JP6051828B2 - 表示装置、及び、表示装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、表示装置の各種機能を実行する際の操作性の向上を図ることを目的とする。
この構成によれば、ユーザーが指示体によって予め設定された条件に該当する操作を行うと画像供給部への操作位置の出力が制限されるので、その後に、ユーザーは表示装置に対する指示を指示体で行うことが可能となる。これにより、指示体により操作を行う場合の操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、ユーザーが指示体によって予め設定された条件に該当する操作を行うと表示状態を変更する機能が実行される。このため、ユーザーは、指示体を他のデバイス等に持ち替えることなく、表示状態を変更できるので、表示装置の表示状態を変更する際の操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、ユーザーは指示体となるデバイスを用意する必要がなく、手で直感的に操作できる。これにより、より一層の操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、検出される手指の数に基づいて実行する機能を変更することができるので、手指の操作に対して様々な機能を割り当てることができる。これにより、ユーザーが手指で様々な操作を行えるので、より一層の操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、操作の特異性を高めることが可能なため、ユーザーの意図に反して表示状態に関する機能の制御を行ってしまうことがなく、より一層の操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、ユーザーが指示体によって予め設定された条件に該当する操作を行うと画像供給部への操作位置の出力が制限されるので、その後に、ユーザーは表示装置に対する指示を指示体で行うことが可能となる。これにより、指示体により操作を行う場合の操作性の向上を図ることができる。
図1は、実施形態に係るプロジェクター11を用いた表示システム10の構成を示す図である。
表示装置としてのプロジェクター11は、画像供給部としてのPC(Personal Computer)13に画像信号ケーブル等により有線接続されている。PC13はモニター144を有し、例えば、モニター144に表示中の画像と同じ画像の画像データをプロジェクター11に出力する。図1には2台のPC13を図示しているが、表示システム10に接続可能なPC13の数は特に制限されない。
プロジェクター11は入力された画像データに基づいて、投射面(表示面)としてのスクリーンSCに表示画像を投射する。PC13から入力される画像データは動画像(映像)データおよび静止画像データのいずれであってもよく、プロジェクター11は入力される画像データに基づき動画像および静止画像のいずれも投射できる。また、プロジェクター11は、画像データを伝送する画像信号ケーブル等とは別に、USBケーブルやLANケーブル等の制御信号伝送用の通信回線によりPC13に接続され、この通信回線を介してPC13との間で制御データ等を送受信する。なお、制御信号伝送用の通信回線として無線通信回線を用いることも可能である。また、PC13とプロジェクター11とを接続する1本のケーブルに、画像データと、制御データとを重畳して伝送する構成としてもよい。
スクリーンSCとしては、壁面や床面に設置された幕または平板の他、壁面自体を使用してもよい。
図1に示すように、スクリーンSC上において、プロジェクター11が画像を投射可能な範囲(領域)を実投射領域5(表示可能領域)とする。なお、スクリーンSCに斜め方向から画像を投射する場合に生じる台形歪みを補正するキーストーン補正をプロジェクター11が行う場合には、補正後の矩形の領域を実投射領域5とする。
プロジェクター11は、実投射領域5内に一つの表示領域を設けて一つの画像供給部から入力された画像データに基づく画像を表示するシングル画面表示、および、実投射領域5に複数の表示領域を設けて、複数の画像供給部から入力された画像データを、複数の表示領域のそれぞれに表示させるマルチ画面表示を実行できる。
プロジェクター11は、指示体70の先端位置を指示位置70Aとして検出する機能を有する。プロジェクター11は、検出した指示位置70Aの座標を含む制御データを、プロジェクター11内部の回路により処理して、例えば検出した指示位置70Aの座標に基づいて画像を描画する等の処理を行うことができる。また、プロジェクター11は、指示位置70Aの座標を含む制御データをPC13に出力することもできる。
プロジェクター11は、PC13から入力される画像データに基づいて、スクリーンSCに画像を表示するための画像処理を実行する画像処理ユニット110と、画像処理ユニット110によって処理された画像をスクリーンSCに投射する投射ユニット(表示手段)3と、スクリーンSC上の指示体70の指示位置70Aを検出する位置検出ユニット(位置検出手段)150と、これらの各部を制御する制御部103と、を備えている。
制御部103は、図示しないCPU、不揮発性メモリー、RAM等により構成され、制御部103に接続された記憶部105に記憶されている制御プログラム105Aを読み出して実行し、プロジェクター11の各部を制御する。記憶部105は、磁気的、光学的記録装置または半導体記憶素子により構成され、制御プログラム105Aを含む各種プログラム、及び、各種設定値等のデータを記憶する。
操作パネル41は、各種スイッチ及びインジケーターランプを備え、プロジェクター11の外装筐体(図示略)に配置されている。操作パネル41のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応する操作信号が制御部103に出力される。
リモコン受光部45は、プロジェクター11を操作する操作者としてのユーザーが使用するリモコン(図示略)がボタン操作に対応して送信した赤外線信号を受光する。リモコン受光部45は、上記リモコンから受光した赤外線信号を復調およびデコードし、リモコンにおける操作を示す操作信号を制御部103に出力する。
なお、プロジェクター11の操作は、指示体70、操作パネル41およびリモコンの他、PC13によっても実行できる。この場合、PC13はプロジェクター11を操作するための制御データを出力し、操作部として機能する。
制御部103は、操作パネル41、リモコン受光部45から入力される操作信号に基づいて、ユーザーの操作を検出し、この操作に従ってプロジェクター11を制御する。
光変調装置32は、照明光学系31からの光を変調して画像光を形成する。本実施形態では、透過型液晶パネルを用いて光変調装置32を構成した場合を例に挙げる。この構成では、光変調装置32はRGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを有し、照明光学系31が発した光はRGBの3色の色光に分離され、各色光が対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系33に射出される。
投射ユニット3は、投射部30とともに、投射光学系駆動部121、光変調装置駆動部119、及び、光源駆動部117を備えている。投射光学系駆動部121は、画像処理ユニット110の表示制御部107の制御に従って投射光学系33が備える各モーターを駆動する。光変調装置駆動部119は、表示制御部107から出力される画像信号に基づいて光変調装置32を駆動して描画を行う。光源駆動部117は、制御部103の制御に従って照明光学系31が備える光源を駆動する。
画像処理ユニット110は、画像入力部104を介して入力された画像データを処理する表示制御部107、および、表示制御部107の制御に従って画像をフレームメモリー115に展開し、投射部30が投射する画像を生成する画像処理部113を備えている。画像処理部113は、プロジェクター11が内蔵する画像供給部として機能する。
また、画像処理部113は、表示制御部107の制御に従って、キーストーン補正、カラーモードに対応した色調補正、画像の拡大/縮小処理等の各種の画像処理を実行することも可能である。すなわち、制御部103が、操作パネル41またはリモコン受光部45から入力された操作信号に基づいて、表示制御部107に対し、キーストーン補正の実行、表示画像の拡大/縮小処理を実行させる。表示制御部107は、キーストーン補正や表示画像の拡大/縮小処理に必要な各種パラメーターを算出し、画像処理部113を制御して、キーストーン補正や表示画像の拡大/縮小処理を実行する。
指示体70による指示位置は、上述のように位置検出ユニット150(検出手段)により検出される。また、位置検出ユニット150は、発光部74の発光の有無に基づいて操作スイッチ72の操作状態を検出する。
撮像部153は、投射光学系33が画像光を投射する方向を撮影するようにプロジェクター11に搭載されたデジタルカメラである。撮像部153が撮影する画角は、スクリーンSC上の実投射領域5を含む。撮像部153は、撮影制御部155の制御に従って撮影を実行し、撮影画像データを出力する。撮影制御部155は、制御部103の制御に従って、撮像部153を制御して撮影を実行させる。撮像部153が撮影時のズーム倍率、フォーカス、絞りの調整を行う機構を有する場合、撮影制御部155は、これらの機構を制御して予め設定された条件で撮影を実行させる。撮影後、撮影制御部155は撮像部153が出力する撮影画像データを取得して、位置検出処理部157に出力する。撮像部153から出力される撮影画像データは、RGBやYUV等の形式で表されるものであっても良く、輝度成分のみを表すものであってもよい。指示体70の発光部74が可視光以外の光(例えば赤外光)を発する場合には、撮像部153が可視光カットフィルターを通して撮影する構成であってもよい。また、撮影制御部155は、撮像部153から出力される撮影画像データをそのまま位置検出処理部157へ出力してもよく、解像度の調整や所定のファイルフォーマット(JPEG、BMPなど)への変換等を行った上で位置検出処理部157へ出力してもよい。
また、位置検出処理部157は、撮影画像データに含まれる手指の画像に基づいて、指示体としての手指がスクリーンSCに接しているか否かを判定できる。例えば、位置検出処理部157は、撮影画像データから指の画像と指の影の画像とを検出し、検出した各画像の間の距離に基づいて、検出した指がスクリーンSCに接しているか否かを判定する。位置検出処理部157は、撮影画像データから検出した指の位置を指示位置として検出することができ、指がスクリーンSCに接した位置を指示位置とすることもできる。例えば、位置検出処理部157は、撮影画像データから検出した指の先端の位置を指示位置として出力し、この指がスクリーンSCに接している場合は接触位置を指示位置として出力するとともに指の接触を示す情報を出力する。この場合、指の接触を示す情報は、指示体70の操作時に操作スイッチ72がオンであることを示す情報と同じ情報であってもよい。
さらに、座標算出部159は、位置検出処理部157が複数の指示体の指示位置を検出して、複数の指示位置を出力した場合、これら複数の指示位置の座標をそれぞれ算出して座標変換部160に出力することができる。
具体的には、操作判定部103Aは、設定された条件に該当する操作を検出した場合に、座標変換部160を制御して、当該操作の座標データ等の出力を中止、または一時停止させる。この操作を検出した場合、操作判定部103Aは、画像の表示状態を変更する機能を実行する。例えば、画像入力部104を制御してスクリーンSCに表示する画像の画像ソースを、PC13から別のPC13または他の画像供給部に切り替える機能を実行する。また、例えば、スクリーンSCに画像を表示する位置を変更する機能、表示中の画像を拡大/縮小する機能、表示中の画像を回転させる機能、シングル画面表示とマルチ画面表示とを切り替える機能等を実行する。
座標変換部160が座標を変換する処理において必要な情報としては、例えば、画像処理部113が生成する画像全体の高さおよび幅、画像入力部104に入力された画像データに基づく画像(表示画像)の高さおよび幅、画像全体における表示画像の位置、画像データの解像度、光変調装置32の液晶表示パネルにおける表示サイズ等の情報がある。これらの情報は、制御部103の制御または座標変換部160が要求を行うことにより、画像処理部113から座標変換部160に出力される。
座標変換部160は、画像処理ユニット110に対応して座標を変換した場合、変換後の座標データを、タッチ情報等とともに画像処理部113に出力する。また、座標変換部160は、PC13に対応して座標を変換した場合、変換後の座標データを、タッチ情報等とともに出力部101に出力する。つまり、変換処理の際に制御部103により指定された画像供給部に対して、変換後の座標データ等を出力する。なお、座標変換部160による座標変換の具体的な方法については、ここでは説明を省略するが、例えば、本出願人により開示された特願2011−204289号に記載されている方法を用いることができる。
出力部101がPC13に出力する座標データ等は、各PC13において、マウス、トラックボール、デジタイザー、或いはペンタブレット等のポインティングデバイスが出力するデータと同様のデータとして入力される。
また、出力部101が、画像処理ユニット110が備える画像処理部113に接続され、座標変換部160が出力した変換後の座標データ等を画像処理ユニット110に出力してもよい。
このように汎用のデバイスドライバープログラムを利用する場合、専用のデバイスドライバープログラムを必要としないという利点があるが、プロジェクター11とPC13との間でやり取りできる情報は、汎用のデバイスドライバープログラムの仕様で定められた範囲に限定される。そこで、プロジェクター11に対応した専用のデバイスドライバープログラムをPC13にインストールして、このデバイスドライバープログラムによって出力部101が出力する座標データ等を処理してもよい。この場合、プロジェクター11とPCとの間でやり取りできる情報は、専用のデバイスドライバープログラムの仕様に応じて任意に設定できる。
また、座標変換部160が座標データ等を画像処理ユニット110に出力する場合、画像処理部113は、座標変換部160から入力される座標データ等に基づいて、フレームメモリー115に展開している表示用の画像に重ねて、例えば線や図形を描画し、描画後の画像を表示するための画像信号を生成して光変調装置駆動部119に出力する。なお、画像を重ねて描画する際には、フレームメモリーに直接描画するようにしてもよいし、フレームメモリーに展開されている画像とは異なるレイヤーに描画して、それぞれのレイヤーを重ねるようにしてもよい。
これにより、表示システム10では、ユーザーが指示体70の操作によって位置指示操作を行うことにより、操作した位置に対応して、スクリーンSCに表示中の画像に重ねて図形等が描画され、表示される。
図3は、プロジェクター11の動作を示すフローチャートである。
プロジェクター11の使用開始に伴い、操作判定部103Aは、指示体による操作が予め設定された条件に該当するか否かの判定を開始する(ステップS1)。位置検出処理部157が指示体の操作を検出すると(ステップS2)、その指示位置が位置検出ユニット150から制御部103に入力され、操作判定部103Aは入力された指示位置を取得する(ステップS3)。ここで操作判定部103Aが取得する指示位置のデータは、指示体の指示位置を示す座標データであればよい。操作判定部103Aは、例えば指示体70を使用する場合に、操作スイッチ72がオンになっている場合の指示位置のみを取得しても良いし、操作スイッチ72がオフである場合を含む全ての指示位置を取得してもよい。
一方、追加の操作が必要な場合(ステップS9;Yes)、操作判定部103Aは、次の操作が位置検出処理部157により検出されるまで待機し(ステップS12)、操作が検出されると(ステップS12;Yes)、検出された操作の指示位置を取得し(ステップS13)。取得した指示位置に基づいて、ステップS8で特定した機能を実行する(ステップS14)。
その後、操作判定部103Aは、座標変換部160または出力部101による座標出力の制限を解除可能か否か判定する(ステップS15)。ステップS14で実行した機能が完了して、通常の位置指示操作の機能に復帰できる場合、操作判定部103AはステップS11に移行して、座標出力の停止を解除する。また、通常の位置指示操作の機能に復帰すべきでない場合には(ステップS15;No)、操作判定部103AはステップS12に戻る。座標出力の停止を解除する条件は、操作判定部103Aが実行する機能毎に予め定められている。例えば、ステップS14で画像の表示位置を変更する機能を実行した場合、その後の操作により続けて表示位置を変更できる方が、ユーザーの所望の位置に画像を移動できるので有用である。座標出力の停止を解除する条件としては、ステップS12〜S14を連続して実行した回数や、ステップS12で検出した操作が特定の条件を満たす操作であること等が挙げられる。
図4は画像の位置を変更する画像移動機能に関する一例を示す。(A)は機能実行前の投射状態を示し、(B)は位置を変更する機能に関する操作を示し、(C)は位置を変更する機能の実行例を示し、(D)は通常の位置指示操作に復帰した状態を示す。
この例ではユーザーの手指を指示体として操作が行われ、図4(A)に示すように、スクリーンSCの実投射領域5の全体に一つの表示領域6が配置され、画像61が投射される。この例では指示体の操作により画像61に重ねて図形を描く動作が可能であり、図4(A)には指示位置の軌跡に沿って図形61Aが描画された状態を示す。
例えば図4(A)に示すように、ユーザーが第1の操作として5本の指をスクリーンSCに接触(タッチ)させ、位置検出処理部157が5点の指示位置73Aを検出した場合、操作判定部103Aは、画像供給部に対する座標データ等の出力を停止させるとともに、画像61の位置を移動する画像移動機能を実行する。画像移動機能が実行されると、ユーザーにより移動方向および移動量が指定される。図4(B)に示すように、ユーザーが、第2の操作(追加の操作)として、5本の指をスクリーンSCに接触させたままで指を移動する操作を行うと、操作判定部103Aは、指示位置73Aの移動方向および移動量に基づき、表示位置の移動方向および移動量を決定する。図4(B)の例では、スクリーンSCに接触させた5本の指を下向きに移動しており、指示位置73Aの移動量だけ画像61も下方に移動される。 移動後は、図4(C)に示すように、スクリーンSCの上部は何も表示されない非表示領域6Aとなり、画像61の下部がスクリーンSCから逸脱する。なお、スクリーンSCの外側、すなわち表示領域6の外は光変調装置32で変調された画像光が届かないため、スクリーンSCの外には画像61は投射されない。
また、ユーザーは、スクリーンSCに接触させた5本の指を上向き、横向き、或いは斜め方向等の任意の方向に移動させることも可能であり、操作判定部103Aは、指の移動方向および移動量に対応して、画像61の位置を移動させる。
図4(C)に示すように画像61が移動された後、操作判定部103Aは、画像供給部に対する座標データ等の出力を再開させ、プロジェクター11は、指示体の操作により描画を行う状態に復帰する。このため、指示体である指により位置指示操作がなされると、プロジェクター11は、図4(D)に示すように、操作に応じて図形61Bを描画する。
この例もユーザーの手指を指示体として操作が行われ、指示体を特定の方向に移動するとプロジェクター11が入力切替機能を実行する。入力切替機能の実行時には、画像入力部104に複数のPC13から入力される画像データのうち、スクリーンSCに表示される画像データが順次切り替えられる。すなわち、プロジェクター11に接続された画像供給部としてのPC13が順次切り替えられる。切替の順序は正順と逆順とを指定可能であり、正順の場合には、例えば、上記操作が行われる毎に、PC13A、PC13B、PC13C…、PC13Aの順に、循環して切り替えられ、逆順の場合には、正順とは逆の順番で切り替えられる。なお、プロジェクター11に外部接続されたPC13に限らず、画像供給部としてプロジェクター11が内蔵する画像処理ユニット110を切替の順序に含めることも可能である。プロジェクター11が画像データを生成する画像供給部を複数備えている場合には、これら複数の画像供給部を含む切替の順序を設定可能である。
そして、図5(C)に示すように、2本の指を再度スクリーンSCに接触させて、指を下向きに移動する操作を行うと、図5(D)に示すように、正順でさらに次の画像供給部が供給する画像データに基づく画像に切り替えられる。このように、2本の指を下向きに移動する操作を繰り返すことによって所望の画像に切り替えることができる。なお、図示は省略するが、2本の指をスクリーンSCに接触させて、指を上向きに移動する操作を行った場合には、逆順で次の画像供給部が供給する画像データに基づく画像に切り替えられる。
この例でもユーザーの手指を指示体として操作が行われ、指示体を特定の方向に移動するとプロジェクター11がシングル画面表示とマルチ画面表示とを切り替える。シングル画面表示時に表示される画像、および、マルチ画面表示時に表示される画像は、複数のPC13から入力される画像データのいずれかに予め設定されている。
図6(A)ではシングル画面表示がされており、表示領域6に一つの画像61が配置されている。ユーザーが第1の操作として3本の指をスクリーンSCに接触させ、位置検出処理部157が3点の指示位置75Aを検出した場合、操作判定部103Aは、画像供給部に対する座標データ等の出力を停止させるとともに、画像処理ユニット110を制御して表示切替機能を実行する。その後、ユーザーが、第2の操作(追加の操作)として、3本の指をスクリーンSCに接触させたままで、図中に矢印で示すように、指を左向きに移動する操作を行うと、操作判定部103Aは、図6(B)に示すようにマルチ画面表示に移行する。図6(B)の状態では表示領域6に2つの表示領域6B、6Cが配置され、各表示領域6B、6Cにはそれぞれ画像61、62が表示される。表示領域6B、6Cのアスペクト比を表示領域6と同様にする場合には、図6(B)に示すように表示領域6の上部および下部に帯状の非表示領域6Aが形成される。マルチ画面表示への切替が完了すると、操作判定部103Aは、画像供給部に対する座標データ等の出力を再開させ、通常の位置指示操作が可能な状態に移行する。
この例では図5(A)〜(D)に示した例と同様、ユーザーの手指を指示体として操作が行われ、指示体を特定の方向に移動するとプロジェクター11が入力切替機能を実行する。入力切替機能の実行時における画像供給部の切り替え順序は、図5を参照して説明した場合と同様である。
図7(A)に示す例では、表示領域6に複数の表示領域6B、6Cが配置され、画像61、62が各表示領域6B、6Cに表示されている。
図7(B)に示すように、ユーザーが2本の指をスクリーンSCに接触させ、位置検出処理部157が2点の指示位置75Aを検出した場合、操作判定部103Aは、画像入力部104を制御して入力切替機能を実行する。ここで、操作判定部103Aは、表示領域6に表示された画像61、62のうち、指示位置75Aに重なる側の画像を特定する。ユーザーがタッチした2本の指を下向きまたは上向きに移動する操作を行うと、操作判定部103Aは、特定された画像を、図7(C)に示すように他の画像63に切り替える。操作判定部103Aは、画像の切替が完了すると、通常の位置指示操作が可能な状態に移行する。この図7の例では、指示体による1回の操作で、画像の切り替えの指示と、切り替えの対象となる画像の指定とを行うことができる。
また、位置検出処理部157は、複数の指示体による操作を同時に検出可能としてもよい。この場合、操作判定部103Aは、位置検出処理部157により検出された複数の指示体の操作のうち、いずれかの指示体による操作が予め設定された条件に該当する場合に、この操作を行った指示体を特定し、特定された指示体の操作に関して座標変換部160および/または出力部101による操作位置の出力を制限し、投射ユニット3による画像の表示状態に関する機能を実行してもよい。この構成によれば、複数の指示体により操作が行われている場合に、指示体毎に、予め設定された条件に該当する操作を検出して、表示状態に関する制御を行うことが可能となる。これにより、複数の指示体を用いて操作を行う場合の操作性の向上を図ることができる。
また、撮像部153は、非可視光(赤外光など)を撮像可能な構成であっても良く、非可視光を撮像可能な場合には、指示体70が非可視光を射出して、撮像部153が指示体70から射出された非可視光を撮像する構成や、指示体70が非可視光を反射可能な反射部を備えており、制御部103の制御によってプロジェクター11からスクリーンSCに対して非可視光を投射し、指示体70の反射部によって反射された非可視光を撮像部153によって撮像する構成等を採用することができる。
さらに、上記実施形態の構成では、位置検出ユニット150が撮影画像データに基づいて指示体70による指示位置70Aを検出する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、表示面としてのスクリーンSC或いは他の表示方式における表示画面に、感圧式や静電容量式のタッチパネルを設け、このタッチパネルによって指示体70としてのユーザーの指や棒体等の接触を検出する構成としてもよい。また、指示体が発する赤外線信号を検出して指示位置を特定する方法や、スクリーンSC上に設けられた複数の装置により指示体までの距離を検出することで、指示位置を特定する方法を採用してもよい。
また、上記実施形態において記憶部105が記憶していた制御プログラム105Aを、プロジェクター11が通信ネットワークを介して接続された他の装置からダウンロードして実行してもよいし、可搬型の記録媒体に制御プログラム105Aを記録して、この記録媒体から上記各プログラムを読み取って実行する構成としてもよい。
Claims (6)
- 画像を投射して表示する表示手段と、
指示体による操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により操作が検出された場合に操作位置を出力する出力手段と、
前記出力手段から出力された前記操作位置に基づいて、前記画像に重ねて第1の図形を描画する処理を行う画像処理手段と、
前記検出手段により検出された操作が予め設定された条件に該当する操作である場合に、前記出力手段による前記操作位置の出力を制限する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検出手段により検出された操作が予め設定された条件に該当する操作である場合に、前記指示位置の移動方向及び移動量に基づいて、前記画像と前記第1の図形の位置を移動させる画像移動機能を実行し、
前記画像移動機能により前記画像及び前記第1の図形を移動させた後に、前記制御手段は、前記操作位置の出力を再開し、前記画像処理手段は、前記操作位置に基づいて、前記画像移動機能により移動した状態の前記画像に重ねて第2の図形を描画することを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置であって、
前記検出手段は、前記指示体として、ユーザーの手指を検出することを特徴とする表示装置。 - 請求項2に記載の表示装置であって、
前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記手指の本数に基づいて、実行する機能を変更することを特徴とする表示装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の表示装置であって、
前記予め設定された条件に該当する操作は、前記操作位置の軌跡が所定の形状となるような操作であることを特徴とする表示装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の表示装置であって、
前記制御手段は、前記検出手段により検出された操作が予め設定された条件に該当する操作である場合に、前記出力手段による操作位置の出力を停止させることを特徴とする表示装置。 - 画像を投射して表示する表示手段を備えた表示装置の制御方法であって、
指示体による操作を検出し、
操作を検出した場合に操作位置を出力し、
出力された前記操作位置に基づいて、前記画像に重ねて第1の図形を描画する処理を行い、
検出した操作が予め設定された条件に該当する操作である場合に、前記操作位置の出力を制限し、
検出した操作が予め設定された条件に該当する操作である場合に、前記指示位置の移動方向及び移動量に基づいて、前記画像と前記第1の図形の位置を移動させる画像移動機能を実行し、
前記画像移動機能により前記画像及び前記第1の図形を移動させた後に、前記操作位置の出力を再開し、前記操作位置に基づいて、前記画像移動機能により移動した状態の前記画像に重ねて第2の図形を描画すること、
を特徴とする表示装置の制御方法。
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