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JP5721688B2 - 収納用ケース - Google Patents

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JP5721688B2
JP5721688B2 JP2012246628A JP2012246628A JP5721688B2 JP 5721688 B2 JP5721688 B2 JP 5721688B2 JP 2012246628 A JP2012246628 A JP 2012246628A JP 2012246628 A JP2012246628 A JP 2012246628A JP 5721688 B2 JP5721688 B2 JP 5721688B2
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Description

本発明は、例えば衣類,雑貨,小物などを収納する合成樹脂製の収納用ケースに関するものである。
この種収納用ケースとして、実用新案登録第3175462号(特許文献1)がある。
この特許文献1を簡単に説明すると、上面開口部と前面開口部とを有する合成樹脂製の箱形ケース体と、前記上面開口部を閉塞する合成樹脂製の上蓋部と前記前面開口部を閉塞する合成樹脂製の前蓋部とが互いに起伏回動自在に枢着連結された構成の蓋体とから成るもので、蓋体を取り外すことで前記上面開口部と前記前面開口部とを同時に開放させて収納物を出し入れできるだけでなく、閉塞状態の前記上蓋部に対し前記前蓋部を起動回動させて前面開口部だけを開放させるような使い方もできるように構成されている。
また、この特許文献1は、上蓋部の枢着側端部に断面C状の軸受部が一体成形されると共に、前蓋部の枢着側端部に軸部が一体成形されていて、この軸受部に軸部を軸支することによって上蓋部と前蓋部とが起伏回動自在に枢着連結される構成であり、更に軸受部の内面に係止凸部が一体成形されると共に、軸部の外面に係合凹部が一体成形されていて、係止凸部が係合凹部に係合することにより前蓋部が前面開口部を開放した起動状態に保持される(前面開口部の開放状態が保持される)ように構成されている。
実用新案登録第3175462号公報
上記特許文献1は、蓋体の枢着部に係止凸部と係合凹部の凹凸係止による前蓋部の開放保持機能が設けられているため、枢着部や係止凸部と係合凹部との寸法に成形精度が出ていないと、係止凸部と係合凹部とが凹凸係止できずに前蓋部の開放保持機能が上手く機能しないことが懸念される。
本発明は、上記特許文献1のような前面開口部を有してこの前面開口部の前蓋部だけを単独で開放可能な合成樹脂製の収納用ケースの改良に係るもので、成形に多少バラつきがあったり部材に多少の歪みがあったとしても、前蓋部の開放保持が確実に行われる前蓋開放保持手段を備え、更に同等の閉塞保持手段によって前蓋部の閉塞状態も良好に保持されることになる実用性に優れた構成の収納用ケースを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
開口部1を有する合成樹脂製の箱形ケース体2と、この箱形ケース体2の開口部1を開閉自在に閉塞する合成樹脂製の蓋体3とから成り、前記箱形ケース体2は、その上面部と前面部とに前記開口部1としての上面開口部1Aと前面開口部1Bとを連設状態に設け、前記蓋体3は、前記上面開口部1Aを閉塞する合成樹脂製の上蓋部3Aと前記前面開口部1Bを閉塞する合成樹脂製の前蓋部3Bとを有すると共に、この上蓋部3Aと前蓋部3Bとを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成として、この蓋体3の上蓋部3Aが前記箱形ケース体2の上面開口部1Aを閉塞した状態で、この上蓋部3Aに対し前記前蓋部3Bを起動回動させて前記前面開口部1Bを開放可能とした収納用ケースにおいて、前記蓋体3の前蓋部3Bを、前記箱形ケース体2の上面開口部1Aを閉塞している前記上蓋部3Aに対し起動回動して前記前面開口部1Bを開放した状態に係止保持する係脱自在な前蓋開放保持手段4を設け、この前蓋開放保持手段4は、前記前蓋部3Bの基端部である枢着側端部に開放用係止凸部5を一体成形し、この前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し起動回動させて前記前面開口部1Bを開放した際に前記開放用係止凸部5が係脱自在に乗り越え係止する開放用係合凸部6を、前記上蓋部3Aの枢着側端部に一体成形した構成とし、前記蓋体3の前蓋部3Bを、この前蓋部3Bが前記箱形ケース体2の前面開口部1Bを閉塞した状態に係止保持する係脱自在な前蓋閉塞保持手段7を設け、この前蓋閉塞保持手段7は、前記前蓋部3Bの先端部に閉塞用係止凸部8を一体成形し、この前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し伏動回動させて前記前面開口部1Bを閉塞した際に前記閉塞用係止凸部8が係脱自在に乗り越え係止する閉塞用係合凸部9を、前記箱形ケース体2の前面開口部1Bの開口縁部若しくは開口縁部の近傍に一体成形した構成とし、前記蓋体3は、前記上蓋部3Aの枢着側端部に軸受部10若しくは軸部11と上蓋側非枢着部12とを並設状態に設け、この軸受部10に軸支させる軸部11若しくはこの軸部11を軸支する軸受部10と前記上蓋側非枢着部12に対応する前蓋側非枢着部13とを前記前蓋部3Bの枢着側端部に並設状態に設けて、この軸受部10に軸部11を軸支させることで前記上蓋部3Aと前記前蓋部3Bとを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成とし、前記前蓋開放保持手段4は、前記上蓋部3Aの前記上蓋側非枢着部12に前記開放用係合凸部6を一体成形すると共に、前記前蓋部3Bの前記前蓋側非枢着部13に前記開放用係止凸部5を一体成形し、この開放用係止凸部5と開放用係合凸部6とは、前記軸部11の軸方向に沿った長さのある形状に形成して、長さのある開放用係止凸部5が長さのある開放用係合凸部6に圧接しながら乗り越え係止する構成としたことを特徴とする収納用ケースに係るものである。
また、前記前蓋開放保持手段4は、前記開放用係止凸部5突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成すると共に、前記開放用係合凸部6突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成して、凸湾曲面状の開放用係止凸部5の突出先端部が、凸湾曲面状の開放用係合凸部6の突出先端部に圧接しながら乗り越えて伏動止め係止する構成とし、前記前蓋閉塞保持手段7は、前記閉塞用係止凸部8を長さのある形状であって突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成すると共に、前記閉塞用係合凸部9を長さのある形状であって突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成して、長さのある凸湾曲面状の閉塞用係止凸部8の突出先端部が、長さのある凸湾曲面状の閉塞用係合凸部9の突出先端部に圧接しながら乗り越えて起動止め係止する構成としたことを特徴とする請求項1記載の収納用ケースに係るものである。
また、前記蓋体3は、前記上蓋部3Aの枢着側端部に軸受部10若しくは軸部11を間隔を置いて複数並設状態に設け、この軸受部10に軸支させる軸部11若しくはこの軸部11を軸支する軸受部10を、前記前蓋部3Bの枢着側端部に間隔を置いて複数並設状態に設けて、この複数の軸受部10に複数の軸部11を軸支させることで前記上蓋部3Aと前記前蓋部3Bとを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成とし、前記前蓋開放保持手段4は、前記上蓋部3Aの複数の前記軸受部10間の上蓋側非枢着部12若しくは複数の前記軸部11間の上蓋側非枢着部12に前記開放用係合凸部6を一体成形すると共に、前記前蓋部3Bの複数の前記軸部11間の前蓋側非枢着部13若しくは複数の前記軸受部10間の前蓋側非枢着部13に前記開放用係止凸部5を一体成形した構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の収納用ケースに係るものである。
また、前記前蓋開放保持手段4は、前記前蓋部3Bを、水平より上方の起動回動位置で係止保持するように、少なくとも前記前蓋部3Bに一体成形する前記開放用係止凸部5の成形位置を設定構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納用ケースに係るものである。
また、前記箱形ケース体2の前面部に、少なくともこの前面部の中ほどより上方側が開口する形状にして後傾状態に開口する形状の前記前面開口部1Bを設け、前記蓋体3の前記上蓋部3Aに、前記箱形ケース体2を積み上げ載置可能な載置部14を設け、前記前蓋開放保持手段4は、前記前蓋部3Bを、上蓋部3Aの前記載置部14に載置した箱形ケース体2の前面開口部1Bの前方を塞がない起動回動位置で係止保持するように、少なくとも前記前蓋部3Bに一体成形する前記開放用係止凸部5の成形位置を設定構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納用ケースに係るものである。
また、前記前蓋閉塞保持手段7は、前記蓋体3の前蓋部3Bの先端部の内側に前記閉塞用係止凸部8を一体成形し、前記箱形ケース体2の前面開口部1Bの下側開口縁部の下部に前記閉塞用係合凸部9を一体成形した構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納用ケースに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、蓋体を取り外すことで箱形ケース体の上面開口部と前面開口部とを全開放できると共に、前蓋部を上蓋部に対し起動回動させて箱形ケース体の前面開口部だけを部分的に開放させるような使い方もできる便利な収納用ケースとなり、しかも、前蓋部を前蓋開放保持手段により前面開口部を開放した状態に係止保持できると共に、この前蓋開放保持手段は、開放用係止凸部が開放用係合凸部に乗り越え係止することで前蓋部を開放保持する構成としたため、凹凸係止構造と違って開放用係止凸部と開放用係合凸部とは、夫々の寸法に多少バラつきがあってもまた上蓋部や前蓋部の多少の歪み等に左右されることなく確実に係止でき、この開放保持手段を有する上蓋部と前蓋部とを容易に型成形可能となり、その上、本発明は、前蓋部を前蓋閉塞保持手段により前面開放部を閉塞した状態に係止保持できると共に、この前蓋閉塞保持手段も、閉塞用係止凸部が閉塞用係合凸部に乗り越え係止することで前蓋部を閉塞保持する構成としたため、閉塞用係止凸部と閉塞用係合凸部とは、夫々の寸法に多少バラつきがあってもまた前蓋部や箱形ケース体の多少の歪み等に左右されることなく確実に係止でき、この閉塞保持手段を有する前蓋部と箱形ケース体とを容易に型成形可能となるなど、極めて実用性・量産性に優れた収納用ケースとなる。
また、本発明は、長さのある凸部同士の係止によって前蓋部の開放保持状態が一層安定的に係止保持されることになり、しかも、上蓋部と前蓋部の枢着部でない箇所に前蓋開放保持手段を設けたから、上蓋部と前蓋部との起伏回動に何ら支障がなく、上蓋部に対し前蓋部がスムーズに起伏回動する構成を簡易に設計実現可能となるなど、極めて実用性に優れた収納用ケースとなる。
また、請求項2記載の発明においては、長さのある凸部同士の係止によって前蓋部の閉塞保持状態が一層安定的に係止保持されることになり、しかも開放用係止凸部若しくは閉塞用係止凸部が開放用係合凸部若しくは閉塞用係合凸部に対してスムーズに乗り越え係止・乗り越え係脱することになる一層操作性に優れた前蓋開放保持手段と前蓋閉塞保持手段とを容易に設計実現可能となる極めて実用性に優れた構成の収納用ケースとなる。
また、請求項3記載の発明においては、複数の凸部同士の係止によって前蓋部の開放保持状態が一層安定的に係止保持される一層実用性に優れた構成の収納用ケースとなる。
また、請求項4記載の発明においては、箱形ケース体の前面開放部を確実に広く開口させて収納物の出し入れを容易に行うことができる一層実用性に優れた構成の収納用ケースとなる。
また、請求項5記載の発明においては、上下多段に積み上げて大容量のシステム収納として使用できると共に、この多段積み上げ状態においても、各段の前面開口部の妨げとならずに前蓋部を開放状態に保持できる一層実用性に優れた構成の収納用ケースとなる。
また、請求項6記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する前蓋閉塞保持手段を簡易構成により容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の収納用ケースとなる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す箱形ケース体から蓋体を分離した状態の斜視図である。 本実施例を示す側断面図である。 本実施例を示す前蓋部を起動回動して前面開口部を開放した状態の斜視図である。 本実施例の上蓋部と前蓋部の枢着構造を示す説明分解斜視図である。 本実施例の上蓋部と前蓋部の枢着構造を示す説明部分拡大側断面図である。 本実施例の上蓋部と箱形ケース体との閉塞保持構造を示す部分拡大側断面図である。 本実施例の前蓋開放保持手段を示す作動説明図である。 本実施例の前蓋閉塞保持手段を示す作動説明図である。 本実施例をスタッキングした使用状態を示す正面図である。 本実施例をスタッキングした使用状態において、下段の収納用ケースの前蓋部を起動回動して前面開口部を開放した様子を示す下段の収納用ケースを切り欠いた説明側面図である。 蓋体を取り外して本実施例をネスティングした状態を示す下側の収納用ケースを切り欠いた説明側面図である。 本実施例のネスティング構造を示す部分拡大説明図である。 ハーフサイズの本実施例を組み合わせたスタッキング使用状態の一例を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、箱形ケース体2から蓋体3を取り外すことにより、箱形ケース体2の上面開口部1Aと前面開口部1Bとを全開放させて箱形ケース体2に対し収納物を出し入れ可能であるが、蓋体3の閉塞状態から、上蓋部3Aが箱形ケース体2の上面開口部1Aを閉塞した状態のまま前蓋部3Bを上蓋部3Aに対し起動回動させて箱形ケース体2の前面開口部1Bだけを開放させることも可能である。
また、この際、前蓋部3Bは、前蓋開放保持手段4により上蓋部3Aに対し起動回動して前記前面開口部1Bを開放した状態に係止保持されることになる。
具体的には、前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し起動回動させて前記前面開口部1Bを開放した際に、前蓋部3Bの枢着側端部に一体成形した開放用係止凸部5が上蓋部3Aの枢着側端部に一体成形した開放用係合凸部6に係脱自在に乗り越え係止して、前蓋部3Bが前記前面開口部1Bを開放した状態に係止保持される。
従って、片手で前蓋部3Bを開放保持しつつもう一方の手で収納物を前面開口部1Bから出し入れするような手間はなく、ユーザーは前蓋部3を起動回動位置に保持した後、例えば両手を使うなどして前面開口部1Bから容易に収納物を出し入れすることが可能である。
また、本発明の前蓋開放保持手段4は、前記特許文献1のように係止凸部が係合凹部に係止する係止保持手段ではなく、凸部5・6同士の係止保持手段であるため、開放用係止凸部5と開放用係合凸部6との寸法に多少バラつきがあっても、また上蓋部3Aや前蓋部3Bに多少の歪みがあっても確実に凸部5・6同士は係止でき、従って本発明の前蓋開放保持手段4を具備する上蓋部3Aと前蓋部3Bとは、凸部5・6に寸法や部材の歪みまで考慮された成形精度を要せずに容易に型成形可能である。
前面開口部1Bからの収納物の出し入れが済んだら、開放保持手段4により起動回動位置に保持されている前蓋部3Bを上蓋部3Aに対し伏動回動させると(開放用係止凸部5を開放用係合凸部6から係脱させて前蓋部3Bを伏動回動させると)、前蓋部3Bが前記前面開口部1Bを閉塞した際に、この前蓋部3Bが前蓋閉塞保持手段7により前面開口部1Bを閉塞した状態に係止保持されることになる。
具体的には、前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し伏動回動させて前記前面開口部1Bを閉塞した際に、前蓋部3Bの先端部に一体成形した閉塞用係止凸部8が箱形ケース体2の前面開口部1Bの開口縁部若しくは開口縁部の近傍に一体成形した閉塞用係合凸部9に係脱自在に乗り越え係止して、前蓋部3Bが前面開口部1Bを閉塞した状態に係止保持される。
また、この前蓋閉塞保持手段7も、前記前蓋開放保持手段4と同様に凸部8・9同士の係止保持手段であるため、この閉塞用係止凸部8と閉塞用係合凸部9との寸法に多少バラつきがあっても、また前蓋部3Bや箱形ケース体2に多少の歪みがあっても確実に凸部8・9同士は係止でき、従って本発明の前蓋閉塞保持手段7を具備する前蓋部3Bと箱形ケース体2とは、凸部8・9に寸法や部材の歪みまで考慮された成形精度を要せずに容易に型成形可能である。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、開口部1を有する合成樹脂製の箱形ケース体2と、この箱形ケース体2の開口部1を開閉自在に閉塞する合成樹脂製の蓋体3とから成る収納用ケースに係るものである。
本実施例の箱形ケース体2は、図1〜図3に示すように、平面視で横長の略長方形状をなすと共に、上面部が水平に開口する(上面開口部1Aを有する)箱形体に構成(樹脂成形により一体成形)し、底部四隅に移動用のコロ17を付設している。
また、この箱形ケース体2は、その前壁部を側面視でくの字状に前方へ突出する形状に成形すると共に、この前壁部の中ほどの最も前方へ突出している突出角部より上方側の後傾斜部位を開口形状に成形して、この後傾開口部分を前記上面開口部1Aと連設状態にして開口する前面開口部1Bとしている。
即ち、本実施例の箱形ケース体2は、上面開口部1Aと前面開口部1Bとから成る大口形の前記開口部1を有する構成としている。また、この大きく開口する開口部1の開口縁部の略全周には、水平外側に突出した後直角下方に垂下する断面L字状の補強縁部16を一体成形して保形強度を向上させている。
また、本実施例の前面開口部1Bは、前記したように後傾状態に開口する構成でありながら後傾斜度を小さく設定している。これにより、前記特許文献1で開示されている前面開口部が大きく後傾する形状のケース体よりも、箱形ケース体2の内部上部の収納空間部を大きく確保できている。
本実施例の蓋体3は、図1〜図3に示すように、前記箱形ケース体2の上面開口部1Aを閉塞する合成樹脂製の上蓋部3Aと、前記箱形ケース体2の前面開口部1Bを閉塞する合成樹脂製の前蓋部3Bとを有すると共に、この上蓋部3Aと前蓋部3Bとを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成としている。
具体的には、上蓋部3Aは、箱形ケース体2の上面開口部1Aを閉塞可能な平面視で横長の略長方形板状に構成(樹脂成形)し、前蓋部3Bは、箱形ケース体2の前面開口部1Bを閉塞可能な平面視で横長の略長方形板状であって、上蓋体3Aより前後方向の長さが略1/2程度となる形状に構成(樹脂成形)している。
更に詳しくは、上蓋部3Aと前蓋部3Bとは、全周縁部を上方へ突出する断面コ字状のリブ縁18に一体成形して保形強度を向上させていると共に、この上蓋部3Aと前蓋部3Bのリブ縁18を前記箱形ケース体2の補強縁部16に被嵌合させて蓋体3で箱形ケース体2の開口部1を閉塞可能となる構成としている。
この上蓋部3Aと前蓋部3Bの枢着構造は、上蓋部3Aの一方の長手方向縁(前側端縁部)と前蓋部3Bの一方の長手方向縁(後側端縁部)とを枢着側端部として、この上蓋部3Aの枢着側端部に軸受部10を一体成形し、前蓋部3Bの枢着側端部に前記軸受部10に軸支される軸部11を一体成形している。
更に詳しくは、図5に示すように、上蓋部3Aの枢着側端部を凹凸が連続する凹凸縁形状に一体成形すると共に、この凹凸縁の凸縁部を側面視で下方が開放する断面C字状に一体成形して、このC字状の凸縁部を、前記軸部11を包持状態に軸支可能な前記軸受部10としている。即ち、上蓋部3Aの枢着側端部に軸受部10を間隔を置いて複数並設状態に設けている。
一方、前蓋部3Bの枢着側端部は、前記上蓋部3Aの凹凸縁と互い違いに凹凸が連続する凹凸縁形状に一体成形すると共に、この凹凸縁の凹縁部に両隣の凸縁部間に架け渡すようにして丸棒状の前記軸部11を一体成形している。即ち、前蓋部3Bの枢着側端部には、軸部11を間隔を置いて複数並設状態に設けている。
そして、この上蓋部3Aの枢着側端部の凹凸縁と、前蓋部3Bの枢着側端部の凹凸縁とを凹凸嵌合させると共に、前蓋部3Bの軸部11を上蓋部3Aの軸受部10に圧入係合することで軸支して、上蓋部3Aと前蓋部3Bとを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成としている(図6参照。)。尚、上蓋部3Aに軸部11を設け、前蓋部3Bに軸受部10を設ける枢着構造としても良い。
即ち、蓋体3は、図4に示すように、この蓋体3の上蓋部3Aが前記箱形ケース体2の上面開口部1Aを閉塞した状態で、この上蓋部3Aに対し前記前蓋部3Bを起動回動させて前記前面開口部1Bを開放可能な構成としている。
また、蓋体3の上蓋部3Aは、箱形ケース体2の上面開口部1Aに対して開閉自在に閉塞保持し得るように構成している。この開閉自在な閉塞保持構造は、上蓋部3Aのリブ縁18の垂下端部の前側左右部と後側左右部との合計四箇所に、内側に向けて小突起22を突出状態に一体成形する一方、箱形ケース体2の前記補強縁部16の垂下端部の、前記上面開口部1Aに対する前側左右部と後側左右部との合計四箇所に、前記小突起22が係止する係合切欠部23を一体成形して、補強縁部16とリブ縁18を弾性変形させて係合切欠部23に小突起22を圧入係止することにより、上蓋部3Aを箱形ケース体2の上面開口部1Aに安定的に係止して上蓋部3Aを閉塞保持する構造とし、上蓋部3Aを開放する(箱形ケース体2から取り外す)場合は、小突起22を係合切欠部23から係脱させることにより上蓋部3Aを箱形ケース体2の上部開口部から取り外しできる構成としている(図7参照。)。
本実施例では、前記蓋体3の前蓋部3Bを、前記箱形ケース体2の上面開口部1Aを閉塞している前記上蓋部3Aに対し起動回動して前記前面開口部1Bを開放した状態に係止保持する係脱自在な前蓋開放保持手段4を設けている。
具体的には、前蓋開放保持手段4は、前記前蓋部3Bの基端部(後側端部)である枢着側端部に開放用係止凸部5を一体成形し、この前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し起動回動させて前記前面開口部1Bを開放した際に前記開放用係止凸部5が係脱自在に乗り越え係止する開放用係合凸部6を、前記上蓋部3Aの枢着側端部(前側端部)に一体成形した構成としている。
更に詳しくは、前記前蓋開放保持手段4は、前記上蓋部3Aの複数の前記軸受部10間の複数の凹縁部である上蓋側非枢着部12の端面に夫々前記開放用係合凸部6を一体成形すると共に、前記前蓋部3Bの複数の前記軸部11間の複数の凸縁部である前蓋側非枢着部13の端面に夫々前記開放用係止凸部5を一体成形した構成としている。
また、この開放用係止凸部5と開放用係合凸部6とは、上蓋部3Aに対し前蓋部3Bを起伏回動した際に、互いに当接(衝突)し合う突出度に設定している。
また、この複数の開放用係止凸部5は、図5に示すように、細長い横長凸条形状であってその突出先端部が外方(後方)に向かって凸湾曲する湾曲面状(断面半円形状)に一体成形すると共に、複数の前記開放用係合凸部6も、細長い横長凸条形状であってその突出先端部が外方(前方)に向かって凸湾曲する湾曲面状(断面半円形状)に一体成形している。
この前蓋開放保持手段の作動を説明すると、前記前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し起動回動させることによって軸部11を軸受部10に対し回動させていくと、図8に示すように前蓋部3Bの前蓋側非枢着部13の開放用係止凸部5が下方へ回動移動してやがて上蓋部3Aの上蓋側非枢着部12の開放用係合凸部6に上方から当接し、この当接による回動抵抗に抗してなおも前蓋部3Bを起動回動させると、上蓋部3Aと前蓋部3Bの枢着側端部の弾性変形により長さのある凸湾曲面状の開放用係止凸部5の突出先端部が、長さのある凸湾曲面状の開放用係合凸部6の突出先端部に圧接しながら下方へ乗り越えて伏動止め係止し、この係止によって前蓋部3Bが上方へ起動回動した状態に保持されることになる構成としている。
開放保持されている前蓋部3Bを閉じたい場合は、前蓋部3Bを少し強く伏動回動させると、開放用係止凸部5が前記と逆方向(上方)に移動し、開放用係合凸部6を乗り越えて係脱することになる構成としている。
また、本実施例では、前記前蓋部3Bを、水平より上方の起動回動位置で係止保持するように、前記前蓋部3Bに一体成形する前記開放用係止凸部5の成形位置を設定構成している。
この本実施例の前蓋開放保持手段4は、前記特許文献1のように係止凸部が係合凹部に係止する係止保持手段ではなく、凸部5・6同士の係止保持手段であるため、開放用係止凸部5と開放用係合凸部6とが少なくとも互いに当接可能な突出度の凸部でありさえすれば、双方の寸法にバラつきがあっても、また上蓋部3Aや前蓋部3Bに多少の歪みがあってもこの寸法のバラつきや歪みに左右されずに確実に凸部5・6同士は係止でき、従って本実施例の前蓋開放保持手段4を具備する上蓋部3Aと前蓋部3Bとは、凸部5・6に詳細な寸法や部材の歪みまで考慮された成形精度を要せずに容易に型成形可能となる。
また、本実施例では、前記蓋体3の前蓋部3Bを、この前蓋部3Bが前記箱形ケース体2の前面開口部1Bを閉塞した状態に係止保持する係脱自在な前蓋閉塞保持手段7を設けている。
具体的には、この前蓋閉塞保持手段7は、前記前蓋部3Bの先端部(前側端部)に閉塞用係止凸部8を一体成形し、この前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し伏動回動させて前記前面開口部1Bを閉塞した際に前記閉塞用係止凸部8が係脱自在に乗り越え係止する閉塞用係合凸部9を、前記箱形ケース体2の前面開口部1Bの開口縁部若しくは開口縁部の近傍に一体成形した構成としている。
更に詳しくは、図3,図9に示すように、前蓋部3Bの前側の前記リブ縁18の先端垂下部15の内側中央部に、内方(前蓋部3Bの後側)へ向けて前記閉塞用係止凸部8を突出状態に一体成形すると共に、前記箱形ケース体2の前面開口部1Bの下側開口縁部に存する前記補強縁部16の下部中央部に、この補強縁部16の上面部を下方へ凹ませることで下面部を下方へ凸出させた凸部を一体成形して、この下方に突出する凸部を前記閉塞用係合凸部9としている。即ち、閉塞用係止凸部8は、前蓋部3Bの先端部の内側に設け、閉塞用係合凸部9は、前面開口部1Bの下側開口縁部の下部に設けている。
また、この閉塞用係止凸部8と閉塞用係合凸部9とは、上蓋部3Aに対し前蓋部3Bを伏動回動した際に、互いに当接(衝突)し合う突出度に設定している。
また、図4,図9に示すように、この閉塞用係止凸部8は、細長い横長凸条形状であってその突出先端部が外方(蓋体3の内方)に向かって凸湾曲する湾曲面状(断面半円形状)に一体成形すると共に、前記閉塞用係合凸部9も、細長い横長凸条形状であってその突出先端部が外方(下方)に向かって凸湾曲する湾曲面状(断面半円形状)に一体成形している。
この前蓋閉塞保持手段7の作動を説明すると、前記前蓋部3Bを前記上蓋部3Aに対し伏動回動させていくと、図9に示すように前蓋部3Bの先端部(前側端部)が下方へ回動移動してやがて閉塞用係止凸部8が補強縁部16の下部の前記閉塞用係合凸部9に前方から当接し、この当接による回動抵抗に抗してなおも前蓋部3Bを伏動回動させると、前蓋部3Bの先端部と補強縁部16の弾性変形により長さのある凸湾曲面状の閉塞用係止凸部8の突出先端部が、長さのある凸湾曲面状の閉塞用係合凸部9の突出先端部に圧接しながら後方へ乗り越えて起動止め係止し、この係止によって前蓋部3Bが前面開口部1Bを閉塞した状態に保持されることになる構成としている。
閉塞保持されている前蓋部3Bを開きたい場合は、前蓋部3Bを少し強く起動回動させると、閉塞用係止凸部8が前記と逆方向(後方)に移動し、閉塞用係合凸部9を乗り越えて係脱することになる構成としている。
この本実施例の前蓋閉塞保持手段7も、前記前蓋開放保持手段4と同様に凸部8・9同士の係止保持手段であるため、この閉塞用係止凸部8と閉塞用係合凸部9とが少なくとも互いに当接可能な突出度の凸部でありさえすれば、双方の寸法にバラつきがあってもまた前蓋部3Bや箱形ケース体2に多少の歪みがあってもこの寸法のバラつきや歪みに左右されずに確実に凸部8・9同士は係止でき、従って本実施例の前蓋閉塞保持手段7を具備する前蓋部3Bと箱形ケース体2とは、凸部8・9に詳細な寸法や部材の歪みまで考慮された成形精度を要せずに容易に型成形可能となる。
また、本実施例では、前記蓋体3の前記上蓋部3Aに、前記箱形ケース体2を積み上げ載置可能な載置部14を設けて、図10,図11に示すように複数の収納用ケースをスタッキングさせてシステム収納のようにして使用することもできる構成としている。
具体的には、前記上蓋部3Aのリブ縁18に囲まれた凹状部14を前記載置部14とし、箱形ケース体2は、この載置部14に載置可能な寸法に設定構成し、この載置部14に他の箱形ケース体2の底部を載置すると、積み上げた箱形ケース体2が載置部14周囲のリブ縁18によって横方向へ移動しにくく安定的に積み上げられる構成としている。
また、本実施例では、図11に示すように、スタッキングした状態で下段の収納用ケースの前蓋部3Bを起動回動して前記前蓋開放保持手段4で前面開口部1Bを開放保持した際に、この下段の前蓋部3Bが、上段の収納用ケースの前面開口部1Bの前方に位置して前面開口部1Bを大きく塞いでしまうことのない起動回動位置で係止保持するように、前記前蓋開放保持手段4を設定構成している。尚、前蓋部3Bが上段の収納用ケースの前面開口部1Bを完全に塞がない構成が望ましいが、本実施例のように上段の収納用ケースの前面開口部1Bが少し塞がれてしまう構成でも良い(請求項5中の「前記前蓋開放保持手段は、前記前蓋部を、上蓋部の前記載置部に載置した箱形ケース体の前面開口部の前方を塞がない起動回動位置で係止保持する」なる記載は、下段の収納用ケースの前蓋部3Bが上段の収納用ケースの前面開口部1Bの前方を少し塞いでしまうような構成をも含む意味合いで用いている。)。
また、図14は、横幅を1/2サイズとした本実施例の収納用ケースを併用してスタッキングした別使用状態を示しており、このような異なるサイズの収納用ケースをユニットとしてシステム収納を構築できるように構成しても良い。
また、本実施例では、前記箱形ケース体2は、図12に示すように、輸送時などに前記蓋体3を取り外すことによって、前記上面開口部1Aから箱形ケース体2内に他の箱形ケース体2を収納して積み重ね(ネスティング)可能となるように、箱形ケース体2の前壁部と後壁部と左右壁部とを傾斜壁に形成して下側ほど先細くなる形状に構成すると共に、この箱形ケース体2の上部に、この箱形ケース体2に収納して積み重ねた箱形ケース体2が係止することで上下に積み重ねた箱形ケース体2を鉛直方向に整列状態に積み重ね保持する積み重ね係止手段19を設けている。
具体的には、この積み重ね係止手段19は、図2,図13に示すように,箱形ケース体2の前記補強縁部16の、前記上面開口部1Bに対する前側左右部と後側左右部との合計四箇所の上面部に係合凹所20を一体成形し、この係合凹所20の存する補強縁部16の下部の四箇所に、この係合凹所20に載置係止する係止突片21を一体成形して、この四箇所の係止突片21を四箇所の係合凹所20に夫々載置係止して複数の箱形ケース体2を積み重ねすると、箱形ケース体2の左右壁部が外側へ開くような変形を生じてしまうことなく、且つ図12に示すように、鉛直方向へ整列状態で箱形ケース体2がネスティングされるように構成している。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 開口部
1A 上面開口部
1B 前面開口部
2 箱形ケース体
3 蓋体
3A 上蓋部
3B 前蓋部
4 前蓋開放保持手段
5 開放用係止凸部
6 開放用係合凸部
7 前蓋閉塞保持手段
8 閉塞用係止凸部
9 閉塞用係合凸部
10 軸受部
11 軸部
12 上蓋側非枢着部
13 前蓋側非枢着部
14 載置部

Claims (6)

  1. 開口部を有する合成樹脂製の箱形ケース体と、この箱形ケース体の開口部を開閉自在に閉塞する合成樹脂製の蓋体とから成り、前記箱形ケース体は、その上面部と前面部とに前記開口部としての上面開口部と前面開口部とを連設状態に設け、前記蓋体は、前記上面開口部を閉塞する合成樹脂製の上蓋部と前記前面開口部を閉塞する合成樹脂製の前蓋部とを有すると共に、この上蓋部と前蓋部とを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成として、この蓋体の上蓋部が前記箱形ケース体の上面開口部を閉塞した状態で、この上蓋部に対し前記前蓋部を起動回動させて前記前面開口部を開放可能とした収納用ケースにおいて、前記蓋体の前蓋部を、前記箱形ケース体の上面開口部を閉塞している前記上蓋部に対し起動回動して前記前面開口部を開放した状態に係止保持する係脱自在な前蓋開放保持手段を設け、この前蓋開放保持手段は、前記前蓋部の基端部である枢着側端部に開放用係止凸部を一体成形し、この前蓋部を前記上蓋部に対し起動回動させて前記前面開口部を開放した際に前記開放用係止凸部が係脱自在に乗り越え係止する開放用係合凸部を、前記上蓋部の枢着側端部に一体成形した構成とし、前記蓋体の前蓋部を、この前蓋部が前記箱形ケース体の前面開口部を閉塞した状態に係止保持する係脱自在な前蓋閉塞保持手段を設け、この前蓋閉塞保持手段は、前記前蓋部の先端部に閉塞用係止凸部を一体成形し、この前蓋部を前記上蓋部に対し伏動回動させて前記前面開口部を閉塞した際に前記閉塞用係止凸部が係脱自在に乗り越え係止する閉塞用係合凸部を、前記箱形ケース体の前面開口部の開口縁部若しくは開口縁部の近傍に一体成形した構成とし、前記蓋体は、前記上蓋部の枢着側端部に軸受部若しくは軸部と上蓋側非枢着部とを並設状態に設け、この軸受部に軸支させる軸部若しくはこの軸部を軸支する軸受部と前記上蓋側非枢着部に対応する前蓋側非枢着部とを前記前蓋部の枢着側端部に並設状態に設けて、この軸受部に軸部を軸支させることで前記上蓋部と前記前蓋部とを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成とし、前記前蓋開放保持手段は、前記上蓋部の前記上蓋側非枢着部に前記開放用係合凸部を一体成形すると共に、前記前蓋部の前記前蓋側非枢着部に前記開放用係止凸部を一体成形し、この開放用係止凸部と開放用係合凸部とは、前記軸部の軸方向に沿った長さのある形状に形成して、長さのある開放用係止凸部が長さのある開放用係合凸部に圧接しながら乗り越え係止する構成としたことを特徴とする収納用ケース。
  2. 前記前蓋開放保持手段は、前記開放用係止凸部突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成すると共に、前記開放用係合凸部突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成して、凸湾曲面状の開放用係止凸部の突出先端部が、凸湾曲面状の開放用係合凸部の突出先端部に圧接しながら乗り越えて伏動止め係止する構成とし、前記前蓋閉塞保持手段は、前記閉塞用係止凸部を長さのある形状であって突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成すると共に、前記閉塞用係合凸部を長さのある形状であって突出先端部を外方に向かって凸湾曲する湾曲面状に形成して、長さのある凸湾曲面状の閉塞用係止凸部の突出先端部が、長さのある凸湾曲面状の閉塞用係合凸部の突出先端部に圧接しながら乗り越えて起動止め係止する構成としたことを特徴とする請求項1記載の収納用ケース。
  3. 前記蓋体は、前記上蓋部の枢着側端部に軸受部若しくは軸部を間隔を置いて複数並設状態に設け、この軸受部に軸支させる軸部若しくはこの軸部を軸支する軸受部を、前記前蓋部の枢着側端部に間隔を置いて複数並設状態に設けて、この複数の軸受部に複数の軸部を軸支させることで前記上蓋部と前記前蓋部とを互いに起伏回動自在に枢着連結した構成とし、前記前蓋開放保持手段は、前記上蓋部の複数の前記軸受部間の上蓋側非枢着部若しくは複数の前記軸部間の上蓋側非枢着部に前記開放用係合凸部を一体成形すると共に、前記前蓋部の複数の前記軸部間の前蓋側非枢着部若しくは複数の前記軸受部間の前蓋側非枢着部に前記開放用係止凸部を一体成形した構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の収納用ケース。
  4. 前記前蓋開放保持手段は、前記前蓋部を、水平より上方の起動回動位置で係止保持するように、少なくとも前記前蓋部に一体成形する前記開放用係止凸部の成形位置を設定構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納用ケース。
  5. 前記箱形ケース体の前面部に、少なくともこの前面部の中ほどより上方側が開口する形状にして後傾状態に開口する形状の前記前面開口部を設け、前記蓋体の前記上蓋部に、前記箱形ケース体を積み上げ載置可能な載置部を設け、前記前蓋開放保持手段は、前記前蓋部を、上蓋部の前記載置部に載置した箱形ケース体の前面開口部の前方を塞がない起動回動位置で係止保持するように、少なくとも前記前蓋部に一体成形する前記開放用係止凸部の成形位置を設定構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納用ケース。
  6. 前記前蓋閉塞保持手段は、前記蓋体の前蓋部の先端部の内側に前記閉塞用係止凸部を一体成形し、前記箱形ケース体の前面開口部の下側開口縁部の下部に前記閉塞用係合凸部を一体成形した構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納用ケース。
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