JP5830350B2 - 定量注出器 - Google Patents
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Description
この定量注出器では、レバーを用いてピストンロッドを引き上げると、シリンダ内が負圧になって吸上筒とシリンダとが連通し、吸上筒から内容物がシリンダ内に吸入される。そして、シリンダと注出筒とが連通してシリンダ内に吸入された内容物が注出筒から注出される。
また、この発明では、変形部を径方向内側に向けて膨出変形させてストッパと注出器本体との間の径方向における間隙を小さくする、またはなくすことで、押下ヘッドを注出器本体に対して下方移動させるときや当接段部が注出器本体の対向部分と当接したときに、ストッパが注出器本体に対して径方向でぐらつくことが抑えられる。これにより、当接段部による規制をより確実に行え、注出量の計量精度が向上する。
この発明では、複数の当接段部の中から対向部分に対して上方から対向させる当接段部を変更することによって、押下ヘッドの下方移動量を多段階に変更できる。
この発明では、ストッパを押下ヘッドに対して周方向で位置決めすることで、対向部分と対向させる当接段部の周方向の位置合わせがより確実に行える。
この発明では、一対の案内部間で対向部分を挟み込んでストッパが上下方向に案内されることで、ストッパ及び対向部分による押下ヘッドの下方移動の規制が安定して行われる。
本実施形態における定量注出器1は、内容物を収容した容器の口部に配設され、内容物を一時的に収容して注出する注出器本体2と、注出器本体2に上方付勢状態で下方移動自在に設けられた押下ヘッド3と、押下ヘッド3に被着され、押下ヘッド3と共に上下移動するストッパ4と、を備えている。
図示の例では、押下ヘッド3、シリンダ5及び吸上筒6は、それぞれ共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oと称し、軸線O方向に沿って押下ヘッド3側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、軸線O方向を軸方向、軸線Oに直交する方向を径方向、軸線O回りの方向を周方向とする。
突出筒部12の下端には、径方向外側に向けて突出するフランジ部(図示略)が形成されており、このフランジ部には、上記口部に着脱自在に螺着される装着筒部14が係合している。
連結筒部13の内部には、シリンダ本体部11の内圧の増減に応じてシリンダ5と注出筒7との連通及び遮蔽を切り替える注出弁(図示略)が設けられている。この注出弁は、シリンダ本体部11の内圧が増大すると、開放されてシリンダ5と注出筒7とを連通し、シリンダ本体部11の内圧が減少すると、閉塞されてシリンダ5と注出筒7とを遮蔽する。
また、吸上筒6の内部には、シリンダ本体部11の内圧の増減に応じてシリンダ5と吸上筒6との連通及び遮蔽を切り替える吸上弁(図示略)が設けられている。この吸上弁は、シリンダ本体部11の内圧が減少すると、開放されてシリンダ5と吸上筒6とを連通し、シリンダ本体部11の内圧が増大すると、閉塞されてシリンダ5と吸上筒6とを遮蔽する。
押下筒部21は、シリンダ本体部11の上端部の外側を囲んでおり、押下ヘッド3の上下移動に伴ってシリンダ本体部11の外側を上下移動する。また、押下筒部21の内側には、軸方向に沿って延在し、上端が押下筒部21の天面の裏面に当接しかつ下端がシリンダ本体部11に対して不動に固定されているバネ(図示略)が配置されている。そのため、押下ヘッド3は、上記バネによって上方付勢状態でシリンダ5に配設される。
上記ピストン部は、押下ヘッド3を押し下げない状態においてシリンダ本体部11の上端部を気密に閉塞しており、シリンダ本体部11の内側に貯留空間を形成する。
被着部31は、下端が押下ヘッド3の押下筒部21の下端よりも下方まで位置しており、押下ヘッド3全体を覆っている。
ストッパ本体部32は、被着部31の下端から下方に向けて突出する板状部33と、板状部33の下端から径方向外側に向けて突出する複数の当接突出部34と、を有している。
当接突出部34は、扁平の半円筒状をなしており、当接凹部35の縁部から径方向外側に向けて突出している。当接突出部34の内周面における曲率半径は、当接凹部35の曲率半径と同等になっている。なお、当接突出部34は、基端部18の傾斜に合わせて、径方向外側に向かうにしたがって下方に向けて若干傾斜している。
また、被着部31の下端が押下ヘッド3の最下降位置において基端部18に到達しない上下方向位置に形成されているため、板状部33が形成されていない被着部31の下端部分を基端部18に対向させた状態で押下ヘッド3を押し下げると、フルストロークによる吐出が可能となる。本実施形態では、図2に示すように、ストッパ4において板状部33の径方向反対側が、フルストローク可能な上記下端部分となっている。
以上のようにして、内容物を注出する。
押下ヘッド101の押下筒部103の天壁部104には、図3及び図4に示すように、軸線Oを径方向で挟むように一対の位置決め突部(係合部)105が形成されている。一対の位置決め突部105は、平面視で注出筒7の延在方向と直交する方向に沿って延びる長円状をなしている。
ストッパ本体部109の下端縁には、上方に向けて陥没する半円状の当接凹部(当接段部)110が周方向に沿って複数(図3及び図4では3つ)形成されている。
ストッパ本体部124には、図5に示すように、上方に向けて陥没する半円状の当接凹部122が周方向に沿って複数(図5では3つ)形成されている。そして、ストッパ本体部124の当接凹部122を周方向で挟む両端部には、ストッパ121を軸方向に案内する案内部123が設けられている。
案内部123は、当接凹部122の周方向両側から下方に向けて延びており、基端部18を周方向で挟んでいる。
また、ストローク量を変更する際には、ストッパ121を若干引き上げて基端部18を案内部123の下端から離間させた後にストッパ121を軸回りに回転させ、他の当接凹部122を上方から基端部18と対向させた状態で再度ストッパ121を押下ヘッド3に被着させる。
また、変形部133は、図7及び図8に示すように、ストッパ131を押下ヘッド3に装着する前の状態では径方向外側に向けて膨出しており、図6に示すように、ストッパ131を押下ヘッド3に装着した後に変形部133を径方向内側に向けて膨出するように反転変形される。このように、変形部133が反転変形された状態で、変形部133の径方向内側の端部は、押下筒部21の下端縁よりも径方向内側に位置しており、シリンダ本体部11に当接または近接する。
なお、変形部133を径方向内側に膨出変形させないで使用することも可能である。
変形部142の上端縁は、周方向に延在するスリット143によってストッパ本体部144から分断されており、変形部142の下端縁は、当接凹部(当接段部)145となっている。また、変形部142は、周方向に互いに連結された一対の連結壁部146と一対の連結壁部146間に位置するツマミ部147とを有している。
ストッパ本体部144の連結壁部146は、この連結壁部146を除く他の部分より薄肉に形成されており、周方向両端部それぞれが連結壁部146よりも薄肉のヒンジ部148を介してストッパ本体部144におけるこの変形部142を除く他の部分とツマミ部147とに接続されている。
ツマミ部147は、一対の連結壁部146同士の間から径方向外側に突出している。
例えば、シリンダは、注出筒が取り付けられる連結筒部を有しているが、連結筒部を設けずにシリンダ本体部に注出筒を直接取り付けるなど他の構成を有してもよい。
吸上弁及び注出弁は、シリンダの内圧の増減に応じて同様の作用効果を奏すれば、他の位置に設けられていてもよい。
形成される当接凹部の数は、3つに限られず、1つや2つ、あるいは4つ以上形成してもよい。当接凹部が1つのみ形成されている場合には、上述のように、当接凹部を基端部に対向させて当接凹部による下方移動の規制を行う状態と、当接凹部を基端部に対向させずに当接凹部による下方移動の規制を行わない状態とを切り替えて押下ヘッドの下方移動量を変更する。
同様に、第1及び第2実施形態においても、第4及び第5実施形態と同様に、変形部を設けてもよい。また、変形部の形状は、径方向内側に向けて膨出変形できれば、例えばツマミ部を設けない形状など、他の形状であってもよい。
変形部は、ストッパのうち注出器本体のシリンダ本体部に径方向外側から対向する部分に形成されているが、ストッパのうち注出器本体に径方向外側から対向する部分に設ければよく、シリンダ本体部に対向する部分に限られない。
変形部は、当接段部に上方から連なる部分に形成されているが、当接段部と周方向でずらした部分に形成されてもよい。
Claims (4)
- 内容物が収容される容器の口部に配設され、前記内容物を一時的に収容して注出する注出器本体と、
前記注出器本体に上方付勢状態で下方移動自在に設けられた押下ヘッドと、
前記押下ヘッドに設けられ、前記押下ヘッドと共に上下移動するストッパと、
を備え、
前記注出器本体は、
前記押下ヘッドの上下移動によって内圧が増減されるシリンダと、
前記口部に配設され、前記シリンダに連設されて前記シリンダの内圧の増減に応じて前記シリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる吸上筒と、
前記シリンダに直結されて側方に向けて延び、前記シリンダの内圧の増減に応じて前記シリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる注出筒と、
を有し、
前記ストッパには、前記注出器本体のうち当該ストッパに下方から対向する対向部分に当接可能な当接段部が設けられ、
前記ストッパには、前記注出器本体のうち当該ストッパに径方向内側から対向する部分に向けて膨出変形可能な変形部が形成されていることを特徴とする定量注出器。 - 前記当接段部は、前記押下ヘッドの周方向に沿って、上下方向の位置が互いに異なるように複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定量注出器。
- 前記ストッパ及び前記押下ヘッドには、それぞれ互いに係合することで相対的な周方向の位置を決めて複数の前記当接段部のうち前記対向部分に当接可能な当接段部が1つ決められる係合部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の定量注出器。
- 前記ストッパには、それぞれの前記当接段部における前記周方向の両端部から下方に向けて延在して前記対向部分を両側から挟み込み可能な案内突部が突設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の定量注出器。
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