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JP5927898B2 - 商品の包装方法および包装体 - Google Patents

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Description

この発明は,商品を包装する方法および商品を包装するための包装体に関する。
スーパーマーケット,薬局,コンビニエンスストア,その他の店舗で販売されるリップクリーム,化粧水,スプレー等の比較的小型の商品は台紙および透明プラスチックを用いて包装された形態で流通,販売されることが多い。包装された商品が店舗内において展示ないし陳列され,消費者の手に取られる。
商品の形状および大きさに応じた凹部を持つ透明プラスチック製のブリスター内に商品を入れ,台紙によってブリスターの背面がわの開口を閉じたブリスターパックが知られている。透明なブリスターを通して包装商品がよく見えるので展示効果は高いが,ブリスターを成形する金型の製作が必要であり製造コストは高い。
特許文献1には,透明軟質ウレタンフィルムによって商品を包装するものが提案されている。
実用新案登録第3152834号公報
この包装体は,中央部に抜き穴が形成され,この抜き穴が透明軟質ウレタンフィルムにより覆われている2つの台紙シートの間の上記フィルムの位置に商品を封入している。商品は台紙シートの抜き穴から軟質ウレタンフィルムによって覆われて両がわに突出する。透明軟質ウレタンフィルムは商品によって押されることで伸びを生じる。透明軟質ウレタンフィルムの伸びの限界を超える厚さを持つ商品を包装するのは困難である。
この発明は比較的厚い商品も包装できるようにすることを目的とする。
この発明による商品の包装方法は,商品窓を有し,かつ内がわ面に上記商品窓を覆うフィルムが貼られており,互いに重ね合わされかつ保持されることにより,表がわおよび裏がわのフィルムの間に入れられる商品を表がわおよび裏がわの商品窓を通してそれぞれ反対方向に突出させた状態で上記フィルムで挟んで固定する表枠体と裏枠体を備える包装体を用いた商品の包装方法であって,上記表枠体および裏枠体の少なくともいずれか一方が,その少なくとも一側につながる折り片を有しており,上記折り片を持つ枠体(表枠体および裏枠体の少なくともいずれか一方)については,上記フィルムの一部を上記枠体と上記折り片の間の折り線と間隔をあけて上記折り片に接着し,かつフィルムの他の一部を上記枠体の他側がわの枠部または上記枠体の他側がわにつながる折り片に接着することで上記枠体の内がわ面に上記フィルムを平行に貼り,上記フィルムが接着されている折り片を上記折り線の位置で内がわに折り,上記折り片の折られた状態を,重ね合わされる他方の枠体によって維持し,上記折り片を折ることで上記フィルムに生じる余裕または上記フィルムに生じる余裕と上記フィルム自体の伸びとによって,張りを持つ上記フィルムにより覆った商品を上記商品窓を通して外方に突出させる。
この発明による包装体は,商品窓を有し,かつ内がわ面に上記商品窓を覆うフィルムが貼られており,互いに重ね合わされかつ保持されることにより,表がわおよび裏がわのフィルムの間に入れられる商品を,表がわおよび裏がわの商品窓を通してそれぞれ反対方向に突出させた状態で上記フィルムで挟んで固定する表枠体と裏枠体を備える包装体であって,上記表枠体および裏枠体の少なくともいずれか一方が,その少なくとも一側につながる折り片を有しており,上記折り片を持つ枠体については,上記フィルムの一部が上記枠体と上記折り片の間の折り線と間隔をあけて上記折り片に接着され,かつフィルムの他の一部が上記枠体の他側がわの枠部または上記枠体の他側がわにつながる折り片に接着されることで,上記枠体の内がわ面に上記フィルムが平行に貼られており,上記フィルムが接着されている折り片が上記折り線の位置で内がわに折られることで上記フィルムに生じる余裕または上記フィルムに生じる余裕と上記フィルム自体の伸びとによって,張りを持つ上記フィルムにより覆われた商品が上記商品窓を通して外方に突出させられ,かつ上記折り片の折られた状態が,重ね合わされる他方の枠体によって維持される。
フィルムの一部が,折り片を持つ枠体(表枠体,裏枠体,または表枠体および裏枠体の両方のいずれか)と上記折り片との間の折り線と間隔をあけて上記折り片に接着されているので,上記折り片が折り線の位置で内がわに折られると,フィルムの接着位置が枠体の商品窓に近づき,フィルムに余裕が生じる。この上記フィルムに生じる余裕によって商品窓から突出する商品を覆うことができる。比較的厚みを有する商品であっても包装することができる。上記フィルムが伸びを生じるものであれば,上記フィルムに生じる余裕とフィルム自体に生じる伸びの両方によって商品窓から突出する商品を覆うことができる。
上記フィルムの接着には典型的には接着剤が用いられるが,接着のための固定具(テープ,ステープラーなど)を用いてもよい。上記フィルムが接着されるべき折り片上の箇所に熱可塑性樹脂等をあらかじめ設けておき,溶着(熱溶着,超音波溶着など)により上記フィルムを接着してもよい。
折り片は,表枠体および裏枠体の両方においてそれらの両側のそれぞれに互いに反対方向につながって設けられてもよい。表枠体および裏枠体の両方においてそれらの一側のみにつながって設けられてもよい。表枠体および裏枠体の一方のみに,その両側のそれぞれに反対方向につながるものであってもよい。さらに,表枠体および裏枠体の一方のみであってさらにその一側のみにつながって設けられてもよい。たとえば,表枠体および裏枠体のうち表枠体のみに上記フィルムが上記間隔をあけて接着された折り片が設けられている場合には,表枠体の商品窓からの商品の突出の程度が,裏枠体の商品窓からの商品の突出の程度に比べて大きくなる。
表枠体と裏枠体とは接着剤,テープ等を用いて,または差込み片を用いた係合等によって互いに重ね合わされて保持(固定)される。商品は表枠体に貼られたフィルムと裏枠体に貼られたフィルムとによって表裏から挟まれることで固定される。表枠体と裏枠体とを互いに重ね合わせて保持することにより折り片の折られた状態が維持される。
上記フィルムには,たとえばプラスチック材料が用いられる。上述のように,フィルムに生じる余裕またはフィルムに生じる余裕とフィルムの伸びとによって表枠体の商品窓および裏枠体の商品窓から外方に突出する商品が覆われる。すなわち,フィルムは伸びを生じないものであってもよく,伸びを生じるものであってもよい。伸びを生じるフィルムを用いると,フィルムの一部と上記折り線との間の間隔の調整を行いやすいという利点がある。また,伸びを生じるフィルムは商品にフィット(密着)しやすいので,商品が安定して固定されやすく,かつ外観的にも良好なものとなる。もちろんフィルムは弾性を兼ね備えたもの(すなわち縮む性質を持つもの)であってもよく,この場合包装された商品はフィルムによって圧迫された状態で固定される。さらに上記フィルムには透明または半透明のものを用いるとよい。透明または半透明のフィルムを用いることによって商品に印刷された商品名等をフィルムを通して表がわおよび裏がわの両面から確認することできる。いずれにしてもフィルムによって覆われた商品の少なくとも一部が枠体の商品窓から表がわおよび裏がわに突出するから,商品の外形を表裏の両面がわから確認することができる。商品窓は,包装される商品の外形および大きさに応じた形状および大きさとすればよい。
この発明による包装体には,さまざまな形態が考えられる。この発明による一実施態様による包装体は,商品窓を有しかつ少なくとも一側に折り片がつながっている表枠体,上記表枠体の内がわに上記表枠体と重ね合わされて保持される,商品窓を有しかつ少なくとも一側に折り片がつながっている裏枠体,ならびに上記表枠体の商品窓および上記裏枠体の商品窓を覆うようにして上記表枠体および上記裏枠体の内がわ面と平行に貼られるフィルムであって,一端部が表枠体と表枠体につながる折り片の間の折り線と間隔をあけ,かつ裏枠体と裏枠体につながる折り片の間の折り線と間隔をあけて,上記表枠体につながる折り片および裏枠体につながる折り片にそれぞれ接着され,他端部が上記表枠体の他側がわの枠部または他側がわにつながる折り片および上記裏枠体の他側がわの枠部または他側がわにつながる折り片にそれぞれ接着されるフィルムを備え,表枠体に貼られたフィルムと裏枠体に貼られたフィルムの間に入れられ,表裏からフィルムにより挟まれて固定される商品が,上記フィルムが接着されている折り片を上記折り線の位置で内がわに折ることで上記フィルムに生じる余裕または上記フィルムに生じる余裕と上記フィルム自体の伸びとによって,張りを持つ上記フィルムによって覆われた状態で上記表枠体の商品窓および裏枠体の商品窓を通してそれぞれ反対方向に突出させられ,かつ上記折り片の折られた状態が,重ね合わされる他方の枠体によって維持される。
上記表枠体に貼られるフィルムと,上記裏枠体に貼られるフィルムは分離していてもよい。すなわち,2枚のフィルムが用いられる。また,上記表枠体と上記裏枠体が,上記折り片が連接する方向とは垂直な方向に折り線を介してつながっており,一枚のフィルムが上記表枠体および上記裏枠体に貼られており,上記表枠体または裏枠体がこれらの間の折り線の位置で内がわに折返されて重ね合わされるものであってもよい。
この発明による他の実施態様による包装体は,商品窓を有しかつ一側に第1の折り線を介して折り片がつながっている表枠体,上記表枠体と重ね合わされて保持される,商品窓を有しかつ上記表枠体の他側に第2の折り線を介してつながっている裏枠体,上記表枠体の商品窓および上記裏枠体の商品窓を覆うようにして上記表枠体および上記裏枠体の内がわ面と平行に貼られるフィルムであって,一端部が上記表枠体と上記折り片との間の折り線と間隔をあけて上記折り片に接着されており,他端部が上記裏枠体の他側がわの枠部に接着されており,かつこれらの両端の接着位置の間の一部分が上記表枠体と上記裏枠体との間の折り線と間隔をあけて上記表枠体の他側がわの枠部に接着されているフィルムを備え,表枠体に貼られたフィルムと裏枠体に貼られたフィルムの間に挟まれて固定される商品が,表枠体がわにおいては上記フィルムの一端部が接着されている折り片を上記第1の折り線の位置で内がわに折ることで上記フィルムに生じる余裕または上記フィルムに生じる余裕と上記フィルム自体の伸びとによって,裏枠体がわにおいては上記表枠体または裏枠体が第2の折り線の位置で内がわに折られることで上記フィルムに生じる余裕または上記フィルムに生じる余裕と上記フィルム自体の伸びとによって,張りを持つ上記フィルムによって覆われた状態で上記表枠体の商品窓および上記裏枠体の商品窓を通してそれぞれ反対方向に突出させられ,かつ上記折り片および上記表枠体または裏枠体の折られた状態が,上記表枠体と裏枠体とを互いに重ね合わせかつ保持することによって維持される。
この発明によるさらに他の実施態様における包装体は,折り線を介してつながっており,それぞれが商品窓を持つ表枠体および裏枠体,上記表枠体の商品窓および上記裏枠体の商品窓を覆うようにして上記表枠体および上記裏枠体の内がわ面と平行に貼られるフィルムであって,一端部が上記表枠体の自由端がわの枠部に接着され,他端部が上記裏枠体の自由端がわの枠部に接着され,かつこれらの両端の接着位置の間の一部分が,上記表枠体と上記裏枠体の間の折り線と間隔をあけて,上記表枠体および裏枠体にそれぞれに接着されているフィルムを備え,上記表枠体または裏枠体が内がわに折られることで表枠体に貼られたフィルムと裏枠体に貼られたフィルムの間に挟まれて固定される商品が,表枠体がわおよび裏枠体がわの両方において,上記表枠体または裏枠体を上記折り線の位置で内がわに折ることで上記フィルムに生じる余裕または上記フィルムに生じる余裕と上記フィルム自体の伸びとによって,張りを持つ上記フィルムによって覆われた状態で上記表枠体の商品窓および裏枠体の商品窓を通してそれぞれ反対方向に突出させられ,かつ上記表枠体または裏枠体の折られた状態が上記表枠体と裏枠体とを互いに重ね合わせて保持することによって維持される。
好ましくは,上記表枠体および裏枠体,さらには折り片が一枚の厚紙によってつくられている。厚紙とは,植物性繊維を材料とするもののみならず,合成繊維を材料の一部または全部とするもの,表面または両面に合成樹脂膜をコーティングしたもの等,合成樹脂による厚紙のシート等を含む。
上記フィルムは上記表枠体および裏枠体の内がわ面に平行に貼られるので,自動窓貼り機による接着に適している。
第1実施例の包装体の分解斜視図である。 第1実施例の包装体の正面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 フィルムが接着された展開状態の表枠体および折り片を内側から見たものである。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 折り片が折り返された状態を示す断面図である。 第2実施例の包装体の展開図である。 第2実施例の包装体の組み立ての様子を示す斜視図である。 第3実施例の包装体の展開図である。 第3実施例の包装体の組み立ての様子を示す斜視図である。 第4実施例の包装体の展開図である。 第4実施例の包装体の組み立ての様子を示す斜視図である。 第5実施例の包装体の展開図である。 第5実施例の包装体の組み立ての様子を示す斜視図である。
図1は第1実施例のディスプレイ用の包装体1の分解斜視図を,包装される商品40を含めて示すものである。図2は商品40を包装した包装体1の正面図である。図3は図2のIII−III線に沿う断面図であり,図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。図1において,後述する折り片12A,13A,12B,13Bが展開状態(折られていない状態)で示されている。包装体1の背面図は図2に示す正面図と同一に現れる。図2のかっこ内の符号は背面(裏面)がわの包装体1の構成部材を示す。
包装体1は,商品40をその表裏(正面がわおよび背面がわ)の両面からフィルム31A,31Bにより挟んで固定(保持)するものであり,商品40の表(正面)がわには矩形の表枠体11Aと,この表枠体11Aの内がわ面に貼られる矩形のフィルム31Aとが位置し,商品40の裏(背面)がわには矩形の裏枠体11Bとその内がわ面に貼られる矩形のフィルム31Bが位置する。表枠体11Aの両側に互いに反対方向にのびる折り片12A,13Aがそれぞれつながっている。裏枠体11Bも同様に,その両側に互いに反対方向にのびる折り片12B,13Bがそれぞれつながっている。
表枠体11A,裏枠体11B,これらにつながる折り片12A,13A,12B,13Bは典型的には厚紙によりつくられる。ボール紙,プラスチック・シート,これらの複合材を用いてもよい。フィルム31A,31Bは透明または半透明の薄いプラスチック製のフィルムである。伸びを生じる塑性を有するフィルムを使用するのが好ましいが伸びを生じないフィルムを用いてもよい。また,弾性を有するフィルムを使用してもよい。フィルム31A,31Bの素材にはポリ塩化ビニル,ポリプロピレン,ポリスチレン,ポリオレフィン,ポリエチレンテレフタレートなどを用いることができる。
表枠体11Aのほぼ中央に矩形の商品窓21Aがあけられている。商品窓21Aの上方の枠部には円形のフック孔22Aがあけられている。商品窓21Aは包装体1によって包装される商品40の表がわの形状に応じた好ましくは合致した形状を持ち,その大きさも商品40の大きさに応じたもの,好ましくは合致したものまたはやや大きいものとされる。裏枠体11Bにもそのほぼ中央に商品40の裏がわの形状および大きさに応じた矩形の商品窓21Bがあけられており,その上方の枠部にフック孔22Bがあけられている。商品窓21A,21Bは商品40がその表がわおよび裏がわからそれぞれ通る形状および大きさを持つ。
表枠体11Aと,その両側につながる折り片12A,13Aとの間の折り線をL1A,L2Aでそれぞれ示す。裏枠体11Bと,その両側につながる折り片12B,13Bとの間の折り線をL1B,L2Bでそれぞれ示す。詳細は後述するが,フィルム31Aは表枠体11Aおよび折り片12A,13Aに設けられる糊部Nによって表枠体11Aの内がわとなる面に接着され,その後に折り片12A,13Aは折り線L1A,L2Aの位置で表枠体11Aの内がわに折返される(図1において山折り)。フィルム31Bについても同様であり,裏枠体11Bおよび折り片12B,13Bに設けられる糊部Nによって裏枠体11Bの内がわとなる面に接着され,その後に折り片12B,13Bは折り線L1B,L2Bの位置で裏枠体11Bの内がわに折り返される(図1において谷折り)。
商品40を商品窓21A,21Bに対応する位置に位置決めし,2枚のフィルム31A,31Bによって表裏(前後)から挟む。表枠体11Aにおいて折返された折り片12A,13Aと,裏枠体11Bにおいて折り返された折り片12B,13Bとを糊部nによって接着する(図3参照)。これにより表枠体11Aと裏枠体11Bとが商品40を挟んだ状態で重ね合わされかつ保持され,さらに折り片12A,13A,12B,13Bの折返された状態が維持される。商品40は,表がわ(正面がわ)ではフィルム31Aによって覆われた状態で表枠体11Aを越えて商品窓21Aから外方(表がわ)に突出し,裏がわ(背面がわ)ではフィルム31Bによって覆われた状態で裏枠体11Bを越えて商品窓21Bから外方(裏がわ)に突出する。フィルム31A,31Bは,商品40によって商品窓21A,21Bのそれぞれから外方に突出する向きに押されて商品40に密着する。フィルム31A,31Bが伸びを生じるものであれば商品40によって押されることでフィルム31A,31Bに伸びが生じる。フィルム31A,31Bは透明ないし半透明であるから,フィルム31A,31Bを通して商品40に印字された文字および図形,商品40の色などが表裏の両面から確認される。またフィルム31A,31Bに覆われた商品40が商品窓21A,21Bから表裏の両がわに突出するので,商品40の外形も表裏の両がわから確認される。また,表枠体11Aにあけられたフック孔22Aと裏枠体11Bにあけられたフック孔22Bは重なり合う(図2,図4参照)。包装体1によって包装された商品40はこれらのフック孔22A,22Bを用いてフックに掛けられて,店舗等において陳列される。
図5は表枠体11Aの内がわに貼られたフィルム31Aの接着位置を示すもので,表枠体11Aおよび折り片12A,13Aの内がわとなる面を見たものである。図6は図5のVI−VI線に沿う拡大断面図である。図7は表枠体11Aの両側の折り片12A,13Aをそれぞれ内がわに折返した状態の断面図である。
上述したように,表枠体11Aおよびその両側の折り片12A,13Aには糊部Nが設けられている。図5を参照して,この実施例では,糊部Nは,折り片12A,13Aのそれぞれと,表枠体11Aの商品窓21Aの上方および下方の枠部のそれぞれとに線状に設けられている。
フィルム31Aは表枠体11Aの内がわにおいて商品窓21Aを覆うのみならず,折り線L1A,L2Aを越えて折り片12A,13A上にも延在する広がりを持つ。フィルム31Aの貼付け(糊付け)は自動窓貼り機を用いることで行われる。表枠体11Aと折り片12A,13Aとが面一状態(展開状態)で自動窓貼り機に与えられ,内がわとなる面に上述の糊部Nが線状に塗布される。表枠体11Aの内がわ面と平行にされたフィルム31Aが,商品窓21Aを覆うようにして表枠体11Aの内がわとなる面に被せられ,糊部Nの位置が押されることでフィルム31Aが密着する。フィルム31Aの上下左右の余剰部分が切断されることでフィルム31Aの貼付けが完了する。
図5,図6を参照して,折り片12A上の糊部Nは,表枠体11Aと折り片12Aとの間の折り線L1Aからaだけ間隔をあけて設けられている。折り片13A上に設けられる糊部Nも同様であり,表枠体11Aと折り片13Aとの間の折り線L2Aと糊部Nの端との間には間隔aがあいている。図6,図7を参照して,折り片12A,13Aが折り線L1A,L2Aの位置でそれぞれ内がわに折返されると,この間隔aの存在によってフィルム31の両がわの糊部N(接着位置)がいずれも商品窓21Aに近づき,これにより商品窓21Aから表がわに突出する商品40を覆う余裕がフィルム31Aにつくられる。包装される商品40の厚みが比較的厚いものであったとしても,余裕がつくられたフィルム31Aによって商品窓21Aから表がわに突出する商品部分を充分に覆うことができる。
裏枠体11Bについても,上述と同様である。すなわち,裏枠体11Bの両がわにつながる折り片12B,13Bにそれぞれ設けられる糊部Nと折り線L1B,L2Bとの間には,それぞれ間隔aがあいている。折り片12B,13Bを折り線L1B,L2Bの位置でそれぞれ内がわに折返すと,裏枠体11Bの内がわに平行に貼られたフィルム31Bに,商品窓21Bから裏がわに突出する商品40を覆う余裕がつくられる。
表枠体11Aの両がわの折り片12A,13Aに設けられる糊部Nと折り線L1A,L2Aとの間の間隔aが広いほど,折り片12A,13Aが折返されたときにフィルム31Aに生じる余裕は大きくなる。裏枠体11Bについても同様である。上記間隔aは包装される商品40の厚みに応じて適宜調整すればよい。
表枠体11Aの内がわ面に貼られる上記フィルム31Aに上記余裕をつくる間隔と,裏枠体11Bの内がわ面に貼られる上記フィルム31Bに上記余裕をつくる間隔とは異なる間隔であってもよい。より間隔の大きいがわに商品40はより大きく突出することになる。また,表枠体11Aおよび裏枠体11Bのいずれか一方のみに上記折り片および上記間隔aを設けてもよい。さらに,表枠体11Aまたは裏枠体11Bのいずれか一方の一側のみに上記折り片および間隔aを設けるようにしてもよい。
図8から図15は,上述した表枠体11A,折り片12A,13A,裏枠体11B,折り片12B,13Bが一枚の厚紙によりつくられている包装体を示している。
図8および図9は第2実施例の包装体2を示すもので,図8は包装体2の展開図であり,内側となる面を見たものである。図9は組立て途中の包装体2の斜視図である。図8および図9においても商品の図示は省略されている。このことは後述する他の実施例も同様である。
第1実施例の包装体1と同様に,矩形の表枠体11Aの両側に折り片12A,13Aが互いに反対方向に折り線L1A,L2Aを介してそれぞれつながっている。折り片12A,13A上に折り線L1A,L2Aから間隔aをあけて糊部Nがそれぞれ設けられている。表枠体11Aの商品窓21Aの上方および下方のそれぞれの枠部にも糊部Nが設けられている。これらの糊部Nによって平面状のフィルム31Aが,表枠体11Aのほぼ中央に形成された商品窓21Aを覆うようにして表枠体11Aの内がわに貼り付けられる。
裏枠体11Bについても,第1実施例の包装体1と同様に,裏枠体11Bの両側に折り線L1B,L2Bを介して折り片12B,13Bが互いに反対方向にそれぞれつながっている。折り片12B,13B上に折り線L1B,L2Bから間隔aをあけて糊部Nがそれぞれ設けられている。表枠体11Bの商品窓21Bの上方および下方のそれぞれの枠部にも糊部Nが設けられている。これらの糊部Nによって平面状のフィルム31Bが,裏枠体11Bのほぼ中央に形成された商品窓21Bを覆うようにして裏枠体11Bの内がわに貼り付けられる。
表枠体11Aの上端には折り線L3を介して上部折り片51がつながっている。表枠体11Aの下端には折り線L4を介して上述の裏枠体11Bがつながっている。
折り片12A,13A上の糊部Nの端と折り線L1A,L2Aとの間にはそれぞれ間隔aがあいているので,折り片12A,13Aを折り線L1A,L2Aに沿って内がわに折返すと,上述したようにフィルム31Aには商品窓21Aから表がわに突出する商品を覆う余裕がつくられる。裏枠体11Bについても,その両がわにつながる折り片12B,13Bを折り線L1B,L2Bに沿って内がわに折り返すと,フィルム31Bには商品窓21Bから裏がわに突出する商品を覆う余裕がつくられる。
図9を参照して,表枠体11Aと裏枠体11Bの間の折り線L4に沿って裏枠体11Bを内がわに折返すことで,表枠体11Aと裏枠体11Bとが商品(図示略)を挟んだ状態で重ね合わされる。裏枠体11Bの両がわにつながる折り片12B,13Bが表枠体11Aの外がわの面に糊等の接着剤によって接着され,これにより表枠体11Aと裏枠体11Bが重ね合わされた状態に保持され,かつ折り片12B,13Bの折り返しの状態も維持される。また,表枠体11Aの両がわの折り片12A,13Aも裏枠体11Bの内がわ面によって折られた状態に維持される。最後に上部折り片51を折返して裏枠体11Bの外がわの面に接着する(テープでとめてもよい)ことで,包装体2による商品の包装が完成する。
上部折り片51を折返す前の封筒状の包装体2の上部開口から商品を充填し,その後に上部折り片51を折り返してもよい。封筒状とした(上部開口があいている)包装体を作り貯めしておくと,商品の充填作業を分業することができる。もちろん,商品窓21A,21Bの間に商品を配置しておき,その後に包装体2の組み立て(折り片12A,13A,12B,13Bの折返し,上部折り片51の接着など)を行ってもよい。
図10および図11は第3実施例の包装体3を示すもので,図10は包装体3の展開図であり,内がわとなる面を見たものである。図11は組立て途中の包装体3の斜視図である。
第3実施例の包装体3は,糊またはテープを用いることなく表枠体11Aと裏枠体11Bとが互いに重ね合わされた状態に保持される点が,上述した第2実施例の包装体2と異なる。また,第3実施例の包装体3では1枚のフィルム31が表枠体11Aおよび裏枠体11Bの内がわ面に貼られる点も第2実施例の包装体2と異なっている。
糊部Nは,表枠体11Aの両がわにつながる折り片12A,13Aと,表枠体11Aに形成された商品窓21Aの上方の枠部と,裏枠体11Bの両側につながる折り片12B,13Bと,裏枠体11Bに形成された商品窓21Bの下方の枠部とに線状に設けられている。これらの6箇所の糊部Nが用いられて,1枚のフィルム31が商品窓21A,21Bの両方を覆うようにして,表枠体11Aおよび裏枠体11Bの内がわ面と平行に貼られる。
第1実施例および第2実施例と同様に,表枠体11Aの両がわにつながる折り片12A,13A上に設けられた糊部Nの端と折り線L1A,L2Aとの間にそれぞれ間隔aがあいているので,折り片12A,13Aを折り線L1A,L2Aに沿って内がわに折り返すと,フィルム31には商品窓21Aから表がわに突出する商品を覆う余裕がつくられる。裏枠体11Bについても同様に,裏枠体11Bの両がわにつながる折り片12B,13B上に設けられた糊部Nの端と折り線L1B,L2Bとの間にそれぞれ間隔aがあいているので,折り片12B,13Bを折り線L1B,L2Bに沿って内がわに折返すと,フィルム31には商品窓21Bから裏がわに突出する商品を覆う余裕がつくられる。
さらに,表枠体11Aの両がわの折り片12A,13A上に設けられた2箇所の糊部Nのそれぞれの下端と,表枠体11Aと裏枠体11Bの間の折り線L4との間にも間隔aがあいている。同様に,裏枠体11Bの両がわの折り片12B,13B上に設けられた2箇所の糊部Nのそれぞれの上端と,表枠体11Aと裏枠体11Bの間の折り線L4との間にも間隔aがあいている。表枠体11Aと裏枠体11Bの間の折り線L4に沿って裏枠体11Bを折返すと,表枠体11Aおよび裏枠体11Bの上下を結ぶ方向にも,商品窓21A,21Bから表がわおよび裏がわにそれぞれ突出する商品を覆う余裕がフィルム31につくられる。
図11を参照して,表枠体11Aと裏枠体11Bの間の折り線L4に沿って裏枠体11Bを折返すことで,表枠体11Aと裏枠体11Bとが商品を挟んだ状態で重ね合わされる。表枠体11Aの上端につながる上部折り片(差し込み片)51を内がわに折返しつつ,裏枠体11Bの両がわにつながる折り片12B,13Bと裏枠体11Bとの間の隙間に差し込んで係合する。表枠体11Aと裏枠体11Bの重ね合わされた状態が簡易に保持され,表枠体11Aの両がわの折り片12A,13Aの折り返された状態と,裏枠体11Bの両がわの折り片12B,13Bの折り返された状態も維持される。
表枠体11Aと裏枠体11Bとの間の切込み(折り片12Aと12Bの間のVカット部分,折り片13Aと13Bの間のVカット部分)は,第2実施例(図8)よりも大きく形成してもよい。商品窓21A,21Bから突出する商品を覆うようにフィルム31が移動するときにフィルム31が動きづらくなるのが防止される。
図12および図13は第4実施例の包装体4を示すもので,図12は包装体4の展開図であり,内がわとなる面を見たものである。図13は組立て途中の包装体4の斜視図である。
第4実施例の包装体4は,表枠体11Aの一側(左がわ)に折り線L1Aを介して折り片12Aがつながっており,表枠体11Aの他側(右がわ)には折り線L2Aを介して裏枠体11Bがつながっている。表枠体11Aの上端および下端のそれぞれに折り線L3,L4を介して上部折り片51,下部折り片52がそれぞれつながっている。
第4実施例の包装体4も,表枠体11Aと裏枠体11Bの内がわ面に商品窓21A,21Bを覆うようにして1枚のフィルム31が貼られている。糊部Nは,表枠体11Aの一側につながる折り片12Aと,表枠体11Aの他側がわの枠部と,裏枠体11Bの他側がわの枠部と,表枠体11Aの商品窓21Aの上方および下方の枠部と,裏枠体11Bの商品窓21Bの上方および下方の枠部とに設けられ,これらの糊部Nによってフィルム31は表枠体11Aおよび裏枠体11Bの内がわ面に平行に接着される。
表枠体11Aの一側につながる折り片12A上に設けられている糊部Nの端と,表枠体11Aと折り片12Aの間の折り線L1Aとの間に間隔aがあいているので,折り片12Aが内がわに折り返されると,商品窓21Aを覆うフィルム31には商品窓21Aから表がわに突出する商品を覆う余裕がつくられる。また,表枠体11Aの他側がわの枠部に設けられている糊部Nと,表枠体11Aと裏枠体11Bの間の折り線L2Aとの間にも間隔aがあいているので,裏枠体11Bが折り返されると,商品窓21Bを覆うフィルム31にも商品窓21Bから裏がわに突出する商品を覆う余裕がつくられる。
図13を参照して,折り片12Aと裏枠体11Bとを折り線L1A,L2Aに沿ってそれぞれ内がわに折り返す。裏枠体11Bの右側端部に項けられた糊部nによって裏枠体11Bを折り片12Aの外がわ面に接着する。最後に上部折り片51および下部折り片52を折り返して裏枠体11Bの外がわの面に接着する(テープでとめてもよい)ことで,包装体4による商品の包装が完成する。包装体4は自動包装機による高速生産に適している。
図14および図15は第5実施例の包装体5を示すもので,図14は包装体5の展開図であり,内がわとなる面を見たものである。図15は組立て途中の包装体5の斜視図である。
包装体5は,表枠体11Aの右がわに裏枠体11Bが折り線Lを介してつながっている。第5実施例の包装体5も,表枠体11Aと裏枠体11Bの内がわ面に商品窓21A,21Bを覆うようにして1枚のフィルム31が貼られている。フィルム31を貼るための糊部Nは,表枠体11Aの一側がわ(自由端がわ)の枠部と,裏枠体11Bの他側がわ(自由端がわ)の枠部と,表枠体11Aに形成された商品窓21Aの上方および下方の枠部と,裏枠体11Bに形成された商品窓21Bの上方および下方の枠部に設けられている。
表枠体11Aの商品窓21Aの上方および下方の枠部に設けられた糊部Nのそれぞれの右端と折り線Lとの間に間隔aがあいている。同様に,裏枠体11Bの商品窓21Bの上方および下方の枠部に設けられた糊部Nのそれぞれの左端と折り線Lとの間にも間隔aがあいている。折り線Lに沿って裏枠体11Bを内がわに折り返して表枠体11Aに重ねると,上記間隔aによって商品窓21A,21Bを覆うフィルム31には,商品窓21A,21Bから表がわおよび裏がわにそれぞれ突出する商品を覆う余裕がつくられる。表枠体11Aの上端部,左端部および下端部に設けられた糊部nによって,折返された裏枠体11Bは表枠体11Aに接着される。包装体5は折り箇所が一箇所であり,自動包装機による高速生産に適している。
1,2,3,4,5 包装体
11A 表枠体
11B 裏枠体
21A,21B 商品窓
L,L1A,L2A,L1B,L2B 折り線
12A,13A,12B,13B 折り片
31,31A,31B フィルム
N 糊部

Claims (9)

  1. 商品窓を有し,かつ内がわ面に上記商品窓を覆うフィルムが貼られており,互いに重ね合わされかつ保持されることにより,表がわおよび裏がわのフィルムの間に入れられる商品を表がわおよび裏がわの商品窓を通してそれぞれ反対方向に突出させた状態で上記フィルムで挟んで固定する表枠体と裏枠体を備える包装体を用いた商品の包装方法であって,
    上記表枠体および裏枠体の少なくともいずれか一方が,その少なくとも一側につながる折り片を有しており,
    上記折り片を持つ枠体については,上記フィルムの一部を上記枠体と上記折り片の間の折り線と間隔をあけて上記折り片に接着し,かつフィルムの他の一部を上記枠体の他側がわの枠部または上記枠体の他側がわにつながる折り片に接着することで上記枠体の内がわ面に上記フィルムを平行に貼り,
    上記フィルムが接着されている折り片を上記折り線の位置で内がわに折り,上記折り片の折られた状態を,重ね合わされる他方の枠体によって維持し,
    上記折り片を折ることで上記フィルムに生じる余裕または上記フィルムに生じる余裕と上記フィルム自体の伸びとによって,張りを持つ上記フィルムにより覆った商品を上記商品窓を通して外方に突出させる,
    方法。
  2. 商品窓を有し,かつ内がわ面に上記商品窓を覆うフィルムが貼られており,互いに重ね合わされかつ保持されることにより,表がわおよび裏がわのフィルムの間に入れられる商品を,表がわおよび裏がわの商品窓を通してそれぞれ反対方向に突出させた状態で上記フィルムで挟んで固定する表枠体と裏枠体を備える包装体であって,
    上記表枠体および裏枠体の少なくともいずれか一方が,その少なくとも一側につながる折り片を有しており,
    上記折り片を持つ枠体については,上記フィルムの一部が上記枠体と上記折り片の間の折り線と間隔をあけて上記折り片に接着され,かつフィルムの他の一部が上記枠体の他側がわの枠部または上記枠体の他側がわにつながる折り片に接着されることで,上記枠体の内がわ面に上記フィルムが平行に貼られている
    包装体。
  3. 商品窓を有しかつ少なくとも一側に折り片がつながっている表枠体,
    上記表枠体の内がわに上記表枠体と重ね合わされて保持される,商品窓を有しかつ少なくとも一側に折り片がつながっている裏枠体,ならびに
    上記表枠体の商品窓および上記裏枠体の商品窓を覆うようにして上記表枠体および上記裏枠体の内がわ面と平行に貼られるフィルムであって,一端部が表枠体と表枠体につながる折り片の間の折り線と間隔をあけ,かつ裏枠体と裏枠体につながる折り片の間の折り線と間隔をあけて,上記表枠体につながる折り片および裏枠体につながる折り片にそれぞれ接着され,他端部が上記表枠体の他側がわの枠部または他側がわにつながる折り片および上記裏枠体の他側がわの枠部または他側がわにつながる折り片にそれぞれ接着されるフィルムを備えている
    包装体。
  4. 上記表枠体に貼られるフィルムと,上記裏枠体に貼られるフィルムが分離している,
    請求項3に記載の包装体。
  5. 上記表枠体と上記裏枠体が,上記折り片が連接する方向とは垂直な方向に折り線を介してつながっており,
    一枚のフィルムが上記表枠体および上記裏枠体に貼られており,
    上記表枠体または裏枠体がこれらの間の折り線の位置で内がわに折返されて重ね合わされる,
    請求項3に記載の包装体。
  6. 商品窓を有しかつ一側に第1の折り線を介して折り片がつながっている表枠体,
    上記表枠体と重ね合わされて保持される,商品窓を有しかつ上記表枠体の他側に第2の折り線を介してつながっている裏枠体,ならびに
    上記表枠体の商品窓および上記裏枠体の商品窓を覆うようにして上記表枠体および上記裏枠体の内がわ面と平行に貼られるフィルムであって,一端部が上記表枠体と上記折り片との間の折り線と間隔をあけて上記折り片に接着されており,他端部が上記裏枠体の他側がわの枠部に接着されており,かつこれらの両端の接着位置の間の一部分が上記表枠体と上記裏枠体との間の折り線と間隔をあけて上記表枠体の他側がわの枠部に接着されているフィルムを備えている
    包装体。
  7. 折り線を介してつながっており,それぞれが商品窓を持つ表枠体および裏枠体,ならびに
    上記表枠体の商品窓および上記裏枠体の商品窓を覆うようにして上記表枠体および上記裏枠体の内がわ面と平行に貼られるフィルムであって,一端部が上記表枠体の自由端がわの枠部に接着され,他端部が上記裏枠体の自由端がわの枠部に接着され,かつこれらの両端の接着位置の間の一部分が,上記表枠体と上記裏枠体の間の折り線と間隔をあけて,上記表枠体および裏枠体にそれぞれに接着されているフィルムを備えている
    包装体。
  8. 上記表枠体,裏枠体および折り片が一枚の厚紙によってつくられている,請求項2から6のいずれか一項に記載の包装体。
  9. 上記表枠体および裏枠体が一枚の厚紙によってつくられている,請求項5から7のいずれか一項に記載の包装体。
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