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JP5817558B2 - 情報処理装置、分散処理システム、キャッシュ管理プログラムおよび分散処理方法 - Google Patents

情報処理装置、分散処理システム、キャッシュ管理プログラムおよび分散処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、分散処理システム、キャッシュ管理プログラムおよび分散処理方法に関する。
従来、大量のデータを高速に処理する分散処理技術として、複数のノードを利用したHadoopなどの分散処理フレームワークが知られている。Hadoopは、ファイルを複数のノードに分割して格納し、分割されたファイルを管理している各ノードに処理命令を並列に実行することで分散処理を実行する。
Hadoopのデータ基盤となるのがHDFS(Hadoop Distributed File System)である。HDFSは、複数ノード間で統一された名前空間を提供するが、実際のデータ管理は各ノード上のローカルファイルシステムを利用した、二重構造のファイルシステムである。すなわち、名前空間を管理するユーザ層のアプリケーションと、物理的なファイルの入出力を管理するオペレーティングシステムとの二重構造である。
図9は、従来の分散処理システムの全体構成例を示す図である。図9に示す分散処理システムは、ノードAとノードBとノードCの3台のノードを有する。各ノードでは、分散処理フレームワークを使用したアプリケーションが実行される。また、ノードAは、ローカルディスクAと接続され、ノードBは、ローカルディスクBと接続され、ノードCは、ローカルディスクCと接続される。このうち、ノードCは、どのローカルディスクにどのファイルが格納されているかを管理する名前管理を実行するマスターノードである。
このような分散処理システムでは、ファイルそのもの以外にも当該ファイルの複製を生成し、ファイルそのものと複製したファイルとを記憶する。例えば、分散処理システムでは、ノードCにファイルCが格納されている場合には、ノードBまたはノードAにもファイルCを複製した複製ファイルCを格納する。このようにして、分散処理システムは、ファイルの冗長化を実現する。
このような状態において、分散処理のうち参照処理を例にして具体的な処理例を説明する。ここでは、ノードAで実行されたアプリケーションAが、ファイルAの参照依頼をノードCに対して実行したとする。この場合、ノードCは、名前管理によって、ファイルAがローカルディスクBとローカルディスクCとに格納されていることを特定する。そして、ノードCは、要求元のノードAにより近いローカルディスクBを、ファイルAの格納先としてアプリケーションAに応答する。応答を受信したアプリケーションAは、ローカルディスクBと接続されるノードBに対してファイルAの読み出しを依頼し、ローカルディスクBから読み出したファイルAを参照する。
また、分散処理システムでは、各ノードがアプリケーションで確保したメモリ領域でファイルを管理し、アプリケーションからファイルの参照依頼が実行された場合に、メモリから該当のファイルを読み出すことで、処理時間を短縮することも知られている。
特開2005−234919号公報 特開平11−15718号公報 特開平7−182220号公報
しかしながら、従来の分散処理システムでは、OSカーネルが管理するページキャッシュを有効に利用できず、ローカルディスクの入出力が発生するので、処理性能が向上しないという問題がある。
例えば、図9に示す分散処理システムで分散処理が発生した場合に、ノードCが、該当ファイルを記憶するローカルディスクのうち要求元のノードから最も近くのローカルディスクに記憶されるファイルを処理対象と決定する。このため、該当ファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶しているノードではなく、OSカーネルが管理するページキャッシュに記憶していないノードに処理が依頼される場合がある。
この場合、処理を依頼されたノードは、OSカーネルが管理するページキャッシュより低速なローカルディスクから該当ファイルを読み出す。つまり、分散処理システム全体で見ればOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶されているファイルであっても、低速なディスクの入出力処理を実行して読み出す場合がある。
また、低速なディスクの入出力処理を実行したノードは、ローカルディスクから読み出した該当ファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶する。この際、当該ノードは、他のファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュから破棄した後に、読み出したファイルをキャッシュするので、他のファイルのキャッシュヒット率の低下を招く。
これらのことから、従来の分散処理システムは、ページキャッシュの利用率が悪く、処理性能の向上を図るのが難しい。また、アプリケーションで確保したメモリ領域にデータを格納してスループットの向上を図る手法は、大量のファイルをメモリに格納することになるので、現実的な手法とは言い難い。
1つの側面では、処理性能を向上させることができる情報処理装置、分散処理システム、キャッシュ管理プログラムおよび分散処理方法を提供することを目的とする。
第1の案では、情報処理装置は、複数の情報処理装置が分散して処理を実行する分散処理システムにおける前記複数の情報処理装置のいずれかからデータのアクセス要求を受信する受信部を有する。情報処理装置は、前記受信部によって前記データのアクセス要求が受信された場合に、オペレーティングシステムが管理するページキャッシュに前記データを記憶しているか否かの問合せを前記複数の情報処理装置各々に実行する問合せ実行部を有する。情報処理装置は、前記問合せ実行部による問合せに対して、前記オペレーティングシステムが管理するページキャッシュに前記データを記憶すると応答した情報処理装置を特定する情報を、アクセス先として要求元の情報処理装置に応答する応答部を有する。
処理性能を向上させることができる。
図1は、実施例1に係る分散処理システムの全体構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係る分散処理システムにおけるマスターノードの構成を示す機能ブロック図である。 図3は、実施例1に係る分散処理システムにおけるノードの構成を示す機能ブロック図である。 図4は、実施例1に係る要求元のノードが実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、実施例1に係るマスターノードが実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、実施例1に係る各ノードが実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、共有ディスクを用いた場合の分散処理システムの全体構成例を示す図である。 図8は、キャッシュ管理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 図9は、従来の分散処理システムの全体構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する情報処理装置、分散処理システム、キャッシュ管理プログラムおよび分散処理方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、実施例1に係る分散処理システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、分散処理システムは、複数のノードで構成されており、ここではノード10とノード20とノード30とを図示している。なお、各ノードは、ネットワーク等で接続されている。また、ノードの台数等は任意に設定することができる。実施例では、ファイルを例にして説明するが、これに限定されるものではなく、様々なデータ形式を対象とすることができる。
この分散処理システムは、Hadoopなどの分散処理フレームワークを使用した分散処理アプリケーションが各ノードで実行されており、データ基盤としてHDFSなどを使用する。また、分散処理システムでは、ファイルそのもの以外にも当該ファイルの複製を生成し、ファイルそのものと複製したファイルとを記憶する。また、分散処理システムでは、大容量のファイルについては、所定容量ごとに分割し、分割して得られたファイルの一部を各ノードに分散させて記憶させる。
このような分散処理システムを構成するノード10およびノード20およびノード30は、他のノードと連携して分散処理を実行するノードである。図1に示すように、ノード10は、ローカルディスク19と接続され、分散処理部14とキャッシュ管理部15とを有するとともにOS(Operating System)カーネル1d上でページキャッシュを実行する。ローカルディスク19は、上述したファイル、ファイルの一部、複製ファイル等を記憶する。分散処理部14は、分散処理フレームワークを使用した分散処理アプリケーションを実行し、他のノードと協働して分散処理を実行する。
ノード20は、ノード10と同様の構成を有する。具体的には、ノード20は、ローカルディスク29と接続され、分散処理部24とキャッシュ管理部25とを有するとともにOSカーネル2d上でページキャッシュを実行する。ローカルディスク29は、上述したファイル、ファイルの一部、複製ファイル等を記憶する。分散処理部24は、分散処理フレームワークを使用した分散処理アプリケーションを実行し、他のノードと協働して分散処理を実行する。
ノード30は、ノード10またはノード20の構成や役割に加えて、分散処理システムの名前管理を実行するマスターノードである。このノード30は、ローカルディスク39と接続され、分散処理部34と名前管理部35とグローバルキャッシュ管理部36とキャッシュ管理部37とを有するとともに、OSカーネル3d上でページキャッシュを実行する。ローカルディスク39は、ローカルディスク29と同様、上述したファイル、ファイルの一部、複製ファイル等を記憶する。なお、各ローカルディスクが記憶する情報は、必ずしも一致していない。分散処理部34は、分散処理フレームワークを使用した分散処理アプリケーションを実行し、他のノードと協働して分散処理を実行する。名前管理部35は、各ノードのローカルディスクにどのようなデータが記憶されているかを管理する。グローバルキャッシュ管理部36は、処理対象のファイルがキャッシュされているか否かを問い合わせる処理部である。ノード10、ノード20およびノード30のOSカーネル1d、OSカーネル2dおよびOSカーネル3dはそれぞれOSの一部を構成するものであって、OSの中核となるソフトウェアである。OSカーネル1d、OSカーネル2dおよびOSカーネル3dは、それぞれ、システムのリソースを管理し、ハードウェアとソフトウェアコンポーネントのやりとりを管理する。
このような分散処理システムでファイルの処理要求が発生した場合、処理対象のファイルを記憶するノードで当該処理が実行される。そして、処理を実行したノードが、処理要求元のノードに実行結果を応答する。また、分散処理システムで分割格納されたファイルに対する処理要求が発生した場合、分割されたファイルを記憶するノード各々で処理が実行され、各処理をまとめた結果が要求元のノードに応答される。
ここで、ノード10がファイルの参照要求を発生させた場合について説明する。ノード10の分散処理部14は、実行されたアプリケーションによってファイルアクセスが発生すると、当該ファイルに対するアクセス要求をマスターノードであるノード30に送信する。ノード30のグローバルキャッシュ管理部36は、分散処理部34によってアクセス要求が受信されると、アクセス対象のファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを各ノードに実行する。このとき、グローバルキャッシュ管理部36は、自ノードも含めて問合せを実行する。
続いて、問合せを受信した各ノードのキャッシュ管理部では、OSカーネルの管理するページキャッシュを参照して、アクセス対象のファイルがOSカーネルの管理するページキャッシュに記憶されているか否かを判定するキャッシュ管理が実行される。そして、各ノードは、キャッシュヒットしたか否かをノード30に応答する。
そして、ノード30のグローバルキャッシュ管理部36は、問合せに対して、ファイルデータをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶すると応答したノードを特定する情報を、分散処理部34を介して要求元のノード10に応答する。なお、ノードを特定する情報としては、IP(Internet Protocol)アドレスなどがある。
その後、ノード10の分散処理部14は、ノード30から通知されたノードに対して、ファイルの参照要求を送信する。この参照要求を受信したノードは、該当ファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュから読み出して、ノード10に応答する。そして、ノード10で実行されたアプリケーションは、該当ファイルを参照することができる。
このように、分散処理システムにおけるマスターノードが、要求されたファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶しているか否かを各ノードに問合せる。そして、マスターノードは、キャッシュしているノードを要求元に応答することで、OSカーネルが管理するページキャッシュを有効活用し処理性能の向上を図ることができる。
[マスターノードの構成]
次に、分散処理システムを構成するマスターノードについて説明する。なお、図1の場合、名前管理を実行するノード30がマスターノードであるので、ここでは、マスターノード30として説明する。
図2は、実施例1に係る分散処理システムにおけるマスターノードの構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、マスターノード30は、通信制御部31とページキャッシュ32と制御部33とを有し、ローカルディスク39と接続される。なお、ここで例示した処理部は、あくまで例示であり、これに限定されるものではない。
通信制御部31は、他のノードとの通信を制御する処理部であり、例えばネットワークインタフェースカードなどである。例えば、通信制御部31は、他のノードからアクセス要求や参照要求などの各種要求を受信する。また、通信制御部31は、各種要求に対する応答を他のノードに送信する。
ページキャッシュ32は、制御部33が実行するプログラムや各種アプリケーションが使用するデータを記憶する記憶装置である。また、ページキャッシュ32は、制御部33が実行したアプリケーションによってローカルディスク39から読み出されたデータ等を記憶する。すなわち、ページキャッシュ32は、ファイルをキャッシュする。なお、キャッシュの制御方法については、LRU(Least Recently Used)などの公知の様々な方法を用いることができるので、ここでは詳細な説明は省略する。
制御部33は、マスターノード30全体の処理を司り、アプリケーション等を実行する処理部であり、例えばCPU(Central Processing Unit)などの電子回路である。この制御部33は、分散処理部34と名前管理部35とグローバルキャッシュ管理部36とキャッシュ管理部37と処理実行部38とを有する。
分散処理部34は、分散処理フレームワークを使用した分散処理アプリケーションを実行し、他のノードと協働して分散処理を実行する処理部である。この分散処理部34は、分散処理を実行する他のノードと、マスターノード30が有する各種処理部とを連携させる。例えば、分散処理部34は、他ノードから受信された各種要求を、名前管理部35を経由して各種処理部に出力する。また、分散処理部34は、各種処理部から出力された処理結果を、名前管理部35を経由して要求元の他ノードに出力する。
名前管理部35は、各ノードのローカルディスクにどのようなデータが記憶されているかを管理する処理部である。例えば、名前管理部35は、各ノードを識別する識別子と、各ノードがローカルディスクに格納するデータを識別する情報とを対応付けたファイル管理テーブルを用いて、名前管理を実行する。また、名前管理部35は、各ノードを識別する識別子と、各ノードが使用するIPアドレスと対応付けたアドレス管理テーブルを用いて、ノード管理を実行する。なお、ファイル管理テーブルやアドレス管理テーブルは、メモリや図示しないハードディスク等の記憶部などに記憶される。
グローバルキャッシュ管理部36は、要求受信部36aと問合せ実行部36bと要求応答部36cとを有し、これらによって各ノードのキャッシュ状況を管理する処理部である。要求受信部36aは、分散処理システムを構成するノードからファイルのアクセス要求を受信する処理部である。この要求受信部36aは、分散処理部34と名前管理部35とを介して、自ノードまたは他ノードが送信したアクセス要求を受信して問合せ実行部36bに出力する。
問合せ実行部36bは、要求受信部36aによってファイルのアクセス要求が受信された場合に、ファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを各ノードに実行する処理部である。例えば、図1を例にして説明すると、問合せ実行部36bは、ノード10からファイルAに対するアクセス要求が送信された場合、ノード10、ノード20、ノード30各々に対して問合せを実行する。
要求応答部36cは、問合せ実行部36bによる問合せに対して、ファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶すると応答したノードを特定する情報を、アクセス要求元のノードに応答する処理部である。上述した例で説明すると、要求応答部36cは、ファイルAをキャッシュしている旨の応答をノードBから受信した場合、問合せ実行部36bが問合せに使用したIPアドレス情報を、分散処理部34と名前管理部35とを介して、要求元のノードAにノードBのIPアドレスを応答する。
また、要求応答部36cは、ファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶すると応答したノードが複数ある場合には、要求元のノードに最も近いノードのIPアドレスをアクセス先として応答する。例えば、要求応答部36cは、分散処理システムのトポロジを生成して、要求元までのホップ数が最も少ないノードのIPアドレスを応答する。また、要求応答部36cは、ノードごとに優先順位を決めておき、その優先順位にしたがって、要求元に応答するノードを特定してもよい。また、事前に定義した情報以外に、動的な負荷情報を参照して優先順位を上下させてもよい。
図2に戻り、キャッシュ管理部37は、問合せ受信部37aと判定部37bと問合せ応答部37cとを有し、これらによってファイルデータのキャッシュ状況を判定する処理部である。問合せ受信部37aは、分散処理システムにおけるマスターノード30から、アクセス対象のファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを受信する処理部である。マスターノード30の場合は、問合せ受信部37aは、同じノードが有するグローバルキャッシュ管理部36から問合せを受信し、受信した問合せを判定部37bに出力する。
判定部37bは、問合せ受信部37aによって問合せが受信された場合に、自ノードのページキャッシュ32を参照して、問合せ対象のファイルがページキャッシュ32に記憶されているか否かを判定する処理部である。具体的には、判定部37bは、問合せ対象のファイルがキャッシュされているか否かを判定し、判定結果を問合せ応答部37cに出力する。例えば、判定部37bは、ファイル全体が問合せ対象である場合、ページキャッシュ32を参照して、ファイル全体がページキャッシュ32に記憶されているか否かを判定する。
また、判定部37bは、ページキャッシュ32にファイルの一部が記憶されている場合には、記憶されているページ数にしたがってキャッシュしているか否かを判定する。具体的には、判定部37bは、ファイルのサイズから総ページ数を算出し、総ページ数に対するページキャッシュ32に記憶されているページ数の割合が所定値以上である場合に、ファイルがページキャッシュに記憶されていると判定する。例えば、判定部37bは、問合せ対象のファイルのinode(index node:ファイルおよびディレクトリのユニーク識別子)をキーとして、現在のページキャッシュ数(Pc)をOSカーネルから取得する。また、判定部37bは、「ファイル全体サイズ(バイト)÷4096」によってファイルの全ページ数(Pa)を計算する。そして、判定部37bは、「(Pc×100)/Pa」が予め定めた所定値「R(%)」より大きい場合に、ファイルをページキャッシュに記憶していると判定する。
問合せ応答部37cは、判定部37bによって判定された結果を、問合せ元のノードに応答する。マスターノード30の場合には、問合せ応答部37cは、判定部37bによって判定された結果として、キャッシュしているまたはキャッシュしていないことをグローバルキャッシュ管理部36に出力する。
処理実行部38は、分散処理部34を介して受信された分散処理や自ノード内で発生した分散処理を実行する処理部である。例えば、処理実行部38は、ファイルの参照要求が受信された場合、参照要求に含まれるファイル名やinode等をキーにして、ページキャッシュ32を検索する。そして、処理実行部38は、ページキャッシュ32に該当ファイルが存在する場合には、ページキャッシュ32から該当ファイルを読み出して、要求元のノードに送信する。一方、処理実行部38は、ページキャッシュ32に該当ファイルが存在しない場合には、ローカルディスク39から該当ファイルを読み出して、要求元のノードに送信する。
[ノードの構成]
次に、分散処理システムを構成するノードのうちマスターノード以外のノードについて説明する。ここで説明するノードは、図1のノード10やノード20である。ノード10とノード20とは同様の構成を有するので、ここでは、ノード10を例にして説明する。
図3は、実施例1に係る分散処理システムにおけるノードの構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、ノード10は、通信制御部11とページキャッシュ12と制御部13とを有し、ローカルディスク19と接続される。なお、ここで例示した処理部は、あくまで例示であり、これに限定されるものではない。
通信制御部11は、他のノードとの通信を制御する通信インタフェースであり、例えばネットワークインタフェースカードなどである。例えば、通信制御部11は、他のノードから参照要求などの各種要求を受信する。また、通信制御部11は、各種要求に対する応答を他のノードに送信する。
ページキャッシュ12は、制御部13が実行するプログラムや各種アプリケーションが使用するデータを記憶する記憶装置である。また、ページキャッシュ12は、制御部13が実行したアプリケーションによってローカルディスク19から読み出されたデータ等を記憶する。
制御部13は、ノード10全体の処理を司り、アプリケーション等を実行する処理部であり、例えばCPUなどの電子回路である。この制御部13は、分散処理部14とキャッシュ管理部15と処理実行部16とを有する。分散処理部14は、図2の分散処理部34と同様、分散処理フレームワークを使用した分散処理アプリケーションを実行し、他のノードと協働して分散処理を実行する処理部である。この分散処理部14は、マスターノードまたは他ノードからアクセス要求や参照要求を受信して各種処理部に出力する。また、分散処理部14は、各処理部から出力された応答や処理結果を、該当ノードに送信する。
キャッシュ管理部15は、図2に示したキャッシュ管理部37と同様の処理を実行するので、ここでは詳細な説明は省略する。図2とは、問合せ元が自ノードではなくマスターノードである点が異なる。したがって、キャッシュ管理部15が応答する先もマスターノードになる。また、処理実行部16についても、図2の処理実行部38と同様の処理を実行するので、ここでは詳細な説明は省略する。
[処理の流れ]
次に、分散処理システムで実行される各種処理について説明する。ここでは、一例として、参照要求元のノードがノード10、マスターノードがノード30であるとする。なお、マスターノードであってもノード10と同様の処理を実行する。すなわち、ノード30も図4や図6のフローを実行する。
(要求元ノード)
図4は、実施例1に係る要求元のノードが実行する処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、ノード10でアプリケーションが実行されてファイルのアクセスが発生すると(S101)、分散処理部14は、マスターノードに対してファイルのアクセス要求を送信する(S102)。
その後、分散処理部14によってマスターノードから応答が受信されると(S103肯定)、処理実行部16は、応答されたノードのIPアドレスに対して、ファイルの参照要求を送信する(S104)。
そして、処理実行部16は、参照要求を送信したノードから該当ファイルを受信すると(S105肯定)、当該ファイルを参照して、S101で実行されたアプリケーションを引き続き実行する。
(マスターノード)
図5は、実施例1に係るマスターノードが実行する処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、ノード30の要求受信部36aが分散処理部34を介してアクセス要求を受信すると(S201肯定)、問合せ実行部36bは、各ノードに対して、該当ファイルがキャッシュされているか否かの問合せを実行する(S202)。
その後、要求応答部36cは、問合せが実行された各ノードから応答を受信すると(S203肯定)、応答に基づいて、キャッシュしているノードが存在するか否かを判定する(S204)。
そして、要求応答部36cは、キャッシュしているノードが存在すると判定した場合(S204肯定)、S202で問い合わせに使用したIPアドレスを用いて、OSカーネルのページキャッシュに記憶しているノードのIPアドレスを特定する(S205)。その後、要求応答部36cは、特定したIPアドレスをアクセス先として、要求元のノードに応答する(S206)。このとき、要求応答部36cは、複数のノードがキャッシュしていると判定した場合には、最も処理が速く開始されるノードのIPアドレスを要求元に応答する。
一方、要求応答部36cは、キャッシュしているノードが存在しないと判定した場合(S204否定)、名前管理部35等を用いて、該当ファイルをローカルディスクに記憶するノードを特定する(S207)。
そして、要求応答部36cは、特定したノードが複数存在する場合(S208肯定)、名前管理部35等を用いて最も処理が速く開始されるノードのIPアドレスを特定し(S209)、要求元のノードに応答する(S210)。
一方、要求応答部36cは、特定したノードが複数存在しない場合(S208否定)、名前管理部35等を用いて、ファイルを記憶すると特定したノードのIPアドレスを特定し(S211)、要求元のノードに応答する(S212)。
(各ノード)
図6は、実施例1に係る各ノードが実行する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、ノード20を例にして説明する。なお、ノード20の各処理部の符号は、ノード10と同様とする。一例を挙げると、ノード20の分散処理部24などとする。
図6に示すように、ノード20の問合せ受信部25aがマスターノード30から問合せを受信すると(S301肯定)、判定部25bは、ページキャッシュ22を検索し(S302)、キャッシュヒットするか否かを判定する(S303)。
そして、キャッシュヒットした場合(S303肯定)、問合せ応答部25cは、キャッシュヒットしたことをマスターノード30に応答する(S304)。一方、キャッシュヒットしなかった場合(S303否定)、問合せ応答部25cは、キャッシュヒットしないことをマスターノード30に応答する(S305)。
その後、処理実行部26は、ファイルの参照要求が分散処理部24によって受信された場合(S306肯定)、ページキャッシュ22を参照し、該当ファイルがページキャッシュ22に存在するか否かを判定する(S307)。なお、ファイルの参照要求が受信されない場合は、処理が終了する。
そして、処理実行部26は、キャッシュヒットした場合(S308肯定)、ページキャッシュ22から該当ファイルを読み出して(S309)、該当ファイルを参照要求元のノードに応答する(S310)。
一方、処理実行部26は、キャッシュヒットしなかった場合(S308否定)、ローカルディスク29から該当ファイルを読み出して(S311)、該当ファイルを参照要求元のノードに応答する(S312)。
そして、処理実行部26は、ページキャッシュ22に空きがある場合に(S313肯定)、応答したファイルのキャッシュインを実行する(S314)。すなわち、処理実行部26は、ローカルディスク29から読み出したファイルを、ページキャッシュ22の空き領域に格納する。
一方、処理実行部26は、ページキャッシュに空きがない場合に(S313否定)、キャッシュアウトした後に(S315)、応答したファイルのキャッシュインを実行する(S316)。すなわち、処理実行部26は、所定の条件を満たすファイルをページキャッシュ22から破棄した後に、破棄したファイルの領域に、ローカルディスク29から読み出したファイルを格納する。なお、条件については、LRU(Least Recently Used)などの公知の様々な方法を用いることができる。
上述したように、図1に示した分散処理システムは、アプリケーションごとに専用のキャッシュ管理機能を組み込むことなく、従来のアプリケーションのままでも、オペレーティングシステムのページキャッシュを効率的に使用できる。つまり、図1に示した分散処理システムでは、いずれかのノードが対象ファイルをキャッシュしている場合には、分散処理で常にページキャッシュを利用できるようになる。これにより、ローカルディスクからファイルを読み出すI/O処理を削減し、高速なメモリアクセスを増加させることができるので、処理性能を向上させることができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(共有ディスク)
実施例1では、各ノードがローカルディスクを有する例を説明したが、これに限定されるものではなく、各ノードが共有ディスクに接続されていてもよい。図7は、共有ディスクを用いた場合の分散処理システムの全体構成例を示す図である。図7に示すように、各ノードは、実施例1と同様の構成を有している。実施例1とは、各ノードが接続されるディスクがローカルディスクではなくて、共有ディスク50である点が異なる。
図7の場合であっても、各ノードは、実施例1と同様の機能を有し、同様の処理を実行する。つまり、対象データをOSカーネルが管理するページキャッシュにキャッシュしているノードを特定し、特定したノードが該当ファイルをOSカーネルが管理するページキャッシュから読み出す。共有ディスクを用いた場合、どのサーバからでも同一のコストでデータにアクセスできる。このため、データの書き込み、読み込みを連続して実施する処理の場合にキャッシュにヒットさせることができる。この結果、実施例1に比べて、キャッシュヒットの確率をより向上させることができるので、処理性能の向上がより図れる。
(ノード構成)
実施例1では、各ノードが1台のサーバ等で構成される例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数のラックマウント型サーバで構成されていてもよく、複数のシステムボードを有する1台のサーバであってもよい。例えば、1ノードが、分散処理部34と名前管理部35と処理実行部38を有するラックマウント型サーバ、グローバルキャッシュ管理部36を有するラックマウント型サーバ、キャッシュ管理部37を有するラックマウント型サーバの3台で構成されてもよい。また、1ノードが、複数のシステムボードを有するサーバであり、各システムボードが1つの処理部を実行するようにしてもよい。また、ローカルディスクは、各ノードの内部であっても外部でもよい。
(処理内容)
実施例1では、参照処理を例にして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば書込み処理等においても同様に処理することができる。また、書込み処理や更新処理等は、分散処理フレームワークの使用上、ファイルを記憶するノードが処理を実行する場合がある。また、処理対象のファイルが複数のノードに分割されて格納されている場合、ファイルの一部を記憶する各ノードで処理が並列に実行される。そして、代表ノードが各処理を統合して要求元に応答する。なお、代表ノードの決定については、例えば予め指定しておく、要求元に最も近いノードとするなど、一般的な手法を用いることができる。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、グローバルキャッシュ管理部36とキャッシュ管理部37と統合することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(ハードウェア構成)
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図8は、キャッシュ管理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図8に示すように、コンピュータ100は、CPU102、入力装置103、出力装置104、通信インタフェース105、媒体読取装置106、HDD(Hard Disk Drive)107、RAM(Random Access Memory)108、メモリ109を有する。また、図8に示した各部は、バス101で相互に接続される。
入力装置103は、マウスやキーボードであり、出力装置104は、ディスプレイなどであり、通信インタフェース105は、NIC(Network Interface Card)などのインタフェースである。HDD107は、キャッシュ管理プログラム107aとともに、図2で説明した各テーブル等を記憶する。記録媒体の例としてHDD107を例に挙げたが、ROM(Read Only Memory)、RAM、CD−ROM等の他のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に各種プログラムを格納しておき、コンピュータに読み取らせることとしてもよい。なお、記録媒体を遠隔地に配置し、コンピュータが、その記憶媒体にアクセスすることでプログラムを取得して利用してもよい。また、その際、取得したプログラムをそのコンピュータ自身の記録媒体に格納して用いてもよい。
CPU102は、キャッシュ管理プログラム107aを読み出してRAM108に展開することで、図2や図3等で説明した各機能を実行するキャッシュ管理プロセス108aを動作させる。すなわち、コンピュータ100がマスターノードの場合、キャッシュ管理プロセス108aは、図2に記載した分散処理部34、名前管理部35、グローバルキャッシュ管理部36、キャッシュ管理部37、処理実行部38を実行する。また、コンピュータ100が通常のノードの場合、キャッシュ管理プロセス108aは、図3に記載した分散処理部14、キャッシュ管理部15、処理実行部16を実行する。このようにコンピュータ100は、プログラムを読み出して実行することでキャッシュ管理方法を実行する情報処理装置として動作する。
また、コンピュータ100は、媒体読取装置106によって記録媒体からキャッシュ管理プログラムを読み出し、読み出されたキャッシュ管理プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、コンピュータ100によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
10 ノード
11 通信制御部
12 ページキャッシュ
13 制御部
14 分散処理部
15 キャッシュ管理部
15a 問合せ受信部
15b 判定部
15c 問合せ応答部
16 処理実行部
19 ローカルディスク
30 マスターノード
31 通信制御部
32 ページキャッシュ
33 制御部
34 分散処理部
35 名前管理部
36 グローバルキャッシュ管理部
36a 要求受信部
36b 問合せ実行部
36c 要求応答部
37 キャッシュ管理部
37a 問合せ受信部
37b 判定部
37c 問合せ応答部
38 処理実行部
39 ローカルディスク

Claims (6)

  1. 複数の情報処理装置が分散して処理を実行する分散処理システムにおける前記複数の情報処理装置のいずれかからデータのアクセス要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって前記データのアクセス要求が受信された場合に、オペレーティングシステムが管理するページキャッシュに前記データを記憶しているか否かの問合せを前記複数の情報処理装置各々に実行する問合せ実行部と、
    前記問合せ実行部による問合せに対して、前記オペレーティングシステムが管理するページキャッシュに前記データを記憶すると応答した情報処理装置を特定する情報を、アクセス先として要求元の情報処理装置に応答する応答部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記応答部は、前記オペレーティングシステムが管理するページキャッシュに前記データを記憶すると応答した情報処理装置が複数ある場合には、最も速く処理を開始できる情報処理装置を特定する情報を、前記要求元の情報処理装置に応答することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数の情報処理装置各々と、各情報処理装置がディスクに格納するデータを識別する情報とを対応付けて記憶する記憶部を有し、
    前記応答部は、前記オペレーティングシステムが管理するページキャッシュに前記データを記憶すると応答した情報処理装置がない場合には、前記データを記憶する情報処理装置を前記記憶部から特定し、特定した情報処理装置を特定する情報を応答することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 複数の情報処理装置が分散して処理を実行する分散処理システムにおいて、
    前記複数の情報処理装置のうちの第1の情報処理装置は、
    他の情報処理装置からデータのアクセス要求を受信する要求受信部と、
    前記要求受信部によって前記アクセス要求が受信された場合に、前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを前記複数の情報処理装置各々に実行する問合せ実行部と、
    前記問合せ実行部による問合せに対して、前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶すると応答した情報処理装置を特定する情報を、アクセス要求元の情報処理装置に応答する要求応答部と、を有し、
    前記複数の情報処理装置各々は、
    前記第1の情報処理装置から、前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを受信する問合せ受信部と、
    前記問合せ受信部によって前記問合せが受信された場合に、自装置のオペレーティングシステムが管理するページキャッシュを参照して、前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって判定された結果を、前記第1の情報処理装置に応答する結果応答部と
    を有することを特徴とする分散処理システム。
  5. コンピュータに、
    複数のコンピュータが分散して処理を実行する分散処理システムにおける前記複数のコンピュータのいずれかからデータのアクセス要求を受信し、
    アクセス要求先のデータをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを前記複数のコンピュータ各々に実行し、
    前記問合せに対して前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶すると応答したコンピュータを特定する情報を、アクセス先として要求元のコンピュータに応答する
    処理を実行させることを特徴とするキャッシュ管理プログラム。
  6. 複数の情報処理装置が分散して処理を実行する分散処理システムにおいて、
    前記複数の情報処理装置のうちの第1の情報処理装置が、
    他の情報処理装置からデータのアクセス要求を受信し、
    アクセス要求先のデータをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを前記複数の情報処理装置各々に実行し、
    前記問合せに対して、前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶すると応答した情報処理装置を特定する情報を、前記参照要求元の情報処理装置に応答する処理を実行し、
    前記複数の情報処理装置各々が、
    前記第1の情報処理装置から、前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶しているか否かの問合せを受信し、
    自装置のオペレーティングシステムが管理するページキャッシュを参照して、前記データをオペレーティングシステムが管理するページキャッシュに記憶しているか否かを判定し、
    判定された結果を、前記第1の情報処理装置に応答する
    処理を実行することを特徴とする分散処理方法。
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