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JP5958073B2 - 印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタドライバに従う印刷ジョブを生成する情報処理装置と、印刷ジョブに従って印刷するプリンタとで構成される印刷システムに関する。
従来より、プリンタで印刷する際には、まず、情報処理装置側のワードプロセッサ等のアプリケーションソフトウェアが基本ソフトウェア上で動作し、印刷対象となるデータが作成される。そして、印刷時において情報処理装置側にインストールされたプリンタドライバが起動され、当該プリンタドライバに従って印刷ジョブが作成される。そして、作成された印刷ジョブがプリンタに送信される。そして、プリンタにおいて印刷ジョブが受信され、印刷ジョブに含まれるプリンタの機能に関するコマンドおよびページ記述言語(PDL)に基づいて印刷対象となるデータの印刷処理が実行される。
この点で、印刷処理を高速にするための種々の提案がなされており、特開2000−194520号公報においては、PDLデータの画像展開処理を情報処理装置側でするか、プリンタのいずれでするのが適切かの判断を情報処理装置で行うとともに、先行してプリンタに印刷ジョブを送信する方式が提案されている。
特開2000−194520号公報
しかしながら、上記文献では先行して印刷ジョブを送信して印刷処理を高速にする方式が提案されているが、当該印刷ジョブはプリンタドライバが起動された後、各種ユーザによる操作指示が終了し印刷設定が終了した場合に印刷ジョブが作成されて送信されるものである。
一方で、データの種類によっては、ユーザによる操作指示として印刷設定に特に変更が無く印刷指示される場合も考えられる。すなわち、プリンタドライバの起動時に印刷ジョブの一部を送信しておくことにより、より高速な印刷処理が可能である。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであってより高速な印刷処理が可能な印刷システムを提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う印刷システムは、画像データに対してプリンタドライバに従う印刷ジョブを生成する少なくとも1つの情報処理装置と、情報処理装置により生成された印刷ジョブに従って印刷するプリンタとを備え、情報処理装置は、画像データに対して、プリンタドライバの起動に従ってプリンタドライバに予め設定されている印刷設定に基づく第1の印刷対象データを生成する第1の印刷対象データ生成手段と、生成された第1の印刷対象データを含む第1の印刷ジョブを送信する第1の印刷ジョブ送信手段と、プリンタドライバの起動後に、ユーザの操作指示に応じた印刷設定に従うコマンドデータを生成するコマンドデータ生成手段と、ユーザの操作指示に応じた印刷設定が第1の印刷対象データの変更を伴う印刷設定かどうかを判断する変更判断手段と、変更判断手段により第1の印刷対象データの変更を伴う印刷設定がされたと判断した場合に、画像データに対して変更後の印刷設定に基づく第2の印刷対象データを生成する第2の印刷対象データ生成手段と、変更判断手段の判断結果に基づいて、コマンドデータ、あるいはコマンドデータおよび第2の印刷対象データを含む第2の印刷ジョブを送信する第2の印刷ジョブ送信手段とを含み、プリンタは、第1および第2の印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、印刷ジョブ受信手段で受信した第2の印刷ジョブに、コマンドデータ、あるいはコマンドデータおよび第2の印刷対象データのいずれのデータが含まれているかを判断するデータ判断手段と、データ判断手段において第2の印刷ジョブにコマンドデータが含まれていると判断した場合には、印刷ジョブ受信手段で受信された第1の印刷ジョブに含まれる第1の印刷対象データに対してコマンドデータに基づく印刷処理を実行し、第2の印刷ジョブにコマンドデータおよび第2の印刷対象データが含まれていると判断した場合には、コマンドデータおよび第2の印刷対象データに基づく印刷処理を実行する印刷実行手段とを含む。
好ましくは、情報処理装置は、ジョブ識別番号を発行する識別番号発行手段をさらに含み、第1および第2の印刷ジョブ送信手段は、それぞれ識別番号発行手段で発行されたジョブ識別番号を含めた第1および第2の印刷ジョブを送信し、プリンタの印刷実行手段は、データ判断手段において第2の印刷ジョブにコマンドデータが含まれていると判断した場合には、第2の印刷ジョブに含まれるジョブ識別番号と同一のジョブ識別番号を含む印刷ジョブ受信手段で受信された第1の印刷ジョブに含まれる第1の印刷対象データに対してコマンドデータに基づく印刷処理を実行する。
好ましくは、プリンタは、データ判断手段において、第2の印刷ジョブにコマンドデータおよび第2の印刷対象データが含まれていると判断した場合には、第2の印刷ジョブに含まれるジョブ識別番号と同一のジョブ識別番号を含む印刷ジョブ受信手段で受信された第1の印刷ジョブを削除する削除手段をさらに含む。
好ましくは、情報処理装置は、プリンタドライバの起動後のユーザの操作指示に従う操作履歴を記憶する履歴記憶手段をさらに含み、第1の印刷対象データ生成手段は、履歴記憶手段に記憶された操作履歴に従って画像データに対して、プリンタドライバの起動に従ってプリンタドライバに予め設定されている印刷設定に基づく第1の印刷対象データを生成する。
本発明の別の局面に従う印刷システムは、画像データに対してプリンタドライバに従う第1あるいは第2の印刷モードに従う印刷ジョブを生成する少なくとも1つの情報処理装置と、情報処理装置により生成された印刷ジョブに従って印刷するプリンタとを備える。情報処理装置は、第1の印刷モードの際に、画像データに対して、プリンタドライバの起動に従ってプリンタドライバに予め設定されている印刷設定に基づく第1の印刷対象データを生成する第1の印刷対象データ生成手段と、生成された第1の印刷対象データを含む第1の印刷ジョブを送信する第1の印刷ジョブ送信手段と、印刷設定を行うための複数のタブを表示したディスプレイと、第2の印刷モードの際に、画像データに対して、プリンタドライバの起動後に、ディスプレイによるユーザの操作指示に応じた印刷設定に基づく第2の印刷対象データを生成する第2の印刷対象データ生成手段と、第1の印刷モードの際に、プリンタドライバの起動後に、ディスプレイによるユーザの操作指示に応じた印刷設定において、第1の印刷対象データの変更を伴う印刷設定を行えないように、ディスプレイの画面表示を変更する禁止手段と、第1の印刷モードの際に、プリンタドライバの起動後に、禁止手段によって変更されたディスプレイの画面表示に基づいて設定されたユーザの操作指示に応じた印刷設定に従うコマンドデータを生成するコマンドデータ生成手段と、第1の印刷モードの際に、コマンドデータを含む第2の印刷ジョブを送信し、第2の印刷モードの際に、第2の印刷対象データを含む第2の印刷ジョブを送信する第2の印刷ジョブ送信手段とを含む。プリンタは、第1および第2の印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、第1の印刷モードの際に、印刷ジョブ受信手段で受信された第1の印刷ジョブに含まれる第1の印刷対象データに対してコマンドデータに基づく印刷処理を実行し、第2の印刷モードの際に、印刷ジョブ受信手段で受信された第2の印刷ジョブに含まれる第2の印刷対象データに基づく印刷処理を実行する印刷実行手段とを含む。
好ましくは、情報処理装置は、ジョブ識別番号を発行する識別番号発行手段と、印刷ジョブ受信手段で受信した第2の印刷ジョブに、コマンドデータ、あるいはコマンドデータおよび第2の印刷対象データのいずれのデータが含まれているかを判断するデータ判断手段とをさらに含み、第1および第2の印刷ジョブ送信手段は、それぞれ識別番号発行手段で発行されたジョブ識別番号を含めた第1および第2の印刷ジョブを送信し、プリンタの印刷実行手段は、データ判断手段において第2の印刷ジョブにコマンドデータが含まれていると判断した場合には、第2の印刷ジョブに含まれるジョブ識別番号と同一のジョブ識別番号を含む印刷ジョブ受信手段で受信された第1の印刷ジョブに含まれる第1の印刷対象データに対してコマンドデータに基づく印刷処理を実行する。
この印刷システムは、より高速な印刷処理が可能である。
本発明の実施の形態1に従う印刷システム1の構成について説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うMFP10の構成について説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うPCの構成について説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うPC100のプリンタドライバに従う機能ブロックを説明する図である。 本発明の実施の形態1に従う印刷ジョブの形態を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うコマンドデータおよびPDLデータの具体例を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従う印刷処理を実行する場合の操作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従う印刷設定画面について説明する図である。 本発明の実施の形態1に従う印刷ジョブの送信の流れについて説明するフロー図である。 本発明の実施の形態1に従う印刷ジョブの印刷処理を説明するフロー図である。 本発明の実施の形態2に従う印刷ジョブの送信の流れについて説明するフロー図である。 本発明の実施の形態2に従う履歴情報判断を説明するフロー図である。 本発明の実施の形態3に従う印刷処理を実行する場合の操作を説明する図である。 本実施の形態3に従う印刷設定画面を表示する場合のフロー図である。 本実施の形態3に従う高速の印刷設定画面を説明する図である。 本発明の実施の形態3に従う印刷ジョブの送信の流れについて説明するフロー図である。
以下に図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明においては同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一であるものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に従う印刷システム1の構成について説明する図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に従う印刷システム1は、画像形成装置(プリンタ)であるMFP(Multi Function Peripheral)10と、外部端末である外部PC(Personal Computer)100,110,120とが設けられている。MFP10と、外部PC100,110,120は、互いにネットワークで接続され、互いにデータ通信が可能な状態となっている。なお、本例においては、3台の外部PCと1台のMFPとがLAN(Local Area Network)5で接続されている構成について説明するが、これらの数は1個に限定されるものではなく、複数個であっても良い。なお、1台の外部PCとMFPとで本発明の実施の形態1を実現することも可能である。また、ネットワーク接続として、LANであっても良いしWAN(Wide Area Network)等であってもよい。また、有線で接続されていても良いし、無線であっても良い。
図2は、本発明の実施の形態1に従うMFP10の構成について説明する図である。
図2を参照して、本発明の実施の形態1に従うMFP10は、オペレーティングシステム(OS:Operating System)を含む各種プログラムを実行するための制御手段であるCPU(Central Processing Unit)11と、CPU11のプログラム部分の実行に必要なデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)12と、CPU11で実行されるプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶手段であるハードディスクドライブ15(HDD:Hard Disk Drive)および不揮発性メモリ14と、CPU11で実行されるプログラムが予め格納されたROM(Read-Only memory)13と、各種操作を実行するための操作パネル19と、原稿を読取って画像データを取得するスキャナ17と、画像データを紙媒体に印刷する印刷手段であるプリンタ18と、外部との間でデータ通信を実行するための送信/受信手段であるLANカード等からなるネットワークインタフェースカード(NIC)16とを含む。操作パネル19は、表示部(表示手段)およびキー入力部等を含むものとする。また、各部は、内部バスを介して互いに接続されており、相互にデータの授受が可能であるものとする。
図3は、本発明の実施の形態1に従うPCの構成について説明する図である。
図3を参照して、本発明の実施の形態1に従うPC100は、オペレーティングシステム(OS:Operating System)を含む各種プログラムを実行する制御装置(制御手段)であるCPU(Central Processing Unit)101と、CPU101のプログラム部分の実行に必要なデータを一時的に記憶するRAM103と、CPU101で実行されるプログラムや各種データ、ファイル等を不揮発的に記憶する記憶装置(記憶手段)であるハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)104と、CPU101で実行されるプログラムが予め格納されたROM102と、キーボード、マウス等を含む入力装置(入力手段)105と、画面を表示するための表示装置(表示手段)であるディスプレイ106と、LAN5を介して外部とのデータの授受を実行する送信/受信装置(送信/受信手段)であるネットワークインタフェースカード(NIC)108とを含む。
また、上述の各部は、内部バス109を介して相互にデータを授受する。なお、PC110,120についても同様の構成であるのでその説明は繰り返さない。なお、本例においては、ディスプレイ106がPC本体と一体となっている場合について説明しているが、特に、これに限られず、ディスプレイ106が別体となっていても良い。
また、ROM102あるいはHDD104には、コンピュータの基本ソフトウェア(OS)およびこの基本ソフトウェア上で動作するアプリケーション(たとえば、文書編集アプリケーションであるワープロソフト、表計算ソフトなど)が記憶されており、当該アプリケーションを用いて作成された印刷対象となるデータがファイルデータという形式で保存されているものとする。また、ROM102あるいはHDD104には、当該印刷対象となるデータをPDL(ページ記述言語)データに変換し、必要に応じてコマンドデータとともに印刷ジョブとして送信するためのプリンタドライバも記憶されている。
そして、本例においては、印刷対象となるファイルデータをオープンして、オープンされて表示された画像データについてMFP10に対して印刷指示する場合について説明する。
なお、PC100は、予めMFP10に設定されたIPアドレスを取得しており、プリンタドライバを用いて印刷対象となるデータをMFP10に対して、プリント処理の実行を指示する印刷ジョブとして送信することが可能である。
図4は、本発明の実施の形態1に従うPC100のプリンタドライバに従う機能ブロックを説明する図である。
図4を参照して、ここでは、印刷対象となるデータとして画像データ200が示されており、当該画像データ200を印刷ジョブとしてMFP10に送信するプリンタドライバの機能ブロックが示されている。当該機能ブロックは、CPU101と協働することにより実現されるものである。
具体的には、当該プリンタドライバ210は、PDL作成部212,228と、ジョブ識別番号発行部214と、PDL変更判断部216と、設定受付部218と、コマンドデータ作成部220と、第1の印刷ジョブ送信部222と、第2の印刷ジョブ送信部224とを含む。
PDL作成部212は、印刷指示となる画像データ200を受けて印刷対象データであるPDLデータを生成する。ここで、PDL作成部212は、予め設定されている印刷設定に基づいてPDLデータを生成する。予め設定されている印刷設定としては、画像データの印刷倍率や画像品質等に関するものである。たとえば、一例として予め設定されている倍率100%および画像品質「普通」の印刷設定に基づいてPDLデータを生成する。そして、生成したPDLデータを第1の印刷ジョブ送信部222に出力する。
また、ジョブ識別番号発行部214は、画像データ200を受けてジョブ識別番号(ID)を発行して第1の印刷ジョブ送信部222および第2の印刷ジョブ送信部224に出力する。なお、第1の印刷ジョブ送信部222に出力するジョブ識別番号(ID)と、第2の印刷ジョブ送信部224に出力するジョブ識別番号(ID)とは同一である。
第1の印刷ジョブ送信部222は、ジョブ識別番号発行部214から出力されたジョブ識別番号とPDL作成部212から出力されたPDLデータとを関連付けて第1の印刷ジョブとしてMFP10に出力する。
設定受付部218は、ユーザからの後述する印刷設定画面の設定操作入力を受け付ける部位であり、ユーザからの印刷設定画面の設定操作入力に従って予め設定されている印刷設定の内容を変更してPDL変更判断部216に出力する。
PDL変更判断部216は、設定受付部218から出力された印刷設定の内容を判断して、PDLデータに影響を与える部分について印刷設定の内容が変更されたかどうかを判断する。具体的には、印刷倍率や画像品質等に関する印刷設定が変更されたかどうかを判断する。PDL変更判断部216は、PDLデータに影響を与える部分について印刷設定の内容が変更されたと判断した場合には、PDL作成部228に変更された印刷設定に従ってPDLデータを作成するように指示する。
PDL作成部228は、PDL変更判断部216からの指示に従い画像データ200を受けて変更された印刷設定に従ってPDLデータを生成する。そして、生成したPDLデータを第2の印刷ジョブ送信部224に出力する。
また、PDL変更判断部216は、設定受付部218から出力された印刷設定の内容をコマンドデータ作成部220に出力する。
コマンドデータ作成部220は、印刷設定の内容に基づいてコマンドデータを生成して第2の印刷ジョブ送信部224に出力する。
なお、PDL変更判断部216は、PDLデータに影響を与える部分について印刷設定の内容が変更されていないと判断した場合には、PDL作成部228に指示せず、印刷設定の内容をコマンドデータ作成部220に出力する。
第2の印刷ジョブ送信部224は、ジョブ識別番号発行部214から出力されたジョブ識別番号とコマンドデータ作成部220で生成されたコマンドデータとを関連付けて第2の印刷ジョブとしてMFP10に出力する。あるいは、第2の印刷ジョブ送信部224は、PDL作成部228からのPDLデータの出力が有った場合には、ジョブ識別番号発行部214から出力されたジョブ識別番号とコマンドデータ作成部220で生成されたコマンドデータおよびPDL作成部228で生成されたPDLデータとを関連付けて第2の印刷ジョブとしてMFP10に出力する。
本例における第1の印刷ジョブは、プリンタドライバの起動の後、ユーザの設定操作入力に関係なくMFP10に送信されるものである。一方、第2の印刷ジョブは、プリンタドライバの起動の後、ユーザの設定操作入力に従ってMFP10に送信される。
図5は、本発明の実施の形態1に従う印刷ジョブの形態を説明する図である。
図5(A)を参照して、ここでは、第1の印刷ジョブ送信部222から送信される第1の印刷ジョブの構成が示されている。
具体的には、第1の印刷ジョブは、ジョブ識別番号発行部214で発行されたジョブ識別番号(ID 001)とPDLデータとを含む。
図5(B)を参照して、ここでは、第2の印刷ジョブ送信部224から送信される第2の印刷ジョブの構成が示されている。
当該第2の印刷ジョブは、PDLデータに影響を与える部分について印刷設定の内容が変更されていない場合の第2の印刷ジョブである。
具体的には、第2の印刷ジョブは、ジョブ識別番号発行部214で発行されたジョブ識別番号(ID 001)とコマンドデータとを含む。
図5(C)を参照して、ここでは、第2の印刷ジョブ送信部224から送信される第2の印刷ジョブの構成が示されている。
当該第2の印刷ジョブは、PDLデータに影響を与える部分について印刷設定の内容が変更された場合の第2の印刷ジョブである。
具体的には、第2の印刷ジョブは、ジョブ識別番号発行部214で発行されたジョブ識別番号(ID 001)とコマンドデータと、PDLデータとを含む。
そして、第1および第2の印刷ジョブとの組み合わせあるいは第2の印刷ジョブに従いMFP10において印刷処理が実行される。
図6は、本発明の実施の形態1に従うコマンドデータおよびPDLデータの具体例を説明する図である。
図6を参照して、コマンドデータとしては、PJL形式で記述されており、PDLデータに直接影響を与えない命令が各種規定されている。たとえば、ステープル、パンチ等の機能を用いる場合に当該機能に関するコマンドデータが記述される。
PDLデータは、元の画像データに対して画像データの印刷倍率および画像品質等に関する印刷設定が適用されたMFP10のRAM12上でビットマップデータとして展開されるデータである。
MFP10のプリンタ18は、当該PDLデータに従って印刷用紙に対する印字処理を実行し、コマンドデータに従って印刷用紙等に対する所定の機能を実行する。
図7は、本発明の実施の形態1に従う印刷処理を実行する場合の操作を説明する図である。
図7を参照して、アプリケーション(ここではアプリA)を用いて作成されたファイルデータがディスプレイ106に表示されている場合が示されている。
本例においては、ユーザが当該ファイルデータを指定して所定の操作をすることにより印刷を指示することが可能な場合が示されている。
具体的には、「ファイル」を指定してドロップダウン表示された「印刷」を指示することによりプリンタドライバが起動されて印刷設定画面が表示される。本例においては、プリンタドライバの起動をトリガとして上記で説明した第1の印刷ジョブを送信するための処理が開始される。
図8は、本発明の実施の形態1に従う印刷設定画面について説明する図である。
図8を参照して、プリンタドライバの起動に伴いディスプレイ106に印刷設定画面40が表示される。
具体的には、印刷設定画面40においては、印刷設定に係る各種複数の設定項目を設定することが可能であり、具体的には、例えば、上部に設けられた設定項目毎に分類された複数のタブをポインティングデバイスであるマウスあるいはキーボード等により指定することにより各種の印刷に係る設定を実行することができる。
各種タブあるいは設定項目等をマウス等により指定することにより、たとえば印刷用紙の選択や印刷部数、印刷倍率、画像品質等を設定することが可能である。また、ステープルやパンチ等の機能実行の指示もすることが可能である。
本例においては、一例として「基本設定」のタブが指定された場合の各種設定項目が表示されている。
「OK」ボタン46は、当該印刷設定画面で表示されている表示内容に従って画像データの印刷設定の実行を指示するボタンである。また、「キャンセル」ボタン48は、印刷設定画面の終了を指示するボタンである。本例においては、当該「OK」ボタン46の指示に従って印刷設定が終了したものと判断されて、第2の印刷ジョブを送信するための処理が開始される。
図9は、本発明の実施の形態1に従う印刷ジョブの送信の流れについて説明するフロー図である。当該処理は、主にCPU101が実行するものであり、上述したプリンタドライバ210の機能により実現されるものである。
図9を参照して、まずCPU101は、プリンタドライバの起動指示が有るかどうかを判断する(ステップS2)。図7で説明したようにPC100のディスプレイ106に表示されている印刷対象となるファイルデータを指定して、所定の操作をすることにより印刷を指示することによりプリンタドライバを起動させることが可能であるものとする。当該指定により図8の印刷設定画面が表示される。
ステップS2において、プリンタドライバの起動指示が有る場合(ステップS2においてYES)には、PDLデータを作成する(ステップS4)。具体的には、プリンタドライバ210のPDL作成部212は、ファイルデータをオープンして表示された画像データについてPDLデータを生成する。
次に、ジョブ識別番号発行部214は、ジョブIDを発行する(ステップS6)。具体的には、ジョブ識別番号発行部214は、ジョブ識別番号(ID)を発行する。
次に、第1の印刷ジョブを送信する(ステップS8)。具体的には、第1の印刷ジョブ送信部222は、PDL作成部212により生成されたPDLデータとジョブ識別番号発行部214で発行されたジョブ識別番号とを関連付けて第1の印刷ジョブとしてMFP10に送信する。
次に、設定が終了したかどうかを判断する(ステップS10)。具体的には、印刷設定画面における設定が終了、すなわち、印刷設定画面40において「OK」ボタン46の指示があったかどうかを判断する。
ステップS10において、設定が終了したと判断した場合(ステップS10においてYES)には、印刷設定における変更操作がPDLデータに影響が有るかどうかを判断する(ステップS14)。具体的には、PDL変更判断部216は、印刷設定における変更操作が印刷倍率、画像品質等の設定を変更するものであるかどうかを判断する。
ステップS14において、印刷設定における変更操作がPDLデータに影響が有ると判断した場合(ステップS14においてYES)には、PDLデータを作成する(ステップS16)。具体的には、PDL変更判断部216は、PDL作成部228に指示して、PDL作成部228は、変更された印刷設定に従って画像データについてPDLデータを生成する。
次に、コマンドデータを作成する(ステップS18)。具体的には、コマンドデータ作成部220は、印刷設定の内容に基づいてコマンドデータを生成する。
そして、次に、第2の印刷ジョブを送信する(ステップS20)。具体的には、第2の印刷ジョブ送信部224は、ジョブ識別番号発行部214から出力されたジョブ識別番号とコマンドデータ作成部220で生成されたコマンドデータおよびPDL作成部228で生成されたPDLデータとを関連付けて第2の印刷ジョブとしてMFP10に出力する。
次にPDL削除指示を送信する(ステップS22)。当該PDL削除指示には、削除する印刷ジョブのジョブ識別番号の情報が含まれているものとする。第2の印刷ジョブの内容で印刷処理が実行されるため不要な第1の印刷ジョブを削除するための指示である。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS14において、印刷設定における変更操作がPDLデータに影響が無いと判断した場合(ステップS14においてNO)には、コマンドデータを作成する(ステップS24)。具体的には、コマンドデータ作成部220は、印刷設定の内容に基づいてコマンドデータを生成する。
次に、第2の印刷ジョブを送信する(ステップS26)。具体的には、第2の印刷ジョブ送信部224は、コマンドデータ作成部220により生成されたコマンドデータとジョブ識別番号発行部214で発行されたジョブ識別番号とを関連付けて第2の印刷ジョブとしてMFP10に出力する。
そして、処理を終了する(エンド)。
次に、MFP10側の処理について説明する。
図10は、本発明の実施の形態1に従う印刷ジョブの印刷処理を説明するフロー図である。当該処理は、主にMFP10のCPU11が他のハードウェアと協働して実行する処理である。
図10を参照して、まず、印刷ジョブを受信したかどうかを判断する(ステップS30)。具体的にはCPU11は、NIC16を介してPC100から印刷ジョブを受信したかどうかを判断する。
ステップS30において、印刷ジョブを受信したと判断した場合(ステップS30においてYES)には、第1の印刷ジョブを受信したかどうかを判断する(ステップS32)。CPU11は、印刷ジョブに含まれているデータがPDLデータのみであるかどうかに基づいて判断する。
ステップS32において、第1の印刷ジョブを受信したと判断した場合(ステップS32においてYES)には、PDLデータを展開して保存する(ステップS34)。CPU11は、受信したPDLデータをRAM12に展開して保存する。当該処理により第2の印刷ジョブを受信して印刷が開始される場合にプリンタ18において高速に印刷処理を実行することが可能である。
そして、処理を終了する(エンド)。
ステップS32において、第1の印刷ジョブを受信していないと判断した場合(ステップS32においてNO)には、次に、コマンドデータのみを受信したかどうかを判断する(ステップS36)。具体的には、CPU11は、印刷ジョブに含まれているデータがコマンドデータのみであるかどうかに基づいて判断する。すなわち、コマンドデータのみが含まれる第2の印刷ジョブを受信したかどうかを判断する。
ステップS36において、コマンドデータのみを受信したと判断した場合(ステップS36においてYES)には、同一ジョブIDのPDLデータが有るかどうかを判断する(ステップS38)。具体的には、CPU11は、同一ジョブIDのPDLデータがRAM12に展開されて保存されているかどうかを判断する。
ステップS38において、同一ジョブIDのPDLデータが有ると判断した場合(ステップS38においてYESには、展開されたPDLデータに対してコマンドデータに基づく印刷処理を実行する(ステップS40)。具体的には、プリンタ18に対して、展開されているPDLデータととともにコマンドデータを出力してプリンタ18において印字処理等を実行する。
そして、処理を終了する(エンド)。
ステップS36において、コマンドデータのみを受信していないと判断した場合(ステップS36においてNO)には、コマンドデータおよびPDLデータが有るかどうかを判断する(ステップS42)。具体的には、CPU11は、印刷ジョブに含まれているデータがコマンドデータおよびPDLデータをともに含むかどうかを判断する。すなわち、コマンドデータおよびPDLデータを含む第2の印刷ジョブを受信したかどうかを判断する。
ステップS42において、コマンドデータおよびPDLデータが有ると判断した場合(ステップS42においてYES)には、コマンドデータおよびPDLデータに基づく印刷処理を実行する(ステップS44)。具体的には、今回、受信したPDLデータをRAM12に展開して、そして、展開されたPDLデータとともにコマンドデータを出力してプリンタ18において印字処理等を実行する。すなわち、先にRAM12に展開されていたPDLデータは印字処理等に用いられない。
ステップS42において、コマンドデータおよびPDLデータが無いと判断した場合(ステップS42においてNO)には、処理を終了する(エンド)。適正でない印刷ジョブの可能性が有るからである。
一方、ステップS30において、印刷ジョブを受信しなかったと判断した場合(ステップS30においてNO)には、PDL削除指示を受信したかどうかを判断する(ステップS46)。具体的には、CPU11は、第1の印刷ジョブの受信に従ってRAM12に展開されているPDLデータの削除指示が有るかどうかを判断する。
ステップS46において、PDL削除指示を受信したと判断した場合(ステップS46においてYES)には、同一ジョブIDのPDLデータを削除する(ステップS48)。具体的には、CPU11は、RAM12に先に展開されていたPDLデータを削除する。
そして、処理を終了する(エンド)。
ステップS46において、PDL削除指示を受信しなかったと判断した場合(ステップS46においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
当該方式により、先に第1の印刷ジョブを送信して、RAM12に展開しているためコマンドデータのみの第2の印刷ジョブを受信した場合には、すぐにプリンタ18における印字処理を開始することができ高速な印刷が可能である。
また、仮に印刷倍率や画像品質のPDLデータの変更を伴う変更操作が有った場合であっても当該変更された印刷設定の内容に基づく第2の印刷ジョブが送信されるためユーザ所望の印刷処理を実行することが可能である。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1においては、プリンタドライバを起動した場合に起動をトリガとしてPDLデータを作成して第1の印刷ジョブを送信する場合について説明したが、印刷設定に関してPDLデータに影響のある変更操作が多い場合には当該送信は無駄になる可能性が高い。したがって、印刷設定に関してPDLデータに影響のある変更操作が多いか否かを履歴情報に従って判断して、効率的に印刷ジョブを送信する方式について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に従う印刷ジョブの送信の流れについて説明するフロー図である。当該処理は、主にCPU101が実行するものであり、上述したプリンタドライバ210の機能により実現されるものである。
図11を参照して、まずCPU101は、プリンタドライバの起動指示が有るかどうかを判断する(ステップS2)。図7で説明したようにPC100のディスプレイ106に表示されている印刷対象となるファイルデータを指定して、所定の操作をすることにより印刷を指示することによりプリンタドライバを起動させることが可能であるものとする。当該指定により図8の印刷設定画面が表示される。
ステップS2において、CPU101は、プリンタドライバの起動指示が有る場合(ステップS2においてYES)には、次に、履歴情報を判断する(ステップS60)。
そして、履歴情報の判断結果に基づいて印刷設定に従うPDLデータの変更の可能性が小さいかどうかを判断する(ステップS62)。
ステップS62において、印刷設定に従うPDLデータの変更の可能性が小さいと判断した場合(ステップS62においてYES)には、PDLデータを作成する(ステップS4)。以降の処理の流れについては、図9で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
一方、ステップS62において、印刷設定に従うPDLデータの変更の可能性が大きいと判断した場合(ステップS62においてNO)には、通常印刷ジョブを作成する(ステップS64)。具体的には、第1の印刷ジョブを送信することなく、ユーザの操作指示に従う印刷設定の完了を待ってから完了後に印刷設定に基づくPDLデータおよびコマンドデータを含む第2の印刷ジョブを作成する。
そして、印刷ジョブを送信する(ステップS66)。
そして、処理を終了する(エンド)。
図12は、本発明の実施の形態2に従う履歴情報判断を説明するフロー図である。当該処理は、主にCPU101が実行するものでありプリンタドライバの機能により実現されるものである。
図12を参照して、PDLデータ関連の変更操作回数を取得する(ステップS70)。具体的には、当該プリンタドライバの機能として印刷設定画面におけるユーザの設定操作入力を監視して、PDLデータ関連の変更操作回数をカウントしておくものとする。また、プリンタドライバを起動して印刷設定した全体の設定回数もカウントしておくものとする。たとえば、当該回数等の情報は、HDD104に格納しておくようにしても良い。
そして、全体の設定回数に対してPDLデータ関連の変更操作回数が所定の割合以下かどうかを判断する(ステップS72)。
ステップS72において、全体の設定回数に対してPDLデータ関連の変更操作回数が所定の割合以下であると判断した場合(ステップS72においてYES)には、印刷設定に従うPDLデータの変更可能性は小であると判断する(ステップS74)。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS72において、全体の設定回数に対してPDL関連の変更操作回数が所定の割合を超えると判断した場合(ステップS72においてNO)には、印刷設定に従うPDLデータ関連の変更可能性は大であると判断する(ステップS76)。
そして、処理を終了する(リターン)。
そして当該履歴情報判断によりPDLデータ関連の変更可能性を推定して、図9で説明した処理を実行するか、あるいは、通常の印刷ジョブを送信するかを切り分けることにより効率的に印刷ジョブを生成し、送信することが可能となる。
なお、本例においては、PDLデータ関連の変更操作回数に基づいて印刷設定に従うPDLデータ関連の変更可能性を推定する方式について説明したが、当該方式に限られず、たとえば、アプリ別によりPDLデータ関連の変更可能性を推定する方式としても良い。たとえば、変更可能性の高いアプリの場合には、通常の印刷ジョブを生成し、変更可能性の低いアプリの場合には、図9で説明した処理を実行するように切り分けるようにしても良い。また、アプリ別によらず、ファイル別により上記と同様の切り分けをするようにしても良い。
(実施の形態3)
本実施の形態3においては、2つの選択可能な印刷モードを設けてユーザの操作指示に従って印刷モードを変更可能な構成について説明する。
図13は、本発明の実施の形態3に従う印刷処理を実行する場合の操作を説明する図である。
図13を参照して、アプリケーション(ここではアプリA)を用いて作成されたファイルデータがディスプレイ106に表示されている場合が示されている。
本例においては、ユーザが当該ファイルデータを指定して所定の操作をすることにより印刷を指示することが可能な場合が示されている。
具体的には、「ファイル」を指定してドロップダウン表示された「印刷」あるいは「高速印刷」を指示することによりプリンタドライバが起動されて印刷設定画面が表示される。本例においては、2つの印刷モードが設けられており、それぞれの印刷設定画面が異なる。
そして、「高速印刷」が指示された場合には、図9の処理が実行される。一方、「印刷」が指示された場合には、図11で説明したステップS64およびステップS66の処理が実行される。
図14は、本実施の形態3に従う印刷設定画面を表示する場合のフロー図である。当該処理は、主にCPU101が実行するものでありプリンタドライバの機能により実現されるものである。
図14を参照して、通常の印刷モードの指示が有るかどうかが判断される(ステップS50)。
ステップS50において、通常の印刷モードの指示が有ると判断した場合(ステップS50においてYES)には、通常の印刷設定画面を表示する(ステップS52)。具体的には、図8の印刷設定画面を表示する。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS50において、通常の印刷モードの指示が無いと判断した場合(ステップS50においてNO)には、高速印刷モードの指示が有るかどうかが判断される(ステップS54)。
ステップS54において高速印刷モードの指示が有ると判断した場合(ステップS54においてYES)には、高速の印刷設定画面を表示する(ステップS56)。
そして、処理を終了する(エンド)。
図15は、本実施の形態3に従う高速の印刷設定画面を説明する図である。
図15を参照して、図8の印刷設定画面と比較して、画像品質の印刷設定をするためのタブ42が選択できないように設定されている。すなわち、禁止されている。
なお、ここでは、図示していないが印刷倍率を調整する設定項目についても変更操作が禁止されているものとする。
すなわち、当該高速の印刷設定画面は、PDLデータに影響を与えない設定項目のみ変更操作が可能な印刷設定画面となっている。
図16は、本発明の実施の形態3に従う印刷ジョブの送信の流れについて説明するフロー図である。当該処理は、主にCPU101が実行するものであり、上述したプリンタドライバ210の機能により実現されるものである。
図16を参照して、まずCPU101は、プリンタドライバの起動指示が有るかどうかを判断する(ステップS2)。ステップS2において、CPU101は、プリンタドライバの起動指示が有る場合(ステップS2においてYES)には、高速印刷モードかどうかを判断する(ステップS70)。具体的には、図13において「高速印刷」の選択操作があったかどうかが判断される。
ステップS70において、高速印刷モードであると判断された場合(ステップS70においてYES)には、PDLデータを作成する(ステップS4)。具体的には、プリンタドライバ210のPDL作成部212は、ファイルデータをオープンして表示された画像データについてPDLデータを生成する。
次に、ジョブ識別番号発行部214は、ジョブIDを発行する(ステップS6)。具体的には、ジョブ識別番号発行部214は、ジョブ識別番号(ID)を発行する。
次に、第1の印刷ジョブを送信する(ステップS8)。具体的には、第1の印刷ジョブ送信部222は、PDL作成部212により生成されたPDLデータとジョブ識別番号発行部214で発行されたジョブ識別番号とを関連付けて第1の印刷ジョブとしてMFP10に送信する。
次に、設定が終了したかどうかを判断する(ステップS10)。具体的には、印刷設定画面における設定が終了、すなわち、印刷設定画面40において「OK」ボタン46の指示があったかどうかを判断する。
ステップS10において、設定が終了したと判断した場合(ステップS10においてYES)には、次に、コマンドデータを作成する(ステップS72)。具体的には、コマンドデータ作成部220は、印刷設定の内容に基づいてコマンドデータを生成する。
そして、次に、第2の印刷ジョブを送信する(ステップS74)。具体的には、第2の印刷ジョブ送信部224は、コマンドデータ作成部220により生成されたコマンドデータとジョブ識別番号発行部214で発行されたジョブ識別番号とを関連付けて第2の印刷ジョブとしてMFP10に出力する。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS70において、高速印刷モードで無いと判断された場合(ステップS70においてNO)には、通常印刷ジョブを作成する(ステップS76)。具体的には、第1の印刷ジョブを送信することなく、ユーザの操作指示に従う印刷設定の完了を待ってから完了後に印刷設定に基づくPDLデータおよびコマンドデータを含む第2の印刷ジョブを作成する。
そして、印刷ジョブを送信する(ステップS78)。
そして、処理を終了する(エンド)。
高速印刷モードに従う印刷設定により、先行送信された第1の印刷ジョブは無駄にならず、後で送信される第2の印刷ジョブと組み合わせられて高速な印刷処理が可能である。
なお、コンピュータを機能させて、上述のフローで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、プログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 印刷システム、10 MFP、11,101 CPU、12,103 RAM、14 不揮発性メモリ、15 ハードディスクドライブ、17 スキャナ、18 プリンタ、19 操作パネル、102 ROM、106 ディスプレイ、109 内部バス、210 プリンタドライバ。

Claims (6)

  1. 画像データに対してプリンタドライバに従う印刷ジョブを生成する少なくとも1つの情報処理装置と、
    前記情報処理装置により生成された印刷ジョブに従って印刷するプリンタとを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記画像データに対して、前記プリンタドライバの起動に従って前記プリンタドライバに予め設定されている印刷設定に基づく第1の印刷対象データを生成する第1の印刷対象データ生成手段と、
    生成された第1の印刷対象データを含む第1の印刷ジョブを送信する第1の印刷ジョブ送信手段と、
    前記プリンタドライバの起動後に、ユーザの操作指示に応じた印刷設定に従うコマンドデータを生成するコマンドデータ生成手段と、
    前記ユーザの操作指示に応じた印刷設定が前記第1の印刷対象データの変更を伴う印刷設定かどうかを判断する変更判断手段と、
    前記変更判断手段により前記第1の印刷対象データの変更を伴う印刷設定がされたと判断した場合に、前記画像データに対して変更後の印刷設定に基づく第2の印刷対象データを生成する第2の印刷対象データ生成手段と、
    前記変更判断手段の判断結果に基づいて、前記コマンドデータ、あるいは前記コマンドデータおよび前記第2の印刷対象データを含む第2の印刷ジョブを送信する第2の印刷ジョブ送信手段とを含み、
    前記プリンタは、
    前記第1および第2の印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
    前記印刷ジョブ受信手段で受信した前記第2の印刷ジョブに、前記コマンドデータ、あるいは前記コマンドデータおよび前記第2の印刷対象データのいずれのデータが含まれているかを判断するデータ判断手段と、
    前記データ判断手段において前記第2の印刷ジョブに前記コマンドデータが含まれていると判断した場合には、前記印刷ジョブ受信手段で受信された前記第1の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷対象データに対して前記コマンドデータに基づく印刷処理を実行し、前記第2の印刷ジョブに前記コマンドデータおよび前記第2の印刷対象データが含まれていると判断した場合には、前記コマンドデータおよび前記第2の印刷対象データに基づく印刷処理を実行する印刷実行手段とを含む、印刷システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    ジョブ識別番号を発行する識別番号発行手段をさらに含み、
    前記第1および第2の印刷ジョブ送信手段は、それぞれ前記識別番号発行手段で発行されたジョブ識別番号を含めた前記第1および第2の印刷ジョブを送信し、
    前記プリンタの前記印刷実行手段は、前記データ判断手段において前記第2の印刷ジョブに前記コマンドデータが含まれていると判断した場合には、前記第2の印刷ジョブに含まれるジョブ識別番号と同一のジョブ識別番号を含む前記印刷ジョブ受信手段で受信された前記第1の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷対象データに対して前記コマンドデータに基づく印刷処理を実行する、請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記プリンタは、前記データ判断手段において、前記第2の印刷ジョブに前記コマンドデータおよび前記第2の印刷対象データが含まれていると判断した場合には、前記第2の印刷ジョブに含まれるジョブ識別番号と同一のジョブ識別番号を含む前記印刷ジョブ受信手段で受信された前記第1の印刷ジョブを削除する削除手段をさらに含む、請求項1記載の印刷システム。
  4. 前記情報処理装置は、前記プリンタドライバの起動後のユーザの操作指示に従う操作履歴を記憶する履歴記憶手段をさらに含み、
    前記第1の印刷対象データ生成手段は、前記履歴記憶手段に記憶された操作履歴に従って前記画像データに対して、前記プリンタドライバの起動に従って前記プリンタドライバに予め設定されている印刷設定に基づく第1の印刷対象データを生成する、請求項1〜3のいずれかに記載の印刷システム。
  5. 画像データに対してプリンタドライバに従う第1あるいは第2の印刷モードに従う印刷ジョブを生成する少なくとも1つの情報処理装置と、
    前記情報処理装置により生成された印刷ジョブに従って印刷するプリンタとを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第1の印刷モードの際に、前記画像データに対して、前記プリンタドライバの起動に従って前記プリンタドライバに予め設定されている印刷設定に基づく第1の印刷対象データを生成する第1の印刷対象データ生成手段と、
    生成された第1の印刷対象データを含む第1の印刷ジョブを送信する第1の印刷ジョブ送信手段と、
    印刷設定を行うための複数のタブを表示したディスプレイと、
    前記第2の印刷モードの際に、前記画像データに対して、前記プリンタドライバの起動後に、前記ディスプレイによるユーザの操作指示に応じた印刷設定に基づく第2の印刷対象データを生成する第2の印刷対象データ生成手段と、
    前記第1の印刷モードの際に、前記プリンタドライバの起動後に、前記ディスプレイによるユーザの操作指示に応じた印刷設定において、前記第1の印刷対象データの変更を伴う印刷設定を行えないように、前記ディスプレイの画面表示を変更する禁止手段と、
    前記第1の印刷モードの際に、前記プリンタドライバの起動後に、前記禁止手段によって変更された前記ディスプレイの画面表示に基づいて設定されたユーザの操作指示に応じた印刷設定に従うコマンドデータを生成するコマンドデータ生成手段と、
    前記第1の印刷モードの際に、前記コマンドデータを含む第2の印刷ジョブを送信し、前記第2の印刷モードの際に、前記第2の印刷対象データを含む第2の印刷ジョブを送信する第2の印刷ジョブ送信手段とを含み、
    前記プリンタは、
    前記第1および第2の印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信手段と、
    前記第1の印刷モードの際に、前記印刷ジョブ受信手段で受信された前記第1の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷対象データに対して前記コマンドデータに基づく印刷処理を実行し、前記第2の印刷モードの際に、前記印刷ジョブ受信手段で受信された前記第2の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷対象データに基づく印刷処理を実行する印刷実行手段とを含む、印刷システム。
  6. 前記情報処理装置は、
    ジョブ識別番号を発行する識別番号発行手段と、
    前記印刷ジョブ受信手段で受信した前記第2の印刷ジョブに、前記コマンドデータ、あるいは前記コマンドデータおよび前記第2の印刷対象データのいずれのデータが含まれているかを判断するデータ判断手段とをさらに含み、
    前記第1および第2の印刷ジョブ送信手段は、それぞれ前記識別番号発行手段で発行されたジョブ識別番号を含めた前記第1および第2の印刷ジョブを送信し、
    前記プリンタの前記印刷実行手段は、前記データ判断手段において前記第2の印刷ジョブに前記コマンドデータが含まれていると判断した場合には、前記第2の印刷ジョブに含まれるジョブ識別番号と同一のジョブ識別番号を含む前記印刷ジョブ受信手段で受信された前記第1の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷対象データに対して前記コマンドデータに基づく印刷処理を実行する、請求項5に記載の印刷システム
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