以下、本発明による車載装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、地図上の地点に対応付いた所定の情報と、当該情報を出力する条件とを受け付け、当該地点と現在位置との関係が当該条件を満たす場合に当該情報を出力する車載装置1について説明する。なお、本実施の形態における車載装置1は、例えば、カーナビゲーションシステムや、ディスプレイ・オーディオなどであり、通常、移動体に搭載される。また、移動体は、例えば、自動車や、バイクなどである。なお、移動体には、人を含んでもよい。
図1は、本実施の形態における車載装置1のブロック図である。車載装置1は、出力関連管理情報格納部11、選択条件格納部12、受付部13、蓄積部14、現在位置情報取得部15、進行方向情報取得部16、状態情報取得部17、判断部18、出力情報取得部19、出力部20を備える。
出力関連管理情報格納部11には、1以上の出力関連管理情報が格納される。出力関連管理情報とは、出力条件と、出力情報とを有する情報である。出力条件とは、出力情報を出力するための条件である。また、出力情報とは、後述の出力部20が出力する情報である。
出力条件は、地図上の地点を示す地点情報を有する条件である。また、出力条件は、当該地点情報が示す地点と、移動体の現在位置との関係に関する条件でもある。当該地点と現在位置との関係とは、例えば、当該現在位置から当該地点までの距離や、当該現在位置から当該地点までの所要時間などである。当該距離は、例えば、当該現在位置から当該地点までの直線距離や、当該現在位置から当該地点までの経路の距離などである。また、当該所要時間は、例えば、当該現在位置から当該地点までの直線距離における所要時間や、当該現在位置から当該地点までの経路における所要時間などである。なお、出力条件は、出力条件が有する地点情報と、現在位置を示す現在位置情報とを用いて算出される情報に関する条件であれば、その内容や種類などは問わない。また、出力条件は、現在位置に関する条件であってもよい。
また、地点情報は、通常、地点の名称を示す地点名称情報や、地点の位置を示す位置情報である地点位置情報などを有する情報である。位置情報は、通常、経緯度を示す経緯度情報であるが、地図上の座標を示す座標情報や、高度を示す高度情報などであってもよい。また、地点位置情報のみを有する地点情報を、位置情報としてもよい。また、地点情報が示す地点は、地図上の地点であれば、その種類などは問わないが、本実施の形態においては、ユーザの印象に残っている地点であることが好適である。ユーザの印象に残っている地点とは、例えば、過去に道を間違えたことのある交差点や、過去に訪れたことのある観光地、興味のある観光地などである。
以上より、出力条件は、例えば、以下の条件である。
(1)現在位置から所定の地点までの距離が、所定の条件を満たすこと
(2)現在位置から所定の地点までの所要時間が、所定の条件を満たすこと
上記(1)は、以下、適宜、距離条件と呼ぶ。また、上記(2)は、以下、適宜、時間条件と呼ぶ。また、上記(1)および(2)において、「所定の地点」とは、出力条件が有する地点情報が示す地点である。また、「所定の条件を満たすこと」とは、閾値以上であること、閾値より大きいこと、閾値以下であること、閾値未満であること、閾値と同じであることなどである。
また、上記(1)は、例えば、(1−1)「d(現在位置,地点)≦5km」や、(1−2)「経路距離(現在位置,地点)≦5km」、(1−3)「現在位置〜地点:経路距離≦5km」などである。(1−1)は、現在位置から所定の地点までの直線距離が5km以下であることを意味する。また、(1−2)および(1−3)は、現在位置から所定の地点までの経路の距離が5km以下であることを意味する。また、(1−1)における「d(現在位置,地点)」とは、現在位置情報と地点情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置から、当該地点情報が示す地点までの直線距離を算出する関数である。また、(1−2)における「経路距離(現在位置,地点)」とは、現在位置情報と地点情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置から、当該地点情報が示す地点までの経路の距離を算出する関数である。
また、上記(2)は、例えば、(2−1)「t(現在位置,地点)≦15分」や、(2−2)「経路時間(現在位置,地点)≦15分」、(2−3)「現在位置〜地点:経路時間≦15分」などである。(2−1)は、現在位置から所定の地点までの直線距離の所要時間が15分以下であることを意味する。また、(2−2)および(2−3)は、現在位置から所定の地点までの経路の所要時間が15分であることを意味する。また、(2−1)における「t(現在位置,地点)」とは、現在位置情報と地点情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置から、当該地点情報が示す地点までの直線距離の所要時間を算出する関数である。また、(2−2)における「経路時間(現在位置,地点)」とは、現在位置情報と地点情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置から、当該地点情報が示す地点までの経路の所要時間を算出する関数である。
なお、関数には、通常、算出式や、プログラムなども含まれる。また、出力条件が有する関数は、例えば、速度を示す速度情報をも用いる関数であってもよい。当該速度は、例えば、移動体の現在の速度や、移動体の過去の走行における平均速度、移動体が走行している道路の法定速度(制限速度)などである。「過去の走行」には、現在を含んでもよい。また、当該関数は、通常、地点情報や、現在位置情報などを代入するための変数や記号を有する。また、以下、上記の関数により算出された距離を示す情報を、地点間距離情報とし、上記の関数により算出された時間を示す情報を、地点間時間情報とする。
また、出力条件は、移動体の進行方向に関する条件を有していてもよい。当該条件は、移動体の進行方向を示す進行方向情報に関する条件である進行方向条件である。進行方向情報は、例えば、絶対方向情報や、相対方向情報などである。絶対方向情報とは、絶対的な方向を示す情報である。絶対的な方向とは、何かを基準にすることなく定まる方向である。絶対方向情報は、例えば、方位を示す方位情報や、方位角を示す方位角情報などである。また、相対方向情報とは、相対的な方向を示す情報である。相対的な方向とは、何かを基準にすることで定まる方向である。本実施の形態において、相対方向情報における基準は、通常、地図上の地点である。
方位情報は、例えば、「北」や、「南」、「北東」、「南西」、「北北東」、「西南西」などである。また、方位角情報は、例えば、「0°」や、「90°」、「180°」、「270°」などである。また、方位角情報において、「0°」を「北」とし、時計回りを正の角度とすると、「90°」は「東」、「180°」は「南」、「270°」は「西」となる。また、相対方向情報は、例えば、(1)「自宅:近づく」や、(2)「自宅:離」、(3)「市街地」などである。(1)は、自宅に近づく方向であることを意味する。また、(2)は、自宅から離れていく方向であることを意味する。また、(3)は、市街地方面への方向であることを意味する。
なお、進行方向情報は、いわゆる方向を示すことができれば、その内容や形式などは問わない。また、進行方向情報は、絶対方向情報や、相対方向情報などの組み合わせであってもよい。また、本実施の形態において、進行方向情報は、相対方向情報であることが好適である。
また、出力条件は、移動体の状態に関する条件を有していてもよい。当該条件は、移動体の状態を示す状態情報に関する条件である状態条件である。状態情報は、例えば、移動体の走行の状態を示す走行情報や、移動体の速度を示す速度情報、移動体の加速度を示す加速度情報、移動体の原動機の動作の状態を示す原動機動作情報、移動体の原動機の回転数を示す原動機回転数情報などである。
走行情報は、移動体が走行中であるか否かを示す情報である。走行情報は、例えば、「走行中」や、「停車中」、「移動中」、「停止中」などである。また、原動機動作情報は、原動機が動作中であるか否かを示す情報である。原動機動作情報は、例えば、「ON」や、「OFF」、「動作中」、「停止中」などである。
また、進行方向条件を有する場合、出力条件は、通常、距離条件および/または時間条件と、進行方向情報の論理和(AND)である。また、状態条件を有する場合、出力条件は、進行方向条件を有する場合と同様である。
また、出力条件は、例えば、地点を識別する地点識別子を有していてもよい。当該地点識別子は、地点情報を識別する識別子であってもよい。この場合、当該地点識別子で識別される地点情報は、通常、出力関連管理情報格納部11に格納されている。また、出力条件は、時刻に関する時刻条件を有していてもよい。時刻条件は、通常、時刻を示す時刻条件に関する条件である。
また、出力情報は、例えば、テキストデータや、楽曲データ、画像データ、動画データなどである。楽曲データには、通常、音声データも含む。また、出力情報の形式は、問わない。また、出力情報が示す出力内容や、当該内容のカテゴリなども、問わない。また、出力情報は、位置情報を有していてもよい。当該「有している」とは、対応付いていることを含む概念である。
また、出力情報は、出力情報の形式を示す形式情報を有していてもよい。形式情報は、例えば、出力情報がテキストデータであるか、楽曲データであるか、画像データであるか、動画データであるかなどを示す情報である。
また、出力情報は、出力情報のカテゴリを示すカテゴリ情報を有していてもよい。カテゴリ情報とは、具体的には、出力情報が示す出力内容のカテゴリを示す情報である。例えば、出力情報がテキストデータである場合、カテゴリ情報は、当該テキストデータが示す内容が、注意喚起のためのものであるか、観光案内のためのものであるか、ご当地クイズを出題するためのものであるかなどを示す情報である。また、出力情報が楽曲データである場合、カテゴリ情報は、当該楽曲データが示す内容が、いわゆる歌であるか、いわゆる音声であるか、BGMであるか、効果音であるかなどを示す情報である。また、出力情報が画像データである場合、カテゴリ情報は、当該画像データが示す内容が、いつのものであるか、どの場所のものであるか、いわゆる写真であるか、いわゆる絵であるかなどを示す情報である。また、出力情報が動画データである場合、カテゴリ情報は、当該動画データが示す内容が、いつのものであるか、どの場所のものであるか、いわゆる映画であるか、いわゆるドラマであるか、ユーザが撮影したものであるかなどを示す情報である。
また、出力関連管理情報は、出力情報に代えて、出力情報を識別する識別子を有していてもよい。この場合、当該識別子で識別される出力情報は、通常、出力関連管理情報格納部11に格納されている。また、出力関連管理情報は、日時を示す日時情報を有していてもよい。また、出力関連管理情報に、日時情報が対応付いていてもよい。なお、日時は、通常、年月日と時刻を含む概念である。
また、出力関連管理情報において、出力条件と出力情報とは、通常、1対nで対応付いている。nは、通常、1以上である。また、例えば、1対nで出力条件と出力情報とが対応付いている場合において、出力関連管理情報が有するすべての出力情報が位置情報を有しており、当該すべての出力情報に対して1つの出力条件が対応付いているとする。この様な場合、当該出力条件は、例えば、当該出力情報が有する位置情報が示す位置と、現在位置との関係に関する条件であってもよい。この場合の出力条件は、例えば、以下の条件である。
(1)現在位置から出力情報が有する位置情報が示す位置までの距離が、所定の条件を満たすこと
(2)現在位置から出力情報が有する位置情報が示す位置までの所要時間が、所定の条件を満たすこと
選択条件格納部12には、出力情報を選択するための条件である選択条件が格納される。選択条件は、出力情報取得部19が取得した出力情報を、後述の出力部20により出力するか否かを判断するための条件でもある。選択条件は、例えば、以下の条件である。
(1)出力情報の形式が、所定の条件を満たすこと
(2)出力情報のカテゴリが、所定の条件を満たすこと
(3)出力情報に対応する地点が、所定の条件を満たすこと
(4)出力情報が蓄積された日時が、所定の条件を満たすこと
(1)は、出力情報が有する形式情報が、所定の条件を満たすことである。(1)は、例えば、出力情報がテキストデータであることや、出力情報が画像データであることなどである。
また、(2)は、出力情報が有するカテゴリ情報が、所定の条件を満たすことである。(2)は、例えば、出力情報が示すテキストの内容が、注意喚起のためのものであることや、出力情報が示す楽曲の内容が、いわゆる洋楽であること、出力情報が示す画像の内容が、秋に撮影した写真であること、出力情報が示す動画の内容が、映画であることなどである。
また、(3)は、出力情報に対応する地点の属性を示す地点属性情報が、所定の条件を満たすことである。属性とは、例えば、名称や、カテゴリ、規模、その他ユーザが任意に付与した識別子などである。また、出力情報に対応する地点を示す地点情報は、通常、これらの属性を示す地点属性情報を有する。(3)は、例えば、出力情報に対応する地点の名称を示す地点名称情報が「ラーメン」を有することや、当該地点のカテゴリを示す地点カテゴリ情報が「ランドマーク」であること、当該地点の規模を示す地点規模情報が「大」であることなどである。
また、(4)は、出力情報に対応する日時情報が、所定の条件を満たすことである。「出力情報に対応する日時情報」とは、出力関連管理情報において出力情報に対応付いている日時情報である。(4)は、例えば、日時情報が最近1週間以内の日時を示すことや、日時情報が昼間(例えば、12時から15時)の時刻を示すことなどである。
受付部13は、出力条件または出力情報を受け付ける。受け付けとは、タッチパネルや、キーボードなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
受付部13が受け付ける出力条件は、例えば、出力条件が有し得る地点情報または位置情報であってもよい。当該地点情報が示す地点は、例えば、道(経路)を間違った地点や、Uターンした地点、一の閉路の起点および終点となる地点などである。当該「閉路」とは、2以上の道路から構成される経路であり、いわゆるループになっている経路である。
道を間違った地点を示す地点情報を受け付ける場合、受付部13は、例えば、現在位置から目的地までの経路を探索する経路探索部(図示せず)から、道を間違った地点を示す地点情報を取得する。このとき、経路探索部は、例えば、移動体が経路を外れたことによるリルート(再探索)を行う際に、当該リルート時の出発地を示す地点情報を取得する。そして、受付部13は、当該経路探索部が取得した地点情報を取得する。
また、Uターンした地点を示す地点情報を受け付ける場合、受付部13は、例えば、現在位置を示す位置情報である現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(図示せず)から、Uターンした地点の位置を示す位置情報を取得する。このとき、受付部13は、例えば、進行方向を示す進行方向情報を取得する進行方向情報取得部(図示せず)から進行方向情報を定期的に取得し、当該進行方向情報を用いて、移動体がUターンしたか否かを判断する。そして、受付部13は、移動体がUターンしたと判断した場合(例えば、連続して取得した2つの進行方向情報が示す進行方向が正反対である場合など)に、現在位置情報取得部から現在位置情報を取得する。
また、一の閉路の起点および終点となる地点を示す地点情報を受け付ける場合、受付部13は、例えば、現在位置情報取得部から、一の閉路の起点および終点となる地点の位置を示す位置情報を取得する。このとき、受付部13は、例えば、現在位置情報取得部から現在位置情報を定期的に取得し、当該現在位置情報が示す現在位置の軌跡が閉路であるか否かを判断する。そして、受付部13は、当該軌跡が閉路であると判断した場合(例えば、一の位置を起点とした軌跡が、当該一の位置に戻ってきた場合など)に、現在位置情報取得部から現在位置情報を取得する。また、このとき、受付部13は、例えば、所定の時間以内の現在位置の軌跡が閉路であるか否かを判断してもよい。
また、受付部13が受け付ける出力情報は、通常、位置情報や、地点情報などを有していることが好適である。当該「有している」とは、対応付いていることを含む概念である。また、当該位置情報は、例えば、受付部13が出力情報を受け付けた際に付与してもよい。また、当該出力情報が画像データまたは動画データである場合、当該位置情報は、当該画像データまたは動画データが撮影された際に自動的に付与されたものであることが好適である。
また、受付部13は、例えば、出力関連管理情報や、選択条件を受け付けてもよい。また、受付部13は、例えば、電源ONの指示や、電源OFFの指示、地図情報を出力する地図出力指示、地図上の地点を選択する地点選択指示などの指示を受け付けてもよい。また、受付部13がこれらの指示を受け付けた場合、車載装置1は、通常、当該受け付けた指示に応じた所定の処理を行う。
蓄積部14は、受付部13が受け付けた出力条件または出力情報を、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。例えば、受付部13が出力条件を受け付けた場合、蓄積部14は、当該出力条件と、所定の出力情報とを出力関連管理情報格納部11に蓄積する。また、例えば、受付部13が出力情報を受け付けた場合、蓄積部14は、当該出力情報と、所定の出力条件とを出力関連管理情報格納部11に蓄積する。なお、当該出力条件と当該出力情報とは、蓄積の結果、出力関連管理情報格納部11において対応付いていればよい。また、所定の出力情報および所定の出力条件とは、例えば、出力関連管理情報格納部11に格納されているものや、蓄積部14が予め保持しているものである。また、所定の出力情報および所定の出力条件は、任意の記憶領域や所定の記憶領域などに格納されていてもよい。また、蓄積部14は、蓄積時の日時を示す日時情報を対応付けて、出力関連管理情報を蓄積してもよい。
また、例えば、受付部13が地点情報を受け付けた場合、蓄積部14は、当該地点情報を出力条件として出力関連管理情報格納部11に蓄積してもよい。当該地点情報は、例えば、ユーザが道を間違えた地点や、Uターンした地点、一の閉路の起点および終点となる地点などを示すものである。この場合、蓄積部14は、例えば、ユーザとのインタラクションにより、当該地点情報を蓄積するか否かを判断してもよい。当該インタラクションは、例えば、受付部13と後述の出力部20とにより受け付ける。また、蓄積部14は、例えば、当該インタラクションの結果、受付部13が地点情報を蓄積することの指示を受け付けた場合に、受付部13が受け付けた地点情報を蓄積すると判断する。また、当該地点情報を蓄積する場合、蓄積部14は、例えば、出力条件のテンプレートを保持しており、当該テンプレートに、受付部13が受け付けた地点情報を代入する。そして、蓄積部14は、当該代入した出力条件と、所定の出力情報とを対応付け、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
例えば、出力条件のテンプレートが「距離(現在位置,$地点)≦1km」であるとする。当該テンプレートにおける「$地点」とは、地点情報を代入するための変数である。また、受付部13が受け付けた地点情報が「交差点A」を示す地点情報であるとする。この場合、蓄積部14は、当該テンプレートに当該地点情報を代入し、出力条件「距離(現在位置,交差点A)≦1km」を取得する。
また、例えば、受付部13が位置情報を有する出力情報を受け付けた場合、蓄積部14は、当該位置情報を出力条件として出力関連管理情報格納部11に蓄積してもよい。当該位置情報は、例えば、ユーザが当該出力情報を取得した位置を示すものである。この場合、蓄積部14は、例えば、出力条件のテンプレートを保持しており、当該テンプレートに、受付部13が受け付けた出力情報が有する位置情報を代入する。そして、蓄積部14は、当該代入した出力条件と、受付部13が受け付けた出力情報とを対応付け、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
例えば、出力条件のテンプレートが「距離(現在位置,$位置)≦1km」であるとする。当該テンプレートにおける「$位置」とは、位置情報を代入するための変数である。また、受付部13が受け付けた出力情報が有する位置情報が「(x,y)」であるとする。この場合、蓄積部14は、当該テンプレートに当該位置情報を代入し、出力条件「距離(現在位置,(x,y))≦1km」を取得する。
また、例えば、受付部13が位置情報を有する出力情報を受け付けた場合、蓄積部14は、当該位置情報が示す位置の周辺の地点を示す地点情報を出力条件として出力関連管理情報格納部11に蓄積してもよい。この場合、蓄積部14は、例えば、所定の位置の周辺であるか否かを判断するための周辺判断条件と、出力条件のテンプレートとを保持している。そして、蓄積部14は、受付部13が受け付けた出力情報が有する位置情報が示す位置の周辺であると判断できる地点を、周辺判断条件を用いて検索する。そして、蓄積部14は、当該検索した地点を示す地点情報を、出力条件のテンプレートに代入する。そして、蓄積部14は、当該代入した出力条件と、受付部13が受け付けた出力情報とを対応付け、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
例えば、周辺判断条件が「1km以内」であり、出力条件のテンプレートが「距離(現在位置,$地点)≦500m」であるとする。また、受付部13が受け付けた出力情報が有する位置情報が示す位置から1km以内の地点が、「交差点A」であるとする。この場合、蓄積部14は、当該テンプレートに当該地点を示す地点情報を代入し、出力条件「距離(現在位置,交差点A)≦500m」を取得する。
また、例えば、受付部13が地点情報を受け付けた場合、蓄積部14は、当該地点情報を出力関連管理情報格納部11に蓄積するか否かを示す蓄積可否情報に従い、当該地点情報を蓄積してもよい。当該蓄積可否情報は、通常、受付部13が受け付ける。また、例えば、受付部13が選択条件を受け付けた場合、蓄積部14は、通常、当該選択条件を選択条件格納部12に蓄積する。
また、蓄積部14は、例えば、受付部13が出力条件または出力情報を受け付けた際に後述の進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報に関する条件を含む出力条件を、出力関連管理情報格納部11に蓄積してもよい。当該進行方向情報に関する条件とは、当該進行方向情報が示す進行方向に関する条件でもある。例えば、進行方向情報が「北」である場合、蓄積部14は、当該進行方向情報に関する条件「進行方向=北」を含む出力条件を、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
また、蓄積部14は、例えば、受付部13が出力条件または出力情報を受け付けた際に後述の状態情報取得部17が取得した状態情報に関する条件を含む出力条件を、出力関連管理情報格納部11に蓄積してもよい。当該状態情報に関する条件とは、当該状態情報が示す移動体の状態に関する条件でもある。例えば、状態情報が「走行中」である場合、蓄積部14は、当該状態情報に関する条件「状態=走行中」を含む出力条件を、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
現在位置情報取得部15は、移動体の現在位置を示す現在位置情報を取得する。現在位置情報取得部15は、通常、定期的に現在位置情報を取得する。また、現在位置情報取得部15は、例えば、ユーザからの指示に応じて現在位置情報を取得してもよい。また、現在位置情報取得部15は、通常、衛星航法システム(GPS受信機など)や、移動体通信用の基地局から位置情報を受信する装置などから、現在位置情報を取得する。この場合、現在位置情報取得部15は、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、現在位置情報取得部15の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
進行方向情報取得部16は、移動体の進行方向を示す進行方向情報を取得する。進行方向情報取得部16は、通常、定期的に進行方向情報を取得する。また、進行方向情報取得部16は、例えば、ユーザからの指示に応じて進行方向情報を取得してもよい。また、進行方向情報取得部16は、通常、いわゆる方位センサや、地磁気センサなどから進行方向情報を取得する。この場合、進行方向情報取得部16は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、進行方向情報取得部16の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
また、例えば、相対方向情報を取得する場合、進行方向情報取得部16は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、地図上の地点を示す地点情報とを用いて、相対方向情報を取得する。例えば、移動体の進行方向が自宅に近づく方向であるのか遠のく方向であるかを示す相対方向情報を取得する場合、進行方向情報取得部16は、例えば、現在位置情報が示す現在位置と自宅との距離を定期的に算出し、取得する。そして、進行方向情報取得部16は、当該距離が減少していれば、自宅に近づく方向であることを示す相対方向情報を取得し、当該距離が増加していれば、自宅から遠のく方向であることを示す相対方向情報を取得する。当該距離は、直線距離であってもよいし、経路の距離であってもよい。また、直線距離である場合、進行方向情報取得部16は、例えば、定期的に取得した距離が減少しており、一時的に増加しても、自宅に近づく方向であることを示す相対方向情報を取得してもよい。また、逆に、進行方向情報取得部16は、例えば、定期的に取得した距離が増加しており、一時的に減少しても、自宅から遠のく方向であることを示す相対方向情報を取得してもよい。
また、進行方向情報取得部16は、例えば、自宅までの経路を示す経路情報を取得する。そして、進行方向情報取得部16は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報が示す現在位置が、当該経路情報が示す経路上であるか否かを判断し、経路上であれば、自宅に近づく方向であることを示す相対方向情報を取得してもよい。また、このとき、進行方向情報取得部16は、例えば、現在位置が経路上でなければ、自宅から遠のく方向であることを示す相対方向情報を取得してもよい。
また、進行方向情報取得部16は、例えば、絶対方向情報と、現在位置から見た自宅の方向(絶対的な方向)を示す情報を取得する。そして、進行方向情報取得部16は、当該2つの情報が示す方向がほぼ一致していれば、自宅に近づく方向であることを示す相対方向情報を取得し、当該2つの情報が示す方向がほぼ正反対であれば、自宅から遠のく方向であることを示す相対方向情報を取得してもよい。「ほぼ一致している」とは、例えば、2つの方向の差異(誤差)が、所定の条件(ほぼ一致していると判断するための条件)を満たすことである。また、「ほぼ正反対である」とは、例えば、2つの方向の差異(誤差)が、所定の条件(ほぼ正反対であると判断するための条件)を満たすことである。
状態情報取得部17は、移動体の状態を示す状態情報を取得する。状態情報取得部17は、通常、定期的に状態情報を取得する。また、状態情報取得部17は、例えば、ユーザからの指示に応じて状態情報を取得してもよい。また、状態情報取得部17は、通常、いわゆる速度センサや、加速度センサ、原動機の状態を検知するセンサ、原動機の回転数を計測するセンサ、これらのセンサから取得した情報を表示する装置などから状態情報を取得する。また、この場合、状態情報取得部17は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、状態情報取得部17の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
判断部18は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報が、出力関連管理情報格納部11に格納されている1以上の出力関連管理情報が有する出力条件のいずれに合致するか否かを判断する。また、例えば、当該出力条件が進行方向条件を有する場合、出力情報取得部19は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報とが、出力関連管理情報格納部11に格納されている1以上の出力関連管理情報が有する出力条件のいずれに合致するか否かを判断する。また、例えば、当該出力条件が状態条件を有する場合、出力情報取得部19は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、状態情報取得部17が取得した状態情報とが、出力関連管理情報格納部11に格納されている1以上の出力関連管理情報が有する出力条件のいずれに合致するか否かを判断する。
例えば、出力条件が「距離(現在位置,○○タワー)≦1km」であるとする。また、当該「距離(現在位置,○○タワー)」で示される関数により算出した現在位置と○○タワーとの距離が「800m」であるとする。このとき、出力情報取得部19は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、当該出力条件が有する○○タワーを示す地点情報とを用いて、現在位置と○○タワーとの距離を算出する。この様な場合、出力情報取得部19は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報が、当該出力条件に合致すると判断する。
また、例えば、出力条件が「(距離(現在位置,○○タワー)≦2km)&(進行方向=○○タワー:近)」であるとする。当該出力条件における進行方向条件「進行方向=○○タワー:近」は、移動体の進行方向が○○タワーに近づく方向であることを意味する。また、当該「距離(現在位置,○○タワー)」で示される関数により算出した現在位置と○○タワーとの距離が「1.5km」であるとする。また、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報(相対方向情報)が「○○タワー:近」であるとする。この様な場合、出力情報取得部19は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報とが、当該出力条件に合致すると判断する。
また、例えば、出力条件が「(時間(現在位置,○○タワー)≦15分)&(走行状態=停車中)」であるとする。当該出力条件における状態条件「走行状態=停車中」は、移動体が停車中であることを意味する。また、当該「時間(現在位置,○○タワー)」で示される関数により算出した現在位置と○○タワーとの所要時間が「15分」であるとする。また、状態情報取得部17が取得した状態情報(走行情報)が「停車中」であるとする。この様な場合、出力情報取得部19は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、状態情報取得部17が取得した状態情報とが、当該出力条件に合致すると判断する。
また、例えば、出力条件が「(時間(現在位置,○○タワー)≦15分)&(進行方向=○○タワー:近)&(走行状態=停車中)」であるとする。また、当該「時間(現在位置,○○タワー)」で示される関数により算出した現在位置と○○タワーとの所要時間が「10分」であるとする。また、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報(相対方向情報)が「○○タワー:近」であるとする。また、状態情報取得部17が取得した状態情報(走行情報)が「停車中」であるとする。この様な場合、出力情報取得部19は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報と、状態情報取得部17が取得した状態情報とが、当該出力条件に合致すると判断する。
出力情報取得部19は、判断部18が、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報などが合致すると判断した出力条件を有する出力関連管理情報が有する出力情報を取得する。「出力条件を有する出力関連管理情報が有する出力情報」とは、出力関連管理情報格納部11に格納されている出力関連管理情報において、当該出力条件に対応付いている出力情報である。
例えば、出力関連管理情報格納部11に格納されている出力関連管理情報において、出力条件「距離(現在位置,○○タワー)≦1km」と、出力情報「○○タワー.mp3」が対応付いているとする。当該出力情報は、楽曲データ、または楽曲データを識別する識別子である。そして、判断部18が、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報が当該出力条件に合致すると判断したとする。この様な場合、出力情報取得部19は、当該出力情報を取得する。
また、出力情報取得部19は、例えば、選択条件格納部12に選択条件が格納されている場合、判断部18が、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報などが合致すると判断した出力条件に対応する出力情報のうち、当該選択条件に合致する出力情報を取得してもよい。
例えば、出力情報が形式情報「テキスト」を有しているとする。また、選択条件が「形式=テキスト」であるとする。この様な場合、出力情報取得部19は、当該出力情報が有する形式情報が当該選択条件に合致すると判断し、当該出力情報を取得する。また、例えば、出力情報がカテゴリ情報「ランドマーク」を有しているとする。また、選択条件が「カテゴリ=(ランドマークor遺跡)」であるとする。この様な場合、出力情報取得部19は、当該出力情報が有するカテゴリ情報が当該選択条件に合致すると判断し、当該出力情報を取得する。また、例えば、出力情報に対応付いている地点情報が地点カテゴリ情報「観光地」を有しているとする。また、選択条件が「地点カテゴリ=観光地or飲食店」であるとする。この様な場合、出力情報取得部19は、当該出力情報に対応する地点情報が当該選択条件に合致すると判断し、当該出力情報を取得する。また、例えば、出力情報に対応付いている日時情報が「2012/06/06 15:30:45」であるとする。また、選択条件が「2012/06/01≦日時<2012/06/07」であるとする。この様な場合、出力情報取得部19は、当該出力情報に対応する地点情報が当該選択条件に合致すると判断し、当該出力情報を取得する。
出力部20は、出力情報取得部19が取得した出力情報を出力する。出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。また、出力部20は、通常、出力情報の形式に適した出力態様にて、当該出力情報を出力する。また、例えば、出力情報が、形式情報や、カテゴリ情報、位置情報などを有している場合、出力部20は、通常、これらの情報は出力しない。
なお、本実施の形態において、現在位置から所定の地点までの経路は、通常、経路探索部(図示せず)が探索する。経路探索部は、通常、地図を示す地図情報が格納される地図情報格納手段(図示せず)と、出発地を示す出発地情報と、目的地を示す目的地情報とを、前記地図情報に適用し、当該出発地から当該目的地までの経路を探索し、当該経路を示す経路情報を取得する経路探索手段(図示せず)とを備える。そして、経路探索部は、例えば、出力情報取得部19からの指示に従い、例えば、現在位置(出発地)から所定の地点(目的地)までの経路を探索する。なお、地図情報が示す地図の種類は、問わない。また、地図情報は、通常、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものである。また、出発地情報は、出発地を示す地点情報である。また、目的地情報は、通常、目的地を示す地点情報である。また、経路探索は、公知の技術であるので、詳細な説明を省略する。
また、出力関連管理情報格納部11、選択条件格納部12は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、出力関連管理情報格納部11、選択条件格納部12に、所定の情報が記憶される過程は問わないものとする。例えば、記録媒体を介して記憶されるようになってもよい。また、通信回線などを介して送信された情報が記憶されるようになってもよい。さらに、入力デバイスを介して入力された情報が記憶されるようになってもよい。
また、受付部13における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。受付部13は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーなどで実現され得る。
また、蓄積部14、判断部18、出力情報取得部19は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積部14などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
また、出力部20は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力部20は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
次に、車載装置1の全体動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。
(ステップS201)蓄積部14は、受付部13が出力条件を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS202に進み、そうでない場合は、ステップS203に進む。
(ステップS202)蓄積部14は、ステップS201で受け付けた出力条件と、保持している出力情報とを対応付け、当該対応付けた情報を出力関連管理情報として、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
(ステップS203)蓄積部14は、受付部13が出力情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS204に進み、そうでない場合は、ステップS205に進む。
(ステップS204)蓄積部14は、保持している出力条件と、ステップS203で受け付けた出力情報とを対応付け、当該対応付けた情報を出力関連管理情報として、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
(ステップS205)蓄積部14は、受付部13が出力関連管理情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS206に進み、そうでない場合は、ステップS207に進む。
(ステップS206)蓄積部14は、ステップS205で受け付けた出力関連管理情報を、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
(ステップS207)蓄積部14は、受付部13が指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS208に進み、そうでない場合は、ステップS209に進む。
(ステップS208)車載装置1は、ステップS203で受け付けた指示に応じた処理を行う。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS209)現在位置情報取得部15は、移動体が走行中であるか否かを判断する。走行中である場合は、ステップS210に進み、そうでない場合は、ステップS201に戻る。
(ステップS210)現在位置情報取得部15は、現在位置情報を取得する。
(ステップS211)進行方向情報取得部16は、進行方向情報を取得する。
(ステップS212)状態情報取得部17は、状態情報を取得する。
(ステップS213)出力情報取得部19は、出力情報を取得する。この処理の詳細は、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS214)出力部20は、出力情報取得部19が取得した出力情報を出力する。そして、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図3は、図2のフローチャートのステップS213の出力情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、図3において、出力関連管理情報格納部11には、m個の出力関連管理情報が格納されているものとする。
(ステップS301)出力情報取得部19は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS302)出力情報取得部19は、ステップS206で取得した現在位置情報と、ステップS207で取得した進行方向情報と、ステップS208で取得した状態情報とが、出力関連管理情報格納部11に格納されている出力関連管理情報[i]が有する出力条件[i]に合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS303に進み、そうでない場合は、ステップS306に進む。
(ステップS303)出力情報取得部19は、選択条件格納部12に選択条件が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS304に進み、そうでない場合は、ステップS305に進む。
(ステップS304)出力情報取得部19は、出力関連管理情報[i]が有する出力情報[i]が、選択条件格納部12に格納されている選択条件に合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS305に進み、そうでない場合は、ステップS306に進む。
(ステップS305)出力情報取得部19は、出力関連管理情報[i]が有する出力情報[i]を取得する。
(ステップS306)出力情報取得部19は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS307に進む。
(ステップS307)出力情報取得部19は、iを1インクリメントし、ステップS302に戻る。
(具体例)
次に、車載装置1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、移動体は、自動車であるものとする。また、車載装置1は、自動車に搭載されているカーナビゲーションシステム(以下、カーナビ)であるものとする。また、出力関連管理情報格納部11には、図4に示す出力関連管理情報が格納されているものとする。当該出力関連管理情報は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、出力条件(項目名:条件)と、出力情報(項目名:出力)とを有する。また、当該出力関連管理情報は、ユーザがタッチパネルなどを介してカーナビに入力し、受付部13が受け付け、蓄積部14が出力関連管理情報格納部11に格納したものであるものとする。また、選択条件格納部12には、選択条件「形式=テキストor画像or動画」が格納されているものとする。
(例1)
まず、ユーザ(ドライバー)が、外出するために、駐車している自動車に乗り込み、運転を開始したとする。すると、現在位置情報取得部15は、現在位置情報の取得を開始する。また、進行方向情報取得部16も、進行方向情報の取得を開始する。また、状態情報取得部17も、状態情報の取得を開始する。以降、現在位置情報取得部15、進行方向情報取得部16、状態情報取得部17のそれぞれは、カーナビの電源がONである間、定期的に所定の情報を取得し続ける。
次に、自動車が、「交差点A」で識別される交差点まで800mの地点を、南向きに走行しているとする。すると、現在位置情報取得部15は、当該地点の位置を示す現在位置情報を取得する。また、進行方向情報取得部16は、移動体の進行方向を示す進行方向情報「南」を取得する。
次に、判断部18は、図4の「ID=011」の出力条件「(距離(現在位置,交差点A)≦1km)&(進行方向=南)」が有する関数「距離(現在位置,交差点A)」と、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、当該出力条件が有する交差点Aを示す地点情報とを用いて、現在位置から交差点Aまでの距離を算出し、当該距離を示す地点間距離情報「800m」を取得する。
次に、判断部18は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報「南」とが、図4の「ID=011」の出力条件「(距離(現在位置,交差点A)≦1km)&(進行方向=南)」に合致すると判断する。
次に、出力情報取得部19は、判断部18が合致すると判断した出力条件に対応する図4の「ID=011」の出力情報「右折禁止なので気を付けよう」について、選択条件「形式=テキストor画像or動画」に合致すると判断する。なお、当該出力情報は、ディスプレイへの表示のためのテキストデータである。
次に、出力情報取得部19は、図4の「ID=011」の出力情報「右折禁止なので気を付けよう」を取得する。そして、出力部20は、当該テキストデータを、カーナビが備えるディスプレイに表示する。
また、例えば、ユーザが自動車の運転を続け、○○タワーまでの距離が1kmの地点を、○○タワーに近づく方向に走行しているとする。すると、現在位置情報取得部15は、当該地点の位置を示す現在位置情報を取得する。また、進行方向情報取得部16は、移動体の進行方向を示す進行方向情報「○○タワー:近」を取得する。
次に、判断部18は、上記と同様に、図4の「ID=012」の出力条件「(距離(現在位置,○○タワー)≦1km)&(進行方向=○○タワー:近)」が有する関数「距離(現在位置,○○タワー)」などを用いて、現在位置から○○タワーまでの距離を算出し、当該距離を示す地点間距離情報「1km」を取得する。
次に、判断部18は、上記と同様に、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報「○○タワー:近」とが、図4の「ID=012」の出力条件「(距離(現在位置,○○タワー)≦1km)&(進行方向=○○タワー:近)」に合致すると判断する。
次に、出力情報取得部19は、判断部18が合致すると判断した出力条件に対応する図4の「ID=012」の出力情報「○○タワーの高さは?」について、選択条件「形式=テキストor画像or動画」に合致すると判断する。なお、当該出力情報は、音声合成による読み上げのためのテキストデータである。
次に、出力情報取得部19は、図4の「ID=012」の出力情報「○○タワーの高さは?」を取得する。そして、出力部20は、当該テキストデータを音声合成により音声データ化し、当該音声データを再生し、当該音声をスピーカーから出力する。
また、例えば、ユーザが自動車の運転を続け、△△公園までの距離が800mの地点で、赤信号により停車したとする。すると、現在位置情報取得部15は、当該地点の位置を示す現在位置情報を取得する。また、状態情報取得部17は、停車中であることを示す状態情報「停車中」を取得する。
次に、判断部18は、上記と同様に、図4の「ID=013」の出力条件「(距離(現在位置,△△公園)≦1km)&(走行状態=停車中)」が有する関数「距離(現在位置,△△公園)」などを用いて、現在位置から△△公園までの距離を算出し、当該距離を示す地点間距離情報「800m」を取得する。
次に、判断部18は、上記と同様に、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報と、状態情報取得部17が取得した状態情報「停車中」とが、図4の「ID=013」の出力条件「(距離(現在位置,△△公園)≦1km)&(走行状態=停車中)」に合致すると判断する。
次に、出力情報取得部19は、判断部18が合致すると判断した出力条件に対応する図4の「ID=013」の出力情報「music.mp3」について、選択条件「形式=テキストor画像or動画」に合致しないと判断する。なお、当該出力情報は、楽曲データである。この結果、出力情報取得部19は、当該図4の「ID=013」の出力情報を取得しない。
また、例えば、ユーザが自動車の運転を続け、17時30分に、××山の山頂までの距離が1.5kmの地点を走行しているとする。すると、現在位置情報取得部15は、当該地点の位置を示す現在位置情報を取得する。
次に、判断部18は、上記と同様に、図4の「ID=015」の出力条件「(距離(現在位置,××山頂)≦2km)&(17:00≦時刻<20:00)」が有する関数「距離(現在位置,××山頂)」などを用いて、現在位置から××山の山頂までの距離を算出し、当該距離を示す地点間距離情報「1.5km」を取得する。また、判断部18は、現在の時刻を示す時刻情報「17:30」を取得する。
次に、判断部18は、取得した時刻情報「17:30」と、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報とが、図4の「ID=015」の出力条件「(距離(現在位置,××山頂)≦2km)&(17:00≦時刻<20:00)」に合致すると判断する。
次に、出力情報取得部19は、判断部18が合致すると判断した出力条件に対応する図4の「ID=015」の出力情報「movie.mp4」について、選択条件「形式=テキストor画像or動画」に合致すると判断する。なお、当該出力情報は、動画データである。
次に、出力情報取得部19は、図4の「ID=015」の出力情報「movie.mp4」を取得する。そして、出力部20は、当該動画データを再生し、当該動画をカーナビが備えるディスプレイに表示する。
(例2)
まず、ユーザ(ドライバー)が、目的地までの経路案内に従い自動車を運転しているとする。そして、交差点Aにて右折すべきところを、直進したとする。すると、目的地までの経路を探索する経路探索部(図示せず)は、交差点Aから目的地までの経路を再探索する。そして、受付部13は、当該交差点Aを示す地点情報(以下、「交差点A」)を取得する。
次に、出力部20は、ユーザが、意図的に直進したのか、道を間違って直進したのかを訪ねるための情報(例えば、GUI)を出力する。そして、ユーザは、道を間違ったことを通知するための操作を、カーナビに対して行ったものとする。すると、蓄積部14は、受付部13が受け付けた地点情報を、出力関連管理情報格納部11に蓄積すると判断する。
次に、蓄積部14は、受付部13が受け付けた地点情報を出力関連管理情報格納部11に蓄積する。ここで、蓄積部14は、出力条件のテンプレート「距離(現在位置,$地点)≦1km」を保持しているものとする。すると、蓄積部14は、当該テンプレートに、受付部13が受け付けた地点情報「交差点A」を代入する。そして、蓄積部14は、出力条件「距離(現在位置,交差点A)≦1km」を取得する。
次に、蓄積部14は、保持している出力情報を取得する。当該出力情報は、「以前に道を間違った地点であること」を通知するための音声データであるものとする。そして、蓄積部14は、取得した出力条件「距離(現在位置,交差点A)≦1km」と、取得した音声データとを対応付け、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
また、例えば、ユーザが、撮影した写真の画像データであり、位置情報「(X,Y)」を有する画像データを、カーナビが備える記憶領域(例えば、HDDや、いわゆるメモリーカードなど)に保存する操作を行ったとする。当該位置情報は、当該写真を撮影した位置を示すものである。すると、受付部13は、当該画像データを受け付ける。
次に、蓄積部14は、受付部13が受け付けた画像データを出力関連管理情報格納部11に蓄積する。ここで、蓄積部14は、出力条件のテンプレート「距離(現在位置,$位置)≦1km」を保持しているものとする。すると、蓄積部14は、当該テンプレートに、受付部13が受け付けた画像データが有する位置情報「(X,Y)」を代入する。そして、蓄積部14は、出力条件「距離(現在位置,(X,Y))≦1km」を取得する。
次に、蓄積部14は、取得した出力条件「距離(現在位置,(X,Y))≦1km」と、受付部13が受け付けた画像データとを対応付け、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
また、例えば、上記と同様の画像データをカーナビに保存する操作を行い、受付部13が当該画像データを受け付けたとする。また、このとき、蓄積部14は、周辺判断条件「1km以内」と、出力条件のテンプレート「距離(現在位置,$地点)≦500m」を保持しているものとする。
次に、蓄積部14は、位置情報「(X,Y)」と、周辺判断条件「1km以内」とを用いて、当該位置情報が示す位置から1km以内にある地点を検索する。このとき、蓄積部14は、通常、1以上の地点情報を有する地図情報を用いて、当該地点を検索する。また、当該地図情報は、蓄積部14が保持していてもよいし、任意の記憶領域に格納されていてもよいし、所定の記憶領域に格納されていてもよい。そして、蓄積部14は、地点「○○タワー」を検索し、当該地点を示す地点情報を取得したものとする。
次に、蓄積部14は、取得した地点情報を出力条件のテンプレートに代入し、出力条件「距離(現在位置,○○タワー)≦500m」を取得する。そして、蓄積部14は、当該出力条件と、受付部13が受け付けた画像データとを対応付け、出力関連管理情報格納部11に蓄積する。
以上、本実施の形態による車載装置1によれば、移動体の走行に応じて出力する情報や、当該情報を出力する条件などを自動的に登録することができる。これにより、ユーザに対して道を間違えやすい地点であることの注意を促したり、ユーザに写真や映像を視聴させながら思い出に浸らせたりすることができる。また、これにより、ユーザは、以前に道を間違えた地点を知ることや、自動出力される音楽や映像などを視聴しながらドライブを楽しむことなどができる。
なお、本実施の形態において、判断部18は、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報、進行方向情報取得部16が取得した進行方向情報、状態情報取得部17が取得した状態情報が、出力関連管理情報格納部11に格納されている1以上の出力関連管理情報が有する出力条件のいずれに合致するか否かを判断する際に、これらの情報以外の情報を取得し、判断してもよい。これらの情報以外の情報とは、出力条件が示す情報であり、例えば、時刻を示す時刻情報や、曜日を示す曜日情報、日時を示す日時情報などである。なお、時刻情報、曜日情報、日時情報の取得の方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態において、出力情報取得部19は、例えば、現在位置情報取得部15が取得した現在位置情報などが、2回以上連続して同一の出力条件に合致すると判断しないようにするために、例えば、合致すると判断した条件に対しフラグを付与することや、合致すると判断した条件のIDを保持することなどを行ってもよい。
また、本実施の形態において、車載装置1は、出力関連管理情報格納部11に格納されている1以上の出力関連管理情報の1以上を削除する削除部(図示せず)を備えていてもよい。この場合、受付部13は、削除する出力関連管理情報の識別子を有する削除指示を受け付ける。そして、出力関連情報削除部は、受付部13が受け付けた削除指示が有する識別子により識別される出力関連管理情報を、出力関連管理情報格納部11から削除する。
また、受付部13は、出力条件、出力情報のいずれかと、出力関連管理情報を識別する識別子とを受け付けてもよい。受付部13が出力条件と識別子とを受け付けた場合、蓄積部14は、受付部13が受け付けた識別子により識別される出力関連管理情報が有する出力条件に、受付部13が受け付けた出力条件を上書きする。また、受付部13が出力情報と識別子とを受け付けた場合、蓄積部14は、受付部13が受け付けた識別子により識別される出力関連管理情報が有する出力情報に、受付部13が受け付けた出力情報を上書きする。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態における車載装置は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、例えば、ASP(Application Service Provider)として所定の情報の受け付けと出力が行われてもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態における車載装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、地図上の地点を示す地点情報を有する条件であり、当該地点情報が示す地点と移動体の現在位置との関係に関する条件である出力条件と、出力される情報である出力情報とを有する1以上の出力関連管理情報が格納され、コンピュータを、出力条件または出力情報を受け付ける受付部と、前記受付部が出力条件を受け付けた場合は、所定の出力情報と対応付けて前記記録媒体に蓄積し、前記受付部が出力情報を受け付けた場合は、所定の出力条件と対応付けて前記記録媒体に蓄積する蓄積部と、移動体の現在位置を示す現在位置情報を取得する現在位置情報取得部と、前記現在位置情報取得部が取得した現在位置情報が、前記出力関連管理情報格納部に格納されている1以上の出力関連管理情報が有する出力条件のいずれに合致するか否かを判断する判断部と、前記判断部が合致すると判断した出力条件を有する出力関連管理情報が有する出力情報を取得する出力情報取得部と、前記出力情報取得部が取得した出力情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、ハードウェアでしか行われない処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図5は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の車載装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図5において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図6は、コンピュータシステム9のブロック図である。図6において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、MPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の車載装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の車載装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。