JP5922281B2 - 動画像予測符号化装置、動画像予測符号化方法、動画像予測復号装置及び動画像予測復号方法 - Google Patents
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Description
画面/スライス単位で双予測タイプ1と双予測タイプ2を切り替える場合には、双予測タイプの切り替え情報(例えば、BiPred_type)を、画面あるいはスライスのヘッダに含めて符号化する。
図5(A)や図5(B)に示す参照画面の候補は、符号化側と復号側で同一である。そのため、参照画面の候補のフレーム番号と符号化対象画面のフレーム番号に基づいて、双予測タイプ1と双予測タイプ2のいずれを用いるかを決定できる。つまり、すべての参照画面の候補が、符号化対象画面より表示順で過去の画面の場合には、双予測タイプ2を利用し、表示順で符号化対象画面に対して未来の画面が参照画面の候補に含まれる場合には、双予測タイプ1を利用する。この方法では、指示情報を送る必要はない。
ブロック単位で双予測タイプ1と双予測タイプ2を切り替える場合には、双予測タイプの切り替え情報(例えば、BiPred_block_type)を、ブロックの付加情報に含めて符号化する。
図5(A)や図5(B)に示す参照画面の候補は、符号化側と復号側で同一である。そのため、ブロックの付加情報として符号化/復号する双予測に用いる2つの参照画面のフレーム番号と符号化対象画面のフレーム番号に基づいて、双予測タイプ1と双予測タイプ2のいずれを用いるかを決定できる。つまり、双予測に用いる2つの参照画面が、いずれも符号化対象画面より表示順で過去の画面の場合には双予測タイプ2を利用し、2つの参照画面の一方か両方が表示順で符号化対象画面に対して未来の画面の場合には、双予測タイプ1を利用する。この方法では指示情報を送る必要はない。なお、2つの参照画面の両方が表示順で符号化対象画面に対して未来の画面の場合に、双予測タイプ2を利用するようにしてもよい。
画面/スライス単位で、双予測タイプの切り替えを画面/スライス単位で行うかブロック単位で行うかを示す指示情報を符号化/復号する。
上記では、第1の付加情報がref_idx[1]とmvp_idx[1]を含み、第0の付加情報がref_idx[0]とmvd[0]とmvp_idx[0]を含んでいるが、この構成は逆であってもよい。つまり、第1の付加情報が、ref_idx[1]とmvd[1]とmvp_idx[1]を含み、第0の付加情報がref_idx[0]とmvp_idx[0]を含む。この場合、第0の予測動き情報を隣接ブロックの動き情報から生成すると共に第0の予測信号を生成し、続いて、双予測信号と対象ブロックの元の信号との絶対値和+付加情報の評価値が最小となる第1の動き情報を探索する。
上記では、参照画面インデックスを第1の付加情報に含めて符号化/復号しているが、mvp_idxにて示される隣接ブロックの動き情報に付随する参照画面インデックスに基づいて決まるようにしてもよい(例えば、図7の隣接ブロック401から404については、付随するList1の参照画面インデックスをそのまま利用し、隣接ブロック410から415については、対象ブロックと隣接ブロックの参照画面インデックスが指示する参照画面の違いに基づいて、隣接ブロックに含まれる動きベクトルにスケーリング処理を施すようにする)。また、第1の動き情報の参照画面インデックスを予め決めておいても良い。これらの場合は、復号側にて一意に復元できるため、参照画面インデックスref_idxを第1の付加情報に含めて符号化する必要がない。
上記では、図7に示すように複数の符号化/復号済みの動き情報を予測動き情報の候補としているが、その数と利用する隣接ブロックの位置は限定されない。
なお、第0の動き情報と付加情報の構成については、本発明では限定されない参照画面インデックスや予測動き情報インデックスを符号化せずに固定値としてもよいし、予め定めた方法で導出するようにしてもよい。
上記では、参照画面や符号化対象画面の識別にフレーム番号(frame_num)を用いているが、参照画面を識別できる情報であれば、別の情報であっても、本発明の実施に影響はない。
上記で説明した本発明の双予測では、第1の差分動きベクトルmvd[1]のベクトル値は0となる。そのため、mvd[1]は符号化せず、復号側で、mvd[1]のベクトル値を0に設定するか、あるいは動きベクトルmv[1]をpmv[1]に設定している。別の実施形態として、mvd[1]=0を第1の付加情報に含め、0値を効率良くエントロピー符号化する方法も有効と言える。
上記では画面間予測の予測タイプを片予測と双予測としているが、3個以上の予測信号を合成する予測方法に対しても本発明は適用できる。3個以上の予測信号を合成して予測信号を生成する場合には、mvdを含まない付加情報の数は1つ以上であれば、いくつでもよい。
残差信号の変換処理は、固定のブロックサイズで行っても良いし、部分領域にあわせて対象領域を再分割して変換処理を行っても良い。
上記では、色フォーマットについては特に述べていないが、色信号あるいは色差信号についても、輝度信号と個別に予測信号の生成処理を行っても良い。また、輝度信号の処理と連動して行っても良い。
Claims (4)
- 動画像予測復号装置により実行される動画像予測復号方法であり、
復号対象となる復号対象領域の付加情報に含まれた予測タイプとして、
1つの既再生画像を参照して予測信号を生成する片予測、または、1つあるいは2つの既再生画像を参照して得られる2つの予測信号による双予測、を示す情報を復号し、
予測タイプとして双予測を示す情報が復号された復号対象領域のみで所定の処理を行う動画像予測復号方法であって、
前記所定の処理は、
複数の領域に分割して符号化された圧縮データの中から前記復号対象領域の付加情報と残差信号の圧縮データとを復号する復号ステップと、
前記付加情報から前記復号対象領域の予測信号の生成に要する動きベクトルを復元する動き情報復元ステップと、
前記動きベクトルを動き情報記録手段に保存する動き情報記録ステップと、
前記動きベクトルに基づいて前記復号対象領域の予測信号を生成する動き補償ステップと、
前記残差信号の圧縮データから前記復号対象領域の再生残差信号を復元する残差信号復元ステップと、
前記予測信号と前記再生残差信号とを加算することによって前記復号対象領域の画素信号を復元し、復元された画素信号を既再生画像として保存する画像記録ステップと、
を具備し、
前記復号ステップにおいて、前記動画像予測復号装置は、第0の付加情報と第1の付加情報とを復号し、
前記第0の付加情報は、第0の差分動きベクトルと、前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択された1つを第0の予測動きベクトルとして識別するための第0の予測動き情報インデックスと、を含み、
前記第1の付加情報は、前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択された1つを第1の予測動きベクトルとして識別する第1の予測動き情報インデックスを含み、
前記動き情報復元ステップが、
前記第0の予測動き情報インデックスに基づいて前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて第0の予測動きベクトルを生成し、生成した第0の予測動きベクトルと前記第0の差分動きベクトルとを加算して第0の動きベクトルを復元する第0の動き情報復元ステップと、
前記第1の予測動き情報インデックスに基づいて前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルを第1の動きベクトルとして復元する第1の動き情報復元ステップと、を含み、
前記動き補償ステップにおいて、前記動画像予測復号装置は、前記第0の動きベクトルと第1の動きベクトルとに基づいて前記既再生画像からそれぞれ取得される2つの信号を合成して前記復号対象領域の予測信号を生成し、
前記復号ステップにおいて、前記動画像予測復号装置は、さらに、画面あるいはスライス毎に、前記第1の付加情報が差分動きベクトルを含むか否かを指示する指示情報を復号し、
前記指示情報が、前記第1の付加情報が第1の差分動きベクトルを含まないことを示す場合には、前記動画像予測復号装置は、前記第1の付加情報として第1の予測動き情報インデックスを復号し、
前記指示情報が、前記第1の付加情報が第1の差分動きベクトルを含むことを示す場合には、前記動画像予測復号装置は、前記第1の付加情報として差分動きベクトルと第1の予測動き情報インデックスとを復号し、
前記第1の動き情報復元ステップにおいて、前記動画像予測復号装置は、
前記指示情報が、第1の付加情報が第1の差分動きベクトルを含まないことを示すときは、前記第1の予測動き情報インデックスに基づいて前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルを第1の動きベクトルとして復元し、
前記指示情報が、第1の付加情報が第1の差分ベクトルを含むことを示すときは、前記第1の予測動き情報インデックスに基づいて第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルと復号した差分動きベクトルとを加算して第1の動きベクトルを復元する、
ことを特徴とする動画像予測復号方法。 - 復号対象となる復号対象領域の付加情報に含まれた予測タイプとして、
1つの既再生画像を参照して予測信号を生成する片予測、または、1つあるいは2つの既再生画像を参照して得られる2つの予測信号による双予測、を示す情報を復号し、
予測タイプとして双予測を示す情報が復号された復号対象領域のみで所定の処理を行う動画像予測復号装置であって、
前記所定の処理を行うために、
複数の領域に分割して符号化された圧縮データの中から前記復号対象領域の付加情報と残差信号の圧縮データとを復号する復号手段と、
前記付加情報から前記復号対象領域の予測信号の生成に要する動きベクトルを復元する動き情報復元手段と、
前記動きベクトルを保存する動き情報記録手段と、
前記動きベクトルに基づいて前記復号対象領域の予測信号を生成する動き補償手段と、
前記残差信号の圧縮データから前記復号対象領域の再生残差信号を復元する残差信号復元手段と、
前記予測信号と前記再生残差信号とを加算することによって前記復号対象領域の画素信号を復元し、復元された画素信号を既再生画像として保存する画像記録手段と、
を具備し、
前記復号手段は、第0の付加情報と第1の付加情報とを復号し、
前記第0の付加情報は、第0の差分動きベクトルと、前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択された1つを第0の予測動きベクトルとして識別するための第0の予測動き情報インデックスと、を含み、
前記第1の付加情報は、前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択された1つを第1の予測動きベクトルとして識別する第1の予測動き情報インデックスを含み、
前記動き情報復元手段が、
前記第0の予測動き情報インデックスに基づいて前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて第0の予測動きベクトルを生成し、生成した第0の予測動きベクトルと前記第0の差分動きベクトルとを加算して第0の動きベクトルを復元する第0の動き情報復元手段と、
前記第1の予測動き情報インデックスに基づいて前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルを第1の動きベクトルとして復元する第1の動き情報復元手段と、を含み、
前記動き補償手段は、前記第0の動きベクトルと第1の動きベクトルとに基づいて前記既再生画像からそれぞれ取得される2つの信号を合成して前記復号対象領域の予測信号を生成し、
前記復号手段は、さらに、画面あるいはスライス毎に、前記第1の付加情報が差分動きベクトルを含むか否かを指示する指示情報を復号し、
前記指示情報が、前記第1の付加情報が第1の差分動きベクトルを含まないことを示す場合には、前記第1の付加情報として第1の予測動き情報インデックスを復号し、
前記指示情報が、前記第1の付加情報が第1の差分動きベクトルを含むことを示す場合には、前記第1の付加情報として差分動きベクトルと第1の予測動き情報インデックスとを復号し、
前記第1の動き情報復元手段は、
前記指示情報が、第1の付加情報が第1の差分動きベクトルを含まないことを示すときは、前記第1の予測動き情報インデックスに基づいて前記動き情報記録手段に格納されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルを第1の動きベクトルとして復元し、
前記指示情報が、第1の付加情報が第1の差分ベクトルを含むことを示すときは、前記第1の予測動き情報インデックスに基づいて第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルと復号した差分動きベクトルとを加算して第1の動きベクトルを復元する、
ことを特徴とする動画像予測復号装置。 - 動画像予測符号化装置により実行される動画像予測符号化方法であり、
符号化対象である対象領域についての予測タイプとして、
1つの既再生画像を参照して予測信号を生成する片予測、または、1つあるいは2つの既再生画像を参照して得られる2つの予測信号による双予測を示す情報を、付加情報に含めて符号化し、
予測タイプとして双予測を示す情報が符号化された対象領域のみで所定の処理を行う動画像予測符号化方法であって、
前記所定の処理は、
入力画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、
前記領域分割ステップにより分割された領域のうち、前記対象領域との相関が高い信号を既再生画像から取得するための動きベクトルを決定する予測信号生成ステップと、
前記動きベクトルを動き情報記録手段に保存する動き情報記録ステップと、
前記対象領域の予測信号と前記対象領域の画素信号との残差信号を生成する残差信号生成ステップと、
前記残差信号生成ステップにより生成された残差信号を圧縮する残差信号圧縮ステップと、
前記残差信号の圧縮データを復元した再生残差信号を生成する残差信号復元ステップと、
前記動き情報記録手段に保存された既再生の動きベクトルから選択された前記対象領域の動きベクトルに類似する予測動きベクトルと、前記対象領域の動きベクトルから決定される付加情報と、前記残差信号の圧縮データと、を符号化する符号化ステップと、
前記予測信号と前記再生残差信号とを加算することによって前記対象領域の画素信号を復元し、復元された画素信号を前記既再生画像として画像記録手段に保存する画像記録ステップと、
を具備し、
前記動きベクトルは、第0の予測信号の生成に要する第0の動きベクトルと、第1の予測信号の生成に要する第1の動きベクトルと、を含んでおり、
前記予測信号生成ステップが、
前記第0の予測信号を取得するための第0の動きベクトルを推定すると共に、前記動き情報記録手段に保存されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて、前記推定した第0の動きベクトルと類似する第0の予測動きベクトルを生成し、生成した第0の予測動きベクトルを識別するための第0の予測動き情報インデックスと、前記第0の動きベクトル及び第0の予測動きベクトルから決定される差分動きベクトルと、を含む第0の付加情報を生成する第0の動き情報推定ステップと、
前記動き情報記録手段に保存されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて、対象領域との相関が高い第1の予測信号を生成する第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルを識別するための第1の予測動き情報インデックスを含む第1の付加情報を生成し、前記第1の予測動きベクトルを第1の動きベクトルに設定する第1の動き情報推定ステップと、
前記第0の予測信号と前記第1の予測信号とを合成して対象領域の予測信号を生成する予測信号合成ステップと、
を含み、
前記第1の動き情報推定ステップにおいて、前記動画像予測符号化装置は、さらに、前記第1の予測信号を取得するための第2の動きベクトルを推定して、第2の動きベクトルを検出すると共に、推定した第2の動きベクトルと類似する第2の予測動きベクトルを前記動き情報記録手段に保存されている複数の動きベクトルから選択し、選択した前記予測動きベクトルを識別するための第2の予測動き情報インデックスと、前記第2の動きベクトル及び前記第2の予測動きベクトルから決定される差分動きベクトルと、を含む第2の付加情報を生成し、
前記予測信号生成ステップにおいて、前記動画像予測符号化装置は、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像が表示順ですべて符号化対象画像より過去の画像の場合には、前記第1の動きベクトルにて前記第1の予測信号を生成し、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像に表示順で符号化対象画像より未来の画像が含まれる場合には、前記第2の動きベクトルにて前記第1の予測信号を生成し、
前記符号化ステップにおいて、前記動画像予測符号化装置は、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像が表示順ですべて符号化対象画像より過去の画像の場合には、画面あるいはスライス毎に、前記第1の付加情報が符号化されることを指示する指示情報を符号化し、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像に表示順で符号化対象画像より未来の画像が含まれる場合には、画面あるいはスライス毎に、前記第2の付加情報が符号化されることを指示する指示情報を符号化し、
前記第0の付加情報と、前記指示情報に基づいて第1の付加情報あるいは第2の付加情報のいずれか一方とを各対象領域の付加情報として符号化する、
ことを特徴とする動画像予測符号化方法。 - 符号化対象である対象領域についての予測タイプとして、
1つの既再生画像を参照して予測信号を生成する片予測、または、1つあるいは2つの既再生画像を参照して得られる2つの予測信号による双予測を示す情報を、付加情報に含めて符号化し、
予測タイプとして双予測を示す情報が符号化された対象領域のみで所定の処理を行う動画像予測符号化装置であって、
前記所定の処理を行うために、
入力画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、
前記領域分割手段により分割された領域のうち、前記対象領域との相関が高い信号を既再生画像から取得するための動きベクトルを決定する予測信号生成手段と、
前記動きベクトルを保存する動き情報記録手段と、
前記対象領域の予測信号と前記対象領域の画素信号との残差信号を生成する残差信号生成手段と、
前記残差信号生成手段により生成された残差信号を圧縮する残差信号圧縮手段と、
前記残差信号の圧縮データを復元した再生残差信号を生成する残差信号復元手段と、
前記動き情報記録手段に保存された既再生の動きベクトルから選択された前記対象領域の動きベクトルに類似する予測動きベクトルと、前記対象領域の動きベクトルから決定される付加情報と、前記残差信号の圧縮データと、を符号化する符号化手段と、
前記予測信号と前記再生残差信号とを加算することによって前記対象領域の画素信号を復元し、復元された画素信号を前記既再生画像として保存する画像記録手段と、
を具備し、
前記動きベクトルは、第0の予測信号の生成に要する第0の動きベクトルと、第1の予測信号の生成に要する第1の動きベクトルと、を含んでおり、
前記予測信号生成手段が、
前記第0の予測信号を取得するための第0の動きベクトルを推定すると共に、前記動き情報記録手段に保存されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて、前記推定した第0の動きベクトルと類似する第0の予測動きベクトルを生成し、生成した第0の予測動きベクトルを識別するための第0の予測動き情報インデックスと、前記第0の動きベクトル及び第0の予測動きベクトルから決定される差分動きベクトルと、を含む第0の付加情報を生成する第0の動き情報推定手段と、
前記動き情報記録手段に保存されている複数の動きベクトルから選択される動きベクトルを用いて、対象領域との相関が高い第1の予測信号を生成する第1の予測動きベクトルを生成し、生成した第1の予測動きベクトルを識別するための第1の予測動き情報インデックスを含む第1の付加情報を生成し、前記第1の予測動きベクトルを第1の動きベクトルに設定する第1の動き情報推定手段と、
前記第0の予測信号と前記第1の予測信号とを合成して対象領域の予測信号を生成する予測信号合成手段と、
を含み、
前記第1の動き情報推定手段が、さらに、前記第1の予測信号を取得するための第2の動きベクトルを推定して、第2の動きベクトルを検出すると共に、推定した第2の動きベクトルと類似する第2の予測動きベクトルを前記動き情報記録手段に保存されている複数の動きベクトルから選択し、選択した前記予測動きベクトルを識別するための第2の予測動き情報インデックスと、前記第2の動きベクトル及び前記第2の予測動きベクトルから決定される差分動きベクトルと、を含む第2の付加情報を生成し、
前記予測信号生成手段は、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像が表示順ですべて符号化対象画像より過去の画像の場合には、前記第1の動きベクトルにて前記第1の予測信号を生成し、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像に表示順で符号化対象画像より未来の画像が含まれる場合には、前記第2の動きベクトルにて前記第1の予測信号を生成し、
前記符号化手段は、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像が表示順ですべて符号化対象画像より過去の画像の場合には、画面あるいはスライス毎に、前記第1の付加情報が符号化されることを指示する指示情報を符号化し、
前記画像記録手段に保存された複数の既再生画像に表示順で符号化対象画像より未来の画像が含まれる場合には、画面あるいはスライス毎に、前記第2の付加情報が符号化されることを指示する指示情報を符号化し、
前記第0の付加情報と、前記指示情報に基づいて第1の付加情報あるいは第2の付加情報のいずれか一方とを各対象領域の付加情報として符号化する、
ことを特徴とする動画像予測符号化装置。
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