JP5929384B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置はファイアウォール内に、本情報処理装置は該ファイアウォール外に設置されており、第1の情報処理装置から本情報処理装置への通信がないと本情報処理装置から第1の情報処理装置への通信はできず、第2の情報処理装置から本情報処理装置への通信がないと本情報処理装置から第2の情報処理装置への通信はできないように設置されており、第1の情報処理装置からの通信により第2の情報処理装置に対する設定に関する情報を受け付ける第1の受付手段と、前記第1の受付手段が受け付けた通信の返信として、前記第2の情報処理装置から本情報処理装置に対して通信を行わせる指示を、前記第1の情報処理装置へ送信する第1の送信手段と、前記指示に基づいた前記第2の情報処理装置からの通信を受け付ける第2の受付手段と、前記第2の受付手段が前記第2の情報処理装置からの通信を受け付けた場合は、前記第1の受付手段によって受け付けられた該第2の情報処理装置に対する設定に関する情報を該第2の情報処理装置へ送信する第2の送信手段と、前記第2の情報処理装置から設定完了の通知を受け付ける第3の受付手段と、前記設定完了の通知を受け付けた場合は、前記第2の情報処理装置の設定に関する情報を削除する削除手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
機器170は、画像処理等を含む情報処理を行う装置であって、例えば、画像処理装置(具体的には、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等)、PC(Personal Computer)等が該当する。また、複数の機器170が、情報処理装置100に接続されていてもよい。
機器170が行う設定とは、例えば、節電モードの設定処理、ファックスにおける宛先表の設定処理等がある。
設定装置160は、機器170が行う設定に関する情報を生成するものであり、例えば、節電モードの設定処理、ファックスにおける宛先表の設定処理等に関する情報を生成する。より具体的には、それらの処理を行う設定データ(節電モードに移行するまでの時間、又は宛名、電話番号、ファックス番号等の宛先表の内容等)等が該当する。また、複数の設定装置160が、情報処理装置100に接続されていてもよい。
通信モジュール162は、機器設定指示モジュール164、転送モジュール166と接続されており、また、通信回線199を介して情報処理装置100の通信モジュール110と、通信回線197を介して機器170の通信モジュール172と接続されている。通信モジュール162は、情報処理装置100、機器170との通信を行う。機器設定指示モジュール164からの情報を情報処理装置100へ送信し、情報処理装置100からの通信を受け取り、転送モジュール166へ渡す。また、転送モジュール166からの情報を機器170へ送信する。
転送モジュール166は、通信モジュール162と接続されている。転送モジュール166は、情報処理装置100から「機器170から情報処理装置100に対して通信を行わせる指示」を受け取った場合は、その指示を機器170へ送信する。
通信モジュール172は、機器情報通知モジュール174、機器設定モジュール176と接続されており、また、通信回線198を介して情報処理装置100の通信モジュール110と、通信回線197を介して設定装置160の通信モジュール162と接続されている。設定装置160からの通信を受け取り、機器設定モジュール176へ渡す。機器設定指示モジュール164からの情報を情報処理装置100へ送信し、情報処理装置100からの通信を受け取り、機器設定モジュール176へ渡す。また、機器設定モジュール176からの情報を情報処理装置100へ送信する。
機器設定モジュール176は、通信モジュール172と接続されている。機器設定モジュール176は、設定装置160から「機器170から情報処理装置100に対して通信を行わせる指示」を受け取った場合は、情報処理装置100への通信を行い、その通信の返信として情報処理装置100から設定に関する情報を受け取り、機器170に設定を行う。また、設定完了の通知を情報処理装置100へ送信する。
機器情報記憶モジュール120は、機器情報受付モジュール115、機器指示生成モジュール135と接続されている。機器情報記憶モジュール120は、機器情報受付モジュール115、機器指示生成モジュール135からアクセスされ、機器情報受付モジュール115が受け付けた機器170に関する情報を記憶する。例えば、機器管理テーブル400を記憶する。図4は、機器管理テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。機器管理テーブル400は、機種コード欄410、シリアル番号欄420、IPアドレス欄430を有している。機種コード欄410は、機器170の機種を示す情報である機種コードを記憶している。シリアル番号欄420は、機器170のその機種におけるシリアル番号(その機種において、機器170を一意に識別する情報)を記憶している。したがって、ここでは、機器IDとは、機種コードとシリアル番号の組み合わせである。もちろんのことながら、機器IDは、機器170を本実施の形態で一意に識別できる情報であれば、どのような情報であってもよい。例えば、IPアドレスであってもよい。IPアドレス欄430は、その機器170との通信を行うためのIPアドレスを記憶している。
また、設定情報受付モジュール125は、設定装置160から設定に関する情報を受け付ける都度に、設定情報記憶モジュール130に記憶されている第1の設定管理変数を増加させてもよい。
また、設定情報受付モジュール125は、設定装置160から設定に関する情報を受け付けると、設定情報記憶モジュール130に記憶されている第1の設定管理変数に現在の日時(年、月、日、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を設定するようにしてもよい。したがって、設定装置160から設定に関する情報を受け付ける都度に、第1の設定管理変数を増加させること(現在の日時にすること)と同等のこととなる。
また、設定情報記憶モジュール130は、設定情報受付モジュール125が受け付けた設定に関する情報と、その設定毎の第1の設定管理変数と、機器170毎の第2の設定管理変数を記憶するようにしてもよい。さらに、設定情報記憶モジュール130は、設定毎の第3の設定管理変数を記憶するようにしてもよい。なお、第1の設定管理変数は、どの設定項目を設定すべきかを管理するための変数であり、例えば、後述する項目毎連番が該当し、第2の設定管理変数は、どの設定項目が既に設定されているかを管理するための変数であり、例えば、後述する設定済み連番が該当し、第3の設定管理変数は、機器170による設定作業中の設定項目を管理する変数であり、例えば、後述する設定中連番が該当する。例えば、設定管理テーブル900を記憶してもよい。設定管理テーブル900については、図9を用いて後述する。
設定情報抽出モジュール150は、設定情報記憶モジュール130、機器通信受付モジュール145、設定情報送信モジュール155と接続されている。設定情報抽出モジュール150は、機器通信受付モジュール145が受け付けた情報を設定情報記憶モジュール130に記憶させる、又は、設定情報記憶モジュール130内の情報を変更し、そして、設定情報送信モジュール155からの要求にしたがって設定情報記憶モジュール130から情報を抽出して、設定情報送信モジュール155へ渡すことを行う。
また、設定情報送信モジュール155は、設定情報記憶モジュール130に記憶されている第1の設定管理変数と第2の設定管理変数とを比較し、その比較結果に基づいて、機器170へ送信する設定に関する情報を設定情報記憶モジュール130から抽出するようにしてもよい。
また、設定情報送信モジュール155は、機器通信受付モジュール145が設定の完了を受け付けると、設定情報記憶モジュール130に記憶されている第2の設定管理変数に、その完了した設定に対応する第3の設定管理変数を設定し、その第3の設定管理変数を削除するようにしてもよい。
サイト200内に、センター210、データベース220がある。顧客サイト250内に、機器260、クライアントPC270、オペレータ280がある。そして、サイト200内のセンター210と、顧客サイト250内の機器260、クライアントPC270は、インターネット299を介して接続されており、顧客サイト250内へ又は顧客サイト250から通信を行う場合には、ファイアーウォール290を介して行われる。
センター210、データベース220は、図1に例示の情報処理装置100に該当し、特に、データベース220は、図1に例示の機器情報記憶モジュール120、設定情報記憶モジュール130に該当し、機器260は、図1に例示の機器170に該当し、クライアントPC270は、図1に例示の設定装置160に該当する。また、クライアントPC270は、インターネットブラウザ275を有しており、オペレータ280がインターネットブラウザ275を操作して、機器260に対する設定に関する情報を生成する。
クライアントPC270は、センター210に「機器260に対して、センター210への通信を開始させる要求を送る」ための制御情報を要求する。具体的には、インターネットブラウザ275により表示された、センター210の提供するWebページのボタンがクリックされると、センター210に対してインターネットブラウザ275が要求を送る。そして、要求に応じてセンター210から送信された制御情報を解釈し、実行する。例えば、インターネットブラウザ275で、JavaScript(登録商標)を実行する。
ステップS302では、機器260がサイト200に対して、自身のIPアドレスを通知する。
ステップS304では、サイト200が、通知されたIPアドレスをデータベース220に格納する。
なお、ステップS302、ステップS304の処理は、機器260を設置したとき、機器260に最初の設置時とは異なるような変更があったとき、又は、定期的に行う。この処理によって、機器情報記憶モジュール120内に機器管理テーブル400が生成される。
より詳細に説明する。
ステップS306Aでは、オペレータ280による操作によって、インターネットブラウザ275がセンター210のWebサイトにアクセスする。
ステップS306Bでは、センター210がインターネットブラウザ275に対して、機器260の設定画面を応答する。
ステップS306Cでは、インターネットブラウザ275が設定画面をオペレータ280に提示する。
図5の例に示す設定画面500を用いて説明する。設定画面500は、インターネットブラウザ275による処理によってクライアントPC270のディスプレイに表示することによって、オペレータ280に提示される。設定画面500内には、メニュー領域510、「機器に反映」ボタン522、CSVファイルボタン524、機器状態情報表示領域530、機器状態情報表示領域540が表示されている。また、機器状態情報表示領域530、機器状態情報表示領域540には、機器名(機器260の名称)、その機器260の設置場所534(544)、カウンター(その機器260での印刷枚数)、節電タイマー536(546)、認証モード538(548)、アラート情報等が表示される。そして、設定画面500は、メニュー領域510内の機器管理ボタン512が選択された状態である。なお、設置場所534(544)、節電タイマー536(546)、認証モード538(548)は、オペレータ280のマウス、キーボード、タッチパネル等に対する操作によって、書き換え可能である。例えば、設置場所534(544)はテキストボックス、節電タイマー536(546)、認証モード538(548)はコンボボックス(テキストボックスと項目選択リスト(リストボックス)を組み合わせたもの)によって構成されている。
ステップS306Dでは、オペレータ280のインターネットブラウザ275に対する操作によって、機器260に対して設定すべき情報が入力される。
具体的には、オペレータ280の操作によって、例えば、機器DxxxCxxxxx C1234に対応するチェックボックス532(「DxxxCxxxxx C1234」は機器260を特定する情報であり、機種コードと機械番号の組み合わせ)が選択されて、設置場所534のテキストボックス内の「事務室」が「社長室」に書き換えられる。
ステップS306Eでは、オペレータ280のクライアントPC270に対する操作によって、「機器に反映」ボタン522がクリックされる。
ステップS306Fでは、クライアントPC270からセンター210に対して、ステップS306Dで設定された設定情報、ステップS306Eでの「「機器に反映」ボタン522がクリックされたことを示す情報」が送信される。設定情報は、前述の例では、「機器DxxxCxxxxx C1234の設置場所が「社長室」に変更されたこと」を示す情報である。
ステップS310では、サイト200がクライアントPC270に対して、Webページを応答する。そのWebページには、機器260のIPアドレス(前述の例では、機器DxxxCxxxxx C1234のIPアドレス)に対して、JSONPリクエストを発行するJavaScript(登録商標)が記載されている。
ステップS312では、クライアントPC270が、Webページに記載されたJavaScript(登録商標)を実行する。
ステップS316では、受け付けたJSONPリクエストに基づき、機器260(前述の例では、機器DxxxCxxxxx C1234)がサイト200に対して、センター210に通信(ポーリング)する。
ステップS318では、サイト200が通信を行ってきた機器260に対して、ステップS308で保存してあった設定のうち該機器260に対応するもの(前述の例では、機器DxxxCxxxxx C1234に対応する設定、すなわち、設置場所を「社長室」に変更する設定)を応答する。
ステップS320では、機器260が、自身の設定を変更する。
ステップS322−bでは、機器260がサイト200に対して、設定完了をセンター210に通知する。
ステップS324−aでは、クライアントPC270がオペレータ280に対して、操作の結果を表示する。
ステップS324−bでは、サイト200が、保存していた機器260の設定を削除する。
このような形態を採ることで、機器260がサイト200に対して頻繁に通信を行わずとも(オペレータ280の要求とは無関係な通信を行わずとも)、オペレータ280がサイト200を介して要求した、機器260への設定の変更が迅速に反映されることとなる。すなわち、上述の通り、ファイアーウォール290の存在によりサイト200が機器260に対する通信を開始することはできないが、機器260がサイト200に対する通信を開始することはできるため、機器260からサイト200へ頻繁に通信を行うようにすれば、サイト200が受け付けた機器260への設定の変更を迅速に反映されることも可能ではある。しかしながら、この方法を採用すると、不必要な通信(サイト200が機器260への設定の変更を受け付けていないにも関わらず、機器260がサイト200に対して行う通信)が増え、通信の負荷が大きくなってしまう。
また、クライアントPC270において、サイト200に対して要求を行うとともに(サイト200からの応答を待たずに)、機器260に対してサイト200への通信の開始を要求する方法も考えられるが、この方法では、クライアントPC270で特殊なアプリケーションを導入する必要があり、加えてクライアントPC270が機器260のIPアドレス等を管理する必要がある。
なお、設定の変更の対象となった機器260が複数台の場合(設定画面500において複数台の機器260が選択された場合)は、ステップS310でインターネットブラウザ275に渡すIPアドレスが複数になり、その後インターネットブラウザ275が複数の機器260にJSONPリクエストを発行するようになる。
設定管理テーブル600は、機種コード欄610、シリアル番号欄620、設定欄630を有している。機種コード欄610は、機種コードを記憶している。機器管理テーブル400の機種コード欄410と同等である。シリアル番号欄620は、シリアル番号を記憶している。機器管理テーブル400のシリアル番号欄420と同等である。機種コード欄410とシリアル番号欄420によって機器260を特定している。設定欄630は、その機器260に対する設定に関する情報を記憶している。
図6(a)の設定管理テーブル600は、ステップS306の処理が行われる前の初期状態の例を示している。そして、図6(b)の設定管理テーブル600は、ステップS306の操作として、例えば「ABC−001の節電タイマーを3分に変更」という操作が行われ、ステップS308によって設定管理テーブル600の設定欄630に機器260に対する設定に関する情報が記憶された状態の例を示している。
図7(a)の設定管理テーブル600は、ステップS316の処理によって、サイト200にポーリング通信を行ってきた機器260の設定管理テーブル600内の行を特定する例を示している。具体的には、機器260から、種別=設定問い合わせ、機種コード=ABC、シリアル番号=001が通知される。そして、図7(a)の例では、第1行目が該当する。
そして、ステップS318の処理によって、設定管理テーブル600の設定欄630に記憶されている設定を機器260に送信する。具体的には、図7(b)の設定管理テーブル600の設定欄630の内容(種別=設定、節電タイマー=3分)を機器260へ送信する。
図8(a)の設定管理テーブル600は、ステップS322−bの処理によって、サイト200に完了通知の通信を行ってきた機器260の設定管理テーブル600内の行を特定する例を示している。具体的には、機器260から、種別=設定完了、機種コード=ABC、シリアル番号=001が通知される。そして、図8(a)の例では、第1行目が該当する。
そして、ステップS324−bの処理によって、設定管理テーブル600の設定欄630に記憶されている設定を削除する。具体的には、図8(b)の設定管理テーブル600の設定欄630の内容を削除して「無し」の状態にする。
センター210で管理するデータを重複することなく、しかも高速に検索できるようにするため、次に示すようなデータ構造、処理を行うようにしてもよい。
設定管理テーブル900は、機種コード欄910、シリアル番号欄920、設定済み連番欄930、設定中連番欄940、節電タイマー欄950、節電タイマー連番欄960、認証モード欄970、認証モード連番欄980等を有している
機種コード欄910は、機種コードを記憶している。機器管理テーブル400の機種コード欄410と同等である。シリアル番号欄920は、シリアル番号を記憶している。機器管理テーブル400のシリアル番号欄420と同等である。
「設定済み連番」は、機器260毎に設定された項目の最終の連番を示している。したがって、その設定済み連番よりも大きい値の連番(設定項目毎の連番:第1の設定管理変数、具体的には、節電タイマー欄950に対応する節電タイマー連番欄960、認証モード欄970に対応する認証モード連番欄980等が該当する)は、未だ機器260に設定されていないことを示している。したがって、設定項目毎の連番が設定済み連番より大きい場合は、その設定項目の設定を機器260に送信する。
節電タイマー欄950は、節電タイマーの設定を記憶している。節電タイマー連番欄960は、節電タイマー欄950の設定項目の連番を記憶している。
認証モード欄970は、認証モードの設定を記憶している。認証モード連番欄980は、認証モード欄970の設定項目の連番を記憶している。
図10(a)の設定管理テーブル900は、ステップS316の処理によって、サイト200にポーリング通信を行ってきた機器260の設定管理テーブル900内の行を特定する例を示している。具体的には、機器260から、種別=設定問い合わせ、機種コード=ABC、シリアル番号=001が通知される。そして、図10(a)の例では、第1行目が該当する。
そして、ステップS318の処理によって、設定済み連番欄930内の「設定済み連番」よりも大きい連番になっている設定項目を探す。図10(b)の設定管理テーブル900の例では、設定済み連番欄930の「104」と、節電タイマー連番欄960の「201」および認証モード連番欄980の「81」と、を比較する。そして、設定済み連番欄930の「設定済み連番」より大きい連番になっている設定項目(節電タイマー連番欄960に対応する節電タイマー欄950)を機器260に送信する。具体的には、図10(b)の設定管理テーブル900の節電タイマー欄950の内容(種別=設定、節電タイマー=3分)を機器260へ送信する。もちろん、「設定済み連番」より大きい連番になっている設定項目が複数ある場合は、その複数の設定項目の内容を機器260へ送信する。
そして、図10(c)の例に示す設定管理テーブル900のように、一番大きな連番(ここでは節電タイマー連番欄960内の「201」)を設定中連番欄940に記憶させる。
図11(a)の設定管理テーブル900は、ステップS322−bの処理によって、サイト200に完了通知の通信を行ってきた機器260の設定管理テーブル900内の行を特定する例を示している。具体的には、機器260から、種別=設定完了、機種コード=ABC、シリアル番号=001が通知される。そして、図11(a)の例では、第1行目が該当する。
そして、ステップS324−bの処理によって、設定管理テーブル900の設定中連番欄940に記憶されている連番を設定済み連番欄930に移動する。具体的には、図11(a)の設定管理テーブル900の設定中連番欄940の内容「201」を、図11(b)のように設定管理テーブル900の設定済み連番欄930に複写し、設定中連番欄940を削除して「無し」の状態にする。
また、機器260による設定が失敗した場合の対応のためにも必要である。つまり、ステップS318の処理が行われてから予め定められた期間が経過しているにもかかわらず、設定中連番欄940内に連番が記憶されている場合は、エラー表示を行わせるようにする。
なお、図12に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図12に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図12に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…通信モジュール
115…機器情報受付モジュール
120…機器情報記憶モジュール
125…設定情報受付モジュール
130…設定情報記憶モジュール
135…機器指示生成モジュール
140…機器指示送信モジュール
145…機器通信受付モジュール
150…設定情報抽出モジュール
155…設定情報送信モジュール
160…設定装置
162…通信モジュール
164…機器設定指示モジュール
166…転送モジュール
170…機器
172…通信モジュール
174…機器情報通知モジュール
176…機器設定モジュール
197、198、199…通信回線
200…サイト
210…センター
220…データベース
250…顧客サイト
260…機器
270…クライアントPC
275…インターネットブラウザ
280…オペレータ
290…ファイアーウォール
299…インターネット
Claims (5)
- 第1の情報処理装置と第2の情報処理装置はファイアウォール内に、本情報処理装置は該ファイアウォール外に設置されており、第1の情報処理装置から本情報処理装置への通信がないと本情報処理装置から第1の情報処理装置への通信はできず、第2の情報処理装置から本情報処理装置への通信がないと本情報処理装置から第2の情報処理装置への通信はできないように設置されており、
第1の情報処理装置からの通信により第2の情報処理装置に対する設定に関する情報を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段が受け付けた通信の返信として、前記第2の情報処理装置から本情報処理装置に対して通信を行わせる指示を、前記第1の情報処理装置へ送信する第1の送信手段と、
前記指示に基づいた前記第2の情報処理装置からの通信を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段が前記第2の情報処理装置からの通信を受け付けた場合は、前記第1の受付手段によって受け付けられた該第2の情報処理装置に対する設定に関する情報を該第2の情報処理装置へ送信する第2の送信手段と、
前記第2の情報処理装置から設定完了の通知を受け付ける第3の受付手段と、
前記設定完了の通知を受け付けた場合は、前記第2の情報処理装置の設定に関する情報を削除する削除手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 設定に関する情報と該設定毎の第1の設定管理変数と、前記第2の情報処理装置毎の第2の設定管理変数を記憶する記憶手段
をさらに具備し、
前記第1の受付手段は、設定に関する情報を受け付ける都度に、前記記憶手段に記憶されている第1の設定管理変数を増加させ、
前記第2の送信手段は、前記記憶手段に記憶されている第1の設定管理変数と第2の設定管理変数とを比較し、該比較結果に基づいて、前記第2の情報処理装置へ送信する設定に関する情報を前記記憶手段から抽出し、
前記第3の受付手段は、設定の完了を受け付けると、前記記憶手段に記憶されている前記第2の設定管理変数に、該完了した設定に対応する第1の設定管理変数を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 設定に関する情報と該設定毎の第1の設定管理変数と、前記第2の情報処理装置毎の第2の設定管理変数を記憶する記憶手段
をさらに具備し、
前記第1の受付手段は、設定に関する情報を受け付けると、前記記憶手段に記憶されている第1の設定管理変数に現在の日時を設定し、
前記第2の送信手段は、前記記憶手段に記憶されている第1の設定管理変数と第2の設定管理変数とを比較し、該比較結果に基づいて、前記第2の情報処理装置へ送信する設定に関する情報を前記記憶手段から抽出し、
前記第3の受付手段は、設定の完了を受け付けると、前記記憶手段に記憶されている前記第2の設定管理変数に、該完了した設定に対応する第1の設定管理変数を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記記憶手段は、設定毎の第3の設定管理変数を記憶し、
前記第2の送信手段は、設定に関する情報を該第2の情報処理装置へ送信すると、前記記憶手段に記憶されている第3の設定管理変数に、該送信した設定に対応する第1の設定管理変数を設定し、
前記第3の受付手段は、設定の完了を受け付けると、前記記憶手段に記憶されている前記第2の設定管理変数に、該完了した設定に対応する第3の設定管理変数を設定し、該第3の設定管理変数を削除する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 第1の情報処理装置と第2の情報処理装置はファイアウォール内に、コンピュータを含む情報処理装置は該ファイアウォール外に設置されており、第1の情報処理装置から本情報処理装置への通信がないと本情報処理装置から第1の情報処理装置への通信はできず、第2の情報処理装置から本情報処理装置への通信がないと本情報処理装置から第2の情報処理装置への通信はできないように設置されており、
前記コンピュータを、
第1の情報処理装置からの通信により第2の情報処理装置に対する設定に関する情報を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段が受け付けた通信の返信として、前記第2の情報処理装置から本情報処理装置に対して通信を行わせる指示を、前記第1の情報処理装置へ送信する第1の送信手段と、
前記指示に基づいた前記第2の情報処理装置からの通信を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段が前記第2の情報処理装置からの通信を受け付けた場合は、前記第1の受付手段によって受け付けられた該第2の情報処理装置に対する設定に関する情報を該第2の情報処理装置へ送信する第2の送信手段と、
前記第2の情報処理装置から設定完了の通知を受け付ける第3の受付手段と、
前記設定完了の通知を受け付けた場合は、前記第2の情報処理装置の設定に関する情報を削除する削除手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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