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JP5889685B2 - 鞍乗り型車両のキャニスター配置構造 - Google Patents

鞍乗り型車両のキャニスター配置構造 Download PDF

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JP5889685B2 JP2012064845A JP2012064845A JP5889685B2 JP 5889685 B2 JP5889685 B2 JP 5889685B2 JP 2012064845 A JP2012064845 A JP 2012064845A JP 2012064845 A JP2012064845 A JP 2012064845A JP 5889685 B2 JP5889685 B2 JP 5889685B2
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Description

本発明は、キャニスターが、ステップフロアの下方に配置される鞍乗り型車両のキャニスター配置構造に関する。
従来、スクータ型の鞍乗り型車両では、蒸発燃料を吸着するキャニスターを、足載せ台としてのステップフロアの下方においてメインフレームに、ステーを介して固定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−246287号公報
しかしながら、上記従来のキャニスター配置構造では、メインフレームにキャニスターを固定するため、キャニスターを組み付ける工程でメインフレームが必要となり、生産性に課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、キャニスターを容易に組み付け可能な、生産性に優れたキャニスター配置構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、燃料タンク(40)の蒸発燃料を吸着するキャニスター(43)が、乗員が足を載せるステップフロア(68,68)の下方に配置される鞍乗り型車両のキャニスター配置構造において、前記ステップフロア(68,68)は、左右一対で設けられるとともに、前記車両のメインフレーム(11)の側方で前後に延びる左右一対のステップフレーム(23L,23R)に下方から支持され、前記ステップフレーム(23L,23R)は、車体カバー(C)の内側に配置され、前記キャニスター(43)は、一方の前記ステップフレーム(23R)に支持されるとともに、前記一方のステップフレーム(23R)の車幅方向内側に配置され、前記燃料タンク(40)に接続される配管(113)が前記キャニスター(43)に接続されていることを特徴とする。
この構成によれば、乗員が足を載せるステップフロアは、左右一対で設けられるとともに、車両のメインフレームの側方で前後に延びる左右一対のステップフレームに下方から支持され、キャニスターは、一方のステップフレームに支持されるため、キャニスターを一方のステップフレームに予め組付けておき、一方のステップフレームと一緒にキャニスターを車体に組み付けることができる。このため、キャニスターを容易に組み付けでき、生産性が向上する。また、キャニスターは、一方のステップフレームよりも車幅方向内側に配置されるため、一方のステップフレームによってキャニスターを保護できる。
また、上記構成において、前記キャニスター(43)は、側面視にて、前記一方のステップフレーム(23R)と重なる構成としても良い。
また、前記メインフレーム(11)は、ヘッドパイプ(12)と、左右一対で構成され、前記ヘッドパイプ(12)から下方に延びた後、屈曲して前記ステップフレーム(23L,23R)よりも下方を後方へ延びるダウンチューブ(13,13)とを有し、側面視で前記キャニスター(43)の下方に前記ダウンチューブ(13,13)が位置する構成としても良い。
この場合、側面視でキャニスターの下方にメインフレームのダウンチューブが位置するため、ダウンチューブによってキャニスターを保護できる。
さらに、前記車両(1)のエンジン(E)のラジエータ(41)が前記車両の前部に設けられ、前記ラジエータ(41)のリザーバタンク(46)は前記ラジエータ(41)の後方に設けられ、前記キャニスター(43)は、前記リザーバタンク(46)の後方に配置される構成としても良い。
この場合、リザーバタンクはラジエータの後方に設けられ、キャニスターは、リザーバタンクの後方に配置されるため、ラジエータの排熱がキャニスターに及ぼす熱影響をリザーバタンクによって低減できる。
また、側面視で前記キャニスター(43)と前記燃料タンク(40)とが重なる構成としても良い。
この場合、側面視でキャニスターと燃料タンクとが重なるため、キャニスターと燃料タンクと接続する配管を短くできる。
さらに、前記車両(1)は、前記メインフレーム(11)の後部に連結されるユニットスイング式のエンジン(E)を備え、前記燃料タンク(40)は前記メインフレーム(11)の前部に支持され、前記キャニスター(43)は、側面視で前記燃料タンク(40)と前記エンジン(E)との間に配置される構成としても良い。
この場合、キャニスターは、側面視で燃料タンクとエンジンとの間に配置されるため、キャニスターと燃料タンクとを接続する配管、及び、キャニスターとエンジン側とを接続する配管を短くできる。
また、前記メインフレーム(11)は、左右一対で構成され、前記ダウンチューブ(13,13)の上方に配置されるとともに、前記ダウンチューブ(13,13)に前端が連結されて後上方へ延出するシートレール(14,14)と、前記ダウンチューブ(13,13)の上方に配置されて当該メインフレーム(11)の前部と前記シートレール(14,14)とを連結する左右一対のアッパーチューブ(15,15)とを有し、前記車両(1)の車体カバー(C)は、左右の前記アッパーチューブ(15,15)を上方から覆うとともに下縁が左右の前記ステップフロア(68,68)の上面に連結されるセンタートンネル部(126)を有し、前記一方のステップフレーム(23R)に連結される前記センタートンネル部(126)の縦壁部(127)が、上面視で前記キャニスター(43)に重なる構成としても良い。
この場合、車体カバーは、左右のアッパーチューブを上方から覆うとともに下縁が左右のステップフロアの上面に連結されるセンタートンネル部を有し、一方のステップフロアに連結されるセンタートンネル部の縦壁部が、上面視でキャニスターに重なっており、乗員がステップフロアに足を載せた際の縦壁部付近の撓み量は小さい。このため、キャニスターを、ステップフロアにできるだけ近づけて、上方の位置に配置できる。これにより、キャニスターの下方の部分の最低地上高を高くできるため、鞍乗り型車両のバンク角を大きく確保できる。
また、上面視で、前記キャニスター(43)と前記シートレール(14,14)とが重なる構成としても良い。
この場合、上面視で、キャニスターとシートレールとが重なるため、キャニスターを車幅方向の内側に配置して、鞍乗り型車両のバンク角を大きく確保できる。
さらに、前記ステップフレーム(23L,23R)は、後上がりに配置され、前記キャニスター(43)は、前記ステップフレーム(23L,23R)に沿って軸線(123)が後上がりとなるよう配置され、当該キャニスター(43)を前記燃料タンク(40)に接続する配管(113)は、前記キャニスター(43)の後部に接続される構成としても良い。
この場合、ステップフレームは、後上がりに配置され、キャニスターは、ステップフレームに沿って軸線が後上がりとなるよう配置され、キャニスターを燃料タンクに接続する配管は、キャニスターの後部に接続されるため、後上がりに配置されたキャニスターの後部に、燃料タンクの蒸発燃料を配管によって容易に送ることができる。また、専用のステー等を用いることなく、ステップフレームの傾きを利用して、キャニスターを後上がりに配置できる。
本発明に係る鞍乗り型車両のキャニスター配置構造では、ステップフロアは、車両のメインフレームの側方で前後に延びる左右一対のステップフレームに下方から支持され、キャニスターは、一方のステップフレームに支持されるため、キャニスターを一方のステップフレームに予め組付けておき、一方のステップフレームと一緒にキャニスターを車体に組み付けることができる。このため、キャニスターを容易に組み付けでき、生産性が向上する。
また、一方のステップフレームによってキャニスターを保護できる。
また、側面視でキャニスターの下方にメインフレームのダウンチューブが位置するため、ダウンチューブによってキャニスターを保護できる。
さらに、キャニスターは、リザーバタンクの後方に配置されるため、ラジエータの排熱がキャニスターに及ぼす熱影響をリザーバタンクによって低減できる。
また、側面視でキャニスターと燃料タンクとが重なるため、キャニスターと燃料タンクと接続する配管を短くできる。
また、キャニスターは、側面視で燃料タンクとエンジンとの間に配置されるため、キャニスターと燃料タンクとを接続する配管、及び、キャニスターとエンジン側とを接続する配管を短くできる。
また、車体カバーのセンタートンネル部の縦壁部が、上面視でキャニスターに重なっており、乗員がステップフロアに足を載せた際の縦壁部付近の撓み量は小さい。このため、キャニスターを、ステップフロアにできるだけ近づけて、上方の位置に配置できる。これにより、キャニスターの下方の部分の最低地上高を高くできるため、鞍乗り型車両のバンク角を大きく確保できる。
さらに、ステップフレームは、後上がりに配置され、キャニスターは、ステップフレームに沿って軸線が後上がりとなるよう配置され、キャニスターを燃料タンクに接続する配管は、キャニスターの後部に接続されるため、後上がりに配置されたキャニスターの後部に、燃料タンクの蒸発燃料を配管によって容易に送ることができる。また、専用のステー等を用いることなく、ステップフレームの傾きを利用して、キャニスターを後上がりに配置できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す左側面図である。 自動二輪車の内部構造を示す右側面図である。 車体フレームの斜視図である。 自動二輪車の前後の中間部を示す右側面図である。 図5のVI−VI断面図である。 自動二輪車の前後の中間部を下方から見た図である。 キャニスターの近傍の拡大図である。 図8のIX−IX断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るキャニスター配置構造を備えた自動二輪車について図面を参照して説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1(鞍乗り型車両)は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア68を有するスクータ型車両であり、車体フレームF(図2)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジンU(ユニットスイングパワーユニット)に軸支されている。車体フレームFは、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
図2は、自動二輪車1の内部構造を示す左側面図であり、図3は、自動二輪車1の内部構造を示す右側面図である。図4は、車体フレームFの斜視図である。ここで、図2及び図3では、車体カバーCの一部が取り外された状態が示されている。
図2〜図4に示すように、車体フレームFは、金属製のチューブやパイプを溶接によって複数連結して形成されており、メインフレーム11は、前部に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に延出した後、略水平に後方へ延び、後部で後上方に延びる左右一対のダウンチューブ13,13と、ダウンチューブ13,13の下部から後上方へ車両後部まで延出する左右一対のシートレール14,14と、ヘッドパイプ12からダウンチューブ13,13の上方を後下方に延びてシートレール14,14に連結される左右一対のアッパーチューブ15,15とを有している。
ダウンチューブ13,13は、ヘッドパイプ12に前端が連結されて後下方へ延出する下方延出部70と、下方延出部70の下端から後方に略水平に延出する水平延出部71と、水平延出部71の後端から後上方に延出する斜め上方延出部72とを有している。
図4に示すように、メインフレーム11には、左右のフレームを連結するクロスメンバとして、ダウンチューブ13,13の下方延出部70,70の上部間を連結する前上部クロスメンバ16と、下方延出部70,70の下部間を連結する前クロスメンバ17と、ダウンチューブ13,13の水平延出部71,71間を連結する水平部クロスメンバ18と、アッパーチューブ15,15間を連結する上部クロスメンバ19と、シートレール14,14間を連結する中間クロスメンバ20と、シートレール14,14の後部間を連結する後部クロスメンバ21とを有している。水平部クロスメンバ18は、水平延出部71,71にボルト止めによって連結されている。
ダウンチューブ13,13の斜め上方延出部72,72の上部には、車幅方向外側に延出する左右一対のタンデムステップステー22,22が設けられている。
ヘッドパイプ12の前面には、灯火類や車体カバーC等を支持する籠状の前部フレーム24が連結されている。
また、メインフレーム11の外側方には、ダウンチューブ13,13に連結されて前後に延び、ステップフロア68を下方から支持する左右一対のステップフレーム23L,23R(図2、図3)が設けられている。
図1〜図3に示すように、前輪2を操向する操舵系は、ヘッドパイプ12に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、このステアリングシャフトの上部に連結されるハンドル25とを有している。上記ステアリングシャフトの下端は、左右一対のフロントフォーク26,26に連結されており、前輪2は、フロントフォーク26,26の下端に軸支され、ハンドル25による操作によって操向される。
ユニットスイングエンジンUは、エンジンEと、ベルト式の無段変速機構(不図示)が収容された伝動ケースMとが一体化されたユニットスイング式であり、後輪3を支持するスイングアームとしての機能も有している。ユニットスイングエンジンUは、その前部に連結されるリンク部材27を介して、ダウンチューブ13,13の後部に連結されており、リンク部材27に設けられるピボット軸28を中心にして上下に揺動自在である。リンク部材27を介してユニットスイングエンジンUを支持する左右一対のパワーユニット支持部85,85は、各斜め上方延出部72の後面に形成されている。
エンジンEは、水冷式の4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ軸線29が略水平に前方へ延びるように配置されている。エンジンEは、ユニットスイングエンジンUの前部に配置されるクランクケース30の前面に、シリンダ31及びシリンダヘッド32を結合して構成されている。
伝動ケースMは、クランクケース30の後部から後輪3の左側方を通って後方に延びている。クランクケース30の後部には、後輪3の右側方を通って後方に延びるアーム部33(図3)が設けられており、後輪3は、伝動ケースMの後部とアーム部33の後部との間に設けられる車軸3Aに支持されている。エンジンEの出力は、上記無段変速機構を介して後輪3に伝達される。
伝動ケースMの後端及びアーム部33の後端とシートレール14,14との間には、左右一対のリヤサスペンション34,34が掛け渡されている。
伝動ケースMの上面には、外気を吸い込むエアクリーナボックス35が設けられている。エアクリーナボックス35は、シリンダヘッド32の上面の吸気ポートに接続されたスロットルボディ36に、不図示のコネクティングチューブを介して接続されている。
シリンダヘッド32の下面の排気ポートに接続された排気管37は、エンジンEの下方を通って後方に延び、アーム部33の外側面に固定されたマフラー38に接続される。
伝動ケースMの後部の下部には、車両を直立状態に支持可能なメインスタンド39が設けられている。
エンジンE用の燃料を貯留する燃料タンク40は、側面視において、前面がダウンチューブ13の下方延出部70に沿うとともに、後面がアッパーチューブ15に沿うように形成されており、上下方向では、ヘッドパイプ12の下部の後方からダウンチューブ13の水平延出部71近傍まで上下に長く延在している。燃料タンク40は、左右のダウンチューブ13,13の間に前傾して配置されている。
前傾した燃料タンク40の前部の下方の空間には、エンジンEの冷却水を冷却する板状のラジエータ41が設けられている。ラジエータ41とエンジンEとを接続する一対の冷却水パイプ42は、ラジエータ41の左側部から延出され、車両の左側(一側)のステップフレーム23L(図2)の下方を後方へ延び、ダウンチューブ13の内側を通ってエンジンEに接続される。
左側の水平延出部71には、サイドスタンド47が取り付けられている。
ラジエータ41の冷却水の一部を貯留するリザーバタンク46は、ラジエータ41の後方において、車両の右側(他側)のステップフレーム23R(一方のステップフレーム)(図3)の下方に配置されている。また、燃料タンク40の蒸発燃料を吸着するキャニスター43は、リザーバタンク46の後方においてステップフレーム23Rの下方に設けられている。
物品が収納される収納ボックス44は、シートレール14,14間に配置されており、燃料タンク40の後部の近傍から伝動ケースMの上方まで、シートレール14,14に沿って後上がりに延在している。収納ボックス44は、燃料タンク40とダウンチューブ13の斜め上方延出部72との間に配置される前部収納部44Aと、ユニットスイングエンジンUの上方に配置される後部収納部44Bとが、樹脂成形によって一体に形成されている。
収納ボックス44の上面は、その全長に亘って開口しており、この開口は、乗員用のシート10(図1)によって開閉自在に塞がれている。シート10は、運転者が着座する前部シート10Aと、前部シート10Aよりも一段高く形成されて同乗者が着座する後部シート10Bとを有している。
収納ボックス44の後方においてシートレール14,14の後部には、グラブレール48が固定されている。
図1に示すように、車体カバーCは、ヘッドパイプ12の前方及び左右側方を覆うとともに、下方延出部70の前方を下方に延びるフロントカバー50と、フロントカバー50の下部に連結され、前輪2の後方に位置するフロントロアカバー51(図2、図3)と、ハンドル25の下方でフロントカバー50の上部に連結される上部カバー52と、フロントカバー50の左右の縁部に連結されてヘッドパイプ12、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を後方及び側方から覆う上部インナーカバー53と、上部インナーカバー53の下縁に連結され、アッパーチューブ15,15及び下方延出部70を覆う左右一対の下部インナーカバー54,54と、フロントカバー50の下部及び下部インナーカバー54,54の下縁に連結され、ステップフレーム23L,23Rを上方から覆う左右一対のステップカバー55,55(図2、図3)と、フロントカバー50の下部及びステップカバー55,55の下部に連結されてステップフレーム23L,23Rを側方から覆う左右一対の前部フロアスカート56,56と、前部フロアスカート56,56に連続して後方へ延び、ダウンチューブ13,13を覆う左右一対の後部フロアスカート57,57と、左右の水平延出部71,71を下方から覆うアンダーカバー58と、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55の後部に連結され、シート10の下方で収納ボックス44及びシートレール14,14を側方から覆う左右一対のボディサイドカバー59,59と、ボディサイドカバー59,59の後部に連結されるテールカバー60とを有している。
左右のステップカバー55,55の底部には、前部シート10Aに着座した運転者が足を載せるステップフロア68がそれぞれ形成されている。
フロントカバー50の前部には、後上方に延びるウインドスクリーン61が設けられている。フロントカバー50の前端には、ヘッドライト62が設けられ、左右一対のウインカー63は、ヘッドライト62の上部に連続して設けられている。ヘッドライト62とウインドスクリーン61との間には、板状のガーニッシュ64が設けられている。
フロントフォーク26,26には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー65が設けられている。ボディサイドカバー59,59の下方には、後輪3を上方から覆うリヤフェンダー66が設けられている。
後部シート10Bの同乗者が足を載せる可倒式の一対のタンデムステップ67(図1)は、タンデムステップステー22,22に支持されている。
図5は、自動二輪車1の前後の中間部を示す右側面図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。図7は、自動二輪車1の前後の中間部を下方から見た図である。ここで、図5では、車体カバーCの一部は2点鎖線で示されている。また、図7では、自動二輪車1の前後の中間部を覆う車体カバーCは取り外されている。
図5〜図7に示すように、ステップフレーム23L,23Rは、メインフレーム11から車幅方向の外側に離間した位置、且つ、ダウンチューブ13,13の水平延出部71よりも上方の位置で前後に延びるチューブ状のフレームであり、後上がりに配置されている。ステップフレーム23L,23Rの前端は、ラジエータ41の側方に位置し、ステップフレーム23L,23Rの後端は、斜め上方延出部72の側方に位置している。
ステップフレーム23L,23Rは、図7に示すように、ダウンチューブ13,13の水平延出部71に対して略平行となるように車幅方向に広がりながら後方へ延びるステップフレーム前部101と、車幅方向に狭まりながら後方へ延びて斜め上方延出部72に接近していくステップフレーム後部102とを有している。
ステップフレーム23L,23Rは、ダウンチューブ13,13側へ車幅方向の内側に突出する前部ステー103A及び後部ステー103Bを、その前部及び後部に有している。
ダウンチューブ13,13の下方延出部70の下部の外側面、及び、斜め上方延出部72の下部の外側面には、ステップフレーム23L,23Rの前部ステー103A及び後部ステー103Bに合わさる固定部104A,104B(図4)が設けられている。詳細には、固定部104Aは、シートレール14,14の前端と下方延出部70とが連結される前部連結部82に近接し、前部連結部82の上方に設けられている。ステップフレーム23L,23Rは、前部ステー103A及び後部ステー103Bに挿通される固定ボルト105,105(図5)によって、固定部104A,104Bに締結される。
ステップフレーム23L,23Rがメインフレーム11から車幅方向に離れて配置されることで、メインフレーム11と左右のステップフレーム23L,23Rとの間には、部品等を配置可能な空間S,Sが形成されている。空間S,Sは、ステップカバー55,55の各ステップフロア68によって上方を覆われるとともに、前部フロアスカート56,56及び後部フロアスカート57,57によって側方を覆われている。
左側の空間Sには、前後に延びる一対の冷却水パイプ42,42(図7)が配索されている。右側の空間Sには、リザーバタンク46及びキャニスター43が配置されている。
ステップフレーム23L,23Rは、前部ステー103A及びステップフレーム後部102に固定孔部(不図示)を有し、ステップフロア68,68は、ステップフロア68,68に上方から挿通されるボルト106,106によって上記固定孔に螺合される。また、ステップフロア68,68は、外縁部の上面に複数設けられるビス107によって、前部フロアスカート56,56及び後部フロアスカート57,57に連結される。
図5に示すように、ラジエータ41は、空間S,Sの前方に設けられ、ラジエータ41の上部には、注水管110が設けられている。注水管110の上端には、冷却水の注入口(不図示)が接続されている。この注入口には、冷却水が流れるリザーブ配管111が接続され、下方へ延出されたリザーブ配管111の下端はリザーバタンク46の前部に接続されている。リザーバタンク46は、前後方向に長いタンクであり、右側の空間S内の前部に配置されており、側面視では、ダウンチューブ13及び燃料タンク40の下部に重なっている。
以下、キャニスター43の配置構造について詳述する。
図8は、キャニスター43の近傍の拡大図である。図9は、図8のIX−IX断面図である。なお、図9では、車体カバーCが図示されている。
キャニスター43は、燃料タンク40内の蒸発燃料を、一時的に貯留するとともにエンジンEに供給して燃焼させる蒸発燃料処理装置112の主要部品である。蒸発燃料処理装置112は、燃料タンク40内の蒸発燃料の成分であるHC(炭化水素)を筒状のキャニスター43に一旦吸着させ、この吸着された蒸発燃料をエンジンEの吸気の負圧を利用してエンジンEの吸気系に供給し、混合気とともに燃焼させるシステムであり、このシステムにより、蒸発燃料が外部に拡散することを防止できる。
図8及び図9に示すように、蒸発燃料処理装置112は、内部に設けられた活性炭等の吸着材に蒸発燃料を貯留するキャニスター43と、燃料タンク40とキャニスター43とを接続するチャージ配管113と、スロットルボディ36とエンジンEの吸気ポートとを繋ぐ吸気管(不図示)とキャニスター43とを接続するパージ配管114と、パージ配管114の途中に設けられるパージ制御弁115と、キャニスター43を外部に連通させる大気開放配管116と、キャニスター43内の水や液体になった燃料を排出するドレン配管117とを有している。
パージ制御弁115は、蒸発燃料をエンジンE側へ送るタイミングを制御するための一方向弁であり、車両に搭載されたコントローラ(不図示)によって開閉制御される。
キャニスター43は、円筒状の胴部118と、胴部118の一端を塞ぐ前部蓋部119と、胴部118の他端を塞ぐ後壁部120とを備えている。
キャニスター43の胴部118の前部及び後部には、ゴム製の一対の固定バンド121,121が巻かれ、キャニスター43は、固定バンド121,121を介して右側のステップフレーム23Rに固定される。固定バンド121,121は、キャニスター43の径方向外側に突出する一対の係止部121A,121A(図9)を有している。
ステップフレーム23Rのステップフレーム後部102の下面には、先端がフック状に形成された一対のステー122,122が設けられており、キャニスター43は、ステー122,122に、固定バンド121,121の係止部121A,121Aに設けられた係止孔が上方から嵌合することでステップフレーム後部102に固定される。
キャニスター43は、後上がりに配置されるステップフレーム23Rに固定されることで、その軸線123が後上がりとなるように傾斜して配置される。
図6〜図9に示すように、キャニスター43は、空間Sの後部に配置され、ステップフレーム23Rよりも車幅方向の内側に位置し、上下方向では、シートレール14と水平延出部71との間に位置するとともに、その上面の位置は、ステップフレーム23Rの上面の位置に略一致している。空間Sの後部では、シートレール14が後上がりであることから、シートレール14と水平延出部71との間には、比較的大きなスペースが確保されており、キャニスター43は、このスペースに後部が入り込んで配置されている。すなわち、図6に示すように、キャニスター43は、軸線123が前方側ほど車幅方向に広がるように配置されており、後部の内側部は、上面視においてシートレール14に重なっている。このように、キャニスター43を、上面視でシートレール14に重なるまで車幅方向内側に配置することで、自動二輪車1をバンクさせた際にキャニスター43が邪魔にならなくなり、バンク角を確保することができる。
また、キャニスター43は、ステップフレーム23Rの内側、且つ、水平延出部71の上方に位置するため、キャニスター43をステップフレーム23R及び水平延出部71で保護することができる。
また、キャニスター43は、リザーバタンク46の後部に隣接して、リザーバタンク46の後方に配置されている。このため、ラジエータ41からの排熱がキャニスター43に届くことをリザーバタンク46の存在によって抑制でき、ラジエータ41の排熱がキャニスター43に影響することを抑制できる。
キャニスター43は、前部蓋部119が車両前方を向くように配置され、前部蓋部119には、大気開放配管116の一端が接続される開放配管接続部124と、前部蓋部119の下部に設けられ、ドレン配管117の一端が接続されるドレン配管接続部125とが設けられている。
大気開放配管116は、開放配管接続部124から後上方に屈曲した後、下方に屈曲し、大気開放配管116の他端は、胴部118の上方で下方に開口している。このように、大気開放配管116の他端を上方に延ばして下方に開口させたため、大気開放配管116の他端から水や異物がキャニスター43に侵入することを防止できる。
ドレン配管117は、ドレン配管接続部125から後下方に延び、胴部118の下方で後方に開口している。ドレン配管接続部125を前部蓋部119の下部に設け、ドレン配管117を下方に延ばしたため、水等をキャニスター43からスムーズに排出できる。
キャニスター43の後壁部120には、チャージ配管113及びパージ配管114の一端が接続されている。チャージ配管113は、後壁部120から胴部118の上方を通って前方の燃料タンク40側へ延び、チャージ配管113の他端は、燃料タンク40の上部の蒸発燃料排出口(不図示)に接続されている。
パージ配管114は、後壁部120から斜め上方延出部72に沿ってエンジンE側へ延び、上記吸気管に接続される。
このように、後部が高くなるように配置されたキャニスター43の後壁部120に、チャージ配管113及びパージ配管114を接続するため、チャージ配管113を介して蒸発燃料をキャニスター43にスムーズに送ることができるとともに、キャニスター43の後部の高い位置に溜まった蒸発燃料を、パージ配管114を介してエンジンEにスムーズに供給できる。
キャニスター43は、図8に示すように、前部が側面視で燃料タンク40の後部に重なって配置されている。このように、キャニスター43が燃料タンク40の近くに配置されているため、チャージ配管113を短くすることができる。キャニスター43の後部は、側面視で前部収納部44Aの底部に重なっている。
また、エンジンEの前端は、側面視でステップフレーム23Rの後端に重なっており、キャニスター43は、エンジンEよりも前方で燃料タンク40の後方に位置している。このため、キャニスター43は、エンジンE及び燃料タンク40の両方に近くなり、パージ配管114及びチャージ配管113を短くすることができる。
図5、図6及び図9に示すように、車体カバーCは、シート10に着座した運転者の両足の間で上方に膨出するセンタートンネル部126を有しており、運転者は、センタートンネル部126の左右に設けられたステップフロア68,68に足をそれぞれ載せる。
センタートンネル部126は、アッパーチューブ15,15及びシートレール14,14の前部を、上部インナーカバー53の下部、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55によって上方及び側方から覆うことで形成されている。
図9に示すように、ステップカバー55,55は、ステップフロア68と、ステップフロア68の車幅方向内側の縁部から上方に延びて、下部インナーカバー54,54及びボディサイドカバー59,59の下縁部に連結される縦壁部127とを有している。図6及び図9に示すように、センタートンネル部126の縦壁部127は、上面視において、キャニスター43に重なっている。運転者が足を載せる場所は、ステップフロア68であり、ステップフロア68に足による荷重が作用した際の縦壁部127付近の上下の撓み量は小さい。このため、縦壁部127がキャニスター43に接触することを防止でき、キャニスター43をステップフロア68の下面にできるだけ近づけて上方に配置できるため、キャニスター43の下方の部分の最低地上高を高くでき、車両のバンク角を大きく確保できる。
ここで、キャニスター43の組付け手順を説明する。
まず、キャニスター43は、胴部118に巻き付けられた固定バンド121,121が、ステップフレーム23Rのステー122,122に嵌合されることで、ステップフレーム23Rに予め組付けられている。
次に、メインフレーム11が流れる生産ライン上で、キャニスター43が組付けられたステップフレーム23Rが、固定ボルト105,105によって、ダウンチューブ13の固定部104A,104Bに固定されることで、ステップフレーム23Rと一緒にキャニスター43がメインフレーム11に組み付けられる。このように、メインフレーム11が無い状態でキャニスター43を組付けておくことができるため、生産性が向上する。また、メインフレーム11が流れる生産ライン上で、キャニスター43の単体をメインフレーム11に組み付ける工程が省略されるため、メインフレーム11が流れる生産ラインの生産性を向上できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、乗員が足を載せるステップフロア68,68は、左右一対で設けられるとともに、車両のメインフレーム11の側方で前後に延びる左右一対のステップフレーム23L,23Rに下方から支持され、キャニスター43は、一方のステップフレーム23Rに支持されるため、キャニスター43を一方のステップフレーム23Rに予め組付けておき、一方のステップフレーム23Rと一緒にキャニスター43をメインフレーム11に組み付けることができる。このため、キャニスター43を容易に組み付けでき、生産性が向上する。
また、キャニスター43は、一方のステップフレーム23Rよりも車幅方向内側に配置されるため、一方のステップフレーム23Rによってキャニスター43を保護できる。
また、側面視でキャニスター43の下方にメインフレーム11のダウンチューブ13の水平延出部71が位置するため、水平延出部71によってキャニスター43を保護できる。
さらに、リザーバタンク46はラジエータ41の後方に設けられ、キャニスター43は、リザーバタンク46の後方に配置されるため、ラジエータ41の排熱がキャニスター43に及ぼす熱影響をリザーバタンク46によって低減できる。
また、側面視でキャニスター43と燃料タンク40とが重なるため、キャニスター43と燃料タンク40と接続するチャージ配管113を短くできる。
さらに、キャニスター43は、側面視で燃料タンク40とエンジンEとの間に配置されるため、キャニスター43と燃料タンク40とを接続するチャージ配管113、及び、キャニスター43とエンジンE側とを接続するパージ配管114を短くできる。
また、車体カバーCは、左右のアッパーチューブ15,15を上方から覆うとともに下縁が左右のステップフロア68,68の上面に連結されるセンタートンネル部126を有し、右側のステップフロア68に連結されるセンタートンネル部126の縦壁部127が、上面視でキャニスター43に重なっており、乗員がステップフロア68に足を載せた際の縦壁部127付近の上下の撓み量は小さい。このため、キャニスター43を、ステップフロア68にできるだけ近づけて、上方の位置に配置できる。これにより、キャニスター43の下方の部分の最低地上高を高くできるため、自動二輪車1のバンク角を大きく確保できる。
また、上面視で、キャニスター43と右側のシートレール14とが重なるため、キャニスター43を車幅方向の内側に配置して、自動二輪車1のバンク角を大きく確保できる。
さらに、ステップフレーム23Rは、後上がりに配置され、キャニスター43は、ステップフレーム23Rに沿って軸線123が後上がりとなるよう配置され、キャニスター43を燃料タンク40に接続するチャージ配管113は、キャニスター43の後部に接続されるため、後上がりに配置されたキャニスター43の後部に、燃料タンク40の蒸発燃料をチャージ配管113によって容易に送ることができる。また、専用のステー等を用いることなく、ステップフレーム23Rの傾きを利用して、キャニスター43を後上がりに配置できる。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
11 メインフレーム
12 ヘッドパイプ
13,13 ダウンチューブ
14,14 シートレール
15,15 アッパーチューブ
23L ステップフレーム
23R ステップフレーム(一方のステップフレーム)
40 燃料タンク
41 ラジエータ
43 キャニスター
46 リザーバタンク
68,68 ステップフロア
113 チャージ配管(キャニスターを燃料タンクに接続する配管)
123 軸線
126 センタートンネル部
127 縦壁部
C 車体カバー
E エンジン
F 車体フレーム

Claims (9)

  1. 燃料タンク(40)の蒸発燃料を吸着するキャニスター(43)が、乗員が足を載せるステップフロア(68,68)の下方に配置される鞍乗り型車両のキャニスター配置構造において、
    前記ステップフロア(68,68)は、左右一対で設けられるとともに、前記車両のメインフレーム(11)の側方で前後に延びる左右一対のステップフレーム(23L,23R)に下方から支持され、
    前記ステップフレーム(23L,23R)は、車体カバー(C)の内側に配置され、
    前記キャニスター(43)は、一方の前記ステップフレーム(23R)に支持されるとともに、前記一方のステップフレーム(23R)の車幅方向内側に配置され、
    前記燃料タンク(40)に接続される配管(113)が前記キャニスター(43)に接続されていることを特徴とする鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  2. 前記キャニスター(43)は、側面視にて、前記一方のステップフレーム(23R)と重なることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  3. 前記メインフレーム(11)は、ヘッドパイプ(12)と、左右一対で構成され、前記ヘッドパイプ(12)から下方に延びた後、屈曲して前記ステップフレーム(23L,23R)よりも下方を後方へ延びるダウンチューブ(13,13)とを有し、
    側面視で前記キャニスター(43)の下方に前記ダウンチューブ(13,13)が位置することを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  4. 前記車両(1)のエンジン(E)のラジエータ(41)が前記車両の前部に設けられ、前記ラジエータ(41)のリザーバタンク(46)は前記ラジエータ(41)の後方に設けられ、前記キャニスター(43)は、前記リザーバタンク(46)の後方に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  5. 側面視で前記キャニスター(43)と前記燃料タンク(40)とが重なることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  6. 前記車両(1)は、前記メインフレーム(11)の後部に連結されるユニットスイング式のエンジン(E)を備え、前記燃料タンク(40)は前記メインフレーム(11)の前部に支持され、
    前記キャニスター(43)は、側面視で前記燃料タンク(40)と前記エンジン(E)との間に配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  7. 前記メインフレーム(11)は、左右一対で構成され、前記ダウンチューブ(13,13)の上方に配置されるとともに、前記ダウンチューブ(13,13)に前端が連結されて後上方へ延出するシートレール(14,14)と、前記ダウンチューブ(13,13)の上方に配置されて当該メインフレーム(11)の前部と前記シートレール(14,14)とを連結する左右一対のアッパーチューブ(15,15)とを有し、前記車両(1)の車体カバー(C)は、左右の前記アッパーチューブ(15,15)を上方から覆うとともに下縁が左右の前記ステップフロア(68,68)の上面に連結されるセンタートンネル部(126)を有し、前記一方のステップフレーム(23R)に連結される前記センタートンネル部(126)の縦壁部(127)が、上面視で前記キャニスター(43)に重なることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  8. 上面視で、前記キャニスター(43)と前記シートレール(14,14)とが重なることを特徴とする請求項7記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
  9. 前記ステップフレーム(23L,23R)は、後上がりに配置され、前記キャニスター(43)は、前記ステップフレーム(23L,23R)に沿って軸線(123)が後上がりとなるよう配置され、当該キャニスター(43)を前記燃料タンク(40)に接続する配管(113)は、前記キャニスター(43)の後部に接続されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両のキャニスター配置構造。
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