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JP5776651B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置に関する。
従来、燃料タンク内を減圧または加圧するようポンプを作動させた状態で検出した圧力に基づき、燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定する蒸発燃料処理装置が知られている。例えば特許文献1に記載された蒸発燃料処理装置では、ベーン式ポンプを用いて燃料タンク内を減圧または加圧している。
特開2012−2207号公報
特許文献1のポンプは、ハウジング、当該ハウジング内に回転可能に設けられるロータ、当該ロータに径方向に往復移動可能に収容されロータの回転に伴い径方向外側の端部がハウジングの内壁と摺動するベーン、および、ロータを回転駆動するモータを有している。ポンプ内に異物が侵入した場合、または、ハウジング内壁とベーンとが摺動することによりポンプ内に摩耗粉が堆積した場合等、回転部品(ロータ、ベーン)と固定部品(ハウジング)とのクリアランスが減少し、ポンプ性能が変化または低下するおそれがある。また、異物の侵入、および、摩耗粉の堆積が著しい場合、ロータの回転がロックするおそれがある。さらに、摩耗する部品の材料によっては、2次摩耗により摩耗が加速度的に促進されるアグレッシブ摩耗が発生するおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポンプ性能の低下を抑制可能な蒸発燃料処理装置を提供することにある。
本発明は、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を内燃機関に導入し処理する蒸発燃料処理装置であって、パージ通路とキャニスタとパージ弁と第1ポンプ通路と第2ポンプ通路とポンプと第1大気通路と第2大気通路と切替弁と圧力検出手段と制御部とを備えている。パージ通路は、燃料タンクと内燃機関に吸気を導く吸気通路とを接続するよう設けられる。キャニスタは、パージ通路に設けられ、パージ通路を流れる蒸発燃料の一部を吸着保持する。パージ弁は、パージ通路の吸気通路近傍に設けられ、パージ通路を開閉する。第1ポンプ通路は、一端がキャニスタに接続するよう設けられる。第2ポンプ通路は、一端が第1ポンプ通路の他端に接続可能に設けられる。ポンプは、電力の供給により作動する電動のポンプであって、第2ポンプ通路の他端に接続され、作動時、第2ポンプ通路、第1ポンプ通路、キャニスタおよびパージ通路を経由して燃料タンク内を減圧または加圧可能である。第1大気通路は、一端がポンプに接続され、他端が大気に開放されている。第2大気通路は、一端が第1大気通路に接続するよう設けられる。切替弁は、第1ポンプ通路の他端と第2ポンプ通路の一端と第2大気通路の他端との間に設けられ、第1ポンプ通路と第2ポンプ通路または第2大気通路との接続を切り替える。圧力検出手段は、第2ポンプ通路内の圧力を検出可能である。制御部は、パージ弁、ポンプおよび切替弁の作動を制御可能である。
本発明では、制御部は、蒸発燃料漏れ判定手段、パージ手段および異物除去手段を有している。蒸発燃料漏れ判定手段は、第1ポンプ通路と第2ポンプ通路とを接続するよう切替弁を制御し、燃料タンク内を減圧または加圧するようポンプを作動させた状態で圧力検出手段により検出した圧力に基づき、燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定する。パージ手段は、パージ弁を開弁することにより、キャニスタに吸着されている蒸発燃料を吸気通路を経由して内燃機関に導入する。異物除去手段は、蒸発燃料を内燃機関に導入するようパージ手段を機能させているとき、第1ポンプ通路と第2ポンプ通路とを接続するよう切替弁を制御することでポンプ内に大気を流通させることによりポンプ内の異物を除去可能である。
本発明では、異物除去手段を機能させることにより、ポンプ内の異物を除去することができる。これにより、ポンプ性能の低下を抑制することができる。また、作動時に摺動する部品を有するポンプの場合、ポンプ内での摩耗粉の堆積を抑制することができる。さらに、本発明では、ポンプ内の部品のアグレッシブ摩耗を抑制することができる。したがって、安定したポンプ性能を長期に亘り維持することができる。その結果、蒸発燃料漏れ判定手段による安定した判定性能を維持することができる。
本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置を示す模式図。 (A)は本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置のポンプを示す断面図、(B)は(A)のB−B線断面図。 本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置の基準圧力検出時の状態を示す模式図。 本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置の蒸発燃料漏れ判定時の状態を示す模式図。 本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置の蒸発燃料処理時の状態を示す模式図。 本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置の異物除去時の状態を示す模式図。 本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置の基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時の処理を示すフロー図。 本発明の第2実施形態による蒸発燃料処理装置の基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時の処理を示すフロー図。
以下、本発明の複数の実施形態による蒸発燃料処理装置を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置を図1に示す。
蒸発燃料処理装置1は、例えば車両に搭載された内燃機関(以下、「エンジン」という)10の吸気系に適用される。エンジン10には、吸気管11が接続されている。吸気管11の内側には吸気通路12が形成されている。吸気管11のエンジン10とは反対側は大気に開放されている。これにより、エンジン10の運転時、空気が吸気通路12を経由してエンジン10に吸入される。以下、エンジン10に吸入される空気を「吸気」という。
吸気管11の内側すなわち吸気通路12には、スロットル弁13が設けられている。スロットル弁13は、吸気通路12を開閉することにより、エンジン10に吸入される吸気の量を調節可能である。本実施形態では、吸気管11のスロットル弁13とエンジン10との間にインジェクタ14が設けられている。インジェクタ14は、燃料タンク2に貯留された燃料としてのガソリンを吸気通路12に霧状に噴射可能である。インジェクタ14から吸気通路12に噴射された燃料は、吸気とともにエンジン10に導入される。エンジン10に導入された燃料は、エンジン10の燃焼室で燃焼し、排気管15の内側に形成された排気通路16を経由して大気へ排出される。以下、エンジン10から大気へ排出される燃焼ガスを含む空気を「排気」という。
燃料タンク2の内部には、貯留されたガソリンが蒸発することにより、ガソリンの蒸気すなわち蒸発燃料(エバポ)が発生する。
蒸発燃料処理装置1は、パージ通路21、22、キャニスタ23、パージ弁24、第1ポンプ通路31、第2ポンプ通路32、ポンプ40、第1大気通路51、第2大気通路52、切替弁60、圧力センサ71および電子制御ユニット(以下、「ECU」という)80等を備えている。
蒸発燃料処理装置1は、燃料タンク2内で発生する蒸発燃料をエンジン10に導入し処理することを目的として車両に搭載されている。
パージ通路21は、一端が燃料タンク2に接続するよう設けられている。一方、パージ通路22は、一端が吸気通路12に接続するよう設けられている。キャニスタ23は、パージ通路21の他端およびパージ通路22の他端と接続するよう設けられている。これにより、パージ通路21およびパージ通路22は、キャニスタ23を経由して、燃料タンク2と吸気通路12とを接続している。
キャニスタ23は、例えば活性炭等の吸着部材を有し、パージ通路21およびパージ通路22を流れる蒸発燃料の一部を吸着保持する。キャニスタ23に吸着保持された蒸発燃料の一部は、キャニスタ23から離脱し、パージ通路22を経由して吸気通路12に流入する。キャニスタ23は、蒸発燃料が大気に放出されるのを抑制すること、および、後述のポンプ40等への蒸発燃料の付着を抑制することを目的として設けられている。
パージ弁24は、例えば電磁駆動式の制御弁であり、パージ通路22の吸気通路12近傍に設けられている。パージ弁24は、パージ通路22を開閉、すなわち開弁または閉弁することにより、パージ通路22をキャニスタ23側から吸気通路12側へ流れる蒸発燃料の流れを許容または遮断する。パージ弁24は、オフ状態のとき閉弁しており、オン状態のとき開弁するノーマリークローズ型の弁である。
第1ポンプ通路31は、一端がキャニスタ23に接続するよう設けられている。第2ポンプ通路32は、一端が第1ポンプ通路31の他端に接続可能に設けられている。
ポンプ40は、流体出入口48が第2ポンプ通路32の他端に接続するよう設けられている。ポンプ40は、例えば、流体出入口48から流体を吸入し流体出入口49から吐出、または、流体出入口49から流体を吸入し流体出入口48から吐出可能な電動ポンプである。これにより、ポンプ40は、作動時、第2ポンプ通路32、第1ポンプ通路31、キャニスタ23およびパージ通路21を経由して燃料タンク2内を減圧または加圧可能である。
ここで、本実施形態のポンプ40の構成について説明する。
図2に示すように、ポンプ40は、ハウジング41、ロータ43、ベーン44およびモータ45等を有している。
ハウジング41は、上ハウジング411および下ハウジング412からなる。上ハウジング411は、例えば樹脂により形成され、一方の面側に円筒状の凹部を有している。下ハウジング412は、例えば樹脂により板状に形成されている。上ハウジング411の一方の面と下ハウジング412とが密に当接することにより、円筒状の内部空間Sが形成されている。上述の流体出入口48、49は、上ハウジング411に形成され、それぞれ内部空間Sと外部とを接続している。
上ハウジング411および下ハウジング412は、ボルト46により、後述するモータ45のフランジ部451に締結固定されている。
ロータ43は、例えば樹脂により円筒状に形成され、内部空間Sに収容されている。ロータ43は、一方の端面から他方の端面にかけて径方向外側へ延びる溝431を有している。本実施形態では、溝431は、ロータ43の周方向に等間隔で4つ形成されている。
ベーン44は、例えば樹脂により矩形板状に形成され、ロータ43の4つの溝431のそれぞれに収容されるようにして設けられている。ベーン44は、溝431内において、ロータ43の径方向に往復移動可能である。
モータ45は、電力を供給されることにより駆動する電動モータである。モータ45は、回転駆動するシャフト452を有している。シャフト452は、下ハウジング412に形成された穴部413に挿通され、先端部がロータ43の中央に形成された穴部432に嵌め込まれている。これにより、モータ45が作動すると、シャフト452が回転し、ロータ43が回転する。その結果、ベーン44は、ハウジング41の内壁と摺動しながらロータ43とともに回転しつつ、ロータ43の溝431内でロータ43の径方向に往復移動する。
ポンプ40は、作動時、モータ45によりロータ43およびベーン44を回転駆動し、流体出入口48から流体を吸入し流体出入口49から吐出、または、流体出入口49から流体を吸入し流体出入口48から吐出可能である。すなわち、ポンプ40は、ベーン式ポンプである。
第1大気通路51は、一端がポンプ40の流体出入口49に接続され、他端が大気に開放されている。第2大気通路52は、一端が第1大気通路51に接続するよう設けられている。
本実施形態では、第1大気通路51の他端には、フィルタ3が設けられている。フィルタ3は、例えば不織布等により形成され、第1大気通路51に流入する空気中の異物を捕集する。
切替弁60は、第1ポンプ通路31の他端と第2ポンプ通路32の一端と第2大気通路52の他端との間に設けられている。切替弁60は、弁体61、電磁駆動部62および付勢部材63等を有している。弁体61は、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32および第2大気通路52との間において往復移動可能に設けられ、その位置により、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32または第2大気通路52との接続を切り替え可能である。電磁駆動部62は、電力を供給されることにより磁力を生じ、弁体61を吸引可能である。付勢部材63は、弁体61を、電磁駆動部62により吸引される方向とは反対側へ付勢している。
切替弁60は、オフ状態のとき、すなわち、電磁駆動部62に電力が供給されていないとき、第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続しつつ、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32との接続は遮断する。一方、切替弁60は、オン状態のとき、すなわち、電磁駆動部62に電力が供給されているとき、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続しつつ、第1ポンプ通路31と第2大気通路52との接続は遮断する。
圧力センサ71は、本実施形態では、第2ポンプ通路32に設けられ、第2ポンプ通路32内の圧力を検出可能である。ここで、圧力センサ71は、特許請求の範囲における「圧力検出手段」に対応している。
ECU80は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROMおよびRAM、ならびに、入出力手段等を有する小型のコンピュータである。ECU80は、車両に搭載されたセンサ類からの信号等に基づき、ROMに格納されたプログラムに従い車両の各部および各種機器類の作動を制御する。ECU80は、図示しないバッテリからパージ弁24、ポンプ40および切替弁60等に供給する電力を制御することで、パージ弁24、ポンプ40および切替弁60等の作動を制御可能である。ここで、ECU80は、特許請求の範囲における「制御部」に対応している。圧力センサ71は、検出した圧力に関する信号をECU80に伝達する。これにより、ECU80は、第2ポンプ通路32内の圧力を検出することができる。
本実施形態では、ECU80は、ポンプ40を駆動するとき、モータ45の回転数が一定となるよう制御する。すなわち、ECU80は、モータ45の回転数が常に一定となるよう、モータ45に供給する電力を調整する。例えばモータ45の負荷が高くなり回転数が低下してきた場合、モータ45へ供給する電力を増大することでモータ45の回転数を一定に保つようにする。
本実施形態では、蒸発燃料処理装置1は、オリフィス通路33およびオリフィス34をさらに備えている。
オリフィス通路33は、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう設けられている。オリフィス34は、オリフィス通路33に設けられている。ここで、オリフィス34は、燃料タンク2における蒸気燃料漏れ(エバポリーク)が許容される開口の大きさに対応している。例えば、CARBおよびEPAの基準では、燃料タンク2からのエバポリークの検出精度としてφ0.5mm相当の開口からのエバポリークの検出が要求されている。そのため、本実施形態では、オリフィス通路33に例えばφ0.5mm以下に設定された開口からなるオリフィス34を配置している。
また、本実施形態では、例えば不織布からなるフィルタ4、5、6が設けられている。フィルタ4は、第1大気通路51のポンプ40近傍に設けられ、第1大気通路51を流通する流体に含まれる異物を捕集する。フィルタ5は、第2ポンプ通路32の切替弁60近傍に設けられ、第2ポンプ通路32を流通する流体に含まれる異物を捕集する。フィルタ6は、オリフィス通路33のオリフィス34近傍に設けられ、オリフィス通路33を流通する流体に含まれる異物を捕集する。フィルタ6は、オリフィス34に対し第1ポンプ通路31側に設けられている。
以下、一実施形態による蒸発燃料処理装置1の作動について説明する。
(通常時)
車両およびエンジン10の運転の停止時等の通常時、図1に示すように、パージ弁24、ポンプ40および切替弁60は、すべてがオフ状態である。このとき、パージ弁24は閉弁し、ポンプ40は作動しておらず、切替弁60は第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続しつつ第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32との接続は遮断している。このとき、燃料タンク2内で発生した蒸発燃料は、パージ通路21を流通し、キャニスタ23に吸着保持される。そのため、燃料タンク2内で発生した蒸発燃料が、第1ポンプ通路31、第2大気通路52および第1大気通路51を経由して大気に放出されるのを抑制することができる。なお、このとき、燃料タンク2内は、パージ通路21、キャニスタ23、第1ポンプ通路31、第2大気通路52および第1大気通路51を経由して大気に接続しているため、給油特性は良好である。
(基準圧力検出時)
走行していた車両およびエンジン10の運転が停止し、燃料タンク2およびエンジン10の温度が所定値以下の安定した温度になると、ECU80はポンプ40を作動させる(オン制御)。すなわち、ECU80は、図3に示すように、パージ弁24を閉弁(オフ制御)し、第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続するよう切替弁60を制御(オフ制御)し、流体出入口48から流体を吸入し流体出入口49から吐出するようポンプ40を作動させる(オン制御)。これにより、第2ポンプ通路32内が減圧される。
ポンプ40の作動により第2ポンプ通路32内が減圧され大気圧より低く(負圧に)なると、大気が、フィルタ3を経由して第1大気通路51に流入し、第2大気通路52、切替弁60、第1ポンプ通路31、オリフィス通路33、オリフィス34、第2ポンプ通路32を流れ、ポンプ40に吸入され吐出される。これにより、第2大気通路52、第1ポンプ通路31、オリフィス通路33、オリフィス34、第2ポンプ通路32、ポンプ40および第1大気通路51を環状に流れる空気の流れが形成される。
このときの第2ポンプ通路32内の圧力は、燃料タンク2に燃料蒸気漏れ(エバポリーク)が許容される程度の開口が形成されている場合にポンプ40で減圧したときの燃料タンク2の内圧と同程度である。ECU80は、このとき圧力センサ71で検出した第2ポンプ通路32内の圧力を、負圧である基準圧力PsとしてRAM等に記憶しておく。
(蒸発燃料漏れ判定時)
上述の基準圧力検出の後、ECU80は、図4に示すように、ポンプ40は作動させたまま、切替弁60をオン状態にする。すなわち、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう切替弁60を制御(オン制御)した状態でポンプ40を作動させる。これにより、燃料タンク2内の空気は、パージ通路21、キャニスタ23、第1ポンプ通路31、切替弁60、第2ポンプ通路32、ポンプ40、第1大気通路51およびフィルタ3を経由し、大気側へ排出される。よって、このとき、燃料タンク2内は減圧される。
ECU80は、このとき圧力センサ71で検出した第2ポンプ通路32内の圧力が、基準圧力Ps以下の場合、「燃料タンク2からの蒸発燃料の漏れは、許容範囲内である、すなわち、燃料タンク2から蒸発燃料の漏れは発生していない」と判定する。一方、このとき圧力センサ71で検出した第2ポンプ通路32内の圧力が基準圧力Psより高い場合、「燃料タンク2からの蒸発燃料の漏れは、許容範囲外である、すなわち、燃料タンク2から蒸発燃料の漏れが発生している」と判定する。ここで、ECU80は、特許請求の範囲における「蒸発燃料漏れ判定手段」として機能する。なお、本実施形態では、蒸発燃料の漏れが許容範囲外であった場合、ECU80は、例えば車室内の警告灯を点灯させる等して「燃料タンク2に蒸発燃料漏れが発生している」ことを運転者に通知する。
このように、ECU80は、第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続するよう切替弁60を制御(オフ制御)しポンプ40を作動させた(オン制御)状態で圧力センサ71により検出した基準圧力Psと、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう切替弁60を制御(オン制御)し燃料タンク2内を減圧するようポンプ40を作動させた(オン制御)状態で圧力センサ71により検出した圧力とに基づき、燃料タンク2からの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定(リークチェック)可能である。つまり、ECU80は、切替弁60、ポンプ40、オリフィス34および圧力センサ71と共に「蒸発燃料漏れ検出装置7」を構成している。
(蒸発燃料処理時)
エンジン10の運転中、吸気管11の吸気通路12に負圧が発生しているとき、ECU80は、図5に示すように、パージ弁24をオン状態にして開弁する。これにより、キャニスタ23に吸着されている蒸発燃料を、吸気管11の吸気通路12に流入させ、吸気通路12を経由してエンジン10に導入する。このようにして、燃料タンク2内で発生する蒸発燃料を、エンジン10で燃焼させて処理(パージ)することができる。ここで、ECU80は、特許請求の範囲における「パージ手段」として機能する。なお、ECU80は、エンジン10の運転状態等に基づき目標パージ量を算出し、当該目標パージ量に基づきパージ弁24の開弁タイミングおよび開弁時間を決定する。
また、このとき、すなわち、パージ弁24を開弁(オン制御)して蒸発燃料をパージするとき、ECU80は、第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続するよう切替弁60を制御(オフ制御)する。これにより、蒸発燃料をパージするとき、大気が第1大気通路51、第2大気通路52および第1ポンプ通路31を経由してキャニスタ23に流入する。その結果、キャニスタ23に吸着されている蒸発燃料を円滑にパージすることができる。
このように、ECU80は、パージ弁24を開弁(オン制御)することにより、キャニスタ23に吸着されている蒸発燃料を、吸気通路12を経由してエンジン10に導入可能である。また、このとき、ECU80は、第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続するよう切替弁60を制御(オフ制御)することにより、キャニスタ23に吸着されている蒸発燃料を円滑にパージすることができる。
(異物除去時)
ECU80は、蒸発燃料をエンジン10に導入するようパージ手段を機能させているとき、すなわち、パージ弁24を開弁(オン制御)しているとき、図6に示すように、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう切替弁60を制御(オン制御)する。これにより、フィルタ3を経由して第1大気通路51に流入した大気は、流体出入口49からポンプ40内(内部空間S)に流入し、流体出入口48から第2ポンプ通路32に流出し、切替弁60、第1ポンプ通路31、キャニスタ23、パージ通路22およびパージ弁24を経由して吸気通路12に導かれる。このように、ECU80は、エンジン10の運転時、パージ弁24および切替弁60を共にオン制御しポンプ40内に大気を流通させることにより、ポンプ40内の異物を除去可能である。ここで、ECU80は、特許請求の範囲における「異物除去手段」として機能する。ポンプ40内の異物としては、フィルタ3、4で捕集しきれなかった大気中の異物や、ポンプ40の作動によりベーン44がハウジング41の内壁またはロータ43の溝431と摺動することによって生じる摩耗粉等が考えられる。
次に、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理について図7に基づき説明する。
図7は、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理S100を示すフロー図である。
S100は、走行していた車両およびエンジン10の運転が停止し、燃料タンク2およびエンジン10の温度が所定値以下の安定した温度になると、開始される。
S101では、ECU80は、測定時間tおよびフラグfをリセットする。すなわち、t=0、f=0とする。ECU80は、S100を抜けるまで、所定時間毎にtをカウントアップする。S101の後、処理はS102へ移行する。
S102では、ECU80は、ポンプ40を駆動(オン制御)する。すなわち、モータ45に電力を供給する。これにより、図3に示すように、第2大気通路52、第1ポンプ通路31、オリフィス通路33、オリフィス34、第2ポンプ通路32、ポンプ40および第1大気通路51を環状に流れる空気の流れが形成される。なお、ECU80は、ポンプ40の累計作動時間をRAM等に記憶しておく。S102の後、処理はS103へ移行する。
S103では、ECU80は、ポンプ40に流れる電流の電流値、すなわち、モータ45に流れる電流の電流値を検出する。ここで、ECU80は、特許請求の範囲における「電流検出手段」として機能する。S103の後、処理はS104に移行する。
S104では、ECU80は、S103で検出した電流値が適正範囲内か否かを判定する。検出した電流値が適正範囲内であった場合(S104:YES)、処理はS106へ移行する。一方、検出した電流値が適正範囲外であった場合(S104:NO)、処理はS105へ移行する。
S105では、ECU80は、フラグf=1とし、RAM等に記憶する。S105の後、処理はS106へ移行する。
S106では、ECU80は、圧力センサ71により第2ポンプ通路32内の圧力の圧力値を検出する。S106の後、処理はS107へ移行する。
S107では、ECU80は、S106で検出した圧力値が所定範囲内か否かを判定する。検出した圧力値が所定範囲内であった場合(S107:YES)、圧力センサ71で検出した第2ポンプ通路32内の圧力を基準圧力PsとしてRAM等に記憶し、処理はS108へ移行する。一方、検出した圧力値が所定範囲外であった場合(S107:NO)、処理はS100を抜ける。
S108では、ECU80は、切替弁60をオン制御する。これにより、図4に示すように、燃料タンク2内の空気が、パージ通路21、キャニスタ23、第1ポンプ通路31、切替弁60、第2ポンプ通路32、ポンプ40、第1大気通路51およびフィルタ3を経由し、大気側へ排出される。よって、このとき、燃料タンク2内は減圧される。S108の後、処理はS109へ移行する。
S109では、ECU80は、「蒸発燃料漏れ判定手段」として機能し、このとき圧力センサ71で検出した第2ポンプ通路32内の圧力が、S107で記憶した基準圧力Ps以下の場合、「燃料タンク2からの蒸発燃料の漏れは、許容範囲内である、すなわち、燃料タンク2から蒸発燃料の漏れは発生していない」と判定する。一方、このとき圧力センサ71で検出した第2ポンプ通路32内の圧力が基準圧力Psより高い場合、「燃料タンク2からの蒸発燃料の漏れは、許容範囲外である、すなわち、燃料タンク2から蒸発燃料の漏れが発生している」と判定する。S109の後、処理はS100を抜ける。
以上が、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理S100である。
本実施形態では、ECU80は、ポンプ40の累計作動時間が所定値以上となった場合、その後、最初のパージのとき、異物除去手段として機能し、切替弁60をオン制御することにより、ポンプ40内の異物を除去する。これにより、ポンプ40内に摩耗粉等の異物が過剰に堆積するのを未然に防ぐことができる。
また、本実施形態では、上述のように、ECU80は、回転数が一定となるようモータ45に供給する電力を調整しながらポンプ40を制御する。ECU80は、例えばモータ45へ供給する電力が増大することによりS105でフラグf=1となった場合、「ポンプ40内に異物が堆積し、モータ45の負荷が上がっている」と推定し、その後、最初のエンジン10の運転時、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる。これにより、モータ45の負荷を増大させる原因がポンプ40内の異物の堆積であった場合、異物を除去することでモータ45の負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、ECU80は、パージ弁24を開弁しているとき、所定期間内において断続的に異物除去手段を機能させる。すなわち、ECU80は、パージ弁24を開弁しているとき、所定期間内において断続的に切替弁60をオン制御する。これにより、ポンプ40内を大気が断続的に流通する。その結果、ポンプ40内の異物の除去効果を高めることができる。
また、本実施形態では、ECU80は、異物除去手段を機能させているとき、すなわち、パージ弁24を開弁しつつ切替弁60をオン制御しているとき、ポンプ40を作動させる。これにより、ポンプ40内でロータ43およびベーン44が回転し、ポンプ40内に堆積した異物をポンプ40の壁面から離脱させることができる。その結果、ポンプ40内の異物の除去効果をさらに高めることができる。
以上説明したように、本実施形態では、ECU80は、異物除去手段として機能することにより、ポンプ40内の異物を除去することができる。これにより、ポンプ性能の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、ポンプ40は、ハウジング41、当該ハウジング41内に回転可能に設けられるロータ43、当該ロータ43に径方向に往復移動可能に収容されロータ43の回転に伴い径方向外側の端部がハウジング41の内壁と摺動するベーン44、および、ロータ43を回転駆動する電動のモータ45を有し、作動時、モータ45によりロータ43およびベーン44を回転駆動する。すなわち、本実施形態のポンプ40は、作動時に摺動する部品を有するベーン式ポンプである。そのため、ポンプ40内に摩耗粉が堆積するおそれがあるが、異物除去手段を機能させることにより、ポンプ40内での摩耗粉の堆積を抑制することができる。さらに、本実施形態では、ポンプ40内の部品(ベーン44、ロータ43、ハウジング41)のアグレッシブ摩耗を抑制することができる。したがって、安定したポンプ性能を長期に亘り維持することができる。その結果、蒸発燃料漏れ判定手段による安定した判定性能を維持することができる。
また、本実施形態では、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するオリフィス通路33と、オリフィス通路33に設けられるオリフィス34と、をさらに備えている。ECU80は、蒸発燃料漏れ判定手段として機能し、第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続するよう切替弁60を制御(オフ制御)しポンプ40を作動させた状態で圧力センサ71により検出した基準圧力Psと、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう切替弁60を制御(オン制御)し燃料タンク2内を減圧するようポンプ40を作動させた状態で圧力センサ71により検出した圧力とに基づき、燃料タンク2からの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定する。したがって、基準圧力が固定値である場合と比べ、蒸発燃料の漏れ判定を精度良く行うことができる。
また、本実施形態では、ECU80は、蒸発燃料をエンジン10に導入するようパージ手段を機能させているとき、所定期間内において断続的に異物除去手段を機能させる。すなわち、ECU80は、パージ弁24を開弁しているとき、所定期間内において断続的に切替弁60をオン制御する。これにより、ポンプ40内を大気が断続的に流通する。その結果、ポンプ40内の異物の除去効果を高めることができる。
また、本実施形態では、ECU80は、異物除去手段を機能させているとき、ポンプ40を作動させる。すなわち、ECU80は、パージ弁24を開弁しつつ切替弁60をオン制御しているとき、ポンプ40(モータ45)を作動させる。これにより、ポンプ40内でロータ43およびベーン44が回転し、ポンプ40内に堆積した異物をポンプ40の壁面から離脱させることができる。その結果、ポンプ40内の異物の除去効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態では、ECU80は、ポンプ40の累計作動時間が所定値以上となった場合、その後、最初のパージのとき、異物除去手段として機能し、切替弁60をオン制御することにより、ポンプ40内の異物を除去する。つまり、本実施形態では、ECU80は、ポンプ40(モータ45)の累計作動時間に基づき、異物除去手段を機能させるタイミングを決定する。これにより、ポンプ40内に摩耗粉等の異物が過剰に堆積するのを未然に防ぐことができる。
また、本実施形態では、ECU80は、回転数が一定となるようモータ45に供給する電力を調整しながらポンプ40を制御する。また、ECU80は、ポンプ40(モータ45)に流れる電流の電流値を検出可能である。ECU80は、例えばモータ45へ供給する電力が増大することにより前記電流値が増大したことを検知した場合、「ポンプ40内に異物が堆積し、モータ45の負荷が上がっている」と推定し、その後、最初のエンジン10の運転時、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる。すなわち、ECU80は、ポンプ40に流れる電流値に基づき、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる。これにより、モータ45の負荷を増大させる原因がポンプ40内の異物の堆積であった場合、異物を除去することでモータ45の負荷を低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による蒸発燃料処理装置を図8に基づき説明する。第2実施形態は、ECU80によるポンプ40のモータ45の制御の仕方、ならびに、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理等が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、ECU80は、ポンプ40を駆動するとき、モータ45へ供給する電力が一定となるよう制御する。よって、例えばポンプ40内に異物が堆積し、モータ45の負荷が上がると、モータ45の回転数が低下する。この場合、ポンプ40のポンプ性能が低下する。
第2実施形態における、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理を図8に示す。第2実施形態での処理S200は、第1実施形態の処理S100と異なり、S103、S104、S105を含まず、代わりにS110を含んでいる。
S107において、S106で検出した圧力値(基準圧力Ps)が所定範囲外であった場合(S107:NO)、処理はS110へ移行する。
S110では、ECU80は、フラグf=1とし、RAM等に記憶する。S110の後、処理はS200を抜ける。
本実施形態では、上述のように、ECU80は、ポンプ40を駆動するとき、モータ45へ供給する電力が一定となるよう制御する。ECU80は、例えばポンプ40のポンプ性能が低下することによりS110でフラグf=1となった場合、「ポンプ40内に異物が堆積し、モータ45の負荷が上がっている」と推定し、その後、最初のエンジン10の運転時、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる。すなわち、ECU80は、基準圧力Psの変動に基づき、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる。これにより、モータ45の負荷を増大させる原因がポンプ40内の異物の堆積であった場合、異物を除去することでモータ45の負荷を低減することができる。その結果、ポンプ40のポンプ性能を回復することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、ポンプの累計作動時間に基づき、異物除去手段を機能させるタイミングを決定する例を示した。また、第1実施形態では、ポンプに流れる電流値に基づき、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる例を示した。さらに、第2実施形態では、基準圧力の変動に基づき、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、ポンプに流れる電流値が変動、すなわち、例えばポンプに流れる電流値が前回検出時より所定量上昇したことに基づき、異物除去手段を機能させるタイミングを決定することとしてもよい。また、本発明の他の実施形態では、基準圧力が変動、すなわち、例えば基準圧力(負圧)が前回検出時より所定量小さくなったことに基づき、異物除去手段を機能させるタイミングを決定することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、制御部は、ポンプに流れる電流、基準圧力、および、ポンプの累計作動時間にかかわらず、異物除去手段を任意のタイミングで任意の時間、機能させることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、異物除去手段を機能させているとき、ポンプを作動させないこととしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、蒸発燃料を内燃機関に導入するようパージ手段を機能させているとき、所定期間内において断続的に異物除去手段を機能させるのではなく、前記所定期間内において継続的に異物除去手段を機能させることとしてもよい。すなわち、前記所定期間内において切替弁を継続してオン制御しておくといった具合である。
また、本発明の他の実施形態では、オリフィス通路およびオリフィスを備えていなくてもよい。この場合、例えば基準圧力として固定値を記憶しておくことにより、蒸発燃料の漏れ判定を行うことが可能である。
また、本発明の他の実施形態では、ポンプは、ベーン式ポンプに限らず、その他のポンプであってもよい。
また、上述の実施形態では、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時、ポンプを、燃料タンク内を減圧するよう作動させる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時、ポンプを、燃料タンク内を加圧するよう作動させることとしてもよい。この場合でも、基準圧力(正圧)を検出でき、蒸発燃料の漏れを判定することができる。
また、上述の実施形態では、切替弁が、オフ状態のとき第1ポンプ通路と第2大気通路とを接続し、オン状態のとき第1ポンプ通路と第2ポンプ通路とを接続する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、切替弁は、オフ状態のとき第1ポンプ通路と第2ポンプ通路とを接続し、オン状態のとき第1ポンプ通路と第2大気通路とを接続することとしてもよい。
このように、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に適用可能である。
1 ・・・・蒸発燃料処理装置
12 ・・・吸気通路
21、22 ・・・パージ通路
23 ・・・キャニスタ
24 ・・・パージ弁
31 ・・・第1ポンプ通路
32 ・・・第2ポンプ通路
40 ・・・ポンプ
51 ・・・第1大気通路
52 ・・・第2大気通路
60 ・・・切替弁
71 ・・・圧力センサ(圧力検出手段)
80 ・・・ECU(電子制御ユニット、制御部、蒸発燃料漏れ判定手段、パージ手段、異物除去手段)

Claims (11)

  1. 燃料タンク(2)内で発生する蒸発燃料を内燃機関(10)に導入し処理する蒸発燃料処理装置(1)であって、
    前記燃料タンクと前記内燃機関に吸気を導く吸気通路(12)とを接続するパージ通路(21、22)と、
    前記パージ通路に設けられ、前記パージ通路を流れる蒸発燃料の一部を吸着保持するキャニスタ(23)と、
    前記パージ通路の前記吸気通路近傍に設けられ、前記パージ通路を開閉するパージ弁(24)と、
    一端が前記キャニスタに接続するよう設けられる第1ポンプ通路(31)と、
    一端が前記第1ポンプ通路の他端に接続可能に設けられる第2ポンプ通路(32)と、
    前記第2ポンプ通路の他端に接続され、作動時、前記第2ポンプ通路、前記第1ポンプ通路、前記キャニスタおよび前記パージ通路を経由して前記燃料タンク内を減圧または加圧可能な電動のポンプ(40)と、
    一端が前記ポンプに接続され、他端が大気に開放されている第1大気通路(51)と、
    一端が前記第1大気通路に接続するよう設けられる第2大気通路(52)と、
    前記第1ポンプ通路の他端と前記第2ポンプ通路の一端と前記第2大気通路の他端との間に設けられ、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路または前記第2大気通路との接続を切り替える切替弁(60)と、
    前記第2ポンプ通路内の圧力を検出可能な圧力検出手段(71)と、
    前記パージ弁、前記ポンプおよび前記切替弁の作動を制御可能な制御部(80)と、
    前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するオリフィス通路(33)と、
    前記オリフィス通路に設けられるオリフィス(34)と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1ポンプ通路と前記第2大気通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した基準圧力と、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した圧力とに基づき、前記燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定する蒸発燃料漏れ判定手段(80)、
    前記パージ弁を開弁することにより、前記キャニスタに吸着されている蒸発燃料を前記吸気通路を経由して前記内燃機関に導入するパージ手段(80)、および、
    蒸発燃料を前記内燃機関に導入するよう前記パージ手段を機能させているとき、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御することで前記ポンプ内に大気を流通させることにより前記ポンプ内の異物を除去可能な異物除去手段(80)を有し、
    前記制御部は、前記基準圧力の変動に基づき前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定し、前記基準圧力の変動に基づき強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 前記ポンプに流れる電流の電流値を検出可能な電流検出手段(80)をさらに備え、
    前記制御部は、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき、前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定することを特徴とする請求項に記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 前記制御部は、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき、強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする請求項に記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 燃料タンク(2)内で発生する蒸発燃料を内燃機関(10)に導入し処理する蒸発燃料処理装置(1)であって、
    前記燃料タンクと前記内燃機関に吸気を導く吸気通路(12)とを接続するパージ通路(21、22)と、
    前記パージ通路に設けられ、前記パージ通路を流れる蒸発燃料の一部を吸着保持するキャニスタ(23)と、
    前記パージ通路の前記吸気通路近傍に設けられ、前記パージ通路を開閉するパージ弁(24)と、
    一端が前記キャニスタに接続するよう設けられる第1ポンプ通路(31)と、
    一端が前記第1ポンプ通路の他端に接続可能に設けられる第2ポンプ通路(32)と、
    前記第2ポンプ通路の他端に接続され、作動時、前記第2ポンプ通路、前記第1ポンプ通路、前記キャニスタおよび前記パージ通路を経由して前記燃料タンク内を減圧または加圧可能な電動のポンプ(40)と、
    一端が前記ポンプに接続され、他端が大気に開放されている第1大気通路(51)と、
    一端が前記第1大気通路に接続するよう設けられる第2大気通路(52)と、
    前記第1ポンプ通路の他端と前記第2ポンプ通路の一端と前記第2大気通路の他端との間に設けられ、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路または前記第2大気通路との接続を切り替える切替弁(60)と、
    前記第2ポンプ通路内の圧力を検出可能な圧力検出手段(71)と、
    前記パージ弁、前記ポンプおよび前記切替弁の作動を制御可能な制御部(80)と、
    前記ポンプに流れる電流の電流値を検出可能な電流検出手段(80)と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御し、前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した圧力に基づき、前記燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定する蒸発燃料漏れ判定手段(80)、
    前記パージ弁を開弁することにより、前記キャニスタに吸着されている蒸発燃料を前記吸気通路を経由して前記内燃機関に導入するパージ手段(80)、および、
    蒸発燃料を前記内燃機関に導入するよう前記パージ手段を機能させているとき、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御することで前記ポンプ内に大気を流通させることにより前記ポンプ内の異物を除去可能な異物除去手段(80)を有し
    前記制御部は、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定し、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  5. 前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するオリフィス通路(33)と、
    前記オリフィス通路に設けられるオリフィス(34)と、をさらに備え、
    前記蒸発燃料漏れ判定手段は、前記第1ポンプ通路と前記第2大気通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した基準圧力と、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した圧力とに基づき、前記燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定することを特徴とする請求項に記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 前記制御部は、前記基準圧力の変動に基づき、前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定することを特徴とする請求項に記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 前記制御部は、前記基準圧力の変動に基づき、強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする請求項5または6に記載の蒸発燃料処理装置。
  8. 前記ポンプは、ハウジング(41)、当該ハウジング内に回転可能に設けられるロータ(43)、当該ロータに径方向に往復移動可能に収容され前記ロータの回転に伴い径方向外側の端部が前記ハウジングの内壁と摺動するベーン(44)、および、前記ロータを回転駆動する電動のモータ(45)を有し、作動時、前記モータにより前記ロータおよび前記ベーンを回転駆動することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  9. 前記制御部は、前記ポンプの累計作動時間に基づき、前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  10. 前記制御部は、蒸発燃料を前記内燃機関に導入するよう前記パージ手段を機能させているとき、所定期間内において断続的に前記異物除去手段を機能させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  11. 前記制御部は、前記異物除去手段を機能させているとき、前記ポンプを作動させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
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