JP5726849B2 - clip - Google Patents
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Description
この発明は、クリップに関し、特にピンを挿入するグロメットの挿入孔中への砂利等の異物の進入を防止することができるようにしたものである。 The present invention relates to a clip, and in particular, can prevent entry of foreign matter such as gravel into an insertion hole of a grommet into which a pin is inserted.
従来、ピンと、該ピンが挿入可能な挿入孔を有し、脚部の長さ方向に設けたスリットにより、複数の脚片を形成したグロメットとからなり、グロメットがピンの挿入孔への挿入により、一部を拡開可能となるクリップが知られている(例えば特許文献1の段落番号「0008」及び図1〜6、特許文献2の段落番号「0015」及び図1〜4参照)。 Conventionally, a pin has an insertion hole into which the pin can be inserted, and a grommet in which a plurality of leg pieces are formed by a slit provided in the length direction of the leg, and the grommet is inserted into the insertion hole of the pin. A clip that can be partially expanded is known (see, for example, paragraph number “0008” in Patent Document 1 and FIGS. 1 to 6, paragraph number “0015” in Patent Document 2 and FIGS. 1 to 4).
しかし、上記した従来のクリップは、例えば自動車のバンパー等の締結に使用した場合に、外部から砂利や泥等が、ピンとグロメットとの間に進入するおそれがあった。
このため、上記した従来のクリップでは、砂利や泥等の進入すると、締結状態の解除が困難になるという問題点があった。
すなわち、ピンとグロメットとの間に、砂利等の異物が進入することで、両者の間の摩擦抵抗が増加したり、或いは砂利等の異物が一種の”くさび”として作用して、ピンを抜くことができなくなるおそれがあった。
However, when the conventional clip described above is used for fastening a bumper of an automobile, for example, there is a possibility that gravel, mud, or the like may enter between the pin and the grommet from the outside.
For this reason, the conventional clip described above has a problem that it is difficult to release the fastening state when gravel or mud enters.
That is, when a foreign object such as gravel enters between the pin and the grommet, the frictional resistance between them increases, or the foreign object such as gravel acts as a kind of “wedge” to pull out the pin. There was a risk that it would be impossible.
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1及び2)
請求項1及び2に記載の各発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1及び2に記載の発明は、ピンの両端部にそれぞれ設けた壁部により、ピンを挿入するグロメットの挿入孔中への砂利等の異物の進入を防止することができるようにしたものである。
Accordingly, each invention described in each claim has been made in view of the problems of the conventional techniques described above, and the object thereof is as follows.
(Claims 1 and 2 )
Each of the inventions described in claims 1 and 2 aims at the following points.
That is, according to the first and second aspects of the present invention, the wall portions provided at both ends of the pin can prevent entry of foreign matters such as gravel into the insertion hole of the grommet into which the pin is inserted. It is a thing.
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
Each invention described in each claim has been made to achieve each of the above-mentioned objects, and features of each invention will be described below using embodiments of the invention shown in the drawings. .
In addition, the code | symbol in parenthesis shows the code | symbol used in embodiment of invention, and does not limit the technical scope of this invention.
Also, the drawing numbers indicate the drawing numbers used in the embodiments of the invention and do not limit the technical scope of the present invention.
(Claim 1)
The invention described in claim 1 is characterized by the following points.
第1に、例えば図1、図4〜6及び図8に示すように、ピン(40)の軸方向にグロメット(50)の脚片(92)の少なくとも一方の脚片(92)をスライドして複数の脚片(92,92)間で拡開をガイドする壁部(例えば中央羽部111〜114)を設けている。
第2に、壁部(例えば中央羽部111〜114)は、例えば図8に示すように、脚片(92)の拡開状態で複数の脚片(92)の側部を跨いで設けられた。
First, as shown in FIGS. 1, 4 to 6 and 8, for example, at least one leg piece (92) of the leg piece (92) of the grommet (50) is slid in the axial direction of the pin (40). Wall portions (for example,
Second, the wall portion (eg, a
第3に、ピン(40)の両端部には、例えば図8に示すように、壁部(中央羽部111〜114)をそれぞれ設けた。
Third, at both ends of the pin (40), for example, as shown in FIG. 8, wall portions (
第4に、壁部(例えば中央羽部111〜114)の幅は、例えば図8、図14、図16及び図17に示すように、脚片(92)間のスリット(91)の幅より長い。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
Fourth, the width of the wall portion (for example, the
(Claim 2)
The invention described in claim 2 is characterized by the following points in addition to the characteristics of the invention described in claim 1 described above .
すなわち、ピン(40)には、例えば図8及び図14に示すように、グロメット(50)のスリット(91)側に設けられた突起(例えば仮止突起53,53)間を軸方向にスライドする第2の壁部(例えば中央脚100の端部)を設けた。
That is, for example, as shown in FIGS. 8 and 14, the pin (40) slides in the axial direction between protrusions (for example,
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1及び2)
請求項1及び2に記載の各発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1及び2に記載の発明によれば、ピンの両端部にそれぞれ設けた壁部により、ピンを挿入するグロメットの挿入孔中への砂利等の異物の進入を防止することができるようにしたものである。
Since this invention is comprised as mentioned above, there exists an effect as described below.
(Claims 1 and 2 )
According to each invention of Claim 1 and 2, there exist the following effects.
That is, according to the first and second aspects of the present invention, the walls provided at both ends of the pin can prevent the entry of foreign matter such as gravel into the insertion hole of the grommet into which the pin is inserted. It is what I did.
図1中、10は、クリップを示し、図2に示すように、例えば自動車のボディー等のベース20に対して、アンダーカバー等の部品30を取り付けるのに使用されている。
なお、ベース20として、自動車のボディーを例示し、又、部品30としてアンダーカバーを例示したが、これらに限定されない。
上記ベース20には、図2に示すように、クリップ10を挿入可能であり、表裏面に貫通した方形の取付孔21を設けている。また、部品30には、クリップ10を挿入可能であり、取付孔21と整合するとともに、表裏面に貫通した方形の貫通孔31を設けている。
In FIG. 1,
In addition, although the body of the motor vehicle is illustrated as the
As shown in FIG. 2, the
クリップ10は、図1に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
(1)ピン40
(2)グロメット50
なお、クリップ10のパーツは、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(ピン40)
ピン40は、図1〜10に示すように、後述するグロメット50の挿入孔51に挿入可能なものである。ピン40は、適度な剛性と弾性とを有する熱可塑性の合成樹脂、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)により一体的に成形されている。
As shown in FIG. 1, the
The following (1) and (2) will be described later.
(1)
(2) Grommet 50
The parts of the
(Pin 40)
As shown in FIGS. 1 to 10, the
具体的には、ピン40は、図1〜10に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
(1)挿入脚60
(2)頭部70
なお、ピン40の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(グロメット50)
グロメット50は、図1、図2及び図11〜15に示すように、ピン40の後述する挿入脚60が挿入可能な挿入孔51を有し、後述する脚部90の長さ方向に設けたスリット91により、複数、例えば2個の脚片92を形成したものである。グロメット50は、図2に示すように、挿入脚60の挿入孔51への挿入により、一部が拡開可能となるものである。グロメット50は、ピン40と同様に、適度な剛性と弾性とを有する熱可塑性の合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に成形されている。
Specifically, as shown in FIGS. 1 to 10, the
The following (1) and (2) will be described later.
(1)
(2)
In addition, each part of the
(Grommet 50)
As shown in FIGS. 1, 2, and 11 to 15, the
なお、脚片92の個数として、2個を例示したが、これに限定されず、3個以上形成しても良い。
具体的には、グロメット50は、図1及び図11〜15に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
In addition, although two pieces were illustrated as the number of the
Specifically, as shown in FIGS. 1 and 11 to 15, the
The following (1) and (2) will be described later.
(1)フランジ80
(2)脚部90
なお、グロメット50の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(挿入脚60)
挿入脚60は、図1〜10に示すように、後述するグロメット50の挿入孔51に挿入可能なものである。
(1)
(2)
In addition, each part of the
(Insertion leg 60)
As shown in FIGS. 1 to 10, the
具体的には、挿入脚60は、図1〜10に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
(1)中央脚100
(2)防止部110
なお、挿入脚60の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(頭部70)
頭部70は、図1〜6、図8及び図10に示すように、挿入脚60の端部、すなわち図1において上端部から張り出し、その外径を後述するグロメット50の挿入孔51の内径より大きく設定している。具体的には、頭部70は、図5に示すように、平面を長円形或いは小判形に形成している。
Specifically, as shown in FIGS. 1 to 10, the
The following (1) and (2) will be described later.
(1)
(2)
In addition, each part of the
(Head 70)
As shown in FIGS. 1 to 6, 8, and 10, the
なお、頭部70を、平面が長円形或いは小判形に形成したが、これに限定されない。
(フランジ80)
フランジ80は、図1、図2及び図11〜15に示すように、その中央にピン40の挿入脚60を挿入可能な挿入孔51が形成され、外径をベース20の取付孔21の内径より大きく設定している。
Although the
(Flange 80)
As shown in FIGS. 1, 2, and 11 to 15, the
具体的には、フランジ80は、図1及び図11〜15に示すように、略円盤形に形成され、又、挿入孔51は、直径方向に長い略長方形に形成されている。
なお、フランジ80を、略円盤形に形成し、挿入孔51を略長方形に形成したが、これらに限定されない。
具体的には、フランジ80には、図1、図2及び図11〜15に示すように、挿入孔51のほか、次の各部を備える。
Specifically, as shown in FIGS. 1 and 11 to 15, the
Although the
Specifically, as shown in FIGS. 1, 2, and 11 to 15, the
なお、フランジ80の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)窪部81
窪部81は、図11、図13及び図15に示すように、ピン40の頭部70がはまり込むものである。窪部81は、フランジ80の上面から、挿入孔51を中心に略円形に窪んでいる。頭部70の下面が、図2に示すように、窪部81の底面に当接した位置(以下、「ロック位置」という。)において、頭部70の上面と、フランジ80の周囲の環状の突縁部とが略面一に揃うようにしている。
In addition, each part of the
(1)
As shown in FIGS. 11, 13, and 15, the
(2)凹部82
凹部82は、図1、図11、図13及び図15に示すように、窪部81内にピン40の頭部70がはまり込んだ状態において、図示しないが、ドライバー等を差し込み、ピン40の頭部70を窪部81の底面から浮上させるものである。凹部82は、図1及び図11に示すように、挿入孔51を中心に、その長手方向の両端部に位置し、窪部81の周囲の環状の突縁部を凹状に凹ませて形成している。
(2)
As shown in FIGS. 1, 11, 13, and 15, the
一方、挿入孔51には、図1、図11及び図14に示すように、次の各部を備える。
なお、挿入孔51の各部は、次の(3)及び(4)に限定されない。
(3)スライド突起52
スライド突起52は、図14に示すように、挿入孔51内に突出し、当該挿入孔51に挿入されたピン40の挿入脚60をスライド可能にガイドするためのものである。スライド突起52は、挿入孔51の長手方向の両端部のうち、少なくとも一端部から断面半円形に突出する。スライド突起52は、後述する中央脚100のスライド溝106にはまり込み、ピン40の挿入時に、当該スライド溝106に沿って相対的にスライドする。
On the other hand, the
In addition, each part of the
(3)
As shown in FIG. 14, the
(4)仮止突起53
仮止突起53は、図14に示すように、挿入孔51内に突出し、当該挿入孔51に挿入されたピン40の挿入脚60を仮止めするためのものである。仮止突起53は、挿入孔51の長手方向の両端部の四隅に計4個位置し、断面半円形に突出する。仮止突起53は、後述する中央脚100の仮止溝107にはまり込み、図16、図17及び図19に示すように、中央脚100を挿入孔51に浅く挿入した状態に仮止めする(以下、「仮止め位置」という。)。
(脚部90)
脚部90は、図1、図2及び図11〜15に示すように、フランジ80の下面から垂下し、ベース20の取付孔21及び部品30の貫通孔31に挿入可能なものである。
(4)
As shown in FIG. 14, the
(Leg 90)
As shown in FIGS. 1, 2, and 11 to 15, the
具体的には、脚部90は、図1、図2及び図11〜15に示すように、次の各部を備える。
なお、脚部90の各部は、次の(1)〜(5)に限定されない。
(1)スリット91
スリット91は、図1、図2、図11、図12、図14及び図15に示すように、脚部90の長さ方向に設けられ、脚部90を、複数、例えば2個の脚片92に切り割るものである。具体的には、スリット91は、脚部90の先端部の端面からフランジ80の下面に向かって延びている。また、スリット91は、フランジ80の挿入孔51の長手方向に沿って設けられ、挿入孔51の短手方向に対向する。
Specifically, as shown in FIGS. 1, 2, and 11 to 15, the
In addition, each part of the
(1)
As shown in FIGS. 1, 2, 11, 12, 14, and 15, the
なお、脚片92の個数として、2個を例示したが、これに限定されず、スリット91の個数を増加することで、脚片92の個数を3個以上に増加可能である。
(2)脚片92
脚片92は、図1、図2、図11〜15に示すように、スリット91を挟んで対向し、2個形成されている。
Although the number of
(2)
As shown in FIGS. 1, 2, and 11 to 15, two
(3)平坦面93
平坦面93は、図1、図2、図12、図13及び図15に示すように、脚片92の内周面に形成され、同図においてほぼ垂直に形成されている。
平坦面93は、図示しないが、後述するピン40の挿入脚60の突面103,104と当接し、両者は脚部90の長さ方向に沿って線接触する。
(3)
As shown in FIGS. 1, 2, 12, 13, and 15, the
Although not shown, the
なお、グロメット50の脚片92の内周面と、当該内周面に当接するピン40の挿入脚60の外周面とを、脚部90の長さ方向に沿って線接触させる構成としては、平坦面93に限定されない。
(4)先端肉厚部94
先端肉厚部94は、図1、図2、図11、図12及び図15に示すように、脚片92の先端部に位置し、スリット91に向かって突出するように、脚片92の肉厚を先端部に向かって徐々に増加させている。
In addition, as a configuration in which the inner peripheral surface of the
(4)
As shown in FIGS. 1, 2, 11, 12, and 15, the distal end
(5)係止爪95
係止爪95は、図2、図13及び図15に示すように、先端肉厚部94の内面に位置し、スリット91に向かって断面略台形形或いは略三角形に突出する。係止爪95は、スリット91に向かって斜め下向きに傾斜した傾斜面と、当該傾斜面の傾斜下端に位置し、図15において略水平な下面とから構成されている。
(5) Locking
As shown in FIGS. 2, 13, and 15, the locking
係止爪95は、図2に示すように、ロック位置において、ピン40の後述する係止溝105にはまり込み、ピン40をロック位置に係止する。
(中央脚100)
中央脚100は、図1〜10に示すように、グロメット50の脚片90の内周に接するものである。中央脚100は、板状に形成され、フランジ80の挿入孔51の長手方向の左右の横幅以下、例えば略等しい横幅を有し、挿入孔51の長手方向の前後の横幅以下、例えば横幅より薄い厚みを有する。
As shown in FIG. 2, the locking
(Center leg 100)
The
具体的には、中央脚100は、図1〜10に示すように、次の各部を備える。
なお、中央脚100の各部は、次の(1)〜(5)に限定されない。
(1)第1、第2当接部101,102
第1、第2当接部101,102は、図1、図3、図5〜8及び図10に示すように、中央脚100の厚み方向に背向する表裏面に位置し、グロメット50の脚片92の内周、すなわち平坦面93や先端肉厚部94に接するものである。
Specifically, as shown in FIGS. 1 to 10, the
In addition, each part of the
(1) First and
As shown in FIGS. 1, 3, 5 to 8, and 10, the first and
(2)第1、第2突面103,104
第1、第2突面103,104は、図1、図3、図4、図6及び図8に示すように、第1、第2当接部101,102にそれぞれ位置し、グロメット50の脚片92の平坦面93に向かって突出するものである。第1、第2突面103,104は、図8に示すように、中央脚100の幅方向の略中央に位置し、断面略半円形に突出する。また、第1、第2突面103,104は、中央脚100の長さ方向に沿って、図1、図3、図4及び図6において上下方向に延びている。
(2) First and second projecting
As shown in FIGS. 1, 3, 4, 6, and 8, the first and second projecting
第1、第2突面103,104は、図示しないが、グロメット50の脚片92の平坦面93と当接し、両者は脚部90の長さ方向に沿って線接触する。
なお、グロメット50の脚片92の内周面と、当該内周面に当接するピン40の挿入脚60の外周面とを、脚部90の長さ方向に沿って線接触させる構成としては、第1、第2突面103,104に限定されない。
Although not shown, the first and second projecting
In addition, as a configuration in which the inner peripheral surface of the
(3)係止溝105
係止溝105は、図1、図2、図6、図7及び図10に示すように、中央脚100の下端部側に位置し、グロメット50の係止爪95がはまり込むものである。係止溝105は、図10に示すように、凹状に凹み、上縁部を底に向かって下り傾斜した傾斜面と、下縁部を同図において略水平な下面とから構成されている。
(3) Locking
As shown in FIGS. 1, 2, 6, 7, and 10, the locking
(4)スライド溝106
スライド溝106は、図4、図5、図7及び図8に示すように、中央脚100の幅方向の両端部の少なくとも一方の端部に形成され、グロメット50のスライド突起52がはまり込むものである。スライド溝106は、中央脚100の長手方向、すなわち図4において上下方向に延びている。
(4)
As shown in FIGS. 4, 5, 7 and 8, the
(5)仮止溝107
仮止溝107は、図1、図3及び図4に示すように、中央脚100の下端部側に位置し、グロメット50の仮止突起53がはまり込むものである。仮止溝107は、後述する中央羽部111と先端羽部112との間に形成され、略U字形に凹んでいる。
(防止部110)
防止部110は、図1、図3〜6、図8及び図9に示すように、ピン40又はグロメット50の少なくともどちらか一方に、例えばピン40の挿入脚60に位置し、砂利等の異物の進入を防ぐものである。
(5)
As shown in FIGS. 1, 3, and 4, the
(Prevention unit 110)
As shown in FIGS. 1, 3 to 6, 8, and 9, the
なお、防止部110を、ピン40に位置させたが、これに限定されず、グロメット50側に位置させたり、或いはピン40及びグロメット50にそれぞれ位置させても良い。
具体的には、防止部110は、図1、図3〜6、図8及び図9に示すように、次の各部を備える。
なお、防止部110の各部は、次の(1)及び(2)に限定されず、(1)と(2)とのいずれか一方から防止部110を構成しても良い。
In addition, although the
Specifically, the
In addition, each part of the
(1)中央羽部111〜114
中央羽部111〜114は、図1、図3〜6、図8及び図9に示すように、中央脚100の長さの途中に位置し、当該中央脚100から外方に略羽根状に延びている。
中央羽部111〜114は、ピン40の挿入脚60に延設された、防止部110の壁部として機能する。なお、壁部として、中央羽部111〜114を例示したが、これらに限定されない。
(1) Central wings 111-114
As shown in FIGS. 1, 3 to 6, 8, and 9, the
The
具体的には、中央羽部111〜114は、図8に示すように、中央脚100の第1、第2当接部101,102の四隅に計4個設けられ、全体として断面略H形に張り出している。
4個の中央羽部111〜114のうち、中央脚100を挟んで背向する中央羽部111と113、112と114との外側に位置する端面迄の距離は、グロメット50のスリット91の溝幅以上、例えば溝幅より長く設定されている。また、4個の中央羽部111〜114のうち、第1、第2突面103,104を挟んで対向する中央羽部111と112、113と114との間隔は、脚片92の横幅以上、例えば当該横幅にほぼ一致させている。
Specifically, as shown in FIG. 8, a total of four
Of the four
なお、中央羽部111〜114の個数として、4個を例示したが、これに限定されず、スリット91の解放面を塞げる個数とすれば良い。
(2)先端羽部115〜118
先端羽部115〜118は、図1、図3〜6及び図8に示すように、中央脚100の先端部に位置し、当該中央脚100から外方に略羽根状に延びている。
Although the number of the
(2) Tip wings 115-118
As shown in FIGS. 1, 3 to 6, and 8, the
先端羽部115〜118は、中央羽部111〜114とともに、ピン40の挿入脚60に延設された、防止部110の壁部として機能する。なお、壁部として、先端羽部115〜118を例示したが、これらに限定されない。
先端羽部115〜118は、図5に示すように、中央脚100の第1、第2当接部101,102の四隅に計4個設けられ、全体として断面略H形に張り出している。
The
As shown in FIG. 5, a total of four
4個の先端羽部115〜118は、中央脚100を挟んで背向する先端羽部115と117、116と118との外側に位置する端面迄の距離は、グロメット50のスリット91の溝幅以上、例えば溝幅より長く設定されている。また、4個の先端羽部115〜118のうち、第1、第2突面101,102を挟んで対向する中央羽部115と116、117と118との間隔は、脚片92の横幅以上、例えば当該横幅にほぼ一致させている。
The distance between the four
なお、先端羽部115〜118中の個数として、4個を例示したが、これに限定されず、スリット91の解放面を塞げる個数とすれば良い。
(クリップ10の使用方法)
つぎに、上記した構成を備えたクリップ10の使用方法について説明する。
まず、図16〜19に示すように、ピン40の挿入脚60を、グロメット50の挿入孔51に合わせて挿入し、仮止め状態とする。
In addition, although four pieces were illustrated as the number in the
(How to use clip 10)
Next, a method for using the
First, as shown in FIGS. 16-19, the
つぎに、仮止め状態としたクリップ10を使用して、図2に示すように、ベース20に対して部品30を取り付ける。
なお、クリップ10を仮止め状態としたが、部品30を取り付ける際に、グロメット50を先にベース20及び部品30に取り付け、最後にピン40を挿入するようにしても良い。
まず、図2に示すように、ベース20と部品30とを重合させ、両者の取付孔21と貫通孔31とを整合させる。
Next, the
Although the
First, as shown in FIG. 2, the
つぎに、仮止め状態としたグロメット50の脚部90を、図2に示すように、ベース20の取付孔21側から部品30の貫通孔31に向かって挿入する。
最後に、ピン40をグロメット50の挿入孔51に深く挿入することで、図2に示すように、グロメット50の脚部90を、部品30の裏側で拡開させる。グロメット50の脚部90を拡開させることで、フランジ80の下面との間でベース20及び部品30を重合状態に挟み持ち、部品30をクリップ10を介してベース20の取付孔21に締結する。
Next, the
Finally, by inserting the
クリップ10の締結状態においては、グロメット50のスリット91の対向した解放面が、図示しないが、ピン40の防止部110、すなわち4個の中央羽部111〜114及び4個の先端羽部115〜118により外側から塞がれる。
このため、ピン40の防止部110により、グロメット50のスリット91から脚部90の中空内部への、砂利、砂、泥、埃等の異物の進入が阻止される。
When the
For this reason, the
すなわち、ピンとグロメットとの間に、砂利等の異物が進入すると、両者の間の摩擦抵抗が増加したり、或いは砂利等の異物が一種の”くさび”として作用して、ピンを抜くことができなくなるおそれがあったが、ピン40の防止部110により、砂利等の異物の進入を防止できることから、これらの不具合を解消できる。。
一方、クリップ10の締結状態を解除する際には、グロメット50の凹部82から、図示しないが、ドライバー等を差し込み、ピン40の頭部70を窪部81の底面から浮上させることで、ピン40の挿入脚60をグロメット50の挿入孔51から抜ける方向にスライドさせることができる。
(第2の実施の形態)
つぎに、図20及び図21を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
That is, if a foreign object such as gravel enters between the pin and the grommet, the frictional resistance between them increases, or the foreign object such as gravel acts as a kind of “wedge” and the pin can be pulled out. Although there was a possibility of disappearing, the
On the other hand, when releasing the fastening state of the
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施の形態の特徴は、図20及び図21に示すように、防止部200は、グロメット50の脚片92の一部に位置させ、スリット91の長さ方向に延設させている点である。
すなわち、図20及び図21を用いて、スリット91により切り割らせた脚片92を一部を延長して、延長部201,202を形成している。
延長部201,202は、図20に示すように、脚部90の通常状態では、その先端部が外方に突出している。ピン40の挿入脚60を脚部90内に深く挿入し、脚片92を拡開した状態では、両脚片92が延長部201,202に沿って移動することで、スリット91が拡大するのを防止できる。
As shown in FIGS. 20 and 21, the feature of the present embodiment is that the
That is, using FIG. 20 and FIG. 21, the
As shown in FIG. 20, the
すなわち、脚片92の拡開に時にも、スリット91の溝幅が変化しないことから、スリットの溝幅が拡張する従来のグロメットと比較し、砂利等の異物の進入を低減することができる。
なお、防止部200を、延長部201,202から構成したが、これらに限定されない。
(第3の実施の形態)
つぎに、図示しないが、本発明の第3の実施の形態について説明する。
That is, since the groove width of the
In addition, although the
(Third embodiment)
Next, although not shown, a third embodiment of the present invention will be described.
本実施の形態の特徴は、防止部を、グロメットのフランジの下面から、スリットの長さ方向に沿って延設させている点である。
本実施例では、防止部を、グロメットのフランジ側に形成することができる。
The feature of this embodiment is that the prevention portion extends from the lower surface of the flange of the grommet along the length direction of the slit.
In this embodiment, the preventing portion can be formed on the flange side of the grommet.
(第1の実施の形態)
10 クリップ
20 ベース 21 取付孔
30 部品 31 貫通孔
40 ピン
50 グロメット 51 挿入孔
52 スライド突起 53 仮止突起
60 挿入脚 70 頭部
80 フランジ 81 窪部
82 凹部
90 脚部 91 スリット
92 脚片 93 平坦面
94 先端肉厚部 95 係止爪
100 中央脚
101,102 第1、第2当接部
103,104 第1、第2突面
105 係止溝 106 スライド溝
107 仮止溝
110 防止部
111〜114 中央羽部 115〜118 先端羽部
(第2の実施の形態)
200 防止部 201,202 延長部
(First embodiment)
10 clips
20
30
40 pin
50
52
60
80
82 recess
90
92
94 Tip
100 center leg
101,102 first and second contact portions
103,104 First and second protrusions
105
107 Temporary stop groove
110 Prevention part
111 to 114
200 Prevention part 201,202 Extension part
Claims (2)
前記壁部は、前記脚片の拡開状態で複数の脚片の側部を跨いで設けられ、
前記ピンの両端部には、
前記壁部をそれぞれ設け、
前記壁部の幅は、
前記脚片間のスリットの幅より長いことを特徴とするクリップ。 A wall portion is provided for guiding expansion between the plurality of leg pieces by sliding at least one leg piece of the grommet in the axial direction of the pin,
The wall, across the sides of the plurality of leg pieces spreading state of the leg set vignetting,
At both ends of the pin,
Providing each of the walls,
The width of the wall is
The clip characterized by being longer than the width | variety of the slit between the said leg pieces .
前記グロメットのスリット側に設けられた突起間を軸方向にスライドする第2の壁部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のクリップ。 The pin has
The clip according to claim 1 , further comprising a second wall portion that slides in an axial direction between protrusions provided on a slit side of the grommet.
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