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JP5995887B2 - 水中軸受箱及び水中軸受装置並びにポンプ - Google Patents

水中軸受箱及び水中軸受装置並びにポンプ Download PDF

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JP5995887B2 JP2014034674A JP2014034674A JP5995887B2 JP 5995887 B2 JP5995887 B2 JP 5995887B2 JP 2014034674 A JP2014034674 A JP 2014034674A JP 2014034674 A JP2014034674 A JP 2014034674A JP 5995887 B2 JP5995887 B2 JP 5995887B2
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Description

本発明は、軸流ポンプや斜流ポンプなどのポンプに使用される水中軸受を支持する水中軸受箱及び水中軸受装置、並びにこの水中軸受装置が適用されるポンプに関するものである。
回転軸が鉛直方向に沿って配設されるポンプは、吸込水槽内に向けて鉛直方向に延びる揚水管と、この揚水管の上部が水平方向に沿って屈曲するベンド管とを有している。そして、回転軸は、上部から揚水管内に挿通され、下部に羽根車が固定されている。従って、揚水管の下端開口を水中に沈めた状態で、駆動モータにより回転軸を駆動回転すると、羽根車が回転することにより、揚水管内に流入した水は、流路内を上方に揚水されてベンド管を通って排出される。
このようなポンプにおいて、回転軸は、下部に羽根車が固定され、上部及び中間部で水中軸受装置により揚水管内に回転自在に支持されている。この水中軸受装置は、水中軸受と水中軸受箱とを有し、回転軸が水中軸受に支持され、水中軸受が水中軸受箱により揚水管に支持されている。なお、このような水中軸受としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがあり、水中軸受箱としては、例えば、下記特許文献2に記載されたものがある。
特開2002−031130号公報 特開平05−321886号公報
上述した水中軸受装置を構成する水中軸受箱は、従来、揚水管の内面に密着し、この揚水管の外側または内側からボルトにより固定されている。そのため、揚水管に対する水中軸受箱の取付けが面倒になると共に、水中軸受箱を揚水管の適正位置に取付けることが困難であり、取付作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、取付作業性の向上を図る水中軸受箱及び水中軸受装置並びにポンプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の水中軸受箱は、内側に水中軸受が嵌合可能な円筒形状をなす支持部と、前記支持部の外側に放射状に連結される複数のリブと、前記複数のリブの先端部に連結されて一対のケーシングにより挟持可能なリング形状をなす取付部と、を有することを特徴とするものである。
従って、水中軸受箱は、取付部が一対のケーシングにより挟持されることで、このケーシングに連結されることとなり、水中軸受箱とケーシングとの連結を容易として取付作業の作業性を向上することができる。
本発明の水中軸受箱では、前記取付部は、前記一対のケーシングによる挟持面に径方向に対する位置決め部が設けられることを特徴としている。
従って、位置決め部により取付部と一対のケーシングとを径方向に対して高精度に位置決めすることが可能となり、水中軸受箱とケーシングとの高精度な連結を可能とすることができる。
本発明の水中軸受箱では、前記取付部は、前記一対のケーシングの各フランジ部により挟持された状態で連結ボルトが貫通する取付孔が周方向に所定間隔で複数形成されることを特徴としている。
従って、水中軸受箱とケーシングとを連結するとき、取付部を一対のケーシングの各フランジ部により挟持し、この状態で取付孔に連結ボルトを貫通して締結することで、水中軸受箱とケーシングとの連結作業をケーシングの外側で行うことができ、水中軸受箱とケーシングとの連結作業の作業性を向上することができる。
本発明の水中軸受箱では、前記支持部は、流体の流動方向の上流側の端部が先細断面形状に形成されることを特徴としている。
従って、支持部の端部が先細断面形状に形成されることで、この支持部が流体の流れを阻害することを抑制することができる。
本発明の水中軸受箱では、前記複数のリブは、翼断面形状に形成されることを特徴としている。
従って、リブは、翼断面形状に形成されることで、このリブが流体の流れを阻害することを抑制することができる。
本発明の水中軸受箱では、前記複数のリブは、前記支持部側から前記取付部側に向かって幅が漸次狭くなり、前記リブから前記取付部にかけて幅方向に線対称形状に形成されることを特徴としている。
従って、リブから取付部にかけて幅方向に線対称形状に形成されることで、水中軸受箱が水中軸受を介して回転軸をバランスよく支持することができ、水中軸受箱の小型化を可能とすることができる。
本発明の水中軸受箱では、前記取付部は、一方の前記ケーシングのフランジ部が接触した状態で仮連結ボルトが螺合する仮取付ねじ孔が周方向に所定間隔で複数形成されることを特徴としている。
従って、一方のケーシングと取付部とを仮連結ボルトにより仮連結することで、他方のケーシングのフランジ部を取付部に接触した状態で、取付部と2個のケーシングとを連結ボルトにより容易に連結することができ、水中軸受箱とケーシングとの連結作業の作業性を向上することができる。
また、本発明の水中軸受装置は、内側に回転軸を回転自在に支持可能な水中軸受が、前記水中軸受箱の前記支持部に固定されることを特徴とするものである。
従って、水中軸受箱は、取付部が一対のケーシングにより挟持されることで、このケーシングに連結されることとなり、水中軸受箱とケーシングとの連結を容易として取付作業の作業性を向上することができる。
また、本発明のポンプは、鉛直方向に沿って配置されて下端側に吸込口が設けられると共に側部に吐出口が設けられるケーシングと、前記ケーシング内に鉛直方向に沿って配置される回転軸と、前記回転軸の下端部に固定される羽根車と、前記ケーシング内で前記回転軸を回転自在に支持する前記水中軸受装置と、を有することを特徴とするものである。
従って、水中軸受箱は、取付部が一対のケーシングにより挟持されることで、このケーシングに連結されることとなり、水中軸受箱とケーシングとの連結を容易として取付作業の作業性を向上することができる。
本発明の水中軸受箱及び水中軸受装置並びにポンプによれば、一対のケーシングにより挟持可能なリング形状をなす取付部を設けるので、このケーシングに連結されることとなり、水中軸受箱とケーシングとの連結を容易として取付作業の作業性を向上することができる。
図1は、本実施形態の水中軸受装置が適用されたポンプを表す縦断面図である。 図2は、本実施形態の水中軸受装置を表す断面図である。 図3は、本実施形態の水中軸受箱を表す平面図である。 図4は、水中軸受箱を表す断面図である。 図5は、水中軸受箱の取付構造を表す概略図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る水中軸受箱及び水中軸受装置並びにポンプの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施形態の水中軸受が適用されたポンプを表す縦断面図である。
本実施形態において、図1に示すように、立軸ポンプ10は、吸込口11と吐出口12が設けられるケーシング13と、ケーシング13内に配置される回転軸14と、回転軸14の下部に固定される羽根車15と、ケーシング13内で回転軸14を回転自在に支持する水中軸受16,17と、水中軸受箱18を有している。そして、水中軸受17と水中軸受箱18により軸受装置19が構成されている。
ケーシング13は、円筒形状をなし、取付台21に形成された取付孔22に鉛直方向に沿って配置され、取付ブラケット23,24により吊下げ支持されている。そして、ケーシング13は、下端側に吸込ベル25が固定されることで、吸込口11が形成されている。吸込ベル25は、吸込側(下方)に向けて大径となるベルマウス形状をなしている。また、ケーシング13は、上部にエルボ配管部26が一体に形成されることで、側部に吐出口12が形成されている。このエルボ配管部26は、ケーシング13により形成されたほぼ鉛直方向に沿う第1流路Aからほぼ直角に湾曲する第2流路Bを形成するものである。そして、エルボ配管部26は、ケーシング13の側方に突出する端部が最終的にほぼ水平となり、図示しない排出管が連結されている。
ケーシング13は、下端部の内周壁にディフューザ(静翼)27が固定されている。このディフューザ27は、内部ケーシング28との間に第1流路Aが形成される。また、ケーシング13は、内部に回転軸14が配置されており、この回転軸14は、複数の水中軸受16,17により回転自在に支持されている。上部の水中軸受16は、ケーシング13に直接支持され、下部の水中軸受17は、水中軸受箱18によりケーシング13に支持されている。回転軸14は、下端部に羽根車15が一体回転可能に固定されている。この羽根車15は、第1流路Aに配置される。また、回転軸14は、上端部に軸継手29を介して駆動装置(モータ及び減速機)30が駆動連結されている。
従って、駆動装置30を駆動すると、回転力が軸継手29を介して回転軸14に伝達され、この回転軸14が回転する。すると、回転軸14の下端部に固定された羽根車15が回転し、ケーシング13内の圧力、つまり、第1流路Aの圧力が上昇することで、流体が吸込口11からケーシング13内に吸い込まれる。そして、ケーシング13内に吸い込まれた流体は、第1流路Aを鉛直方向における上方に流れ、ディフューザ27により圧力が低下された後、エルボ配管部26により案内されることで第2流路Bを水平方向に流れ、吐出口12から排出管に吐出される。
ここで、上述した水中軸受箱18及び水中軸受装置19について詳細に説明する。
図2は、本実施形態の水中軸受装置を表す断面図、図3は、本実施形態の水中軸受箱を表す平面図、図4は、水中軸受箱を表す断面図、図5は、水中軸受箱の取付構造を表す概略図である。
水中軸受装置19は、図2に示すように、水中軸受17と水中軸受箱18とを有している。水中軸受17は、スリーブ41と摺動部材42とを有している。スリーブ41は、円筒形状をなし、円筒部43と外周フランジ部44とを有している。即ち、円筒部43の軸心方向における一端部にリング形状をなす外周フランジ部44が一体に形成されている。
摺動部材42は、スリーブ41の内周面に接着されている。この摺動部材42は、ゴム製または合成樹脂製であって、スリーブ41における円筒部43の内周面にモールド成形により設けられている。この摺動部材42は、図示しないが、内周面に軸心方向に沿った溝部が周方向に等間隔で複数形成されている。
水中軸受箱18は、支持部51と、複数のリブ52と、取付部53とを有している。支持部51は、図3及び図4に示すように、円筒形状をなし、内側に水中軸受17を構成するスリーブ41が嵌合可能となっている。即ち、支持部51は、一方(図4にて上方)の端面にスリーブ41の外周フランジ部44を貫通して螺合する取付ねじ(図示略)が螺合するねじ孔61が周方向に等間隔の複数形成されている。また、支持部51は、水(流体)の流動方向の上流側の端部(図4にて下端部)が先細断面形状に形成されるように、外周面側にテーパ部62が形成されている。なお、支持部51の端部を先細断面形状に形成するため、テーパ部62を湾曲部としてもよい。
リブ52は、支持部51の外周面側に複数(本実施形態では、3個)放射状に連結されており、各リブ52は、周方向に等間隔に配置されている。このリブ52は、支持部51側から取付部53側に向かって幅が漸次狭くなるように各端面が傾斜面71となっている。また、リブ52は、翼断面形状となるように幅方向の各端部に湾曲部72が形成されている。
取付部53は、リング形状をなし、複数のリブ52の先端部に連結されている。この取付部53は、ケーシング13を構成する一対の第1、第2ケーシング101,102により挟持可能であり、連結ボルト121が貫通し、ナット122に螺合することで、取付部53がケーシング13(第1、第2ケーシング101,102)に連結可能と取っている。
即ち、取付部53は、第1、第2ケーシング101,102による挟持面81,82が形成され、この挟持面81,82に径方向に対する位置決め部としての位置決め凸部83,84が形成されている。この位置決め凸部83,84は、挟持面81,82における最外周部に周方向に連続するリング形状をなすように形成されている。一方、第1、第2ケーシング101,102は、軸心方向の端部にそれぞれフランジ部103,104が形成されており、取付部53の各挟持面81,82に接触する取付面105,106に径方向に対する位置決め部としての位置決め凹部107,108が形成されている。この位置決め凹部107,108は、取付面105,106における最外周部に周方向に連続するリング溝形状をなすように形成されている。
また、取付部53は、水中軸受箱18の軸心方向に沿う取付孔85が周方向に均等間隔で複数形成されている。一方、第1、第2ケーシング101,102は、各フランジ部103,104に軸心方向に沿う取付孔109,110が周方向に均等間隔で複数形成されている。取付部53の各取付孔85と第1、第2ケーシング101,102の各取付孔109,110は、周方向及び径方向においてほぼ同位置に形成され、取付部53が第1、第2ケーシング101,102により挟持された状態で、一直線上に一致し、連結ボルト121が貫通し、ナット122により締結可能とになっている。
取付部53は、挟持面81,82に周方向に沿う溝部86,87が形成され、この溝部86,87にシール部材としてのOリング88,89が装着されている。取付部53が第1、第2ケーシング101,102により挟持された状態で、取付部53は、各Oリング88,89が第1、第2ケーシング101,102の各取付面105,106に密着可能となっている。
なお、取付部53は、外周面に複数の吊具90が形成され、吊具90に吊り孔91が形成されている。
そして、水中軸受箱18は、リブ52から取付部53にかけて幅方向(図4にて上下方向)に線対称形状に形成されている。なお、水中軸受箱18は、支持部51におけるテーパ部62を除けば、全てが幅方向(図4にて上下方向)に線対称形状に形成されている。
また、取付部53は、図5に示すように、一方の第2ケーシング102のフランジ部104が接触した状態で仮連結ボルト123が螺合する仮取付ねじ孔92が周方向に所定間隔で複数形成されている。一方、第2ケーシング102は、フランジ部104にこの仮連結ボルト123が貫通する仮取付孔111が周方向に所定間隔で複数形成されている。
このように構成された水中軸受17は、水中軸受箱18に支持され、水中軸受箱18は、ケーシング13に支持されている。即ち、図2に示すように、水中軸受17は、スリーブ41における円筒部43が水中軸受箱18の支持部51内に嵌合し、外周フランジ部44が支持部51の端面に接触している。そして、水中軸受17は、複数のボルト(図示略)が外周フランジ部44の各取付孔を貫通し、水中軸受箱18の支持部51に螺合することで、この水中軸受箱18に接合されている。
水中軸受箱18とケーシング13を連結するとき、まず、水中軸受箱18の取付部53における挟持面82に第2ケーシング102のフランジ部104における取付面106を密着させ、この状態で、仮連結ボルト123をフランジ部104の仮取付孔111を貫通して取付部53の仮取付ねじ孔92に螺合することで、水中軸受箱18に第2ケーシング102を仮連結することができる。次に、水中軸受箱18の取付部53における挟持面81に第1ケーシング101のフランジ部103における取付面105を密着させ、この状態で、図4に示すように、連結ボルト121を第2ケーシング102の取付孔110、取付部53の取付孔85、第1ケーシング101の取付孔109に挿通し、ナット122を螺合することで、取付部53と第1、第2ケーシング101,102を締結し、水中軸受箱18とケーシング13を連結することができる。
水中軸受17は、摺動部材42内に回転軸14が配置され、水中でこの回転軸14を回転自在に支持することができる。
このように本実施形態の水中軸受箱にあっては、内側に水中軸受17が嵌合可能な円筒形状をなす支持部51と、支持部51の外側に放射状に連結される複数のリブ52と、複数のリブ52の先端部に連結されて一対の第1、第2ケーシング101,102により挟持可能なリング形状をなす取付部53とを設けている。
従って、水中軸受箱18は、取付部53が第1、第2ケーシング101,102により挟持されることで、ケーシング13(第1、第2ケーシング101,102)に連結されることとなり、水中軸受箱18とケーシング13との連結を容易として取付作業の作業性を向上することができる。
本実施形態の水中軸受箱では、取付部53に第1、第2のケーシング101,102による挟持面81,82に径方向に対する位置決め凸部83,84を設けている。従って、位置決め凸部83,84により取付部53と第1、第2ケーシング101,102とを径方向に対して高精度に位置決めすることが可能となり、水中軸受箱18とケーシング13との高精度な連結を可能とすることができる。
本実施形態の水中軸受箱では、取付部53が第1、第2ケーシング101,102の各フランジ部103,104により挟持された状態で、取付部53に連結ボルト121が貫通する取付孔85を周方向に所定間隔で複数形成している。従って、水中軸受箱18とケーシング13とを連結するとき、取付部53を第1、第2ケーシング101,102の各フランジ部103,104により挟持し、この状態で各取付孔85,109,110に連結ボルト121を貫通してナット122により締結することで、水中軸受箱18とケーシング13との連結作業をケーシング13の外側で行うことができ、水中軸受箱18とケーシング13との連結作業の作業性を向上することができる。
本実施形態の水中軸受箱では、支持部51における流体の流動方向の上流側の端部を先細断面形状に形成している。従って、支持部51の端部を先細断面形状とすることで、この支持部51が流体の流れを阻害することを抑制し、流体の良好な流れを確保することができる。
本実施形態の水中軸受箱では、複数のリブ52を翼断面形状に形成している。従って、このリブ52が流体の流れを阻害することを抑制し、流体の良好な流れを確保することができる。
本実施形態の水中軸受箱では、複数のリブ52を支持部51側から取付部53側に向けて幅を漸次狭くし、リブ52から取付部53にかけて幅方向に線対称形状に形成している。従って、水中軸受箱18が水中軸受17を介して回転軸14をバランスよく支持することができ、水中軸受箱18の小型化を可能とすることができる。
本実施形態の水中軸受箱では、第2ケーシング102のフランジ部104が接触した状態で仮連結ボルト123が螺合する仮取付ねじ孔92を取付部53の周方向に所定間隔で複数形成している。従って、第2ケーシング102と取付部53とを仮連結ボルト123により仮連結することで、第1ケーシング101のフランジ部103を取付部53に接触した状態で、取付部53と第1、第2ケーシング101,102とを連結ボルト121により容易に連結することができ、水中軸受箱18とケーシング13との連結作業の作業性を向上することができる。
また、本実施形態の水中軸受装置にあっては、内側に回転軸14を回転自在に支持可能な水中軸受17を水中軸受箱18の支持部51に固定している。従って、水中軸受箱18は、取付部53が第1、第2ケーシング101,102により挟持されることで、ケーシング13に連結されることとなり、水中軸受箱18とケーシング13との連結を容易として取付作業の作業性を向上することができる。
また、本実施形態のポンプにあっては、鉛直方向に沿って配置されて下端側に吸込口11が設けられると共に側部に吐出口12が設けられるケーシング13と、ケーシング13内に鉛直方向に沿って配置される回転軸14と、回転軸14の下端部に固定される羽根車15と、ケーシング13内で回転軸14を回転自在に支持する水中軸受装置19とを設けている。
従って、水中軸受箱18は、取付部53が第1、第2ケーシング101,102により挟持されることで、ケーシング13に連結されることとなり、水中軸受箱18とケーシング13との連結を容易として取付作業の作業性を向上することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の水中軸受箱及び水中軸受装置を立軸ポンプ10に適用して説明したが、別のポンプに適用してもよく、また、回転軸を水中で支持する回転機械にも適用することができる。
10 立軸ポンプ
11 吸込口
12 吐出口
13 ケーシング
14 回転軸
15 羽根車
16,17 水中軸受
18 水中軸受箱
19 水中軸受装置
25 吸込ベル
26 エルボ配管部
27 ディフューザ
30 駆動装置
41 スリーブ
42 摺動部材
51 支持部
52 リブ
53 取付部
62 テーパ部
81,82 挟持面
83,84 位置決め凸部(位置決め部)
85 取付孔
88,89 Oリング
92 仮取付ねじ孔
101 第1ケーシング
102 第2ケーシング
103,104 フランジ部
105,106 取付面
107,108 位置決め凹部
109,110 取付孔
111 仮取付孔
121 連結ボルト
122 ナット
123 仮連結ボルト
A 第1流路
B 第2流路

Claims (8)

  1. 内側に水中軸受が嵌合可能な円筒形状をなす支持部と、
    前記支持部の外側に放射状に連結される複数のリブと、
    前記複数のリブの先端部に連結されて一対のケーシングにより挟持可能なリング形状をなす取付部と、
    を有し、
    前記取付部は、一方の前記ケーシングのフランジ部が接触した状態で仮連結ボルトが螺合する仮取付ねじ孔が周方向に所定間隔で複数形成される、
    ことを特徴とする水中軸受箱。
  2. 前記取付部は、前記一対のケーシングによる挟持面に径方向に対する位置決め部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の水中軸受箱。
  3. 前記取付部は、前記一対のケーシングの各フランジ部により挟持された状態で連結ボルトが貫通する取付孔が周方向に所定間隔で複数形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水中軸受箱。
  4. 前記支持部は、流体の流動方向の上流側の端部が先細断面形状に形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の水中軸受箱。
  5. 前記複数のリブは、翼断面形状に形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の水中軸受箱。
  6. 前記複数のリブは、前記支持部側から前記取付部側に向かって幅が漸次狭くなり、前記リブから前記取付部にかけて幅方向に線対称形状に形成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の水中軸受箱。
  7. 内側に回転軸を回転自在に支持可能な水中軸受が、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の水中軸受箱の前記支持部に固定されることを特徴とする水中軸受装置。
  8. 鉛直方向に沿って配置されて下端側に吸込口が設けられると共に側部に吐出口が設けられるケーシングと、
    前記ケーシング内に鉛直方向に沿って配置される回転軸と、
    前記回転軸の下端部に固定される羽根車と、
    前記ケーシング内で前記回転軸を回転自在に支持する請求項7に記載の水中軸受装置と、
    を有することを特徴とするポンプ。
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