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JP6051285B1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】股間への違和感を抑制することが可能な吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収体2と、トップシート3と、バックシート5と、を備えたナプキン1であって、フラップ部6を中央領域1aに有し、トップシート3は、幅方向の両側に折れ曲がり部31を有し、折れ曲がり部31とバックシート5とは、第1接合領域71によって接合されており、第1接合領域71の幅方向の位置は、折れ曲がり部31の折れ曲がり端31bと吸収体2の外端20bとの間であり、第1接合領域71を折り返し起点としてフラップ部6を折り返した状態において、フラップ部6に形成される折り返し部61の折り返し端61bの幅方向の位置は折れ曲がり端31bと外端20bとの間に位置しており、折り返し端61bにおける剛性は、折れ曲がり端31bにおける剛性よりも大きく、かつ外端20bにおける剛性よりも小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、吸収性物品として生理用ナプキンが知られている。例えば、特許文献1には、使用者の肌に接触して経血等の体液を透過させる液透過性の表面材と、ショーツに接触して体液の漏れを防止する防漏材と、表面材及び防漏材の間に介在する液保持性の吸収体とを備えたものが開示されている。
この生理用ナプキンでは、吸収体の肌当接面側及び側面側を表面材が被覆しており、吸収体の非肌当接面側において、固定剤を介して吸収体及び防漏材のそれぞれと表面材とが固定されている。したがって、吸収体は、肌当接面側及び側面側が表面材によって覆われ、非肌当接面側が防漏材によって覆われている。
特開平7−184957号公報
生理用ナプキンの着用時、使用者の両足から生理用ナプキンに対して幅方向の外側から内側に向かって力が加わると、両足は、吸収体の側面側を被覆している表面材から反発力を受け、その後すぐに、表面材よりも剛性の高い(硬い)吸収体から反発力を受けることになる。したがって、吸収体から両足が受ける反発力を十分に緩和することができず、使用者は股間に違和感を覚えていた。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、両足が受ける反発力を緩和して、股間への違和感を抑制することが可能な吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、長手方向、幅方向、及び厚さ方向を有し、液体を吸収する吸収体と、前記吸収体の前記厚さ方向の肌側に配置された液透過性シートと、前記吸収体の前記厚さ方向の非肌側に配置された液不透過性シートと、を備えた吸収性物品であって、前記長手方向の前方領域及び後方領域における前記液不透過性シートの前記幅方向の外縁よりも外側に張り出したフラップ部を前記長手方向の中央領域に有し、前記液透過性シートは、前記幅方向の両側が前記非肌側に折れ曲がった折れ曲がり部を有し、前記液透過性シートの前記折れ曲がり部と前記液不透過性シートとは、前記長手方向に沿った接合領域によって接合されており、前記接合領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する第1接合領域の前記幅方向の位置は、前記折れ曲がり部の折れ曲がり端と前記吸収体の前記幅方向の外端との間であり、前記第1接合領域を折り返し起点として前記フラップ部の前記幅方向の先端部分が前記液不透過性シートの前記非肌側の面に接触するように前記フラップ部を折り返した状態において、前記フラップ部に形成される折り返し部のうち前記幅方向の最も外側に位置する折り返し端の前記幅方向の位置は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端と前記吸収体の前記外端との間に位置しており、前記フラップ部の前記折り返し端における剛性は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端における剛性よりも大きく、かつ前記吸収体の前記外端における剛性よりも小さいことを特徴とする吸収性物品である。本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、両足が受ける反発力を緩和して、股間への違和感を抑制することが可能となる。
本発明の実施形態に係るナプキンを厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 ナプキンを厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 図3Aは図1のIIIA−IIIA線断面模式図、図3Bは図3Aにおいてフラップ部を折り返した状態を示した図である。 第1接合領域、第2接合領域、及び第3接合領域の位置関係を示す概略平面図である。 図5Aは試料からの反発力の大きさを測定する方法を説明する説明図、図5Bはトップシートの折れ曲がり端、フラップ部の折り返し端、及び吸収体の外端のそれぞれに対して測定端子を押し込んだときの最大反発力を示した表及びグラフである。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
長手方向、幅方向、及び厚さ方向を有し、液体を吸収する吸収体と、前記吸収体の前記厚さ方向の肌側に配置された液透過性シートと、前記吸収体の前記厚さ方向の非肌側に配置された液不透過性シートと、を備えた吸収性物品であって、前記長手方向の前方領域及び後方領域における前記液不透過性シートの前記幅方向の外縁よりも外側に張り出したフラップ部を前記長手方向の中央領域に有し、前記液透過性シートは、前記幅方向の両側が前記非肌側に折れ曲がった折れ曲がり部を有し、前記液透過性シートの前記折れ曲がり部と前記液不透過性シートとは、前記長手方向に沿った接合領域によって接合されており、前記接合領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する第1接合領域の前記幅方向の位置は、前記折れ曲がり部の折れ曲がり端と前記吸収体の前記幅方向の外端との間であり、前記第1接合領域を折り返し起点として前記フラップ部の前記幅方向の先端部分が前記液不透過性シートの前記非肌側の面に接触するように前記フラップ部を折り返した状態において、前記フラップ部に形成される折り返し部のうち前記幅方向の最も外側に位置する折り返し端の前記幅方向の位置は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端と前記吸収体の前記外端との間に位置しており、前記フラップ部の前記折り返し端における剛性は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端における剛性よりも大きく、かつ前記吸収体の前記外端における剛性よりも小さい吸収性物品が明らかとなる。
このような吸収性物品によれば、両足が接触する頻度が高い長手方向の中央領域において、幅方向の外側から内側に向かって液透過性シートの折れ曲がり端、液不透過性シートのフラップ部の折り返し端、吸収体の外端の順に配置されているため、両足は剛性の最も高い吸収体の外端からの反発力を受ける前に、液透過性シートの折れ曲がり端からの反発力及びフラップ部の折り返し端からの反発力を順に受けることにより、両足が受ける吸収体の外端からの反発力が緩和されて、股間(両足)への違和感を抑制することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記液透過性シートの前記折れ曲がり部と前記液不透過性シートとは、前記前方領域及び前記後方領域において前記第1接合領域により接合されていると共に、前記中央領域において前記長手方向に沿った第2接合領域により接合されており、前記第2接合領域は、前記長手方向に沿った長さが前記第1接合領域の前記長手方向に沿った長さの合計の長さよりも短く、かつ前記幅方向の最も外側の端の位置が前記第1接合領域の前記幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第2接合領域の長手方向に沿った長さが第1接合領域の長手方向に沿った長さの合計の長さよりも短いことから、フラップ部を折り返す際に第2接合領域が折り返し起点となりにくく第1接合領域の長手方向に沿った延長上が折り返し起点となる。そして、第2接合領域の幅方向の最も外側の端の位置が第1接合領域の幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置していることから、第2接合領域はフラップ部の折り返し起点に存在しない。これにより、着用時においてフラップ部の折り返し部に両足が当たる際、第2接合領域に設けられた接着剤等による股間(両足)への違和感が抑制される。さらに、中央領域では、前方領域及び後方領域と比べて、液透過性シートの折れ曲がり部と液不透過性シートとを接合する部分である第2接合領域と当該折れ曲がり部の折れ曲がり端との幅方向の距離が長くなることから、折れ曲がり部をより広い領域で確保することができる。これにより、折れ曲がり部における繊維の自由度が増して肌触りが良くなり、着用時における股間への違和感がより抑制される。
かかる吸収性物品であって、前記第2接合領域は、前記幅方向の最も外側の端の位置が前記吸収体の前記外端の位置よりも内側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第2接合領域が吸収体の外端の位置よりも内側に位置しているため、両足は第2接合領域に当たる前に吸収体の外端に当たる。したがって、両足は第2接合領域に当たりにくくなり、第2接合領域に設けられた接着剤等による違和感をより抑制することができる。
かかる吸収性物品であって、前記肌側の面が前記液透過性シートと対向し前記液不透過性シートよりも前記肌側に設けられた対向部材と、前記液透過性シートとは、少なくとも前記対向部材の前記肌側の面と前記液透過性シートとの間に設けられた第3接合領域によって接合されており、少なくとも前記中央領域において、前記第3接合領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記液透過性シートの前記折れ曲がり端の位置よりも内側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、中央領域の幅方向において、第3接合領域が液透過性シートの折れ曲がり端まで設けられていないため、折れ曲がり部をより広い領域で確保することができる。これにより、折れ曲がり部における繊維の自由度が増して肌触りが良くなり、着用時において第3接合領域に設けられた接着剤等による股間(両足)への違和感が抑制される。
かかる吸収性物品であって、少なくとも前記中央領域において、前記第3接合領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記第1接合領域の前記幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、中央領域において、第3接合領域の幅方向の最も外側の端の位置が第1接合領域の幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置していることから、第3接合領域はフラップ部の折り返し起点に存在しない。これにより、着用時においてフラップ部の折り返し部に両足が当たる際、第3接合領域に設けられた接着剤等による股間(両足)への違和感が抑制される。
かかる吸収性物品であって、前記液不透過性シートの前記非肌側の面には、被固定部材に固定するための固定領域が設けられており、少なくとも前記中央領域において、前記固定領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記第1接合領域の前記幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、中央領域において、固定領域の幅方向の最も外側の端の位置が第1接合領域の幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置していることから、固定領域はフラップ部の折り返し起点に存在しない。これにより、着用時においてフラップ部の折り返し部に両足が当たる際、固定領域に設けられた接着剤等による股間(両足)への違和感が抑制される。
かかる吸収性物品であって、少なくとも前記中央領域において、前記固定領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記吸収体の前記外端の位置よりも内側に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、固定領域が吸収体の外端の位置よりも内側に位置しているため、両足は固定領域に当たる前に吸収体の外端に当たる。したがって、両足は固定領域に当たりにくくなり、固定領域に設けられた接着剤等による違和感をより抑制することができる。
かかる吸収性物品であって、前記第1接合領域を折り返し起点として前記フラップ部の前記幅方向の先端部分が前記液不透過性シートの前記非肌側の面に接触するように前記フラップ部を折り返した状態において、前記フラップ部の前記折り返し端の位置での前記厚さ方向における部材の点数は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端の位置での前記厚さ方向における部材の点数よりも多く、かつ前記吸収体の前記外端の位置での前記厚さ方向における部材の点数よりも少ないことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端の位置、前記フラップ部の前記折り返し端の位置、前記吸収体の前記外端の位置の順に、すなわち幅方向の外側から内側に向かって、厚さ方向における部材の点数が増えるため、着用時において両足が受ける反発力が徐々に大きくなる。これにより、吸収体から両足が受ける反発力が緩和されて、股間(両足)への違和感を抑制することが可能となる。
===実施形態===
本発明の実施形態に係る吸収性物品の一例として、生理用ナプキン1(以下では、単にナプキン1とする)について説明する。なお、当該吸収性物品には、例えばパンティライナーといった所謂おりものシート・軽失禁パッド等も含まれており、生理用ナプキンに限定されるものではない。
<ナプキン1の構成>
ナプキン1の構成について、図1、図2、図3A及び図3B、並びに図4を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。図2は、ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図3Aは、図1のIIIA−IIIA線断面模式図であり、図3Bは、図3Aにおいてフラップ部6を折り返した状態を示した図である。図4は、第1接合領域71、第2接合領域72、及び第3接合領域73の位置関係を示す概略平面図である。
ナプキン1は、平面視縦長形状のシート状部材であり、長手方向、幅方向、及び厚さ方向を有する。以下の説明において、「長手方向」とは、ナプキン1の製品の長手方向を示し、「厚さ方向」とは、ナプキン1の製品が有する厚みの方向を示し、「幅方向」とは、長手方向及び厚さ方向に直交する短手方向を示す。なお、長手方向において、ナプキン1の使用時における使用者の腹側の方向を「前方」とし、使用者の背側の方向を「後方」とする。また、厚さ方向は、ナプキン1の使用時において使用者の肌と接する側となる「肌側」と、その反対側となる「非肌側」とを有する。
ナプキン1は、吸収体2と、吸収体2の厚さ方向の肌側に配置されたトップシート3と、厚さ方向において吸収体2とトップシート3との間に配置されたセカンドシート4と、吸収体2の厚さ方向の非肌側に配置されたバックシート5とを備えている。
ナプキン1は、使用時において下着等に載置固定するために用いられるフラップ部6を長手方向の中央に有している。このフラップ部6は、ナプキン1の前方及び後方における幅方向の外縁よりも外側に張り出しており、幅方向の両側にそれぞれ設けられている。
ここで、ナプキン1の長手方向において、フラップ部6が設けられている領域を中央領域1aとし、中央領域1aよりも前方の領域を前方領域1bとし、中央領域1aよりも後方の領域を後方領域1cとする。中央領域1aと前方領域1bとの境界、及び中央領域1aと後方領域1cとの境界について、図1を参照して具体的に説明する。
フラップ部6において、幅方向の最も外側に位置する点を頂点6aとする。この頂点6aから前方に向かってナプキン1の外縁に対する接線の傾きを順に見ていった場合に、当該接線の傾きが初めて長手方向に平行となる点を前方側の点6bとする。この場合において、幅方向に並ぶ一対の前方側の点6bを結んだ線が中央領域1aと前方領域1bとの境界線(前方側境界線)となる。
同様にして、頂点6aから後方に向かってナプキン1の外縁に対する接線の傾きを順に見ていった場合に、当該接線の傾きが初めて長手方向に平行となる点を後方側の点6cとする。この場合において、幅方向に並ぶ一対の後方側の点6cを結んだ線が中央領域1aと後方領域1cとの境界線(後方側境界線)となる。
したがって、ナプキン1において、前方側境界線から後方側境界線までの領域が中央領域1aとなる。図1では、一対の前方側の点6bにおける接線、及び一対の後方側の点6cにおける接線をそれぞれ二点鎖線で示し、前方側境界線及び後方側境界線をそれぞれ一点鎖線で示している。
吸収体2は、経血等の液体を吸収して内部に保持する部材である。例えば、吸収体2として、エアレイドパルプ等により形成された吸収性コアと水解紙等により形成されたカバーシートとを有するものや、吸収性コアをティッシュ等で包んだものが挙げられる。また、吸収体2は、必ずしも単一の構造体からなる必要はなく、複数の構造体を厚さ方向に重ねて配置してなるものであってもよい。
トップシート3は、経血等の液体を透過させる液透過性シートの一態様であり、例えば不織布等により形成されている。図3A及び図3Bに示すように、トップシート3は、幅方向の両側が折れ曲がった折れ曲がり部31を有している。すなわち、トップシート3は、厚さ方向の肌側から吸収体2及びセカンドシート4を内部に巻き込むようにして設けられている。本実施形態では、折れ曲がり部31の先端部分310が、厚さ方向において吸収体2とバックシート5との間に位置しているが、これに限らず、例えば先端部分310が吸収体2よりも幅方向の外側に位置していてもよい。
セカンドシート4は、トップシート3と同様に、経血等の液体を透過させるシートであり、例えば合成繊維の不織布等により形成されている。本実施形態では、セカンドシート4は吸収体2と同じ大きさに形成されているが、必ずしも吸収体2と同じ大きさである必要はなく、例えば幅方向の長さが吸収体2の幅方向の長さよりも長く形成されていてもよい。なお、セカンドシート4は、必ずしもナプキン1に備わっている必要はない。
バックシート5は、液不透過性シートの一態様である。本実施形態では、図3A及び図3Bに示すように、バックシート5は、厚さ方向の最も非肌側に配置されたメインシート51、及びメインシート51の厚さ方向の肌側に配置された一対のサイドシート52の2種類のシートを有している。具体的には、一対のサイドシート52は、幅方向の内側の一部が厚さ方向においてトップシート3の折れ曲がり部31の先端部分310とメインシート51との間に配置されている。
メインシート51は、例えば液不透過性の合成フィルム等により形成され、サイドシート52は、例えば柔らかい不織布等により形成されている。つまり、本実施形態では、バックシート5は、メインシート51が少なくとも液不透過性シートであればよい。また、バックシート5は、必ずしもメインシート51及びサイドシート52の2種類のシートを有している必要はなく、例えば液不透過性の1種類のシートのみで構成されていてもよい。
本実施形態では、バックシート5がフラップ部6を有している。具体的には、メインシート51及び一対のサイドシート52が、中央領域1aにおいて、前方領域1b及び後方領域1cにおける幅方向の外縁よりも外側に張り出した部分を有し、当該張り出した部分によってフラップ部6が形成されている。なお、必ずしもバックシート5がフラップ部6を有している必要はなく、バックシート5とは別のシート部材によってフラップ部6が形成されていてもよい。
バックシート5(メインシート51)の非肌側の面51bには、ナプキン1を下着等の被固定部材に固定するための固定領域511が設けられ、この固定領域511には接着剤が設けられている。固定領域511は、幅方向の最も外側の端511bの位置が吸収体2の幅方向の外端20bの位置よりも内側に位置している。
ナプキン1の着用時、使用者の両足から幅方向の内側に向かって力が加わると、股間においてナプキン1が幅方向に押し潰される。このとき、両足は、固定領域511よりも幅方向の外側に位置している吸収体2の幅方向の外端20bに当たった後に固定領域511に触れることになる。これにより、固定領域511に両足が接触しにくくなり、固定領域511に設けられた接着剤が両足に触れることによる違和感を抑制することができる。
なお、本実施形態では、長手方向に沿った帯状の領域が幅方向に4つ並んで固定領域511を構成しているため、4つの帯状の領域のうち幅方向の最も外側に配置された2つの帯状の領域における幅方向の最も外側の端が、固定領域511の幅方向の最も外側の端511bとなる。
また、フラップ部6の非肌側の面には、フラップ部6を下着等に固定するためのフラップ固定領域512が設けられ、このフラップ固定領域512には、固定領域511と同様に接着剤が設けられている。本実施形態では、バックシート5がフラップ部6を有しているため、フラップ固定領域512も、固定領域511と同様にバックシート5(メインシート51)の非肌側の面51bに設けられている。
ナプキン1を使用する際は、固定領域511を下着の股下部の内側に貼り付けると共に、一対のフラップ部6を非肌側に折り曲げてフラップ固定領域512を股下部の外側に貼り付けて、ナプキン1を下着に固定する。
図3A及び図3Bに示すように、ナプキン1を構成する各部材は、ホットメルト接着剤等の接着剤が設けられた接合領域7によって厚さ方向に互いに接合されている。当該接合領域7に設けられた接着剤の塗布パターンとしては、例えばΩパターンやスパイラルパターン、ストライプパターン等が挙げられる。なお、各部材の接合方法は、必ずしも接着剤による接合である必要はなく、例えば加圧圧搾(エンボス加工)によって接合されていてもよい。
ここで、トップシート3の折れ曲がり部31とバックシート5とを接合している接合領域7を第1接合領域71及び第2接合領域72とする。具体的には、トップシート3の折れ曲がり部31とバックシート5とは、図4に示すように、前方領域1b及び後方領域1cにおいて第1接合領域71により接合されていると共に、中央領域1aにおいて第2接合領域72により接合されている。
第1接合領域71及び第2接合領域72は、長手方向に沿った帯状の領域である。第1接合領域71について、本実施形態では、前方領域1bにおいて一対の前方側第1接合領域711が幅方向に並んで設けられ、後方領域1cにおいて一対の後方側第1接合領域712が幅方向に並んで設けられている。なお、一対の後方側第1接合領域712は、一対の前方側第1接合領域711の長手方向の延長上に位置している。
また、第2接合領域72について、本実施形態では、中央領域1aにおいて一対の第2接合領域72が幅方向に並んで設けられている。第2接合領域72は、長手方向に沿った長さが、第1接合領域71の長手方向に沿った長さの合計の長さよりも短い。具体的には、第2接合領域72の長手方向に沿った長さL2は、前方側第1接合領域711の長手方向に沿った長さL1bと後方側第1接合領域712の長手方向に沿った長さL1cとを足し合わせた長さよりも短い(L2<L1b+L1c)。これにより、フラップ部6を非肌側に向かって折り返そうとした場合に、長手方向に沿った長さが第2接合領域72よりも長い第1接合領域71が折り返し起点となりやすい。
第1接合領域71は、幅方向の位置が第2接合領域72の幅方向の位置よりも外側である。すなわち、第1接合領域71は、トップシート3の折れ曲がり部31とバックシート5とを厚さ方向に接合している接合領域のうち幅方向の最も外側に位置している。
また、第1接合領域71は、トップシート3の折れ曲がり部31の折れ曲がり端31bと吸収体2の幅方向の外端20bとの間に位置している。したがって、図3Bに示すように、この第1接合領域71を折り返し起点としてフラップ部6の幅方向の先端部分60がバックシート5(メインシート51)の非肌側の面51bに接触するようにフラップ部6を折り返した状態では、フラップ部6に形成される折り返し部61のうち幅方向の最も外側に位置する折り返し端61bの幅方向の位置が、トップシート3の折れ曲がり端31bと吸収体2の外端20bとの間に位置することになる。すなわち、ナプキン1では、幅方向の外側から内側に向かって、トップシート3の折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、吸収体2の外端20bの順に位置している。
なお、「第1接合領域71を折り返し起点として」とは、より正確には、第1接合領域71の幅方向の最も外側の端71bがフラップ部6の折り返し起点となる。したがって、フラップ部6の折り返し線は、第1接合領域71の幅方向の最も外側の端71bの位置における長手方向に沿った線(図2及び図4における二点鎖線)であり、図3Bに示すように、フラップ部6の折り返し端61bの幅方向の位置と第1接合領域71の幅方向の最も外側の端71bの位置とが同一となる。
本実施形態では、図2及び図3Aに示すように、第1接合領域71の幅方向の最も内側の端71aの位置が、固定領域511の幅方向の最も外側の端511bの位置よりも外側に位置している。本実施形態では、ナプキン1の長手方向の全体において、固定領域511は第1接合領域71の幅方向の内側の端71aの位置よりも内側に設けられているが、少なくとも中央領域1aにおいて、幅方向の最も内側の端71aの位置が固定領域511の幅方向の最も外側の端511bの位置よりも外側に位置していればよい。
このように、固定領域511の幅方向の最も外側の端511bの位置が第1接合領域71の幅方向の最も内側の端71aの位置よりも内側に位置していることから、ナプキン1の着用時において両足がフラップ部6の折り返し部61に当たる際に、固定領域511に設けられた接着剤等による股間(両足)への違和感を抑制することが可能となる。
なお、必ずしもナプキン1の長手方向の全体において、固定領域511の幅方向の最も外側の端511bの位置が第1接合領域71の幅方向の最も内側の端71aの位置よりも内側に位置している必要はなく、例えば幅方向において固定領域511の一部が第1接合領域71に重なるように位置していてもよい。
フラップ部6を折り返した状態において、フラップ部6の折り返し端61bにおける剛性は、トップシート3の折れ曲がり端31bにおける剛性よりも大きく、かつ吸収体2の外端20bにおける剛性よりも小さい。すなわち、ナプキン1では、幅方向の外側から内側に向かって、トップシート3の折れ曲がり端31bにおける剛性、フラップ部6の折り返し端61bにおける剛性、吸収体2の外端20bにおける剛性の順に大きくなっている。
なお、「剛性」とは、使用者の両足から各部材の幅方向の端に対して幅方向の外側から内側に向かって力が加わった場合に、各部材が曲げ等に対する破壊に耐える強さをいう。よって、トップシート3の折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、及び吸収体2の外端20bのそれぞれから両足が受ける反発力の大小関係によって、当該それぞれの端における剛性の大小関係を知ることができる。
<剛性及び反発力の大きさの関係について>
次に、トップシート3の折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、及び吸収体2の外端20bのそれぞれから両足が受ける反発力の大きさの関係について、図5A及び図5Bを参照して説明する。
図5Aは、試料からの反発力の大きさを測定する方法を説明する説明図であり、図5Bは、トップシート3の折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、及び吸収体2の外端20bのそれぞれに対して測定端子8を押し付けたときの最大反発力の値を示した表及びグラフである。
図5Aに示すように、試料からの反発力の大きさを測定する測定端子8は、試料の厚み方向に沿って先端部が二股に分かれている。試料は、トップシート3の折れ曲がり端31bの位置、フラップ部6の折り返し端61bの位置、及び吸収体2の外端20bの位置でそれぞれナプキン1を厚さ方向に切断したものである。測定端子8の二股に分かれた部分の間に各試料を配置し、各試料の端(トップシート3の折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、及び吸収体2の外端20b)に対して測定端子8を幅方向から押し付ける。このとき、各試料から測定端子8が受ける反発力の大きさをそれぞれ測定する。
図5Bのグラフに示すように、トップシート3の折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、吸収体2の外端20bの順に反発力の大きさが大きくなっている。このグラフでは、それぞれの端から測定端子8が受けた4回分の最大反発力の平均値を表している。
より具体的には、トップシート3の折れ曲がり端31bにおける平均最大反発力が0.07[N]、フラップ部6の折り返し端61bにおける平均最大反発力が0.20[N]、吸収体2の外端20bにおける平均最大反発力が0.59[N]となっている。したがって、フラップ部6の折り返し端61bにおける平均最大反発力はトップシート3の折れ曲がり端31bにおける平均最大反発力の約3倍となっており、吸収体2の外端20bにおける平均最大反発力はフラップ部6の折り返し端61bにおける平均最大反発力の約3倍となっている。
以上から、剛性の大きい(硬い)部材ほど反発力の大きさも大きくなるため、トップシート3の折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、吸収体2の外端20bの順に剛性が大きくなっているといえる。
ナプキン1の着用時、両足が接触する頻度が高い中央領域1aにおいて、両足が幅方向の内側に向かって力を加えると、両足は、剛性の最も小さいトップシート3の折れ曲がり端31b、その次に剛性の小さいフラップ部6の折り返し端61b、剛性の最も大きい吸収体2の外端20bの順に反発力を受けることになり、最も大きい吸収体2の外端20bからの反発力が緩和されて、股間(両足)への違和感を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態では、フラップ部6を折り返した状態において、フラップ部6の折り返し端61bの位置での厚さ方向における部材の点数は、トップシート3の折れ曲がり端31bの位置での厚さ方向における部材の点数よりも多く、かつ吸収体2の外端20bの位置での厚さ方向における部材の点数よりも少なくなっている。
具体的には、フラップ部6の折り返し端61bの位置での厚さ方向における部材の点数は、2枚分のトップシート3、2枚分のサイドシート52、及び2枚分のメインシート51となり、6点である。トップシート3の折れ曲がり端31bの位置での厚さ方向における部材の点数は、2枚分のトップシート3となり、2点である。吸収体2の外端20bの位置での厚さ方向における部材の点数は、2枚分のトップシート3、セカンドシート4、吸収体2、2枚分のサイドシート52、及び2枚分のメインシート51となり、8点である。
したがって、トップシートの折れ曲がり端31bの位置、フラップ部6の折り返し端61bの位置、吸収体2の外端20bの位置の順に、すなわちナプキン1の幅方向の外側から内側に向かって厚さ方向における部材の点数が増えている。
トップシートの折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、吸収体2の外端20bの順に剛性が大きくなると共に、それぞれの位置における部材の点数も増えることから、ナプキン1の着用時において両足が受ける反発力の大きさがより顕著に大きくなっていく。これにより、両足が吸収体2の外端20bから受ける反発力をより緩和することができる。
なお、ナプキン1は、必ずしも幅方向の外側から内側に向かうにつれて厚さ方向の部材の点数が増える必要はなく、少なくともフラップ部6を折り返した状態において、トップシートの折れ曲がり端31b、フラップ部6の折り返し端61b、吸収体2の外端20bの順に剛性が大きくなっていればよい。
<第2接合領域72の位置関係について>
次に、第2接合領域72の位置関係について、図3A及び図3B並びに図4を参照して説明する。
第2接合領域72は、本実施形態では、幅方向の最も外側の端72bの位置が第1接合領域71の幅方向の最も内側の端71aの位置よりも内側に位置している。すなわち、第2接合領域72がフラップ部6の折り返し起点に存在していないため、ナプキン1の着用時、使用者の両足から幅方向の内側に向かって力が加わり両足がフラップ部6の折り返し部61に当たった場合に、第2接合領域72に設けられた接着剤等による違和感を抑制することができる。
また、図4に示すように、中央領域1aにおける第2接合領域72とトップシート3の折れ曲がり端31bとの幅方向の間の距離は、前方領域1b及び後方領域1cにおける第1接合領域71とトップシート3の折れ曲がり端31bとの幅方向の間の距離よりも長い。これにより、トップシート3の折れ曲がり部31をより広い領域で確保できると共に、折れ曲がり部31と吸収体2との間の空間Sがより広く形成されるため、折れ曲がり部31においてトップシート3の動きが柔軟になり、ナプキン1の着用時における股間への違和感がより抑制される。
さらに、第2接合領域72の幅方向の最も外側の端72bの位置が、吸収体2の外端20bの位置よりも内側に位置していることがより望ましい。なぜなら、ナプキン1の着用時において、使用者の両足が第2接合領域72に当たる前に吸収体2の外端20bに当たることになるため、第2接合領域72に設けられた接着剤等による違和感をより抑制することができるからである。なお、ナプキン1において、必ずしも第2接合領域72は設けられている必要はなく、少なくともフラップ部6の折り返し起点となる第1接合領域71が設けられていればよい。
<第3接合領域73について>
次に、トップシート3とセカンドシート4とを接合している接合領域7を第3接合領域73とした場合において、当該第3接合領域73の位置関係について、図3A及び図3B並びに図4を参照して説明する。
トップシート3とセカンドシート4とは、トップシート3とセカンドシート4の肌側の面4aとの間に設けられた第3接合領域73によって厚さ方向に接合されている。本実施形態では、セカンドシート4は、肌側の面がトップシート3と対向しバックシート5よりも肌側に設けられた対向部材の一態様である。なお、ナプキン1において、必ずしもセカンドシート4が備わっている必要はないため、セカンドシート4が備わっていない場合には吸収体2が対向部材となる。
本実施形態では、第3接合領域73は、平面視において吸収体4の大きさと同じ大きさの領域に設けられている。したがって、第3接合領域73の幅方向の最も外側の端73bの位置は、中央領域1a、前方領域1b、及び後方領域1cにおいて、吸収体2の幅方向の外端20bの位置と同じである。
なお、必ずしも第3接合領域73の幅方向の最も外側の端73bの位置と吸収体2の幅方向の外端20bの位置とが一致している必要はなく、第3接合領域73の幅方向の最も外側の端73bの位置が吸収体2の幅方向の外端20bの位置よりも外側に位置していてもよい。すなわち、ナプキン1の幅方向において、第3接合領域73が吸収体2からはみ出して設けられていてもよい。
しかしながら、少なくとも中央領域1aにおいて、第3接合領域73の幅方向の最も外側の端73bの位置がトップシート3の折れ曲がり端31bの位置よりも内側に位置していることが望ましい。これにより、中央領域1aの幅方向において、第3接合領域73がトップシート3の折れ曲がり端31bまで設けられておらず、トップシート3の折れ曲がり部31をより広い領域で確保することができると共に、折れ曲がり部31と吸収体2との間の空間Sがより広く形成されるため、当該折れ曲がり部31におけるトップシート3の繊維の自由度が増して柔軟性が向上し、ナプキン1の着用時における股間への違和感がより抑制される。
そして、本実施形態のように、少なくとも中央領域1aにおいて、第3接合領域73の幅方向の最も外側の端73bの位置が第1接合領域71の幅方向の最も内側の端71aの位置よりも内側に位置していることがより望ましい。なぜなら、第3接合領域73がフラップ部6の折り返し起点となる第1接合領域71に存在しないため、ナプキン1の着用時においてフラップ部6の折り返し部61に両足が当たる際に、第3接合領域73に設けられた接着剤等による股間(両足)への違和感を抑制することが可能となるからである。
なお、第2接合領域72と同様に、ナプキン1において、必ずしも第3接合領域73は設けられている必要はなく、少なくともフラップ部6の折り返し起点となる第1接合領域71が設けられていればよい。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
1…ナプキン(吸収性物品)
1a…中央領域
1b…前方領域
1c…後方領域
2…吸収体
3…トップシート(液透過性シート)
4…セカンドシート(対向部材)
4a…(対向部材の)肌側の面
5…バックシート(液不透過異性シート)
6…フラップ部
20b…外端
31…折れ曲がり部
31b…折れ曲がり端
51b…(液不透過性シートの)非肌側の面
60…先端部分
61…折り返し部
61b…折り返し端
71,711,712…第1接合領域
71a…第1接合領域の幅方向の最も内側の端
72…第2接合領域
73…第3接合領域
73b…第3接合領域の幅方向の最も外側の端
511…固定領域
511b…固定領域の幅方向の最も外側の端

Claims (8)

  1. 長手方向、幅方向、及び厚さ方向を有し、
    液体を吸収する吸収体と、
    前記吸収体の前記厚さ方向の肌側に配置された液透過性シートと、
    前記吸収体の前記厚さ方向の非肌側に配置された液不透過性シートと、
    を備えた吸収性物品であって、
    前記長手方向の前方領域及び後方領域における前記液不透過性シートの前記幅方向の外縁よりも外側に張り出したフラップ部を前記長手方向の中央領域に有し、
    前記液透過性シートは、前記幅方向の両側が前記非肌側に折れ曲がった折れ曲がり部を有し、
    前記液透過性シートの前記折れ曲がり部と前記液不透過性シートとは、前記長手方向に沿った接合領域によって接合されており、
    前記接合領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する第1接合領域の前記幅方向の位置は、前記折れ曲がり部の折れ曲がり端と前記吸収体の前記幅方向の外端との間であり、
    前記第1接合領域を折り返し起点として前記フラップ部の前記幅方向の先端部分が前記液不透過性シートの前記非肌側の面に接触するように前記フラップ部を折り返した状態において、
    前記フラップ部に形成される折り返し部のうち前記幅方向の最も外側に位置する折り返し端の前記幅方向の位置は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端と前記吸収体の前記外端との間に位置しており、
    前記フラップ部の前記折り返し端における剛性は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端における剛性よりも大きく、かつ前記吸収体の前記外端における剛性よりも小さい
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記液透過性シートの前記折れ曲がり部と前記液不透過性シートとは、前記前方領域及び前記後方領域において前記第1接合領域により接合されていると共に、前記中央領域において前記長手方向に沿った第2接合領域により接合されており、
    前記第2接合領域は、前記長手方向に沿った長さが前記第1接合領域の前記長手方向に沿った長さの合計の長さよりも短く、かつ前記幅方向の最も外側の端の位置が前記第1接合領域の前記幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記第2接合領域は、前記幅方向の最も外側の端の位置が前記吸収体の前記外端の位置よりも内側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記肌側の面が前記液透過性シートと対向し前記液不透過性シートよりも前記肌側に設けられた対向部材と、前記液透過性シートとは、少なくとも前記対向部材の前記肌側の面と前記液透過性シートとの間に設けられた第3接合領域によって接合されており、
    少なくとも前記中央領域において、前記第3接合領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記液透過性シートの前記折れ曲がり端の位置よりも内側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品であって、
    少なくとも前記中央領域において、前記第3接合領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記第1接合領域の前記幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記液不透過性シートの前記非肌側の面には、被固定部材に固定するための固定領域が設けられており、
    少なくとも前記中央領域において、前記固定領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記第1接合領域の前記幅方向の最も内側の端の位置よりも内側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品であって、
    少なくとも前記中央領域において、前記固定領域の前記幅方向の最も外側の端の位置が前記吸収体の前記外端の位置よりも内側に位置している
    ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記第1接合領域を折り返し起点として前記フラップ部の前記幅方向の先端部分が前記液不透過性シートの前記非肌側の面に接触するように前記フラップ部を折り返した状態において、
    前記フラップ部の前記折り返し端の位置での前記厚さ方向における部材の点数は、前記液透過性シートの前記折れ曲がり端の位置での前記厚さ方向における部材の点数よりも多く、かつ前記吸収体の前記外端の位置での前記厚さ方向における部材の点数よりも少ない
    ことを特徴とする吸収性物品。
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