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JP5772560B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁電線及びその端部に設けられた金属端子を含むワイヤハーネスに関する。
昨今、自動車に搭載されるワイヤハーネスにおいて、絶縁電線及びその端部に設けられた金属端子を含むワイヤハーネスは、より高い防水性能が求められている。防水機能を有するワイヤハーネスは、絶縁電線の端部における絶縁被覆の部分において、液体が絶縁被覆を伝って金属端子の部分へ浸入することを防ぐ止水部を備える。
ワイヤハーネスの止水部は、一般に、絶縁電線の端部の周囲を覆う絶縁性の硬質部材であるカバー部材と、カバー部材と絶縁電線との隙間を塞ぐ止水材とを備える。カバー部材は、絶縁電線の端部の防水、機械的な保護及び電気的な絶縁のために設けられる。
ワイヤハーネスの止水部としては、例えば、端子付電線の端部をインサート部とするインサート成形により形成される樹脂被覆部材を備えた止水部と、コネクタなどの硬質の樹脂筐体のキャビティに挿入された端子付電線の端部と樹脂筐体との隙間を塞ぐ止水部とが考えられる。以下の説明において、前者を樹脂被覆タイプの止水部、後者をキャビティ閉塞タイプの止水部と称する。なお、樹脂被覆部材及び樹脂筐体は、カバー部材の一例である。
特許文献1に示されるように、キャビティ閉塞タイプの止水部は、コネクタなどの硬質の樹脂筐体と、樹脂筐体のキャビティに挿入された端子付電線の端部とコネクタとの隙間を塞ぐ筒状のゴム栓とを備える。筒状のゴム栓は、その中空部を端子付電線の端部における絶縁被覆の部分が貫通する状態で、樹脂筐体のキャビティ内へ押し込められる。これにより、ゴム栓は、絶縁電線の絶縁被覆の部分と樹脂筐体におけるキャビティの部分の内側面との隙間を塞ぐ止水材として機能する。
特開2011−14420公報
しかしながら、キャビティ閉塞タイプの止水部において、筒状のゴム栓が止水材として採用された場合、ゴム栓が、電線に加わる力によってネクタのキャビティから抜け出し、止水機能が失われる恐れがある。そのため、ゴム栓がコネクタのキャビティから外れることを防ぐ抜け止め機構が、コネクタに設けられる必要がある。そのような抜け止め機構を設けることは、絶縁筐体(カバー部材)の複雑化及び大型化を招くため好ましくない。
本発明は、ワイヤハーネスにおける絶縁電線とその端部の周囲を覆うカバー部材との隙間が止水材で塞がれる止水部において、簡易な構造により、止水材の位置ずれ及び外れを防止して安定した止水性能を確保できることを目的とする。
第1発明に係るワイヤハーネスは、以下に示す各構成要素を備える。
(1)第1の構成要素は、導電性の芯線及び該芯線の周囲を覆うゴムの絶縁被覆であるゴム被覆を有する絶縁電線である。
(2)第2の構成要素は、前記絶縁電線の端部において前記芯線と電気的に接続された金属端子である。
(3)第3の構成要素は、前記絶縁電線の端部の周囲を覆う絶縁性の硬質部材であり、内部に前記絶縁電線の端部における少なくとも前記ゴム被覆の部分が挿入される空間であるキャビティが形成され、前記キャビティの壁を形成する内側面に前記ゴム被覆に対してその全周に亘って食い込む環状の突起部が形成される共に、前記内側面のうち前記環状の突起部以外の部分が前記キャビティに挿入された前記絶縁電線の前記ゴム被覆の部分に対して隙間を隔てかつ前記ゴム被覆の外周面に沿う形状に形成されており、前記環状の突起部が前記内側面と前記ゴム被覆との隙間を塞ぐ、カバー部材である。

また、第2発明に係るワイヤハーネスは、第1発明に係るワイヤハーネスの一態様である。第2発明に係るワイヤハーネスにおいて、前記カバー部材の内側面には、複数の前記環状の突起部が、前記絶縁電線の長手方向において間隔を空けて並んで形成されている。
また、第3発明に係るワイヤハーネスは、第1発明又は第2発明に係るワイヤハーネスの一態様である。第3発明に係るワイヤハーネスにおいて、前記環状の突起部における前記絶縁電線の末端側に対して反対側の面はテーパ面である。
また、第4発明に係るワイヤハーネスは、第1発明から第3発明のいずれかに係るワイヤハーネスの一態様である。第4発明に係るワイヤハーネスにおいて、前記環状の突起部の表面に、当該環状の突起部の軸心方向に平行であり、かつ、当該環状の突起部の最小の輪郭をなす頭頂面が形成されている。
第1発明に係るワイヤハーネスにおいて、絶縁電線のゴム被覆に食い込むカバー部材の突起部は、絶縁電線とその端部の周囲を覆うカバー部材の内側面との隙間を塞ぐ止水材として機能する。ゴム被覆は、弾性体であるため、温度変化に起因するカバー部材の膨張及び収縮に応じて弾性的に変形し、高い止水性能を維持する。
また、カバー部材の一部である環状の突起部は、カバー部材とは別個に設けられるゴム栓のようにカバー部材から外れることがない。従って、カバー部材は、ゴム栓の抜け止め機構のように複雑化及び大型化を招く特別な機構を備える必要がない。
以上に示したことから、第1発明によれば、絶縁電線とその端部の周囲を覆うカバー部材との隙間が止水材(カバー部材の突起部)で塞がれる止水部において、簡易な構造により、止水材の位置ずれ及び外れを防止して安定した止水性能を確保することが可能となる。
また、第2発明に係るワイヤハーネスにおいて、絶縁電線のゴム被覆に食い込む複数の環状の突起部が、カバー部材の内側面に並んで形成されていることにより、止水性能がより高まる。
また、第3発明に係るワイヤハーネスにおいて、カバー部材の突起部に形成されたテーパ面は、絶縁電線がその末端側からカバー部材の内側に挿入される際におけるカバー部材とゴム被覆との摩擦抵抗を軽減する役割を果たす。そのため、第3発明によれば、摩擦抵抗の大きなゴム被覆を有する絶縁電線をカバー部材の内側に容易に挿入することが可能となる。
また、第4発明に係るワイヤハーネスにおいて、カバー部材における環状の突起部の頭頂面は、環状の突起部の軸心方向に平行な面である。そのため、絶縁電線のゴム被覆に対して最も高い圧力で密接する部分、即ち、環状の突起部の頭頂面を、止水に必要十分な面積にすることができる。従って、第4発明によれば、止水部の止水性能を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス1の平面図、側面図及び背面図である。 ワイヤハーネス1におけるカバー部材の部分の断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<実施形態>
以下、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係るワイヤハーネス1の構成について説明する。図1に示されるように、ワイヤハーネス1は、複数の絶縁電線10とそれら絶縁電線10各々に取り付けられた複数の金属端子20とカバー部材40とを備える。
なお、図1(a)、図1(b)及び図1(c)は、それぞれワイヤハーネス1の平面図、側面図及び背面図である。また、図2は、ワイヤハーネス1におけるカバー部材40の部分の断面図であり、より具体的には、図1に示されるE−E平面におけるワイヤハーネス1の断面図である。
<絶縁電線>
絶縁電線10は、導電性の芯線11及び芯線11の周囲を覆うゴムの絶縁被覆であるゴム被覆12を備える。絶縁電線10において、芯線11の端部は、ゴム被覆12の端部から延び出て形成されている。
芯線11は、例えば、銅、銅合金もしくはアルミニウム合金などの金属材料からなる。また、芯線11は、複数の素線が撚り合わされた構造を有する撚り線であること、或いは単線であることが考えられる。
一方、ゴム被覆12は、例えば、例えば、ゴム又はゴム系材料であるエラストマー(elastic polymer)からなる部材である。即ち、ゴム被覆12は、電気的絶縁性及び弾性を有する材料からなる被覆である。なお、エラストマーには、天然ゴム及び合成ゴムなどの加硫ゴム、並びにウレタンゴム、シリコーンゴム及びフッ素ゴムなどの熱硬化性樹脂系エラストマーが含まれる。
<金属端子>
金属端子20は、絶縁電線10の端部において芯線11と電気的に接続された端子である。金属端子20は、銅もしくは銅合金などの金属材料からなる金具である。金属端子20は、バスバー、電装機器の端子部又は他のワイヤハーネスの端子などの接続相手と接続される部分である。図1に示される例では、金属端子20は、ネジが通される貫通孔が形成された平板状の端子である。しかしながら、金属端子20が、貫通孔のない板状又は棒状などの他の形状を有することも考えられる。
例えば、金属端子20は、超音波溶接などによって絶縁電線10の端部の芯線11に対して固定される。或いは、金属端子20が、少なくとも絶縁電線10の芯線11に圧着されるかしめ部が形成された圧着端子である場合、金属端子20は、絶縁電線10の端部に圧着されて固定される。
なお、図1及び図2に示される例では、金属端子20は、絶縁電線10の芯線11に圧着されるかしめ部が形成された圧着端子であり、金属端子20は、絶縁電線10の端部に圧着されて固定されている。以下の説明において、端部に金属端子20が取り付けられた絶縁電線10のことを端子付電線9と称する。端子付電線9において、絶縁電線10における芯線11と金属端子20とは、一体に連結されるとともに電気的に接続されている。
<カバー部材>
カバー部材40は、複数の絶縁電線10各々の端部の周囲を覆う絶縁性の硬質な樹脂筐体である。カバー部材40は、例えば、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂又は芳香族ナイロンなどの絶縁性の樹脂からなる成形部材である。
また、カバー部材40の内部には、絶縁電線10の端部における少なくともゴム被覆12の部分が挿入される空間であるキャビティ41が形成されている。さらに、カバー部材40におけるキャビティ41の壁を形成する内側面には、複数の環状突起部42が形成されている。
カバー部材40の内側面における環状突起部42以外の部分は、キャビティ41に挿入された絶縁電線10のゴム被覆12の部分に対し、僅かな隙間を隔ててゴム被覆12の外周面に沿う形状で形成されている。
各図に示される例では、絶縁電線10のゴム被覆12の部分の横断面の形状は概ね円形であり、カバー部材40の内側面(キャビティ41の壁面)における環状突起部42以外の部分は円周面である。しかしながら、絶縁電線10の横断面の形状が扁平形状である場合には、カバー部材40の内側面における環状突起部42以外の部分の形状は、絶縁電線10の外周面に沿う扁平な形状で形成される。
一方、カバー部材40の内側面に形成された環状突起部42各々は、キャビティ41に挿入された絶縁電線10の端部におけるゴム被覆12に対してその全周に亘って食い込む環状の突起部である。
各図に示される例では、絶縁電線10のゴム被覆12の部分の横断面の形状は概ね円形であるため、環状突起部42の横断面の形状は円形である。しかしながら、絶縁電線10の横断面の形状が扁平形状である場合には、環状突起部42の横断面の形状は、絶縁電線10の外周面の輪郭形状に対して概ね相似な扁平な形状で形成される。
また、カバー部材40の内側面には、複数の環状突起部42が、絶縁電線10の長手方向において間隔を空けて並んで形成されている。図2に示される例では、3つの環状突起部42が、カバー部材40の内側面に形成されている。しかしながら、2つの環状突起部42又は4つ以上の環状突起部42が、カバー部材40の内側面に形成されることも考えられる。なお、絶縁電線10の長手方向は、カバー部材40のキャビティ41の軸心方向、即ち、キャビティ41の中心線Rに沿う方向でもある。
ワイヤハーネス1の製造工程においては、通常、絶縁電線10の端部が、予め成形されたカバー部材40のキャビティ41内に挿入され、その後、絶縁電線10の端部に金属端子20が取り付けられる。
なお、金属端子20が、カバー部材40のキャビティ41を通過可能な程度に小さい場合も考えられる。この場合、絶縁電線10の端部に金属端子20が取り付けられた後に、端子付電線9が、金属端子20の先端からカバー部材40のキャビティ41に挿入されることも考えられる。
そして、カバー部材40の環状突起部42は、カバー部材40の内側面とキャビティ41に挿入された絶縁電線10の端部との隙間を塞ぐ止水材として機能する。また、カバー部材40は、コネクタなどの絶縁筐体の一例である。
絶縁電線10の端部がカバー部材40のキャビティ41に挿入されると、カバー部材40の環状突起部42が絶縁電線10のゴム被覆12に対してその全周に亘って食い込む。即ち、ゴム被覆12における環状突起部42と接触する部分は、環状突起部42の頭頂部分に押されて弾性的に収縮している。そのため、絶縁電線10の端部を覆うカバー部材40は、環状突起部42の部分において、ゴム被覆12に対してその全周に亘って密接した状態となっている。
また、図2に示されるように、環状突起部42における絶縁電線10の末端側(金属端子20側)に対して反対側の面である第1の側の面421は、端に向かうほど径が拡大するテーパ面である。一方、環状突起部42における絶縁電線10の末端側(金属端子20側)の面である第2の側の面423は、絶縁電線10の長手方向に対して概ね直交するように形成されている。
なお、絶縁電線10の長手方向は、カバー部材40のキャビティ41の軸心方向、即ち、キャビティ41の中心線Rに沿う方向であるとともに、環状突起部42の軸心方向でもある。
また、図2に示されるように、環状突起部42の表面には、環状突起部42の軸心方向に平行であり、かつ、環状突起部42の最小の輪郭をなす頭頂面422が形成されている。
ワイヤハーネス1において、カバー部材40、環状突起部42及び絶縁電線10のゴム被覆12は、雨水などの液体がゴム被覆12を伝って金属端子20の部分へ浸入することを防ぐ止水部を構成している。ここで、環状突起部42は、カバー部材40と絶縁電線10との隙間を塞ぐ止水材として機能する。また、カバー部材40は、絶縁電線10と組み合わされる前に予め成形された硬質の樹脂筐体である。即ち、ワイヤハーネス1の止水部は、キャビティ閉塞タイプの止水部である。
<効果>
ワイヤハーネス1において、絶縁電線10のゴム被覆12に食い込む環状突起部42は、絶縁電線10とその端部の周囲を覆うカバー部材40の内側面との隙間を塞ぐ止水材として機能する。ゴム被覆12は、弾性体であるため、温度変化に起因するカバー部材40の膨張及び収縮に応じて弾性的に変形し、高い止水性能を維持する。
また、カバー部材40の一部である環状突起部42は、カバー部材40とは別個に設けられるゴム栓のようにカバー部材40から外れることがない。従って、カバー部材40は、ゴム栓の抜け止め機構のように複雑化及び大型化を招く特別な機構を備える必要がない。
以上に示したことから、ワイヤハーネス1が採用されれば、絶縁電線10とその端部の周囲を覆うカバー部材40との隙間が止水材(環状突起部42)で塞がれる止水部において、簡易な構造により、止水材の位置ずれ及び外れを防止して安定した止水性能を確保することが可能となる。
また、ワイヤハーネス1において、絶縁電線10のゴム被覆12に食い込む複数の環状突起部42が、カバー部材40の内側面に並んで形成されていることにより、止水性能がより高まる。即ち、液体は、たとえ1つめの環状突起部42とゴム被覆12との間を通り抜けた場合でも、2つめの以降の環状突起部42によって堰き止められ、金属端子20への液体の浸入は防がれる。
また、カバー部材40の環状突起部42に形成された第1の側の面421(テーパ面)は、絶縁電線10がその末端側からカバー部材40の内側に挿入される際におけるカバー部材40とゴム被覆12との摩擦抵抗を軽減する役割を果たす。そのため、摩擦抵抗の大きなゴム被覆12を有する絶縁電線10をカバー部材40のキャビティ41内に容易に挿入することが可能となる。
また、カバー部材40における環状突起部42の頭頂面422は、環状突起部42の軸心方向に平行な面である。そのため、絶縁電線10のゴム被覆12に対して最も高い圧力で密接する部分、即ち、環状突起部42の頭頂面422を、止水に必要十分な面積にすることができる。これにより、止水部の止水性能を高めることができる。
<その他>
以上に示された実施形態においては、複数のキャビティ41がカバー部材40に形成されており、カバー部材40は、複数の絶縁電線10の端部を一括して覆う。しかしながら、カバー部材40が、1本の絶縁電線10の端部のみを覆う部材であることも考えられる。
また、カバー部材40の内側面に1つの環状突起部42のみが形成されることも考えられる。
1 ワイヤハーネス
9 端子付電線
10 絶縁電線
11 芯線
12 ゴム被覆
20 金属端子
21 接続部
40 カバー部材
41 キャビティ
42 環状突起部
421 環状突起部の第1の側の面(テーパ面)
422 環状突起部の頭頂面
423 環状突起部の第2の側の面

Claims (4)

  1. 導電性の芯線及び該芯線の周囲を覆うゴムの絶縁被覆であるゴム被覆を有する絶縁電線と、
    前記絶縁電線の端部において前記芯線と電気的に接続された金属端子と、
    前記絶縁電線の端部の周囲を覆う絶縁性の硬質部材であり、内部に前記絶縁電線の端部における少なくとも前記ゴム被覆の部分が挿入される空間であるキャビティが形成され、前記キャビティの壁を形成する内側面に前記ゴム被覆に対してその全周に亘って食い込む環状の突起部が形成される共に、前記内側面のうち前記環状の突起部以外の部分が前記キャビティに挿入された前記絶縁電線の前記ゴム被覆の部分に対して隙間を隔てかつ前記ゴム被覆の外周面に沿う形状に形成されており、前記環状の突起部が前記内側面と前記ゴム被覆との隙間を塞ぐ、カバー部材と、を備えることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記カバー部材の内側面には、複数の前記環状の突起部が、前記絶縁電線の長手方向において間隔を空けて並んで形成されている、請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記環状の突起部における前記絶縁電線の末端側に対して反対側の面はテーパ面である、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記環状の突起部の表面に、当該環状の突起部の軸心方向に平行であり、かつ、当該環状の突起部の最小の輪郭をなす頭頂面が形成されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載のワイヤハーネス。
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