JP6083301B2 - 映像源ユニット、液晶表示装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術は干渉縞防止、及び傷隠蔽性に対するものであり、ギラツキに対しては何ら考慮されておらず示唆されていない。
特許文献2、3に記載の技術は、ギラツキ(シンチレーション)を防止する条件を開示している。しかしながら、シンチレーションは、プリズムシートの出光面における光拡散と液晶パネルとの組み合わせや配置により発生の有無、発生の程度が異なる。従って、特許文献2、3の技術ではそのうちの一部の条件下でシンチレーションを抑制することができるが、この条件によりシンチレーションを抑制することができるないこともあり設計の自由度を広げることができなかった。
また、シンチレーションは感覚的な評価に留まり、定量的に評価してその発生及び程度を明確にすることが望まれていた。
液晶表示装置は、映像源ユニット10を有しており、映像源ユニット10に含まれる面光源装置20から出射された白色の光源光が液晶表示パネル15を透過して映像情報を得てから観察者側に提供される。液晶表示装置は不図示の筐体を備え、ここに映像源ユニット10が内蔵される。筐体は液晶表示装置の外殻を形成し、液晶表示装置を構成する部材の大部分をその内側に収める部材である。また筐体は映像源ユニット10を支持可能に開口を有しており、該開口に映像源ユニット10が嵌め込まれて取り付けられている。その他、液晶表示装置には液晶表示装置として機能するための各種公知の構成部材が備えられている。
面光源装置20は、液晶パネル15のうち、観察者側とは反対側に配置され、液晶パネル15に面状の光を出射する照明装置である。図1乃至図3からわかるように、本形態では面光源装置20は、エッジライト型の面光源装置として構成され、導光板21と、光源25と、プリズムシート30と、反射シート40と、を有している。
単位光学要素23aは、図1、図3に表されるように断面略三角形を有し該断面を維持してその稜線が一方に延びる柱状の要素である。単位光学要素23aが延在する方向は、単位光学要素23aが並列される方向及び裏面プリズム22aの稜線が延びる方向に対して直交する方向である。すなわち単位光学要素23aはその稜線が裏面プリズム22aの稜線と平面視で直交するように構成されている。
ただし、本形態の断面は二等辺三角形であるが必ずしもこれに限定されることなく、他の形状の三角形(例えば不等辺三角形)又は四角形、五角形をはじめとする多角形、半球状、球の一部、レンズ形状等いずれの形状であってもよい。
一方、基部22の厚さは、0.35mm以上6mm以下とすることができる。
(シンチレーション指標)≦0.110
ここで、シンチレーション指標は、次の式で算出する。
(シンチレーション指標)=(色温度の偏差)/(色温度平均値)
シンチレーション指標が0.110以下を満たすように、プリズムシート30、液晶パネル15、及び両者の配置の形態を構成することにより、シンチレーションを防止することができる。
一方、プリズムシート側では、光拡散層における内部ヘイズと外部ヘイズとの比、内部ヘイズと外部ヘイズとの合計である全ヘイズ、光拡散粒子の濃度、粒子径、屈折率、光拡散粒子と透光性樹脂層との屈折率差、光拡散層の表面粗さ等を挙げることができる。
また、液晶パネルとプリズムシートとの距離もシンチレーションに影響を与えることがある。
また、シンチレーションに対する定量的な統一基準に基づいた評価をすることができ、安定した品質を得ることができる。
光拡散層33は、本体部となる基材上に一方の面に、光拡散粒子を分散させた硬化前の透光性樹脂を塗布し、これを硬化することにより形成することができる。
次に本体部となる基材上の他方の面に単位プリズム部32を賦型することにより、プリズムシート30を製造することができる。
本体部31及び単位プリズム部32をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)が好適に使用され得る。
これにより導光板21内を進む光は、少しずつ、出光面から出射するようになり、導光板21の単位光学要素部23から出射する光の導光方向に沿った光量分布を均一化させることができる。
本体部としての厚さ125μmのPETフィルム(東洋紡株式会社製A4300)の一方の面に、紫外線硬化樹脂(DIC株式会社、RC25−750)を用いて図6に示した断面形状を有する単位プリズムが並列した単位プリズム部を成型した。試験体1では光拡散層を設けなかった。
試験体2〜試験体5では、試験体1と同様に作製した本体部及び単位プリズム部を準備し、単位プリズム部とは反対側の本体部に光拡散層を形成した。用いた光拡散粒子は平均粒子径が2μmのスチレン樹脂製であり、当該光拡散粒子を含む表1に示した光拡散層となるインキに分散して、コーターにより本体部に塗布、硬化させた。
・PETA:ペンタエリスリトールトリアクリレート
・MIBK:メチルイソブチルケトン
・irg−184:イルガキュア184、1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン(チバ・ジャパン)
・Si剤:10.0重量%(トルエン溶液)、構造は図7に表した。
・光拡散粒子含有混合溶液:MIBKが52.4重量%、スチレン粒子(屈折率1.59)が26.1重量%、PETAが20.5重量%、irg−184が1.0重量%の混合溶液。
試験体6〜試験体8では、試験体1と同様に作製した本体部及び単位プリズム部を準備し、単位プリズム部とは反対側の本体部に光拡散層を形成した。用いた光拡散粒子は平均粒子径が6μmのウレタン製であり、当該光拡散粒子を含む表2に示した光拡散層となるインキに分散して、コーターにより本体部に塗布、硬化させた。
液晶パネルはTN液晶で13.3インチのFHDを用いた。
ヘイズの測定はJIS K 7105(1981)に沿って行い、村上色彩技術研究所のHM150により測定した。
上記ヘイズの測定の後、光拡散層に対して透光性樹脂層に用いた光拡散粒子以外の樹脂のみをインキとして調製してさらに塗布し、光拡散粒子を全て透光性樹脂に埋め、これについて上記ヘイズ測定を行い内部ヘイズを得た。そしてヘイズと内部ヘイズとの差を外部ヘイズとした。
JIS B 0601(1982)による算術平均粗さRaを表面粗さの指標とし、小坂研究所 Surfcorder SE1700αを用いて測定を行った。
光源及び導光板の出光側に上記試験体を配置し、さらにその出光側に上記液晶パネルを設置する。光源を点灯し液晶パネルの出光面の測定を行ない、面内の色温度の偏差、及び面内の色温度の平均値を得た。より具体的には、液晶パネルの出光面の2.31mm×2.31mmに対し、色度測定機(サイバネットシステム株式会社、ProMetric)を用いて50×50分割(2500画素)し、画素ごとに色温度を測定した。そして取得した色温度の偏差、及び色温度の平均値から上記した式によりシンチレーション指標を算出した。
シンチレーション及び傷隠蔽性について従来と同様に目視で評価をおこなった。シンチレーションは、発生しなかった場合に◎、発生があったが許容範囲である場合に○、許容できないほど発生した場合には×とした。一方傷隠蔽性については、完全に傷が見えない場合を◎、傷が見えるが許容範囲内の場合を○、許容できないほど見える場合を×とした。
結果を表3に示す。
12 液晶セル
13、14 偏光板
15 液晶パネル
20 面光源装置
21 導光板
22 基部
22a 裏面プリズム
23 単位光学要素部
25 光源
30 プリズムシート
31 本体部
32 単位プリズム部
32a 単位プリズム
33 光拡散層
34 透光性樹脂層
35 光拡散粒子
Claims (3)
- 面光源装置と、
前記面光源装置の出光側に配置される液晶パネルと、を備え、
前記面光源装置には、
光源と、
前記光源より出光側に配置されるプリズムシートと、を備え、
前記プリズムシートは、その前記光源側の面には複数の凸状の単位プリズムがシート面に沿って並列され、前記液晶パネル側の面には光拡散層が設けられており、
前記液晶パネルの出光面において、
シンチレーション指標=色温度の偏差/色温度の平均値
で定義されるシンチレーション指標が0.110以下である、映像源ユニット。 - 前記シンチレーション指標が0.100以上である請求項1に記載の映像源ユニット。
- 請求項1又は2に記載の映像源ユニットと、
前記映像源ユニットを内側に含む筐体と、を備える、液晶表示装置。
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