングル又はダブル)、第一トレッドラジアスTR1、第二トレッドラジアスTR2、第一トレッドラジアスTR1と第二トレッドラジアスTR2との比TR2/TR1、及び、外層ベルト幅BWに対する変更点距離Lの比L/BW、の各諸元が表1に示された数値であるタイヤが用意された。このタイヤは図1及び図2に示される基本構造を有している。変更点Pは、リブ15に位置している。このタイヤのサイズは、195/65R15である。このタイヤの各部の寸法は金型図面中に規定されている。195はタイヤ幅(mm)を示し、65は偏平率(%)を示し、Rはラジアルタイヤであることを示し、15はリム径(インチ)を示す。
実施例2として、下記表1に示される諸元以外は、上記実施例1のタイヤと同一の仕様のタイヤが用意された。すなわち、接地端部におけるトレッドプロファイルのキャンバー量、トレッド部からサイドウォールにかけてのゴム厚さ、溝8の位置及び形状、その他の構造は上記実施例1のタイヤと同一である。変更点Pはリブ15に位置している。
実施例3として、下記表1に示される諸元以外は、上記実施例1のタイヤと同一の仕様のタイヤが用意された。すなわち、接地端部におけるトレッドプロファイルのキャンバー量、トレッド部からサイドウォールにかけてのゴム厚さ、溝8の位置及び形状、その他の構造は上記実施例1のタイヤと同一である。変更点Pはリブ15に位置している。
比較例1として、下記表1に示される諸元以外は、上記実施例1のタイヤと同一の仕様のタイヤが用意された。すなわち、接地端部におけるトレッドプロファイルのキャンバー量、トレッド部からサイドウォールにかけてのゴム厚さ、溝8の位置及び形状、その他の構造は上記実施例1のタイヤと同一である。トレッド面を構成する円弧は一つのみであり、変更点Pは存在しない。
比較例2として、下記表1に示される諸元以外は、上記実施例1のタイヤと同一の仕様のタイヤが用意された。すなわち、接地端部におけるトレッドプロファイルのキャンバー量、トレッド部からサイドウォールにかけてのゴム厚さ、溝8の位置及び形状、その他の構造は上記実施例1のタイヤと同一である。変更点Pは主溝8より外方のショルダー部16寄りに位置している。
比較例3として、下記表1に示される諸元以外は、上記実施例1のタイヤと同一の仕様のタイヤが用意された。すなわち、接地端部におけるトレッドプロファイルのキャンバー量、トレッド部からサイドウォールにかけてのゴム厚さ、溝8の位置及び形状、その他の構造は上記実施例1のタイヤと同一である。変更点Pは主溝8内に位置している。
実施例1から3及び比較例1から3の各タイヤの性能評価のために、内圧230kpa及び鉛直荷重4.20kNの条件下、有限要素法により、各タイヤの路面に対する接地形状、接地面圧の分布、接地長さ、接地幅、接地面積が算出された。接地面圧の分布については、その均一性が5段階評価された。数値が高いほど、均一性が高いことを示す。接地形状については、局所的な凹凸の発生の度合いが5段階評価された。数値が高いほど、局所的凹凸が少なく良好であることを示す。接地長さ、接地幅及び接地面積については、比較例1の結果を100とした指数値によって示されている。この数値が大きいほど良好である。
日本製四輪乗用車に、実施例1から3及び比較例1から3の各タイヤを順次装着し、ドライバーを含めて2名乗車して、これらのタイヤの操縦安定性の官能試験が行われた。エンジンの排気量は3500ccである。乗用車は、上記エンジンを前部に搭載した後輪駆動車である。各タイヤの内圧は230kpaとされた。コーナリング時の操縦安定性について、ドライバーによる官能評価がなされた。評価は5段階評価とされ、数値が高いほど操縦安定性が良好であることを示す。
2・・・トレッド
3・・・サイドウォール
4・・・ビード
5・・・カーカス
6・・・ベルト
7・・・トレッド面
8・・・主溝
10・・・コア
11・・・エイペックス
12・・・カーカスプライ
13・・・内層ベルト
14・・・外層ベルト
15・・・リブ
16・・・ショルダー部
17・・・センター部
18・・・ミドル部
21・・・第一円弧
22・・・第二円弧
BW・・・ベルト外層の軸方向幅
CL・・・中心線(トレッドセンターライン)
H・・・タイヤ高さ
L・・・変更点距離
O1・・・第一円弧の中心
P・・・変更点
PL・・・変更線
S・・・接地形状
TC・・・トレッドセンタ
TR1・・・第一トレッドラジアス
TR2・・・第二トレッドラジアス
W・・・タイヤ幅
Claims (3)
- その外面がトレッド面をなすトレッドを有しており、
上記トレッド面に、溝と溝間のリブとが形成されており、
トレッドの子午線方向に切った断面において、
トレッド面が、その幅方向中心から幅方向端部に向けて、連続する第一円弧及び第二円弧を含んでおり、
第一円弧及び第二円弧が、互いに異なる大きさの曲率半径である第一トレッドラジアスTR1及び第二トレッドラジアスTR2を有しており、
これらのトレッドラジアスの大きさが、TR1>TR2とされており、
第一円弧の中心はタイヤの赤道面上にあり、
第一円弧と第二円弧との交点である変更点が上記リブ上にあり、
上記溝が、タイヤの周方向に延びる一又は複数の主溝を含んでおり、
それぞれの主溝が、軸方向において、第一円弧の両端の間又は第二円弧の両端の間に位置しており、
上記トレッドの両端から半径方向内向きに延びるサイドウォールと、サイドウォールから半径方向内向きに延びるビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビード間に掛け渡されたカーカスと、カーカスに積層される外層ベルト及び内層ベルトとをさらに備えており、
トレッドの幅方向中心から、上記変更点までの軸方向距離をLとし、上記外層ベルトの軸方向幅をBWとしたとき、
0.10×BW ≦ L ≦ 0.23×BW
であり、
上記第一トレッドラジアスTR1と、第二トレッドラジアスTR2との関係が、
0.48 ≦ TR2/TR1 ≦ 0.65
である、空気入りタイヤ。 - 上記溝が、タイヤの周方向に延びる3本の主溝を含んでおり、
上記3本のうちの1本の主溝が、トレッドの幅方向中心に位置しており、他の2本が、トレッドの幅方向中心を中心として左右対称に、互いに離間して位置しており、
上記変更点が、上記リブ上に位置している請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 上記変更点が、上記リブの幅方向中間部に位置している請求項2に記載の空気入りタイヤ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011200537A JP6009748B2 (ja) | 2011-09-14 | 2011-09-14 | 空気入りタイヤ |
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JP6009748B2 true JP6009748B2 (ja) | 2016-10-19 |
Family
ID=48185209
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011200537A Active JP6009748B2 (ja) | 2011-09-14 | 2011-09-14 | 空気入りタイヤ |
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JP3158057B2 (ja) * | 1996-10-16 | 2001-04-23 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
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US20060118220A1 (en) * | 2004-12-06 | 2006-06-08 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire with elliptical shoulder |
US20090008011A1 (en) * | 2007-07-02 | 2009-01-08 | Bridgestone Firestone North American Tire, Llc | Pneumatic Tire |
-
2011
- 2011-09-14 JP JP2011200537A patent/JP6009748B2/ja active Active
Also Published As
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JP2013060131A (ja) | 2013-04-04 |
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