JP6094940B2 - 酸素吸収性プレフィルドシリンジ - Google Patents
酸素吸収性プレフィルドシリンジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6094940B2 JP6094940B2 JP2013044755A JP2013044755A JP6094940B2 JP 6094940 B2 JP6094940 B2 JP 6094940B2 JP 2013044755 A JP2013044755 A JP 2013044755A JP 2013044755 A JP2013044755 A JP 2013044755A JP 6094940 B2 JP6094940 B2 JP 6094940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- oxygen
- acid
- general formula
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
〔1〕
予め薬剤を密封状態下に収容し、使用に際し前記密封状態を解除して前記薬剤を注出し得るようにされた酸素吸収性プレフィルドシリンジであって、
前記プレフィルドシリンジが、熱可塑性樹脂(b)を少なくとも含有する第1の樹脂層と、酸素吸収性組成物を含有する酸素吸収層と、熱可塑性樹脂(b)を少なくとも含有する第2の樹脂層の少なくとも3層をこの順に有し、
前記酸素吸収性組成物が下記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物を少なくとも1種、遷移金属触媒、及び熱可塑性樹脂(a)を含有し、
(一般式(1a)及び一般式(1b)中、Rは、それぞれ独立して、一価の置換基を示し、前記一価の置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環基、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エステル基、アミド基、ニトロ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アミノ基、チオール基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、及びイミド基からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、これらはさらに置換基を有していてもよく、Rのうち2つの置換基が結合して環を形成していてもよい。Wは、結合手又は二価の有機基であり、前記二価の有機基は、芳香族炭化水素基、飽和もしくは不飽和の脂環式炭化水素基、直鎖状もしくは分岐状の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基及び複素環基、−C(=O)−、−OC(=O)−、−N(H)C(=O)−、及びこれらの任意の組み合わせからなる群より選ばれる少なくとも1種である。mは0〜4の整数を示し、nは0〜7の整数を示し、pは0〜8の整数を示し、qは0〜3の整数を示す。)
前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物が、2つ以上のカルボニル基を有する、酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
〔2〕
前記一般式(1)において、R1〜R12のうち2つ以上が下記一般式(2)で表される一価の置換基である、
−C(=O)X (2)
(式(2)中、Xは、水素原子、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、モノアルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基である)
〔1〕に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
〔3〕
前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物が、テトラリン環を2つ以上有するものである、〔1〕又は[2]に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
〔4〕
前記酸素吸収性組成物中の、前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物と前記熱可塑性樹脂(a)との総量に対する、前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物の割合が、1〜30質量%である、〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
〔5〕
前記酸素吸収性組成物の熱可塑性樹脂(a)が、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−ビニルアルコール共重合体、植物由来樹脂及び塩素系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種以上である、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
〔6〕
前記遷移金属触媒に含まれる遷移金属が、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、及び銅からなる群より選択される少なくとも1種以上である、〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
〔7〕
前記遷移金属触媒が、前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物と前記熱可塑性樹脂(a)との合計量100質量部に対し、遷移金属量として0.001〜10質量部含まれる、〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
本実施形態の酸素吸収性プレフィルドシリンジは、予め薬剤を密封状態下に収容し、使用に際し前記密封状態を解除して前記薬剤を注出し得るようにされた酸素吸収性プレフィルドシリンジであって、
前記プレフィルドシリンジが、熱可塑性樹脂(b)を少なくとも含有する第1の樹脂層と、酸素吸収性組成物を含有する酸素吸収層と、熱可塑性樹脂(b)を少なくとも含有する第2の樹脂層の少なくとも3層をこの順に有し、
前記酸素吸収性組成物が下記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物を少なくとも1種、遷移金属触媒、及び熱可塑性樹脂(a)を含有する、
酸素吸収性プレフィルドシリンジである。
本実施形態の酸素吸収性医療用多層容器の酸素吸収層(層A)は、上記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物を少なくとも1種、遷移金属触媒、及び熱可塑性樹脂を含有する酸素吸収性組成物を含む層である。
上記一般式(1)において、R1〜R12で示す一価の置換基としては、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、アルキル基(好ましくは炭素数が1〜15、より好ましくは炭素数が1〜6の直鎖状、分岐状又は環状アルキル基、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基)、アルケニル基(好ましくは炭素数が2〜10、より好ましくは炭素数が2〜6の直鎖状、分岐状又は環状アルケニル基、例えば、ビニル基、アリル基)、アルキニル基(好ましくは炭素数が2〜10、より好ましくは炭素数が2〜6のアルキニル基、例えば、エチニル基、プロパルギル基)、アリール基(好ましくは炭素数が6〜16、より好ましくは炭素数が6〜10のアリール基、例えば、フェニル基、ナフチル基)、複素環基(好ましくは炭素数が1〜12、より好ましくは炭素数が2〜6の5員環或いは6員環の芳香族又は非芳香族の複素環化合物から1個の水素原子を取り除くことによって得られる一価の基、例えば、1−ピラゾリル基、1−イミダゾリル基、2−フリル基)、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エステル基、アミド基、ニトロ基、アルコキシ基(好ましくは炭素数が1〜10、より好ましくは炭素数が1〜6の直鎖状、分岐状又は環状アルコキシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ基)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数が6〜12、より好ましくは炭素数が6〜8のアリールオキシ基、例えば、フェノキシ基)、アシル基(ホルミル基を含む。好ましくは炭素数が2〜10、より好ましくは炭素数が2〜6のアルキルカルボニル基、好ましくは炭素数が7〜12、より好ましくは炭素数が7〜9のアリールカルボニル基、例えば、アセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基)、アミノ基(好ましくは炭素数が1〜10、より好ましくは炭素数が1〜6のアルキルアミノ基、好ましくは炭素数が6〜12、より好ましくは炭素数が6〜8のアニリノ基、好ましくは炭素数が1〜12、より好ましくは炭素数が2〜6の複素環アミノ基、例えば、アミノ基、メチルアミノ基、アニリノ基)、チオール基、アルキルチオ基(好ましくは炭素数が1〜10、より好ましくは炭素数が1〜6のアルキルチオ基、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基)、アリールチオ基(好ましくは炭素数が6〜12、より好ましくは炭素数が6〜8のアリールチオ基、例えば、フェニルチオ基)、複素環チオ基(好ましくは炭素数が2〜10、より好ましくは炭素数が1〜6の複素環チオ基、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ基)、イミド基(好ましくは炭素数が2〜10、より好ましくは炭素数が4〜8のイミド基、例えば、N−スクシンイミド基、N−フタルイミド基)等が例示されるが、これらに特に限定されない。
−C(=O)X (2)
(式(2)中、Xは、水素原子、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、モノアルキルアミノ基、及びジアルキルアミノ基からなる群より選ばれる1つであり、複数のXは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。)
(A)テトラリン環の芳香族環に上記一般式(2)で表される一価の置換基が1以上結合されており、テトラリン環の脂肪族環に上記一般式(2)で表される一価の置換基が1以上結合されている。
(B)テトラリン環の芳香族環に上記一般式(2)で表される一価の置換基が2以上結合されている。
(C)テトラリン環の脂肪族環に上記一般式(2)で表される一価の置換基が2以上結合されている。
の何れかを満たすものがより好ましい。
本実施形態の酸素吸収性組成物において使用される遷移金属触媒としては、上記のテトラリン環を有する化合物の酸化反応の触媒として機能し得るものであれば、公知のものから適宜選択して用いることができ、特に限定されない。
本実施形態の酸素吸収性組成物は、熱可塑性樹脂(a)を含有する。このとき、酸素吸収性組成物中における前記化合物と遷移金属触媒の含有形態は、特に限定されない。例えば、前記化合物及び遷移金属触媒が熱可塑性樹脂(a)中にそのまま含有されていても、前記化合物及び遷移金属触媒が上述した担体物質に担持された状態で熱可塑性樹脂(a)中に含有されていてもよい。
本実施形態の酸素吸収性組成物に用いられるポリオレフィンとしては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、線状超低密度ポリエチレン等のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1等のオレフィン単独重合体;エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ポリブテン−1共重合体、エチレン−環状オレフィン共重合体等のエチレンとα−オレフィンとの共重合体;エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体等のエチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体等のエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体、エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合体のイオン架橋物、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のその他のエチレン共重合体;環状オレフィン類開環重合体及びその水素添加物;環状オレフィン類−エチレン共重合体;とこれらのポリオレフィンを無水マレイン酸等の酸無水物等でグラフト変性したグラフト変性ポリオレフィン等を挙げることができる。
本実施形態の酸素吸収性組成物に用いられるポリエステルとしては、例えば、ジカルボン酸を含む多価カルボン酸及びこれらのエステル形成性誘導体から選ばれる1種又は2種以上とグリコールを含む多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上とからなるもの、又はヒドロキシカルボン酸及びこれらのエステル形成性誘導体からなるもの、又は環状エステルからなるもの等が挙げられる。エチレンテレフタレート系熱可塑性ポリエステルは、エステル反復単位の大部分、一般に70モル%以上をエチレンテレフタレート単位が占めるものであり、ガラス転移点(Tg)が50〜90℃、融点(Tm)が200〜275℃の範囲にあるものが好適である。エチレンテレフタレート系熱可塑性ポリエステルとしてポリエチレンテレフタレートが耐圧性、耐熱性、耐熱圧性等の点で特に優れているが、エチレンテレフタレート単位以外にイソフタル酸やナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸とプロピレングリコール等のジオールからなるエステル単位の少量を含む共重合ポリエステルも使用できる。
本実施形態の酸素吸収性組成物に用いられるポリアミドとしては、例えば、ラクタムもしくはアミノカルボン酸から誘導される単位を主構成単位とするポリアミドや、脂肪族ジアミンと脂肪族ジカルボン酸とから誘導される単位を主構成単位とする脂肪族ポリアミド、脂肪族ジアミンと芳香族ジカルボン酸とから誘導される単位を主構成単位とする部分芳香族ポリアミド、芳香族ジアミンと脂肪族ジカルボン酸とから誘導される単位を主構成単位とする部分芳香族ポリアミド等が挙げられる。なお、ここでいうポリアミドは、必要に応じて、主構成単位以外のモノマー単位が共重合されたものであってもよい。
本実施形態の酸素吸収性組成物に用いられるエチレン−ビニルアルコール共重合体としては、エチレン含量が15〜60モル%であり、且つ、酢酸ビニル成分のケン化度が90モル%以上のものが好適である。エチレン含量は、好ましくは20〜55モル%であり、より好ましくは29〜44モル%である。また、酢酸ビニル成分のケン化度は、好ましくは95モル%以上である。なお、エチレンビニルアルコール共重合体は、プロピレン、イソブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又はその塩、部分アルキルエステル、完全アルキルエステル、ニトリル、アミド、無水物、不飽和スルホン酸又はその塩等の少量のコモノマーをさらに含んでいてもよい。
本実施形態の酸素吸収性組成物に用いられる植物由来樹脂としては、原料として植物由来物質を含む樹脂であればよく、その原料となる植物は特に限定されない。植物由来樹脂の具体例としては、脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂が挙げられる。また、脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂としては、例えば、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸(PLA)等のポリ(α−ヒドロキシ酸);ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリエチレンサクシネート(PES)等のポリアルキレンアルカノエート等が挙げられる。
本実施形態の酸素吸収性組成物に用いられる塩素系樹脂としては、構成単位に塩素を含む樹脂であればよく、公知の樹脂を用いることができる。塩素系樹脂の具体例としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、及び、これらと酢酸ビニル、マレイン酸誘導体、高級アルキルビニルエーテル等との共重合体等が挙げられる。
本実施形態の酸素吸収性プレフィルドシリンジの第1の樹脂層及び第2の樹脂層(層B)は、熱可塑性樹脂(b)を含有する層である。各層B中の熱可塑性樹脂(b)の含有割合は、適宜設定でき、特に限定されないが、層Bの総量に対して70〜100質量%が好ましく、より好ましくは80〜100質量%であり、さらに好ましくは90〜100質量%である。
本実施形態の酸素吸収性プレフィルドシリンジは、所望する性能等に応じて、上述した酸素吸収層(層A)及び樹脂層(層B)の他に、任意の層をさらに含んでいてもよい。そのような任意の層としては、例えば、接着層、金属蒸着層及び有機−無機膜等が挙げられる。
一般的なプレフィルドシリンジバレルの形状は、注射針を接続することができるオス型ルアーテーパのノズル、ノズル基端から円筒部にかけて肩部が形成され、円筒部基端にフランジが形成されたものである。薬剤収容時には前記ノズルをキャップにより封止し、前記円筒部内にはプランジャーが接続されたガスケットを挿入する。上述したバレル形状の酸素吸収性積層体を成形することにより、本実施形態の酸素吸収性プレフィルドシリンジを製造することができる。製造方法は、各種材料の性状や目的とする形状等に応じて、公知の方法を適用することができ、特に限定されないが、射出成形法が好適である。
本実施形態の酸素吸収性プレフィルドシリンジに充填される被保存物(充填物)としては、薬液等の薬剤であればよく、その種類等は特に限定されない。例えば、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK等のビタミン剤、アトロピン等のアルカロイド、アドレナリン、インシュリン等のホルモン剤、ブドウ糖、マルトース等の糖類、セフトリアキソン、セファロスポリン、シクロスポリン等の抗生物質、オキサゾラム、フルニトラゼパム、クロチアゼパム、クロバザム等のベンゾジアゼピン系薬剤等、任意の天然物や化合物を充填可能である。本実施形態の酸素吸収性プレフィルドシリンジは、これらの天然物や化合物を充填した場合、これらの天然物や化合物の吸着量が少なく、またこれらの酸化による変質を抑制することができ、また、溶媒(例えば水分)の蒸散を抑制することもできる。
温度計、分縮器、全縮器、撹拌装置を備えた反応器に、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチル248g(1.0mol)、n−ヘキシルアルコール409g(4.0mol)、テトラブチルチタネート0.34gを仕込み、窒素雰囲気下で150℃まで昇温し、生成するメタノールを系外へ除きながら反応を行った。メタノールの生成が止まった後、室温まで冷却し、未反応のn−ヘキシルアルコールを減圧除去することにより、ジエステル化合物Aを得た。示差熱・熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製、商品名「DTG―60」)を用いて、得られた化合物の3%重量減少温度を測定した。得られた化合物の構造式及び分子量、3%重量減少温度を表1に示す。なお、NMRの分析結果は下記の通りである。1H‐NMR(400MHz CDCl3)δ7.73−7.79(2H m)、7.16(1H d)、4.29(2H t)、4.10(2H t)、3.01−3.08(2H m)、2.82−2.97(2H m)、2.70−2.78(1H m)、2.18−2.24(1H m)、1.84−1.94(1H m)、1.71−1.79(2H m)、1.58−1.68(2H m)、1.25−1.48(12H m)、0.90(6H t)。
n−ヘキシルアルコールに代えてn−オクチルアルコールを用い、その配合量を521g(4.0mol)とし、反応温度を190℃とすること以外は、合成例1と同様の操作を行い、ジエステル化合物Bを得た。示差熱・熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製、商品名「DTG―60」)を用いて、得られた化合物の3%重量減少温度を測定した。得られた化合物の構造式及び分子量、3%重量減少温度を表1に示す。なお、NMRの分析結果は下記の通りである。1H‐NMR(400MHz CDCl3)δ7.68−7.74(2H m)、7.10(1H d)、4.23(2H t)、4.04(2H t)、2.92−3.00(2H m)、2.72−2.89(2H m)、2.63−2.70(1H m)、2.10−2.18(1H m)、1.76−1.85(1H m)、1.63−1.72(2H m)、1.50−1.59(2H m)、1.09−1.40(20H m)、0.90(6H t)。
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチルに代えて1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1,8−ジカルボン酸ジメチルを用いた以外は、合成2と同様の操作を行い、ジエステル化合物Cを得た。示差熱・熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製、商品名「DTG―60」)を用いて、得られた化合物の3%重量減少温度を測定した。得られた化合物の構造式及び分子量、3%重量減少温度を表1に示す。なお、NMRの分析結果は下記の通りである。1H‐NMR(400MHz CDCl3)δ7.78(1H d)、7.17−7.29(2H m)、4.50(1H t)、4.22(2H t)、3.98−4.12(2H m)、2.76−2.93(2H m)、2.21−2.30(1H m)、1.89−1.99(1H m)、1.67−1.83(4H m)、1.50−1.63(3H m)、1.18−1.44(19H m)、0.89(6H t)。
温度計、分縮器、全縮器、撹拌装置を備えた反応器に、アジピン酸ジメチル108g(0.62mmol)、6−ヒドロキシメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン300g(1.85mmol)を仕込み、130℃まで昇温した。チタンテトラブトキシド0.58gを添加した後に、200℃まで昇温し、生成するメタノールを系外へ除きながら反応を行った。メタノールの生成が止まった後、室温まで冷却し、未反応の6−ヒドロキシメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを減圧除去した後に、再結晶により、ジエステル化合物Dを得た。示差熱・熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製、商品名「DTG―60」)を用いて、得られた化合物の3%重量減少温度を測定した。得られた化合物の構造式及び分子量、3%重量減少温度を表1に示す。なお、NMRの分析結果は下記の通りである。1H‐NMR(400MHz CDCl3)δ7.00(6H m)、5.02(4H s)、2.70−2.79(8H m)、2.34(4H t)、1.74−1.83(8H m)、1.64−1.70(4H m)。
温度計、撹拌装置を備えた2000mLオートクレーブに1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチル248g(1.0mol)、n−ヘキシルアミン607g(6.0mol)を仕込み、窒素置換した後、220℃まで昇温し5時間加熱撹拌した。室温まで冷却後、ろ過し、再結晶によりジアミド化合物Eを得た。示差熱・熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製、商品名「DTG―60」)を用いて、得られた化合物の3%重量減少温度を測定した。得られた化合物の構造式及び分子量、3%重量減少温度を表1に示す。なお、NMRの分析結果は下記の通りである。1H‐NMR(400MHz CDCl3)δ7.42(1H s)、7.37(1H d)、7.04(1H d)、5.99(1H m)、5.53(1H m)、3.32−3.41(2H m)、3.15−3.24(2H m)、2.68−3.03(4H m)、2.35−2.43(1H m)、1.97−2.05(1H m)、1.76−1.87(1H m)、1.17−1.58(12H m)、0.83(6H t)。
内容積18Lオートクレーブに、1,8−ナフタル酸無水物1.8kg、5重量%パラジウムを活性炭に担持させた触媒(乾燥品)300g、酢酸エチル7.5kgを仕込んだ。室温で、オートクレーブ内を窒素1MPaで2回置換し、次いで水素1MPaで2回置換した。その後常圧まで落圧した後、内温80℃に昇温し、水素で5MPaまで加圧し、同温度、同圧力で500rpmで2時間攪拌した。反応後、室温まで冷却し、水素を放出し、窒素1MPaで2回置換した後、触媒を濾別し、触媒をアセトン1.0kgで3回洗浄した。得られた母液から溶媒をエバポレーターにより減圧除去して、粗生成物を得た。得られた組成生物を再結晶することにより酸無水物Fを得た。示差熱・熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製、商品名「DTG―60」)を用いて、得られた化合物の3%重量減少温度を測定した。得られた化合物の構造式及び分子量、3%重量減少温度を表1に示す。なお、NMRの分析結果は下記の通りである。1H‐NMR(400MHz CDCl3)δ7.98(1H d)、7.47(1H d)、7.38(1H dd)、3.93(1H t)、2.80−3.00(2H m)、2.55−2.64(1H m)、2.14−2.24(1H m)、1.77−1.94(2H m)。
直径37mmのスクリューを2本有する2軸押出機を用いて、エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、商品名「エバールL171B」、以下、「EVOH」とも略する。)95質量部に対し、ジエステル化合物A5質量部、及び、コバルト量が0.05質量部となるようステアリン酸コバルト(II)を220℃で溶融混練し、押出機ヘッドからストランドを押し出し、冷却後、ペレタイジングすることで酸素吸収性組成物(1)を得た。次いで、下記に示すとおり、この酸素吸収性組成物(1)を用いて、酸素吸収性医療用多層成形体であるシリンジを製造した。得られたシリンジの性能評価を、以下に示すとおりに行った。評価結果を表2に示す。
下記の条件により、樹脂層(層B)を構成する熱可塑性樹脂を射出シリンダーから射出し、次いで酸素吸収層(層A)を構成する酸素吸収性組成物(1)を別の射出シリンダーから、層Bを構成する熱可塑性樹脂と同時に射出し、次に層Bを構成する熱可塑性樹脂を必要量射出して射出金型内キャビティーを満たすことにより、B/A/Bの3層構成のシリンジを製造した。ここで、シリンジの総重量は1.95gとし、層Aの質量はシリンジの総質量の30質量%とした。また、層Bを構成する熱可塑性樹脂としては、シクロオレフィンコポリマー(Ticona GmbH製、商品名「TOPAS6013」、以下「COC」とも略する。)を使用した。
ISO11040−6に準拠した内容量1cc(スタンダード)とした。なお、シリンジの製造には、射出成型機(日精エー・エス・ビー機械株式会社製、型式:ASB−12N/10)を使用した。
(シリンジの成形条件)
層A用の射出シリンダー温度:220℃
層B用の射出シリンダー温度:280℃
射出金型内樹脂流路温度 :280℃
金型温度 :18℃
得られたシリンジの酸素透過率の測定、成形後の外観評価、耐衝撃試験、溶出試験について、以下の方法及び基準にしたがって測定し、評価した。
23℃、成形体外部の相対湿度50%、成形体内部の相対湿度100%の雰囲気下にて、測定開始から30日目の酸素透過率を測定した。測定は、酸素透過率測定装置(MOCON社製、商品名:OX−TRAN 2−21 ML)を使用した。測定値が低いほど、酸素バリア性が良好であることを示す。なお、測定の検出下限界は酸素透過率5×10−5mL/(0.21atm・day・package)である。
シリンジの内容物視認性を目視にて観察した。視認性に問題ないものを合格とした。
シリンジを40℃、90%RH下にて30日保存した後、50gの金属球をシリンジ胴部に2mの高さから落下させ、このときの破壊の有無を20個のサンプルに対して調査した。なお、落下試験は、20個の容器を用意し、これらについて同様の条件で試験した。
シリンジを40℃、90%RH下にて30日間保存した後、純水1ccを充填し、トップキャップ及びガスケットを装着したプランジャーで密封した。このようにして得られたシリンジを40℃、60%RH下にて120日間保存し、その後、純水中のトータルカーボン量(以下、TOC)を測定した。
(TOC測定)
装置 ;株式会社島津製作所製 TOC−VCPH
燃焼炉温度 ;720℃
ガス・流量 ;高純度空気、TOC計部150mL/min
注入量 ;150μL
検出限界 ;1μg/mL
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Bに代えた以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Cに代えた以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Dに代えた以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジアミド化合物Eに代えた以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aを酸無水物Fに代えた以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
EVOHを非晶ポリアミド(三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製、商品名「NOVAMID X21−F07」、以下、「6IT」とも略する。)に代え、層A用の射出シリンダー温度を260℃とした以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Bに代えた以外は、実施例7と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Cに代えた以外は、実施例7と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Dに代えた以外は、実施例7と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジアミド化合物Eに代えた以外は、実施例7と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aを酸無水物Fに代えた以外は、実施例7と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
COCをポリプロピレン(日本ポリプロ株式会社製、商品名「MG03B」、以下PPとも略する。)に代え、層B用の射出シリンダー温度を220℃とした以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行なった。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Bに代えた以外は、実施例13と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Cに代えた以外は、実施例13と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジエステル化合物Dに代えた以外は、実施例13と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aをジアミド化合物Eに代えた以外は、実施例13と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物Aを酸無水物Fに代えた以外は、実施例13と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
酸素吸収性組成物(1)に代えてCOCを使用し、層A用の射出シリンダー温度を280℃とした以外は実施例1と同様に行ない、実施例1と同形状の単層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行なった。これらの結果を表2に示す。
酸素吸収性組成物(1)に代えてPPを使用した以外は実施例13と同様に行ない、実施例1と同形状の単層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行なった。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物A及びステアリン酸コバルトを用いなかった以外は、実施例1と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ジエステル化合物A及びステアリン酸コバルトを用いなかった以外は、実施例7と同様にして多層シリンジを作製して、実施例1と同様の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
ナイロンMXD6(三菱ガス化学株式会社製、商品名「S7007」)100質量部に対し、ステアリン酸コバルト(II)をコバルト量が0.04質量部となるようドライブレンドして得られた混合物を、直径37mmのスクリューを2本有する2軸押出機に15kg/hの速度で供給し、シリンダー温度280℃の条件にて溶融混練を行い、押出機ヘッドからストランドを押し出し、冷却後、ペレタイジングすることにより、酸素吸収性組成物(M)を得た。酸素吸収性組成物(1)に代えてこの酸素吸収性組成物(M)を用い、層B用の射出シリンダー温度を260℃とした以外は、実施例1と同様に行い、シリンジを製造した。得られたシリンジの性能評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表2に示す。
Claims (7)
- 予め薬剤を密封状態下に収容し、使用に際し前記密封状態を解除して前記薬剤を注出し得るようにされた酸素吸収性プレフィルドシリンジであって、
前記プレフィルドシリンジが、熱可塑性樹脂(b)を少なくとも含有する第1の樹脂層と、酸素吸収性組成物を含有する酸素吸収層と、熱可塑性樹脂(b)を少なくとも含有する第2の樹脂層の少なくとも3層をこの順に有し、
前記酸素吸収性組成物が下記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物を少なくとも1種、遷移金属触媒、及び熱可塑性樹脂(a)を含有し、
前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物が、2つ以上のカルボニル基を有する、酸素吸収性プレフィルドシリンジ。 - 前記一般式(1)において、R1〜R12のうち2つ以上が下記一般式(2)で表される一価の置換基である、
−C(=O)X (2)
(式(2)中、Xは、水素原子、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、モノアルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基である)
請求項1に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。 - 前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物が、テトラリン環を2つ以上有するものである、請求項1又は2に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
- 前記酸素吸収性組成物中の、前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物と前記熱可塑性樹脂(a)との総量に対する、前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物の割合が、1〜30質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
- 前記酸素吸収性組成物の熱可塑性樹脂(a)が、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−ビニルアルコール共重合体、植物由来樹脂及び塩素系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
- 前記遷移金属触媒に含まれる遷移金属が、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、及び銅からなる群より選択される少なくとも1種以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
- 前記遷移金属触媒が、前記一般式(1)で表されるテトラリン環を有する化合物と前記熱可塑性樹脂(a)との合計量100質量部に対し、遷移金属量として0.001〜10質量部含まれる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の酸素吸収性プレフィルドシリンジ。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013044755A JP6094940B2 (ja) | 2013-03-06 | 2013-03-06 | 酸素吸収性プレフィルドシリンジ |
PCT/JP2014/055877 WO2014136918A1 (ja) | 2013-03-06 | 2014-03-06 | 酸素吸収性医療用多層容器及びバイオ医薬の保存方法 |
KR1020157027458A KR20150128809A (ko) | 2013-03-06 | 2014-03-06 | 산소 흡수성 의료용 다층 용기 및 바이오 의약의 보존 방법 |
US14/767,114 US9994382B2 (en) | 2013-03-06 | 2014-03-06 | Oxygen-absorbing medical multilayer container and method for storing biological medicine |
EP14760939.0A EP2965907B1 (en) | 2013-03-06 | 2014-03-06 | Oxygen-absorbing medical multiwall container and biopharmaceutical storage method |
TW103107684A TWI632061B (zh) | 2013-03-06 | 2014-03-06 | 氧吸收性醫療用多層容器及生物醫藥之保存方法 |
CN201480012172.9A CN105026151B (zh) | 2013-03-06 | 2014-03-06 | 吸氧性医疗用多层容器及生物药物的保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013044755A JP6094940B2 (ja) | 2013-03-06 | 2013-03-06 | 酸素吸収性プレフィルドシリンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014171555A JP2014171555A (ja) | 2014-09-22 |
JP6094940B2 true JP6094940B2 (ja) | 2017-03-15 |
Family
ID=51693500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013044755A Expired - Fee Related JP6094940B2 (ja) | 2013-03-06 | 2013-03-06 | 酸素吸収性プレフィルドシリンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6094940B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000319207A (ja) * | 1999-05-07 | 2000-11-21 | Nof Corp | テトラリンオリゴマー及びその製造方法 |
JP2001233809A (ja) * | 1999-12-14 | 2001-08-28 | Sumitomo Chem Co Ltd | 炭化水素類の酸化方法 |
EP1749847B1 (en) * | 2004-04-30 | 2016-04-13 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Oxygen absorbing resin, oxygen absorbing resin composition and oxygen absorbing container |
WO2012102086A1 (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-02 | 東洋製罐株式会社 | 酸素吸収性樹脂組成物 |
JP5467074B2 (ja) * | 2011-05-23 | 2014-04-09 | 株式会社細川洋行 | 医療容器用多層体および医療容器 |
KR20150046297A (ko) * | 2012-08-29 | 2015-04-29 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 산소 흡수제 조성물 및 산소 흡수제 포장체 |
-
2013
- 2013-03-06 JP JP2013044755A patent/JP6094940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014171555A (ja) | 2014-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2965907B1 (en) | Oxygen-absorbing medical multiwall container and biopharmaceutical storage method | |
US9670408B2 (en) | Oxygen absorbent composition and molded body and package using the same | |
JP6051958B2 (ja) | 酸素吸収性ptp包装体 | |
JP6102234B2 (ja) | 医療用多層容器 | |
JP6048742B2 (ja) | 酸素吸収性医療用多層容器 | |
JP6048743B2 (ja) | 酸素吸収性医療用多層容器 | |
JP6094940B2 (ja) | 酸素吸収性プレフィルドシリンジ | |
JP6086220B2 (ja) | バイオ医薬の保存方法 | |
JP6015322B2 (ja) | 医療用多層容器 | |
JP6048746B2 (ja) | 酸素吸収性医療用多層容器 | |
JP6056439B2 (ja) | プレフィルドシリンジ | |
JP5966852B2 (ja) | プレフィルドシリンジ | |
JP6102229B2 (ja) | 医療用多層容器 | |
JP6015344B2 (ja) | バイオ医薬の保存方法 | |
JP6060711B2 (ja) | プレフィルドシリンジ | |
JP6056440B2 (ja) | バイオ医薬の保存方法 | |
JP5935656B2 (ja) | 医療用多層容器 | |
JP2014171404A (ja) | アルコール飲料の保存方法 | |
JP6048175B2 (ja) | 医療用多層容器 | |
JP6015343B2 (ja) | 医療用多層容器 | |
JP2018135310A (ja) | アドレナリン含有薬液の保存方法 | |
JP2014171400A (ja) | 米飯の保存方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170123 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6094940 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170205 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |