JP5859469B2 - エネルギー管理システム、及びエネルギー管理方法 - Google Patents
エネルギー管理システム、及びエネルギー管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5859469B2 JP5859469B2 JP2013032336A JP2013032336A JP5859469B2 JP 5859469 B2 JP5859469 B2 JP 5859469B2 JP 2013032336 A JP2013032336 A JP 2013032336A JP 2013032336 A JP2013032336 A JP 2013032336A JP 5859469 B2 JP5859469 B2 JP 5859469B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- demand
- heat
- fuel consumption
- ship
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
当該技術分野における公知技術として、特許文献1(特開2011−149327号公報)には「エンジン排気エネルギー回収装置」が開示されている。この技術では、エンジンの負荷、回転数によりエンジン燃料消費率が所定値以下となるように排気ガスバイパス弁を制御し、余剰な排気ガスをハイブリッド過給機(Hybrid Turbo)に供給することにより、排気ガスを有効利用する。
以下に、本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るエネルギー管理システムは、入力値取得部11と、目標値設定部12と、指令値計算部13と、指令値出力部14を備える。
入力値取得部11は、船内全体の電力/熱需要を入力する。例えば、入力値取得部11は、リアルタイム船内データ、主機関データ、排熱回収機器データを入力する。リアルタイム船内データの例として、船内電力負荷、熱負荷、空調負荷、推進エネルギー等が考えられる。主機関データの例として、エンジン出力、燃料消費率、燃料噴射タイミング等が考えられる。排熱回収機器データの例として、発電負荷率、排気バイパス弁開度、掃気圧、掃気温度等が考えられる。
目標値設定部12は、船舶の最適運用計算のための目標値(パラメータ)を設定する。例えば、目標値設定部12は、船舶の最適運用計算の対象として、船速、推進出力、発電用/推進用エンジン出力、各エンジン燃料消費率、総燃料消費率の各項目から少なくとも1つの項目を選択し、その目標値を決定する。
指令値計算部13は、発電用/推進用エンジン出力指令値、排熱回収機器運転指令値、船内機器運転指令値、主機関最適制御指令値等を計算する。そのため、船内全体の電力/熱需要と、上記目標値を満たす排熱回収機器を含む船内の電力系統(電力システム)及び熱系統(熱システム)の需給バランス計算を行う。電力系統及び熱系統の需給バランス計算には、電力系統/熱系統の運転計画を模擬した計算モデルを用いる。例えば、需給バランス計算には、2分法、ニュートン法等の反復法による求根アルゴリズムを用いる。排熱回収機器を含む熱系統の計算では、各系統(高圧蒸気、低圧蒸気、温水、冷水、冷却水等)での過不足を算出し、不足分があればボイラ(boiler)の追い炊きやターボ冷凍機を稼動させる等、実機構成を反映した計算が可能である。排熱回収機器出力と各エンジン出力については、熱/電力需給バランスと目標値を満たすことを条件とし、燃費最少となるよう上記同様の反復計算を行う。このとき、指令値計算部13は、燃料消費量が改善したか確認する。例えば、指令値計算部13は、燃料消費量の目標値となる所定の閾値に対して、算出された燃料消費量が所定の閾値以下であるか確認し、燃料消費量が所定の閾値以下でなければ再計算を行い、燃料消費量が所定の閾値以下であれば、現在の指令値を維持(運転指令維持)する。
指令値出力部14は、発電用/推進用エンジン出力指令値、排熱回収機器運転指令値、船内機器運転指令値、主機関最適制御指令値等を出力する。例えば、船内機器運転指令値は、船内機器の運転パターン等を示す。また、主機関最適制御指令値は、各エンジンの最適運転のための排気バイパス弁開度、燃料噴射タイミング等を示す。
本実施形態に係るエネルギー管理システムは、船内の電力/熱需要を入力とし、船速、推進出力、エンジン出力等の目標値を満たす効率的な電力/熱のバランス計算を行い、発電用/推進用エンジン出力及び排熱回収機器出力の指令値を出力する。
以下に、本発明の第2実施形態について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係るエネルギー管理システムは、予測データ作成部21と、燃料消費量計算部22と、運転計画部23と、運転計画更新部24と、運転実績記憶部25を備える。
予測データ作成部21は、評価対象とする航海について、過去の実績データベースから類似ケースを抽出・参照し、時系列の予測データ(運航データ、気象/海象データ、船内エネルギー需要予測データ)を作成する。時系列的なエネルギー需要予測データ作成時には、運航計画の他に、船内の居住区や共用設備、遊戯施設等(客船の場合)で想定される需要の発生状況を考慮する。各々のエネルギー需要予測データには、発生時間が変更可能、発生時間が変更不可能、発生有無もしくは発生時間帯が不確定等の属性を持たせる。変更可能な需要に、その絶対値や他への影響等を勘案して変更するための優先度付けを行う。
燃料消費量計算部22は、排熱回収機器を含む船内の電力系統及び熱系統の需給バランス計算を行い、時系列の燃料消費量、電力消費量、熱消費量及び船内機器の詳細な運転計画を算出する。需給バランス計算には、2分法、ニュートン法等の反復法による求根アルゴリズムを用いる。熱系統の計算では、各系統(高圧蒸気、低圧蒸気、温水、冷水、冷却水等)での過不足を算出し、不足分があればボイラの追い炊きやターボ冷凍機を稼動させる等、実機構成を反映した計算が可能である。更に、船舶の機器特性、運転手法に応じた排熱回収機器出力とエンジン出力、エンジン燃料消費率の関係を示すエンジンデータベースを用いて、上記需給バランス計算同様の反復計算により最適(最少)な燃料消費量を計算する。
運転計画部23は、船内機器の運転計画を行う。そのため、排熱で熱需要を賄えずボイラやターボ冷凍機が稼動している時間帯を特定し、変更可能な需要のうち優先度の高い順に熱需要を変更させた場合の熱系統の計算を行う。更に、時間帯変更可能な需要のうち優先度の高い順に電力需要を変更させた場合の電力系統の計算を行う。時間帯の変更は、対象時間帯を一定時間間隔に分割し、制約条件を満たす範囲において発生タイミングを順番にシフトさせ、再度需給バランス計算を行う。上記計算を繰り返し実行し、最も燃費低減効果が大きいものを選択する。
運転計画更新部24は、船内機器の運転計画を更新する。ここでは、運航中、予測データの更新周期に合わせて予測データを更新する。当初の予測データとの偏差の累積が許容範囲を超えた場合、燃料消費量計算、運転計画を再度実施する。なお、運転計画更新部24は、運転計画部23と同一の装置・機構でも良い。
運転実績記憶部25は、運航後、実績データ及びその予測データとの偏差を実績データベースに蓄積し、次の航海にフィードバック(反映)する。
図3を参照して、運航計画作成時における船舶最適燃料消費量の基本計算処理について説明する。
燃料消費量計算部22は、運航計画案(目標船速、船内機器稼働条件)、気象/海象予報、日照、時刻、進行方向、位置、乗客、乗員データ、船内イベントデータ、乗客占有率予想データを入力する。燃料消費量計算部22は、これらのデータを予測データ作成部21から受け取るものとする。なお、リアルタイム計算時は、リアルタイムデータ(実データ)を入力することになる。
燃料消費量計算部22は、様々な予測モデルに基づく計算を行う。例えば、推進器予測モデルに基づいて、推進エネルギー(馬力又は電力)を算出する。また、空調予測モデルに基づいて、船内冷暖房負荷を算出する。或いは、電力予測モデルに基づいて、推進系、空調系、熱系統以外の総電力値を算出する。これらを同時に/順番に行うようにしても良い。
燃料消費量計算部22は、事前に(予め)設定された負荷分散パターンに基づいて、ボイラ等の熱交換を行う熱源機器と、ターボ冷凍機等の電力を用いる熱源機器の負荷分散を決定する。
燃料消費量計算部22は、発電用/推進用エンジン出力の初期値を設定する。
燃料消費量計算部22は、事前に(予め)用意したエンジンデータベース(エンジン出力に対する発電量マップや各系統(蒸気系統、温水系統等)の排熱回収熱量マップ)に基づいて、総発電量や総エンジン排気熱量を算出する。
燃料消費量計算部22は、熱負荷予測モデルに基づいて、各熱系統の総熱負荷、過不足分熱量、熱系統の必要電力を算出する。
燃料消費量計算部22は、不足分熱量の供給源であるボイラ等の熱源機器の熱負荷、電力負荷を決定する。
燃料消費量計算部22は、再度、熱負荷予測モデルに基づいて、各熱系統の総熱負荷、過不足分熱量、熱系統の必要電力を算出する。
燃料消費量計算部22は、熱不足分が所定の閾値以下であるか確認する。
燃料消費量計算部22は、熱不足分が所定の閾値以下でない場合(ステップS109でNo)、ボイラ等の熱源機器の供給熱量を変更し、再度、熱負荷予測モデルに基づいて、各熱系統の総熱負荷、過不足分熱量、熱系統の必要電力を算出する(ステップS108に移行)。
燃料消費量計算部22は、熱不足分が所定の閾値以下である場合(ステップS109でYes)、総必要電力量を算出する。
燃料消費量計算部22は、総発電量と総必要電力量の差分を算出する。
燃料消費量計算部22は、総発電量と総必要電力量の差分が所定の閾値以下であるか確認する。
燃料消費量計算部22は、総発電量と総必要電力量の差分が所定の閾値以下でない場合(ステップS113でNo)、需給バランス計算を行い、発電用/推進用エンジン出力を変更し、再度、総発電量や総エンジン排気熱量を算出する(ステップS105に移行)。
燃料消費量計算部22は、総発電量と総必要電力量の差分が所定の閾値以下である場合(ステップS113でYes)、燃料消費量を算出する。
燃料消費量計算部22は、算出された燃料消費量を最適な燃料消費量として決定する。
以下に、上記の基本計算処理における各予測モデルの計算手法の詳細について説明する。
燃料消費量計算部22は、対象となる船舶固有の船型特性データベースを用いた推進エネルギー算出手法により、目標船速、気象/海象予報に基づいて、推進エネルギーを算出する。
燃料消費量計算部22は、対象となる船舶固有の室配置、形状、構造、材質、内装品情報、及び空調機器特性を考慮した空調負荷算出手法を用いて、気象/海象予報、日照、進行方向、位置、乗客、乗員データ、船内イベントデータ、乗客占有率予想データ、船内機器稼働条件等に基づいて、船内冷暖房負荷を算出する。
燃料消費量計算部22は、対象となる船舶で必要な電力のうち、推進系、空調系、熱系統以外で必要な電力(照明、室内機器、エンジン補機、空調補機等)をそれぞれの電力特性、需要予測データベースを用いて、気象/海象予報、日照、進行方向、位置、乗客、乗員データ、船内イベントデータ、乗客占有率予想データ、船内機器稼働条件等に基づいて、それぞれの電力量を算出し、船内総電力値を算出する。
燃料消費量計算部22は、対象となる船舶固有の熱系統(蒸気系統、温水系統、冷水系統等)において、各系統に接続される機器の必要熱量及び必要電力量を、それぞれの機器の熱負荷特性、電力負荷特性、熱需要予測データベースを用いて、発電用/推進用エンジン出力の初期値、空調負荷予測値、気象/海象予報、日照、進行方向、位置、乗客、乗員データ、船内イベントデータ、乗客占有率予想データ、船内機器稼働条件等に基づいて、それぞれの熱負荷、電力量を算出する。このとき、熱系統の各系統における総熱負荷、過不足分熱量、熱系統の必要電力を算出する。
図4を参照して、上記の基本計算処理(図3参照)に空調の最適化処理を追加した場合について説明する。ここでは、上記の基本計算処理との差分についてのみ説明する。
燃料消費量計算部22は、不足分熱量の供給源である熱源機器の燃料消費量が最適(最少)であるか確認する。燃料消費量が最適(最少)である場合(ステップS201でYes)、算出された燃料消費量を最適な燃料消費量として決定する(ステップS116に移行)。
燃料消費量計算部22は、燃料消費量が最適(最少)でない場合(ステップS201でNo)、熱源機器の負荷分散を変更し、再度、発電用/推進用エンジン出力の初期値を設定する(ステップS104に移行)。
図5を参照して、上記の計算処理(図4参照)に、更にボイラ等の熱源機器の供給熱量の初期値を設定する処理を追加した場合について説明する。ここでは、上記の計算処理との差分についてのみ説明する。
燃料消費量計算部22は、総発電量や総エンジン排気熱量を算出した後(ステップS105の後)、ボイラ等の熱源機器の供給熱量の初期値を設定する。その後、熱負荷予測モデルに基づいて、各熱系統の総熱負荷、過不足分熱量、熱系統の必要電力を算出する(ステップS108に移行)。
図6A、図6Bを参照して、上記の計算処理(図5参照)において、更に排熱回収機器を追加した場合の計算処理について説明する。ここでは、上記の計算処理との差分についてのみ説明する。
燃料消費量計算部22は、熱源機器の負荷分散を決定した後(ステップS103の後)、エンジン出力に応じた排熱回収機器の負荷率の初期値を設定する。なお、排熱回収機器が複数ある場合、燃料消費量計算部22は、各排熱回収機器の排熱利用の優先順位と、排熱利用量の上限値と、負荷率の初期値を設定する。その後、発電用/推進用エンジン出力の初期値を設定する(ステップS104に移行)。
燃料消費量計算部22は、総発電量と総必要電力量の差分が所定の閾値以下である場合(ステップS113でYes)、排熱回収機器の発電量に伴うエンジン効率変動を加味した燃料消費量を算出する。
燃料消費量計算部22は、エンジン効率変動を加味した燃料消費量が最適(最少)であるか確認する。エンジン効率変動を加味した燃料消費量が最適(最少)である場合(ステップS403でYes)、更に、不足分熱量の供給源である熱源機器の燃料消費量が最適(最少)であるか確認する(ステップS201に移行)。
燃料消費量計算部22は、エンジン効率変動を加味した燃料消費量が最適(最少)でない場合(ステップS403でNo)、排熱回収機器の発電負荷率を変更し、再度、発電用/推進用エンジン出力の初期値を設定する(ステップS104に移行)。
本実施形態を適用することにより、排熱回収機器を備えた排熱回収システムを搭載する船舶の最適な運用計画が作成可能となり、燃費低減運航が可能となる。
なお、上記の各実施形態は、組み合わせて実施することも可能である。例えば、運航計画作成時(運航前)には第2実施形態を実施し、リアルタイム最適運転制御時(運航中)には第1実施形態を実施することが考えられる。この場合、本発明に係るエネルギー管理システムは、図7に示すように、全実施形態が実施可能な構成となる。
図7に示すように、本実施形態に係るエネルギー管理システムは、リアルタイム最適運転制御部10と、運航計画作成部20を備える。
以下に、本発明に係るエネルギー管理システムを実現するための具体的なハードウェアの例について説明する。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、実際には、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
11… 入力値取得部
12… 目標値設定部
13… 指令値計算部
14… 指令値出力部
20… 運航計画作成部
21… 予測データ作成部
22… 燃料消費量計算部
23… 運転計画部
24… 運転計画更新部
25… 運転実績記憶部
Claims (7)
- 発電システムとしてエンジン発電機と排熱回収機器とを有する船舶におけるエネルギー管理システムであって、
船内全体の電力需要と熱需要を入力する手段と、
前記船内全体の電力需要及び熱需要と、船速、推進出力、エンジン出力、及び燃料消費率のうち少なくとも1つにおける目標値とを満たす電力系統及び熱系統の需給バランス計算を行い、燃費を最少とする発電用エンジン出力、推進用エンジン出力、及び排熱回収機器出力の最適点を算出する手段と、
前記最適点に基づき、発電用エンジン出力、推進用エンジン出力、及び排熱回収機器出力、並びに船内機器運転制御のそれぞれの指令値を出力する手段と
を具備する
エネルギー管理システム。 - 請求項1に記載のエネルギー管理システムであって、
前記最適点を算出する手段は、
反復法による球根アルゴリズムを用いて前記需給バランス計算を行い、前記排熱回収機器を具備する熱系統の計算では、高圧蒸気系統、低圧蒸気系統、温水系統、及び冷水系統の各系統の過不足熱量を算出し、不足分熱量に応じて熱源機器を稼働させ、実機構成を反映した計算を行う手段と、
前記指令値と、時々刻々変化する前記船内全体の電力需要と熱需要とにより変動する前記最適点を算出する手段と
を含む
エネルギー管理システム。 - 請求項1又は2に記載のエネルギー管理システムであって、
評価対象とする航海について、過去の実績データベースから類似ケースを抽出して参照し、運航計画、船内の居住区及び施設で想定される需要の発生状況に基づいて時系列のエネルギー需要の予測データを作成する手段と、
前記予測データに基づいて電力系統及び熱系統の需給バランス計算を行い、時系列の燃料消費量、電力消費量、及び熱消費量、並びに船内機器の運転計画を算出する手段と、
運航後、実績データ、及び前記実績データと前記予測データとの偏差を、前記実績データベースに蓄積して、次の航海にフィードバックする手段と
を更に具備する
エネルギー管理システム。 - 請求項3に記載のエネルギー管理システムであって、
運行中、前記予測データの更新周期に合わせて前記予測データを更新する手段と、
当初の予測データとの偏差の累計が許容範囲を超えた場合、再度、前記予測データに基づいて電力系統及び熱系統の需給バランス計算を行い、時系列の燃料消費量、電力消費量、及び熱消費量、並びに船内機器の運転計画を算出する手段と
を更に具備する
エネルギー管理システム。 - 請求項3又は4に記載のエネルギー管理システムであって、
前記予測データに、発生時間の変更可否及び発生有無を示す属性を持たせて、変更可能な需要に優先度を割当てる手段と、
不足分熱量に応じて熱源機器が稼働している時間帯を特定する手段と、
前記変更可能な需要のうち、優先度の高い順に熱需要を変更させた場合の熱系統の計算を行う手段と、
前記変更可能な需要のうち、優先度の高い順に電力需要を変更させた場合の電力系統の計算を行う手段と、
対象時間帯を一定時間間隔に分割し、制約条件を満たす範囲において発生タイミングを順番にシフトさせ、再度需給バランス計算を行う手段と、
上記の計算を繰り返し実行し、最も燃費低減効果が大きいものを選択する手段と
を更に具備する
エネルギー管理システム。 - 発電システムとしてエンジン発電機と排熱回収機器とを有する船舶において実施されるエネルギー管理方法であって、
船内全体の電力需要と熱需要を入力することと、
前記船内全体の電力需要及び熱需要と、船速、推進出力、エンジン出力、及び燃料消費率のうち少なくとも1つにおける目標値とを満たす電力系統及び熱系統の需給バランス計算を行い、燃費を最少とする発電用エンジン出力、推進用エンジン出力、及び排熱回収機器出力の最適点を算出することと、
前記最適点に基づき、発電用エンジン出力、推進用エンジン出力、及び排熱回収機器出力、並びに船内機器運転制御のそれぞれの指令値を出力することと
を含む
エネルギー管理方法。 - 発電システムとしてエンジン発電機と排熱回収機器とを有する船舶におけるエネルギー管理用のプログラムであって、
船内全体の電力需要と熱需要を入力するステップと、
前記船内全体の電力需要及び熱需要と、船速、推進出力、エンジン出力、及び燃料消費率のうち少なくとも1つにおける目標値とを満たす電力系統及び熱系統の需給バランス計算を行い、燃費を最少とする発電用エンジン出力、推進用エンジン出力、及び排熱回収機器出力の最適点を算出するステップと、
前記最適点に基づき、発電用エンジン出力、推進用エンジン出力、及び排熱回収機器出力、並びに船内機器運転制御のそれぞれの指令値を出力するステップとを電子機器に実行させるための
プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013032336A JP5859469B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | エネルギー管理システム、及びエネルギー管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013032336A JP5859469B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | エネルギー管理システム、及びエネルギー管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014165950A JP2014165950A (ja) | 2014-09-08 |
JP5859469B2 true JP5859469B2 (ja) | 2016-02-10 |
Family
ID=51616112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013032336A Active JP5859469B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | エネルギー管理システム、及びエネルギー管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5859469B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6630038B2 (ja) * | 2014-11-10 | 2020-01-15 | 株式会社東光高岳 | 需給制御装置、電力供給システム及び需給制御方法 |
WO2018078875A1 (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-03 | 株式会社 東芝 | 水素エネルギーシステム、水素エネルギーシステムの制御方法、及びプログラム |
CN109830953B (zh) * | 2019-04-02 | 2020-05-15 | 山西汾西重工有限责任公司 | 基于直流组网发电系统的柴油发电机组的功率分配方法 |
CN110516885B (zh) * | 2019-08-30 | 2023-05-16 | 大连海事大学 | 基于spso与qpso混合优化的船舶能量管理方法 |
KR102247165B1 (ko) * | 2020-02-28 | 2021-04-30 | 한국해양대학교 산학협력단 | 머신러닝 기반 선박 에너지-전력제어 관리시스템 |
CN113949107B (zh) * | 2021-10-27 | 2024-02-23 | 武汉理工大学 | 一种风光柴储混合多能源船舶能量管理方法 |
CN114862004B (zh) * | 2022-04-27 | 2024-09-13 | 合肥金人科技有限公司 | 一种基于神经网络的能源系统多能协同预测方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62221825A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-29 | 三菱重工業株式会社 | 自動運転制御装置 |
JP4626878B2 (ja) * | 2007-12-05 | 2011-02-09 | 西芝電機株式会社 | 船内電力システム |
JP5403648B2 (ja) * | 2008-07-17 | 2014-01-29 | 独立行政法人海上技術安全研究所 | 船舶の噴出気体供給方法及び噴出気体制御装置 |
JP5295212B2 (ja) * | 2010-12-07 | 2013-09-18 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 船舶発電システムの制御方法、船舶発電システムの制御プログラム、および船舶発電システムの制御装置 |
JP5829814B2 (ja) * | 2011-02-09 | 2015-12-09 | 川崎重工業株式会社 | 舶用発電システム |
-
2013
- 2013-02-21 JP JP2013032336A patent/JP5859469B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014165950A (ja) | 2014-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5859469B2 (ja) | エネルギー管理システム、及びエネルギー管理方法 | |
JP5931712B2 (ja) | エネルギー最適運用システム、エネルギー最適運用方法 | |
Amini et al. | Hierarchical MPC for robust eco-cooling of connected and automated vehicles and its application to electric vehicle battery thermal management | |
Wang et al. | Integration of plug-in hybrid electric vehicles into energy and comfort management for smart building | |
Wang et al. | Multi-agent control system with intelligent optimization for smart and energy-efficient buildings | |
JP6000118B2 (ja) | 運航支援システム、及び運航支援方法 | |
JP4347602B2 (ja) | 熱源運転支援制御方法、システムおよびプログラム | |
JP6282071B2 (ja) | 空調制御システム及び空調制御方法 | |
CN111445107B (zh) | 冷热电联供型微电网多目标优化配置方法 | |
JP5986920B2 (ja) | 運航支援システム、及び運航支援方法 | |
JP2013532094A (ja) | 船舶におけるエネルギー使用量の制御方法及び装置 | |
Gladin et al. | A parametric study of hybrid electric gas turbine propulsion as a function of aircraft size class and technology level | |
Wang et al. | Sizing and control of a hybrid ship propulsion system using multi-objective double-layer optimization | |
Kessels et al. | Smart vehicle powernet enabling complete vehicle energy management | |
Barone et al. | How to achieve energy efficiency and sustainability of large ships: a new tool to optimize the operation of on-board diesel generators | |
Kharchenko et al. | Simulating the traction electric drive operation of a trolleybus equipped with mixed excitation motors and a DC-DC converter | |
US20110295585A1 (en) | Optimal self-maintained energy management system and use | |
JP6535173B2 (ja) | 分散型エネルギーシステムの構成最適化方法及び装置 | |
JP2001065959A (ja) | エネルギー供給機器の制御方法及びその装置 | |
JP6121317B2 (ja) | 船速制御装置、船速制御システム、船速制御方法及び船速制御用プログラム | |
JP6075206B2 (ja) | 電力設備運転計画システム及びその方法 | |
JP5931773B2 (ja) | 運用計画支援システム、運用計画支援方法、及びプログラム | |
US11933513B2 (en) | Building control system with setpoint injection for online system identification | |
JP2007220665A (ja) | コージェネレーションシステム用運転計画装置および運転計画方法 | |
JP2001295700A (ja) | エネルギ供給システムの制御 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150908 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151216 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5859469 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |