JP5776651B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による蒸発燃料処理装置を図1に示す。
燃料タンク2の内部には、貯留されたガソリンが蒸発することにより、ガソリンの蒸気すなわち蒸発燃料(エバポ)が発生する。
蒸発燃料処理装置1は、燃料タンク2内で発生する蒸発燃料をエンジン10に導入し処理することを目的として車両に搭載されている。
ポンプ40は、流体出入口48が第2ポンプ通路32の他端に接続するよう設けられている。ポンプ40は、例えば、流体出入口48から流体を吸入し流体出入口49から吐出、または、流体出入口49から流体を吸入し流体出入口48から吐出可能な電動ポンプである。これにより、ポンプ40は、作動時、第2ポンプ通路32、第1ポンプ通路31、キャニスタ23およびパージ通路21を経由して燃料タンク2内を減圧または加圧可能である。
図2に示すように、ポンプ40は、ハウジング41、ロータ43、ベーン44およびモータ45等を有している。
ハウジング41は、上ハウジング411および下ハウジング412からなる。上ハウジング411は、例えば樹脂により形成され、一方の面側に円筒状の凹部を有している。下ハウジング412は、例えば樹脂により板状に形成されている。上ハウジング411の一方の面と下ハウジング412とが密に当接することにより、円筒状の内部空間Sが形成されている。上述の流体出入口48、49は、上ハウジング411に形成され、それぞれ内部空間Sと外部とを接続している。
上ハウジング411および下ハウジング412は、ボルト46により、後述するモータ45のフランジ部451に締結固定されている。
ベーン44は、例えば樹脂により矩形板状に形成され、ロータ43の4つの溝431のそれぞれに収容されるようにして設けられている。ベーン44は、溝431内において、ロータ43の径方向に往復移動可能である。
第1大気通路51は、一端がポンプ40の流体出入口49に接続され、他端が大気に開放されている。第2大気通路52は、一端が第1大気通路51に接続するよう設けられている。
切替弁60は、第1ポンプ通路31の他端と第2ポンプ通路32の一端と第2大気通路52の他端との間に設けられている。切替弁60は、弁体61、電磁駆動部62および付勢部材63等を有している。弁体61は、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32および第2大気通路52との間において往復移動可能に設けられ、その位置により、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32または第2大気通路52との接続を切り替え可能である。電磁駆動部62は、電力を供給されることにより磁力を生じ、弁体61を吸引可能である。付勢部材63は、弁体61を、電磁駆動部62により吸引される方向とは反対側へ付勢している。
圧力センサ71は、本実施形態では、第2ポンプ通路32に設けられ、第2ポンプ通路32内の圧力を検出可能である。ここで、圧力センサ71は、特許請求の範囲における「圧力検出手段」に対応している。
オリフィス通路33は、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう設けられている。オリフィス34は、オリフィス通路33に設けられている。ここで、オリフィス34は、燃料タンク2における蒸気燃料漏れ(エバポリーク)が許容される開口の大きさに対応している。例えば、CARBおよびEPAの基準では、燃料タンク2からのエバポリークの検出精度としてφ0.5mm相当の開口からのエバポリークの検出が要求されている。そのため、本実施形態では、オリフィス通路33に例えばφ0.5mm以下に設定された開口からなるオリフィス34を配置している。
(通常時)
車両およびエンジン10の運転の停止時等の通常時、図1に示すように、パージ弁24、ポンプ40および切替弁60は、すべてがオフ状態である。このとき、パージ弁24は閉弁し、ポンプ40は作動しておらず、切替弁60は第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続しつつ第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32との接続は遮断している。このとき、燃料タンク2内で発生した蒸発燃料は、パージ通路21を流通し、キャニスタ23に吸着保持される。そのため、燃料タンク2内で発生した蒸発燃料が、第1ポンプ通路31、第2大気通路52および第1大気通路51を経由して大気に放出されるのを抑制することができる。なお、このとき、燃料タンク2内は、パージ通路21、キャニスタ23、第1ポンプ通路31、第2大気通路52および第1大気通路51を経由して大気に接続しているため、給油特性は良好である。
走行していた車両およびエンジン10の運転が停止し、燃料タンク2およびエンジン10の温度が所定値以下の安定した温度になると、ECU80はポンプ40を作動させる(オン制御)。すなわち、ECU80は、図3に示すように、パージ弁24を閉弁(オフ制御)し、第1ポンプ通路31と第2大気通路52とを接続するよう切替弁60を制御(オフ制御)し、流体出入口48から流体を吸入し流体出入口49から吐出するようポンプ40を作動させる(オン制御)。これにより、第2ポンプ通路32内が減圧される。
上述の基準圧力検出の後、ECU80は、図4に示すように、ポンプ40は作動させたまま、切替弁60をオン状態にする。すなわち、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう切替弁60を制御(オン制御)した状態でポンプ40を作動させる。これにより、燃料タンク2内の空気は、パージ通路21、キャニスタ23、第1ポンプ通路31、切替弁60、第2ポンプ通路32、ポンプ40、第1大気通路51およびフィルタ3を経由し、大気側へ排出される。よって、このとき、燃料タンク2内は減圧される。
エンジン10の運転中、吸気管11の吸気通路12に負圧が発生しているとき、ECU80は、図5に示すように、パージ弁24をオン状態にして開弁する。これにより、キャニスタ23に吸着されている蒸発燃料を、吸気管11の吸気通路12に流入させ、吸気通路12を経由してエンジン10に導入する。このようにして、燃料タンク2内で発生する蒸発燃料を、エンジン10で燃焼させて処理(パージ)することができる。ここで、ECU80は、特許請求の範囲における「パージ手段」として機能する。なお、ECU80は、エンジン10の運転状態等に基づき目標パージ量を算出し、当該目標パージ量に基づきパージ弁24の開弁タイミングおよび開弁時間を決定する。
ECU80は、蒸発燃料をエンジン10に導入するようパージ手段を機能させているとき、すなわち、パージ弁24を開弁(オン制御)しているとき、図6に示すように、第1ポンプ通路31と第2ポンプ通路32とを接続するよう切替弁60を制御(オン制御)する。これにより、フィルタ3を経由して第1大気通路51に流入した大気は、流体出入口49からポンプ40内(内部空間S)に流入し、流体出入口48から第2ポンプ通路32に流出し、切替弁60、第1ポンプ通路31、キャニスタ23、パージ通路22およびパージ弁24を経由して吸気通路12に導かれる。このように、ECU80は、エンジン10の運転時、パージ弁24および切替弁60を共にオン制御しポンプ40内に大気を流通させることにより、ポンプ40内の異物を除去可能である。ここで、ECU80は、特許請求の範囲における「異物除去手段」として機能する。ポンプ40内の異物としては、フィルタ3、4で捕集しきれなかった大気中の異物や、ポンプ40の作動によりベーン44がハウジング41の内壁またはロータ43の溝431と摺動することによって生じる摩耗粉等が考えられる。
図7は、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理S100を示すフロー図である。
S100は、走行していた車両およびエンジン10の運転が停止し、燃料タンク2およびエンジン10の温度が所定値以下の安定した温度になると、開始される。
S102では、ECU80は、ポンプ40を駆動(オン制御)する。すなわち、モータ45に電力を供給する。これにより、図3に示すように、第2大気通路52、第1ポンプ通路31、オリフィス通路33、オリフィス34、第2ポンプ通路32、ポンプ40および第1大気通路51を環状に流れる空気の流れが形成される。なお、ECU80は、ポンプ40の累計作動時間をRAM等に記憶しておく。S102の後、処理はS103へ移行する。
S104では、ECU80は、S103で検出した電流値が適正範囲内か否かを判定する。検出した電流値が適正範囲内であった場合(S104:YES)、処理はS106へ移行する。一方、検出した電流値が適正範囲外であった場合(S104:NO)、処理はS105へ移行する。
S106では、ECU80は、圧力センサ71により第2ポンプ通路32内の圧力の圧力値を検出する。S106の後、処理はS107へ移行する。
以上が、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理S100である。
また、本実施形態では、上述のように、ECU80は、回転数が一定となるようモータ45に供給する電力を調整しながらポンプ40を制御する。ECU80は、例えばモータ45へ供給する電力が増大することによりS105でフラグf=1となった場合、「ポンプ40内に異物が堆積し、モータ45の負荷が上がっている」と推定し、その後、最初のエンジン10の運転時、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる。これにより、モータ45の負荷を増大させる原因がポンプ40内の異物の堆積であった場合、異物を除去することでモータ45の負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、ポンプ40は、ハウジング41、当該ハウジング41内に回転可能に設けられるロータ43、当該ロータ43に径方向に往復移動可能に収容されロータ43の回転に伴い径方向外側の端部がハウジング41の内壁と摺動するベーン44、および、ロータ43を回転駆動する電動のモータ45を有し、作動時、モータ45によりロータ43およびベーン44を回転駆動する。すなわち、本実施形態のポンプ40は、作動時に摺動する部品を有するベーン式ポンプである。そのため、ポンプ40内に摩耗粉が堆積するおそれがあるが、異物除去手段を機能させることにより、ポンプ40内での摩耗粉の堆積を抑制することができる。さらに、本実施形態では、ポンプ40内の部品(ベーン44、ロータ43、ハウジング41)のアグレッシブ摩耗を抑制することができる。したがって、安定したポンプ性能を長期に亘り維持することができる。その結果、蒸発燃料漏れ判定手段による安定した判定性能を維持することができる。
本発明の第2実施形態による蒸発燃料処理装置を図8に基づき説明する。第2実施形態は、ECU80によるポンプ40のモータ45の制御の仕方、ならびに、基準圧力検出時および蒸発燃料漏れ判定時のECU80による処理等が第1実施形態と異なる。
S107において、S106で検出した圧力値(基準圧力Ps)が所定範囲外であった場合(S107:NO)、処理はS110へ移行する。
S110では、ECU80は、フラグf=1とし、RAM等に記憶する。S110の後、処理はS200を抜ける。
上述の実施形態では、ポンプの累計作動時間に基づき、異物除去手段を機能させるタイミングを決定する例を示した。また、第1実施形態では、ポンプに流れる電流値に基づき、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる例を示した。さらに、第2実施形態では、基準圧力の変動に基づき、強制的にパージ手段および異物除去手段を機能させる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、ポンプに流れる電流値が変動、すなわち、例えばポンプに流れる電流値が前回検出時より所定量上昇したことに基づき、異物除去手段を機能させるタイミングを決定することとしてもよい。また、本発明の他の実施形態では、基準圧力が変動、すなわち、例えば基準圧力(負圧)が前回検出時より所定量小さくなったことに基づき、異物除去手段を機能させるタイミングを決定することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、異物除去手段を機能させているとき、ポンプを作動させないこととしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ポンプは、ベーン式ポンプに限らず、その他のポンプであってもよい。
このように、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に適用可能である。
12 ・・・吸気通路
21、22 ・・・パージ通路
23 ・・・キャニスタ
24 ・・・パージ弁
31 ・・・第1ポンプ通路
32 ・・・第2ポンプ通路
40 ・・・ポンプ
51 ・・・第1大気通路
52 ・・・第2大気通路
60 ・・・切替弁
71 ・・・圧力センサ(圧力検出手段)
80 ・・・ECU(電子制御ユニット、制御部、蒸発燃料漏れ判定手段、パージ手段、異物除去手段)
Claims (11)
- 燃料タンク(2)内で発生する蒸発燃料を内燃機関(10)に導入し処理する蒸発燃料処理装置(1)であって、
前記燃料タンクと前記内燃機関に吸気を導く吸気通路(12)とを接続するパージ通路(21、22)と、
前記パージ通路に設けられ、前記パージ通路を流れる蒸発燃料の一部を吸着保持するキャニスタ(23)と、
前記パージ通路の前記吸気通路近傍に設けられ、前記パージ通路を開閉するパージ弁(24)と、
一端が前記キャニスタに接続するよう設けられる第1ポンプ通路(31)と、
一端が前記第1ポンプ通路の他端に接続可能に設けられる第2ポンプ通路(32)と、
前記第2ポンプ通路の他端に接続され、作動時、前記第2ポンプ通路、前記第1ポンプ通路、前記キャニスタおよび前記パージ通路を経由して前記燃料タンク内を減圧または加圧可能な電動のポンプ(40)と、
一端が前記ポンプに接続され、他端が大気に開放されている第1大気通路(51)と、
一端が前記第1大気通路に接続するよう設けられる第2大気通路(52)と、
前記第1ポンプ通路の他端と前記第2ポンプ通路の一端と前記第2大気通路の他端との間に設けられ、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路または前記第2大気通路との接続を切り替える切替弁(60)と、
前記第2ポンプ通路内の圧力を検出可能な圧力検出手段(71)と、
前記パージ弁、前記ポンプおよび前記切替弁の作動を制御可能な制御部(80)と、
前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するオリフィス通路(33)と、
前記オリフィス通路に設けられるオリフィス(34)と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1ポンプ通路と前記第2大気通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した基準圧力と、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した圧力とに基づき、前記燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定する蒸発燃料漏れ判定手段(80)、
前記パージ弁を開弁することにより、前記キャニスタに吸着されている蒸発燃料を前記吸気通路を経由して前記内燃機関に導入するパージ手段(80)、および、
蒸発燃料を前記内燃機関に導入するよう前記パージ手段を機能させているとき、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御することで前記ポンプ内に大気を流通させることにより前記ポンプ内の異物を除去可能な異物除去手段(80)を有し、
前記制御部は、前記基準圧力の変動に基づき前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定し、前記基準圧力の変動に基づき強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする蒸発燃料処理装置。 - 前記ポンプに流れる電流の電流値を検出可能な電流検出手段(80)をさらに備え、
前記制御部は、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき、前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。 - 前記制御部は、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき、強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。
- 燃料タンク(2)内で発生する蒸発燃料を内燃機関(10)に導入し処理する蒸発燃料処理装置(1)であって、
前記燃料タンクと前記内燃機関に吸気を導く吸気通路(12)とを接続するパージ通路(21、22)と、
前記パージ通路に設けられ、前記パージ通路を流れる蒸発燃料の一部を吸着保持するキャニスタ(23)と、
前記パージ通路の前記吸気通路近傍に設けられ、前記パージ通路を開閉するパージ弁(24)と、
一端が前記キャニスタに接続するよう設けられる第1ポンプ通路(31)と、
一端が前記第1ポンプ通路の他端に接続可能に設けられる第2ポンプ通路(32)と、
前記第2ポンプ通路の他端に接続され、作動時、前記第2ポンプ通路、前記第1ポンプ通路、前記キャニスタおよび前記パージ通路を経由して前記燃料タンク内を減圧または加圧可能な電動のポンプ(40)と、
一端が前記ポンプに接続され、他端が大気に開放されている第1大気通路(51)と、
一端が前記第1大気通路に接続するよう設けられる第2大気通路(52)と、
前記第1ポンプ通路の他端と前記第2ポンプ通路の一端と前記第2大気通路の他端との間に設けられ、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路または前記第2大気通路との接続を切り替える切替弁(60)と、
前記第2ポンプ通路内の圧力を検出可能な圧力検出手段(71)と、
前記パージ弁、前記ポンプおよび前記切替弁の作動を制御可能な制御部(80)と、
前記ポンプに流れる電流の電流値を検出可能な電流検出手段(80)と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御し、前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した圧力に基づき、前記燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定する蒸発燃料漏れ判定手段(80)、
前記パージ弁を開弁することにより、前記キャニスタに吸着されている蒸発燃料を前記吸気通路を経由して前記内燃機関に導入するパージ手段(80)、および、
蒸発燃料を前記内燃機関に導入するよう前記パージ手段を機能させているとき、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御することで前記ポンプ内に大気を流通させることにより前記ポンプ内の異物を除去可能な異物除去手段(80)を有し、
前記制御部は、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定し、前記電流検出手段により検出した電流値に基づき強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする蒸発燃料処理装置。 - 前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するオリフィス通路(33)と、
前記オリフィス通路に設けられるオリフィス(34)と、をさらに備え、
前記蒸発燃料漏れ判定手段は、前記第1ポンプ通路と前記第2大気通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した基準圧力と、前記第1ポンプ通路と前記第2ポンプ通路とを接続するよう前記切替弁を制御し前記燃料タンク内を減圧または加圧するよう前記ポンプを作動させた状態で前記圧力検出手段により検出した圧力とに基づき、前記燃料タンクからの蒸発燃料の漏れが許容範囲内か否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の蒸発燃料処理装置。 - 前記制御部は、前記基準圧力の変動に基づき、前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定することを特徴とする請求項5に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記制御部は、前記基準圧力の変動に基づき、強制的に前記パージ手段および前記異物除去手段を機能させることを特徴とする請求項5または6に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記ポンプは、ハウジング(41)、当該ハウジング内に回転可能に設けられるロータ(43)、当該ロータに径方向に往復移動可能に収容され前記ロータの回転に伴い径方向外側の端部が前記ハウジングの内壁と摺動するベーン(44)、および、前記ロータを回転駆動する電動のモータ(45)を有し、作動時、前記モータにより前記ロータおよび前記ベーンを回転駆動することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記制御部は、前記ポンプの累計作動時間に基づき、前記異物除去手段を機能させるタイミングを決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記制御部は、蒸発燃料を前記内燃機関に導入するよう前記パージ手段を機能させているとき、所定期間内において断続的に前記異物除去手段を機能させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記制御部は、前記異物除去手段を機能させているとき、前記ポンプを作動させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
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