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JP5813576B2 - サーチュイン1(sirt1)遺伝子活性化剤 - Google Patents

サーチュイン1(sirt1)遺伝子活性化剤 Download PDF

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Description

本発明は、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化剤に関する。
サーチュインは、SIRT1〜7からなる脱アセチル化酵素である。近年、サーチュインの機能に関する研究が盛んになり、特に、サーチュイン1(SIRT1)は、抗老化作用、糖尿病改善作用、心血管保護作用、腎疾患改善作用、炎症性サイトカイン産生の抑制作用、神経保護作用等、様々な機能を有することが明らかになった。
これらのSIRT1脱アセチル化活性を増強する因子として、レスベラトロールやケルセチンなどの化合物が開発され、抗老化剤(アンチ・エージング剤)、糖尿病治療薬、心血管疾患治療薬、神経系疾患治療薬、抗炎症剤などに利用すべく、活発な研究が行われている(例えば、非特許文献1参照)。
実験医学 2010年28巻19号 3068−3076頁
本発明は、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化剤を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、プロアントシアニジンを有効成分として含有するサーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化剤である。前記プロアントシアニジンは、下記式
(式中、R1は水素原子又は水酸基、Rは水素原子、水酸基、又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、Rはそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、Rは水素、又は有機基を示す。)
で表されるフラバン−3−オール骨格が、下記(I)、(II)、又は(III)の結合様式で2個以上11個以下、好ましくは2個以上7個以下、より好ましくは2個以上4個以下、最も好ましくは2個、互いに結合した構造を有していてもよい。
(I)4位炭素及び8位炭素の結合
(II)4位炭素及び6位炭素の結合
(III)4位炭素及び8位炭素の結合、並びに2位炭素及び7位炭素の結合
また、プロアントシアニジンは、下記式で表されるものであってもよい。
(式中R1は水素原子又は水酸基、R、Rはそれぞれ独立に選ばれた水素原子、水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、R、R、R8はそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R,Rは水素、又は有機基を示す。nは1〜10、好ましくは1〜6、より好ましくは1〜3の整数である。)
また、プロアントシアニジンは、下記式で表されてもよい。
,Rが示す一価の有機基としては、ガレート基、有機酸残基、糖残基等が挙げられる。有機酸残基のもとになる有機酸としては、p−クマル酸、カフェ酸、フェルラ酸、シナピン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸等が挙げられる。また、R,Rは、ガレート基や有機酸基に糖が結合した配糖体であってもよい。その場合、例えば、糖は、ガレート基や有機酸基のフェノール水酸基とエステル結合を介して任意の位置で結合する。その配糖体の糖の例としては、ピラノース型のヘキース、フラノース型のペントース等を挙げることができる。糖の形態としては、グルコース、ガラクトース、ラムノース、キシロース、アラビノース等の単糖類の他に、2糖類や3糖類を挙げることができる。特に、R,Rは、置換基を有していてもよいガレート基を示すことが好ましい。「置換基を有していてもよいガレート基」には、「ガレート基」及び「置換基を有するガレート基」が含まれ、「置換基を有するガレート基」には、「糖が結合したガレート基」等が含まれる。
なお、各単量体の5位及び7位の水酸基のうち少なくとも1つは、ガレート基、糖、有機酸などが結合した修飾基であってもよく、ガレート基や有機酸基には糖が結合していてもよい。ここで、糖としては、グルコース、ガラクトース、ラムノース、キシロース、アラビノース等の単糖類の他に、2糖類や3糖類を挙げることができる。有機酸としては、p−クマル酸、カフェ酸、フェルラ酸、シナピン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸等が挙げられる。
本発明の他の実施形態は、アンチ・エージング剤、糖尿病治療剤及び予防剤、心血管疾患治療剤及び予防剤、神経系疾患治療剤及び予防剤、腎疾患治療剤及び予防剤、並びに抗炎症剤のうちのいずれか1つ以上として用いられる医薬であって、上記プロアントシアニジンを有効成分として含有する。前記糖尿病が2型糖尿病であってもよく、前記心血管疾患が心筋梗塞または動脈硬化であってもよく、前記神経系疾患が、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、または認知症であってもよく、前記腎疾患が、ネフローゼまたは腎機能障害であってもよく、前記炎症が、肺炎、肝炎、膵炎、または潰瘍性大腸炎などの大腸炎であってもよい。
本発明の他の実施形態は、上記プロアントシアニジンを有効成分として含有するNF-kappaB阻害剤である。
本発明の他の実施形態は、上記プロアントシアニジンを有効成分として含有するアンチ・エージング用化粧品である。この化粧品は、塗布剤であってもよい。
本発明の他の実施形態は、上記プロアントシアニジンを有効成分として含有し、他のサーチュイン1(SIRT1)活性化剤と併用されることを特徴とするサーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化剤である。
本発明の他の実施形態は、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化能を調べる方法であって、プロアントシアニジン誘導体が、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子の転写活性化能を有するかどうかを調べる工程を含む。また、本発明の他の実施形態は、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子の活性化物質をスクリーニングする方法であって、一以上のプロアントシアニジン誘導体が、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子の転写活性化能を有するかどうかを調べる工程と、前記転写活性化能を有する化合物を、前記活性化物質として特定する工程と、を含む。これらの方法において、プロアントシアニジン誘導体は、下記式、
(式中、R1は水素原子又は水酸基、Rは水素原子、水酸基、又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、Rはそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、R10、R11は水素、又は有機基を示す。)
で表されるフラバン−3−オール骨格が、下記(I)、(II)、又は(III)の結合様式で2個以上11個以下、好ましくは2個以上7個以下、より好ましくは2個以上4個以下、最も好ましくは2個、互いに結合した構造を有していてもよい。
(I)4位炭素及び8位炭素の結合
(II)4位炭素及び6位炭素の結合
(III)4位炭素及び8位炭素の結合、並びに2位炭素及び7位炭素の結合
、R10、R11が示す一価の有機基としては、ガレート基、有機酸残基、糖残基等が挙げられる。有機酸残基のもとになる有機酸としては、p−クマル酸、カフェ酸、フェルラ酸、シナピン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸等が挙げられる。また、R、R、Rは、ガレート基や有機酸基に糖が結合した配糖体であってもよい。その場合、例えば、糖は、ガレート基や有機酸基のフェノール水酸基とエステル結合を介して任意の位置で結合する。その配糖体の糖の例としては、ピラノース型のヘキース、フラノース型のペントース等を挙げることができる。これらの糖の形態としては、グルコース、ガラクトース、ラムノース、キシロース、アラビノース等の単糖類の他に、2糖類や3糖類を挙げることができる。
なお、本明細書で、SIRT1活性と称する場合、SIRT1脱アセチル化活性を意味するものとする。
本発明によって、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化剤を提供することが可能になった。
本発明の一実施例において、プロアントシアニジンのSIRT1遺伝子プロモーター活性化能を測定した結果を示すグラフである。
本発明の目的、特徴、利点、及びそのアイデアは、本明細書の記載により、当業者には明らかであり、本明細書の記載から、当業者であれば、容易に本発明を再現できる。以下に記載された発明の実施の形態及び具体的に実施例などは、本発明の好ましい実施態様を示すものであり、例示又は説明のために示されているのであって、本発明をそれらに限定するものではない。本明細書で開示されている本発明の意図並びに範囲内で、本明細書の記載に基づき、様々な改変並びに修飾ができることは、当業者にとって明らかである。
(1)プロアントシアニジン
本発明のサーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化剤は、プロアントシアニジンを含む。プロアントシアニジンは、下記式
(式中、R1は水素原子又は水酸基、Rは水素原子、水酸基、又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、Rはそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、Rは水素、又は有機基を示す。)
で表されるフラバン−3−オール骨格が、下記(I)、(II)、又は(III)の結合様式で2個以上11個以下、好ましくは2個以上7個以下、より好ましくは2個以上4個以下、最も好ましくは2個、互いに結合した構造を有している。
(I)4位炭素及び8位炭素の結合
(II)4位炭素及び6位炭素の結合
(III)4位炭素及び8位炭素の結合、並びに2位炭素及び7位炭素の結合
ここで、各結合は、α結合であってもβ結合であっても構わない。
例えば、プロアントシアニジンは、下記式で表されるものであってもよい。
(式中R1は水素原子又は水酸基、R、Rはそれぞれ独立に選ばれた水素原子、水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、R、R、R8はそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R,Rは水素、又は有機基を示す。nは1〜10、好ましくは1〜6、より好ましくは1〜3の整数である。)
,Rが示す一価の有機基としては、ガレート基、有機酸残基、糖残基等が挙げられる。有機酸残基のもとになる有機酸としては、p−クマル酸、カフェ酸、フェルラ酸、シナピン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸等が挙げられる。また、R,Rは、ガレート基や有機酸基に糖が結合した配糖体であってもよい。その場合、例えば、糖は、ガレート基や有機酸基のフェノール水酸基とエステル結合を介して任意の位置で結合する。その配糖体の糖の例としては、ピラノース型のヘキース残基、フラノース型のペントース残基等を挙げることができる。糖の形態としては、グルコース、ガラクトース、ラムノース、キシロース、アラビノース等の単糖類の他に、2糖類や3糖類を挙げることができる。特に、R,Rは、置換基を有していてもよいガレート基を示すことが好ましい。「置換基を有していてもよいガレート基」には、「ガレート基」及び「置換基を有するガレート基」が含まれ、「置換基を有するガレート基」には、「糖が結合したガレート基」等が含まれる。
なお、各単量体の5位及び7位の水酸基のうち少なくとも1つは、ガレート基、糖、有機酸などが結合した修飾基であってもよく、ガレート基や有機酸基には糖が結合していてもよい。ここで、糖としては、グルコース、ガラクトース、ラムノース、キシロース、アラビノース等の単糖類の他に、2糖類や3糖類を挙げることができる。有機酸としては、p−クマル酸、カフェ酸、フェルラ酸、シナピン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸等が挙げられる。
特に好ましくは、プロアントシアニジンは、下記式のいずれかで表される。
プロアントシアニジンの製造方法は、公知の方法を用いればよいが、例えば、お茶やカカオ、大豆や小麦などの穀物、ブドウ、ベリー、リンゴなどの果物(特に種子や果皮)、杉などの樹皮から精製し、分離するのが好ましい。
(2)SIRT1遺伝子活性化剤
プロアントシアニジンは、SIRT1遺伝子の発現を活性化することができるので、薬品組成物(医薬品組成物及び試薬品組成物)、食品組成物、または化粧品組成物として利用することができ、これら組成物を剤形化することにより、SIRT1遺伝子活性化剤として使用することができる。なお、本明細書で「遺伝子活性化」というのは、「遺伝子発現増強」と同義であるとする。ここで、SIRT1遺伝子の由来は、ヒトであっても、ヒト以外のほ乳類であっても良い。
SIRT1は、老化予防(アンチ・エージング)作用、糖尿病改善作用、心血管保護作用、腎疾患改善作用、炎症性サイトカイン産生の抑制作用、神経保護作用等、様々な機能を有するため、生体内で、SIRT1遺伝子を活性化し、SIRT1の体内濃度を上げることによって、抗老化作用、糖尿病改善作用、心血管保護作用、炎症性サイトカインの抑制作用、神経保護作用等を発揮させることができる。従って、プロアントシアニジンまたはその誘導体を有効成分として含有するSIRT1遺伝子活性化剤は、アンチ・エージング(老化予防)剤、糖尿病治療剤及び予防剤、心血管疾患治療剤及び予防剤、神経系疾患治療剤及び予防剤、腎疾患治療剤及び予防剤、並びに抗炎症剤などに使用することができる。具体的な対象疾患としては、例えば、2型糖尿病などの糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞などの心血管疾患、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、または認知症などの神経系疾患、ネフローゼまたは腎機能障害などの腎疾患、肺炎、肝炎、膵炎、潰瘍性大腸炎などの大腸炎などの様々な炎症性疾患などを挙げることができる。特に、これらの対象疾患が、同時に複数生じるような、多臓器(心臓、肝臓、膵臓、腎臓など)の機能低下による全身性の疾患である「老年病」に対して有効に作用し、複数の疾患を一元的に治療または予防できるという点で、極めて有効である。このように、プロアントシアニジンまたはその誘導体を有効成分として含有するSIRT1遺伝子活性化剤は、高齢者医療のあり方を根本的に変えることが期待される。
なお、SIRT1は、NF-kappaB抑制作用を有するため、プロアントシアニジンは、NF-kappaB抑制剤としても用いることができる。プロアントシアニジンは、NF-kappaB抑制を通じて、NOシグナルを活性化し、TNF-alfa、ICAM-1、IL-6、IL-1などの炎症性サイトカインや誘導型NOS(i-NOS)を抑制することができるので、心血管保護作用や抗炎症作用の少なくとも一部は、このNF-kappaB抑制作用によるものと考えられる。
(3)プロアントシアニジンの用途
プロアントシアニジンは、薬品組成物(医薬品組成物及び試薬品組成物)、飲食品組成物、または化粧品組成物などに用いることができ、それぞれ、当業者に周知の方法を用いて、飲食品、薬品(医薬及び試薬)、化粧品を製造するのに使用することができる。これらの組成物の原料として、事実上純化されたプロアントシアニジンを用いても良いが、不純物が混入した果物などの抽出物を用いても良い。ここで、果物は、プロアントシアニジンを含有するものであれば特に限定されないが、特にプロアントシアニジンを多量に含有するブルーベリー、ラズベリー、ブラックラズベリーなどのベリーが好ましい。
プロアントシアニジンを含有する飲食品としては、特に制限はないが、簡便性からは、添加物として既存の飲食品に添加するか、上述したような果物の抽出物とすることが好ましい。なお、プロアントシアニジンを含有する飲食品を製造するに当たって、通常用いられる他の添加物などを使用してもよい。
飲食品としてのプロアントシアニジンは、SIRT1遺伝子活性化効果を有する、サプリメント、栄養補助食品、健康補助食品、機能性食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品などとして用いることも可能であるが、特に、サプリメントや補助食品として用いることが好ましい。飲食品としては、例えば、チョコレート、ビスケット、ガム、キャンディー、クッキー、グミ、打錠菓子等の菓子類、シリアル、粉末飲料、清涼飲料、乳飲料、栄養飲料、炭酸飲料、ゼリー飲料等の飲料、アイスクリーム、シャーベットなどの冷菓が挙げられる。また、特定保健用食品や栄養補助食品等の場合であれば、粉末、顆粒、カプセル、シロップ、タブレット、糖衣錠等いずれの形態であってもよい。
プロアントシアニジンを含有する医薬としては、(2)に記載した疾患のいずれをも対象にすることができる。医薬の製造は、当業者に周知の方法を用いればよく、形状は特に限定されず、錠剤、カプセル、袋詰め、シロップ、坐薬、瓶詰め、軟膏、クリーム、スプレー、ローションなどでもよいが、いずれの形状であっても皮膚外用薬であることが好ましい。
プロアントシアニジンを含有する試薬は、in vitroまたはin vivoにおける様々な研究用試薬として用いることもできる。その目的は限定されず、例えば、医薬開発であってもよく、基礎研究であってもよい。また、用いる対象も限定されず、例えば、細胞から抽出したものであっても、細胞であっても、生体であってもよい。
また、プロアントシアニジンを含有し、それによってSIRT1遺伝子活性化効果を有する化粧品を製造することもできるが、その形状は特に制限されず、乳化剤、ゲル、ローションまたは粉末等が挙げられるが、いずれの形状であっても塗布剤であることが好ましい。その化粧料には、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料の製造に通常使用される各種主剤及び助剤、その他の成分を使用することができる。
(4)SIRT1活性化剤とSIRT1遺伝子活性化剤の併用
SIRT1のより強い活性を得るためには、SIRT1活性化剤とSIRT1遺伝子活性化剤を併用すればよい。メカニズムの異なる薬剤を併用することによって、SIRT1の効果は相乗的に増強されるからである。例えば、SIRT1遺伝子活性化剤である、プロアントシアニジンと、SIRT1活性化剤である、レスベラトロール、ケルセチン、プテイン、ピロロキノザリン、オキサゾロピリジン、またはSRT1720との併用が考えられる。
ここで、SIRT1活性化剤とSIRT1遺伝子活性化剤は、単剤として併用してもよく、複合剤として併用しても良い。単剤として併用する場合、SIRT1活性化剤とSIRT1遺伝子活性化剤を同時に投与するのが好ましいが、「同時」とは、時間的に全く同じであっても同じでなくてもよく、一方の効果がある間に、他方を投与することを意味する。
(5)飲食品、薬品(医薬及び試薬)、及び化粧品の使用方法
プロアントシアニジンを含有する飲食品は、ヒトの食事またはヒト以外の哺乳類のための食餌であって、通常の食事や食餌と同様に、飲んだり食べたりすることができる。補助食品としては、通常の食事や食餌以外に、定期的に適量を摂取しても良い。なお、飲食するヒトやヒト以外の哺乳類は、健常体(本明細書では、(2)に記載の疾患のいずれにも罹患していないヒトを意味する。他の疾患に罹患していてもよい。)であっても、(2)に記載の疾患に罹患している患者でもよい。
プロアントシアニジンを含有する医薬品の投与対象は、(2)に記載の疾患に罹患したヒトまたはヒト以外の哺乳類である。投与方法は限定されず、経口であっても非経口であっても、全身投与であっても局部投与であってもよいが、吸収性の点から経皮投与であることが好ましい。
プロアントシアニジンを含有する試薬品は、ヒト以外の哺乳類生体内などのin vivoでも、培養細胞や培養組織などのin vitroでも用いることができる。
プロアントシアニジンを含有する化粧品は、通常の化粧品と同様に使用できる。使用するヒトは、健常体であっても、(2)に記載の疾患のいずれかに罹患している患者でもよいが、本化粧品はアンチ・エージング用に用いられることが好ましい。
(6)SIRT1遺伝子を活性化する化合物のスクリーニング方法
実施例で示すように、プロアントシアニジンは、SIRT1遺伝子を活性化することができるので、プロアントシアニジンの誘導体は、SIRT1遺伝子を活性化する可能性が高いと考えられる。従って、SIRT1遺伝子を活性化する化合物を得ようとすると、プロアントシアニジンの誘導体について、SIRT1遺伝子の転写活性化能を有するかどうかを調べるほうが、他の化合物を調べるより、そのような化合物を容易に得ることができる。
そこで、SIRT1遺伝子を活性化する化合物をスクリーニングするには、まず、プロアントシアニジンの誘導体が、SIRT1遺伝子の転写活性化能を有するかどうかを調べるのがよい。このためのアッセイ系はin vivoでもin vitroでもよく、特に限定されないが、簡便さの点からは、培養細胞を用いて、SIRT1遺伝子のプロモーターを導入したレポータープラスミドを利用したレポーターアッセイを行うのが好ましい。そして、転写活性化能を有する化合物が得られれば、それを活性化物質として特定し、その後、プロアントシアニジンと同様に、SIRT1遺伝子活性剤として、本明細書で述べた用途に用いることができる。
ここで、用いることができるプロアントシアニジンの誘導体は特に限定されないが、下記式
(式中、R1は水素原子又は水酸基、Rは水素原子、水酸基、又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、Rはそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R、R10、R11は水素、又は有機基を示す。)で表されるフラバン−3−オール骨格が、下記(I)、(II)、又は(III)の結合様式で2個以上20個以下、好ましくは2個以上11個以下、好ましくは2個以上7個以下、より好ましくは2個以上4個以下、最も好ましくは2個、互いに結合した構造を有している誘導体が好ましい。
(I)4位炭素及び8位炭素の結合
(II)4位炭素及び6位炭素の結合
(III)4位炭素及び8位炭素の結合、並びに2位炭素及び7位炭素の結合
、R10、R11が示す一価の有機基としては、ガレート基、有機酸残基、糖残基等が挙げられる。有機酸残基のもとになる有機酸としては、p−クマル酸、カフェ酸、フェルラ酸、シナピン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸等が挙げられる。また、R、R、Rは、ガレート基や有機酸基に糖が結合した配糖体であってもよい。その場合、例えば、糖は、ガレート基や有機酸基のフェノール水酸基とエステル結合を介して任意の位置で結合する。その配糖体の糖の例としては、ピラノース型のヘキース、フラノース型のペントース等を挙げることができる。これらの糖の形態としては、グルコース、ガラクトース、ラムノース、キシロース、アラビノース等の単糖類の他に、2糖類や3糖類を挙げることができる。
(1)プロアントシアニジンの精製
本実施例では、プロアントシアニジンとして、以下の化合物を用いた。
精製方法は、J.Agric.Food Chem. vol.59 p.10594-10603(2011)に記載の方法に従った、なお、本文献を引用し、それによって、本願に含めるものとする。以下、簡単に、その方法を説明する。
まず、ブラックラズベリーをプレス圧縮することによって得られた搾汁にn-ペンタンを加えて脱脂し、水層画分を得た。その水層画分からプロアントシアニジンをアセトン/水(70:30v/v)で抽出し、アセトンを除去した後に水層を3回酢酸エチルで抽出することによって、プロアントシアニジンを回収した。この抽出液をエバポレータで乾燥することによって粉末を得た。この粉末を小量のエタノールに溶解し、セファデックスLH20カラムクロマトグラフィーにかけ、各フラクションの紫外線吸光度によりモニターすることによって、プロアントシアニジンを分画した。さらに、各分画をMCICHP20Pカラムクロマトグラフィーにかけ、水/メタノール(80:20,v/v)と水/メタノール(20:80,v/v)のリニアグランジェントで溶出することによって分離・精製した。プロアントシアニジンの各構造解析は、マススペクトルメータ、マグネティックレゾナンススペクトロメータ、円二色性スペクトルメータによって行った。
(2)サーチュイン1(SIRT1)遺伝子のプロモーターを用いたルシフェラーゼアッセイ
まず、ホタルルシフェラーゼレポータープラスミドpGL4.10[Luc2](Promega社)を制限酵素Kpn Iと制限酵素Xho Iで消化し、そのサイトに、NT_030059.13中の20448573番から20448961番までのヒトSIRT1遺伝子プロモーターに相当する塩基配列を挿入することによって、SIRT1遺伝子プロモーターの下流にルシフェラーゼ遺伝子を挿入したレポータープラスミドを作製した。
次に、培養液に10%ウシ胎仔血清(FCS)含有ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)(低グルコース)を用いて、HeLa S3細胞を10cmディッシュに2x106個播種し、5%CO、37℃の条件で、24時間培養した。この細胞に、各レポータープラスミドを4μg、「FuGENE HDトランスフェクション試薬」(Roche社)を用いて導入した。さらに、24時間培養した後、細胞を回収し、1x10個/mLになるように同じ培養液に懸濁し、100μL/ウェルで96穴ディッシュに播種した。その後24時間培養した後、プロアントシアニジンを最終濃度30μMで含有した培養液、またはプロアントシアニジンを含有しない培養液(コントロール)に置換し、さらに24時間培養した。そして、培養液を除去した後、溶解用試薬「Passive Lysis Buffer」(Promega社)を30μL/ウェル添加し、3回凍結融解を繰り返した後、細胞溶解液を回収し、遠心分離で残渣を除去し、上清を回収した。得られた上清20μLに対し、「ルシフェラーゼアッセイ試薬(II)」(Promega社)を100μL加え、発光強度を測定した。その結果を図1に示す。
(3)結果
図1に示すように、プロアントシアニジンは、SIRT1遺伝子の転写活性を増強した。このように、プロアントシアニジンは、SIRT1遺伝子の転写活性化剤として有効である。

Claims (12)

  1. 下記式で表される、プロアントシアニジンを有効成分として含有するサーチュイン1(SIRT1)遺伝子の転写活性化剤。
  2. 各単量体の5位及び7位の水酸基のうち少なくとも1つは、ガレート基、糖、または有機酸が結合した修飾基であることを特徴とする請求項1に記載のサーチュイン1(SIRT1)遺伝子の転写活性化剤。
  3. アンチ・エージング剤、糖尿病治療剤及び予防剤、心血管疾患治療剤及び予防剤、神経系疾患治療剤及び予防剤、腎疾患治療剤及び予防剤、並びに抗炎症剤のうちのいずれか1つ以上として用いられる医薬であって、
    で表されるプロアントシアニジンを有効成分として含有する医薬。
  4. 前記糖尿病が2型糖尿病である、請求項3に記載の医薬。
  5. 前記心血管疾患が心筋梗塞または動脈硬化であることを特徴とする、請求項3に記載の医薬。
  6. 前記神経系疾患が、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、または認知症であることを特徴とする、請求項3に記載の医薬。
  7. 前記腎疾患が、ネフローゼまたは腎機能障害であることを特徴とする、請求項3に記載の医薬。
  8. 前記炎症が、肺炎、肝炎、膵炎、または潰瘍性大腸炎であることを特徴とする、請求項3に記載の医薬。
  9. で表されるプロアントシアニジンを有効成分として含有するNF-kappaB阻害剤。
  10. で表されるプロアントシアニジンを有効成分として含有し、他のサーチュイン1(SIRT1)活性化剤と併用されることを特徴とするサーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化剤。
  11. サーチュイン1(SIRT1)遺伝子活性化能を調べる方法であって、
    プロアントシアニジンまたはプロアントシアニジン誘導体が、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子の転写活性化能を有するかどうかを調べる工程を含み、
    前記プロアントシアニジンまたはプロアントシアニジン誘導体は、下記式、
    (式中、R1は水素原子又は水酸基、R2は水素原子、水酸基、又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R3、R4はそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R5、R10、R11は水素を示す。)
    で表されるフラバン−3−オール骨格が、下記(I)、(II)、又は(III)の結合様式で2個以上11個以下互いに結合した構造を有している方法。
    (I)4位炭素及び8位炭素の結合
    (II)4位炭素及び6位炭素の結合
    (III)4位炭素及び8位炭素の結合、並びに2位炭素及び7位炭素の結合
  12. サーチュイン1(SIRT1)遺伝子の活性化物質をスクリーニングする方法であって、
    一以上のプロアントシアニジンまたはプロアントシアニジン誘導体が、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子の転写活性化能を有するかどうかを調べる工程と、
    前記転写活性化能を有する化合物を、前記活性化物質として特定する工程と、
    を含み、
    前記プロアントシアニジンまたはプロアントシアニジン誘導体は、下記式、
    (式中、R1は水素原子又は水酸基、R2は水素原子、水酸基、又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R3、R4はそれぞれ独立に選ばれた水酸基又は炭素数が1〜4のアルコキシ基、R5、R10、R11は水素を示す。)
    で表されるフラバン−3−オール骨格が、下記(I)、(II)、又は(III)の結合様式で2個以上11個以下互いに結合した構造を有している方法。
    (I)4位炭素及び8位炭素の結合
    (II)4位炭素及び6位炭素の結合
    (III)4位炭素及び8位炭素の結合、並びに2位炭素及び7位炭素の結合
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