Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP6091879B2 - サファイアウェーハの加工方法 - Google Patents

サファイアウェーハの加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6091879B2
JP6091879B2 JP2012275565A JP2012275565A JP6091879B2 JP 6091879 B2 JP6091879 B2 JP 6091879B2 JP 2012275565 A JP2012275565 A JP 2012275565A JP 2012275565 A JP2012275565 A JP 2012275565A JP 6091879 B2 JP6091879 B2 JP 6091879B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
sapphire wafer
blade
chuck table
dividing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012275565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014120647A (ja
Inventor
鈴木 稔
稔 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2012275565A priority Critical patent/JP6091879B2/ja
Publication of JP2014120647A publication Critical patent/JP2014120647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6091879B2 publication Critical patent/JP6091879B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、反射膜が積層されたサファイアウェーハの加工方法に関し、特に発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)の製造に用いられるサファイアウェーハの加工方法に関する。
サファイアウェーハとして、窒化ガリウム系化合物等の半導体層等が積層されたものが知られている。ウェーハ表面には、格子状の分割予定ラインが形成されており、この分割予定ラインで区画された各領域に発光デバイスが形成されている。このサファイアウェーハの分割方法として、レーザー加工によって基板内部に分割予定ラインに沿った改質層を形成し、強度が低下した改質層を分割起点とする分割方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の分割方法では、ウェーハ内部に集光点を合わせてパルスレーザーが照射されることにより、分割予定ラインに沿う直線状の改質層がウェーハ内部に連続的に形成される。続いて、ウェーハ裏面に貼着された粘着テープが拡張されることで、ウェーハ内部の改質層に粘着テープからの外力が加えられ、改質層を起点として厚さ方向に割れが生じる。この結果、サファイアウェーハが、分割予定ラインに沿って個々の発光デバイス(チップ)に分割される。
特許第3762409号公報
ところで、レーザー照射装置は高価であるため、切削装置によるブレードダイシングによってサファイアウェーハを加工したいという要望がある。しかしながら、ブレードダイシングでは、硬度の高いサファイアウェーハを良好に加工することが困難となっていた。例えば、サファイアウェーハの切削加工中に切削ブレードが異常摩耗を起こすおそれがあり、さらに低速加工を行わなければならず、加工時間が長くなって生産性が低下していた。このように、サファイアウェーハのブレードダイシングでは、技術的な課題が多数存在していた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、切削ブレードの異常摩耗及び光デバイスの生産性の低下を防止しつつ、サファイアウェーハを良好に加工できるサファイアウェーハの加工方法を提供することを目的とする。
本発明のサファイアウェーハの加工方法は、サファイアウェーハを個々のチップに分割を行うサファイアウェーハの加工方法であって、サファイアウェーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたサファイアウェーハを切削する切削ブレードを備えた切削手段と、該切削手段と該チャックテーブルを相対的に切削送りする切削送り手段と、該切削手段と該チャックテーブルを該切削送り方向と直交する方向に相対的に割り出し送りする割り出し送り手段とを具備する切削装置において、分割予定ライン上でサファイアウェーハを該切削ブレードの昇降で切り込む動作を所定ピッチで断続的に繰り返すことで複数の切削痕を形成する切削痕形成工程と、該切削痕形成工程の後に、サファイアウェーハの該分割予定ラインに沿って外力を付与し該複数の切削痕を起点にサファイアウェーハを分割予定ラインに沿って個々のチップに分割を行う分割工程と、から構成されることを特徴とする。
この構成によれば、主にサファイアウェーハに対する厚み方向の切り込みだけで切削する切削動作が断続的に繰り返されて、サファイアウェーハの分割予定ラインに沿って複数の切削痕が形成される。このため、サファイアウェーハを切り込んだ状態で連続的に切削する構成と比較して、サファイアウェーハの切削量を少なくできる。よって、サファイアウェーハの切削時に切削ブレードに生じる摩擦熱を抑えて、切削ブレードの異常摩耗を防止することができる。このように、硬度が高いサファイアウェーハを良好に加工することができる。また、レーザー照射装置と比較してより安価な切削装置のブレードダイシングによって、サファイアウェーハを切削できる。
本発明によれば、切削ブレードによりサファイアウェーハの分割予定ラインに沿ってサファイアウェーハを断続的に切り込むことで、切削ブレードの異常摩耗及びデバイスの生産性の低下を防止しつつ、サファイアウェーハを良好に加工できる。
本実施の形態に係る切削装置の斜視図である。 本実施の形態に係る切削痕形成方法の説明図である。 本実施の形態に係る切削痕形成工程の説明図である。 本実施の形態に係る分割工程の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係るサファイアウェーハの加工方法ついて説明する。図1は、本実施の形態に係る切削装置の斜視図である。図2は、本実施の形態に係る切削痕形成方法の説明図である。本発明は、切削ブレードを用いてサファイアウェーハの分割予定ラインに沿って切削痕を形成する切削装置であれば、どのような切削装置にも適用可能である。
図1に示すように、切削装置1は、切削ブレード31を有する切削手段3とサファイアウェーハWを保持したチャックテーブル2とを相対移動させて、サファイアウェーハWを切削するように構成されている。サファイアウェーハWは円板状に形成されており、サファイアウェーハWの表面61には複数の分割予定ラインが配列されている。サファイアウェーハWの表面中央には、分割予定ラインによって区画された各領域にデバイス66が形成されている。
サファイアウェーハWは、貼着テープ68を介して環状フレーム69に支持された状態で切削装置1に搬入される。切削装置1の基台11上には、チャックテーブル2をX軸方向に切削送りする切削送り手段4が設けられている。また、基台11上には、切削送り手段4を跨ぐように立設した門型の柱部12が設けられている。柱部12には、チャックテーブル2の上方において一対の切削手段3をY軸方向に割り出し送りすると共に、Z軸方向に昇降させる割り出し送り手段5が設けられている。
切削送り手段4は、基台11の上面に配置されたX軸方向に平行な一対のガイドレール41と、一対のガイドレール41にスライド可能に設置されたモータ駆動のX軸テーブル42とを有している。X軸テーブル42上では、θテーブル43にチャックテーブル2が回転可能に支持されている。X軸テーブル42の背面側には、図示しないナット部が形成され、このナット部にボールネジ44が螺合されている。ボールネジ44の一端部には、駆動モータ45が連結されている。駆動モータ45によりボールネジ44が回転駆動され、チャックテーブル2がガイドレール41に沿ってX軸方向に移動される。
チャックテーブル2は、Z軸回りに回転可能なθテーブル43上に設けられている。チャックテーブル2の表面には、ポーラスセラミック材によりサファイアウェーハWを吸引保持する保持面21が形成されている。保持面21は、チャックテーブル2内の流路を通じて吸引源に接続されている。また、チャックテーブル2の周囲には、θテーブル43の四方から外側に延びる一対の支持アームを介して4つのクランプ部22が設けられている。4つのクランプ部22は、エアアクチュエータにより駆動し、サファイアウェーハWの周囲の環状フレーム69を挟持固定する。
割り出し送り手段5は、柱部12の前面に対してY軸方向に平行な一対のガイドレール51と、一対のガイドレール51にスライド可能に設置されたモータ駆動の一対のY軸テーブル52を有している。また、割り出し送り手段5は、各Y軸テーブル52の前面に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール53と、各ガイドレール53にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル54とを有している。各Z軸テーブル54の下部には、サファイアウェーハWに切削ブレード31を切り込ませて切削する切削手段3が設けられている。
各Y軸テーブル52の背面側には、図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ55が螺合されている。また、各Z軸テーブル54の背面側には、図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ56が螺合されている。Y軸テーブル52用のボールネジ55、Z軸テーブル54用のボールネジ56の一端部には、それぞれ駆動モータ57、58が連結されている。これら駆動モータ57、58によりボールネジが回転駆動され、一対の切削手段3がガイドレール51、53に沿ってY軸方向及びZ軸方向に移動される。
切削手段3の切削ブレード31は、Y軸回りに回転するスピンドル(不図示)の先端に設けられている。切削ブレード31は、ダイアモンド砥粒をレジンボンドで固めて円形にしたレジンブレードで構成されている。切削ブレード31はブレードカバー34によって周囲が覆われており、ブレードカバー34には切削部分に向けて切削水を噴射する噴射ノズルが設けられている。切削手段3は、切削ブレード31を高速回転させ、複数の噴射ノズルから切削部分に切削水を噴射しつつサファイアウェーハWを切削加工する。
このように構成された切削装置1では、サファイアウェーハWの中心がチャックテーブル2の回転軸に一致するように、チャックテーブル2上にサファイアウェーハWが保持される(図3A参照)。切削ブレード31は、サファイアウェーハWの分割予定ライン上に位置付けられる。そして、切削ブレード31が高速回転され、切削ブレード31が下降してサファイアウェーハWの上面側からサファイアウェーハWの分割予定ラインが切り込まれる。
切削ブレード31によってサファイアウェーハWが切り込まれると、チャックテーブル2が切削送りされずに切削ブレード31が上昇してサファイアウェーハWから離間する。これにより、サファイアウェーハWの分割予定ライン上に切削痕63(図2参照)が形成される。そして、切削ブレード31がサファイアウェーハWから離間した状態で、チャックテーブル2がX軸方向に所定のピッチだけ移動して停止される。この切削ブレード31の昇降とチャックテーブル2の間欠移動とが交互に繰り返されることで、サファイアウェーハWの分割予定ライン上に複数の切削痕63が形成される。
具体的には、図2Aに示すように、サファイアウェーハWの分割予定ラインには所定のピッチP毎に切削痕63が形成される。例えば、直径52mmの切削ブレード31を用いた場合には所定のピッチPは3.0mmに設定される。所定のピッチPは、隣接する切削痕63の両端同士が重なり合う間隔に調整されているため、サファイアウェーハWの分割予定ラインに沿って複数の切削痕63が直線状に連なって形成される。このように、サファイアウェーハWに対する厚み方向の切り込みだけで切削する、いわゆるチョッパーカットによって、断続的な切削動作を繰り返して切削痕63を連続させることで、サファイアウェーハWの分割予定ラインに1本の溝を形成している。
このため、サファイアウェーハWを切り込んだ状態で切削送りする、いわゆるチョッパートラバースカットと比較して、連続して切削するサファイアウェーハWの切削量を少なくすることができる。これにより、サファイアウェーハWの切削加工中に切削ブレード31に生じる摩擦熱が抑えられ、切削ブレード31の異常摩耗が防止される。
なお、本実施の形態では、図2Aのように、隣接する切削痕63の両端同士が重なり合うように形成されていたが、この構成に限定されない。例えば、図2Bのように、サファイアウェーハWの表面61において、隣接する切削痕63の両端同士が互いに接するように、所定のピッチPが設定されてもよい。例えば、直径52mmの切削ブレード31を用いた場合には所定のピッチPは5.6mmに設定される。また、図2Cのように、サファイアウェーハWの表面61において、複数の切削痕63が一定の間隔を空けて形成されるように、所定のピッチPが設定されてもよい。例えば、直径52mmの切削ブレード31を用いた場合には所定のピッチPは7.0mmに設定される。
図2Aに示す切削加工では、図2B及び図2Cに示す切削加工よりも小さなピッチPで複数の切削痕63が形成されている。このため、図2Aに示す切削加工は、図2B及び図2Cに示す切削加工よりも分割予定ラインの強度が低下して分割精度が高められている。図2Bに示す切削加工では、図2Aに示す切削加工よりも大きなピッチPで、かつ図2Cに示す切削加工よりも小さなピッチPで複数の切削痕63が形成されている。このため、図2Bに示す切削加工は、図2Aに示す切削加工よりも切削回数を減らすことができ、図2Cに示す切削加工よりも分割予定ラインの強度が低下して分割精度が高められている。図2Cに示す切削加工では、図2A及び図2Bに示す切削加工よりも大きなピッチPで複数の切削痕63が形成されている。このため、図2Cに示す切削加工は、図2B及び図2Cに示す切削加工よりも切削回数を減らすことができる。
図3及び図4を参照して、本実施の形態に係るサファイアウェーハの加工方法の流れについて説明する。図3は、本実施の形態に係る切削痕形成工程の説明図である。図4は、本実施の形態に係る分割工程の説明図である。ここでは、分割工程にブレーキング装置を用いる構成としたが、分割工程にテープ拡張装置を用いることも可能である。
図3Aに示すように、まず保持工程が実施される。保持工程では、サファイアウェーハWの裏面62が貼着テープ68を介してチャックテーブル2の保持面21に保持される。図3Bに示すように、保持工程を実施した後には位置付け工程が実施される。位置付け工程では、サファイアウェーハWの分割予定ライン上に切削ブレード31が位置付けられる。
図3Cに示すように、位置付け工程を実施した後には切削痕形成工程が実施される。切削痕形成工程では、切削ブレード31が高速回転しながら下降して、サファイアウェーハWが切り込まれる。そして、チャックテーブル2が切削送りされずに切削ブレード31が上昇して、サファイアウェーハWの分割予定ラインに沿って切削痕63が形成される。続いて、切削ブレード31が上昇した状態でチャックテーブル2が所定のピッチPだけ切削送りされて、切削ブレード31の下方にサファイアウェーハWの未加工部分が位置付けられる。
図3Dに示すように、この一連の動作が繰り返されることで、サファイアウェーハWの分割予定ラインに沿って複数の切削痕63が連続的に形成される。このとき、サファイアウェーハWには、先に形成された切削痕63の端に重なるように後続の切削痕63が形成される。各切削痕63の底面64は側面視円弧状であり、後続の切削痕63の形成時に、前方に位置する切削痕63の底面64の端が切削される。このため、複数の切削痕63を連続させることで、サファイアウェーハWの分割予定ライン上に連続した一直線の溝が形成される。
切削痕形成工程では、切削ブレード31の昇降だけで切削する切削動作を繰り返して、サファイアウェーハWの分割予定ラインが断続的に切り込まれている。これにより、個々の切削動作の連続加工時間が短くなると共に、切削動作の完了後から次の切削動作に移る間に冷却期間が設けられる。よって、サファイアウェーハWの切削時に切削ブレード31に生じる摩擦熱が抑えられ、切削ブレード31の異常摩耗が防止される。
なお、この切削痕形成工程での加工条件の一例は、以下に示す通りである。
ブレード種別:外径52mm、刃厚0.1mmのレジンブレード
スピンドル回転数:4000rpm
Z送り速度:0.1mm/s
切り込み深さ:150μm
チャックテーブルX送りピッチ:3mm
サファイアウェーハの厚み:300μm
サファイアウェーハWの全ての分割予定ラインに沿って切削痕63が形成されると、ブレーキング装置7(図4参照)に搬入される。
図4Aに示すように、切削痕形成工程を実施した後には分割工程が実施される。分割工程では、サファイアウェーハWの表面61を下に向けて一対の支持部71に載置される。一対の支持部71は、一方向(図4ではY軸方向)に延在しており、一対の支持部71の間には、撮像手段73が配置されている。この撮像手段73によって、一対の支持部71の間からサファイアウェーハWの表面61が撮像される。サファイアウェーハWを挟んだ一対の支持部71の上方には、サファイアウェーハWを上方から押圧する押圧刃72が設けられている。押圧刃72は、一方向(図4ではY軸方向)に延在しており、不図示の押圧機構によって上下動される。
撮像手段73によってサファイアウェーハWの表面が撮像されると、撮像画像に基づいて、一対の支持部71の間かつ押圧刃72の直下に切削痕63(分割予定ライン)が位置付けられる。図4Bに示すように、押圧刃72が下降されることで、切削痕63を分割起点としてサファイアウェーハWが分割される。サファイアウェーハWは、全ての分割予定ラインに押圧刃72が押し当てられることで個々のデバイスチップに分割される。
以上のように、本実施の形態に係るサファイアウェーハWの加工方法によれば、切削ブレード31の昇降だけで切削する切削動作が断続的に繰り返されて、サファイアウェーハWの分割予定ラインに沿って連続的な切削痕63が形成される。このため、サファイアウェーハWを切り込んだ状態で連続的に切削する構成と比較して、サファイアウェーハWの連続的に切削する切削量を減らすことができる。よって、サファイアウェーハWの切削時に切削ブレード31に生じる摩擦熱を抑えて、切削ブレード31の異常摩耗を防止することができる。このように、硬度が高いサファイアウェーハWを良好に加工することができる。また、レーザー照射装置と比較してより安価な切削装置のブレードダイシングによって、サファイアウェーハを切削できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記の実施の形態では、切削ブレード31の昇降動作だけで切削するチョッパーカットを繰り返して複数の切削痕63を形成したが、この構成に限定されない。複数の切削痕63は、切削ブレード31によってサファイアウェーハWを断続的に切り込むことで形成されればよい。例えば、切削ブレード31を下降させてサファイアウェーハWに切り込ませ、サファイアウェーハWを切削ブレード31が異常摩耗しない程度に微小距離だけ切削送りして切削ブレード31を上昇させ、この断続的なチョッパートラバースカットを繰り返して複数の切削痕63を形成してもよい。
また、本実施の形態においては、切削痕形成工程が切削装置、分割工程がブレーキング装置で行われるが、一部の工程又は全ての工程が1つの装置で行われてもよい。
以上説明したように、本発明は、切削ブレードの異常摩耗及びデバイスの生産性の低下を防止しつつ、サファイアウェーハを良好に加工できるという効果を有し、特に発光ダイオードの製造に用いられるサファイアウェーハの加工方法に有用である。
1 切削装置
2 チャックテーブル
3 切削手段
4 切削送り手段
5 割り出し送り手段
7 ブレーキング装置
31 切削ブレード
61 サファイアウェーハの表面
62 サファイアウェーハの裏面
63 切削痕
W サファイアウェーハ

Claims (1)

  1. サファイアウェーハを個々のチップに分割を行うサファイアウェーハの加工方法であって、
    サファイアウェーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたサファイアウェーハを切削する切削ブレードを備えた切削手段と、該切削手段と該チャックテーブルを相対的に切削送りする切削送り手段と、該切削手段と該チャックテーブルを該切削送り方向と直交する方向に相対的に割り出し送りする割り出し送り手段とを具備する切削装置において、分割予定ライン上でサファイアウェーハを該切削ブレードの昇降で切り込む動作を所定ピッチで断続的に繰り返すことで複数の切削痕を形成する切削痕形成工程と、
    該切削痕形成工程の後に、サファイアウェーハの該分割予定ラインに沿って外力を付与し該複数の切削痕を起点にサファイアウェーハを分割予定ラインに沿って個々のチップに分割を行う分割工程と、
    から構成されるサファイアウェーハの加工方法。
JP2012275565A 2012-12-18 2012-12-18 サファイアウェーハの加工方法 Active JP6091879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275565A JP6091879B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 サファイアウェーハの加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275565A JP6091879B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 サファイアウェーハの加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014120647A JP2014120647A (ja) 2014-06-30
JP6091879B2 true JP6091879B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=51175236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012275565A Active JP6091879B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 サファイアウェーハの加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6091879B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6375838B2 (ja) * 2014-09-30 2018-08-22 株式会社大真空 圧電素子の製造方法および当該圧電素子を用いた圧電デバイス

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005649A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Mitsubishi Electric Corp GaN系半導体光装置の製造方法
CN102668042B (zh) * 2009-12-24 2015-06-24 株式会社村田制作所 电子元器件的制造方法
JP2012004446A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Fujitsu Semiconductor Ltd ダイシング方法及びダイシング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014120647A (ja) 2014-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102185243B1 (ko) 웨이퍼의 생성 방법
KR102368338B1 (ko) 웨이퍼의 가공 방법
KR102369760B1 (ko) 웨이퍼의 가공 방법
KR102454030B1 (ko) 웨이퍼의 생성 방법
KR102419485B1 (ko) 웨이퍼의 박화 방법
JP5758116B2 (ja) 分割方法
JP6026222B2 (ja) ウエーハの加工方法
KR20180063832A (ko) SiC 웨이퍼의 생성 방법
TWI677020B (zh) 光元件晶片之製造方法
JP2012079800A (ja) 分割方法
KR20200031515A (ko) 웨이퍼의 생성 방법 및 레이저 가공 장치
JP6001931B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP6147982B2 (ja) ウエーハの加工方法
KR102250216B1 (ko) 웨이퍼의 가공 방법
KR102163438B1 (ko) 절삭 방법
KR20200014195A (ko) 칩 제조 방법
US10692766B2 (en) Method of cutting workpiece
JP6042712B2 (ja) サファイアウェーハの加工方法
JP6091879B2 (ja) サファイアウェーハの加工方法
KR102660540B1 (ko) 절삭 블레이드의 정형 방법
JP2015076561A (ja) 円形板状物の分割方法
JP2013219271A (ja) 光デバイスウエーハの加工方法
JP2021003778A (ja) チップの製造方法
JP6745165B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP6215666B2 (ja) 加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250