JP5992116B2 - 画像生成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、撮像空間に存在する物体までの距離情報を撮像画像に対応付けて取得することができる、画像生成装置に関する。
従来の車両周辺監視装置として、投光器から空間パターン光を照射し、パターン光を照射した観測領域の画像をカメラで撮影し、撮影画像におけるパターン光の照射方向とパターン光の撮像方向と、投光器とカメラの相対位置関係とに基づいて、観測領域に存在する物体までの距離を計測するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の監視装置においては、照射されるパターン光が視認されることにより観測領域に存在する物体を肉眼で認識しづらくなる問題を避けるため、パターン光としては近赤外線など不可視な波長帯の光を用いることが一般的である。
この時カメラでパターン光を撮影するためには、パターン光の波長にも感度をもつカメラを用いることが必要となる。可視光以外の波長にも感度を持つカメラで撮影を行うと、パターン光を投写しない場合の撮影においても、環境光に含まれる可視光以外の成分の影響を受け、撮影画像の色再現性が低下し、被写体を正しく識別できなくなるという問題がある。
この時カメラでパターン光を撮影するためには、パターン光の波長にも感度をもつカメラを用いることが必要となる。可視光以外の波長にも感度を持つカメラで撮影を行うと、パターン光を投写しない場合の撮影においても、環境光に含まれる可視光以外の成分の影響を受け、撮影画像の色再現性が低下し、被写体を正しく識別できなくなるという問題がある。
この発明は上述のような問題を解決するためになされたもので、距離情報付き画像の生成時に撮影画像の画像信号から、環境光に含まれる可視光以外の成分の影響を除去し、色再現性の高い画像を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像生成装置は、
撮像空間に近赤外波長のパターン光を所定数のフレーム期間おきに投写する投光器と、
環境光により照射されるとともに、前記パターン光を所定数のフレーム期間おきに投写される前記撮像空間内の被写体を撮像して、それぞれ撮像画像のR成分、G成分、及びB成分を表すR信号、G信号、及びB信号を含む撮像信号を出力する撮像部と、
前記投光器に対して前記パターン光の投写強度の指示を与える制御部と、
前記撮像部による撮像で得られた撮像信号のうち、前記パターン光の投写時に得られた撮像信号と前記パターン光の非投写時に得られた撮像信号の差分を求めることで、パターン光画像を生成するとともに、前記パターン光の非投写時に得られた撮像信号から環境光画像を生成する画像差分取得部と、
前記環境光の種別を判定する環境光種別判定部と、
前記環境光種別判定部により判定された前記環境光の種別から、前記環境光に含まれる近赤外波長の光の構成比を示す構成比情報を生成し、生成した前記構成比情報に基づいて、前記環境光画像において、前記環境光に含まれる前記近赤外波長の光による成分を推定し、前記近赤外波長の光による成分を、前記環境光画像から減算することで可視光画像を生成する可視光画像生成部を備え、
前記環境光種別判定部は、前記撮像画像、前記環境光画像、又は前記可視光画像におけるR、G、B成分の比率から前記環境光の種別を判定する
ことを特徴とする。
撮像空間に近赤外波長のパターン光を所定数のフレーム期間おきに投写する投光器と、
環境光により照射されるとともに、前記パターン光を所定数のフレーム期間おきに投写される前記撮像空間内の被写体を撮像して、それぞれ撮像画像のR成分、G成分、及びB成分を表すR信号、G信号、及びB信号を含む撮像信号を出力する撮像部と、
前記投光器に対して前記パターン光の投写強度の指示を与える制御部と、
前記撮像部による撮像で得られた撮像信号のうち、前記パターン光の投写時に得られた撮像信号と前記パターン光の非投写時に得られた撮像信号の差分を求めることで、パターン光画像を生成するとともに、前記パターン光の非投写時に得られた撮像信号から環境光画像を生成する画像差分取得部と、
前記環境光の種別を判定する環境光種別判定部と、
前記環境光種別判定部により判定された前記環境光の種別から、前記環境光に含まれる近赤外波長の光の構成比を示す構成比情報を生成し、生成した前記構成比情報に基づいて、前記環境光画像において、前記環境光に含まれる前記近赤外波長の光による成分を推定し、前記近赤外波長の光による成分を、前記環境光画像から減算することで可視光画像を生成する可視光画像生成部を備え、
前記環境光種別判定部は、前記撮像画像、前記環境光画像、又は前記可視光画像におけるR、G、B成分の比率から前記環境光の種別を判定する
ことを特徴とする。
本発明によれば、距離情報付き画像の生成時に撮影画像の画像信号から可視光以外の波長での環境光成分を除去し、色再現性の高い画像を得ることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における画像生成装置の構成を示す。図示の画像生成装置は、パターン光生成部10と、撮像部20と、制御部30と、画像処理部40とを有する。
パターン光生成部10は、駆動部11と投光器12を含む。
撮像部20は、図2に示されるように、レンズ22と、撮像素子24とを備える。
図1は本発明の実施の形態1における画像生成装置の構成を示す。図示の画像生成装置は、パターン光生成部10と、撮像部20と、制御部30と、画像処理部40とを有する。
パターン光生成部10は、駆動部11と投光器12を含む。
撮像部20は、図2に示されるように、レンズ22と、撮像素子24とを備える。
図3は、投光器12及び撮像部20とともに、撮像空間(撮像対象空間)JSを立体的に表す。図3では、撮像空間JSに直方体の被写体OJ1と球体の被写体OJ2があるものとしている。
本発明の画像生成装置は、図3に示すように、投光器12により被写体OJ1、OJ2に向けて近赤外波長のパターン光の投写を行い、撮像部20による撮像によって得た情報に基づいて、撮像された被写体OJ1、OJ2の各部までの距離を求め、画像情報と、画像の各部についての距離情報を得る。
投光器12により投写されるパターン光は、投写パターンを生じさせるものである。図3に示す例では、投写パターンは、マトリックス状に、即ち横方向(行方向)及び縦方向(列方向)に整列した光スポットを形成するものである。
図4は、投光器12及び撮像部20と、撮像空間内の被写体OJ1、OJ2上の任意の点に形成された一つの光スポットSPとを上方から見た図である。投光器12と撮像部20は、図示の例では、水平方向に距離Lpcだけ離して配置されている。投光器12と撮像部20とを結ぶ直線を基線BLと言い、距離Lpcを基線長と言う。
投光器12から投写した光により撮像空間JS中の被写体OJ1、OJ2の一つに光スポットSPが形成され、この光スポットSPからの光を撮像部20で受けたとする。その場合、投光器12からの光スポットSPへの投写角φと、光スポットSPから撮像部20への入射角θと、基線長Lpcが分かれば、三角測量の原理に基づき、基線BLから被写体OJ1、OJ2上の光スポットSPまでの距離Dzを計算により求めることができる。
投写角φは、図4に示すように、基線BLと光スポットSPを含む平面内において、基線BLに垂直な線と、投光器12と光スポットSPを結ぶ線の成す角である。
入射角θは、図4に示すように、基線BLと光スポットSPを含む平面内において、基線BLに垂直な線と、撮像部20と光スポットSPを結ぶ線の成す角である。
入射角θは、図4に示すように、基線BLと光スポットSPを含む平面内において、基線BLに垂直な線と、撮像部20と光スポットSPを結ぶ線の成す角である。
撮像部20における入射角θは、撮像素子24の撮像面のどの位置に光スポットSPの像が形成されたか、及び撮像素子24の軸線の方向、並びに画角に基づいて求めることができる。
投光器12からの投写角φは、投光器12の構成によって予め定まっており、従って既知である。
投光器12からの投写角φは、投光器12の構成によって予め定まっており、従って既知である。
投光器12からそれぞれ異なる投写角で多数の光スポットを投写して、これらの光スポットを撮像部20で撮像する場合には、それぞれの投写角が既知であれば、撮像面上の光スポットの画像上の位置の相互関係に基づいて、各光スポットの投写角を推定することができる。
投光器12は、図5に示すように、レーザー光源13、コリメートレンズ14、アパーチャ15、及び回折格子16を備える。
駆動部11(図1)は、制御部30により制御されて、レーザー光源13を発光させ、レーザー光源13から出射されたレーザー光はコリメートレンズ14で平行光にされ、アパーチャ15で予め定められたビーム径にされる。
アパーチャ15から出た光は、回折格子16に入射する。回折格子16は、予め定められた投写パターンを生成するためのパターン光を撮像空間JSに投写する。
駆動部11(図1)は、制御部30により制御されて、レーザー光源13を発光させ、レーザー光源13から出射されたレーザー光はコリメートレンズ14で平行光にされ、アパーチャ15で予め定められたビーム径にされる。
アパーチャ15から出た光は、回折格子16に入射する。回折格子16は、予め定められた投写パターンを生成するためのパターン光を撮像空間JSに投写する。
撮像部20のレンズ22(図2)は、被写体像を撮像素子24の撮像面上に合焦させる。
撮像素子24は入射像を光電変換した撮像信号を出力する。撮像素子24は例えばR、G、Bの画素がベイヤ型に配列されたものであり、撮像信号としては、R、G、Bの信号が出力される。撮像素子24の各画素は光電変換素子と光電変換素子の入射側に設けられた色フィルタとにより構成される。
撮像素子24は入射像を光電変換した撮像信号を出力する。撮像素子24は例えばR、G、Bの画素がベイヤ型に配列されたものであり、撮像信号としては、R、G、Bの信号が出力される。撮像素子24の各画素は光電変換素子と光電変換素子の入射側に設けられた色フィルタとにより構成される。
撮像部20は、撮像空間JSの被写体OJ1、OJ2の撮像を行う。この撮像は、予め定められたフレーム周波数(フレームレート)、例えば30fpsで行われ、撮像により、複数の連続したフレームの画像が得られ、フレーム周期毎に1フレームの画像を表す、R、G、Bの色成分の信号R0、G0、B0が出力される。
撮像空間の被写体は、パターン光の投写を受けるほか、環境光により照射されている。
被写体OJ1、OJ2にパターン光が投写されているときは、被写体OJ1、OJ2で反射した環境光による成分(環境光成分乃至環境光画像)に、被写体OJ1、OJ2で反射したパターン光による成分(パターン光成分乃至パターン光画像)が重畳された画像(を表す信号)が、撮像部20から出力される。
被写体OJ1、OJ2にパターン光が投写されていないときは、被写体OJ1、OJ2で反射した環境光による成分(環境光成分乃至環境光画像)のみから成る画像(を表す信号)が、撮像部20から出力される。
被写体OJ1、OJ2にパターン光が投写されているときは、被写体OJ1、OJ2で反射した環境光による成分(環境光成分乃至環境光画像)に、被写体OJ1、OJ2で反射したパターン光による成分(パターン光成分乃至パターン光画像)が重畳された画像(を表す信号)が、撮像部20から出力される。
被写体OJ1、OJ2にパターン光が投写されていないときは、被写体OJ1、OJ2で反射した環境光による成分(環境光成分乃至環境光画像)のみから成る画像(を表す信号)が、撮像部20から出力される。
画像処理部40(図1)は、A/D変換器41と、画像差分取得部42と、距離情報生成部43と、環境光種別判定部44と、可視光画像生成部46と、増感処理部47と、映像信号処理部48と、表示処理部49とを備えている。
A/D変換器41は、撮像部20の出力を、例えば各々8ビット(256階調)のデジタル信号R0、G0、B0に変換する。
制御部30は、パターン光生成部10、撮像部20及び画像処理部40の制御を行う。
具体的には、制御部30は、撮像部20の撮像素子24の撮像モード、フレーム周波数、露光時間、絞り、アナログゲインなどを制御する。露光時間、絞り、アナログゲインの制御に当たっては、撮像された画像の明るさが一定となるように調整を行う。
制御部30はまた、A/D変換器41に対して動作のタイミングを制御するための信号を供給する。
具体的には、制御部30は、撮像部20の撮像素子24の撮像モード、フレーム周波数、露光時間、絞り、アナログゲインなどを制御する。露光時間、絞り、アナログゲインの制御に当たっては、撮像された画像の明るさが一定となるように調整を行う。
制御部30はまた、A/D変換器41に対して動作のタイミングを制御するための信号を供給する。
制御部30はまた、パターン光生成部10によるパターン光の投写強度の制御を行う。
投写強度の制御に当たっては、パターン光投写時の信号の値とパターン光非投写時の信号の値との差分が一定となるように調整を行う。
投写強度の制御に当たっては、パターン光投写時の信号の値とパターン光非投写時の信号の値との差分が一定となるように調整を行う。
制御部30はまた、パターン光生成部10の動作と撮像部20の動作を同期化させるための制御を行う。すなわち、制御部30は撮像部20に対し、
予め定められたフレーム周波数で撮像を繰り返すように制御を行うとともに、パターン光生成部10に対し、1フレーム期間おきにパターン光の投写と非投写を交互に繰り返すように制御を行う。具体的には、制御部30は、レーザー光源13が1フレーム期間おきに発光状態、非発光状態になるように駆動部11を制御する。
予め定められたフレーム周波数で撮像を繰り返すように制御を行うとともに、パターン光生成部10に対し、1フレーム期間おきにパターン光の投写と非投写を交互に繰り返すように制御を行う。具体的には、制御部30は、レーザー光源13が1フレーム期間おきに発光状態、非発光状態になるように駆動部11を制御する。
制御部30は、さらに、パターン光生成部10が投写状態にあるか(レーザー光源13が発光状態にあるか)、非投写状態にあるか(レーザー光源13が非発光状態にあるか)を示す信号Snfを画像差分取得部42に供給する。
制御部30はまた、環境光画像におけるR、G、B成分の比率を示す情報Prpを生成する。そのため、例えば画面全体又はそれぞれ画面の一部を示す領域毎に画像差分取得部42から出力されるR、G、Bの信号R1、G1、B1の積算値の比率を求める。制御部30は、R、G、B成分の比率を示す情報Prpを映像信号処理部48に供給する。映像信号処理部48では、上記の比率を示す情報Prpを白バランス調整のために用いる。
本実施の形態では上記の比率を示す情報Prpを、環境光種別判定部44にも供給し、環境光種別判定部44ではこの情報を用いて環境光の種別の判定を行う。
本実施の形態では上記の比率を示す情報Prpを、環境光種別判定部44にも供給し、環境光種別判定部44ではこの情報を用いて環境光の種別の判定を行う。
制御部30はさらに、投光器12によって投写されるパターン光に含まれる光スポットの各々の、投写パターン内の位置の関係を示す情報Sdp、投写パターン上の位置と投写角の対応関係を示す情報Spa、及び撮像部20の軸線方向及び画角を表す情報Szv、並びに基線長Lpcを表す情報を保持しており、距離情報生成部43に供給する。
投光器12が1フレーム期間おきにパターン光の投写を断続的に行うので、撮像部20では、パターン光が投写されているときの画像(投写時画像)とパターン光が投写されていないときの画像(非投写時画像)、即ち環境光のみによる画像(環境光画像)が1フレーム期間おきに交互に得られる。
A/D変換器41から出力される色成分の信号R0、G0、B0は、図6(a)、(b)、(d)、(e)、(g)、(h)に示すように、本来のそれぞれの色の成分Rr、Gg、Bbを含むほか、それぞれの画素の色フィルタが近赤外領域にも透過性を有するため、近赤外光による成分(近赤外成分)IRr、IRg、IRbをも含む。ここで、「本来のそれぞれの色の成分」Rr、Gg、Bbは、色フィルタが近赤外光(近赤外波長の光)に対して透過性を有しない場合、及び/又は光電変換素子が近赤外光に対して感度を有しない場合に、撮像部20から出力される成分である。
投光器12が投写状態(オン)のフレームに得られた信号R0、G0、B0の、近赤外成分IRr、IRg、IRbには、図6(a)、(d)、(g)に示すように、パターン光による成分IRrp、IRgp、IRbpと、環境光による成分IRre、IRge、IRbeとが含まれ、投光器12が非投写状態(オフ)のフレームに得られた信号R0、G0、B0の、近赤外成分IRr、IRg、IRbには、図6(b)、(e)、(h)に示すように、パターン光による成分IRrp、IRgp、IRbpが含まれず、環境光による成分IRre、IRge、IRbeのみが含まれる。
相前後するフレーム間での画像の変化(動き)を無視すれば、相前後するフレーム間で、信号R0、G0、B0の差を求める(パターン光による成分を含む信号からパターン光による成分を含まない信号を減算する)ことで、図6(m)、(n)、(o)に示すパターン光成分IRrp、IRgp、IRbpを表す信号、或いは該信号で表される画像(パターン光画像)を得ることができる。
また、パターン光による成分を含まないフレームの信号のみを選択して出力することで、図6(b)、(e)、(h)に示される環境光成分R1、G1、B1を表す信号、或いは該信号で表される画像(環境光画像乃至非投写時画像)を生成することができる。
また、パターン光による成分を含まないフレームの信号のみを選択して出力することで、図6(b)、(e)、(h)に示される環境光成分R1、G1、B1を表す信号、或いは該信号で表される画像(環境光画像乃至非投写時画像)を生成することができる。
画像差分取得部42の役割は、上記のように、パターン光による成分のみからなる画像(パターン光画像)(図6(m)、(n)、(o))と、パターン光による成分を含まないフレームの画像(環境光画像)R1、G1、B1(図6(b)、(e)、(h))とを生成することである。
信号R1、G1、B1にも、図6(b)、(e)、(h)に示すように、環境光による近赤外成分IRre、IRge、IRbeが含まれている。可視光画像生成部46の役割は、信号R1、G1、B1から、近赤外成分IRre、IRge、IRbeを除去し、図6(c)、(f)、(i)に示すように、本来のそれぞれの色成分Rr、Gg、Bbのみから成る信号R2、G2、B2を生成することである。
なお、図6(j)には、図6(a)、(d)、(g)の信号R0、G0、B0を合成することで得られる輝度信号Y0が示されている。この輝度信号Y0には、本来の輝度成分Yyと、近赤外成分IRyとが含まれる。近赤外成分IRyには、パターン光による成分IRypと、環境光による成分IRyeとが含まれる。
図6(k)には、図6(b)、(e)、(h)の信号R1、G1、B1を合成することで得られる輝度信号Y1が示されている。この輝度信号Y1には、本来の輝度成分Yyと、環境光による近赤外成分IRyeとが含まれる。
図6(l)には、図6(c)、(f)、(i)の信号R2、G2、B2を合成することで得られる輝度信号Y2が示されている。この輝度信号Y2には、本来の輝度成分Yyのみが含まれる。
図6(p)には、図6(m)、(n)、(o)の信号IRrp、IRgp、IRbpを合成することで得られる信号IRypが示されている。この信号IRypは、撮像されたパターン光の強度Srを表す。
図6(k)には、図6(b)、(e)、(h)の信号R1、G1、B1を合成することで得られる輝度信号Y1が示されている。この輝度信号Y1には、本来の輝度成分Yyと、環境光による近赤外成分IRyeとが含まれる。
図6(l)には、図6(c)、(f)、(i)の信号R2、G2、B2を合成することで得られる輝度信号Y2が示されている。この輝度信号Y2には、本来の輝度成分Yyのみが含まれる。
図6(p)には、図6(m)、(n)、(o)の信号IRrp、IRgp、IRbpを合成することで得られる信号IRypが示されている。この信号IRypは、撮像されたパターン光の強度Srを表す。
以下、各部の処理を詳細に説明する。
画像差分取得部42は、A/D変換器41から出力される信号R0、G0、B0を受け、パターン光が投写されているときの画像とパターン光が投写されていないときの画像とに基づいて、パターン光による画像(パターン光画像)と、パターン光成分を除いた画像(環境光画像)とを生成する。例えば、パターン光が投写されていないフレーム期間に得られた画像を環境光画像として出力し、相前後する2つのフレーム期間のうち、パターン光が投写されているフレーム期間における撮像(露光)で得られた画像からパターン光が投写されていないフレーム期間における撮像(露光)で得られた画像を差し引くことで得られた画像をパターン光画像として出力する。具体的には、パターン光が投写されているフレーム期間に得られたR、G、B成分の信号からパターン光が投写されていないフレーム期間に得られたR、G、B成分の信号を差し引き、これらを組み合わせることで単一のパターン光成分を表す信号を生成する。
画像差分取得部42は、A/D変換器41から出力される信号R0、G0、B0を受け、パターン光が投写されているときの画像とパターン光が投写されていないときの画像とに基づいて、パターン光による画像(パターン光画像)と、パターン光成分を除いた画像(環境光画像)とを生成する。例えば、パターン光が投写されていないフレーム期間に得られた画像を環境光画像として出力し、相前後する2つのフレーム期間のうち、パターン光が投写されているフレーム期間における撮像(露光)で得られた画像からパターン光が投写されていないフレーム期間における撮像(露光)で得られた画像を差し引くことで得られた画像をパターン光画像として出力する。具体的には、パターン光が投写されているフレーム期間に得られたR、G、B成分の信号からパターン光が投写されていないフレーム期間に得られたR、G、B成分の信号を差し引き、これらを組み合わせることで単一のパターン光成分を表す信号を生成する。
図7は画像差分取得部42の構成例を示す。
フレーム遅延部421は、A/D変換器41から入力端子420を介して供給される撮像信号D41(R0、G0、B0)を、1フレーム期間遅延させてフレーム遅延撮像信号D421を出力する。
フレーム遅延部421は、A/D変換器41から入力端子420を介して供給される撮像信号D41(R0、G0、B0)を、1フレーム期間遅延させてフレーム遅延撮像信号D421を出力する。
差分演算部422は、撮像信号D41とフレーム遅延撮像信号D421の差分(パターン光が投写されているフレームの撮像信号から、パターン光が投写されていないフレームの撮像を減算することで得られる差分)を求め、差分信号D422を生成する。
スイッチ423は、投光器12がパターン光を投写していないフレームについての撮像信号D41が入力端子420に供給されるタイミングで閉じて、該信号を、環境光成分D423(R1、G1、B1)として出力端子427から可視光画像生成部46に出力する。
上記のフレーム遅延部421、差分演算部422、スイッチ423による処理は、R、G、Bの色成分毎に別個に行われる。即ち、入力端子420にR信号R0が入力されているときは、R信号R0の、パターン光成分IRrpと環境光成分(Rr+IRre)への分離が行われ、入力端子420にG信号G0が入力されているときは、G信号G0の、パターン光成分IRrpと環境光成分(Gg+IRge)への分離が行われ、入力端子420にB信号B0が入力されているときは、B信号B0の、パターン光成分IRbpと環境光成分(Bb+IRbe)への分離が行われる。
画像差分取得部42に入力されるR、G、B信号R0、G0、B0は、ベイヤ配列の画素で得られた信号であるので、すべての画素についてすべての色成分を有するわけではなく、各画素についてはR、G、Bのうちの一つの成分のみが存在する。スイッチ423から出力される環境光成分も同様である。差分演算部422から出力されるパターン光成分についても同様に、それぞれR、G、Bのいずれか一つの画素で得られた成分(色信号R0、G0、B0のいずれか一つに含まれていた成分)のみが存在する。
補間部424は、差分演算部422から出力される、R、G、Bのパターン光成分IRrp、IRgp、IRbpを受けて、各画素について欠落している成分(各画素の色信号と異なる色信号に含まれていたと推定される近赤外成分)IRrp、IRgp、IRbpを補間する。
合成部425は、補間部424から出力された各画素についての3つの成分IRrp、IRgp、IRbpを合成する。
この合成は、R、G、B信号から輝度信号を生成する場合と同様に、例えば、下記の演算で行われる。
IRyp=a1×IRrp+a2×IRgp+a3×IRbp (1)
式(1)において、
a1、a2、a3は、
a1+a2+a3=1
となるように予め定められた係数である。係数a1、a2、a3は、撮像部20のR、G、Bの色フィルタの近赤外成分に対する分光透過特性、R、G、Bの光電変換素子の近赤外成分に対する分光感度特性により定められる。また、簡単化のため、例えば、
a1=a2=a3=1/3
としても良い。
この合成は、R、G、B信号から輝度信号を生成する場合と同様に、例えば、下記の演算で行われる。
IRyp=a1×IRrp+a2×IRgp+a3×IRbp (1)
式(1)において、
a1、a2、a3は、
a1+a2+a3=1
となるように予め定められた係数である。係数a1、a2、a3は、撮像部20のR、G、Bの色フィルタの近赤外成分に対する分光透過特性、R、G、Bの光電変換素子の近赤外成分に対する分光感度特性により定められる。また、簡単化のため、例えば、
a1=a2=a3=1/3
としても良い。
合成部425による合成の結果(各画素についての近赤外成分)IRypは、パターン光成分Srとして出力端子428を介して距離情報生成部43に供給される。
距離情報生成部43は、画像差分取得部42から出力されるパターン光成分と、制御部30から別途供給される投写パターンについての情報に基づいて、撮像部20から、パターン光画像の各部に対応する被写体の各部までの距離を表す情報を生成する。距離情報生成部43における距離情報生成のため、投写パターンとして、光スポットのほかに識別コードを含むものが用いられる。そこで、まず、投写パターンについて説明する。
上記のように、投光器12により投写される投写パターン(投写像)は、図3に示すようにマトリックス状に配列された光スポットを含むものであるが、それに付随して各光スポットの近傍に識別コードとして役割を持つドット群を備えている。
図8は、投写パターンの一部を拡大して示すものである。以下では、説明を簡単にするため、投写パターンが、投光器12の光軸に対して垂直な平面上に投写された場合を想定して説明する。
最小のマスはドット位置乃至セルと呼ばれるものであり、投写パターンにおいて、オン(光が照射された状態)又はオフ(光が照射されない状態)を制御可能な最小単位である。例えば、投写範囲内に縦方向480行、横方向650列のセルが形成される。光が照射された状態のセルによりドットが構成される。
最小のマスはドット位置乃至セルと呼ばれるものであり、投写パターンにおいて、オン(光が照射された状態)又はオフ(光が照射されない状態)を制御可能な最小単位である。例えば、投写範囲内に縦方向480行、横方向650列のセルが形成される。光が照射された状態のセルによりドットが構成される。
各光スポットMKは、縦方向2行、横方向2列の、オン状態のセルから成る領域を占めるように形成される。
2行2列の領域の周囲の上下各1行、左右各1列はオフ状態のセル(光が照射されないセル)からなる領域であり、この領域と2行2列の領域を含む4行4列の領域をスポット領域MAと言う。
2行2列の領域の周囲の上下各1行、左右各1列はオフ状態のセル(光が照射されないセル)からなる領域であり、この領域と2行2列の領域を含む4行4列の領域をスポット領域MAと言う。
4行4列のスポット領域MAの下側に隣接する1行のセル(スポット領域MAに対して下側で隣接し、互いに整列した4つのドット位置の群)は、識別コードの第1の部分DCaを構成する領域であり、スポット領域MAの右側に隣接する1列のセル(スポット領域MAに対して右側で隣接し、互いに整列した4つのドット位置の群)は、識別コードの第2の部分DCbを構成する領域である。第1の部分DCaの4つのセルはそれぞれ符号c1〜c4で示され、第2の部分DCbの4つのセルはそれぞれ符号c5〜c8で示される。
第1の部分DCa及び第2の部分DCbの各セルはオン状態(照射された状態)又はオフ状態(照射されない状態)のいずれかを取ることが可能であり、このオン、オフの組み合わせにより、8ビットの識別コードDCが構成される。各光スポットMKに付随した識別コードDCは、当該光スポットMKの識別のために用いられる。
第1の部分DCa及び第2の部分DCbの各セルはオン状態(照射された状態)又はオフ状態(照射されない状態)のいずれかを取ることが可能であり、このオン、オフの組み合わせにより、8ビットの識別コードDCが構成される。各光スポットMKに付随した識別コードDCは、当該光スポットMKの識別のために用いられる。
第1の部分DCaの右側に隣接するセル、即ち第2の部分DCbの下側に隣接するセルcbrは、オフ状態のものである。
投写パターンの全体は、上記の4行4列のスポット領域MAに、識別コードDC及びセルcbrを加えた、5行5列のセルからなる領域MBの繰り返しで構成される。
投写パターンの全体は、上記の4行4列のスポット領域MAに、識別コードDC及びセルcbrを加えた、5行5列のセルからなる領域MBの繰り返しで構成される。
光スポットMKは、投写パターンの各部の位置を特定するために用いられ、2行2列のドットから成るので、撮像部20において比較的大面積で、従って、比較的高輝度の部分として見える。
各光スポットMKに付随した識別コードDCは、当該光スポットMKが投写パターンに含まれる多数の光スポットのうちのどれであるかの判定に用いられるものである。
各光スポットMKに付随した識別コードDCは、当該光スポットMKが投写パターンに含まれる多数の光スポットのうちのどれであるかの判定に用いられるものである。
図9は投写パターンで使用する識別コードの例を示したものである。図示の例では、No.0からNo.55までの56個の互いに異なる「値」、即ち異なるオン、オフの組み合わせの識別コードが用いられる。各番号(No.)の識別コードのc1からc8までのセルの値(オン又はオフ)が「1」、「0」で示されている。
図10は投写パターン内での識別コードの配置の例(各識別コードを含む5行5列のセルから成る領域の配置の例)を示す。図10中の各マスが5行5列のセルから成る領域MBに相当する。各マス内の数字は、図9の識別コードの番号(No.)を示す。
図10に示す例では、垂直方向には同じ識別コードが並べられ、水平方向には、左から右へ、識別コードがNo.0からNo.55まで順に並べられ、No.55の次(右側)には、再びNo.0が配置され、以下同様の配置の繰り返し(周期的な配置)となっている。
図10に示す例では、垂直方向には同じ識別コードが並べられ、水平方向には、左から右へ、識別コードがNo.0からNo.55まで順に並べられ、No.55の次(右側)には、再びNo.0が配置され、以下同様の配置の繰り返し(周期的な配置)となっている。
図8及び図9の識別コードを、図10のように配列すると、オン状態及びオフ状態のセルの配列(オン状態のセルの配列及びオフ状態のセルの配列)が、投写パターンの中心(投写パターンの垂直方向の中点に位置し、No.28の識別コードを含む領域MB内の光スポットMKの中心)を中心として、点対称となる。
また、水平方向において隣接する光スポットに付随する識別コード間では、オン状態/オフ状態の変更箇所(オン状態からオフ状態へ切り替わる箇所又はオフ状態からオン状態へ切り替わる箇所)が必ず一箇所のみとなっている。
8個のセルc1〜c8のオンオフの組合せは256通りあるが、そのすべてを利用するのではなく、上記の条件を満たすようにするため、256通りの組合せのうち、56通りの組合せのみが識別コードとして用いられている。
また、水平方向において隣接する光スポットに付随する識別コード間では、オン状態/オフ状態の変更箇所(オン状態からオフ状態へ切り替わる箇所又はオフ状態からオン状態へ切り替わる箇所)が必ず一箇所のみとなっている。
8個のセルc1〜c8のオンオフの組合せは256通りあるが、そのすべてを利用するのではなく、上記の条件を満たすようにするため、256通りの組合せのうち、56通りの組合せのみが識別コードとして用いられている。
投光器12の光軸に対して垂直でない平面にパターン光が投写された場合に形成される投写パターンは、矩形以外の四辺形となり、光スポットの行、列も互いに平行ではなくなり、光スポット間の距離も一様ではなくなる。曲面上にパターン光が投写された場合に形成される投写パターンにおいては、光スポットの行、列も直線状のものではなくなる。パターン光が投写される面に凹凸、段差などがあると、それぞれの光スポットの投写角の大小関係(例えば小さいものから並べた場合の順序)と、それぞれの光スポットの入射角の大小関係(例えば小さいものから並べた場合の順序)が一致しなくなり、「入れ替わり」が発生することがある。
各光スポットが投光器12から投写されたときの投写角を知るには、マトリックスの何列目の光スポットであるかを識別する必要がある。8ビットの識別コードは、それ自体で何列目を特定できるだけの情報量を含まないが、例えば、光スポット間で入れ替わりがあっても、各光スポットの本来の位置(順序)からのずれが、識別コードの「値」の変化の周期(図10に示す例では、5行5列のセルから成る領域MBの、56個分)の範囲内であれば、ずれが無い場合の位置(本来の位置)を特定することが可能であり、本来の位置を特定することで、当該識別コードが付加された光スポットが何列目のものであるかの識別を行うことができる。
なお、上記の「入れ替わり」は、投光器12と撮像部20が水平方向の異なる位置に配置されていることによって生じるものであり、投光器12と撮像部20は上下方向においては同じ位置に配置されているので、上下方向については、上記のような入れ替わりが発生することはなく、従って、撮像画像中の順序を検出することで、投写パターン中の上下方向の位置(順序)を判断することができる。従って、上下方向の順序を識別するためのコードは不要である。
なお、投光器12と撮像部20が上下方向においても異なる位置に配置される可能性を考慮して、上下方向の順序を識別することも可能なように識別コードを定めても良い。
図11は距離情報生成部43の構成例を示す。
図11に示される距離情報生成部43は、2値化部431と、スポット領域抽出部432と、識別コード読取部433と、記憶部434と、投写角推定部436と、入射角算出部437と、距離算出部438とを有する。
図11に示される距離情報生成部43は、2値化部431と、スポット領域抽出部432と、識別コード読取部433と、記憶部434と、投写角推定部436と、入射角算出部437と、距離算出部438とを有する。
2値化部431は、画像差分取得部42から出力されるパターン光成分を2値化して、2値のパターン光画像を出力する。
スポット領域抽出部432は、パターン光画像から各光スポットを中心とするスポット領域MA(図8の4行4列の領域)を抽出する。
スポット領域MAの抽出のためには、一定の間隔で配置され、中心部に位置する2行2列の4つのドット(オン状態のセルによって構成される)と、その周囲(上下各1行、左右各1列)に位置するオフ状態のセルから成る4行4列のセルの群を探索する。また、中心部の2行2列の4つドットの群は、投写パターンにおいては、規則的に等間隔に配置されたものであるので、撮像で得られた画像においても同様の配置であることが条件となる。但し、被写体の表面の曲がり、凹凸、段差などにより、撮像画像においては、完全に等間隔になるとは限らないため、類似度に基づくパターンマッチング等を行って、スポット領域MAの抽出を行う。
スポット領域MAの抽出のためには、一定の間隔で配置され、中心部に位置する2行2列の4つのドット(オン状態のセルによって構成される)と、その周囲(上下各1行、左右各1列)に位置するオフ状態のセルから成る4行4列のセルの群を探索する。また、中心部の2行2列の4つドットの群は、投写パターンにおいては、規則的に等間隔に配置されたものであるので、撮像で得られた画像においても同様の配置であることが条件となる。但し、被写体の表面の曲がり、凹凸、段差などにより、撮像画像においては、完全に等間隔になるとは限らないため、類似度に基づくパターンマッチング等を行って、スポット領域MAの抽出を行う。
識別コード読取部433は、抽出されたスポット領域MAに隣接する識別コード領域から識別コードDCを読み取る。
投写角推定部436は、識別コード読取部433から識別コードの読み取り結果を受け、さらに制御部30から、図9の表の内容を示すデータ(各識別コードと投写パターン内の位置の関係を示す情報)Sdpと、投写パターン上の位置と投写角の対応関係を示す情報Spaを得て、これらに基づいて各光スポットの投写角φを推定する。なお、上記の情報、即ち図9の表の内容を示すデータSdpと、投写パターン上の位置と投写角の対応関係を示す情報Spaが制御部30から与えられたら、投写角推定部436内のメモリ(図示しない)に保持しておくこととしても良い。
識別コード読取部433での読み取り結果に基づいて、投写角推定部436は投写角の推定を行う。
投写角の推定においては、読み取られた識別コードDCの値が、図9の表中の識別コードNo.0〜No.55のいずれに一致するかを判定し(即ち、パターン内のどの位置の光スポットに付されたものであるかを判定し)、この判定結果、及び該光スポットが上下方向のどの位置のものであるかの判定結果に基づいて、当該光スポットが投写パターンの水平方向及び上下方法のどの位置のものであるかを特定する。
光スポットの、投写パターン上の位置が特定できたら、特定された位置と投写角との関係を示す情報Spa(制御部30から与えられる)に基づいて投写角φを求める。
光スポットの、投写パターン上の位置が特定できたら、特定された位置と投写角との関係を示す情報Spa(制御部30から与えられる)に基づいて投写角φを求める。
入射角算出部437は、スポット領域抽出部432の出力に基づいて、撮像面内のどの位置に光スポットが撮影されているか、ならびに撮像部の軸線方向及び画角に基づいて、当該光スポットについての入射角θを算出する。軸線方向及び画角を表す情報Szvは、制御部30から供給される。
距離算出部438は、投写角推定部436で推定された投写角φと、入射角算出部437で算出された入射角θと、制御部30から供給される基線長Lpcに基づいて基線BLから光スポットが投写されている被写体の表面までの距離を計算する。
まず、図4の基線BLから光スポットが投写されている被写体表面(スポットSPが形成された点)、即ち図4でスポットSPの位置までの距離Dzは、
Dz=Lpc/(tanφ−tanθ) (2)
の関係から求めることができる。式(2)は、図4において、
Dz・tanφ−Dz・tanθ=Lpc (3)
の関係があることから得られる。
Dz=Lpc/(tanφ−tanθ) (2)
の関係から求めることができる。式(2)は、図4において、
Dz・tanφ−Dz・tanθ=Lpc (3)
の関係があることから得られる。
次に、撮像部20から光スポットが形成された被写体表面(スポットSP)までの距離Drを、式(3)で得られる基線BLまでの距離Dzと、入射角θから、
Dr=Dz/cosθ (4)
により求める。
距離情報生成部43で求めた距離情報Drは、表示処理部49に供給される。
Dr=Dz/cosθ (4)
により求める。
距離情報生成部43で求めた距離情報Drは、表示処理部49に供給される。
環境光種別判定部44は、制御部30から出力される、R、G、B成分の比率を示す情報Prpから、環境光の種別を判定する。環境光は、太陽光などの自然光と人工の照明光に分類され、人工光はさらに光源の種類によって分類される。環境光種別判定部44は、例えば、R、G、B成分の比率Prpを予め定められた1又は2以上の判定基準値と比較して、比較の結果に基づいて環境光の種別を判定する。
環境光種別判定部44での種別の判定結果Ltpは、可視光画像生成部46に伝えられる。
環境光種別判定部44での種別の判定結果Ltpは、可視光画像生成部46に伝えられる。
可視光画像生成部46は、画像差分取得部42からの画素値R1、G1、B1と、環境光種別判定部44からの種別の判定結果Ltpとに基づき、画素値R1、G1、B1から近赤外成分IRre、IRge、IRbeを除いた画素値、即ち可視領域内のR、G、B成分の値(画素値)R2、G2、B2を算出する。
以下、可視光画像生成部46の動作の概略を、図12(a)〜(c)を参照して説明する。図12(a)、(b)、(c)は、それぞれ図6(e)、(k)、(p)と同様の図であるが、被写体の反射率が100%の場合のそれぞれの成分の値を点線で示す。以下の説明では、反射率Mが100%であるときのそれぞれの値G1(100)、Gg(100)、IRge(100)、Y1(100)、Yy(100)、IRyp(100)のように、「(100)」を付す。これに対して反射率Mを特に限定しない場合の値G1(M)、Gg(M)、IRge(M)、Y1(M)、Yy(M)、IRyp(M)のように「(M)」を付すことで違いを明確にすることもあるが、「(M)」を省くこともある。
可視光画像生成部46は、環境光種別判定部44からの種別を示す情報Ltpから、近赤外光に対する反射率と、可視光(ここでは特にG成分)に対する反射率が同じ値Moであると仮定した場合の環境光画像(R1、G1、B1)のうち、近赤外成分が占める割合乃至構成比Eyの推定を行う。
この構成比Eyとして、本実施の形態では、環境光画像のG信号の値G1(Mo)に含まれる近赤外成分IRge(Mo)の、輝度値Y1(Mo)(=IRye(Mo)+Yy(Mo))に対する比を推定する。
この反射率Moはどのような値であっても同じ結果となるが、以下では説明を簡単にするため、反射率Moが100%である場合を想定して説明する。上記の反射率Moが100%である場合、上記の構成比Erは、下記の式で与えられる。
Er
=IRge(100)/Y1(100)
=IRge(100)/{IRye(100)+Yy(100)}
この反射率Moはどのような値であっても同じ結果となるが、以下では説明を簡単にするため、反射率Moが100%である場合を想定して説明する。上記の反射率Moが100%である場合、上記の構成比Erは、下記の式で与えられる。
Er
=IRge(100)/Y1(100)
=IRge(100)/{IRye(100)+Yy(100)}
可視光画像生成部46は、上記の構成比Eyと輝度値Y1(M)とを乗算することで、画素値G1(M1)に含まれる、近赤外成分IRge(M)を求め、この近赤外成分IRge(M)を画素値G1(M)から減算することで、画素値G2(M)(=Gg(M))を求める。
画素値R2(M)(=Rr(M))、B2(M)(=Bb(M))の算出には、上記の構成比Eyの代わりに、R、G、B成分相互間における、近赤外成分が占める割合の違いを考慮したパラメータα、βを、上記の構成比Eyに乗じた値(α×Ey、β×Ey)を用いる。
画素値R2(M)(=Rr(M))、B2(M)(=Bb(M))の算出には、上記の構成比Eyの代わりに、R、G、B成分相互間における、近赤外成分が占める割合の違いを考慮したパラメータα、βを、上記の構成比Eyに乗じた値(α×Ey、β×Ey)を用いる。
図13は、図1の可視光画像生成部46の構成例を示す。
図示の可視光画像生成部46は、構成比情報生成部461と、輝度値算出部463と、パラメータ生成部464と、可視光成分算出部466とを有する。
図示の可視光画像生成部46は、構成比情報生成部461と、輝度値算出部463と、パラメータ生成部464と、可視光成分算出部466とを有する。
構成比情報生成部461は、環境光種別判定部44による種別の判定結果Ltpから、環境光画像の画素値に含まれる、近赤外成分の構成比Erを示す情報(構成比情報)を生成する。
このような処理のため、構成比情報生成部461は、環境光の種別毎に、環境光に含まれる近赤外成分の構成比を示す情報を保持する構成比メモリ462を有する。構成比メモリ462は例えばLUTテーブルを含み、環境の種別を示す情報がアドレスとして入力されると、近赤外光の構成比を示す情報が読み出される構成となっている。
「環境光に含まれる近赤外成分の構成比」は、撮像部20の色フィルタの分光透過特性及び光電変換素子の分光感度特性に依存するものであり、環境光による撮像部20の出力値のうちの、近赤外成分の構成比を意味する。例えば、被写体の反射率が可視光に対しても近赤外光に対しても同じ値Moであると仮定した場合に、環境光画像のG成分の画素値G1(Mo)に含まれる近赤外成分IRge(Mo)の、輝度値Y1(Mo)(=Yy(Mo)+IRye(Mo))に対する比(IRge(Mo)/Y1(Mo))が上記構成比Eyとして構成比メモリ462に保持されている。上記の反射率Moが100%である場合について図12(a)〜(c)を参照して説明すると、上記の構成比Eyは、図12(a)に示される、環境光画像のG成分の画素値G1(100)に含まれる近赤外成分IRge(100)の、図12(b)に示される輝度値Y1(100)(=Yy(100)+IRye(100))に対する比(IRge(100)/Y1(100))である。
「環境光に含まれる近赤外成分の構成比」は、撮像部20の色フィルタの分光透過特性及び光電変換素子の分光感度特性に依存するものであり、環境光による撮像部20の出力値のうちの、近赤外成分の構成比を意味する。例えば、被写体の反射率が可視光に対しても近赤外光に対しても同じ値Moであると仮定した場合に、環境光画像のG成分の画素値G1(Mo)に含まれる近赤外成分IRge(Mo)の、輝度値Y1(Mo)(=Yy(Mo)+IRye(Mo))に対する比(IRge(Mo)/Y1(Mo))が上記構成比Eyとして構成比メモリ462に保持されている。上記の反射率Moが100%である場合について図12(a)〜(c)を参照して説明すると、上記の構成比Eyは、図12(a)に示される、環境光画像のG成分の画素値G1(100)に含まれる近赤外成分IRge(100)の、図12(b)に示される輝度値Y1(100)(=Yy(100)+IRye(100))に対する比(IRge(100)/Y1(100))である。
上記のように、環境光種別判定部44は、制御情報に含まれるR、G、B成分の比率(画面全体に亘る比率)を示す情報Prpを受け、これに基づいて環境光の種別Ltpを判別し、構成比情報生成部461は、構成比メモリ462を参照して、種別Ltpに対応する(種別に関係付けて記憶されている)上記の構成比Eyを示す情報を読み出して出力する。
上記の構成比Eyを示す情報は、例えば、画面全体に対して一度だけ求められ、画面内のすべての画素乃至領域に対して共通の値として用いられる。
なお、画面全体に対して一度だけではなく、それぞれ画面の一部をなす領域毎にR、G、B成分の比率を示す情報Prpが得られる場合には、これに基づいて領域毎に構成比Eyを求めることとしても良い。
上記の構成比Eyを示す情報は、例えば、画面全体に対して一度だけ求められ、画面内のすべての画素乃至領域に対して共通の値として用いられる。
なお、画面全体に対して一度だけではなく、それぞれ画面の一部をなす領域毎にR、G、B成分の比率を示す情報Prpが得られる場合には、これに基づいて領域毎に構成比Eyを求めることとしても良い。
輝度値算出部463は、撮像部20から出力される画素値R1、G1、B1に基づいて当該画素についての輝度値Y1(M)を算出する。
輝度値の算出は、例えば下記の式で行うことができる。
Y1(M)=ar×R1(M)+ag×G1(M)+ab×B1(M)
(5)
ar、ag、abは、
ar+ag+ab=1となるように予め定められた係数であり、例えば
ar=0.3
ag=0.59、
ab=0.11
である。
輝度値の算出は、例えば下記の式で行うことができる。
Y1(M)=ar×R1(M)+ag×G1(M)+ab×B1(M)
(5)
ar、ag、abは、
ar+ag+ab=1となるように予め定められた係数であり、例えば
ar=0.3
ag=0.59、
ab=0.11
である。
環境光種別判定部44での種別の判定結果Ltpは、パラメータ生成部464にも伝えられる。
パラメータ生成部464は、環境光毎にパラメータα、βを保持するパラメータメモリ465を有する。パラメータ生成部464は、環境光種別判定部44での種別の判定結果Ltpに応じて、種別に対応したパラメータα、βの値をパラメータメモリ465から読み出して出力する。
パラメータαは、被写体が該当する種別の環境光で照射され、該被写体の反射率がある値Mo、例えば100%である場合に、環境光画像のR成分の画素値R1(100)に含まれる近赤外成分の値IRre(100)の、G成分の画素値G1(100)に含まれる近赤外成分の値IRge(100)に対する比(IRre(100)/IRge(100))を表し、
パラメータβは、被写体が該当する種別の環境光で照射され、該被写体の反射率がある値Mo、例えば100%である場合に、環境光画像のB成分の画素値B1(100)に含まれる近赤外成分の値IRbe(100)の、G成分の画素値G1(100)に含まれる近赤外成分の値IRge(100)に対する比(IRbe(100)/IRge(100))を表すものである。
α、βの値は、撮像部におけるカラーフィルタの特性、光電変換素子の特性に依存し、予め実験により求められる。
パラメータ生成部464は、環境光毎にパラメータα、βを保持するパラメータメモリ465を有する。パラメータ生成部464は、環境光種別判定部44での種別の判定結果Ltpに応じて、種別に対応したパラメータα、βの値をパラメータメモリ465から読み出して出力する。
パラメータαは、被写体が該当する種別の環境光で照射され、該被写体の反射率がある値Mo、例えば100%である場合に、環境光画像のR成分の画素値R1(100)に含まれる近赤外成分の値IRre(100)の、G成分の画素値G1(100)に含まれる近赤外成分の値IRge(100)に対する比(IRre(100)/IRge(100))を表し、
パラメータβは、被写体が該当する種別の環境光で照射され、該被写体の反射率がある値Mo、例えば100%である場合に、環境光画像のB成分の画素値B1(100)に含まれる近赤外成分の値IRbe(100)の、G成分の画素値G1(100)に含まれる近赤外成分の値IRge(100)に対する比(IRbe(100)/IRge(100))を表すものである。
α、βの値は、撮像部におけるカラーフィルタの特性、光電変換素子の特性に依存し、予め実験により求められる。
可視光成分算出部466は、輝度値算出部463からの輝度値Y1と、構成比情報生成部461からの構成比Eyとを乗算することで、環境光画像のG信号に含まれる近赤外成分(IRge=Y1×Ey)を求め、
この値(IRge=Y1×Ey)にパラメータαを乗算することで、環境光画像のR信号に含まれる近赤外成分(IRre=Y1×Ey×α)を求め、
この値(IRge=Y1×Ey)にパラメータβを乗算することで、環境光画像のB信号に含まれる近赤外成分(IRbe=Y1×Ey×β)を求める。
可視光成分算出部466は、このようにして求めた環境光画像のR信号、G信号、B信号に含まれる近赤外成分IRre、IRge、IRbeを、環境光画像のR信号、G信号、B信号から減算することで、可視光成分(近赤外成分を除去した値)R2、G2、B2を計算する。
以上の計算は下記の式で表される。
R2=R1−Y1×Ey×α
G2=G1−Y1×Ey
B2=B1−Y1×Ey×β
(6)
この値(IRge=Y1×Ey)にパラメータαを乗算することで、環境光画像のR信号に含まれる近赤外成分(IRre=Y1×Ey×α)を求め、
この値(IRge=Y1×Ey)にパラメータβを乗算することで、環境光画像のB信号に含まれる近赤外成分(IRbe=Y1×Ey×β)を求める。
可視光成分算出部466は、このようにして求めた環境光画像のR信号、G信号、B信号に含まれる近赤外成分IRre、IRge、IRbeを、環境光画像のR信号、G信号、B信号から減算することで、可視光成分(近赤外成分を除去した値)R2、G2、B2を計算する。
以上の計算は下記の式で表される。
R2=R1−Y1×Ey×α
G2=G1−Y1×Ey
B2=B1−Y1×Ey×β
(6)
増感処理部47は、可視光画像生成部46で生成された可視光画像に対して増倍乃至増感処理を施し、増感された可視光画像を出力する。この増感処理は、可視光画像生成部46から出力される画素値R2、G2、B2に対して、周辺の画素の画素値を重み付け加算することで行われる。
可視光画像生成部46から出力される画素値R2、G2、B2も、すべての画素についてすべての色成分を有するわけではなく、各画素はベイヤ配列中の位置に応じていずれか一つの色成分の値を有する。増感処理部47は、各画素(注目画素)について、その周辺の同じ色の画素(同じ色成分を有する画素)の画素値を加算することで、増感(増倍)された画素値を有する信号R3、G3、B3を出力する。
可視光画像生成部46から出力される画素値R2、G2、B2も、すべての画素についてすべての色成分を有するわけではなく、各画素はベイヤ配列中の位置に応じていずれか一つの色成分の値を有する。増感処理部47は、各画素(注目画素)について、その周辺の同じ色の画素(同じ色成分を有する画素)の画素値を加算することで、増感(増倍)された画素値を有する信号R3、G3、B3を出力する。
図14(a)〜(c)は、注目画素に対して加算される画素を示す。図14(a)〜(c)において、最小のマスはそれぞれ画素を表す。
注目画素が図14(a)に示されるようにR画素RR34である場合には、周辺の画素として、2行上で2列左の画素RR12、2行上で同じ列の画素RR32、2行上で2列右の画素RR52、同じ行で2列左の画素RR14、同じ行で2列右の画素RR54、2行下で2列左の画素RR16、2行下で同じ列の画素RR36、及び2行下で2列右の画素RR56の、8つの画素が加算される。
注目画素が図14(a)に示されるようにR画素RR34である場合には、周辺の画素として、2行上で2列左の画素RR12、2行上で同じ列の画素RR32、2行上で2列右の画素RR52、同じ行で2列左の画素RR14、同じ行で2列右の画素RR54、2行下で2列左の画素RR16、2行下で同じ列の画素RR36、及び2行下で2列右の画素RR56の、8つの画素が加算される。
従って、加算結果NRR34は下の式で表される。
NRR34=RR12+RR32+RR52
+RR14+RR34+RR54
+RR16+RR36+RR56
(7)
このような画素加算の結果得られる値NRR34が増倍されたR成分値R3として出力される。
以上注目画素がRR34である場合について説明したが、他の位置のR画素についても、同様の配置の周辺画素を加算する。
NRR34=RR12+RR32+RR52
+RR14+RR34+RR54
+RR16+RR36+RR56
(7)
このような画素加算の結果得られる値NRR34が増倍されたR成分値R3として出力される。
以上注目画素がRR34である場合について説明したが、他の位置のR画素についても、同様の配置の周辺画素を加算する。
注目画素が図14(b)に示されるように、G画素GB33である場合には、周辺の画素として、2行上で同じ列の画素GB31、1行上で1列左の画素GR22、1行上で1列右の画素GR42、同じ行で2列左の画素GB13、同じ行で2列右の画素GB53、1行下で1列左の画素GR24、1行下で1列右の画素GR44、及び2行下で同じ列の画素GB35の、8つの画素が加算される。
従って、加算結果NGB33は下の式で表される。
NGB33=GB31+GR22+GR42
+GB13+GB33+GB53
+GR24+GR44+GB35
(8)
このような画素加算の結果得られる値NGB33が増倍されたG成分値G3として出力される。
以上注目画素がGB33である場合について説明したが、他の位置のG画素についても、同様の配置の周辺の画素を加算する。
NGB33=GB31+GR22+GR42
+GB13+GB33+GB53
+GR24+GR44+GB35
(8)
このような画素加算の結果得られる値NGB33が増倍されたG成分値G3として出力される。
以上注目画素がGB33である場合について説明したが、他の位置のG画素についても、同様の配置の周辺の画素を加算する。
注目画素が、図14(c)に示されるように、B画素BB43である場合には、周辺の画素として、2行上で2列左の画素BB21、2行上で同じ列の画素BB41、2行上で2列右の画素BB61、同じ行で2列左の画素BB23、同じ行で2列右の画素BB63、2行下で2列左の画素BB25、2行下で同じ列の画素BB45、及び2行下で2列右の画素BB65の、8つの画素が加算される。
従って、加算結果NBB43は下の式で表される。
NBB43=BB21+BB41+BB61
+BB23+BB43+BB63
+BB25+BB45+BB65
(9)
このような画素加算の結果得られる値NBB43が増倍されたB成分値B3として出力される。
以上注目画素がBB43である場合について説明したが、他の位置のB画素についても、同様の配置の周辺画素を加算する。
NBB43=BB21+BB41+BB61
+BB23+BB43+BB63
+BB25+BB45+BB65
(9)
このような画素加算の結果得られる値NBB43が増倍されたB成分値B3として出力される。
以上注目画素がBB43である場合について説明したが、他の位置のB画素についても、同様の配置の周辺画素を加算する。
以上のような加算処理は、注目画素に対して、同一フレーム内の周辺の画素を混合する処理であり、周辺の画素は、一般に注目画素と同程度の画素値を持つので、信号成分を増倍する効果を有する。
例えば各注目画素に対して上記のように周辺の8個の画素の画素値を加算する場合(仮に周囲の画素が注目画素と同じ画素値を有するとすれば)、加算結果は、注目画素の画素値の9倍となる。
但し、周辺の画素を加算(混合)する結果、解像度(静止解像度)は低下する。
例えば各注目画素に対して上記のように周辺の8個の画素の画素値を加算する場合(仮に周囲の画素が注目画素と同じ画素値を有するとすれば)、加算結果は、注目画素の画素値の9倍となる。
但し、周辺の画素を加算(混合)する結果、解像度(静止解像度)は低下する。
この解像度の低下を防ぐ目的で、画素値の加算時に均等に周辺画素を加算するのではなく、周辺画素値に応じて加算の重みを変更してもよい。例えば、注目画素に対する相関の強い画素の画素値に対する重みをより大きくして加重加算することとしても良い。例えば、注目画素と周辺画素の画素値を比較し、注目画素に対して画素値の差分が予め定めた一定値以下となる画素のみ加算の重みを上げ、それ以外の画素は加算の重みを下げることとしても良い。このような処理により、注目画素の近傍で被写体のエッジによる画素値の急激な変動があるような場合でも、周辺画素の加算による解像度の低下を抑えることが可能である。
なおまた、注目画素に対して、同一フレーム内の周辺の画素を加算する代わりに、異なるフレーム、即ち注目画素を含むフレームの前後のフレーム内の、注目画素と同一の位置の画素を加算しても良い。
ここで、前後のフレームとは直前の1フレーム及び直後の1フレームに限らず、直前の予め定められた数のフレーム、及び直後の予め定められた数のフレームであっても良い。
異なるフレームの同一位置の画素を加算することとすれば、静止解像度の低下を避けながら、信号成分を増強することができ、画像の動きが少ない場合に特に有効である。
但し、動きの激しい映像の場合に動きぼけが多くなる。
ここで、前後のフレームとは直前の1フレーム及び直後の1フレームに限らず、直前の予め定められた数のフレーム、及び直後の予め定められた数のフレームであっても良い。
異なるフレームの同一位置の画素を加算することとすれば、静止解像度の低下を避けながら、信号成分を増強することができ、画像の動きが少ない場合に特に有効である。
但し、動きの激しい映像の場合に動きぼけが多くなる。
なおまた、注目画素に対して、同一フレーム内の周辺の画素及び異なるフレームの同一位置の画素の双方を加算しても良く、さらに、異なるフレームの同一位置の画素の周辺の画素を加算しても良い。
そのようにすれば信号成分の増倍率を一層大きくすることができる。
そのようにすれば信号成分の増倍率を一層大きくすることができる。
映像信号処理部48は、増感処理部47から出力される、増感された可視光画像に対し、色補間処理(各画素位置において欠落している色成分の補間)、階調補正処理、ノイズ低減処理、輪郭補正処理、白バランス調整処理、信号振幅調整処理、色補正処理などを加えて、これらの処理の結果得られる画像を補正後の可視光画像R4、G4、B4として出力する。
表示処理部49は、映像信号処理部48から出力される、補正された可視光画像に距離情報生成部43で生成された距離情報を関連付けて表示させるための処理をする。
図15(a)及び(b)は、表示処理部49の出力画像の例を示す。図15(a)は、可視光画像(非投写時画像)を表し、図15(b)は、距離情報付き画像を表す。
距離情報付き画像としては、距離に輝度又は色を割り当てたものが表示される。例えば、可視光画像を輝度で表現し、距離を色で表現した画像が表示される。あるいは、撮像空間に存在する物体を認識して、当該物体の距離を表す文字情報を可視光画像に重畳表示した画像を出力する。
図15(a)及び(b)は、表示処理部49の出力画像の例を示す。図15(a)は、可視光画像(非投写時画像)を表し、図15(b)は、距離情報付き画像を表す。
距離情報付き画像としては、距離に輝度又は色を割り当てたものが表示される。例えば、可視光画像を輝度で表現し、距離を色で表現した画像が表示される。あるいは、撮像空間に存在する物体を認識して、当該物体の距離を表す文字情報を可視光画像に重畳表示した画像を出力する。
また、例えば、2つの表示画面を用いて、一方に図15(a)の可視光画像を表示し、他方に図15(b)に示す距離情報付き画像を表示しても良く、一つの表示画面で、図15(a)に示す可視光画像と、図15(b)に示す距離情報付き画像を交互に表示しても良く、ユーザによる操作により選択された方を表示するようにしても良い。この場合、距離情報付き画像は、可視光画像と同じ画角、画素数で、同期して表示するのが望ましい。
距離情報が関連付けられた画像(を示す信号)は、表示装置(図示しない)などへ出力される。
実施の形態2.
図16は、本発明の実施の形態2における画像生成装置の構成を示す。図示の画像生成装置は、概して図1に示される構成と同じであるが、以下の点で異なる。即ち、図1の可視光画像生成部46の代わりに可視光画像生成部46bが設けられている。
図16は、本発明の実施の形態2における画像生成装置の構成を示す。図示の画像生成装置は、概して図1に示される構成と同じであるが、以下の点で異なる。即ち、図1の可視光画像生成部46の代わりに可視光画像生成部46bが設けられている。
実施の形態1では、可視光画像生成部46で、環境光画像のG成分の値に含まれる近赤外成分の輝度値に対する構成比Eyを求め、予め記憶しているパラメータα、βと、構成比Eyとに基づいて可視光成分のみを有する画素値R2、G2、B2を算出しているが、実施の形態2では、環境光画像のR信号の値に含まれる、近赤外成分IRreの構成比(第1の構成比)Erを用いて画素値R2を算出し、環境光画像のG信号の値に含まれる、近赤外成分IRgeの構成比(第2の構成比)Egを用いて画素値G2を算出し、環境光画像のB信号の値に含まれる、近赤外成分IRbeの構成比(3の構成比)Ebを用いて画素値B2を算出する。
図17は、実施の形態2で用いられる可視光画像生成部46bを示す。
図17の可視光画像生成部46bは、構成比情報生成部461bと、反射率算出部467と、強度比率算出部468と、可視光成分算出部466bとを有する。
図17の可視光画像生成部46bは、構成比情報生成部461bと、反射率算出部467と、強度比率算出部468と、可視光成分算出部466bとを有する。
構成比情報生成部461bは構成比メモリ462bを備える。構成比メモリ462bは、環境光画像のR、G、B成分の画素値R1、G1、B1に含まれる、近赤外成分IRre、IRge、IRbeの構成比Er、Eg、Ebを示す情報(構成比情報)を、環境光の種別毎に、記憶している。
構成比Er、Eg、Ebはそれぞれ下記の式で表される。
Er=IRre(Mo)/R1(Mo)
Eg=IRge(Mo)/G1(Mo)
Eb=IRbe(Mo)/B1(Mo)
上記の式でMoは被写体の反射率を表し、実施の形態1で述べたのと同様、Mo=100%の場合には、上記の式は以下のように書き直すことができる。
Er=IRre(100)/R1(100)
Eg=IRge(100)/G1(100)
Eb=IRbe(100)/B1(100)
構成比情報生成部461bは、環境光種別判定部44で判定された種別Ltpに応じた構成比Er、Eg、Ebを示す情報を構成比メモリ462bから読み出して出力する。
構成比Er、Eg、Ebはそれぞれ下記の式で表される。
Er=IRre(Mo)/R1(Mo)
Eg=IRge(Mo)/G1(Mo)
Eb=IRbe(Mo)/B1(Mo)
上記の式でMoは被写体の反射率を表し、実施の形態1で述べたのと同様、Mo=100%の場合には、上記の式は以下のように書き直すことができる。
Er=IRre(100)/R1(100)
Eg=IRge(100)/G1(100)
Eb=IRbe(100)/B1(100)
構成比情報生成部461bは、環境光種別判定部44で判定された種別Ltpに応じた構成比Er、Eg、Ebを示す情報を構成比メモリ462bから読み出して出力する。
反射率算出部467は、画像差分取得部42から出力されるパターン光成分の値(パターン光のうち、被写体で反射され、撮像部20に入射した光の強さを表す)Srと、制御部30から供給されるパターン光投写強度St(を示す情報)と、距離情報生成部43で算出される被写体の距離情報Drとに基づき、画像上の領域毎に被写体の近赤外成分の反射率Mを求め、該反射率を示す情報(反射率情報)Mを出力する。
この反射率は例えば以下のようにして求められる。
上記のように、制御部30は、投光器12の投光強度の制御を行うが、そのために投光強度を示す情報を生成している。この制御のための投光強度Stを示す情報が可視光画像生成部46bに供給される。
上記のように、制御部30は、投光器12の投光強度の制御を行うが、そのために投光強度を示す情報を生成している。この制御のための投光強度Stを示す情報が可視光画像生成部46bに供給される。
パターン光の投写強度Stと、距離情報Drとから、仮にパターン光に対する被写体の反射率が100%であると仮定した場合に、撮像部20に達する反射光の強度を推定することができる。撮像部20に達する反射光の強度の推定は、被写体から撮像部20までの距離Drに基づいて行われる。
即ち、被写体の反射率が100%のときに、被写体で反射して撮像部に到達し受光される光の強度(或いはそれに対応する撮像信号の値)Sr0は下記の式で与えられる。
Sr0=St×(ka/Dr2) (10)
式(10)でkaは撮像部20におけるレンズ22の開口率及び撮像素子24の感度によって決まる定数である。
即ち、被写体の反射率が100%のときに、被写体で反射して撮像部に到達し受光される光の強度(或いはそれに対応する撮像信号の値)Sr0は下記の式で与えられる。
Sr0=St×(ka/Dr2) (10)
式(10)でkaは撮像部20におけるレンズ22の開口率及び撮像素子24の感度によって決まる定数である。
なお、上記のように、投写パターンをレーザー光源13と回折格子16の組合せを用いて投写する場合、パターンを構成するドットは、コリメートレンズ14によって平行化されたレーザー光一点で形成されるため、被写体の距離によらずドット自体の大きさは変わらない。従って、投光器12から被写体までの伝播に関しては、減衰はないと仮定することができる。なおまた、空気中の粒子による散乱のための減衰があるが、式(10)で求められる減衰に比べると無視し得る。
一方、実際に撮像部20に到達した光の強さをSrとする。すると、反射率Mは、
M=Sr/Sr0 (11)
で与えられる。
M=Sr/Sr0 (11)
で与えられる。
実際の反射光の強さSrは、パターン光投写時と非投写時の撮影画像の輝度の差分から求められる。即ち、画像差分取得部42から出力されるパターン光成分の大きさ、即ち図12(c)のIRyp(M)が、反射光の強さSrを表す。一方、Sr0は、図12(c)のIRyp(100)に相当する。
反射光の強さは、各フレームにおいて、スポット毎に求められるので、上記の反射率Mは各スポットに対応する画像の領域毎に求められる。
反射光の強さは、各フレームにおいて、スポット毎に求められるので、上記の反射率Mは各スポットに対応する画像の領域毎に求められる。
なお、画像を複数の領域に分割し、各領域に含まれるスポットについての反射率の平均値(単純平均値又は加重平均値)Maを当該領域内のすべてのスポットについての反射率Mとして用いても良い。
また、領域毎に反射率を求める代わりに画素毎に反射率を求めることとしても良い。例えば、各画素について、当該画素を中心とする領域に含まれるスポットについての反射率の平均値(単純平均値又は加重平均値)Mpを当該画素についての反射率Mとして用いても良い。
また、領域毎に反射率を求める代わりに画素毎に反射率を求めることとしても良い。例えば、各画素について、当該画素を中心とする領域に含まれるスポットについての反射率の平均値(単純平均値又は加重平均値)Mpを当該画素についての反射率Mとして用いても良い。
強度比率算出部468は、構成比Er、Eg、Ebに反射率Mを乗算することでR、G、Bのそれぞれに対して強度比率Psr、Psg、Psbを算出して出力する。この強度比率Psr、Psg、Psbは、画像の各領域におけるR、G、Bの画素値(撮像部20から出力される画素値)に含まれる近赤外成分の比率(IRre(M)/R1(100)、IRge(M)/G1(100)、IRbe(M)/B1(100))を表す。
可視光成分算出部466bは、強度比率Psr、Psg、Psbに環境光画像の画素値R1、G1、B1を乗算することで、環境光のR信号、G信号、及びB信号に含まれる近赤外成分IRre(=R1×Psr)、IRge(=G1×Psg)、IRbe(=B1×Psb)を求め、該近赤外成分を、環境光画像の画素値R1、G1、B1から減算することで、可視光成分のみを有する画素値(近赤外成分を除去した値)R2、G2、B2を算出する。
可視光成分算出部466bにおける画素値R2、G2、B2を算出するための演算は下記の式で表される。
R2=R1−R1×Psr
G2=G1−G1×Psg
B2=B1−B1×Psb
(12)
R2=R1−R1×Psr
G2=G1−G1×Psg
B2=B1−B1×Psb
(12)
以上のようにして得られた可視光画像の画素値R2、G2、B2は増感処理部47に供給される。上記以外の点で、実施の形態2は実施の形態1と同じである。
上記の実施の形態1及び2では、画像差分取得部42から出力される信号R1、G1、B1に基づいてR、G、B成分の比率Prpを求めているが、本発明はこれに限定されず、上記の比率Prpは、可視光画像生成部46から出力される信号R2、G2、B2に基づいて求めても良く、増感処理部47から出力される信号R3、G3、B3に基づいて求めても良く、映像信号処理部48から出力される信号R4、G4、B4に基づいて求めて良く、さらにA/D変換器41から出力される信号R0、G0、B0に基づいて求めても良い。
上記実施の形態1及び2では、投光器12の光源としてレーザーを用いているが、代わりにLEDなど他の光源を使用しても、回折格子の入射光の特性を満足すれば、同様に動作し同様の効果が得られる。
上記実施の形態1及び2では、投光器12として、レーザー光源13で回折格子16に形成されたパターンを投写する構成について説明したが、レーザー光を高速に2次元走査して(1フレーム期間内に視野全体を走査して)パターン投写する構成としても、同様に動作し同様の効果が得られる。
上記の実施の形態1及び2では、投光器12が1フレーム期間おきにパターン光の投写を行うが、本発明はこれに限定されず、パターン光の投写を2フレーム期間以上の期間おきに行うこととしても良く、要するに所定数のフレーム期間おきに行うこととすれば良い。
投光器12が2フレーム期間以上の期間おきにパターン光の投写を行う場合、各投写時画像に対して複数の非投写時画像が得られる。この場合、画像差分取得部42は、例えば、各投写時画像と、当該投写時画像が得られたフレーム期間の直前又は直後のフレーム期間に得られた非投写時画像との差分から、パターン光画像を生成することとしても良い。また画像に動きがない場合には、各投写時画像と、当該投写時画像が得られたフレーム期間の前後の複数のフレーム期間に得られた非投写時画像の平均との差分から、パターン光画像を生成することとしても良い。
投光器12が2フレーム期間以上の期間おきにパターン光の投写を行う場合、各投写時画像に対して複数の非投写時画像が得られる。この場合、画像差分取得部42は、例えば、各投写時画像と、当該投写時画像が得られたフレーム期間の直前又は直後のフレーム期間に得られた非投写時画像との差分から、パターン光画像を生成することとしても良い。また画像に動きがない場合には、各投写時画像と、当該投写時画像が得られたフレーム期間の前後の複数のフレーム期間に得られた非投写時画像の平均との差分から、パターン光画像を生成することとしても良い。
以上のように、本発明によれば、撮像空間に存在する物体までの距離情報を撮像画像に対応付けて取得することが可能な画像生成装置が得られる。本発明の画像生成装置は、例えば、侵入者の画像と距離を同時に取得できることから、監視用途における侵入監視に適用できる。本発明の画像生成装置はまた、例えば、車両の前方や後方の障害物検知に基づく運転支援、例えば駐車支援にも適用できる。
また、パターン光投写強度、被写体までの距離、撮影画像のR、G、B成分の比率の情報に基づき、被写体の近赤外光反射率、および環境光に含まれる近赤外光の構成比を推定し、画素値の補正を行うことにより、近赤外光にも感度をもつ撮像部を使用した場合でも近赤外成分を除去し、色再現性の高い画像を得ることができる。
また、画素値補正後の画像に対して周辺画素との画素加算による信号の増感を行うことにより、画素値の補正による画像の輝度の低下を防ぐことが可能である。この場合、注目画素に対して相関の強い画素値により大きな重みを付けて加算することで、解像度の低下を抑えることができる。
以上本発明の画像生成装置を説明したが、上記の画像生成装置で実施される画像生成方法もまた本発明の一部を成す。また、画像生成装置の各部、又は画像生成方法を構成するステップの一部をソフトウエアにより、即ち、プログラムされたコンピュータにより実現することが可能である。
10 パターン光生成部、 11 駆動部、 12 投光器、 20 撮像部、 24 撮像素子、 30 制御部、 40 画像処理部、 41 A/D変換器、 42 画像差分取得部、 43 距離情報生成部、 44 環境光種別判定部、 46、46b 可視光画像生成部、 47 増感処理部、 48 映像信号処理部、 49 表示処理部、 421 フレーム遅延部、 422 差分演算部、 424 補間部、 425 合成部、 431 2値化部、 432 スポット領域抽出部、 433 識別コード読取部、 436 投写角推定部、 437 入射角算出部、 438 距離算出部、 461、461b 構成比情報生成部、 462、462b 構成比メモリ、 463 輝度値算出部、 464 パラメータ生成部、 465 パラメータメモリ、 466、 466b 可視光成分算出部、 467 反射率算出部、 468 強度比率算出部。
Claims (7)
- 撮像空間に近赤外波長のパターン光を所定数のフレーム期間おきに投写する投光器と、
環境光により照射されるとともに、前記パターン光を所定数のフレーム期間おきに投写される前記撮像空間内の被写体を撮像して、それぞれ撮像画像のR成分、G成分、及びB成分を表すR信号、G信号、及びB信号を含む撮像信号を出力する撮像部と、
前記投光器に対して前記パターン光の投写強度の指示を与える制御部と、
前記撮像部による撮像で得られた撮像信号のうち、前記パターン光の投写時に得られた撮像信号と前記パターン光の非投写時に得られた撮像信号の差分を求めることで、パターン光画像を生成するとともに、前記パターン光の非投写時に得られた撮像信号から環境光画像を生成する画像差分取得部と、
前記環境光の種別を判定する環境光種別判定部と、
前記環境光種別判定部により判定された前記環境光の種別から、前記環境光に含まれる近赤外波長の光の構成比を示す構成比情報を生成し、生成した前記構成比情報に基づいて、前記環境光画像において、前記環境光に含まれる前記近赤外波長の光による成分を推定し、前記近赤外波長の光による成分を、前記環境光画像から減算することで可視光画像を生成する可視光画像生成部を備え、
前記環境光種別判定部は、前記撮像画像、前記環境光画像、又は前記可視光画像におけるR、G、B成分の比率から前記環境光の種別を判定する
ことを特徴とする画像生成装置。 - 前記構成比が、前記環境光画像のG信号の値に含まれる近赤外波長の光による成分の前記環境光画像の輝度値に対する比であり、
前記可視光画像生成部は、前記構成比と、前記環境光画像の輝度値との積を、前記環境光画像のG信号の値から減算することで、前記可視光画像のG信号の値を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。 - 前記可視光画像生成部は、
前記環境光種別判定部で判定された環境光の種別に応じて、
前記環境光画像のR信号の値に含まれる近赤外波長の光による成分の値の、前記環境光画像のG信号の値に含まれる前記近赤外波長の光による成分の値に対する比を表す第1のパラメータと、
前記環境光画像のB信号の値に含まれる近赤外波長の光による成分の値の、前記環境光画像のG信号の値に含まれる前記近赤外波長の光による成分の値に対する比を表す第2のパラメータとを生成し、
前記構成比と、前記第1のパラメータと、前記環境光画像の輝度値との積を、前記環境光画像のR信号の値から減算することで、前記可視光画像のR信号の値を求め、
前記構成比と、前記第2のパラメータと、前記環境光画像の輝度値との積を、前記環境光画像のB信号の値から減算することで、前記可視光画像のB信号の値を求める
ことを特徴とする請求項2に記載の画像生成装置。 - 前記画像差分取得部で生成された前記パターン光画像に基づいて、前記撮像部から前記被写体までの距離を表す距離情報を生成する距離情報生成部をさらに有し、
前記構成比情報が、
前記環境光画像のR信号の値に含まれる、近赤外波長の光による成分の比である第1の構成比と、
前記環境光画像のG信号の値に含まれる、近赤外波長の光による成分の比である第2の構成比と、
前記環境光画像のB信号の値に含まれる、近赤外波長の光による成分の比である第3の構成比を示すものであり、
前記可視光画像生成部は、
前記環境光種別判定部により判定された環境光の種別と、前記投光器による前記パターン光の投写強度と、前記画像差分取得部で生成された前記パターン光画像の信号の値と、前記距離情報生成部で生成された前記距離情報とから、前記被写体の反射率を推定し、
推定した前記反射率と、前記第1の構成比と、前記環境光画像のR信号の値を乗算することで、前記環境光画像のR信号に含まれる近赤外波長の光による成分を算出し、
推定した前記反射率と、前記第2の構成比と、前記環境光画像のG信号の値を乗算することで、前記環境光画像のG信号に含まれる近赤外波長の光による成分を算出し、
推定した前記反射率と、前記第3の構成比と、前記環境光画像のB信号の値を乗算することで、前記環境光画像のB信号に含まれる近赤外波長の光による成分を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。 - 前記可視光画像生成部は、前記投写強度と、前記被写体までの距離の2乗の逆数との積に対する、前記パターン光画像の信号の値の比に予め定められた係数を掛けた値を前記反射率として求めることを特徴とする請求項4に記載の画像生成装置。
- 前記距離情報生成部は、前記パターン光画像内の光スポットの配列と、予め記憶されている、前記パターン光による投写パターン内における各光スポットの位置と投写角との関係から、撮像された投写パターン内の各光スポットの投写角を特定し、特定された投写角に基づいて、光スポットが投写されている前記被写体までの距離を求めることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像生成装置。
- 前記可視光画像生成部で生成された前記可視光画像の各画素の信号の値に対し、周辺の画素の信号の値を重み付け加算することで、前記各画素の信号の値を増倍する増感処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像生成装置。
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