JP5830665B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description
前記天板の下方に設けられ、前記加熱容器を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、
前記加熱コイルの周囲近傍で前記天板裏面に設けられた電極と、
前記電極に高周波信号を供給して前記電極の静電容量を検知する静電容量検知部と、
負荷移動検知期間内における前記加熱容器と前記加熱コイル間の磁気結合の大きさの変動幅を検知する負荷移動検知部と、
ふきこぼれが起きる前に、前記静電容量検知部が検知する静電容量に対応する基準値を記憶する記憶部と、
前記加熱出力が設定された第1設定値になるように制御する制御部と、を備え、
前記ふきこぼれ検知部は、前記静電容量検知部において検知された静電容量における前記基準値に対する変化量が出力低減閾値以上でかつ前記磁気結合の大きさの変動幅が所定値未満である場合、前記加熱出力を前記第1設定値より小さい予め設定された第2設定値に低減するかまたは加熱を停止するふきこぼれ抑制動作を行なうと共に、前記負荷移動検知期間は、前記変化量が前記出力低減閾値に達した時点を含むよう構成されている。このように構成された本発明に係る第1の観点の誘導加熱調理器は、加熱時に生じる加熱容器におけるふきこぼれの誤検出を大幅に低減することができるとともに、ふきこぼれの発生を確実に検出することができる。
図1Aは、本発明に係る実施の形態1の誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。図1Bは、実施の形態1の誘導加熱調理器における静電容量検知部の構成を示す回路図である。図1Aにおいて、実施の形態1の誘導加熱調理器は、加熱容器(例えば、鉄製の鍋など)1が載置される天板(トッププレート)2と、天板2の下方に設けられ、高周波電流が供給されると高周波磁界を発生して対向して配置された加熱容器1の底面を誘導加熱する加熱コイル3と、IGBTなど1つ以上のスイッチング素子4aを含み加熱コイル3に高周波電流を供給するインバータ4と、交流電源6を整流してインバータ4に直流電流を供給する整流器5と、加熱コイル3に流れる加熱コイル電流をモニターするカレントトランス7aaと、インバータ4の加熱出力に対応する加熱コイル電流(高周波電流)を検知し負荷移動検知部として機能する加熱コイル電流検知部7aと、インバータ4の入力電流をモニターするカレントトランス7bbと、カレントトランス7bbの出力信号を入力してインバータ4の加熱出力に対応する入力電流(低周波電流)を検知し負荷移動検知部として機能する入力電流検知部7bと、スイッチング素子4aのオン時間をモニターするオン時間検知部7cと、加熱コイル電流検知部7aから出力される加熱コイル電流検知信号及び入力電流検知部7bから出力される入力電流検知信号に基づきインバータ4の加熱出力を可変するように駆動制御する制御部8と、天板2の裏面(図1Aにおいて、加熱容器1が載置されている面を表面として、その反対側の面)に導電性の良い材料で帯状にパターン印刷された複数の電極9と、各電極9の静電容量を検知する静電容量検知部10と、静電容量検知部10において検知された静電容量の大きさ、所定の期間毎に検知した加熱コイル電流検知部7aで検知された加熱コイル電流の大きさ及び所定の期間毎に入力電流検知部7bにおいて検知された入力電流の大きさを記憶する記憶部12と、静電容量検知信号及び加熱出力検知信号(加熱コイル電流検知信号または入力電流検知信号を含む)などに基づいて加熱容器1のふきこぼれ状態を検知するふきこぼれ検知部11と、を有して構成されている。なお「電極の静電容量を検知する」とは、「電極と所定の電位(例えば、静電容量検知部10のコモン電位または、アース電位など)と電極間の静電容量の大きさの大小を検知する」ことをいう。また、実施の形態1の誘導加熱調理器においては、加熱容器1におけるふきこぼれ状態を検知するための構成及び機能を主として説明するものであり、その他の状態を検知するための機能及び構成、例えば加熱容器1におけるずらし、浮かし、焦げ付き、及びナイフやフォークなどの小物負荷が天板2に載せられた場合の検知、などのふきこぼれ状態以外の状態検知機能などについての説明は省略しており、図1Aのブロック図においても、ふきこぼれ状態を検知する構成を説明するために必要な構成以外は省略している。
実施の形態1の誘導加熱調理器においては、ふきこぼれ状態の検知を、静電容量検知部10からの静電容量検知信号(Vd)、及び加熱コイル電流検知部7aから出力される加熱コイル電流検知信号と入力電流検知部7bから出力される入力電流検知信号などに基づいてふきこぼれ検知部11において行っている。
以下、図3Aの(a)に示す状態におけるふきこぼれ検知動作について説明する。
まず、加熱容器1に対する加熱開始の誘導加熱動作の初期段階(図3Aの(a)においては図示無し)においては、加熱容器1の内容物のふきこぼれはなく、静電容量検知部10の電圧検知部15により検知された静電容量検知信号(Vd)のふきこぼれによる変化はない。前述のように、実施の形態1の誘導加熱調理器においては、誘導加熱動作の開始から一定の待機期間(例えば、5秒間)は待機モードとなりふきこぼれ検知動作による加熱動作の停止または加熱出力の抑制動作を行わないよう構成されている。すなわち、待機時間が経過後において、ふきこぼれが起こっていると判断したときのみ、ふきこぼれ検知部11の検知結果に応じた加熱動作の停止または加熱出力の抑制動作を行う。
ふきこぼれ検知部11においては、ふきこぼれ検知動作の最初に検知された基準値検知期間(T0)における静電容量検知信号(Vd)の平均値が基準値(V0)として記憶部12に登録される。なお、最初の基準値(V0)に関しては、予め設定した値を用いてもよい。そして、基準値(V0)が登録された時から再度基準値検知期間(T0)経過するまで、検知された静電容量検知信号(Vd)は、登録された基準値(V0)と比較され、その変化量(ΔV)が検出される。検出された変化量(ΔV)が、予め設定された第1変化量(基準値更新停止閾値:ΔV1)未満であれば、基準値検知期間(T0)の静電容量検知信号(Vd)の平均値が求められ、新たな基準値(V0)として記憶部12に更新登録される。このように、基準値検知期間(T0)経過する間に、基準値(V0)に対する静電容量検知信号(Vd)の変化量(ΔV)が、すべて第1変化量(ΔV1)未満であれば、その間の静電容量検知信号(Vd)の平均値が前回までに更新された基準値(V0)に代えて、基準値(V0)として更新登録される。
次に、ふきこぼれ検知部11において、静電容量検知信号(Vd)が基準値(V0)と比較して第1変化量(基準値更新停止閾値:ΔV1)以上に変化している場合の動作について説明する。
図3Aの(a)のグラフにおいて、静電容量検知信号(Vd)の基準値(V0)に対する変化量(ΔV)が点Bで示す第1変化量(ΔV1)を越えた時点において、実施の形態1の誘導加熱調理器は、基準値更新停止モードに入り、前述の基準値更新処理を禁止する基準値更新停止処理を実行する。すなわち、検出された静電容量検知信号(Vd)が基準値(V0)に比して第1変化量(ΔV1)以上大きいため、前回までに更新登録された基準値(V0)が更新されることなく登録され続ける。図3Aの(a)においては、点Aにおける基準値(V0)が基準値として固定される。このため、静電容量検知信号(Vd)は、基準値(V0)として登録されていた最新の基準値検知期間(T0)における静電容量検知信号(Vd)の平均値と比較されて、変化量(ΔV)が算出される。このように、基準値更新停止モードにおいては基準値(V0)が固定されて、その固定された基準値(V0)に対する静電容量検知信号(Vd)の変化量(ΔV)が算出される。本実施の形態1においては基準値更新停止期間を例えば約3秒とする。
実施の形態1の誘導加熱調理器においては、前述の基準値更新停止モード(ふきこぼれ判定期間)において、静電容量検知部20が検知した電極9の静電容量に対応する静電容量検知信号(Vd)における基準値(V0)に対する変化量(ΔV)が、第1変化量(ΔV1)以上になると、第1ふきこぼれ検知期間(T1)に入る。変化量(ΔV)が、さらに第2変化量(出力低減閾値:ΔV2)以上となった場合(図3Aの(a)の点Cで示す時点)には、第1ふきこぼれ検知期間(T1)は終了し、第2ふきこぼれ検知期間(T2)に入る。実施の形態1の誘導加熱調理器において、第2ふきこぼれ検知期間(T2)に移行するか否かの閾値となる第2変化量(ΔV2)である出力低減閾値は、例えば、「14digit」としている。ここで、「1digit」とはデジタル表示の最小単位を示している。静電容量検知信号(Vd)の変化量(ΔV)が第2変化量(出力低減閾値:ΔV2)以上の時から第2ふきこぼれ検知期間経過後に第3ふきこぼれ検知期間(T3)に入るよう設定されている。この第3ふきこぼれ検知期間(T3)は、実施の形態1の誘導加熱調理器においては1秒間に設定されている。
負荷移動検知部は、加熱コイル電流検知部7a若しくは入力電流検知部7bに代え、又はそれらと共に、スイッチング素子4aのオン時間(Ton:導通期間)をモニターするオン時間検知部7cを含む。オン時間検知部7cは、インバータ4を構成する1つ以上のスイッチング素子4aのオン時間(導通期間:Ton)の変化幅を検知することにより、加熱コイル3と加熱容器1との磁気結合の大きさの変動幅(ΔTon)を検知するものである。制御部8は、スイッチング素子4aをオン・オフ制御することにより加熱コイル3を駆動し、スイッチング素子4aのオン時間を変更することによりインバータ4の加熱出力を変更する(例えば、オン時間を長くすることにより、加熱出力を大きくする)ように制御する。スイッチング素子4aのオン時間(スイッチング素子4aが複数ある場合には全てのスイッチング素子のオン時間)が同一で、例えば、磁気結合が小さくなるとインバータ4の加熱出力は小さくなる。この場合、設定された出力に戻す制御を行うため、制御部8は、フィードバック制御によりオン時間(Ton)が大きくなるように変更する。負荷移動検知部としてのオン時間検知部7cは、スイッチング素子4aのオン時間(導通期間)をモニターして、磁気結合の変化に対応して生じるスイッチング素子4aのオン時間(Ton)の変化を検知する。このようにオン時間検知部7cでオン時間(Ton)の変動を検知することより、前述の加熱コイル電流検知部7aにおける加熱コイル電流(IL)の変動幅(ΔIL)を測定してふきこぼれか否かを識別する場合と同様に、スイッチング素子4aのオン時間(Ton)の負荷移動検知期間(T4)における変化を検知して、磁気結合の変動幅(ΔTon)を測定し、静電容量検知信号(Vd)の変化量(ΔV)がふきこぼれによるものか否かを識別することができる。
第2ふきこぼれ検知期間(T2)が終了するまでに、ふきこぼれ検知部11は、静電容量検知信号(Vd)で検知される静電容量変化率と、磁気結合の大きさの変動幅に基づき、ふきこぼれが起きたことを検知する。磁気結合の大きさの変動幅は、上記の加熱コイル電流、入力電流、スイッチング素子のオン時間(導通期間)のパラメータに本発明は限定されるものではなく、インバータ4に発生する電圧又は電流で磁気結合の変化に対応して変動するパラメータを測定し、各パラメータの変動幅を演算することにより検知することができる。
静電容量検知信号(Vd)においてふきこぼれでは生じない変化として、例えば、静電容量検知信号(Vd)が、基準値更新停止モードで検知された最大値(Vd(min))に対して所定値(例えば、15digit)以上跳ね上がった場合としてもよい。
ふきこぼれ検知部11は、ふきこぼれが起きたとする判定を確定すると、加熱を停止するとともに表示部20にふきこぼれが生じたことを表示するか又は音声にて報知する。この状態で、再度加熱動作を行うには、まず、加熱停止キーを押すことが必要となる。
なお、3つの電極9の静電容量が同様に推移するとは、例えば、3つの電極9において、それぞれが第2ふきこぼれ検知期間の開始時点(図3AのCの時点)がすべて所定期間内に含まれていること(例えば、いずれか一つの電極が第2ふきこぼれ検知期間に移行してから0.5秒の期間内に、他の全ての電極が第2ふきこぼれ検知期間に移行すること)を示すものであり、このような状態のとき、3つの電極9の静電容量が同様の推移を示していると判定する。
また、第2ふきこぼれ検知期間(T2)及び第3ふきこぼれ検知期間(T3)において、静電容量検知信号(Vd)の単位時間あたりの変化率が所定値(例えば、145digit/秒)以上となったとき、さらなる加熱出力の低減(第3設定値P3:例えば、0.1kWに変更)または加熱停止が実行されて、ふきこぼれ判定が確定する。
図4Aから図4Eは、実施の形態1の誘導加熱調理器における操作部18及び表示部20のメニュー表示部の状態を示しており、ふきこぼれ検知動作を設定する手順を示している。
図4Aは、実施の形態1の誘導加熱調理器が誘導加熱動作前である、使用者が加熱条件を設定するときの操作部18及び表示部20におけるメニュー表示部の表示状態図である。図4Aに示すように、メニュー表示部には「メニュー」の操作スイッチのみが表示されている。使用者が「メニュー」マークを選択(押圧)すると、図4Bに示すように、「メニュー」の他に、「加熱」、「鍋マーク」、「揚げ物」、「焼き物」、「やかんマーク」、「こげつき」及び「切/スタート」のマークが表示される。このとき、「加熱」のマークのみが点滅表示される。
また、実施の形態1の誘導加熱調理器における操作部18には、加熱ヒータの選択、温度設定(火力調整)、タイマー設定などの誘導加熱調理器において必要とされる操作スイッチ(左右の移動を示す矢印マーク、増減(+,−)を示すマークなど)が設けられている。
3 加熱コイル
4 インバータ
5 整流器
6 交流電源
7a 加熱コイル電流検知部(負荷移動検知部)
7b 入力電流検知部(負荷移動検知部)
7c オン時間検知部(負荷移動検知部)
8 制御部
9 電極
9a〜9f 電極
10 静電容量検知部
11 ふきこぼれ検知部
12 記憶部
13 高周波信号発生器
14 整流部
15 電圧検知部
18 操作部
20 表示部
Claims (12)
- 加熱容器を載置する天板と、
前記天板の下方に設けられ、前記加熱容器を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、
前記加熱コイルの周囲近傍で前記天板裏面に設けられた電極と、
前記電極に高周波信号を供給して前記電極の静電容量を検知する静電容量検知部と、
負荷移動検知期間内における前記加熱容器と前記加熱コイル間の磁気結合の大きさの変動幅を検知する負荷移動検知部と、
ふきこぼれが起きる前に、前記静電容量検知部が検知する静電容量に対応する基準値を記憶する記憶部と、
前記加熱出力が設定された第1設定値になるように制御する制御部と、を備え、
前記ふきこぼれ検知部は、前記静電容量検知部において検知された静電容量における前記基準値に対する変化量が出力低減閾値以上でかつ前記磁気結合の大きさの変動幅が所定値未満である場合、前記加熱出力を前記第1設定値より小さい予め設定された第2設定値に低減するかまたは加熱を停止するふきこぼれ抑制動作を行なうと共に、前記負荷移動検知期間は、前記変化量が前記出力低減閾値に達した時点を含むよう構成された誘導加熱調理器。 - 前記負荷移動検知部は、前記インバータの入出力を検知する加熱入出力検知部を含み、前記加熱入出力検知部の検知する前記加熱出力の変化幅を検知することにより前記磁気結合の変動幅を検知するよう構成された請求項1に記載の誘導加熱調理器。
- 前記負荷移動検知部は、前記インバータを構成するスイッチング素子のオン時間をモニターするオン時間検知部を含み、前記オン時間検知部の検知する前記オン時間の変化幅を検知することにより前記磁気結合の変動幅を検知するよう構成された請求項1に記載の誘導加熱調理器。
- 前記ふきこぼれ検知部は、前記変化量が前記出力低減閾値以上となると所定の期間設定される第2ふきこぼれ検知期間に移行し、前記負荷移動検知部が検知した前記磁気結合の大きさの変動幅が所定値未満であることを検知すると、前記第2ふきこぼれ検知期間終了後前記ふきこぼれ抑制動作を行うよう構成された請求項1に記載の誘導加熱調理器。
- 前記負荷移動検知部は、前記加熱コイルへ供給される高周波電流を測定する加熱コイル電流検知部である請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
- 前記負荷移動検知部は、前記インバータの入力電流を測定する入力電流検知部である請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
- 前記ふきこぼれ検知部は、基準値更新モードと基準値更新停止モードとを備え、前記基準値更新モードに移行すると、前記静電容量検知部が検知した静電容量を前記記憶部に前記基準値として記憶すると共に、基準値検知期間内において前記静電容量検知部が検知した静電容量の前記基準値に対する変化量が、前記出力低減閾値より小さい基準値更新停止閾値未満の場合、当該基準値検知期間内に前記静電容量検知部が検知した静電容量を前記基準値として、前記基準値検知期間経過する毎に更新して前記記憶部に記憶させ、前記基準値検知期間内において前記静電容量検知部が検知した静電容量の基準値に対する変化量が前記基準値更新停止閾値以上である場合、前記記憶部に対する前記基準値の更新を停止させる前記基準値更新停止モードに移行するよう構成された請求項1に記載の誘導加熱調理器。
- 前記ふきこぼれ検知部は、基準値検知期間内において前記電極の静電容量を複数回検知し、前記静電容量検知部が検知した複数の静電容量の前記基準値に対する変化量が前記基準値更新停止閾値未満の場合、当該基準値検知期間内において検知された複数の静電容量の平均値を新たな前記基準値として前記基準値を更新するよう構成された請求項7に記載の誘導加熱調理器。
- 前記ふきこぼれ検知部は、前記基準値更新モードに移行すると、前記基準値検知期間内において前記電極の静電容量を複数回検知し、検知された複数の静電容量の前記基準値に対する変化量が前記基準値更新停止閾値以上である場合、前記基準値更新モードに移行するまで、前記記憶部に対する前記基準値の更新を停止させるよう構成された請求項7に記載の誘導加熱調理器。
- 前記ふきこぼれ検知部は、前記変化量が前記出力低減閾値以上となってから、ふきこぼれと判定しない場合は、前記基準値更新停止モード終了後、第2待機モードに移行し、第2待機期間待機した後に、前記基準値更新モードに移行するよう構成された請求項7に記載の誘導加熱調理器。
- 前記ふきこぼれ検知部は、加熱開始後、待機モードに移行し待機期間後に、前記基準値更新モードに移行するよう構成された請求項7に記載の誘導加熱調理器。
- 前記ふきこぼれ検知部は、前記変化量が前記基準値更新停止閾値以上となってから前記静電容量検知部が検知した静電容量における最大値を記憶し、前記最大値から所定値以上減少すると、ふきこぼれ検知と判定しないよう構成された請求項1乃至11のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
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