JP5891956B2 - 有機半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
配向度=最大ピークの積分強度/全ピークの積分強度
また、従来の有機半導体薄膜の製造方法により製造した有機半導体薄膜のX線回折データを確認したところ配向度は3%となった(後述する図14(d)参照)。これは塗布開始場所以外の場所から、塗布開始場所から発生する結晶領域とは結晶の配向方向が異なる結晶領域が成長し、塗布開始場所から成長する結晶領域の成長を阻害するためである。従来のノズルを使用する限り、溶液からの結晶成長メカニズムより回避は困難である。
このように、ノズル移動方向の後方に延びる庇部(2h)を備えるようにすることで、この庇部(2h)によって液溜りから蒸発した溶媒蒸気が閉空間(20)内に留まり、閉空間(20)内の溶媒蒸気が高濃度雰囲気となる。このため、高濃度雰囲気によって溶液(11)の乾燥が抑制され、より確実に、ライン状に塗布された溶液(11)のうち高濃度雰囲気から外れた端部のみから乾燥させることが可能となる。これにより、より塗布開始場所でのみ核を発生させられ、さらに結晶を大きく成長させることが可能となる。
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる有機半導体薄膜を備えた有機半導体装置の製造装置の模式図である。この図を参照して、本実施形態にかかる有機半導体薄膜を備えた有機半導体装置の製造方法について説明する。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して基板12の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対してノズル部2の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してノズル部2の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してノズル部2の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してノズル部2の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
上記各実施形態では、図3に示す構造の有機薄膜トランジスタを有する有機半導体装置を例に挙げた。この有機薄膜トランジスタは、ゲート電極13が底部にあり、ソース電極16とドレイン電極17のコンタクトを上方から取るボトムゲートトップコンタクト構造となっている。しかしながら、これは有機薄膜トランジスタの一例を示したのであり、勿論、他の構造の有機薄膜トランジスタに本発明を適用しても良い。図25(a)〜(c)は、他の構造の有機薄膜トランジスタの断面図である。
2 ノズル部
2a ノズル胴体部
2c 溶液吐出部
2f 先端面
2g 吐出口
4 インク送出部
5 ノズル移動レール部
6 ノズル移動用モータ部
7 ギャップ検出部
8 メニスカス観察カメラ
9 制御部
10 有機半導体薄膜
11 インク
12 基板
12a 撥インク性領域
12b 親インク性領域
13 ゲート電極
14 ゲート絶縁膜
15 有機半導体薄膜
16 ソース電極
17 ドレイン電極
Claims (20)
- 基板(12)を用意し、該基板(12)の表面上に少なくとも有機半導体薄膜(15)を形成する工程を有する有機半導体装置の製造方法であって、
前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程として、前記有機半導体薄膜(15)を構成する有機半導体材料を含む溶液(11)を吐出するノズル(2)を用いて、前記溶液(11)を吐出させながら前記ノズル(2)を所定方向に移動させることで前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料を結晶化させることで前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程を行い、
前記ノズル(2)として、前記基板(12)の表面と対向する先端面(2f)を構成するオーバハング部を有したノズル胴体部(2a)と、前記ノズル胴体部(2a)の前記先端面(2f)から前記基板(12)側に突出すると共に一方向を長手方向として延設された吐出口(2g)を有する溶液吐出部(2c)とを備えたものを用い、
前記溶液吐出部(2c)の下端を前記基板(12)から離間させた状態で前記溶液(11)を吐出し、吐出された前記溶液(11)にて前記溶液吐出部(2c)と前記基板(12)の間に液溜まりを形成しつつ、前記ノズル(2)を前記吐出口(2g)の長手方向に対する垂直方向に移動させることにより前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料の結晶を成長させ、
前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程では、前記液溜まりの上端が前記溶液吐出部(2c)の下端からノズル胴体部(2a)の先端面(2f)の間に位置するようにして前記溶液(11)の前記基板(12)への塗布を行うことを特徴とする有機半導体装置の製造方法。 - 前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程では、前記溶液吐出部(2c)における前記液溜まりの形状をカメラ(8)にてモニタし、該モニタ結果に基づいて前記溶液吐出部(2c)における前記溶液(11)の吐出量を制御することで、前記液溜まりの上端が前記溶液吐出部(2c)の下端から前記ノズル胴体部(2a)の先端面(2f)の間に位置するようにして前記溶液(11)の前記基板(12)への塗布を行うことを特徴とする請求項1に記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程では、前記溶液吐出部(2c)の先端と前記基板(12)との間の距離を計測しつつ、これらの間の距離を所定の距離に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程では、前記オーバハング部が構成する前記ノズル胴体部(2a)の先端面(2f)の外周において、前記先端面(2f)と前記基板(12)との間のギャップが1.5mm以下となるようにして前記溶液(11)の前記基板(12)への塗布を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程では、前記ノズル(2)の移動速度を30μm/sec以下とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程では、前記ノズル(2)の移動速度を10μm/sec以下とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程では、前記溶液吐出部(2c)の先端と前記基板(12)との間の距離を100μm以下とすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記基板(12)として、表面が撥インク性を示す撥インク性基板を用い、当該撥インク性の表面に親インク性領域をパターン状に形成することにより、表面に撥インク性領域と親インク性領域とがパターン状に形成されたものを用いることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記ノズル(2)として、前記ノズル胴体部(2a)に、前記溶液吐出部(2c)を挟んだ両側であって前記先端面(2f)から突出させられると共に前記溶液(11)をライン状に塗布するときのノズル移動方向において該溶液吐出部(2c)より後方に延びる庇部(2h)が備えられたものを用い、該庇部(2h)によって前記ノズル(2)の前記先端面(2f)と前記基板(12)との間に閉空間(20)を構成し、前記液溜まりから蒸発した溶媒蒸気を前記閉空間(20)内に留まらせつつ前記溶液(11)を塗布することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 基板(12)を用意し、該基板(12)の表面上に少なくとも有機半導体薄膜(15)を形成する工程を有する有機半導体装置の製造方法であって、
前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程として、前記有機半導体薄膜(15)を構成する有機半導体材料を含む溶液(11)を吐出するノズル(2)を用いて、前記溶液(11)を吐出させながら前記ノズル(2)を所定方向に移動させることで前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料を結晶化させることで前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程を行い、
前記ノズル(2)として、前記基板(12)の表面と対向する先端面(2f)を構成するオーバハング部を有したノズル胴体部(2a)と、前記ノズル胴体部(2a)の前記先端面(2f)から前記基板(12)側に突出すると共に一方向を長手方向として延設された吐出口(2g)を有する溶液吐出部(2c)とを備えたものを用い、
前記溶液吐出部(2c)の下端を前記基板(12)から離間させた状態で前記溶液(11)を吐出し、吐出された前記溶液(11)にて前記溶液吐出部(2c)と前記基板(12)の間に液溜まりを形成しつつ、前記ノズル(2)を前記吐出口(2g)の長手方向に対する垂直方向に移動させることにより前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料の結晶を成長させ、
さらに、前記基板(12)として、表面が撥インク性を示す撥インク性基板を用い、当該撥インク性の表面に親インク性領域をパターン状に形成することにより、表面に撥インク性領域と親インク性領域とがパターン状に形成されたものを用いることを特徴とする有機半導体装置の製造方法。 - 基板(12)を用意し、該基板(12)の表面上に少なくとも有機半導体薄膜(15)を形成する工程を有する有機半導体装置の製造方法であって、
前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程として、前記有機半導体薄膜(15)を構成する有機半導体材料を含む溶液(11)を吐出するノズル(2)を用いて、前記溶液(11)を吐出させながら前記ノズル(2)を所定方向に移動させることで前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料を結晶化させることで前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程を行い、
前記ノズル(2)として、前記基板(12)の表面と対向する先端面(2f)を構成するオーバハング部を有したノズル胴体部(2a)と、前記ノズル胴体部(2a)の前記先端面(2f)から前記基板(12)側に突出すると共に一方向を長手方向として延設された吐出口(2g)を有する溶液吐出部(2c)とを備えたものを用い、
前記溶液吐出部(2c)の下端を前記基板(12)から離間させた状態で前記溶液(11)を吐出し、吐出された前記溶液(11)にて前記溶液吐出部(2c)と前記基板(12)の間に液溜まりを形成しつつ、前記ノズル(2)を前記吐出口(2g)の長手方向に対する垂直方向に移動させることにより前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料の結晶を成長させ、
さらに、前記ノズル(2)として、前記ノズル胴体部(2a)に、前記溶液吐出部(2c)を挟んだ両側であって前記先端面(2f)から突出させられると共に前記溶液(11)をライン状に塗布するときのノズル移動方向において該溶液吐出部(2c)より後方に延びる庇部(2h)が備えられたものを用い、該庇部(2h)によって前記ノズル(2)の前記先端面(2f)と前記基板(12)との間に閉空間(20)を構成し、前記液溜まりから蒸発した溶媒蒸気を前記閉空間(20)内に留まらせつつ前記溶液(11)を塗布することを特徴とする有機半導体装置の製造方法。 - 前記ノズル(2)として、前記庇部(2h)が前記溶液吐出部(2c)よりも前記ノズル移動方向の前方にも形成されているものを用いることを特徴とする請求項9または11に記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記ノズル(2)として、前記溶液吐出部(2c)から前記ノズル移動方向の後方に所定距離離間した位置に、前記先端面(2f)と前記基板(12)との間の距離を広げることで前記溶媒蒸気を上方へ逃がす蒸気排出部(2i、2j)が備えられたものを用いることを特徴とする請求項9、11および12のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記蒸気排出部は、前記先端面(2f)に対して形成された開口部(2i)であることを特徴とする請求項13に記載の有機半導体装置の製造方法。
- ライン状に塗布される前記溶液(11)の幅方向における前記開口部(2i)の寸法が前記溶液(11)の幅以上とされ、かつ、該寸法が前記ノズル移動方向の後方に向かうに従って大きくされていることを特徴とする請求項14に記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記蒸気排出部は、前記ノズル移動方向の後方に向かって前記先端面(2f)を徐々に前記基板(12)から離れるように傾斜させた傾斜面(2j)であることを特徴とする請求項13に記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記基板(12)を加熱しながら前記ノズル(2)からの前記溶液(11)の塗布を行うことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 前記ノズル(2)を加熱しながら前記ノズル(2)からの前記溶液(11)の塗布を行うことを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに記載の有機半導体装置の製造方法。
- 基板(12)を用意し、該基板(12)の表面上に少なくとも有機半導体薄膜(15)を形成する工程を有する有機半導体装置の製造方法であって、
前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程として、前記有機半導体薄膜(15)を構成する有機半導体材料を含む溶液(11)を吐出するノズル(2)を用いて、前記溶液(11)を吐出させながら前記ノズル(2)を所定方向に移動させることで前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料を結晶化させることで前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程を行い、
前記ノズル(2)として、前記基板(12)の表面と対向する先端面(2f)を構成するオーバハング部を有したノズル胴体部(2a)と、前記ノズル胴体部(2a)の前記先端面(2f)から前記基板(12)側に突出すると共に一方向を長手方向として延設された吐出口(2g)を有する溶液吐出部(2c)とを備えたものを用い、
前記溶液吐出部(2c)の下端を前記基板(12)から離間させた状態で前記溶液(11)を吐出し、吐出された前記溶液(11)にて前記溶液吐出部(2c)と前記基板(12)の間に液溜まりを形成しつつ、前記ノズル(2)を前記吐出口(2g)の長手方向に対する垂直方向に移動させることにより前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料の結晶を成長させ、
さらに、前記基板(12)を加熱しながら前記ノズル(2)からの前記溶液(11)の塗布を行うことを特徴とする有機半導体装置の製造方法。 - 基板(12)を用意し、該基板(12)の表面上に少なくとも有機半導体薄膜(15)を形成する工程を有する有機半導体装置の製造方法であって、
前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程として、前記有機半導体薄膜(15)を構成する有機半導体材料を含む溶液(11)を吐出するノズル(2)を用いて、前記溶液(11)を吐出させながら前記ノズル(2)を所定方向に移動させることで前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料を結晶化させることで前記有機半導体薄膜(15)を形成する工程を行い、
前記ノズル(2)として、前記基板(12)の表面と対向する先端面(2f)を構成するオーバハング部を有したノズル胴体部(2a)と、前記ノズル胴体部(2a)の前記先端面(2f)から前記基板(12)側に突出すると共に一方向を長手方向として延設された吐出口(2g)を有する溶液吐出部(2c)とを備えたものを用い、
前記溶液吐出部(2c)の下端を前記基板(12)から離間させた状態で前記溶液(11)を吐出し、吐出された前記溶液(11)にて前記溶液吐出部(2c)と前記基板(12)の間に液溜まりを形成しつつ、前記ノズル(2)を前記吐出口(2g)の長手方向に対する垂直方向に移動させることにより前記溶液(11)をライン状に塗布し、前記溶液(11)の塗布開始場所から前記溶液(11)を乾燥させ、該溶液(11)中の前記有機半導体材料の結晶を成長させ、
さらに、前記ノズル(2)を加熱しながら前記ノズル(2)からの前記溶液(11)の塗布を行うことを特徴とする有機半導体装置の製造方法。
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