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JP5846028B2 - 用紙処理装置及び用紙処理方法 - Google Patents

用紙処理装置及び用紙処理方法 Download PDF

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JP5846028B2 JP2012094710A JP2012094710A JP5846028B2 JP 5846028 B2 JP5846028 B2 JP 5846028B2 JP 2012094710 A JP2012094710 A JP 2012094710A JP 2012094710 A JP2012094710 A JP 2012094710A JP 5846028 B2 JP5846028 B2 JP 5846028B2
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Description

本発明は、画像が形成された用紙に対して折り目を形成する用紙処理装置及び用紙処理方法に関する。
画像形成装置において各種の用紙処理装置を接続することで、さまざまな製本処理が可能になり、印刷装置として使用することができる。
たとえば、図22に示すように、用紙の中央折り目(a1)を形成して用紙を中折りにした用紙束として、その束の折り目部分にステープル処理(図22のST)をして中綴じ製本が可能である。
さらに、図23のように、中綴じした用紙束の背の部分にローラ等で圧力を掛け、角b1,b2の折り目をつけて背表紙部分を作り、無線綴じに似た状態にする角背処理が可能である。
なお、このような中綴じ処理や角背処理については、以下の特許文献に提案されている。
特開2009−120398号公報 特開2004−196523号公報 特開2011−116101号公報
以上の特許文献1では、用紙の中央部分の背折り部分を両側からローラで挟むことにより中綴じのための中折りを実行しているが、角背処理の有無に応じてローラの挟持圧を変更するようにして、角背処理を良好に行うようにしている。
また、以上の特許文献2には、折り目を際立たせる機構についての提案がなされている。
そして、以上の特許文献3には、紙種に応じて適切な角背処理を行う際の制御についての提案がなされている。
なお、以上の中折り処理と中綴じ処理の後に角背処理を実行するため、図24のように、背表紙の部分に中綴じ処理の際の中折り跡a1’が残ってしまい、冊子品位が低下することが判明した。
この場合において、厚みがある折りナイフや先端が尖っていない折りナイフを使用することで背表紙における中折り跡を目立たなくすることは可能と考えられる。
しかしながら、同時に背表紙以外の全ての用紙についても折り目が弱くなるため、中折りとして全体的に好ましくない状態になってしまう。すなわち、中折りにより適切な折り目を付けておかないと、折り部から重ね合わせ部や中綴じ部への搬送や、重ね合わせ部や中綴じ部における位置決めなどで、綴じ位置の精度を保つことができないという新たな問題が発生する。
すなわち、背表紙の中折り跡を消して冊子品位を向上させることと、背表紙以外の用紙全体として適切な折り目を付けることとを、両立させることができなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能な用紙処理装置及び用紙処理方法を提供することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)この発明は、用紙の折り目の谷となる部分に折りナイフを押し当てつつ、該用紙の折り目の山となる部分を、第1ローラ及び第2ローラからなる複数ローラに挟み込むことで、該用紙に折り目を形成する折り部と、前記複数ローラの回転、前記折りナイフの移動、前記複数ローラの挟持圧力を制御する制御部と、を備えた用紙処理装置により前記用紙に折り目を形成する際に、前記複数ローラに前記用紙を挟み込んだ後に、前記複数ローラを回転させることで前記用紙を前記折りナイフと共に排出する第1折りモード、前記複数ローラに前記用紙を挟み込んだ後に、前記複数ローラを回転させない状態で前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、その後に前記複数ローラを回転させることで前記用紙を排出する第2折りモード、の2つのモードを切り替え可能に有する。
(2)また、以上の(1)において、前記用紙処理装置は、折り目が形成された複数枚の用紙からなる用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す角背処理部を備え、前記角背処理が施される場合には、前記用紙束の少なくとも最も外側になる前記用紙に対しては前記第1折りモードによって折り目を形成する。
(3)また、以上の(1)−(2)において、前記用紙束の最も外側になる前記用紙以外の用紙に対しては前記第2折りモードによって折り目を形成する。
(4)また、以上の(1)−(3)において、前記第1折りモードによって折り目を形成する際に、前記用紙を前記複数ローラに挟み込む際の前記挟持圧力よりも、前記用紙を前記ローラから排出する際の前記挟持圧力を高める。
(5)また、以上の(1)−(4)において、前記第2折りモードによって折り目を形成する際に、前記挟持圧力を所定の値に保ち、前記複数ローラを回動自在に保った状態で該複数ローラに前記用紙を挟み込み、前記用紙が前記折りナイフと共に前記複数ローラに挟み込まれた状態において前記挟持圧力を高め、前記複数ローラを回転させない状態で、前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、前記複数ローラを回転させることで前記用紙を排出する。
(6)また、以上の(1)−(5)において、前記複数ローラを第1ローラ群、前記複数ローラの一方に接するように配置された第3ローラ及びこの第3ローラと接する前記一方のローラにより第2ローラ群を構成し、前記折りナイフより刃厚が薄い第2折りナイフを備え、前記用紙の中心以外の位置に第1折り目を形成するように、前記第1ローラ群間に前記用紙を挟み込んだ後に、前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、前記用紙が前記第1ローラ群から排出されると共に前記第2ローラ群に挟み込まれる方向に前記第1ローラ群と前記第2ローラ群とを回転させつつ、前記用紙に第2折り目を形成するように、該第2折り目の谷となる部分に第2折りナイフを押し当てつつ、前記用紙を前記第2ローラ群に挟み込む。
本発明によると、以下のような効果が得られる。
この発明の用紙処理装置により用紙に折り目を形成する際には、前記複数ローラに用紙を挟み込んだ後に、複数ローラを回転させることで用紙を折りナイフと共に排出する第1折りモード、前記複数ローラに用紙を挟み込んだ後に、複数ローラを回転させない状態で用紙に挟まれた折りナイフを引き抜き、その後に複数ローラを回転させることで用紙を排出する第2折りモード、の2つのモードを切り替え可能に有している。
このため、第1折りモードでは折りナイフを挟んだ用紙が複数ローラから排出されるため折り目が弱く付き、第2折りモードでは折りナイフを挟まない用紙のみが複数ローラから排出されるため折り目が強く付く。すなわち、中折り跡を消して冊子品位を向上させることと、適切な折り目を付けることとを、両立させることができるようになり、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能になる。
また、角背処理が施される場合には、用紙束の少なくとも最も外側になる用紙に対しては第1折りモードによって折り目を形成することにより、角背処理時に背表紙の中折り跡を消して冊子品位を向上させることが可能になり、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能になる。
また、用紙束の最も外側になる用紙以外の用紙に対しては第2折りモードによって折り目を形成することで、背表紙以外の用紙全体として適切な折り目を付けることとができ、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能になる。
また、第1折りモードによって折り目を形成する際に、用紙を複数ローラに挟み込む際の挟持圧力よりも、用紙をローラから排出する際の挟持圧力を高めることで、用紙と折りナイフとが一体として確実に排出されるため、中折り跡を消して冊子品位を向上させることができ、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能になる。
また、第2折りモードによって折り目を形成する際に、挟持圧力を所定の値に保ち、前記複数ローラに用紙を挟み込み、用紙が折りナイフと共に複数ローラに挟み込まれた状態において挟持圧力を高め、複数ローラを回転させない状態で、用紙に挟まれた折りナイフを引き抜き、複数ローラを回転させることで用紙を排出することで、用紙を残して折りナイフを確実に引き抜くことが可能になり、適切な折り目を付けることとができ、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能になる。
また、用紙の中心以外の位置に第1折り目を形成するように、第1ローラ群間に用紙を挟み込んだ後に、用紙に挟まれた折りナイフを引き抜き、用紙が第1ローラ群から排出されると共に第2ローラ群に挟み込まれる方向に第1ローラ群と第2ローラ群とを回転させつつ、用紙に第2折り目を形成するように、該第2折り目の谷となる部分に第2折りナイフを押し当てつつ、用紙を第2ローラ群に挟み込むことで、三つ折りとして適切な折り目を付けることとができ、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能になる。
本発明の実施形態の用紙処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の基本動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の反転搬送装置の動作状態を示す説明図である。 中綴じの様子を示す説明図である。 角背処理の様子を示す説明図である。 角背処理の様子を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔画像形成システムの構成〕
図1と図2とを参照して、本実施の形態に係る用紙処理装置を備える画像形成システムの構成について説明する。図1と図2とに示すように、この画像形成システムは、画像形成装置100と、反転搬送装置200と、用紙処理装置300と、用紙処理装置400と、を有している。
画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に用紙処理装置としてシステム全体を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、操作者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部104と、収容されている用紙を給紙する給紙部105と、給紙され画像形成される用紙を所定速度で搬送する搬送部110と、原稿をスキャンして画像データを生成する原稿読込部120と、画像形成する際のイメージデータや各種データを記憶する記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令とイメージデータとに基づいて画像形成(印刷)を実行する画像形成部150と、を備えて構成されている。なお、画像形成装置100で画像形成された用紙は、後段の反転搬送装置200に向けて搬出される。
反転搬送装置200は、画像形成装置100の後段に接続されており、反転搬送装置200内の各部を制御する制御部201と、画像形成装置100や用紙処理装置300と通信するための通信部202と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部204と、用紙を所定速度で搬送する搬送部210と、画像形成装置100からの用紙を反転させる反転部220と、反転された用紙を整合する整合部230と、を備えて構成される。
用紙処理装置300は、反転搬送装置200の後段に接続されており、用紙処理装置300内の各部を制御する制御部301と、画像形成装置100や反転搬送装置200と通信するための通信部302と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部304と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部305と、用紙を所定速度で搬送する搬送部310と、用紙を中折り又は3つ折りに折る折り部320と、後処理のために用紙を重ね合わせて用紙束とする重ね合わせ部330と、折り部320で折られた用紙に後処理として中綴じを施す中綴じ部340と、中綴じ用の折り目が形成された用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す角背処理部350と、中綴じされた用紙束の小口部分を断裁する断裁部360と、中綴じ或いは中折りされた用紙束を排出する排出部390と、を備えて構成される。
用紙処理装置400は、用紙処理装置300の後段に接続されており、用紙処理装置400内の各部を制御する制御部401と、画像形成装置100や用紙処理装置300と通信するための通信部402と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部404と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部405と、用紙を所定速度で搬送する搬送部410と、用紙束にステープルを施すステープル部420と、メイントレイを排出先として用紙を排出するメイントレイ排出部440と、サブトレイを排出先として用紙を排出するサブトレイ排出部450と、を備えて構成される。
なお、画像形成装置100から、図2のX方向に搬送されてきた用紙を、用紙処理装置400で後処理する場合には、そのままX方向に搬送しつつ後処理を実行して排出する。一方、用紙処理装置300において後処理を実行する場合は、図2のように、折り部320においてY方向を稜線として中折りし、Y方向に搬送しつつ、重ね合わせ部330と中綴じ部340とで重ね合わせしつつ中綴じを実行し、さらに、Y方向に搬送して角背処理部350でローラ350Rにより背表紙の部分を平坦にする角背処理を施すことで、後処理の実行効率が高まり、画像形成システムとして生産性を高めることが可能になる。そして、角背処理された用紙束は、図3に示されるように、−X方向に搬送されて断裁部360小口部分が断裁された後、Z方向に搬送されて、排出ローラ390rと排出ベルト390bによりX方向に排出される。
また、図1〜図3における、画像形成装置100、反転搬送装置200、用紙処理装置300、用紙処理装置400の接続は画像形成システムの一例であって、このような接続に限定されるものではない。
〔基本動作〕
以下、図4以降のフローチャートを参照して、本実施形態の基本動作についての説明を行う。ここでは、図1と図2の接続状態の画像形成システムにおける用紙処理装置300を具体例にする。
画像形成が開始されると、用紙処理装置300の制御部301は後処理についての処理モードに関連する情報(後処理モード情報)を制御部101に対して要求する(図4中のステップS11)。
ここでは、用紙処理装置300として、折り種別(中折り/三つ折り),中綴じ有無,及び角背処理有無に関する後処理モード情報を要求する。また、この実施形態において、用紙処理装置300は、以上の後処理モード情報に加え、用紙処理する用紙が表紙ページであるか否かの情報を要求する。
以上の制御部301による後処理モード情報の要求に対して、制御部101はジョブ情報から用紙処理装置300に関連する後処理モード情報を制御部301に通知する。なお、画像形成の開始前に画像形成装置100の操作表示部103において、あるいは図示されない外部PCの操作画面において、後処理に関する設定がなされている。従って、制御部101は、このような後処理に関する設定に基づいて必要な情報を抽出して、後処理モード情報を制御部301に通知する。
制御部101から後処理モード情報を受信した制御部301は、実行する画像形成についての用紙処理の折り種類が「三つ折り」であるか「中折り」であるかといった折り種別を判断する(図4中のステップS12)。
ここで、実行する用紙処理について折り種類が「三つ折り」であれば(図4中のステップS12で「三つ折り」)、制御部301は折り部320に対して三つ折りの指示を与え、折り部320は三つ折り制御を実行して用紙を三つ折りにする(図4中のステップS17)。なお、この三つ折り制御としては、折り部320が、巻き三つ折りなどの折り方で用紙を折る既知の制御であるが、詳細説明を後に行う。
一方、実行する用紙処理について折り種類が「中折り」であれば(図4中のステップS12で「中折り」)、角背処理が選択されているか否かを制御部301が判断する(図4中のステップS13)。
ここで、中折りであって、角背処理無しであれば(図4中のステップS13でNO)、制御部301は折り部320に対して通常用中折り制御として第2折りモード制御の指示を与え、折り部320は通常の中折り制御を実行して用紙を二つ折りにする(図4中のステップS15)。
また、実行する用紙処理について、中折りであって角背処理有りであれば(図4中のステップS13でYES)、用紙処理の対象となるページが表紙ページであるか否かを制御部301が判断する(図4中のステップS14)。
中折りであって、角背処理有りであって、用紙が表紙でなければ(図4中のステップS14でNO)、制御部301は折り部320に対して通常用中折り制御として第2折りモード制御の指示を与え、折り部320は通常の中折り制御を実行して用紙を二つ折りにする(図4中のステップS15)。
一方、中折りであって、角背処理有りであって、用紙が表紙であれば(図4中のステップS14でYES)、制御部301は折り部320に対して表紙用中折り制御として第1折りモード制御の指示を与え、折り部320は表紙に適した中折り制御を実行して用紙を二つ折りにする(図4中のステップS16)。
なお、ここで、通常用中折り制御とは、後に説明するが、折りの跡がスジ状に残る通常の折り目をつける中折り制御である。また、表紙用中折り制御とは、後に説明するが、通常用中折り制御よりも中折りの折り目を弱く目立たなくする処理である。
なお、ここでは、表紙であるか否かを判断したが、表紙と表紙に近い1〜2枚の用紙、あるいは、それ以外の用紙、という判断であってもよい。厚紙の場合には、表紙に近い1〜3ページの用紙の影響で図24のような中折りの跡が目立つ場合が発生するためである。この場合、用紙厚に応じて、用紙が薄い場合には表紙のみ、用紙が厚い場合には表紙+数枚を、第1折りモード制御としてもよい。
〔折り部の構成〕
ここで、第1折りモード制御が実行される折り部320の構成を、図5を参照して説明しておく。
図5は用紙処理装置300における折り部320の基本構成をXZ平面にて示す断面構成図である。ここで、画像形成装置100や反転搬送装置200から折り部320に搬送されてくる用紙は、搬送ローラ3211,3212、搬送ローラ3221,3222によって折り部320内を所定速度で搬送される。
そして、折り部320で折りを実行する場合には、先端ストッパ3230により用紙が所定位置に規制された状態で停止する。この後、折りナイフ駆動部3251により、Y方向を長手方向とする折りナイフ3250が折りローラ3241,3242間でZ方向に伸長することで、折りローラ3241,3242間に用紙が挟持されて、折り目が形成される。この際、折りローラ3241,3242は回動自在な状態にされている。そして、折りナイフ3250がタイマで設定された一定時間だけ上昇した後に停止し、折りローラ3241,3242の回転駆動により用紙と折りナイフ3250とは戻る方向に駆動される。なお、この折り部320により、中綴じ用に用紙の中央に折り目を付ける中折りのほか、用紙の2カ所に折り目を付ける三つ折りも実行可能である。
また、以上の構成において、折りローラ3241,3242が、中折りと三つ折り時において第1折り目形成のための、第1ローラ群を構成する複数ローラである。また、折りローラ3242,3243が、三つ折り時において第2折り目形成のための、第2ローラ群を構成する複数ローラである。なお、折りローラ3241,3242が駆動ローラであり、折りローラ3243が従動ローラである。
また、以上の構成において、折りローラ3241,3242は、中間に用紙を挟持搬送する際に、用紙に対する挟持圧力を可変にする挟持圧力印加部(図示せず)が設けられている。
また、この実施形態において、折りナイフ3250は、角背処理の表紙の中折りにおいて折り跡が目立たなくなるように、従来の折りナイフよりも厚みがあり、先端が尖っていない状態に構成されている。
〔第1折りモード制御〕
以下、図6のフローチャートを参照して、通常用中折り制御としての第1折りモード制御について説明する。
ここで、第1折りモード制御とは、角背処理を用紙束の表紙となる用紙に施す場合に、従来の折りナイフよりも厚みがあり先端が尖っていない状態の折りナイフを用いて、通常用中折り制御よりも中折りの折り目を弱く目立たない状態にする処理の制御である。
まず、通常用中折り制御開始にあたり、画像形成装置100から搬送されて来た用紙が先端ストッパ3230により所定位置に規制された状態で停止した状態(図5)において、制御部301は、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を弱圧に制御し(図6中のステップS101)、図7に示すように、用紙折り目の谷となる部分に折りナイフ3250を当てて、折りローラ3241,3242間に用紙と折りナイフ3250とを挿入するように折りナイフ駆動部3251を制御する(図6中のステップS102)。これにより、用紙と折りナイフ3250とが一体となって、折りローラ3241,3242間に用紙が挟持される。なお、この際には、折りローラ3241,3242間への用紙と折りナイフとの挿入により、回動自在な状態の折りローラ3241,3242は正転方向(用紙が挿入される方向)に回転する。
この折りナイフ駆動部3251による折りナイフ3250の駆動が一定時間あるいはセンサにより検知される位置まで行われたことが制御部301に検知された後(図6中のステップS103)、制御部301は、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を強圧に切り替える(図6中のステップS104、図8)。
この挟持圧力の切り替えが行われたことが制御部301に検知された後(図6中のステップS105でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242を逆転方向(用紙を元の位置に排出する方向)に駆動すると共に折りナイフ駆動部3251により折りナイフ3250を待機位置に戻す方向に駆動して(図6中のステップS106)、用紙と折りナイフ3250とを共に折りローラ3241,3242間から排出する(図6中のステップS107、図9)。
用紙と折りナイフ3250とが折りローラ3241,3242間から排出完了されたことが検知され(図6中のステップS108でYES)、さらに、以上の第1折りモードの制御で実行すべき各ステップが完了したことが検知されると(図6中のステップS109でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242の回転駆動を停止し(図6中のステップS110)、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を弱圧に切り替える(図6中のステップS111、図10)。
このため、第1折りモードでは、従来の折りナイフよりも厚みがあり、先端が尖っていない状態の折りナイフ3250を挟んだ用紙が複数ローラから排出されるため、用紙の折り目として、折りナイフ3250の先端形状に合わせた折り目が弱く付く。すなわち、角背処理の際に中折り跡を消して冊子品位を向上させることが可能になる。
〔第2折りモード制御〕
以下、図11のフローチャートを参照して、通常用中折り制御としての第2折りモード制御について説明する。
ここで、第2折りモード制御とは、従来の折りナイフよりも厚みがあり先端が尖っていない状態の折りナイフにより折り目を弱くできる折り部を用いた場合にも、従来同様の適切で鮮鋭な折り目を形成する処理の制御である。
まず、通常用中折り制御開始にあたり、画像形成装置100から搬送されて来た用紙が先端ストッパ3230により所定位置に規制された状態で停止した状態(図5)において、制御部301は、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を弱圧に制御し(図11中のステップS201)、図12に示すように、折りローラ3241,3242を正転方向(用紙が挿入される方向)に回転させつつ(図11中のステップS202)、用紙折り目の谷となる部分に折りナイフ3250を当てて、折りローラ3241,3242間に用紙と折りナイフ3250とを挿入するように折りナイフ駆動部3251を制御する(図11中のステップS203)。これにより、用紙と折りナイフ3250とが一体となって、折りローラ3241,3242間に用紙が挟持される。
なお、図12〜図16の状態説明図では、図示を明瞭にするため用紙を1枚のみの状態で示しているが、実際には複数枚の用紙を同時に処理することが可能である。
この折りナイフ駆動部3251による折りナイフ3250の駆動が一定時間あるいはセンサにより検知される位置まで行われたことが制御部301に検知された後(図11中のステップS204でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を強圧に切り替える(図11中のステップS205、図13)。
この挟持圧力の切り替えが行われたことが検知された後、制御部301は、折りローラ3241,3242の回転を停止させ(図11中のステップS206)、さらに、折りローラ3241,3242を停止状態に固定する(図11中のステップS207)。
そして、折りローラ3241,3242の停止状態固定の制御完了が検知された後(図11中のステップS208でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242を固定状態に保ちつつ、折りナイフ駆動部3251により折りナイフ3250を待機位置に戻す方向に駆動して、用紙とは別に折りナイフ3250のみを折りローラ3241,3242間から排出する(図11中のステップS209、図14)。この状態では、固定状態の折りローラ3241,3242が強い挟持圧力で用紙を押さえているため、用紙は動かずに、折りナイフ3250のみが引き抜かれる。
そして、示されないセンサ等により折りナイフ3250の引き抜き完了が検知されると(図11中のステップS210でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242を逆転方向(用紙を元の位置に排出する方向)に駆動する(図6中のステップS211)。この際に、折りナイフ3250が挟まれない状態で、用紙の折り目の部分が強い挟持圧力の折りローラ3241,3242間で押しつぶされるため(図15参照)、従来同様の適切で鮮鋭な折り目が形成される。
用紙が折りローラ3241,3242間から排出完了されたことが検知され、以上の第2折りモードの制御で実行すべき各ステップが完了したことが検知されると(図11中のステップS212でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242の回転駆動を停止し(図11中のステップS213)、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を弱圧に切り替える(図11中のステップS214、図16)。
このため、第2折りモードでは、従来の折りナイフよりも厚みがあり、先端が尖っていない状態の折りナイフ3250を用いている場合であっても、折りナイフを挟まない用紙のみが複数ローラから排出されるため折り目が強く付く。すなわち、中折り跡を消して冊子品位を向上させるための折りナイフ3250を用いた場合であっても、従来同様な適切で鮮鋭な折り目を付けることとが可能になり、用途に応じた適切な中折り処理を実行することが可能になる。
〔三つ折りモード制御〕
以下、図17のフローチャートを参照して、三つ折りモード制御について説明する。
なお、ここでは、折りローラ3241,3242が、三つ折り時の第1折り目形成のための、第1ローラ群を構成する複数ローラである。また、折りローラ3242,3243が、三つ折り時において第2折り目形成のための、第2ローラ群を構成する複数ローラである。
ここで、三つ折りモード制御としては、巻き三つ折りを具体例にして説明する。また、中折りにも使用する折りナイフ3250は、上述したように、従来の折りナイフよりも厚みがあり先端が尖っていない状態の折りナイフであり、ここでは、第1折りナイフ3250と呼ぶ。一方、第2折り目形成のための第2折りナイフ3252については、従来同様の薄く尖った状態のナイフである。なお、第2折りナイフ3252を駆動する折りナイフ駆動部については、折りナイフ駆動部3251と同様の構成の物を使用することができるため、図示を省略している。
まず、通常用中折り制御開始にあたり、画像形成装置100から搬送されて来た用紙が、三つ折りの第1折り目を形成するのに適した所定位置に規制された状態で停止した状態において、制御部301は、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を強圧に制御し(図17中のステップS301)、図18に示すように、折りローラ3241,3242を正転方向(用紙が挿入される方向)に回転させる(図17中のステップS302)。そして、その後に第1折り目の谷となる部分に第1折りナイフ3250を当てて、折りローラ3241,3242間に用紙と第1折りナイフ3250とを挿入するように折りナイフ駆動部3251を制御する(図17中のステップS303)。
このように、第1折りナイフ3250の挿入より先に、強い挟持圧力を掛けつつ折りローラ3241,3242を正転方向に駆動することで、従来の折りナイフよりも厚みがあり先端が尖っていない状態の第1折りナイフをした場合でも、折り目が強く付く状態で用紙が折りローラ3241,3242間に挟持される状態になる。
なお、図18〜図21の状態説明図では、図示を明瞭にするため用紙を1枚のみの状態で示しているが、実際には複数枚の用紙を同時に処理することが可能である。
この折りナイフ駆動部3251による第1折りナイフ3250の駆動が一定時間あるいはセンサにより検知される位置まで行われて切り替えタイミングに達したことが制御部301に検知された後(図17中のステップS304でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242間の挟持圧力を弱圧に切り替える(図17中のステップS305、図19)。
ここで、制御部301は、折りローラ3241,3242の回転駆動を停止して固定し(図17中のステップS306)、第1折り目についての処理が完了したかを確認できれば(図17中のステップS307でYES)、折りローラ3241,3242を固定状態に保ちつつ、折りナイフ駆動部3251により第1折りナイフ3250を待機位置に戻す方向に駆動して、用紙とは別に第1折りナイフ3250のみを折りローラ3241,3242間から排出する(図17中のステップS308)。
その後、制御部301は、折りローラ3241,3242の回転駆動により、第2折りナイフ3252と用紙の第2折り目とが適切な位置になるように駆動制御する(図17中のステップS309、図20)。なお、この際には、三つ折りによって、用紙が折り重なっていない部分が折りローラ3241,3242間に挟持された状態になる。
そして、制御部301は、図21に示すように、第2折り目の谷となる部分に第2折りナイフ3252を当てて、折りローラ3242,3243間に用紙と第2折りナイフ3252とを挿入し(図17中のステップS310)、かつ、折りローラ3241,3242,3243を正転方向(用紙が挿入される方向)に回転させる(図17中のステップS311)。ここでは、第1ローラ群の折りローラ3241,3242の間から用紙が挿入方向に抜け、第2ローラ群の折りローラ3242,3243の間には用紙の第2折り目の部分が挿入される状態になる。これにより、用紙の第2折り目の部分と第2折りナイフ3252が一体となって、第2ローラ群である折りローラ3242,3243間に挟持される状態になる。
以上の三つ折りモードの制御で第2折り目形成の実行すべき各ステップが完了したことが検知されると(図17中のステップS312でYES)、制御部301は、折りローラ3241,3242,3243の回転駆動を停止する(図17中のステップS313)。なお、この後に、制御部301は、三つ折りされた用紙をいずれかの方向に排出するよう制御する。
このため、厚みがあって先端が尖っていない第1折りナイフ3250を用いている場合であっても第1折り目として従来同様の適切で鮮鋭な第1折り目を付けることとが可能になり、また、従来同様の薄く尖った状態の第2折りナイフ3252を用いていて従来同様の適切で鮮鋭な第2折り目を付けることとが可能になる。
従って、従来の折りナイフよりも厚みがあり、先端が尖っていない状態の第1折りナイフ3250を用いている場合であっても、従来同様な適切で鮮鋭な折り目を付けることとが可能になり、中折り跡を消して冊子品位を向上させるための折りナイフ3250を用いた場合であっても、三つ折り時には従来同様な適切で鮮鋭な折り目を付けることとが可能になり、用途に応じた適切な中折り処理や三つ折り処理を実行することが可能になる。
〔その他の実施形態〕
以上の実施形態では、X方向に画像形成された用紙を搬送している画像形成システムにおいて、中折りや中綴じの用紙をY方向に搬送するとしていたが、これに限定されるものではなく、中折りや中綴じの用紙をX方向に搬送してもよいし、また、X〜Yの中間の方向に搬送してもよい。
また、以上の実施形態では中折り制御と三つ折り制御とが可能な場合を具体例に示したが、折り部320が他の折りを行う機能を有していても良い。例えば、Z型の三つ折りをするために、他の折りローラや他の折りナイフを有する構成であってもよい。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
105 給紙部
130 記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
200 反転搬送装置
300 用紙処理装置
301 制御部
302 通信部
310 搬送部
320 折り部
330 重ね合わせ部
340 中綴じ部
350 角背処理部
360 断裁部
390 排出部
400 中綴じ装置

Claims (12)

  1. 用紙の折り目の谷となる部分に折りナイフを押し当てつつ、該用紙の折り目の山となる部分を、第1ローラ及び第2ローラからなる複数ローラに挟み込むことで、該用紙に折り目を形成する折り部と、前記複数ローラの回転、前記折りナイフの移動、前記複数ローラの挟持圧力を制御する制御部と、を備え、前記用紙に折り目を形成する用紙処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記複数ローラに前記用紙を挟み込んだ後に、前記複数ローラを回転させることで前記用紙を前記折りナイフと共に排出する第1折りモード、
    前記複数ローラに前記用紙を挟み込んだ後に、前記複数ローラを回転させない状態で前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、その後に前記複数ローラを回転させることで前記用紙を排出する第2折りモード、
    の2つのモードを切り替え可能に有する、
    ことを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記用紙処理装置は、折り目が形成された複数枚の用紙からなる用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す角背処理部を備え、
    前記制御部は、
    前記角背処理が施される場合には、前記用紙束の少なくとも最も外側になる前記用紙に対しては前記第1折りモードによって折り目を形成するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記用紙束の最も外側になる前記用紙以外の用紙に対しては前記第2折りモードによって折り目を形成するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1−2のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1折りモードによって折り目を形成する際に、
    前記用紙を前記複数ローラに挟み込む際の前記挟持圧力よりも、前記用紙を前記ローラから排出する際の前記挟持圧力を高めるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第2折りモードによって折り目を形成する際に、
    前記挟持圧力を所定の値に保ち、前記複数ローラを回動自在に保った状態で該複数ローラに前記用紙を挟み込み、
    前記用紙が前記折りナイフと共に前記複数ローラに挟み込まれた状態において前記挟持圧力を高め、
    前記複数ローラを回転させない状態で、前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、
    前記複数ローラを回転させることで前記用紙を排出する、
    ように制御する、ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  6. 前記複数ローラを第1ローラ群、前記複数ローラの一方に接するように配置された第3ローラ及びこの第3ローラと接する前記一方のローラにより第2ローラ群を構成し、
    前記折りナイフより刃厚が薄い第2折りナイフを備え、
    前記制御部は、
    前記用紙の中心以外の位置に第1折り目を形成するように、前記第1ローラ群間に前記用紙を挟み込んだ後に、前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、
    前記用紙が前記第1ローラ群から排出されると共に前記第2ローラ群に挟み込まれる方向に前記第1ローラ群と前記第2ローラ群とを回転させつつ、前記用紙に第2折り目を形成するように、該第2折り目の谷となる部分に第2折りナイフを押し当てつつ、前記用紙を前記第2ローラ群に挟み込む、
    ように制御する、ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  7. 用紙の折り目の谷となる部分に折りナイフを押し当てつつ、該用紙の折り目の山となる部分を、第1ローラ及び第2ローラからなる複数ローラに挟み込むことで、該用紙に折り目を形成する折り部と、前記複数ローラの回転、前記折りナイフの移動、前記複数ローラの挟持圧力を制御する制御部と、を備えた用紙処理装置により前記用紙に折り目を形成する用紙処理方法であって、
    前記複数ローラに前記用紙を挟み込んだ後に、前記複数ローラを回転させることで前記用紙を前記折りナイフと共に排出する第1折りモード、
    前記複数ローラに前記用紙を挟み込んだ後に、前記複数ローラを回転させない状態で前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、その後に前記複数ローラを回転させることで前記用紙を排出する第2折りモード、
    の2つのモードを切り替え可能に有することを特徴とする用紙処理方法。
  8. 前記用紙処理装置は、折り目が形成された複数枚の用紙からなる用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す角背処理部を備え、
    前記角背処理が施される場合には、前記用紙束の少なくとも最も外側になる前記用紙に対しては前記第1折りモードによって折り目を形成する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の用紙処理方法。
  9. 前記用紙束の最も外側になる前記用紙以外の用紙に対しては前記第2折りモードによって折り目を形成する、
    ことを特徴とする請求項7−8のいずれか一項に記載の用紙処理方法。
  10. 前記第1折りモードによって折り目を形成する際に、
    前記用紙を前記複数ローラに挟み込む際の前記挟持圧力よりも、前記用紙を前記ローラから排出する際の前記挟持圧力を高める、
    ことを特徴とする請求項7−9のいずれか一項に記載の用紙処理方法。
  11. 前記第2折りモードによって折り目を形成する際に、
    前記挟持圧力を所定の値に保ち、前記複数ローラを回動自在に保った状態で該複数ローラに前記用紙を挟み込み、
    前記用紙が前記折りナイフと共に前記複数ローラに挟み込まれた状態において前記挟持圧力を高め、
    前記複数ローラを回転させない状態で、前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、
    前記複数ローラを回転させることで前記用紙を排出する、
    ことを特徴とする請求項7−10のいずれか一項に記載の用紙処理方法。
  12. 前記複数ローラを第1ローラ群、前記複数ローラの一方に接するように配置された第3ローラ及びこの第3ローラと接する前記一方のローラにより第2ローラ群を構成し、
    前記折りナイフより刃厚が薄い第2折りナイフを備え、
    前記用紙の中心以外の位置に第1折り目を形成するように、前記第1ローラ群間に前記用紙を挟み込んだ後に、前記用紙に挟まれた前記折りナイフを引き抜き、
    前記用紙が前記第1ローラ群から排出されると共に前記第2ローラ群に挟み込まれる方向に前記第1ローラ群と前記第2ローラ群とを回転させつつ、前記用紙に第2折り目を形成するように、該第2折り目の谷となる部分に第2折りナイフを押し当てつつ、前記用紙を前記第2ローラ群に挟み込む、
    ことを特徴とする請求項7−11のいずれか一項に記載の用紙処理方法。
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