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JP5960737B2 - 反復成形可能な通気性織物組立体 - Google Patents

反復成形可能な通気性織物組立体 Download PDF

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JP5960737B2 JP2014024046A JP2014024046A JP5960737B2 JP 5960737 B2 JP5960737 B2 JP 5960737B2 JP 2014024046 A JP2014024046 A JP 2014024046A JP 2014024046 A JP2014024046 A JP 2014024046A JP 5960737 B2 JP5960737 B2 JP 5960737B2
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Description

本発明は、通気性織物に係り、特に、反復的に成形でき、かつより優れた通気性を有する反復成形可能な通気性織物組立体に関するものである。
紡織産業とその関連産業の日々進歩につれて、各種の紡織品と紡織関連製品とが継続的に開発され、且つ我々の日常生活の中に徐々に応用されるようになってきた。
一般的には、紡織品の製造方法において、織物に通気性効果を有させようとする場合には、通常、伝統的な編織法を利用して織物に通気性のある空気層を有させる。しかし、従来の編織法では、織物を積層方式で形成しており、その構造としては、経糸と緯糸とを交互に配列して織り込みしたもので、その編織方式によって、三次元編織法、杼織物編織法、縦メリヤス織物編織法と横メリヤス織物編織法に区分される。これにより、上、下両層の面材の間に一層の芯材を挟んで通気性のある空気層を有する織物が形成される。一方、この織物を固化させるか、又は可塑性を有させるには、後加工処理が必要となり、従来のように、成形可能な材料を含浸・塗布で構成するか、又は熱可塑性材料と織物とを交差して織り込んで構成するか等の方式によって可塑性のある織物が形成されることとなる。
また、紡織品の応用範囲が広汎に及ぶに至っている。例を挙げれば、例えば女性用ブラジャーの構造では、主に女性のバストの形状を美しく整えるために用い、そのブラジャーの主体は、基本的に左右一対のカップと、それに接続される背部バンド及び肩紐とからなる構造としており、女性の着用に供する。かつ、従来のブラジャーのカップ構造において、一般に、前凸後凹の形状になるように、前、後層織物に中間発泡体パッド又は綿パッドが接合され、さらに表面布層を選択的に縫製してもよい。ただ、一般のカップ構造における発泡体パッドのいずれもポリウレタン系(PU発泡体)、ポリビニルアルコール系(PVA発泡体)又はそれらの混合発泡体から作られる。上記の発泡体のいずれも熱可塑性ではあるが、その弾性が理想的なものではないし、かつ通気性も好ましくない。そのため、女性が長時間着用すると、肌蒸れ又はアレルギー症状を引き起こす場合がある等の問題がある。
しかしながら、従来の成形可能な織物の製作方法において、熱可塑性材料を含浸する方式では、織物が硬直になりやすいことから、その通気性がとても好ましくない。また、塗布方式は、技術的に熱可塑性材料を均一に分布させることを制御することができず、かつ織物上の孔部を閉塞しやすいことで、通気性効果が劣化する。それゆえ、塗布加工後の織物上に機械的穿孔ステップを更に行う必要があった。だが、このようなやり方は、経糸と緯糸とを交互に配列して織り込みにした構造に破損が生じるので、織物自体の通気性、吸湿性や手触り等の物性も物理性構造の破壊によって機能が低下又は失われてしまう。一方、熱可塑性材料と織物とを交差して織り込んで構成する方式では、その可塑性機能に制限がある。そこで、従来技術の問題点に鑑み、本発明者は、片面に熱可塑性材料が被覆される一体成形織物構造を提出し、これにより、織物上の孔部を保留することで従来の成形可能な織物又は単層織物の通気性に乏しく、及び可塑性に制限があるといった問題を改善することができ、さらに、織物中の成形可能な発泡体を取り代えることができるとともに、この構造の応用範囲の拡大が図られる。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、反復成形可能な通気性織物組立体を提供することにある。本発明は、熱可塑性材料を浸漬塗布方式又はローラ塗布方式で直接に編織されてなる通気性織物の片面上に塗布することによって通気性織物の孔部の周壁に付設するとともに、孔部を熱可塑性材料で閉塞しないように、織物の孔部を保留することができることから、従来の成形可能な織物の通気性に乏しく、及び可塑性に制限があるといった問題を解消することができる。
本発明の目的に従って、本発明は、反復成形可能な通気性織物組立体を提供するものであり、本発明は、第1反復成形可能な通気性織物構造と、第2反復成形可能な通気性織物構造とを備える。第1反復成形可能な通気性織物構造は、一体成形されている可撓性の三次元通気性シート体である第1立体通気性シートと、第1熱可塑性材料とを備え、第1立体通気性シートは、熱可塑性材料以外の通気性織物で形成され、2つの第1通気性外表層を有し、2つの第1通気性外表層は、それぞれ複数の第1孔部を有し、また第1熱可塑性材料は、第1立体通気性シートのうちの1つの第1通気性外表層の複数の第1孔部の周壁に複数の第1孔部を閉塞しないように付設される。一方、第2反復成形可能な通気性織物構造は、一体成形されている可撓性の三次元通気性シート体である第2立体通気性シートと、第2熱可塑性材料とを備え、第2立体通気性シートは、熱可塑性材料以外の通気性織物で形成され、2つの第2通気性外表層を有し、2つの第2通気性外表層は、それぞれ複数の第2孔部を有し、また第2熱可塑性材料は、第2立体通気性シートのうちの1つの第2通気性外表層の複数の第2孔部の周壁に複数の第2孔部を閉塞しないように付設される。なお、第1熱可塑性材料が付設される第1通気性外表層は、第2熱可塑性材料が付設される第2通気性外表層と接続される。
より好ましいのは、第1立体通気性シートは、さらに2つの第1通気性外表層の間に位置される第1中間織物層を有し、第1熱可塑性材料は、複数の第1孔部を通じて第1中間織物層の一部に付設される。
より好ましいのは、第2立体通気性シートは、さらに2つの第2通気性外表層の間に位置される第2中間織物層を有し、第2熱可塑性材料は、複数の第2孔部を通じて第2中間織物層の一部に付設される。
より好ましいのは、第1熱可塑性材料は、浸漬塗布方式又はローラ塗布方式で第1立体通気性シートのうちの1つの第1通気性外表層の複数の第1孔部の周壁に付設され、また第2熱可塑性材料は、浸漬塗布方式又はローラ塗布方式で第2立体通気性シートのうちの1つの第2通気性外表層の複数の第2孔部の周壁に付設される。
上記説明したとおり、本発明に係る反復成形可能な通気性織物組立体は、熱可塑性材料が、直接に編織されてなる一体成形織物のうちの1つの通気性外表層の孔部の周壁上、又は単層メッシュシートの表面上に付設されることによって、反復可能な熱可塑性を有させるとともに、織物の孔部を保留することで織物の通気性を向上させる。
本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造の第1実施例を模式的に示す図である。 本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造の第1実施例を示す平面図である。 本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造の第2実施例を模式的に示す図である。 本発明に係る反復成形可能な通気性織物組立体の第3実施例を模式的に示す図である。
本発明をより完全に理解するために、本発明の技術特徴、内容と長所及びそれが達成できる作用効果については、添付図面を参照して、実施例の表現形式で以下のように詳細に説明される。なお、使用された図面は、単に例示又は明細書内容を補助する目的としたものであって、本発明の実施後の原寸に比例したものや精確に配置したものには何ら拘束されない。よって、図示された図面は、添付図面の比例と配置関係で解釈されてはならず、本発明を実際に実施する権利範囲に制限することを意図したものではないことについて先に説明しておきたい。
以下、添付した関連図面を参照しながら、本発明の反復成形可能な通気性織物構造及びその組立体に係る実施例について説明する。なお、説明理解の容易性を考慮し、下記実施例の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。
第1実施例
図1に示す本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造の第1実施例の模式図を参照する。この第1実施例において、反復成形可能な通気性織物構造は、立体通気性シート100と、熱可塑性材料5とを備える。立体通気性シート100は、可撓性の三次元通気性シート体である。立体通気性シート100は、さらに2つの通気性外表層110,120と、中間織物層130とを有する。中間織物層130は、2つの通気性外表層110,120の間に位置される。2つの通気性外表層110,120は、複数の孔部2を有する。
さらに、本発明に係る熱可塑性材料5の塗布方式としては、浸漬塗布法であってもよく、選択される織物の種類により、浸漬塗布して織物内への滲入厚さを変化させることができる。これにより、熱可塑性材料5を通気性外表層110,120に浸漬塗布する時に、上記の熱可塑性材料5は、通気性外表層110,120内に滲入し、かつ滲入した熱可塑性材料5は、上記の通気性外表層110,120の合計厚さに対する割合が必要に応じて調節制御される。
さらに、本発明に係る熱可塑性材料5の塗布方式としては、ローラ塗布であってもよく、異なる紋様の糊付けをするために彫刻ローラを用いて異なる織物の種類に応じて異なる糊付け量を塗布する。糊付けするための彫刻ローラの紋様により、熱可塑性材料5を持ち出して、それに押圧ローラで負荷をかけながら押出しするとともに、熱可塑性材料5を糊付けするための彫刻ローラから織物上に転写させる。ただ、糊付けするための彫刻ローラの紋様は、織物の孔部形状に対応して変化し、熱可塑性材料5を均一に通気性外表層110,120に塗布させることができる。
熱可塑性材料5が、ポリエステル繊維(PET)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン酢酸ビニル(EVA)及びナイロン(NYLON)から選ばれる1種若しくは2種以上であってもよい。また、それらの孔部2は、規則性配列又は非規制性配列のいずれかで配列されてもよく、かつそれらの孔部2の形状は、円形、楕円形又は矩形等の形状であってもよい。上記は、単に本発明を例示するための実施形態に過ぎず、本発明はこれに限られるものではない。
上記において、本発明の第1実施例中に係る反復成形可能な通気性織物構造は、塗布方式を利用して熱可塑性材料の加工処理を行う時に、上記熱可塑性材料5は、この塗布方式を介して立体通気性シート100のうちの1つの通気性外表層110(120)の複数の孔部2の周壁に付設される。かつ、この熱可塑性材料5は、複数の孔部2を通じて中間織物層130の一部に付設されることも可能である。
図2に示す本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造の第1実施例の平面図を参照する。この図を観察すると、熱可塑性材料5は、通気性外表層110の複数の孔部2の周壁に付設されるとともに、複数の孔部2を被覆して閉塞しないように、その通気性を維持できることが分かる。
第2実施例
また、図3に示す本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造の第2実施例の模式図を参照する。この第2実施例において、反復成形可能な通気性織物構造は、単層通気性メッシュシート200と、熱可塑性材料5とを備える。単層通気性メッシュシート200は、複数の孔部2を有する。単層通気性メッシュシート200は、通気性のある任意の平織布、メリヤス織布や不織布等であってもよい。一方、熱可塑性材料5は、単層通気性メッシュシート200の複数の孔部2の周壁に付設される。熱可塑性材料5が、ポリエステル繊維(PET)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン酢酸ビニル(EVA)及びナイロン(NYLON)から選ばれる1種若しくは2種以上であってもよい。上記は、単に例示に過ぎず、本発明はこれに限られるものではない。
上記において、塗布完了後に得られる熱可塑性成形品は、その成形品の反復可能な熱可塑温度が60℃〜110℃の範囲であり、この温度範囲内であれば、該成形品は、使用者の必要に応じて反復的に成形することができる。上記は、単に好ましい実施形態に過ぎず、本発明はこれに限られるものではない。
特筆すべきことは、本発明の第1実施例と第2実施例中に係る構造は、固化成形する必要がある任意の織物又は製品に応用される。例を挙げれば、例えば本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造は、スポーツシューズの靴表面、スポーツ用安全保護具等の製作に応用できる。これにより、従来、製作された熱可塑性製品の通気性に乏しく、及び可塑性に制限があるといった問題を改善することができる。
一般的には、一足のいい靴には、美観のほかに、最も重要なのは、快適なフィット感が必要である。そして、カスタマイズした靴型製作と優れる通気性機能を満たすことで靴を快適にフィットさせることが可能となる。しかし、伝統的な靴製作方式では、熱硬性樹脂複合材料を利用して靴が製作されるが、伝統的な製作方式とは、熱硬性樹脂複合材料を塗布(coating)又は含浸(soaking)することを表し、このような方式によれば、織物の通気性孔部を上記の熱硬性樹脂複合材料で閉塞してしまうおそれがある。それゆえ、その方式で製作された靴の通気性が好ましくない。その上、使用者が靴を長時間着用していると、靴内の空気が高温・多湿となるので、黴菌や細菌の温床となりうる。不快な悪臭の発生を促すばかりでなく、着用者の足部に水虫等の皮膚疾患を引き起こしやすくなる。従って、本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造によれば、熱可塑性材料5は、浸漬塗布(dipping)方式で通気性孔部を有する任意の織物表層に付着し、織物の孔部2外の周壁に付設されることによって孔部の完全性を保持することで孔部を熱可塑性材料5で閉塞するのを回避できることから、上記従来の問題点を改善することができる。これにより、着用者が長期間に亘って靴を着用する場合でも、その快適性と通気性がそのまま良好に保たれる。よって、本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造によれば、使用者の足の形状に合わせてカスタマイズした靴型製作ができ、かつより優れる通気性機能を提供できる。
また、一般の医療用副木装具は、例えばギブス、形状適応性プラスチック固定組付具、金属又は剛性サポート等のように、数多くの材質、形式があって、その中でも身体の損傷した体肢部位に密着して覆うギブスが最も普通に見られる方法の一種である。しかし、ギブス固定方法は、ギブスを付ける過程が複雑で煩雑(ギブスを固化するまでに長時間待つ必要がある)である。そのほかに、ギブス副木が重すぎて不通気性であるため、ギブス副木が患者の生活利便性に多大な影響を与えている。さらに、通気性が好ましくない問題でアレルギー肌の使用者が皮膚方面の種々の症状を引き起こしてしまうおそれがあり、患者に二次的な傷害を与えてしまう可能性すらある。一般に形状適応性プラスチック固定組付具、金属又は剛性サポート等でギブスが重すぎる問題を解消できるが、その大半が、通気性が悪い問題を解消できず、かつ有用性に懸念がある。例えば前記した適応性プラスチック固定組付具は、質量が相対的に軽いが、通気性効果を有しない。また、例えば前記した金属等のサポート材は、通気性が相対的に高いが、その保護効果が悪くて局部的な範囲しか保護できないため、損傷部位を完全に包囲保護して安定に固定することができない。そのため、本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造は、医療用ギブス副木としても応用され、副木とする形状に適応して身体の損傷部位を固定したり、保護したりするために用いられる。本発明に係る構造において、熱可塑性材料が立体通気性シート100又は単層通気性メッシュシート200上の孔部2のいずれも閉塞しないので、その通気性が非常によい。また、この構造は、使用者の要求に応じて成形してもよく、加熱により反復的に成形してもよいので、完成された副木は、軽質量、優れた通気性、理想的な高さを保つ支持性及び優れた形状適応性を兼ね備えることができる。
第3実施例
言及すべき点としては、本発明に係る第1実施例における直接に編織されてなる反復成形可能な通気性織物構造を積層して組み合わせることにより、成形可能な外軟内硬の織物構造が形成されるとともに、女性用ブラジャーの織物に応用される。図4に示す本発明に係る反復成形可能な通気性織物組立体の第3実施例の模式図を参照しながら、上記の詳細の構造を説明する。この第3実施例において、反復成形可能な通気性織物組立体1000は、第1反復成形可能な通気性織物構造1001と、第2反復成形可能な通気性織物構造1002とを備える。第1反復成形可能な通気性織物構造1001は、第1立体通気性シート300と、第1熱可塑性材料6とを備える。第1立体通気性シート300は、さらに2つの第1通気性外表層310,320と、第1中間織物層330とを有する。各第1通気性外表層310,320は、それぞれ複数の第1孔部311,312を有する。同様に、第2反復成形可能な通気性織物構造1002は、第2立体通気性シート400と、第2熱可塑性材料7とを備える。第2立体通気性シート400は、さらに2つの第2通気性外表層410,420と、第2中間織物層430とを有する。各第2通気性外表層410,420も、それぞれ複数の第2孔部411,412を有する。
上記において、第1熱可塑性材料6は、浸漬塗布方式で第1立体通気性シート300のうちの1つの第1通気性外表層310(320)の複数の第1孔部311,312の周壁に付設される。そして、同様に、第2熱可塑性材料7は、浸漬塗布方式で第2立体通気性シート400のうちの1つの第2通気性外表層410(420)の複数の第2孔部411,412の周壁に付設される。この第3実施例において、熱可塑性材料6は、第1通気性外表層310の複数の第1孔部311の周壁に付設され、また熱可塑性材料7は、第2通気性外表層410の複数の第2孔部411の周壁に付設されることを例として説明する。さらに、本発明に係る反復成形可能な通気性織物組立体1000中には、第1熱可塑性材料6が付設される第1通気性外表層310は、加熱により、第2熱可塑性材料7が付設される前記第2通気性外表層410と互いに接続されることから、外軟内硬の成形可能な構造を形成させることが可能となる。
また、一般的に従来のブラジャーのカップ構造において、前凸後凹の形状になるように、前、後層織物に中間発泡体パッド又は綿パッドが接合され、さらに表面布層を選択的に縫製してもよい。ただ、一般のカップ構造における発泡体パッドのいずれもポリウレタン系(PU発泡体)、ポリビニルアルコール系(PVA発泡体)又はそれらの混合発泡体から作られる。上記の発泡体のいずれも熱可塑性ではあるが、その弾性が十分に理想的なものではないし、かつ通気性も好ましくない。そのため、女性が長時間着用したら、肌蒸れ又はアレルギー症状を引き起こす場合がある等の問題がある。従って、従来のブラジャーにおける発泡体パッド又は綿パッドから本発明に係る反復成形可能な通気性織物組立体に代える場合には、通気性に乏しい問題を改善できるほかに、ブラジャーの着用の快適度を向上させることもでき、かつ女性のバストの形状を美しく整える効果が増大する。
本発明に係る反復成形可能な通気性織物構造及びその組立体によれば、熱可塑性材料は、浸漬塗布方式で直接に編織されてなる一体成形織物のうちの1つの通気性外表層の孔部の周壁上、又は単層メッシュシートの表面の孔部の周壁上に付設されることによって、反復可能な熱可塑性を有させるとともに、織物の孔部を保留することもできる。そのため、従来、成形可能な製品の製造工程に必要な機械的穿孔ステップを行うことを省略できることにより、織物構造に破損が生じるのを回避することができる。このようにして、本発明に係る構造によれば、成形可能な織物又は製品の通気性、形状適応性及び快適度をさらに向上させることができ、この構造の更なる応用範囲の拡大が実現される。
1000:反復成形可能な通気性織物組立体
1001:第1反復成形可能な通気性織物構造
1002:第2反復成形可能な通気性織物構造
100:立体通気性シート
110、120:通気性外表層
130:中間織物層
200:単層通気性メッシュシート
300:第1立体通気性シート
400:第2立体通気性シート
310、320:第1通気性外表層
410、420:第2通気性外表層
330:第1中間織物層
430:第2中間織物層
2:孔部
311、312:第1孔部
411、412:第2孔部
5:熱可塑性材料
6:第1熱可塑性材料
7:第2熱可塑性材料

Claims (4)

  1. 第1反復成形可能な通気性織物構造と、第2反復成形可能な通気性織物構造とを備える反復成形可能な通気性織物組立体であって、
    前記第1反復成形可能な通気性織物構造は、一体成形されている可撓性の三次元通気性シート体である第1立体通気性シートと、第1熱可塑性材料とを備え、
    前記第1立体通気性シートは、熱可塑性材料以外の通気性織物で形成され、2つの第1通気性外表層を有し、前記2つの第1通気性外表層は、それぞれ複数の第1孔部を有し、
    前記第1熱可塑性材料は、前記第1立体通気性シートのうちの1つの前記第1通気性外表層の前記複数の第1孔部の周壁に、前記複数の第1孔部を閉塞しないように付設され、
    前記第2反復成形可能な通気性織物構造は、一体成形されている可撓性の三次元通気性シート体である第2立体通気性シートと、第2熱可塑性材料とを備え、
    前記第2立体通気性シートは、熱可塑性材料以外の通気性織物で形成され、2つの第2通気性外表層を有し、前記2つの第2通気性外表層は、それぞれ複数の第2孔部を有し、
    前記第2熱可塑性材料は、前記第2立体通気性シートのうちの1つの前記第2通気性外表層の前記複数の第2孔部の周壁に、前記複数の第2孔部を閉塞しないように付設され、
    前記第1熱可塑性材料が付設される前記第1通気性外表層は、前記第2熱可塑性材料が付設される前記第2通気性外表層と接続されることを特徴とする、反復成形可能な通気性織物組立体。
  2. 前記第1立体通気性シートは、さらに前記2つの第1通気性外表層の間に位置される第1中間織物層を有し、前記第1熱可塑性材料は、前記複数の第1孔部を通じて前記第1中間織物層の一部に付設されることを特徴とする、請求項に記載の反復成形可能な通気性織物組立体。
  3. 前記第2立体通気性シートは、さらに前記2つの第2通気性外表層の間に位置される第2中間織物層を有し、前記第2熱可塑性材料は、前記複数の第2孔部を通じて前記第2中間織物層の一部に付設されることを特徴とする、請求項に記載の反復成形可能な通気性織物組立体。
  4. 前記第1熱可塑性材料は、浸漬塗布方式又はローラ塗布方式で前記第1立体通気性シートのうちの1つの前記第1通気性外表層の前記複数の第1孔部の周壁に付設され、また前記第2熱可塑性材料は、浸漬塗布方式又はローラ塗布方式で前記第2立体通気性シートのうちの1つの前記第2通気性外表層の前記複数の第2孔部の周壁に付設されることを特徴とする、請求項に記載の反復成形可能な通気性織物組立体。
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